JP4822149B1 - 四輪駆動サイクルマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】悪路や登坂走行する健常者には、手と足の両方を使って漕ぐことにより四輪駆動自転車として、下肢障害者には手漕ぎで前輪駆動自転車として、いずれにも利用可能とすること。
【解決手段】四輪駆動サイクルマシンは、ハンドル1の揺動で前二輪18,19を回転させ、ペダル12による足漕ぎで後二輪16,17を回転させて、四輪駆動サイクルマシンとして走行できるので、悪路、登坂力に優れており、下肢障害者の場合は、ハンドル揺動だけで前二輪駆動自転車として乗ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラチェットアーム2のハンドル1を手により前後に遥動させる事とラチェット8付きクランク10のペダル12を足27で踏み廻す事、それにより後輪16と17を回転させて前進走行を可能とした四輪駆動サイクルマシンに関するものである。
従来から、足こぎ式乗り物の例として自転車等が挙げられる。四輪駆動サイクルマシンの例としては特許文献1に開示されているものもある。
特開平11−043089号公報
しかしながら、従来の自転車は一般に二輪車で左右のペダルを漕いで走行する乗り物であるため悪路、登坂には向いておらず、それから下肢障害者には乗ることは絶対無理である。それに従来の自転車は健常者のみ運転走行する乗り物として取り扱われてきたため下肢障害者には縁遠い乗り物であった。そのために健常者と同じように気軽に自転車に乗りたい、乗りたいけど乗れない、下肢障害者にも乗れる自転車があったらいいなどと思う。それから悪路、登坂などには向かない。このような不都合さを解決することを課題とする。
この課題を解決するために、本発明は、縦に配置した前輪用ギヤケース内に配列された四つのギヤをハンドルを揺動させて連動回転させ、さらに横に配置した後輪用ギヤケース内に配列された三つのギヤをペダルを踏み回して連動回転させる駆動機構であって、前輪用及び後輪用の各駆動機構は、ラチェット機構の働きを介してギヤを連動回転させ車軸を回転させるようにし、その車軸の両側に車輪を取り付けて四輪駆動走行を可能とし、前輪用ギヤケースの上部及び下部をギヤケース支持フレームの間に、前輪用ギヤケース自体が回動するように支持した事を特徴とする。
本発明の四輪駆動サイクルマシンはラチェットアーム2にハンドル1とラチェット8付クランク10それから縦型の前輪用ギヤケース4と横型の後輪用ギヤケース33それに前二輪18と19と後二輪16と17の四輪で構成されており本発明により、下肢障害者でも健常者と同じように自転車同様乗ることが可能になる。本発明は四輪駆動車なので悪路でも安定した運転走行が望めそれとラチェット式なので登坂力に優れ途中で止まっても後ずさりすることがないので安全である。下肢障害者にとって本発明である四輪駆動サイクルマシンに乗ることにより行動範囲が広くなり新たな発見が出来て充実した日々が遅れる。悪路、登坂走行する人とか下肢障害者にとってはありがたい四輪駆動サイクルマシンといえる。
図1は、全体を現した左側面図であり、縦型の前輪用ギヤケース4と横型の後輪用ギヤケース33が付いており、縦型の前輪用ギヤケースギヤケース4は前輪用で、ハンドル1の揺動で前輪18と19を回転させ前進走行させるためのものである。それと舵取りも左右自在に出来るようにしたものである。横型の後輪用ギヤケース33は後輪用で、足漕ぎで後輪16と17を回転させて前進走行させるためのものである。図4に示すように前輪用のギヤケース4と後輪用のギヤケース33内のギヤはギヤ比を出して回転速度を上げるため、大中小のギヤで構成されてあり、回転させることにより小ギヤへの負担が軽減されてギヤからギヤへの回転伝達が円滑に行われるのである。前述したハンドル1での舵取りは前輪用ギヤケース4の上下をギヤケース支持フレーム3と車体フレーム13から上部回動軸5と下部回動軸6にて突き刺し左右自在に回動できるようにし、図6に示すように前輪用ギヤケース4より左右横に突き出したギヤ軸9にラチェットアーム2がギヤケース支持フレーム3をまたぐように付いているのでギヤ支持フレーム3に引っかかることなくハンドル1での前後揺動が出来ると共に前輪用ギヤケース4自体が左右回動できるので舵取りも左右自在に出来るようにしたことを特徴とする。
図2は、本発明を正面からみた図であり、ギヤケース支持フレーム3に収まった前輪用ギヤケース4の上部左右から横に突き出た第一ギヤ軸9にハンドル1と一体になったラチェットアーム2をセットし揺動するようにした事である。それから前輪18と19は前輪用ギヤケース4の下部の第四ギヤ軸25と一本化した車軸20に取り付けて前進走行できるようにした事と後輪16と17も前輪同様に後輪用ギヤケース33の両脇から突き出た車軸20に取り付けて前輪後輪共々回転して四輪駆動走行を可能としたことである。尚、サドル14は自転車と同じ構造で高さ調整が可能、ペダル12はカカト26を後へ蹴り上げるとき外れないようにするためカカト掛11を設けペダル12を漕げるようにしたことを特徴としてラチェット8つきクランク10だから左右同時でも別々にでもペダル12を漕げるようにした事である。
実施例として、本発明である四輪駆動サイクルマシンは悪路、登坂走行に優れ下肢障害者にも乗れるように発明した乗り物なので、前述したようにハンドル1を持って前後に揺動すればラチェット機構の働きにより前輪18と19が同時に回転して前進走行させられるのである。手と脚を同時に両方使えば四輪駆動車にもなるので悪路も上り坂も走行可能になる。下肢障害者は脚漕ぎをしないで手漕ぎだけでも前進走行できるので手漕ぎ四輪自転車としても乗れる。それから脚漕ぎで走行する場合は、足27をペダル12にのせて自転車と同じように前へ踏みまわすように漕ぎ、そして後へ蹴り上げるときカカト掛11にカカト26が掛かって上へペダル12が足27と共に上がって一回転することを繰り返し走行する。反対側のペダル12はクランク10ともリンクしていないので自転車のペダルのように反対側は回転しないのでカカト掛11は必須のものといえる。本発明が出来たことにより自転車としての乗り物がもう一種類増えたものとしていろんな人にいろんな乗り方を楽しんでもらいたいしその方が発明者としてはうれしいものである。
本発明は手漕ぎ足漕ぎ両方同時に漕いで四輪駆動自転車として乗り、脚漕ぎをしないで手漕ぎだけの二輪駆動自転車としてでも乗ることの出来る自転車なのである。前述したように悪路、登坂走行そして下肢障害者、一般にも利用していただけるように発明した四輪駆動サイクルマシンなのである。動力を伝達するためのギヤ類は前輪用ギヤケース4と後輪用33の中へ収納することにより外気に触れないので錆びたり硬くなったりする事はないので潤滑油をさしてやらなければならないなどの余計な心配はしなくてもよいのである。本発明を利用することにより産業界にとっては企業発展の絶好の時であると思われ工業的にも量産することが可能であるため産業上の利用性は大いに期待できる四輪駆動サイクルマシンを提供する。
本発明の左側面全体図である。 本発明の正面図である。 本発明の平面図である。 本発明のギヤ連動回転するギヤケース内部構造図である。 本発明のカカト掛を設けた図である。 本発明のギヤケース支持フレームを上部より見た図である。 本発明の四輪駆動サイクルマシンの斜視図である。
1 ハンドル
2 ラチェットアーム
3 ギヤケース支持フレーム
4 前輪用ギヤケース
5 ギヤケース上部回動軸
6 ギヤケース下部回動軸
7 バネ
8 ラチェット
9 第一ギヤ軸
10 クランク
11 サドル
12 ペダル
13 車体フレーム
14 サドル
15 シートポスト
16 左後輪
17 右後輪
18 左前輪
19 右前輪
20 車軸
21 第一ギヤ
22 第二ギヤ
23 第三ギヤ
24 第四ギヤ
25 第四ギヤ軸
26 カカト
27 足
28 第一Aギヤ
29 第二Bギヤ
30 第三Cギヤ
31 第一Aギヤ軸
32 第三Cギヤ軸
33 後輪用ギヤケース

Claims (1)

  1. 縦に配置した前輪用ギヤケース内に配列された四つのギヤをハンドルを揺動させて連動回転させ、さらに横に配置した後輪用ギヤケース内に配列された三つのギヤをペダルを踏み回して連動回転させる駆動機構であって、前輪用及び後輪用の各駆動機構は、ラチェット機構の働きを介してギヤを連動回転させ車軸を回転させるようにし、その車軸の両側に車輪を取り付けて四輪駆動走行を可能とし、前輪用ギヤケースの上部及び下部をギヤケース支持フレームの間に、前輪用ギヤケース自体が回動するように支持した事を特徴とする四輪駆動サイクルマシン。
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JP5038544B1 (ja) * 2012-05-08 2012-10-03 千治 佐藤 ラチェット式ハンドサイクル

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