JP4823935B2 - 端子原板、連続端子、端子原板の製造方法、連続端子の製造方法及び端子付き電線の製造方法 - Google Patents

端子原板、連続端子、端子原板の製造方法、連続端子の製造方法及び端子付き電線の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、端子原板、端子原板の製造方法、連続端子、連続端子の製造方法及び端子付き電線の製造方法に関するものである。
従来、多数の端子が帯状のキャリアの長手方向に沿って所定間隔で連続して配列された連続端子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図15には、そのような従来の一例による連続端子の構成が示されている。この図15に示すように、従来の連続端子は、所定の方向へ延びるキャリア101と複数の端子102とを一体に有し、これら端子102がキャリア101に沿う方向に配列されてそれぞれキャリア101に繋がっている。換言すれば、キャリア101と複数の端子102とが端子102の配列方向と直交する方向に並ぶように配置されている。また、この従来の連続端子は、単一の金属板から打ち抜いた図16に示す端子原板を用いて作製されるものであり、端子原板のキャリア101に繋がる複数の端子展開部102aを曲げ加工することにより上記複数の端子102が形成される。
特開平5−326055号公報
図15に示した従来の連続端子を製造するためには、端子102の軸方向の寸法とキャリア101の幅寸法とを足し合わせた寸法以上の幅を持つ金属原板を用いなければならない。しかも、キャリア101は、電線への端子102の圧着後に廃棄される部分である。従って、この従来の連続端子では、前記キャリア101の分だけ余計に材料コストがかかるので、材料コストが増大するという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、材料コストを削減することが可能な端子原板、連続端子、端子原板の製造方法、連続端子の製造方法及び端子付き電線の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の端子原板は、端子の展開形状を持つ複数の端子展開部を一体に有する端子原板であって、各端子展開部は、その軸方向と交差する特定方向に配列されているとともに、相手側端子と電気的に接続される電気接続部の展開形状を持つ電気接続部展開部と、被覆電線の芯線部に圧着されるワイヤバレルの展開形状を持つワイヤバレル展開部と、被覆電線の絶縁被覆部に圧着されるインシュレーションバレルの展開形状を持つとともに前記特定方向へ延びるインシュレーションバレル展開部とをそれぞれ有し、各端子展開部のインシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さは、その端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、隣り合う端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらのインシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がっており、隣り合う端子展開部のうちインシュレーションバレル展開部以外の部分は、互いに連結されることなく独立して設けられ、各端子展開部のインシュレーションバレル展開部には、貫通孔がそれぞれ設けられている。
この端子原板では、隣り合う端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で相互に繋がっているので、端子原板を製造するのに端子展開部の軸方向の寸法の幅をもつ金属原板を用いることができる。これにより、従来のように端子展開部の軸方向の寸法とキャリアの幅方向の寸法とを足し合わせた寸法以上の幅をもつ金属原板を用いる場合に比べて、材料コストを削減することができる
この端子原板において、隣り合う端子展開部のインシュレーションバレル展開部の互いの方向へ延びる部分は、前記特定方向において互いに重複する一方、前記特定方向と直交する幅方向において互いに重複しない形状に形成されているとともに、前記特定方向と直交する幅方向の端部で互いに結合していてもよい。このように構成すれば、インシュレーションバレル展開部の前記特定方向の長さがその方向に沿った端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の領域の長さよりも大きい場合でも、隣り合う端子展開部のインシュレーションバレル展開部同士を相互に干渉させることなく前記特定方向に重複させて互いに結合させることができるので、インシュレーションバレル展開部の長手方向の端縁で隣り合うインシュレーションバレル展開部同士を結合させる場合に比べて、隣り合う端子展開部同士を接近させて配置することができる。これにより、インシュレーションバレル展開部の前記特定方向の長さがその方向に沿った端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の領域の長さよりも大きいことに起因して、端子展開部から形成される各端子間の間隔が増大するのを抑制することができる。
本発明の連続端子は、上記端子原板を用いて作製された連続端子であることを前提として、上記特定方向に配列された複数の端子を一体に有し、複数の端子は、端子展開部の電気接続部展開部が曲げ加工されることにより形成された電気接続部と、ワイヤバレル展開部が曲げ加工されることにより形成されたワイヤバレルと、インシュレーションバレル展開部とをそれぞれ有し、各端子のインシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さは、その端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、隣り合う端子のインシュレーションバレル展開部同士が相互に直接繋がっており、隣り合う端子のうちインシュレーションバレル展開部以外の部分は、互いに連結されることなく独立して設けられ、各端子のインシュレーションバレル展開部には、貫通孔がそれぞれ設けられている。
この連続端子は、隣り合う端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で相互に繋がった端子原板を用いて製造することができるので、上記端子原板と同様、材料コストを削減することができる。
本発明による連続端子の製造方法は、上記端子原板を単一の金属板から打ち抜く工程と、端子展開部の電気接続部展開部を曲げ加工することにより電気接続部を形成するとともにワイヤバレル展開部を曲げ加工することによりワイヤバレルを形成することによって、インシュレーションバレル展開部で隣り合うもの同士が相互に直接繋がった複数の端子を形成する工程とを備え、端子原板を打ち抜く工程では、各端子展開部のインシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さがその端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、隣り合う端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらのインシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がり、かつ、隣り合う端子展開部のうちインシュレーションバレル展開部以外の部分が互いに連結されることなく独立して設けられるように端子原板を打ち抜くとともに、各端子展開部のインシュレーションバレル展開部に貫通孔をそれぞれ形成する。
この連続端子の製造方法では、隣り合う端子同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で相互に繋がっている連続端子を形成することができるので、上記連続端子と同様、材料コストを削減することができる。
本発明による端子付き電線の製造方法は、上記連続端子の製造方法によって作製された連続端子を用いた端子付き電線の製造方法であって、圧着機の送り機構がインシュレーションバレル展開部に形成された貫通孔の部分を引掛けて連続端子を引っ張ることにより端子を順番に圧着機の圧着部へ供給する工程と、圧着機の圧着部において、隣り合う端子のインシュレーションバレル展開部間の結合部分を切断した後、インシュレーションバレル展開部からインシュレーションバレルを形成するとともに被覆電線の絶縁被覆部にそのインシュレーションバレルを圧着し、被覆電線の芯線部にワイヤバレルを圧着する工程を備えている。
この端子付き電線の製造方法では、上記の連続端子の製造方法によって作製された連続端子を用いて端子付き電線を作製することができるので、上記連続端子の製造方法と同様、材料コストを削減することができる
本発明による端子原板の製造方法は、上記いずれかの端子原板を製造するための端子原板の製造方法であって、単一の金属原板からその金属原板の長手方向に沿って互いに平行に延びる一対の前記端子原板を打ち抜く工程を備えている。そして、前記一対の端子原板を打ち抜く工程では、一方の前記端子原板の隣り合う前記端子展開部間の領域内にもう一方の前記端子原板の前記端子展開部の所定部分が位置する形態であって、前記一対の端子原板の端子展開部同士がそれらの軸方向において互いに重複する形態で前記一対の端子原板を前記金属原板から打ち抜くとともに、前記各端子原板の前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さがその端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、前記各端子原板のうちの隣り合う前記端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらの前記インシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がり、その隣り合う前記端子展開部のうち前記インシュレーションバレル展開部以外の部分が互いに連結されることなく独立して設けられ、かつ、前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部に貫通孔がそれぞれ設けられるように前記一対の端子原板を打ち抜く。
この端子原板の製造方法では、一対の端子原板を互いの端子展開部同士が干渉しないような形態で、かつ、それら端子展開部同士が軸方向において互いに重複する形態で単一の金属原板から打ち抜くことができる。ところで、従来のように単一の金属原板から1列の端子原板のみを打ち抜く場合には、2列の端子原板を製造するために、端子展開部の軸方向の寸法の幅をもつ2つの金属原板が必要となる。これに対して、この端子原板の製造方法では、2列の端子原板を互いの端子展開部同士が軸方向において重複する形態で単一の金属原板から打ち抜くので、2つの端子展開部の軸方向の寸法を足し合わせた寸法よりも小さい幅をもつ単一の金属原板を材料として用いることができる。このため、材料コストを削減することができる。
本発明による連続端子の製造方法は、上記いずれかの端子原板を単一の金属原板から打ち抜く工程と、前記端子展開部の電気接続部展開部を曲げ加工することにより前記電気接続部を形成するとともに前記ワイヤバレル展開部を曲げ加工することにより前記ワイヤバレルを形成することによって、前記インシュレーションバレル展開部で隣り合うもの同士が相互に直接繋がった複数の端子を形成する工程とを備えている。そして、前記端子原板を打ち抜く工程は、単一の金属原板からその金属原板の長手方向に沿って互いに平行に延びる一対の前記端子原板を打ち抜く工程を含み、前記一対の端子原板を打ち抜く工程では、一方の前記端子原板の隣り合う前記端子展開部間の領域内にもう一方の前記端子原板の前記端子展開部の所定部分が位置する形態であって、前記一対の端子原板の端子展開部同士がそれらの軸方向において互いに重複する形態で前記一対の端子原板を前記金属原板から打ち抜くとともに、前記各端子原板の前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さがその端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、前記各端子原板のうちの隣り合う前記端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらの前記インシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がり、その隣り合う前記端子展開部のうち前記インシュレーションバレル展開部以外の部分が互いに連結されることなく独立して設けられ、かつ、前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部に貫通孔がそれぞれ設けられるように前記一対の端子原板を打ち抜く。
この連続端子の製造方法では、一対の端子原板を互いの端子展開部同士が干渉しないような形態で、かつ、それら端子展開部同士が軸方向において互いに重複する形態で単一の金属原板から打ち抜くとともに、その打ち抜いた端子原板を用いて連続端子を製造することができる。ところで、従来のように単一の金属原板から1列の端子原板のみを打ち抜いてその端子原板から連続端子を製造する場合には、2列の連続端子を製造するために、端子展開部の軸方向の寸法の幅をもつ2つの金属原板が必要となる。これに対して、この連続端子の製造方法では、2列の端子原板を互いの端子展開部同士が軸方向において重複する形態で単一の金属原板から打ち抜くので、2つの端子展開部の軸方向の寸法を足し合わせた寸法よりも小さい幅をもつ単一の金属原板を材料として用いることができる。このため、材料コストを削減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、材料コストを削減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態による端子原板の構成を示した上面図である。まず、図1を参照して、本発明の実施形態による端子原板の構成について説明する。
の実施形態による端子原板は、図1に示すように、複数の同形の端子展開部1を一体に備えており、単一の金属薄板からの打ち抜き加工により形成されるものである。複数の端子展開部1は、それぞれ後述の連続端子を構成する端子11の展開形状を有している。そして、各端子展開部1がその軸方向と直交する特定方向へ配列されている。そして、各端子展開部1は、それぞれ、電気接続部展開部2と、ワイヤバレル展開部3と、インシュレーションバレル展開部4(圧着部展開部)とを一体に有している。
電気接続部展開部2は、後述する端子11の電気接続部12の展開形状を有しており、ワイヤバレル展開部3は、後述する端子11のワイヤバレル13の展開形状を有している。また、インシュレーションバレル展開部4は、後述する端子11のインシュレーションバレル(図示せず)の展開形状を有している。そして、電気接続部展開部2は、端子展開部1の長手方向の一方端側から端子展開部1の長手方向の中央部辺りまでの領域に設けられており、インシュレーションバレル展開部4は、端子展開部1の長手方向の他方端側に設けられている。また、ワイヤバレル展開部3は、電気接続部展開部2とインシュレーションバレル展開部4との間の領域に設けられている。このワイヤバレル展開部3は、端子展開部1の長手方向と直交する幅方向に沿って延びており、その上方に突出するとともに端子展開部1の幅方向に延びる3本の突起部3aを有している。この3本の突起部3aは、端子展開部1の長手方向に所定間隔で設けられている。
インシュレーションバレル展開部4は、端子展開部1の長手方向と直交する幅方向(各端子展開部1の配列方向)に延びている。また、このインシュレーションバレル展開部4の長手方向の長さは、その長手方向に沿った端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4以外の領域(電気接続部展開部2及びワイヤバレル展開部3)の長さよりも大きい長さに設定されている。そして、実施形態による端子原板では、隣り合う端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4同士が相互に直接繋がっている。これにより、実施形態による端子原板では、隣り合う端子展開部1同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で相互に繋がっている。
具体的には、隣り合う端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4の互いの方向へ延びる部分は、その長手方向において互いに重複する一方、その長手方向と直交する幅方向において互いに重複しない形状に形成されている。すなわち、この隣り合うインシュレーションバレル展開部4の互いの方向へ延びる部分の一方では、その電気接続部展開部2と反対側の端縁が先端側へ行くにつれて電気接続部展開部2側へ近づく斜線状となるように形成されており、他方では、その電気接続部展開部2側の端縁が先端側へ行くにつれて電気接続部展開部2から離れる斜線状となるように形成されている。そして、この隣り合うインシュレーションバレル展開部4の互いの方向へ延びる部分の斜線状の端縁同士が、その長手方向に重複した先端部近傍の領域において相互に結合している。このように複数の端子展開部1がインシュレーションバレル展開部4において相互に直接繋がっていることによって、実施形態による連続端子が構成されている。また、インシュレーションバレル展開部4の長手方向の中央部には、貫通孔4aが設けられている。
以上のように、実施形態による端子原板では、隣り合う端子展開部1同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でインシュレーションバレル展開部4により相互に直接繋がっているので、端子原板を製造するのに端子展開部1の軸方向の寸法の幅をもつ金属原板を用いることができる。これにより、従来のように端子展開部の軸方向の寸法とキャリアの幅方向の寸法とを足し合わせた寸法以上の幅をもつ金属原板を用いる場合に比べて、材料コストを削減することができる。
また、実施形態による端子原板では、隣り合う端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4の互いの方向へ延びる部分がその長手方向において互いに重複する一方、その長手方向と直交する幅方向において互いに重複しない形状に形成されているとともに、その長手方向と直交する幅方向の端部で互いに結合しているので、インシュレーションバレル展開部4の長手方向の長さがその長手方向に沿った端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4以外の領域の長さよりも大きくても、隣り合う端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4同士を相互に干渉させることなくその長手方向に重複させて互いに結合させることができる。これにより、インシュレーションバレル展開部4の長手方向の端縁で隣り合う端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4同士を結合させる場合に比べて、隣り合う端子展開部1同士を接近させて配置することができる。これにより、インシュレーションバレル展開部4の長手方向の長さがその長手方向に沿った端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4以外の領域の長さよりも大きいことに起因して、端子展開部1から形成される後述する各端子11間の間隔が増大するのを抑制することができる。
図2は、本発明の実施形態による連続端子の構成を示した上面図である。図3は、図2に示した連続端子を構成する端子11に被覆電線20をセットした状態を示した上面図である。次に、図2及び図3を参照して、本発明の実施形態による連続端子の構成について説明する。
実施形態による連続端子は、上記端子原板(図1参照)を用いて形成されたものであり、上記端子原板の各部が曲げ加工されることによって形成されている。この連続端子は、図2に示すように、複数の端子11を一体に備えている。この端子11は、被覆電線20(電線)(図3参照)に圧着されるとともにコネクタのハウジングに装着され、そのコネクタと相手側のコネクタとが嵌合したときに相手側のコネクタの端子と結合して電気的な接続を取るものである。実施形態による連続端子では、多数の端子11がその軸方向と直交する特定方向に所定間隔で配列されている。そして、各端子11は、電気接続部12と、インシュレーションバレル展開部4と、ワイヤバレル13とをそれぞれ一体に有している。
電気接続部12は、上記端子原板の電気接続部展開部2が曲げ加工されることにより形成されており、端子11の長手方向の一方端側から端子11の長手方向の中央部辺りまでの領域に設けられている。この電気接続部12は、上記相手側のコネクタの端子と電気的に接続される部分である。
インシュレーションバレル展開部4は、端子11の長手方向の上記電気接続部12と反対側の端部に設けられている。このインシュレーションバレル展開部4は、上記端子原板のインシュレーションバレル展開部4と同形であり、上記端子原板の各端子展開部1から曲げ加工により端子11が形成される際に、インシュレーションバレル展開部4は曲げ加工されないでその形状が保持されることによって得られる。したがって、この連続端子においても、上記端子原板の場合と同様の形態で隣り合う端子11のインシュレーションバレル展開部4同士が相互に直接繋がっている。これにより、この連続端子では、隣り合う端子11同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で相互に直接繋がっている。
また、このインシュレーションバレル展開部4は、被覆電線20の絶縁被覆部22に圧着されるインシュレーションバレル(図示せず)の展開形状を有する部分である。この絶縁被覆部22への圧着時には、隣り合うインシュレーションバレル展開部4間の結合部が切断されるとともに、インシュレーションバレル展開部4が曲げ加工されることにより断面U字状のインシュレーションバレル(図示せず)が形成される。そして、そのインシュレーションバレル内に絶縁被覆部22がセットされるとともに、絶縁被覆部22がインシュレーションバレルによって抱え込まれるように絶縁被覆部22に対してインシュレーションバレルが圧着されるようになっている。
また、インシュレーションバレル展開部4は、上記端子原板のインシュレーションバレル展開部4と同様の貫通孔4aを有しており、実施形態による連続端子を用いて被覆電線20に端子11を圧着する際に圧着機の送り機構がこの貫通孔4aの部分を引掛けて連続端子を引っ張ることによって端子11を順番に被覆電線20への圧着部へ供給するようになっている。
ワイヤバレル13は、上記端子原板のワイヤバレル展開部3が曲げ加工されることにより形成され、電気接続部12とインシュレーションバレル展開部4との間の領域に設けられている。このワイヤバレル13は、被覆電線20の芯線部21に圧着される部分であり、上記端子原板のワイヤバレル展開部3の長手方向の両端側を曲げ起こすことにより形成された上側に開口する断面U字形状を有している。端子11の被覆電線20への圧着時には、この断面U字形状のワイヤバレル13内に被覆電線20の芯線部21がセットされるとともに、その芯線部21に対してワイヤバレル13をかしめることによって被覆電線20の芯線部21がワイヤバレル13で保持されるようになっている。
また、ワイヤバレル13の内側面にはワイヤバレル13の内側へ突出する3つの突起部13aが設けられている。この3つの突起部13aは、上記端子原板の3つの突起部3aに対応する部分であり、端子11の長手方向に所定間隔で設けられている。ワイヤバレル13が上記のように被覆電線20の芯線部21に圧着される際、この突起部3aは芯線部21に食い込んで芯線部21がワイヤバレル13から抜けにくくするとともに、芯線部21とワイヤバレル13との接触面積を増加させることによりそれらの電気的な接続を確実なものとする。
以上のように、実施形態による連続端子は、隣り合う端子展開部1同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で相互に繋がった端子原板を用いて製造することができるので、上記端子原板と同様、材料コストを削減することができる。
図4は、本発明の実施形態による連続端子の製造方法に用いる製造ラインの構成を示した概略図である。次に、図1〜図4を参照して、実施形態による連続端子の製造方法及び端子付き電線の製造方法について説明する。
実施形態による連続端子の製造方法では、図4に示すような製造ラインを用いて連続した一連の工程で連続端子を作製する。この製造ラインは、端子原板を作製する打ち抜き部201と、端子原板の端子展開部1から端子11を成形する端子成形部202と、作製された連続端子をリールに巻き取る巻取り部203とを備えている。
この製造ラインにおいて、まず、端子原板及び連続端子の材料となる長尺で幅広の金属薄板100(金属板)がその長手方向に沿って順次打ち抜き部201に送り込まれる。そして、打ち抜き部201において金属薄板100の打ち抜き加工が行われることにより図1に示した実施形態による端子原板が作製される。そして、作製された端子原板は順次端子成形部202に送り込まれる。
端子成形部202では、端子原板の端子展開部1の曲げ加工が行われることによって、図2に示した実施形態による連続端子が作製される。具体的には、製造ラインの端子成形部202が金型を有しており、この金型内で端子展開部1がプレスされることにより端子11が形成される。この際、端子展開部1の電気接続部展開部2が曲げ加工されることにより電気接続部12が形成されるとともに、端子展開部1のワイヤバレル展開部3が曲げ加工されることにより断面U字形状のワイヤバレル13が形成される。なお、この際、端子展開部1のインシュレーションバレル展開部4は曲げ加工されず、図2に示すように、その形状が図1の端子原板におけるインシュレーションバレル展開部4の形状のまま保持される。このようにして、インシュレーションバレル展開部4によって各端子11が直接繋がった連続端子が作製される。そして、この後、作製された連続端子が巻取り部203において順次リールに巻き取られる。
次に、上記のように作製された連続端子を用いて端子付き電線(ワイヤハーネス)を作製する。この端子付き電線の製造プロセスでは、リールに巻かれた連続端子を圧着機に装着するとともにリールから連続端子を順次引き出して、圧着機の被覆電線20に端子11を圧着するための圧着部へ端子11を供給する。そして、圧着部において、供給された端子11のインシュレーションバレル展開部4とそれに結合する隣りの端子11のインシュレーションバレル展開部4との結合部が切断された後、インシュレーションバレル展開部4が曲げ加工されることにより断面U字状のインシュレーションバレル(図示せず)が形成される。
そして、端子11のワイヤバレル13内に芯線部21が位置するとともにインシュレーションバレル(図示せず)内に絶縁被覆部22が位置するように被覆電線20がセットされる。その後、被覆電線20の芯線部21とワイヤバレル13とが圧着されるとともに絶縁被覆部22とインシュレーションバレル(図示せず)とが圧着されることにより、端子11と被覆電線20とが結合される。このようにして、端子付き電線が作製される。
以上のように、実施形態による連続端子の製造方法では、隣り合う端子11同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でインシュレーションバレル展開部4により相互に直接繋がっている連続端子を形成することができるので、上記の本実施形態による連続端子と同様、材料コストを削減することができるという効果を得ることができる。
また、実施形態による端子付き電線の製造方法では、上記の連続端子の製造方法によって作製された連続端子を用いて端子付き電線を作製することができるので、上記連続端子の製造方法と同様、材料コストを削減することができる。
参考例
図5は、本発明の参考例による端子原板の構成を示した上面図である。次に、図5を参照して、本発明の参考例による端子原板の構成について説明する。
この参考例による端子原板では、上記実施形態による端子原板と異なり、各端子展開部31における電気接続部展開部2以外の領域の端子展開部31の配列方向に沿った長さが、その配列方向に沿った電気接続部展開部2の長さよりも小さくなっている。そして、隣り合う端子展開部31の電気接続部展開部2以外の領域同士がそれらの間に設けられた端子間連結部40を介して相互に繋がっている。
具体的には、この参考例による端子原板では、上記実施形態と同様、複数の端子展開部31を一体に有しており、これら複数の端子展開部31は、それぞれ後述の連続端子を構成する端子51の展開形状を有している。そして、各端子展開部31には電気接続部展開部2が含まれているとともに、その電気接続部展開部2以外の領域としてワイヤバレル展開部33(芯線圧着部展開部)とインシュレーションバレル展開部34(被覆圧着部展開部)と連結部35とが含まれている。
電気接続部展開部2は、上記実施形態と同様、電気接続部12の展開形状を有する部分であり、ワイヤバレル展開部33は後述するワイヤバレル(芯線圧着部)の展開形状を有する部分であり、インシュレーションバレル展開部34は後述するインシュレーションバレル54(被覆圧着部)の展開形状を有する部分である。また、ワイヤバレル展開部33は上記実施形態によるワイヤバレル展開部3と同様の機能を有しており、インシュレーションバレル展開部34は上記実施形態によるインシュレーションバレル展開部4と同様の機能を有している。ワイヤバレル展開部33には、上記実施形態によるワイヤバレル展開部3の突起部3aと同様の3本の突起部33aが形成されている。連結部35は、ワイヤバレル展開部33とインシュレーションバレル展開部34との間に設けられ、これらを相互に繋いでいる部分である。
そして、ワイヤバレル展開部33、インシュレーションバレル展開部34及び連結部35の端子展開部31の配列方向に沿った長さが、その配列方向に沿った電気接続部展開部2の長さよりも小さくなっている。また、インシュレーションバレル展開部34は、上記実施形態によるインシュレーションバレル展開部4に比べて端子展開部1の配列方向に沿った長さが小さくなっており、その配列方向に隣り合うインシュレーションバレル展開部34間には所定の間隔が設けられている。すなわち、この参考例では、上記実施形態と異なり、隣り合うインシュレーションバレル展開部34は、その長手方向において重複していないとともに、直接繋がっていない。
また、電気接続部展開部2とワイヤバレル展開部33と連結部35とインシュレーションバレル展開部34とが、端子展開部31の軸方向にこの順番で配置されている。この参考例による端子原板では、上記したように隣り合う端子展開部31同士がそれらの間に設けられた端子間連結部40を介して相互に繋がっている。そして、端子間連結部40は、隣り合うワイヤバレル展開部33間に設けられるとともにそれら隣り合うワイヤバレル展開部33同士を繋ぐワイヤバレル間連結部41によって構成されている。すなわち、この参考例では、隣り合う端子展開部31同士がワイヤバレル間連結部41によりワイヤバレル展開部33で相互に繋がっている。これにより、参考例による端子原板では、隣り合う端子展開部31同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で繋がっている。
また、ワイヤバレル間連結部41は、その幅方向の寸法がワイヤバレル展開部33の幅方向の寸法と同じになるように形成されているとともに、その中央部に貫通孔41aが設けられている。この参考例による端子原板の上記以外の構成は、上記実施形態による端子原板の構成と同様である。
以上のように、参考例による端子原板では、隣り合う端子展開部31同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でワイヤバレル間連結部41(端子間連結部40)によって繋がっているので、材料コストを削減することができるという上記実施形態による端子原板と同様の効果を得ることができる。
また、参考例による端子原板では、各端子展開部31における電気接続部展開部2以外の領域の端子展開部31の配列方向に沿った長さが、その配列方向に沿った電気接続部展開部2の長さよりも小さくなっているので、隣り合う端子展開部31の電気接続部展開部2以外の領域間には端子51を構成しない不要な領域が存在する。そして、この端子原板では、この不要な領域に端子間連結部40(ワイヤバレル間連結部41)が設けられているとともに、隣り合う端子展開部31同士がその端子間連結部40(ワイヤバレル間連結部41)を介して相互に繋がっている。これにより、元々不要な部分として廃棄される電気接続部展開部2以外の領域間の部分を利用して形成された端子間連結部40により、複数の端子展開部31から形成される複数の端子51を相互に繋ぐことができるので、それらの端子51を繋ぐのに材料コストが増大するのを抑制することができる。
また、参考例による端子原板では、電気接続部展開部2とワイヤバレル展開部33とインシュレーションバレル展開部34とが端子展開部31の軸方向にこの順番で配置されているとともに、隣り合う端子展開部31同士を繋ぐ端子間連結部40が隣り合うワイヤバレル展開部33同士を連結するワイヤバレル間連結部41からなる。このため、ワイヤバレル間連結部41を介して繋がった各ワイヤバレル展開部33を挟んで端子展開部31の軸方向の両側に電気接続部展開部2とインシュレーションバレル展開部34とがそれぞれ配置された構造を構成することができる。これにより、電気接続部展開部2から電気接続部12を曲げ加工する際に生じる歪みとインシュレーションバレル展開部34からインシュレーションバレル54を曲げ加工する際に生じる歪みとのバランスをとることができる。このため、これらの曲げ加工によって生じる歪みに起因して端子原板から作製した連続端子に反りや蛇行が生じるのを抑制することができる。
図6は、参考例による連続端子の構成を示した上面図である。次に、図6を参照して、参考例による連続端子の構成について説明する。
この参考例による連続端子は、上記参考例による端子原板(図5参照)の各部が曲げ加工されることによって形成されたものである。この連続端子は、所定の方向に配列された多数の端子51を一体に有している。これらの端子51は、上記実施形態による端子11と同様、相手側コネクタの端子と結合して電気的な接続を取るものである。また、各端子51は、電気接続部12と、ワイヤバレル展開部33と、インシュレーションバレル54と、連結部55とをそれぞれ一体に有している。各端子51において電気接続部12とワイヤバレル展開部33と連結部55とインシュレーションバレル54とは、各端子51の軸方向にこの順番で配置されている。
電気接続部12は、上記実施形態による電気接続部12と同様の構成を有している。そして、この参考例による連続端子では、上記参考例による端子原板と同様の形態で、隣り合う端子51のワイヤバレル展開部33同士がワイヤバレル間連結部41を介して相互に繋がっている。すなわち、上記端子原板の各端子展開部31から端子51が曲げ加工される際に、ワイヤバレル展開部33及びワイヤバレル間連結部41は加工されずにその形状が保持されるようになっている。このような構成により、この参考例による連続端子では、隣り合う端子51同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でワイヤバレル間連結部41を介して繋がっている。
また、ワイヤバレル展開部33からは、図3に示した上記実施形態による端子11のワイヤバレル13と同様の構造を有するワイヤバレル(図示せず)が形成される。この際、ワイヤバレル展開部33とワイヤバレル間連結部41との結合部が切断されるとともに、ワイヤバレル展開部33が曲げ加工されることにより上側に開口する断面U字状のワ
イヤバレル(図示せず)が形成される。
また、各ワイヤバレル間連結部41の中央部に設けられた貫通孔41aは、上記実施形態による連続端子の貫通孔4a(図2参照)と同様の機能を有するものであり、圧着機の送り機構がこの貫通孔41aの部分を引掛けて連続端子を引っ張ることによって各端子51を順番に圧着機の圧着部へ供給するようになっている。
インシュレーションバレル54は、図3に示したような被覆電線20の絶縁被覆部22に圧着される部分であり、上記実施形態によるインシュレーションバレル展開部4から形成されるインシュレーションバレルと同様の機能を有するものである。このインシュレーションバレル54は、上記参考例による端子原板のインシュレーションバレル展開部34の長手方向の両端部を曲げ起こすことにより上側に開口する断面U字形状に形成されている。また、連結部55は、ワイヤバレル展開部33とインシュレーションバレル54とを繋ぐ部分であり、上記参考例による端子原板の連結部35から形成されるものである。
以上のように、参考例による連続端子では、隣り合う端子展開部31同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内で端子間連結部40(ワイヤバレル間連結部41)を介して相互に繋がった端子原板を用いて製造することができるので、上記参考例による端子原板と同様、材料コストを削減することができる。
また、参考例による連続端子では、ワイヤバレル間連結部41により相互に繋がった各ワイヤバレル展開部33を挟んで端子51の軸方向の両側に電気接続部12とインシュレーションバレル54とがそれぞれ配置された構造を構成することができるので、電気接続部12が曲げ加工される際に生じる歪みとインシュレーションバレル54が曲げ加工される際に生じる歪みとのバランスをとることができ、連続端子に反りや蛇行が生じるのを抑制することができる。
次に、この参考例による連続端子の製造方法及び端子付き電線の製造方法について説明する。
この参考例による連続端子の製造方法では、図4に示した上記実施形態による製造ラインと同様の製造ラインを用いて連続端子を作製する。ただし、この参考例では、製造ラインの打ち抜き部201において金属薄板100から図5に示した参考例による端子原板が打ち抜かれる。
そして、端子成形部202において端子展開部31の電気接続部展開部2が曲げ加工されることにより電気接続部12が形成されるとともに、インシュレーションバレル展開部34が曲げ加工されることにより断面U字状のインシュレーションバレル54が形成される。なお、この際、ワイヤバレル展開部33及びワイヤバレル間連結部41は加工されず、元の端子原板におけるワイヤバレル展開部33及びワイヤバレル間連結部41の形状のまま保持される。このようにして、ワイヤバレル間連結部41によって隣り合う端子51同士が相互に繋がった連続端子が作製される。
そして、このように作製された連続端子を用いて端子付き電線(ワイヤハーネス)が作製される。この参考例における端子付き電線の製造プロセスは、上記実施形態による端子付き電線の製造プロセスと基本的に同様である。ただし、この参考例による端子付き電線の製造プロセスでは、圧着機の圧着部において各端子51のワイヤバレル展開部33とワイヤバレル間連結部41との結合部分が切断された後、ワイヤバレル展開部33が曲げ加工されることにより断面U字状のワイヤバレル(図示せず)が形成され
る。
そして、この後、上記実施形態と同様、被覆電線20の芯線部21(図3参照)にワイヤバレルが圧着されるとともに、被覆電線20の絶縁被覆部22(図3参照)にインシュレーションバレル54が圧着されることによって、参考例による端子付き電線が作製される。
以上のように、参考例による連続端子の製造方法では、隣り合う端子51同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でワイヤバレル間連結部41を介して相互に繋がった連続端子を形成することができるので、上記参考例による連続端子と同様、材料コストを削減することができるという効果を得ることができる。
また、参考例による連続端子の製造方法では、ワイヤバレル間連結部41を介して繋がった各ワイヤバレル33を挟んで端子51の軸方向の両側に電気接続部12とインシュレーションバレル54とがそれぞれ配置された上記参考例による連続端子を作製することができるので、その連続端子に反りや蛇行が生じるのを抑制することができる。
また、参考例による端子付き電線の製造方法では、上記参考例による連続端子の製造方法によって作製された連続端子を用いて端子付き電線を作製することができるので、上記参考例による連続端子の製造方法と同様、材料コストを削減することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、他の参考例として、端子原板では、隣り合う端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内において任意の位置で相互に繋がっていればよく、連続端子では、隣り合う端子同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内において任意の位置で相互に繋がっていればよい。
また、上記実施形態では、隣り合うインシュレーションバレル展開部4の互いの方向へ延びる部分のうち、一方の電気接続部展開部2と反対側の端縁全体を先端側へ行くにつれて電気接続部展開部2側へ近づく斜線状に形成するとともに、他方の電気接続部展開部2側の端縁全体を先端側へ行くにつれて電気接続部展開部2から離れる斜線状に形成し、この隣り合うインシュレーションバレル展開部4の互いの方向へ延びる部分の斜線状の端縁同士が、その長手方向に重複した先端部近傍の領域において相互に結合するように構成したが、本発明はこれに限らず、上記以外の構成により隣り合うインシュレーションバレル展開部同士が相互に直接繋がるようにしてもよい。
例えば、図7に示した本発明の一実施形態の第1変形例のように、隣り合うインシュレーションバレル展開部64同士が互いの長手方向の端縁において直接繋がっていてもよい。この構成は、端子展開部1の配列方向における隣り合う端子展開部1の中心間距離とインシュレーションバレル展開部64の長手方向の長さとが等しい構成の場合に適用される。
また、図8に示した本発明の一実施形態の第2変形例のように、隣り合うインシュレーションバレル展開部65の互いの方向へ延びる部分のうち、互いに結合する部分の近傍の領域の端縁のみを上記実施形態と同様の斜線状に形成し、インシュレーションバレル展開部65のその領域以外の部分は長手方向に沿って均一の幅を有するように構成してもよい。
また、図9に示した本発明の一実施形態の第3変形例のように、各端子展開部1のインシュレーションバレル展開部66が略同一の幅で連続するように構成するとともに、隣り合うインシュレーションバレル展開部66間の結合部を所定の形状で切断するように構成してもよい。図9に示した第3変形例では、隣り合うインシュレーションバレル展開部66間の結合部がクランク状の切断線66aで切断されるように構成されているが、これに限らず、種々の形状の切断線で隣り合うインシュレーションバレル展開部66間の結合部を切断するようにしてもよい。
また、上記参考例では、隣り合う端子展開部31(端子51)のワイヤバレル展開部33同士がワイヤバレル間連結部41を介して相互に繋がるように構成したが、他の参考例として、上記以外の構成により隣り合う端子展開部(端子)同士が端子間連結部を介して相互に繋がるように構成してもよい。
例えば、図10に示した参考例の第1変形例のように、隣り合う端子展開部31の連結部35同士が連結部間連結部71(端子間連結部)を介して相互に繋がるようにしてもよい。この場合、連結部間連結部71の中央部に上記参考例による貫通孔41aと同様の機能を有する貫通孔71aを設けることが好ましい。
また、図11に示した参考例の第2変形例のように、隣り合う端子展開部31のインシュレーションバレル展開部34同士がインシュレーションバレル間連結部72(端子間連結部)を介して相互に繋がるようにしてもよい。この場合、インシュレーションバレル展開部34の長手方向の中央部に貫通孔34aを設ける。この貫通孔34aは、上記参考例による貫通孔41a及び上記実施形態による貫通孔4aと同様の機能を有するものである。
また、図12に示した参考例の第3変形例のように、隣り合う端子展開部31のワイヤバレル展開部33、インシュレーションバレル展開部34、連結部35がそれぞれワイヤバレル間連結部41、インシュレーションバレル間連結部72及び連結部間連結部71からなる端子間連結部80を介して相互に繋がるようにしてもよい。すなわち、隣り合うワイヤバレル展開部33同士がワイヤバレル間連結部41を介して相互に繋がるとともに、隣り合うインシュレーションバレル展開部34同士がインシュレーションバレル間連結部72を介して相互に繋がっており、さらに、隣り合う連結部35同士が連結部間連結部71を介して相互に繋がるように構成する。このように構成すれば、ワイヤバレル展開部33、インシュレーションバレル展開部34、連結部35のいずれかのみにおいて隣り合う端子展開部31同士を繋ぐ場合に比べて、隣り合う端子展開部31同士を繋ぐ部分の面積を大きくすることができるので、端子原板を端子展開部31の配列方向に送りながら各端子展開部31から端子を曲げ加工する際に反りや蛇行が発生しにくくすることができる。これにより、反りや蛇行の発生に起因する端子の加工速度の低下を抑制することができる。
また、上記参考例による端子原板の構成に加えて、図13に示した参考例の第4変形例のように、端子展開部31の配列方向に沿って連続する各ワイヤバレル展開部33及び各ワイヤバレル間連結部81にそれらが連続する方向に延びるように当該ワイヤバレル展開部33及びワイヤバレル間連結部81にまたがって突条83aを設けてもよい。この突条83aは、ワイヤバレル展開部33及びワイヤバレル間連結部81が連続する方向と直交する方向に所定間隔で3本設けられている。そして、この突条83aは、ワイヤバレル展開部33とワイヤバレル間連結部81との結合部が切断されてワイヤバレル展開部33からワイヤバレルが断面U字状に曲げ加工された後は、そのワイヤバレルの内側面に配置されて、上記実施形態による端子11における突起部13a(図3参照)と同様の機能を有する突起部となる。すなわち、この突起部によって、ワイヤバレルが被覆電線の芯線部に圧着される際、芯線部がワイヤバレルから抜けにくくなるとともに、芯線部とワイヤバレルとの接触面積が増加してそれらの電気的な接続が確実なものとなる。
なお、この第4変形例の構成では、隣り合う端子展開部31のインシュレーションバレル展開部34もインシュレーションバレル間連結部72を介して相互に繋がっており、このインシュレーションバレル間連結部72と上記ワイヤバレル間連結部81とによって隣り合う端子展開部31同士を連結する端子間連結部82が構成されている。ただし、この構成に限らず、上記の突条83aを設けたワイヤバレル展開部33及びワイヤバレル間連結部81においてのみ隣り合う端子展開部31同士が繋がるようにしてもよく、インシュレーションバレル間連結部72を設けなくてもよい。また、各ワイヤバレル間連結部81の中央部には、上記参考例による貫通孔41aと同様の貫通孔81aが設けられている。
上記のように連続する各ワイヤバレル展開部33及び各ワイヤバレル間連結部81にまたがって突条83aが設けられることにより、連続する各ワイヤバレル展開部33及び各ワイヤバレル間連結部81の強度を突条83aにより向上させることができるので、端子原板を端子展開部31の配列方向に送りながら各端子展開部31から端子を曲げ加工する際に反りや蛇行が発生しにくくすることができる。これにより、反りや蛇行の発生に起因する端子の加工速度の低下を抑制することができる。
また、上記実施形態及びその各変形例では、単一の金属原板100から1列の端子原板のみを打ち抜く場合を例に取って説明したが、本発明はこれに限らない。すなわち、図14に示す本発明の一実施形態の第4変形例のように、単一の金属原板100から一対の端子原板を打ち抜くようにしてもよい。
具体的には、この第4変形例では、端子原板を打ち抜く工程において、単一の金属原板100からその金属原板100の長手方向に沿って互いに平行に延び、かつ、互いに対称となる形態で一対の端子原板を打ち抜く。すなわち、金属原板100の幅方向の両端側に各端子原板のインシュレーションバレル展開部65が位置し、金属原板100の幅方向の中央部側に両端子原板の電気接続部展開部2が位置するような形態で両端子原板を打ち抜く。この際、一方の端子原板の隣り合う端子展開部1間の領域内にもう一方の端子原板の端子展開部1の一部分が位置する形態であって、一対の端子原板の端子展開部1同士がそれらの軸方向において互いに重複する形態で、両端子原板を金属原板100から打ち抜く。
より詳細には、端子展開部1のうち電気接続部展開部2の先端には、電気接続部展開部2から電気接続部12が形成されるときにその内側に折り返されて、相手側端子との導通を取るための接触片となる接触片展開部2aが端子展開部1の軸方向に延びるように設けられる。そして、この第4変形例では、一対の端子原板を金属原板100から打ち抜く際、一方の端子原板の隣り合う端子展開部1の接触片展開部2a間の領域内にもう一方の端子原板の端子展開部1の接触片展開部2aが位置する形態で、かつ、それら両端子原板の接触片展開部2a同士が端子展開部1の軸方向において互いに重複する形態で、両端子原板を金属原板100から打ち抜く。この後、打ち抜いた両端子原板を用いて、端子展開部1の電気接続部展開部2を曲げ加工して電気接続部12を形成するとともに、ワイヤバレル展開部3を曲げ加工してワイヤバレル13を形成することにより、2列の連続端子を製造する。この連続端子を加工する際のプロセスは、上記実施形態と同様である。
の第4変形例では、一対の端子原板を互いの端子展開部1同士が干渉しないような形態で、かつ、それら端子展開部1同士が軸方向において互いに重複する形態で単一の金属原板100から打ち抜く。ところで、従来のように単一の金属原板から1列の端子原板のみを打ち抜く場合には、2列の端子原板を製造するために、端子展開部の軸方向の寸法の幅をもつ2つの金属原板が必要となる。これに対して、この第4変形例では、2列の端子原板を互いの端子展開部1同士が軸方向において重複する形態で単一の端子原板100から打ち抜くので、2つの端子展開部1の軸方向の寸法を足し合わせた寸法よりも小さい幅をもつ単一の金属原板100を材料として用いることができる。このため、材料コストを削減することができる。
なお、この第4変形例の構成に限らず、上記実施形態のその他の変形例による端子原板や、上記参考例及びその各変形例による端子原板についても、上記と同様にして単一の金属原板100から一対の端子原板を打ち抜いてもよい。これらの各場合でも、材料コストを削減できるという上記実施形態の第4変形例と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の実施形態による連続端子の構成を示した上面図である。 図2に示した連続端子を構成する端子に被覆電線をセットした状態を示した上面図である。 本発明の実施形態による連続端子の製造方法に用いる製造ラインの構成を示した概略図である。 本発明の参考例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の参考例による連続端子の構成を示した上面図である。 本発明の実施形態の第1変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の実施形態の第2変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の実施形態の第3変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の参考例の第1変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の参考例の第2変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の参考例の第3変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の参考例の第4変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 本発明の実施形態の第4変形例による端子原板の構成を示した上面図である。 従来の一例による連続端子の構成を示した上面図である。 図15に示した従来の連続端子を形成するための端子原板の構成を示した上面図である。
1、31 端子展開部
2 電気接続部展開部
4、34、64、65、66 インシュレーションバレル展開部(圧着部展開部、被覆圧着部展開部)
11 端子
12 電気接続部
20 被覆電線(電線)
21 芯線部
22 絶縁被覆部
33 ワイヤバレル展開部(圧着部展開部、芯線圧着部展開部)
35 連結部
40、80、82 端子間連結部
41、81 ワイヤバレル間連結部(芯線圧着部間連結部)
72 インシュレーションバレル間連結部(被覆圧着部間連結部)
71 連結部間連結部
83a 突条
100 金属薄板(金属板)

Claims (7)

  1. 端子の展開形状を持つ複数の端子展開部を一体に有する端子原板であって、
    前記各端子展開部は、その軸方向と交差する特定方向に配列されているとともに、相手側端子と電気的に接続される電気接続部の展開形状を持つ電気接続部展開部と、被覆電線の芯線部に圧着されるワイヤバレルの展開形状を持つワイヤバレル展開部と、被覆電線の絶縁被覆部に圧着されるインシュレーションバレルの展開形状を持つとともに前記特定方向へ延びるインシュレーションバレル展開部とをそれぞれ有し、
    前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さは、その端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、
    隣り合う前記端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらの前記インシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がっており、
    隣り合う前記端子展開部のうち前記インシュレーションバレル展開部以外の部分は、互いに連結されることなく独立して設けられ、
    前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部には、貫通孔がそれぞれ設けられている、端子原板。
  2. 記隣り合う端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部の互いの方向へ延びる部分は、前記特定方向において互いに重複する一方、前記特定方向と直交する幅方向において互いに重複しない形状に形成されているとともに、前記特定方向と直交する幅方向の端部で互いに結合している、請求項1に記載の端子原板。
  3. 請求項1または2に記載の端子原板を用いて作製された連続端子であって、
    前記特定方向に配列された複数の端子を一体に有し、
    前記複数の端子は、前記端子展開部の電気接続部展開部が曲げ加工されることにより形成された前記電気接続部と、前記ワイヤバレル展開部が曲げ加工されることにより形成された前記ワイヤバレルと、前記インシュレーションバレル展開部とをそれぞれ有し、
    前記各端子の前記インシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さは、その端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、
    隣り合う前記端子の前記インシュレーションバレル展開部同士が相互に直接繋がっており、
    隣り合う前記端子のうち前記インシュレーションバレル展開部以外の部分は、互いに連結されることなく独立して設けられ、
    前記各端子の前記インシュレーションバレル展開部には、貫通孔がそれぞれ設けられている、連続端子。
  4. 請求項1または2に記載の端子原板を単一の金属板から打ち抜く工程と、
    前記端子展開部の電気接続部展開部を曲げ加工することにより前記電気接続部を形成するとともに前記ワイヤバレル展開部を曲げ加工することにより前記ワイヤバレルを形成することによって、前記インシュレーションバレル展開部で隣り合うもの同士が相互に直接繋がった複数の端子を形成する工程とを備え、
    前記端子原板を打ち抜く工程では、前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さがその端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、隣り合う前記端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらの前記インシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がり、かつ、隣り合う前記端子展開部のうち前記インシュレーションバレル展開部以外の部分が互いに連結されることなく独立して設けられるように前記端子原板を打ち抜くとともに、前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部に貫通孔をそれぞれ形成する、連続端子の製造方法。
  5. 請求項4に記載の連続端子の製造方法によって作製された連続端子を用いた端子付き電線の製造方法であって、
    圧着機の送り機構が前記インシュレーションバレル展開部に形成された前記貫通孔の部分を引掛けて前記連続端子を引っ張ることにより前記端子を順番に前記圧着機の圧着部へ供給する工程と、
    前記圧着機の圧着部において、隣り合う前記端子の前記インシュレーションバレル展開部間の結合部分を切断した後、前記インシュレーションバレル展開部から前記インシュレーションバレルを形成するとともに被覆電線の絶縁被覆部にそのインシュレーションバレルを圧着し、被覆電線の芯線部に前記ワイヤバレルを圧着する工程とを備えた、端子付き電線の製造方法。
  6. 請求項1または2に記載の端子原板を製造するための端子原板の製造方法であって、
    単一の金属原板からその金属原板の長手方向に沿って互いに平行に延びる一対の前記端子原板を打ち抜く工程を備え、
    前記一対の端子原板を打ち抜く工程では、一方の前記端子原板の隣り合う前記端子展開部間の領域内にもう一方の前記端子原板の前記端子展開部の所定部分が位置する形態であって、前記一対の端子原板の端子展開部同士がそれらの軸方向において互いに重複する形態で前記一対の端子原板を前記金属原板から打ち抜くとともに、前記各端子原板の前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さがその端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、前記各端子原板のうちの隣り合う前記端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらの前記インシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がり、その隣り合う前記端子展開部のうち前記インシュレーションバレル展開部以外の部分が互いに連結されることなく独立して設けられ、かつ、前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部に貫通孔がそれぞれ設けられるように前記一対の端子原板を打ち抜く、端子原板の製造方法。
  7. 請求項1または2に記載の端子原板を単一の金属原板から打ち抜く工程と、
    前記端子展開部の電気接続部展開部を曲げ加工することにより前記電気接続部を形成するとともに前記ワイヤバレル展開部を曲げ加工することにより前記ワイヤバレルを形成することによって、前記インシュレーションバレル展開部で隣り合うもの同士が相互に直接繋がった複数の端子を形成する工程とを備え、
    前記端子原板を打ち抜く工程は、単一の金属原板からその金属原板の長手方向に沿って互いに平行に延びる一対の前記端子原板を打ち抜く工程を含み、
    前記一対の端子原板を打ち抜く工程では、一方の前記端子原板の隣り合う前記端子展開部間の領域内にもう一方の前記端子原板の前記端子展開部の所定部分が位置する形態であって、前記一対の端子原板の端子展開部同士がそれらの軸方向において互いに重複する形態で前記一対の端子原板を前記金属原板から打ち抜くとともに、前記各端子原板の前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部の前記特定方向における長さがその端子展開部のインシュレーションバレル展開部以外の部分の同方向における長さよりも大きく、前記各端子原板のうちの隣り合う前記端子展開部同士がそれらの軸方向の両端の間の領域内でそれらの前記インシュレーションバレル展開部により相互に直接繋がり、その隣り合う前記端子展開部のうち前記インシュレーションバレル展開部以外の部分が互いに連結されることなく独立して設けられ、かつ、前記各端子展開部の前記インシュレーションバレル展開部に貫通孔がそれぞれ設けられるように前記一対の端子原板を打ち抜く、連続端子の製造方法。
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