JP4822306B2 - ドープされたカーボンブラック - Google Patents
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Description
本発明は、カーボンブラック、その製造方法およびその使用に関する。
【0002】
カーボンブラックは、黒色顔料ならびに補強剤および増量剤として、大規模で使用されている。これらのカーボンブラックは、種々の工程によって異なる性状で製造される。もっともよくあるのは、炭素含有カーボンブラック原料の酸化的熱分解による製造である。この方法において、カーボンブラック原料は、酸素の存在下で、高温で不完全に燃焼される。この群のカーボンブラック製造方法は、例えば、ファーネスカーボンブラック法、ガスカーボンブラック法およびフレームカーボンブラック(flame carbonblack)法を含む。使用される炭素含有カーボンブラック原料は、多環の芳香族のカーボンブラックオイルである。酸化的熱分解の生成物流は、水素および一酸化炭素を含有する廃ガス、およびこの中に浮遊する微粉化されたカーボンブラックから成り、この場合、このカーボンブラックは、濾過装置によって排気ガスから分離される。
【0003】
ファーネスカーボンブラック法で、不完全燃焼は、高耐火性の材料で補強された反応器中で起こる。熱い廃ガス流は、燃料/空気混合物の燃焼によって予備燃焼室中で製造され、かつカーボンブラック原料は噴霧されるかまたはこの流中に装入される。形成されるカーボンブラックは、水を反応器中に噴霧することによって冷却され、ガス流から分離される。ファーネスカーボンブラック法は、極めて広範囲のカーボンブラック特性を有するカーボンブラックの製造方法を可能にする。
【0004】
フレームカーボンブラック装置は、液体、場合によっては溶融原料を溜める鋳鉄のシェル(shell)および耐火性のライニングを有する密閉されたフードから成る。シェルおよび密閉されたフード間のエアギャップ、ならびに系中の低い圧力は、空気の供給を調節するのに役立ち、したがって、カーボンブラックの性質に作用する。独立したフードの熱放射の結果として、原料は気化し、かつ部分的に燃焼するが、しかしながら、大部分はカーボンブラックに変換される。カーボンブラックを分離するために、カーボンブラックを含有するプロセスガスは、冷却の後にフィルターを通過させる。
【0005】
ガスカーボンブラック法で、カーボンブラック原料は、最初に気化され、水素含有キャリアーガス流になり、その後に、冷却ローラー下の複数個の小さいフレーム中で燃焼される。生じる幾らかのカーボンブラックは、ローラー上に堆積し、かつ幾らかはプロセスガスによって排出され、かつフィルター中で除去される。
【0006】
カーボンブラック製造に関して挙げられる方法は、ウルマンズ エンシクロペディア デア テヒニシェン ヒェミー(Ulmanns Enzyklopaedie der technischen Chemie)第4版、第14巻、第633頁以降から公知である。
【0007】
すべての3種の方法は、原則として、本発明の範囲内で使用されるが、しかしながらファーネス法が好ましい。
【0008】
カーボンブラックを珪素でドープすることは公知である。珪素でドープされたカーボンブラックは、例えばWO96/37547から公知である。珪素含有カーボンブラックは、例えば、珪素含有化合物をカーボンブラック原料に添加することによって製造することができる。
【0009】
また、カーボンブラックを他の元素でドープすることも公知である(US 3448052, EP 278743A1, EP 829511A1)。ドーピング方法は珪素ドーピングと同様である。
【0010】
カーボンブラック相と金属含有相とから成る凝集物(aggregate)は、WO98/42778から公知である。
【0011】
さらに、カーボンブラックと、ホウ素、珪素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、亜鉛、鉛、錫、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、クロム、バナジウム、モリブデン、ニオブおよびタンタルの元素の酸化物との均質混合物の製造方法も公知である(US 3094428)。
【0012】
さらに、ガリウム、インジウム、アルミニウムの群またはこれらの混合物の金属化合物の導入によって、カーボンブラックを製造することは公知である。前記金属化合物の添加、例えば、アルカリ金属化合物の添加は、低ストラクチャーを生じる。
【0013】
また、原子番号57〜71までを有する希土類の添加による、カーボンブラックの製造方法は公知である(US 3383175)。
【0014】
本発明の目的は、特別な性質、例えば色の明度変化、電気的特性の変化、pH値の変化、官能基、反応部位およびゴム中の改善された動的特性を有するカーボンブラックを入手可能にすることである。他の目的は、カーボンブラックのストラクチャーに作用することである。
【0015】
本発明は、炭素ではない元素でドープされたカーボンブラックを提供し、その際、炭素原子対は、元素の等電子対または元素の組合せ物によって置換されていてもよい。元素の等電子対または元素の組合せ物は、異なる元素から成っていてもよい。
【0016】
カーボンブラックは3価の元素および5価の元素から成る元素の組合せ物を含んでいてもよい。
【0017】
本発明によれば、カーボンブラックは、全量に対して、元素の等電子対または元素の組合せ物 0.01〜50質量%を含有していてもよい。元素は、0.5/1〜1/1.5、好ましくは0.8/1〜1/1.2のモル比で存在していてもよい。
【0018】
カーボンブラックは付加的に他の元素、例えば珪素でドープされていてもよい。
【0019】
本発明のカーボンブラックは、B/N、Al/Pおよび/またはGa/Asを元素の組合せ物として含んでいてもよい。
【0020】
本発明によれば、カーボンブラックは、等電子のBNをカーボンブラックの炭素中に混入させることによって製造することができる。
【0021】
本発明によれば、少なくとも2個の隣接する炭素、例えばC=C単位は、通常は元素の非分離的組合せ物によって置き換えられてもよく、この場合、これは、望ましいドーピング目的のために互いに依存しており、2個の等電性元素、好ましくは第III主族および第V族から成るものである。これらは、カーボンブラック中で、おおよそ等しい割合で存在していてもよい(確実な許容範囲で)。組合せ物は、C=Cと等電性であり、かつ同様のストラクチャーを形成する。したがって、例えば芳香族様またはグラファイト様ストラクチャー、3座配位(triple coordination)および二重結合の形成があってもよい。
【0022】
炭素の高度な同族体としての珪素は、炭素原子の単一位置(single position)を置換することが可能である。したがって、2つの隣接する珪素原子は、本発明の範囲に包含される元素の組合せ物を表すものではない。これでは、本発明の元素の組合せ物によって達成することができる、不均等な電荷分布(charge distribution)を生じない。
【0023】
C=Cと等電性であるこのような組合せ物は、本発明の実施態様において、BNが使用されてもよい。
【0024】
窒化ホウ素(BN)は、3個の変種で存在する:
α−BN、グラファトと類似の六方晶
β−BN、ダイアモンドと類似の立方
γ−BN、グラファイトと類似であるが、不安定である。
【0025】
単位BNはC2と等電性である。窒化ホウ素の性質は炭素形態の性質と極めて類似している。ダイアモンドと類似するβ−BNは極めて硬質であり、かつ、研磨剤として使用される。α−BNの場合は、正規の表現は“ホワイトグラファイト(white graphite)”であるが、それというのもこれは、層状の組織を有する軟質の改質物であり、この場合、これは高温滑剤として使用することができる。さらに、BN類似性ベンゼン、ボラゾールおよびBNナノチューブが存在する。
【0026】
本発明のカーボンブラックは、式I
【0027】
【化1】
【0028】
による構造要素を含んでいてもよい。
【0029】
2個の元素の総計は、全体で電子の過不足を生じることはないが、本明細書中で電子は、単位の範囲内で不均等に配分される。これは、遮断されているカーボンブラック中での電子の分布を導くことができ、結果として、例えば、炭素の芳香族系が遮断され、かつ新規の性状が生じる。
【0030】
元素の組合せ物は均等にカーボンブラック中に分布されるか、または表面で濃縮されていてもよい。これらは無作為に分布されるかまたはクラスターを形成していてもよい。これらは、炭素骨格の一部分を形成するかまたは炭素構造と隣接して別個に存在していてもよい。
【0031】
また、本発明は、カーボンブラックの製造方法を提供し、その際、3価の元素の化合物および5価の元素の化合物は、同時にカーボンブラック製造工程に導入され、場合によっては他のもの、好ましくは珪素含有化合物を添加を含む。
【0032】
化合物は、カーボンブラック形成領域に別個にかまたは油との混合物の形で導入されてもよい。化合物は、反応器中に個々にかまたは予備混合物の形で導入されてもよい。例えば、ホウ酸トリメチルエステルおよびトリエチルアミンは、同時に反応器中に導入されてもよい。
【0033】
例えば、ホウ素および窒素の元素でドーピングする目的のために、酸化ホウ素、ホウ酸および/またはホウ砂は尿素、メラミン、塩化アンモニウムおよび/またはアンモニアと一緒にカーボンブラック原料に添加されてもよい。
【0034】
双方の元素は、一つの化合物中に含まれていてもよい。例えば、窒化ホウ素それ自体をカーボンブラック原料中に混合することができる。
【0035】
ハロゲン化ホウ素およびアンモニア誘導体を基にした他の方法は、使用することができる。
【0036】
原則として、ドーピング成分、好ましくはBおよびN成分を、反応器へ導入する前に混合することは、望ましい手段で、これらをその工程に一緒に導くために、好都合であってもよい(化学的に、ルイス酸/塩基の反応を介して)。
【0037】
元素の等電子対または元素の組合せ物でのカーボンブラックのドーピングは、以下の効果を生じさせることができる:
1.色を変化させる。
【0038】
特別な適用において、特別な色調を有するカーボンブラックを使用することは重要である。例えば、青みの色合いを有するカーボンブラックは、しばしば印刷インキのために好ましい。グレイの塗料において、カーボンブラックの色調はしばしば明瞭に見ることができ、かつこの場合においては、例えば、青色以外の色調が望ましいとされる。
【0039】
2.カーボンブラックストラクチャーに作用する。
【0040】
カーボンブラックのストラクチャーは、1次粒子から形成された凝集物の大きさの表現である。金属カチオン、主にカリウムイオンの添加によってストラクチャーを低くすることは公知である。さらに、ストラクチャーは、長い滞留時間によって増加させることができることも公知である。反応器中で、反応物の滞留時間を増加させることは、カーボンブラック流量の減少および主に望ましくない粒度分布幅の広がりを導く。
【0041】
本発明によれば、ストラクチャーは、流量の減少および/または粒度分布の幅の広がりなしにドーピングによって増加させることができる。
【0042】
本発明のカーボンブラックドーピングの結果としてアルカリ金属含有カーボンブラック原料がカーボンブラックの製造のために使用されてよく、この場合、結果として生じるカーボンブラックは、ストラクチャーを低下させるアルカリ金属の影響下で、低くされたストラクチャーを有するものではない。アルカリ金属によるストラクチャーの低下は、例えば、BNドーピングによって防ぐことができる。
【0043】
3.添加されたBN量に依存する電気的特性を変化させる(伝導体、半導体)。
【0044】
4.冷却水を用いての等電子元素の部分的加水分解によって、直接的に新規カーボンブラック性状を提供するかまたは他の化学的改質のための反応部位として作用する官能性を生じさせることが可能である。
【0045】
非極性CC結合は、ほとんど水によって影響を受けることはなく、ドーピングに使用される等電子元素の組合せ物の範囲内の異なる元素間の極性結合は、より容易に加水分解可能である。結果として生じる基、例えば、−NH2またはB−OHは、C−H結合よりもより反応的であり、かつ化学的後処理の場合には、第2反応に入れられてもよい。
【0046】
5.さらに加水分解なしで、多数の反応部位が形成される。隣接するドーピング元素による炭素骨格の遮断は、炭素原子および外的要素の双方において活性化された結合、障害、分極等の形で、増加された反応性を生じうる。
【0047】
6.ドーピングの結果として、ドープされたカーボンブラックを含有するゴム混合物の動的特性は改善され、特に60℃のtanδ値は減少する。
【0048】
7.後処理なしでのpH値の変化
ファーネスカーボンブラックは、しばしば著しい塩基性の範囲でpH値を有する。外的要素の混入によってpH値を低くすることができる。
【0049】
本発明の他の実施態様において、カーボンブラック原料に、B/Nではなく、元素周期表の第III主族および第V主族の適切な化合物を添加してもよい。これらの例は、トリメチルガリウム、トリエチルアルミニウムまたはトリメチルインジウム、アルサン、ホスファンおよび他の有機誘導体、例えば、トリメチルアルサンまたはトリフェニルホスファンの添加であってもよい。
【0050】
本発明のカーボンブラックは、例えば、B−またはN−含有部位で、ドーピングか、あるいはカーボンブラック中のBNの部分的加水分解または加溶媒分解から直接的に生じる官能基を有していてもよい。
【0051】
本発明のカーボンブラックは、公知の後処理方法を用いて改質されていてもよい。このカーボンブラックは後酸化し、化学的に改質させ、他の元素、例えば相乗成分(synergistic component)でドーピングすることができる。ドーピングは公知方法によって珪素を用いて実施されてもよい。
【0052】
本発明のカーボンブラックはゴム、プラスチック、塗料、印刷インキ等中で、顔料または増量剤として使用される。ゴム混合物中での本発明のカーボンブラックの使用は、60℃のtanδ減少および/または0℃のtanδ増加を引き起こしてもよい。
【0053】
本発明のカーボンブラックは、天然ゴム混合物(caoutchouc mixture)中で使用されてもよい。
【0054】
本発明のカーボンブラックは、成形体、特に空気タイヤ、タイヤトレッド、ケーブルシース、ホース、伝導ベルト、コンベアベルト、ローラー塗り、靴底、シール、異形材の分野および絶縁要素の製造に使用されてもよい。
【0055】
例
例1:タイヤに使用するためのゴム混合物中でBN−ドープされたカーボンブラック
燃焼空気 160Nm3/h、燃料 10.8Nm3/h(天然ガス)ならびにカーボンブラックオイル 30kg/h、BN粉末 450g/h、グリセロール 3608g/hおよび水 750g/hの混合物を、ファーネス反応器(furnace reacter)中に装入し、この場合、この混合物は、最初にグリセロールおよび水中のBN粉末の懸濁液が製造され、かつY−継手(Y-piece)およびスタティックミキサーを介して、カーボンブラックオイルと混合させたものである。形成されるドープされたカーボンブラックB1を分離し、かつ圧縮した。結果として生じるカーボンブラックB1はホウ素0.93質量%および窒素1.4質量%を含む。
【0056】
燃焼空気 160Nm3/h、燃料(天然ガス) 10.8N3m/hおよびカーボンブラックオイル 34kg/hを同様のファーネス反応器中に装入する。得られるドープされていない比較例のカーボンブラックC1を分離し、かつ圧縮する。
【0057】
カーボンブラックB1および比較例のカーボンブラックC1を、ゴム混合物の製造のために使用する。特に、ゴム混合物の粘弾性を測定する。
【0058】
前記カーボンブラックで強化されたゴム混合物の粘弾性を、DIN53513によって測定する。特に、0℃および60℃での誘電損tanδを測定する。ゴム混合物のために使用される試験配合を第1表に記載する。
【0059】
第1表:SSBR/BR試験配合表
【0060】
【表1】
【0061】
SSBR天然ゴム成分は、スチレン含量 25質量%およびブタジエン含量 75質量%を有する溶液中で重合されたSBRコポリマーである。ブタジエンのビニル含量は67%である。コポリマーは、油 37.5phrを含有し、かつ、商品名 Buna VSL 5025−1でバイエルAG(Bayer AG)から市販されている。そのムーニー粘度(ML 1+4/100℃)は約50である。
【0062】
BR天然ゴム成分は、cis−1,4含量 少なくとも96質量%、trans−1,4含量 2質量%、1,2含量 1質量%およびムーニー粘度 44±5を有するcis−1,4−ポリブタジエン(neodymium 型)である。この成分は、商品名 Buna CB24としてバイエルAG(Bayer AG)から市販されている。
【0063】
使用される芳香油は、ヘミタール(Chemetall)からのナフトレンZD(Naftolen ZD)である。試験配合表のPPD内容物は、ボルカノックス4020(Vulkanox 4020)であり、かつCBS含量はボルカサイトCZ(Vulkacit CZ)であり、DPGはボルカサイトD(Vulkacit D)であり、かつTBZTDはペルカサイトTBZTD(Perkacit TBZTD)であり、これらすべてはバイエルAG(Bayer AG)からのものである。使用されるワックスはHB−FullerーGmBHからのプロテクターG35(Protector G35)である。
【0064】
カーボンブラックを、以下の表にしたがって、3つの工程で、ゴム混合物中に混入する(第2表〜第4表):
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
ゴム特性 ショア硬度ならびに0℃および60℃での誘電損tanδの後続の測定を、示された標準法にしたがって実施する。粘弾特性のための測定条件を、第5表に記載する。
【0069】
第5表:DIN53513による粘弾特性の測定
【0070】
【表5】
【0071】
5試料上での測定の中央値を、それぞれの場合において使用する。
【0072】
ゴム試験の結果を、第6表に記載する。
【0073】
第6表:ゴム試験の結果
【0074】
【表6】
【0075】
比較例カーボンブラックC1との比較によれば、本発明のカーボンブラックB1は、ゴム混合物に、6.6%減少した60゜の誘電損および1.4%増加した0゜の誘電損を与える。このようなゴム混合物から製造したタイヤは、湿性であると同時に減少したころがり抵抗を有する場合において、改善されたすべり挙動を有することが期待される。
【0076】
例2:BNでのドーピングによるカーボンブラックストラクチャーへの影響
燃焼空気 160Nm3/h、燃料(天然ガス) 10.8Nm3/hならびにカーボンブラックオイル 30kg/h、BN粉末 450g/h、グリセロール 3608g/hおよび水 750g/hの混合物を、ファーネス反応器中に装入し、この場合、この混合物は、グリセロールおよび水中のBN粉末の懸濁液を最初に製造し、かつY−継手およびスタティックミキサーを介してカーボンブラックオイルと混合したものである。同時に、炭酸カリウム溶液 1l/hを装入することによって、ストラクチャーが無限に高くなるのを防ぎ、その濃度は伝導率 140μSによって示される。生じるドープされたカーボンブラックB2を、未圧縮の状態で分離する。生じるカーボンブラックB2は、ホウ素0.93質量%および窒素 1.4質量%を含む。
【0077】
同様の条件下で、ドープされていないカーボンブラックを、BN粉末を削除することによって簡単に製造し、かつ比較例カーボンブラックC2として、未圧縮の形で分離する。
【0078】
カーボンブラックB2および比較例カーボンブラックC2のストラクチャーを測定する。DBP吸着法によるストラクチャーの測定を、ASTM D−2414にしたがって実施する。
【0079】
BN−ドープされたカーボンブラックB2は、CTAB 103.6m2/gを有するDBP吸着 124.4ml/100gを有し、ドープされていないカーボンブラックC2は、CTAB 103.3m2/gを有するDBP 97.1ml/100gのみを有する。ホウ素および窒素でのドーピングは、ストラクチャーを28%増加させる。
【0080】
例3:カーボンブラックの色調上でのBNドーピングの影響
燃焼空気 160Nm3/h、燃料(天然ガス) 10.8N3m/hならびにカーボンブラックオイル 30kg/h、BN粉末 450g/h、グリセロール 3608g/hおよび水 750g/hの混合物を、ファーネス反応器中に装入し、この場合、この混合物は、グリセロールおよび水中のBN粉末の懸濁液を最初に製造し、かつY−継手およびスタティックミキサーを介してカーボンブラックオイルと混合したものである。生じるドープされたカーボンブラックB2を未圧縮の状態で分離する。生じるカーボンブラックB2は、ホウ素 0.93質量%および窒素 1.4質量%を含む。これは、DBP吸着 124.4ml/100gおよびCTAB吸着 103.6m2/gを有する。
【0081】
燃焼空気 160Nm3/h、燃料(天然ガス)10.8Nm3/hならびにカーボンブラックオイル 30kg/h、BN粉末 150g/h、グリセロール 3608g/hおよび水 750g/hの混合物を、ファーネス反応器中に装入し、この場合、この混合物は、グリセロールおよび水中のBN粉末の懸濁液を最初に製造し、かつY−継手およびスタティックミキサーを介してカーボンブラックオイルを混合したものである。生じるドープされたカーボンブラックB3を、未圧縮の状態で分離する。生じるカーボンブラックB3は、ホウ素 0.35質量%および窒素 0.75質量%を含む。これはDBP吸着 115.3ml/100gおよびCTAB 105.2m2/gを有する。
【0082】
燃焼空気 160Nm3/h、燃料(天然ガス) 10.8Nm3/hおよびカーボンブラックオイル 34kg/hをファーネス反応器中に装入する。生じるドープされていない比較例のカーボンブラックC3を、未圧縮の状態で分離する。カーボンブラックC3は、DBP吸着 115.2ml/100gおよびCTAB吸着 103m2/gを有する。
【0083】
燃焼空気 160Nm3/h、燃料(天然ガス) 10.8Nm3/hならびにカーボンブラックオイル 33kg/h、グリセロール 3608g/hおよび水 750g/hの混合物を、ファーネス反応器中に装入し、この場合、この混合物は、グリセロールおよび水の混合物を最初に製造し、かつY−継手およびスタティックミキサーによって、カーボンブラックと混合させたものである。生じるドープされていないカーボンブラックを、未圧縮の状態で分離する。カーボンブラックC4は、DBP吸着 98.2ml/100gおよびCTAB吸着 100.2m2/gを有する。
【0084】
物体の色は、線図または表色系で例証することができる。このような系はCIELAB系である。詳細は、ハンスル ルース(Hansl Loos):“Farbmessung”、Verlag Beruf+Schule、Itzehoe 1989年、第103頁以降に記載されている。色調は、円を描く線図で描かれる。物体の色調は、与えられる座標または角度によって記載されてもよい。゜で示される角度の値は、色調(青色、黄色、赤色、緑色)のパラメータである。これは、+a★軸から出発して反時計で記載される。また、他の記載は、ハンス G.ホルツ(Hans G. Voelz):Industrial Farbprufung,VCH,Weinheim 1990年、第23頁以降に記載されている。
【0085】
カーボンブラックを、アルキドメラミン樹脂焼き付けラッカー中に混合する。乾燥カーボンブラック 4.3部を、マプレナールMF(Maprenal MF)800(55%濃度) 23.4部、アルキダルF 310(Alkydal F 310)(60%濃度) 50.3部およびキシレンを基にした希釈剤 22部から成るラッカーに添加する。カーボンブラックを、7×重量のスチールボールを用いて、スカンデックス混合器BA−S 20(Skandex mixer BA-S 20)上のビーカー中で、30分間に亘って分散させる。ボールを後に再度ラッカーから分離する。カーボンブラック含有ラッカーを、塗りローラー系(90μm)を用いて、6×10cmの大きさの清浄化されたガラスプレートに塗布する。空気にさらした後に、試料を30分に亘って、130℃で乾燥キャビネット中で焼付ける。
【0086】
彩色データを、PAUSH Q−COLOR 35測定装置およびソフトウェア WIN−QCを用いて測定する。
【0087】
ドープされていないカーボンブラックC3およびC4は、それぞれ16.2゜および14.6゜のhの値を示し、したがって黄味がかった赤色方向に位置するが、その一方で、ドープされたカーボンブラッB3およびB2は、それぞれ355.8゜および341.9゜のhの値を示し、したがって青みがかった赤色方向に位置する。したがって、ホウ素および窒素でのドーピングは、生じるカーボンブラックの色調を変化させる。
【0088】
例4:ホウ素のみを含有する化合物および窒素のみを含有する化合物を反応器中に一緒に装入することによる、ホウ素および窒素でのカーボンブラックのドーピング
燃焼空気 160Nm3/h、燃料(天然ガス) 10.8Nm3/hならびにカーボンブラックオイル 29kg/h、グリセロール 3608g/h中のホウ酸 935g/hおよび水750g/h中の尿素 1815g/hの混合物を、加熱炉反応器中に装入する。2個のドーピング成分および2個の溶剤は最終的に均質な溶液を形成し、この場合、これは、後にY−継手およびスタティックミキサーによって混合される。BおよびNは最終的にはおおよそ等しいモル比でカーボンブラック中に装入されるけれども、窒素含有出発材料は、B成分と比較して過剰に使用される。生じるドープされたカーボンブラックB4を、未圧縮の状態で分離する。生じるカーボンブラックB4は、ホウ素 0.15質量%および窒素 0.3質量%を含む。
【0089】
例5:ホウ素および窒素でのドーピングによるpH値の変化
カーボンブラックのpH値を、DIN EN ISO 787−9にしたがって測定する。
【0090】
比較例のカーボンブラックC3およびC4は、それぞれpH値8.4および8.6を有する前記の例で記載される。ドープされたカーボンブラックB2、B3およびB4は、それぞれ7.3、7.6および7.4のpH値を有する。ドーピングによって、カーボンブラックのpH値を1pH単位低くすることが可能である。
【0091】
製造されたカーボンブラックおよび適用された系中のカーボンブラックのカーボンブラック分析的特性のデータは、すべての例に関して、以下の方法で測定される(第7表):
第7表:分析方法
【0092】
【表7】
Claims (9)
- 炭素原子対が、窒化ホウ素によって置換されていることを特徴とする、炭素ではない元素によってドープされたカーボンブラック。
- 窒化ホウ素を、全量に対して0.01〜50質量%含有する、請求項1に記載のカーボンブラック。
- 窒化ホウ素が、0.5/1から1/1.5の割合である、請求項1または2に記載のカーボンブラック。
- さらに他の元素でドープされている、請求項1から3までのいずれか1項に記載のカーボンブラック。
- 窒化ホウ素を、カーボンブラック製造工程に同時に装入することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載のカーボンブラックの製造方法。
- さらに他の化合物の添加を伴う請求項5に記載の製造方法。
- 前記他の化合物が、珪素含有化合物である請求項6に記載の製造方法。
- ゴム、プラスチック、塗料、インキおよび印刷インキ中への、請求項1に記載のカーボンブラックの使用。
- 請求項1に記載のカーボンブラックが、ゴム混合物中で、60℃でのtanδの減少および/または0℃でのtanδの増加をもたらす、請求項8に記載の使用。
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