JP6782377B1 - 電線導体への端子圧着方法及び該方法に使用する圧着接続端子 - Google Patents

電線導体への端子圧着方法及び該方法に使用する圧着接続端子 Download PDF

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Abstract

【課題】空隙部を有する導体圧着部により、電線の導体部を部分的に強弱を付して圧着固定し、電気的接続の信頼性を確保する。【解決手段】圧着片3c、3dに空隙部3gを有する導体圧着部3において、長手方向に沿って空隙部3gを3つの領域A、B、Cに区分し、領域A、B、Cに対応して圧着用金型の形状を違えて、圧着の形態を変えて圧着固定する。長手方向での前後端の領域A、Cでは、空隙部3gの内容積を中央の領域Bの内容積よりも小さくなるように圧着する。これにより、領域A、B、Cにおける圧着力に強弱差が与えられ、特に領域A、Cでは導体部9bを押し潰し、芯線同士も隙間がないように緊締され、導体部9bが引き抜きによる抜け出しの虞れが少なくなる。また、領域Bでは弾性的に圧着力が加えられる。【選択図】図6

Description

本発明は、例えばコネクタハウジングに内装し、相手側コネクタの接続端子と嵌合する圧着接続端子の圧着方法、及び該方法において好適に使用可能な圧着接続端子に関するものである。
近年の電気製品の小型化、軽量化、集積化に伴い、回路の接続に使用される接続端子には、より小型のものが要求されている。例えば、自動車のハーネス回路において、相手側接続端子に挿入される棒状の挿入部は、接続する電線よりも細径で、外径が0.5mm×0.5mm程度の四角形状のものが使用されることがある。また、多数本の極細径の芯線を有する繊維電線に取り付けて使用される接続端子もある。
繊維電線を接続端子に圧着する場合に、繊維電線の導体部は、極細の繊維芯線の周囲に銅メッキを形成して、多数本を撚り合わせているために、導体部は伸展性、可塑性に乏しく、小型の接続端子により繊維電線に対し、大きな信頼性を持って接続をすることがなかなか困難である。接続端子の繊維電線に対する固定が不十分な場合には、繊維電線が接続端子から引き抜かれ易く、また良好な導電性を得ることも難しい。
このように細線化された電線に対応して、本出願人は特許文献1に係る圧着接続端子を提案した。
特許第6506877号公報
この特許文献1に係る発明によれば、細径の電線に対して良好な弾性力を持って圧着可能ではあるが、電線導体への圧着が均等な力分布によりなされるために、繊維電線に対し十分な固定がされるとは限らず、強力な引き抜き力が加わると繊維電線が圧着接続端子から抜け出す虞れがある。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、極めて細径の電線であっても、その導体部を空隙部を介して長手方向に強弱を付けて加締め止めし、電気的接続の信頼性を確保し得る電線導体への端子圧着方法及び該方法に使用する圧着接続端子を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る電線導体への端子圧着方法は、相手側コネクタの接続端子と接続する接続部を前方に配置し、底部から断面U字状に両側に立ち上げた一対の圧着片を上部で内側に折り返し、該折り返し部に沿って内容積が均一な空隙部を備えた導体圧着部を後方に配置した圧着接続端子を用いて、前記一対の圧着片により繊維電線である導体部を加締めて固定する電線導体への端子圧着方法であって、前記導体圧着部の前記空隙部を設けた前記圧着片の間に前記繊維電線を配置する第1工程と、圧着用金型を用いて前記圧着片を周囲から加締めて前記繊維電線を固定する第2工程とを有し、該第2工程により前記圧着片を加締める際に、前記空隙部を偏平に縮小すると共に、前記折り返し部に沿って前記空隙部の内容積を変化させることを特徴とする。
また、本発明に係る電線導体への端子圧着方法は、相手側コネクタの接続端子と接続する接続部を前方に配置し、底部から断面U字状に両側に立ち上げた一対の圧着片を上部で内側に折り返し、該折り返し部に沿って内容積が変化している空隙部を備えた導体圧着部を後方に配置した圧着接続端子を用いて、前記一対の圧着片により電線の導体部を加締めて固定する電線導体への端子圧着方法であって、前記導体圧着部の前記空隙部を設けた前記圧着片の間に前記導体部を配置する第1工程と、圧着用金型を用いて前記圧着片を周囲から加締めて前記導体部を固定する第2工程とを有し、該第2工程により前記圧着片を加締める際に、前記空隙部を偏平に縮小すると共に、前記折り返し部に沿って前記空隙部の内容積を更に変化させることを特徴とする。
更に、本発明に係る圧着接続端子は、相手側コネクタの接続端子と接続する接続部を前方に配置し、電線の導体部を加締めて圧着する一対の圧着片を有する導体圧着部を後方に配置した前記導体部への圧着前の圧着接続端子であって、前記導体圧着部には、底部から断面U字状に両側に立ち上げた前記圧着片を上部で内側に折り返し、該折り返し部に沿って空隙部を形成し、前記圧着片同士の間に、前記導体部を上方から挿入可能とし、前記空隙部は前記折り返し部に沿ってその内容積が変化していることを特徴とする。
本発明に係る電線導体への端子圧着方法によれば、多数本の芯線が撚り合わされている細径の電線の導体部であっても、圧着接続端子の空隙部を設けた導体圧着部により、導体に対し確実に圧着接続し、良好な固定力と導電性とを得ることができる。
また、本発明に係る圧着接続端子によれば、電線の導体部に圧着する方法において、良好な圧着を可能とする。
実施例1の圧着接続端子の斜視図である。 導体圧着部の横断面図である。 打ち抜いた導電金属板の平面図である。 折曲工程の一過程での導体圧着部の断面図である。 絶縁被覆部を一部を先端縁部に残した状態の電線の斜視図である。 電線を固定した状態の圧着接続端子の斜視図である。 導体圧着部における圧着過程の説明図である。 導体部を固定した状態の領域A、Cにおける導体圧着部の横断面図である。 導体部を固定した状態の領域Bにおける導体圧着部の横断面図である。 実施例2の圧着接続端子の斜視図である。 折曲工程の一過程での導体圧着部の断面図である。 折曲工程の一過程での導体圧着部の断面図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1で使用する圧着接続端子Tの斜視図である。この圧着接続端子Tは例えば厚さ0.15mmの薄肉の黄銅製であり、両表面に銅メッキ、スズメッキ等を施した1枚の導電金属板を打ち抜き、更に折曲して形成されている。
圧着接続端子Tの前方側には、相手側コネクタの接続端子と接続する例えば雄型の挿入部である接続部1が形成され、後方側に端縁圧着部2、導体圧着部3、被覆圧着部4が順次に配列されている。
接続部1においては、導電金属板を両側から折り返して、折返片1a、1bの両縁同士が突き合わされた二層の雄型の挿込端構造とされている。しかし、接続部1は雄型の他の形状や、或いは雌型の受接続部の場合もある。
端縁圧着部2においては、一対の圧着片2a、2bが、底部2cの両側から斜め上方に向けて断面U字状に立ち上げられている。
導体圧着部3では、図2の横断面図に示すように、内層板3aと外層板3bとの積層構造による一対の圧着片3c、圧着片3dが、底部3eから両側斜め上方に向けて断面U字状に立ち上げられている。
圧着片3c、3dにおける内層板3aは、外層板3bの上端部の折り返し部3fから内側に折り返され、折り返し部3fにおける内層板3a、外層板3bの間に、断面が例えば水滴形状、風船形状、円形状、楕円形状等の、好ましくは水滴形状の空隙部3gが形成されている。圧着片3c、3dの先端部に沿って設けた空隙部3gは、内層板3aの長手方向に対して内容積が均一である。
なお、内層板3aの長手方向に前後する端縁部3h同士は、導体圧着部3の底部において、互いに段違い状に配置しており、実施例1ではこれらの端縁部3h同士は密接しているが、離間距離を大きくしてもよい。
被覆圧着部4においては、端縁圧着部2と同様に、一対の圧着片4a、4bが底部4cの両側から、斜め上方に向けて断面U字状に立ち上げられている。
実際の圧着接続端子には、コネクタハウジング内での姿勢を安定させるためのスタビライザや、コネクタハウジングに対する前後方向への抜け出しを防止するための係止部等が付設されることもあるが、これらの公知の機構の図示は省略している。
図3は図1に示す圧着接続端子Tに成型する前の導電金属板5を打ち抜いた状態の平面図である。接続部1では、二重構造の挿入端とするために、下板となる底部1cに両側から上板となる折返片1a、1bが設けられている。端縁圧着部2では、底部2cの両側に圧着片2a、2bとなる辺部2d、2eが張り出されている。
導体圧着部3では、中央に配置された外層板3bと、この外層板3bの両側に連続する内層板3aとから構成されている。点線は後述するフォーミングプレスにおいて、外層板3bから内層板3aが折り返される位置を示す内折線である。
被覆圧着部4では、底部5cの両側に圧着片4a、4bとなる辺部4d、4eが張り出されている。
被覆圧着部4の更に後方には、打ち抜いた状態の導電金属板5同士を連結する送り片6が設けられており、各圧着接続端子Tの後端の被覆圧着部4が連結片7により送り片6に接続されている。なお、送り片6に設けられたパイロット孔8は、圧着接続端子Tの成型工程において導電金属板5を搬送するために使用される。
このように打ち抜かれた導電金属板5は、例えば必要に応じて面取りや表面処理が行われた後に、送り片6により搬送されながら、フォーミングプレスによる各成型工程において順次に折曲され、図1に示す圧着接続端子Tに成型され、リールに巻き取られる。電線への圧着時には、圧着接続端子Tはリールから繰り出されながら電線を圧着し、その後に連結片7が切断され、各圧着接続端子Tは電線を固定した状態で個々に分離される。
図4は折曲工程の一過程における導体圧着部3の断面図であり、圧着片3c、3dが図2に示すような立ち上げられる直前の状態を示している。この段階において、圧着片3c、3dの先端の内層板3aからの外層板3bとの折り返し部3fの内側には、長手方向に内容積が均一である空隙部3gが形成されている。
図5は導体部9bから絶縁被覆部9aを剥離した状態の電線9の斜視図である。使用される電線9は例えば所謂繊維電線であり、径が20μm程度の例えばアラミド繊維フィラメントから成る個々の芯線に、厚さ1μm程度の金属メッキとして銅メッキを施し、例えば130本の芯線が撚り合わされている。このような電線9の導体部9bの径は0.3mm程度とされ、絶縁被覆部9aを含めた電線9の外径は0.7〜0.8mm程度とされている。
導体部9bにおいて、絶縁被覆部9aは円周状にカッタにより切断されて引き抜かれ、後端縁部分を導体部9bの先端に残留して、導体部9bからはみ出した前端縁部分は切断されている。従って、露出された導体部9bの先端には、絶縁被覆部9aの一部であった残留部9cが付設されており、導体部9bがばらけることはない。
図6は図5に示す電線9を、電線圧着装置を用いて図1に示す圧着接続端子Tにより圧着し固定した状態の斜視図である。電線9の残留部9cは、導体部9bと共に端縁圧着部2により圧着固定する。導体圧着部3においては、残留部9cと絶縁被覆部9aとの間に露出された導体部9bが圧着する。電線9の絶縁被覆部9aは被覆圧着部4により圧着して固定する。
導体部9bに対する導体圧着部3における圧着過程では、図7の断面図に示すように、導体部9bが導体圧着部3の圧着片3c、3dの間に挿入する。次いで、プレス上型Puとプレス下型Pdから成る圧着用金型によって、圧着片3c、3dにより、空隙部3gによる弾性力を伴いながら、導体部9bに対し強い圧着力を加え、空隙部3g自体も偏平に縮小し、導体部9bを隙間なく強固に締め付けて加締める。
なお、導体圧着部3においては、図6に示すように、長手方向に沿って3つの領域A、B、Cに区分して、領域A、B、Cに対応して圧着用金型の形状を違えて、加締めの形態を変えている。つまり、長手方向での前後端の領域A、Cでは、圧着片3c、3dの空隙部3gの内容積を中央の領域Bの内容積よりも小さくなるように圧着する。
このように、領域A、B、Cにおける圧着力に強弱差を与え、特に領域A、Cでは導体部9bを押し潰し、芯線同士も隙間がないように緊締され、導体部9bが引き抜きによる抜け出しの虞れが少なくなる。また、領域Bでは弾性的に圧着力が加えられ、導体部9bの圧着による断線は少ない。
ここで、領域A、Cにおける圧着過程では、図8の断面図に示すように、金型であるプレス上型Puとプレス下型Pdの間隔を狭めて、圧着片3c、3dの空隙部3gの内容積が小さくなるように加締める。領域Bにおける圧着過程では、図9の断面図に示すように、プレス上型Puとプレス下型Pdによって、圧着片3c、3dの空隙部3gの内容積が稍々縮小される程度に加締める。このようにして、導体圧着部3の圧着片3c、3dにより、導体部9bは領域A、B、Cによって圧着の強弱が付された加締め止めがなされる。
なお、電線9を圧着した後の圧着接続端子の各部の例示的寸法については、端縁圧着部2の幅aは0.9mm、高さbは1.2mm、導体圧着部3の長さcは4.5mm、幅dは1.0mm、領域Bの高さeは0.75mm、被覆圧着部4の幅fは1.1mm、高さgは1.5mm程度である。また、導体圧着部3の領域A、B、Cの長手方向の長さは、それぞれ例えば1.5mm、1.5mm、1.5mm程度とされている。
このように、実施例1の方法によれば、多数本が撚り合わされている導体部9bを、導体圧着部3の空隙部3gの内容積を長手方向に分けて又は連続して変化させて加締めることによって、機械的に緊締して圧着する部分と、弾性的に力を加えて圧着する部分とに圧着固定することができる。
被覆圧着部4においては、電線9の絶縁被覆部9aの外側を一対の圧着片4a、4bにより加締めることにより、被覆圧着部4の特に辺部4d、4eが絶縁被覆部9aに噛み込むようにして圧着されている。これにより、絶縁被覆部9aを固定し、電線9に作用する引抜力に対抗することができる。
なお実施例1では、空隙部3gの内容積の変化を長手方向に領域A、B、Cの3区分としたが、3つの領域に拘ることはなく、領域を区分できない程度に長手方向に連続して空隙部3gの内容積を変化させてもよい。なお、領域Bの両側の領域A、Cの空隙部3gの内容積を小さくしたが、これは逆であってもよい。
また実施例では、圧着すべき電線は繊維電線について説明したが、繊維電線以外の導体に対しても有効に適用できる。
実施例1では、同一形状の空隙部3gを有する圧着接続端子を、導体部9bへの加締め圧着時に、空隙部3gにおける内容積を長手方向で変化させる。これに対し実施例2では、予め圧着接続端子T’の空隙部における内容積を長手方向で変化させておき、圧着時にはこの形状を助長して加締めて、空隙部における内容積を変化させる。
図10は実施例2で使用する圧着接続端子T’の斜視図である。この圧着接続端子T’は実施例1の圧着接続端子Tとは同等の材料で作成されるが、導体圧着部3の構造が異なっている。圧着接続端子T’においては、接続部1、端縁圧着部2,被覆圧着部4は実施例1の圧着接続端子Tと同様の構成であり、図1と同じ符号は同じ部位を示している。
実施例2の導体圧着部3’は、長手方向に沿った内層板3aと外層板3bとの積層構造とする一対の圧着片3i、3jから成り、圧着片3i、3jのそれぞれの上部における折り返し部3kには空隙部3mが形成されている。空隙部3mは実施例1と同様に、長手方向に沿って3つの領域A、B、Cに区分されており、両側の領域A、Cは内容積が小さい空隙部3m’とされ、中央の領域Bは内容積が大きい空隙部3m”とされている。
図11は圧着接続端子T’の折曲工程の一過程での導体圧着部3’の断面図である。領域Bに相当する外層板3bの一部を、外側にプレス工程によって膨出させておき、これを図12に示すように内側に折曲することにより、大径の空隙部3m”が形成されている。なお図12において、点線は空隙部3m’を示している。
続いて、この導体圧着部3’を図10に示すように折曲することにより、圧着接続端子T’が完成する。圧着時においては、領域A、Cと領域Bとで形状が異なる圧着用金型を用いて、空隙部3m’、空隙部3m”の内容積がそれぞれ小さくなるように加締める。これにより、領域A、Cにおける空隙部3m’の断面は図8の空隙部3f’と同様に縮小され、領域Bにおける空隙部3m”は図9の空隙部3f”と同様に縮小される。
なお、空隙部3m’、3m”の内容積は段階的に変化させても、連続的に変化させてもよい。また、空隙部3m’、3m”同士の配置は実施例2に限定されない。
1 接続部
2 端縁圧着部
3、3’ 導体圧着部
3a 内層板
3b 外層板
3c、3d、3i、3j 圧着片
3f、3k 折り返し部
3g、3m 空隙部
4 被覆圧着部
5 導電金属板
9 電線
9a 絶縁被覆部
9b 導体部
A、B、C 領域

Claims (8)

  1. 相手側コネクタの接続端子と接続する接続部を前方に配置し、底部から断面U字状に両側に立ち上げた一対の圧着片を上部で内側に折り返し、該折り返し部に沿って内容積が均一な空隙部を備えた導体圧着部を後方に配置した圧着接続端子を用いて、前記一対の圧着片により繊維電線である導体部を加締めて固定する電線導体への端子圧着方法であって、
    前記導体圧着部の前記空隙部を設けた前記圧着片の間に前記繊維電線を配置する第1工程と、圧着用金型を用いて前記圧着片を周囲から加締めて前記繊維電線を固定する第2工程とを有し、
    該第2工程により前記圧着片を加締める際に、前記空隙部を偏平に縮小すると共に、前記折り返し部に沿って前記空隙部の内容積を変化させることを特徴とする電線導体への端子圧着方法。
  2. 相手側コネクタの接続端子と接続する接続部を前方に配置し、底部から断面U字状に両側に立ち上げた一対の圧着片を上部で内側に折り返し、該折り返し部に沿って内容積が変化している空隙部を備えた導体圧着部を後方に配置した圧着接続端子を用いて、前記一対の圧着片により電線の導体部を加締めて固定する電線導体への端子圧着方法であって、
    前記導体圧着部の前記空隙部を設けた前記圧着片の間に前記導体部を配置する第1工程と、圧着用金型を用いて前記圧着片を周囲から加締めて前記導体部を固定する第2工程とを有し、
    該第2工程により前記圧着片を加締める際に、前記空隙部を偏平に縮小すると共に、前記折り返し部に沿って前記空隙部の内容積を更に変化させることを特徴とする電線導体への端子圧着方法。
  3. 前記第2工程では前記折り返し部に沿って形状を違えた前記圧着用金型により、前記空隙部の内容積を前記折り返し部に沿って変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線導体への端子圧着方法。
  4. 前記第2工程では前記空隙部の内容積を前記折り返し部に沿って、段階的に又は連続的に変化させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電線導体への端子圧着方法。
  5. 前記第2工程により加締めた後の前記空隙部の内容積は、前記折り返し部中央の前記空隙部の内容積よりも、その両側の前記空隙部の内容積を小さくすることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電線導体への端子圧着方法。
  6. 相手側コネクタの接続端子と接続する接続部を前方に配置し、電線の導体部を加締めて圧着する一対の圧着片を有する導体圧着部を後方に配置した前記導体部への圧着前の圧着接続端子であって、
    前記導体圧着部には、底部から断面U字状に両側に立ち上げた前記圧着片を上部で内側に折り返し、該折り返し部に沿って空隙部を形成し、前記圧着片同士の間に、前記導体部を上方から挿入可能とし、
    前記空隙部は前記折り返し部に沿ってその内容積が変化していることを特徴とする圧着接続端子。
  7. 前記空隙部の内容積は前記折り返し部に沿って、段階的に又は連続的に変化させたことを特徴とする請求項に記載の圧着接続端子。
  8. 前記空隙部の内容積は、前記折り返し部中央の前記空隙部の内容積よりも、その両側の前記空隙部の内容積を小さくしたことを特徴とする請求項6又は7に記載の圧着接続端子。
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