JP2023004575A - 連鎖端子、及び端子リール - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、層間紙を擦ることの抑制を図った連鎖端子、及び端子リールを提供することを目的とする。【解決手段】連鎖端子1、1Aは、層間紙100が挟んで巻かれるものであって、複数の端子部3、13と、隣り合う端子部3、13を連結する連結部4、14と、を備え、前記端子部3、13と前記連結部4、14のうち何れか一方には、前記層間紙100に接触する位置に丸み部R1、R2、R3が形成されている。丸み部R1、R2、R3が形成されていることにより、層間紙100を擦ることの抑制を図ることができる。【選択図】図6
Description
本発明は、連鎖端子、及び端子リールに関する。
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備え、このコネクタを電子機器のコネクタや他のワイヤハーネスのコネクタに嵌合させることで、電子機器や他のワイヤハーネスに接続されている。
このようなワイヤハーネスに用いられるコネクタは、端子金具を含んで構成されている。このような端子金具を製造する際には、長尺状の金属板材に打ち抜き加工を施して打抜き部を形成し、この打抜き部に曲げ加工を施すことにより、複数の端子金具が連結された端子連鎖体が得られる。この端子連鎖体は、緩衝用の層間紙を挟み込み、リールに巻かれた状態で出荷される。そして、加工場において、各端子金具が切り離される。こうして、端子金具が製造される(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら従来の端子連鎖体は、リールに巻かれた状態で、金属板材に打ち抜き加工を施すことにより打抜き部に生じたバリが層間紙を擦って層間紙の一部を削り、削られた層間紙の一部が脱落して端子金具に付着する場合があった。この場合には、端子金具と接続対象との接続信頼性に影響する懸念があった。
本発明は、層間紙を擦ることの抑制を図った連鎖端子、及び端子リールを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、連鎖端子は、層間紙が挟んで巻かれる連鎖端子であって、複数の端子部と、隣り合う前記端子部を連結する連結部と、を備え、前記端子部と前記連結部のうち何れか一方には、前記層間紙に接触する位置に丸み部が形成されていることを特徴とする。
また、端子リールは、連鎖端子と、該連鎖端子とともにリールに巻かれる層間紙と、を備え、前記連鎖端子は、前記丸み部が前記層間紙に接触した状態で、前記リールに巻かれていることを特徴とする。
上述の連鎖端子、及び端子リールによれば、連結端子には、端子部と連結部のうち何れか一方に、層間紙に接触する位置に丸み部が形成されていることにより、端子部または連結部が、層間紙に接触して層間紙を擦ることの抑制を図ることができる。また、層間紙の一部が脱落して端子部に付着することが抑制されることにより、端子部の接続対象に対する接続信頼性を確保することができる。
本発明は、層間紙を擦ることの抑制を図った連鎖端子、及び端子リールを提供することを目的とする。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1~6に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る連鎖端子1を示す斜視図である。図2は、前記連鎖端子1とともに層間紙100がリールに巻かれて構成された端子リール101を示す平面図である。図3は、前記連鎖端子1を示す平面図である。
以下、本発明の第1実施形態を図1~6に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る連鎖端子1を示す斜視図である。図2は、前記連鎖端子1とともに層間紙100がリールに巻かれて構成された端子リール101を示す平面図である。図3は、前記連鎖端子1を示す平面図である。
第1実施形態の連鎖端子1は、図1、2に示すように、層間紙100(図2に示す)とともに不図示のリールにロール状に巻かれて端子リール101(図2に示す)を構成するものである。この端子リール101は、製造現場で製造されて、組立現場に搬送される。組立現場では、リールから引き出された連鎖端子1から各端子部3が切断されて分離して、例えば不図示のコネクタハウジング等に組み付けられる。
連鎖端子1は、図1、3に示すように、帯板状のキャリア2と、複数の端子部3と、隣り合う端子部3を連結する連結部4と、を備える。図面において、矢印Y、矢印X、矢印Z、は互いに直交する方向である。図1等に示すように、複数の端子部3が並ぶ方向を「左右方向(矢印Y)」と記し、各端子部3が延在する方向を「前後方向(矢印X)」と記す場合がある。また、キャリア2の板厚方向を「上下方向(矢印Z)」で記す場合がある。また、端子部3の電気接触部31と基板接続部32とのうち、基板接続部32側を「前方X1」と記し、これとは反対側の電気接触部31側を「後方X2」と記す場合がある。また、上下方向(矢印Z)の一方を「上方Z1」と記し、他方を「下方Z2」と記す場合がある。
キャリア2は、図1、3に示すように、左右方向Yに連続する帯板状のキャリア本体21と、該キャリア本体21と後述する連結部4を連結するように前後方向Xに延びて形成された複数の帯板直交部22と、を備える。キャリア本体21には、等間隔をあけて孔部23が形成されている。この孔部23に、例えば不図示のプレス装置の爪部が挿入されて、キャリア本体21が支持されるようになっている。また、複数の帯板直交部22は、左右方向Yに並設されているとともに、キャリア2、及び後述する連結部4の連結部本体40と同一平面上に設けられている。
端子部3は、図4に示すように、不図示の雄型端子金具の挿入子を挿入させる角筒状の電気接触部31と、不図示の回路基板に半田接続される基板接続部32と、電気接触部31及び基板接続部32の間に位置して両者を連結する中間部33と、を備える。各端子部3は、図1、3に示すように、電気接触部31、中間部33、及び基板接続部32の順で、前方X1に連続して設けられているとともに、後述する連結部4によって連結されて左右方向Yに並設されている。
電気接触部31は、図4に示すように、底壁311と、該底壁311の左右方向Yの両端縁から立ち上がる一対の側壁312、312と、該一対の側壁312、312の一方に連続して底壁311に対向する天壁313と、該一対の側壁312、312の他方に連続して天壁313に重なる重なり壁314と、を備える。重なり壁314には、その一部が折り起こされて、不図示のコネクタハウジングを係止する係止部315が設けられている。
基板接続部32は、図4に示すように、後述する中間部33の前方X1に連続するとともに、前方X1に進むにしたがって幅寸法(左右方向Yの寸法)が狭くなる幅狭部321と、該幅狭部321の前方X1に連続する円筒接続部322と、を備える。円筒接続部322は、幅狭部321の前端部より幅寸法(左右方向Yの寸法)が大きくなるように形成されて、左右方向Yの両端が互いに近付けられて円筒状に形成されている。この基板接続部32は、例えば不図示の回路基板のランドに挿入されて半田付けされることにより、回路基板に接続されるようになっている。
中間部33は、図4に示すように、電気接触部31の前方X1に連続する第1延在部331と、該第1延在部331の前方X1に連続する第2延在部332と、該第2延在部332から折れ曲がって斜め下方Z2に延びる第3延在部333と、該第3延在部333と基板接続部32との間に位置する第4延在部334と、を備える。
第1延在部331は、電気接触部31の底壁311に連続する第1底壁335と、電気接触部31の一対の側壁312、312それぞれに連続する一対の第1側壁336、336と、を備える。一対の第1側壁336、336は、第1底壁335から折れ曲がって上方Z1に延びて形成されているとともに、その高さ寸法(上下方向Zの寸法)は、前方X1に向かうにしたがって小さくなるように形成されている。第2延在部332は、第1延在部331の第1底壁335と同一面上に設けられているとともに、後述する連結部4の連結部本体40と同一面上に設けられている。
連結部4は、図5に示すように、左右方向Yに連続する帯板状に形成されて隣り合う端子部3を連結する連結部本体40と、該連結部本体40から前方X1に延びて形成された前方立下げ片5(第1弾性片)と、該連結部本体40から後方X2に延びて形成された後方立上げ片6(第2弾性片)と、を備える。前方立下げ片5、及び後方立上げ片6は、連結部本体40において左右方向Yにずれた位置に形成されている。
前方立下げ片5は、図3、5に示すように、連結部4における連結部本体40の前方X1に連続するとともに連結部本体40と同一平面上に位置する第1弾性片本体51と、該第1弾性片本体51から折れ曲がって斜め下方Z2に延びる第1傾斜部52と、該第1傾斜部52から折れ曲がって前方X1に延びる第1延出片53と、を有して構成されている。また、前方立下げ片5は、図3に示すように、端子部3の基板接続部32に隣接して並設する位置に設けられている。
この第1延出片53は、図6に示すように、基板接続部32、及び中間部33の第4延在部334より下方Z2に位置して、連鎖端子1とともに層間紙100がリールに巻かれた際に、層間紙100に対向して接触する位置に設けられている。
また、第1延出片53は、図5、6に示すように、上面531と、下面532(図6に示す)と、上面531及び下面532に連続する左右の側端面533、534と、前方X1の前端面535と、を備え、下面532と一方の側端面533との境界に位置する端縁Ra、下面532と前端面535との境界に位置する端縁Rb、及び下面532と他方の側端面534との境界に位置する端縁に、面取り加工が施されて構成されている。以下では、面取り加工が施された部分を「第1面取り部R1(丸み部)」と記す場合がある。第1面取り部R1は、下面532に連続する端縁Ra、Rb(端縁)に面取り加工が施されて形成されたものであり、下面532に連続する滑らかな曲面から構成されている。
後方立上げ片6は、図3、5に示すように、連結部4における連結部本体40の後方X2に連続するするとともに連結部本体40と同一平面上に位置する第2弾性片本体61と、該第2弾性片本体61から折れ曲がって斜め上方Z1に延びる第2傾斜部62と、該第2傾斜部62から折れ曲がって後方X2に延びる第2延出片63と、を有して構成されている。また、後方立上げ片6は、図3に示すように、端子部3の電気接触部31に隣接して並設する位置に設けられているとともに、前方立下げ片5を挟んで端子部3から離れた位置に設けられている。
この第2延出片63は、図6に示すように、電気接触部31の係止部315より上方Z1に位置して、連鎖端子1とともに層間紙100がリールに巻かれた際に、層間紙100に対向して接触する位置に設けられている。また、第2延出片63は、図5に示すように、上面631と、下面632と、上面631及び下面632に連続する左右の側端面633、634と、後方X2の後端面635と、を備え、上面631と一方の側端面633との境界に位置する端縁Rd、上面631と後端面635との境界に位置する端縁Re、及び上面631と他方の側端面634との境界に位置する端縁Rfには、面取り加工が施されて構成されている。以下では、面取り加工が施された部分を「第2面取り部R2(丸み部)」と記す場合がある。第2面取り部R2は、上面631に連続する端縁Rd、Re、Rf(端縁)に面取り加工が施されて形成されたものであり、上面631に連続する滑らかな曲面から構成されている。
続いて、端子リール101を製造する手順について、図6を参照して説明する。まず、連鎖端子1を製造する際には、左右方向Yに連続する不図示の金属板材に打ち抜き加工を施して、不図示の打抜き部を形成する。打抜き部は、不図示の打抜き型を下方Z2に移動させることで形成される。次に、打抜き部における端縁Ra、Rb、Rd~Rfに面取り加工を施し、この後、曲げ加工を施して、立体形状の端子部3、前方立下げ片5、後方立上げ片6を形成する。ここで、打抜き部において、打抜き方向側(本実施形態では下方Z2側)の切断端縁にバリが生じる場合があるが、面取り加工が施されることにより、バリが除去されて、第1面取り部R1が形成される。こうして、前方立下げ片5の第1延出片53には、下面532に連続する端縁Ra、Rbに、第1面取り部R1が形成される。また、後方立上げ片6の第2延出片63には、上面631に連続する端縁Rd~Rfに、第2面取り部R2が形成される。このようにして連鎖端子1を製造する。
次に、連鎖端子1における左右方向Yの一端部を保持し、層間紙100を挟んで、連鎖端子1を前後方向Xが軸となるようにリールに層間紙100とともに巻き付ける。巻き付けが進んで、図6に示すように、連鎖端子1は、層間紙100を挟んで積層される。この際、連鎖端子1の下方Z2に位置する層間紙100の一部100aは、前方立下げ片5の第1延出片53に対向接触し、連鎖端子1の上方Z1に位置する層間紙100の他の一部100bは、後方立上げ片6の第2延出片63に対向接触している。ここで、前方立下げ片5の第1延出片53には第1面取り部R1が形成され、後方立上げ片6の第2延出片63には、第2面取り部R2が形成されていることにより、第1面取り部R1や第2面取り部R2が層間紙100に接触することで層間紙100を擦ることが抑制される。さらに巻き付けが進んで、連鎖端子1の他端部がリールに巻き付けられることにより、端子リール101が完成する。
上述した実施形態によれば、連鎖端子1は、複数の端子部3と、隣り合う端子部3を連結する連結部4と、を備え、連結部4には、層間紙100に接触する位置に第1面取り部R1(丸み部)、第2面取り部R2(丸み部)が形成されている。また、連結部4は、連結部本体40に連続する前方立下げ片5(第1弾性片)を備え、前方立下げ片5は、該連結部本体40に連続する第1弾性片本体51と、該第1弾性片本体51から連結部本体40の下方Z2(板厚方向の一方)に折れ曲がった第1傾斜部52と、該第1傾斜部52から折れ曲がって延びる第1延出片53と、を有し、面取り部R1(丸み部)は、第1延出片53の下面532に連続する端縁Ra、Rbに形成されている。これによれば、連鎖端子1とともに層間紙100がリールに巻かれた際に、前方立下げ片5の第1延出片53には第1面取り部R1が形成されていることにより、第1面取り部R1が層間紙100に接触することで、層間紙100を擦ることの抑制を図ることができる。その結果、層間紙100の一部が脱落して端子部3の基板接続部32に付着することが抑制されることにより、半田濡れ性が低下することが抑制され、端子部3の接続対象としての回路基板に対する接続信頼性を確保することができる。
また、連結部4は、連結部本体40に連続して端子部3と同じ方向に延びて形成された後方立上げ片6(第2弾性片)を備え、後方立上げ片6は、該連結部本体40に連続する第2弾性片本体61と、該第2弾性片本体61から連結部本体40の上方Z1(板厚方向の他方)に折れ曲がった第2傾斜部62と、該第2傾斜部62から折れ曲がって延びる第2延出片63と、を有し、第2面取り部R2(丸み部)は、第2延出片63の上面631に連続する端縁Rd~Rfに形成されている。これによれば、連鎖端子1とともに層間紙100がリールに巻かれた際に、後方立上げ片6の第2延出片63には第2面取り部R2が形成されていることにより、第2面取り部R2が層間紙100に接触することで、より一層、層間紙100を擦ることの抑制を図ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
前記実施形態では、前方立下げ片5(第1弾性片)の第1延出片53には、第1面取り部R1(丸み部)が形成され、後方立上げ片6(第2弾性片)の第2延出片63には第2面取り部R2(丸み部)が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。丸み部は、前方立下げ片5の第1延出片53と、後方立上げ片6の第2延出片63とのうち、何れか一方に設けられていてもよい。この場合には、金属板材を打ち抜く際の打ち抜き方向側(本実施形態では下方Z2側)の端縁Ra、Rbに面取り部(丸み部)を形成するのが効果的である。これによれば、面取り加工が施されることにより、打ち抜きにより生じるバリが除去されるから、効率よく、層間紙100を擦ることの抑制を図ることができる。
前記実施形態では、丸み部の一例として、前方立下げ片5(第1弾性片)の第1延出片53において下面532に連続する端縁Ra、Rbに形成された面取り部R1について説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。丸み部は、第1延出片53の下面532に、打出し加工が施されることで下方Z2に突出形成されたインデントであってもよい。これによれば、インデントが層間紙100に接触することにより、層間紙100を擦ることの抑制を図ることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態を図7~9に基づいて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る連鎖端子1Aを示す斜視図である。図8は、前記連鎖端子1Aの要部を拡大して示す斜視図である。図9は、前記連鎖端子1Aと層間紙100が積層された状態を模式図に示す図である。
以下、本発明の第2実施形態を図7~9に基づいて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る連鎖端子1Aを示す斜視図である。図8は、前記連鎖端子1Aの要部を拡大して示す斜視図である。図9は、前記連鎖端子1Aと層間紙100が積層された状態を模式図に示す図である。
連鎖端子1Aは、図7に示すように、複数の端子部13と、隣り合う端子部13を連結する帯板状のキャリア14(連結部)と、を備える。端子部13は、図7に示すように、不図示の雄型端子金具の挿入子を挿入させる角筒状の電気接触部31と、不図示の被覆電線に接続される電線接続部34と、電気接触部31及び電線接続部34の間に位置して両者を連結する間部35と、を備える。各端子部13は、図7に示すように、電気接触部31、間部35、及び電線接続部34の順で、前方X1に連続して設けられているとともに、キャリア14によって連結されて左右方向Yに並設されている。
電気接触部31は、図8に示すように、底壁311と、該底壁311の左右方向Yの両端縁から立ち上がる一対の側壁312、312と、該一対の側壁312、312の一方に連続して底壁311に対向する天壁313と、該一対の側壁312、312の他方に連続して天壁313に重なる重なり壁314と、を備える。底壁311には、その一部が、電気接触部31の内部に向けて折れ曲がって不図示の雄型端子金具の挿入子を押圧する舌片311Aが設けられている。重なり壁314には、その一部が打ち出されて形成された打出し部314Aと、上方Z1に向けて延出し、所定位置で折り返された折返し部316と、が設けられている。
間部35は、図8に示すように、電気接触部31の底壁311に連続する第1底壁351と、電気接触部31の一対の側壁312、312それぞれに連続する一対の第1側壁352、352と、を備える。一対の第1側壁352、352は、第1底壁351から折れ曲がって上方Z1に延びて形成されている。
電線接続部34は、図8に示すように、不図示の電線の端末部が載置される載置部7と、該載置部7に連続して露出した芯線に電気接続される芯線接続部8と、載置部7に連続して電線の被覆部に機械的に接続される被覆接続部9と、を備える。
芯線接続部8は、図8に示すように、間部35と被覆接続部9との間に位置している。また、芯線接続部8は、図8に示すように、載置部7から延出して、露出した芯線に加締め圧着される一対の芯線圧着片8A、8Aを有している。各芯線圧着片8Aは、載置部7から斜め上方Z1に延出して設けられている。
被覆接続部9は、図8に示すように、芯線接続部8とキャリア14との間に位置している。また、被覆接続部9は、図8に示すように、載置部7から延出して、電線の被覆部に加締め圧着される一対の被覆圧着片9A、9Aを有している。各被覆圧着片9Aは、載置部7から斜め上方Z1に延出して設けられている。一対の被覆圧着片9A、9Aの各先端は、図7、9に示すように、連鎖端子1Aにおいて、キャリア14から上方Z1に最も離れた位置に設けられ、連鎖端子1Aとともに層間紙100がリールに巻かれた際に、層間紙100に接触する位置に設けられている。
また、各被覆圧着片9Aは、図8に示すように、先端面を構成する上端面90と、該上端面90の前方X1に連続する前端面91と、上端面90及び前端面91に連続する外面92と、上端面90及び外面92に連続する後端面93と、上端面90及び前端面91、後端面93に連続する内面94と、を備え、上端面90と前端面91との境界に位置する端縁Rg、上端面90と外面92との境界に位置する端縁Rh、上端面90と後端面93との境界に位置する端縁Ri、及び上端面90と内面94との境界に位置する端縁Rjには、面取り加工が施されて構成されている。以下では、面取り加工が施された部分を「第3面取り部R3(丸み部)」と記す場合がある。第3面取り部R3は、先端面を構成する上端面90に連続する端縁Rg~Rjに面取り加工が施されて形成されたものであり、上端面90に連続する滑らかな曲面から構成されている。即ち、各被覆圧着片9Aの先端には第3面取り部R3(丸み部)が形成されている。
上述した実施形態によれば、端子部13は、相手端子に接続される電気接触部31と、不図示の電線に接続される電線接続部34と、を備え、電線接続部34は、電線の芯線に加締め接続される一対の芯線圧着片8A、8Aと、電線の被覆部に加締め接続される一対の被覆圧着片9A、9Aと、を有し、被覆圧着片9Aの先端は、芯線圧着片8Aの先端よりキャリア14(連結部)から上方Z1に離れた位置に設けられ、第3面取り部R3(丸み部)は、各被覆圧着片9Aの先端に形成されている。これによれば、連鎖端子1とともに層間紙100がリールに巻かれた際に、各被覆圧着片9Aの先端に形成された第3面取り部R3(丸み部)が層間紙100に接触することにより、層間紙100を擦ることの抑制を図ることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1、1A 連鎖端子
3、13 端子部
31 電気接触部
34 電線接続部
8A、8A 一対の芯線圧着片
9A、9A 一対の被覆圧着片
4 連結部
14 キャリア(連結部)
40 連結部本体
5 前方立下げ片(第1弾性片)
51 第1弾性片本体
52 第1傾斜部
53 第1延在片
6 後方立上げ片(第2弾性片)
61 第2弾性片本体
62 第2傾斜部
63 第2延出片
100 層間紙
101 端子リール
R1 第1面取り部(丸み部)
R2 第2面取り部(丸み部)
R3 第3面取り部(丸み部)
Z 上下方向(板厚方向)
Z1 上方(板厚方向の他方)
Z2 下方(板厚方向の一方)
3、13 端子部
31 電気接触部
34 電線接続部
8A、8A 一対の芯線圧着片
9A、9A 一対の被覆圧着片
4 連結部
14 キャリア(連結部)
40 連結部本体
5 前方立下げ片(第1弾性片)
51 第1弾性片本体
52 第1傾斜部
53 第1延在片
6 後方立上げ片(第2弾性片)
61 第2弾性片本体
62 第2傾斜部
63 第2延出片
100 層間紙
101 端子リール
R1 第1面取り部(丸み部)
R2 第2面取り部(丸み部)
R3 第3面取り部(丸み部)
Z 上下方向(板厚方向)
Z1 上方(板厚方向の他方)
Z2 下方(板厚方向の一方)
Claims (5)
- 層間紙が挟んで巻かれる連鎖端子であって、
複数の端子部と、隣り合う前記端子部を連結する連結部と、を備え、
前記端子部と前記連結部のうち何れか一方には、前記層間紙に接触する位置に丸み部が形成されていることを特徴とする連鎖端子。 - 前記連結部は、連結部本体と、該連結部本体に連続して前記端子部と同じ方向に延びて形成された第1弾性片と、を備え、
前記第1弾性片は、該連結部本体に連続する第1弾性片本体と、該第1弾性片本体から前記連結部本体の板厚方向の一方に折れ曲がった第1傾斜部と、該第1傾斜部から折れ曲がって延びる第1延出片と、を有し、
前記第1延出片は前記層間紙と対向する位置に設けられ、前記丸み部は、前記第1延出片の端縁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の連鎖端子。 - 前記連結部は、前記連結部本体に連続して前記第1弾性片とは反対方向に延びて形成された第2弾性片と、を備え、
前記第2弾性片は、該連結部本体に連続する第2弾性片本体と、該第2弾性片本体から前記連結部本体の板厚方向の他方に折れ曲がった第2傾斜部と、該第2傾斜部から折れ曲がって延びる第2延出片と、を有し、
前記第2延出片は前記層間紙と対向する位置に設けられ、前記丸み部は、前記第2延出片の端縁に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の連鎖端子。 - 前記端子部は、相手端子に接続される電気接触部と、電線に接続される電線接続部34と、を備え、
前記電線接続部34は、前記電線の芯線に加締め接続される一対の芯線圧着片と、
前記電線の被覆部に加締め接続される一対の被覆圧着片と、を有し、
前記被覆圧着片の先端は、前記芯線圧着片の先端より前記連結部から離れた位置に設けられ、
前記丸み部は、前記被覆圧着片の先端に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の連鎖端子。 - 請求項1~4のうち何れか一項に記載の連鎖端子と、
該連鎖端子とともにリールに巻かれる前記層間紙と、を備え、
前記連鎖端子は、前記リールに巻かれた状態で、前記丸み部が前記層間紙に接触して設けられていることを特徴とする端子リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021106368A JP2023004575A (ja) | 2021-06-28 | 2021-06-28 | 連鎖端子、及び端子リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021106368A JP2023004575A (ja) | 2021-06-28 | 2021-06-28 | 連鎖端子、及び端子リール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023004575A true JP2023004575A (ja) | 2023-01-17 |
Family
ID=85100998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021106368A Pending JP2023004575A (ja) | 2021-06-28 | 2021-06-28 | 連鎖端子、及び端子リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023004575A (ja) |
-
2021
- 2021-06-28 JP JP2021106368A patent/JP2023004575A/ja active Pending
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