JP4821829B2 - 半導体発光装置の製造方法 - Google Patents
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図25は、上記のようなCD用のレーザダイオードLD1(発光波長780nm)とDVD用のレーザダイオードLD2(発光波長650nm)を搭載し、CDとDVDの再生を可能にした第1従来例であるコンパチブル光学ピックアップ装置の構成図である。
光学ピックアップ装置100は、それぞれ個々に、すなわちディスクリートに構成された、例えば780nm帯の波長のレーザ光を出射する第1レーザダイオードLD1、グレーティングG、第1ビームスプリッタBS1、第1ミラーM1、第1対物レンズOL1、第1マルチレンズML1、および、第1フォトダイオードPD1がそれぞれ所定の位置に配設されたCD用光学系を有する。
さらに、上記の光学ピックアップ装置100は、例えば650nm帯の波長のレーザ光を出射する第2レーザダイオードLD2、第2ビームスプリッタBS2、コリメータC、第2ミラーM2、第2対物レンズOL2、第2マルチレンズML2、および、第2フォトダイオードPD2がそれぞれ所定の位置に配設されたDVD用光学系を有する。
光ディスクDからの反射光は、第1対物レンズOL1、第1ミラーM1および第1ビームスプリッタBS1を介して、第1マルチレンズML1を通過し、第1フォトダイオードPD1上に投光され、この反射光の変化により光ディスクDのCD用記録面上に記録された情報の読み出しがなされる。
光ディスクDからの反射光は、第2対物レンズOL2、第2ミラーM2、コリメータCおよび第2ビームスプリッタBS2を介して、第2マルチレンズML2を通過し、第2フォトダイオードPD2上に投光され、この反射光の変化により光ディスクDのDVD用記録面上に記録された情報の読み出しがなされる。
光学ピックアップ装置101は、それぞれ個々に、すなわちディスクリートに構成された、例えば780nm帯の波長のレーザ光を出射する第1レーザダイオードLD1、グレーティングG、第1ビームスプリッタBS1、ダイクロイックビームスプリッタDBS、コリメータC、ミラーM、CD用開口制限アパーチャR、対物レンズOL、第1マルチレンズML1、および、第1フォトダイオードPD1がそれぞれ所定の位置に配設されたCD用光学系を有する。
さらに、上記の光学ピックアップ装置101は、例えば650nm帯の波長のレーザ光を出射する第2レーザダイオードLD2、第2ビームスプリッタBS2、ダイクロイックビームスプリッタDBS、コリメータC、ミラーM、対物レンズOL、第2マルチレンズML2、および、第2フォトダイオードPD2がそれぞれ所定の位置に配設されたDVD用光学系を有する。
上記の各光学系において、一部の光学部材は共有しており、例えば、ダイクロイックビームスプリッタDBS、コリメータC、ミラーMおよび対物レンズOLが両光学系により共有されている。また、ダイクロイックビームスプリッタDBSと光ディスクD間の光軸を共有しているために、CD用開口制限アパーチャRはDVD用光学系の光軸上にも配置されることになる。
光ディスクDからの反射光は、対物レンズOL、CD用開口制限アパーチャR、ミラーM、コリメータC、ダイクロイックビームスプリッタDBSおよび第1ビームスプリッタBS1を介して、第1マルチレンズML1を通過し、第1フォトダイオードPD1上に投光され、この反射光の変化により光ディスクDのCD用記録面上に記録された情報の読み出しがなされる。
光ディスクDからの反射光は、対物レンズOL、CD用開口制限アパーチャR、ミラーM、コリメータC、ダイクロイックビームスプリッタDBSおよび第2ビームスプリッタBS2を介して、第2マルチレンズML2を通過し、第2フォトダイオードPD2上に投光され、この反射光の変化により光ディスクDのDVD用記録面上に記録された情報の読み出しがなされる。
上記の光学ピックアップ装置において用いられるレーザダイオードの例として、図27に断面図を示す。
例えば、n型GaAs基板30上に、n型GaAsバッファ層31、n型AlGaAsクラッド層32、活性層33、p型AlGaAsクラッド層34、p型GaAsキャップ層35が積層している。p型GaAsキャップ層35表面からp型AlGaAsクラッド層34の途中の深さまで絶縁化された領域41となって、電流狭窄構造となるストライプを形成している。
また、p型GaAsキャップ層35にはp電極42が、n型GaAs基板30にはn電極43が接続して形成されている。
例えば、n型GaAs基板30上に、n型GaAsバッファ層31、n型AlGaAsクラッド層32、活性層33、p型AlGaAsクラッド層34、p型GaAsキャップ層35が積層している。p型GaAsキャップ層35表面からp型AlGaAsクラッド層34の途中の深さまで絶縁化された領域41となって、電流狭窄構造となるストライプを形成して、第1レーザダイオードLD1が形成されている。
一方、第2レーザダイオードLD2もほぼ同様の構造を有しており、活性層33’の組成は第1レーザダイオードLD2の活性層33の組成と基本的に同じであり、このために発光されるレーザ光の波長はほぼ同じである(差があっても非常に小さい)。
さらに、p型GaAsキャップ層35にはp電極42が、n型GaAs基板30にはn電極43が接続して形成されている。
2つの活性層の組成を各積層体間で互いに異ならせて形成するので、各活性層からそれぞれ波長の異なる光を出射することが可能なモノリシック半導体発光装置を形成することができ、CDやDVDなどの波長の異なる光ディスクシステムの光学系ピックアップ装置に好適で、部品点数を減らして光学系の構成を簡素化し、容易に組み立て可能で小型化および低コストで構成することが可能なレーザダイオードなどを形成することができる。
本実施形態に係る半導体発光装置は、CD用のレーザダイオードLD1(発光波長780nm)とDVD用のレーザダイオードLD2(発光波長650nm)を1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオードであり、CDとDVDの再生を可能にするコンパチブル光学ピックアップ装置を構成するのに好適な半導体発光装置である。その断面図を図1に示す。
第1レーザダイオードLD1として、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35が積層して、第1積層体ST1を形成している。p型キャップ層35表面からp型クラッド層34の途中の深さまで絶縁化された領域41となって、ゲインガイド型の電流狭窄構造となるストライプを形成している。
上記の構造のレーザダイオード14aは、CDやDVDなどの波長の異なる光ディスクシステムの光学系ピックアップ装置などを構成するのに好適な、発光波長の異なる2種類のレーザダイオードを1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオードである。
この場合、例えば、第1レーザダイオードLD1のp型電極42を接続させる電極13aにはリード13bにより、第2レーザダイオードLD2のp型電極42を接続させる電極13aにはリード13cにより、また、両レーザダイオード(LD1,LD2)に共通のn型電極43にはリード43aにより、それぞれ電圧を印加する。
例えば、円盤状の基台21に設けられた突起部21a上にモニター用の光検出素子としてのPINダイオード12が形成された半導体ブロック13が固着され、その上部に、第1および第2レーザダイオード(LD1,LD2)を1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオード14aが配置されている。
また、基台1を貫通して端子22が設けられており、リード23により上記の第1および第2レーザダイオード(LD1,LD2)、あるいはPINダイオード12に接続されて、それぞれのダイオードの駆動電源が供給される。
PINダイオード12が形成された半導体ブロック13の上部に第1レーザダイオードLD1と第2レーザダイオードLD2を1チップ上に有するレーザダイオード14aが配置されている。
PINダイオード12においては、第1および第2レーザダイオード(LD1,LD2)のリア側に出射されたレーザ光を感知し、その強度を測定して、レーザ光の強度が一定となるように第1および第2レーザダイオード(LD1,LD2)の駆動電流を制御するAPC(Automatic Power Control )制御が行われるように構成されている。
光ディスクDからの反射光は、対物レンズOL、CD用開口制限アパーチャR、ミラーM、コリメータCおよびビームスプリッタBSを介して、マルチレンズMLを通過し、フォトダイオードPD(第1フォトダイオード)上に投光され、この反射光の変化によりCDなどの光ディスクDの記録面上に記録された情報の読み出しがなされる。
例えば、シリコンの単結晶を切り出した基板である集積回路基板11上に、モニター用の光検出素子としてのPINダイオード12が形成された半導体ブロック13が配置され、さらに、この半導体ブロック13上に、発光素子として第1レーザダイオードLD1および第2レーザダイオードLD2を1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオード14aが配置されている。
上記の被照射対象物からの反射光は、被照射対象物への入射方向と反対方向に進み、レーザカプラ1bからの出射方向からプリズム20の分光面20aに入射する。このプリズム20の上面で焦点を結びながら、プリズム20の下面となる集積回路基板11上に形成された前部第1フォトダイオード16および後部第1フォトダイオード17に入射する。
上記の被照射対象物からの反射光は、被照射対象物への入射方向と反対方向に進み、レーザカプラ1bからの出射方向からプリズム20の分光面20aに入射する。このプリズム20の上面で焦点を結びながら、プリズム20の下面となる集積回路基板11上に形成された前部第2フォトダイオード18および後部第2フォトダイオード19に入射する。
光ディスクDからの反射光は、入射光と同一の経路をたどってレーザカプラに戻り、レーザカプラに内蔵される第1および第2フォトダイオードにより受光される。
上記のように、本実施形態のモノリシックレーザダイオードを用いることにより、CDやDVDなどの波長の異なる光ディスクシステムの光学系ピックアップ装置を、部品点数を減らして光学系の構成を簡素化し、容易に組み立て可能で小型化および低コストで構成することができる。
まず、図7(a)に示すように、例えば有機金属気相エピタキシャル成長法(MOVPE)などのエピタキシャル成長法により、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層(発振波長780nmの多重量子井戸構造)33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35を順に積層させる。
本実施形態に係る半導体発光装置は、第1実施形態に係るモノリシックレーザダイオードと同様であり、CD用のレーザダイオードLD1(発光波長780nm)とDVD用のレーザダイオードLD2(発光波長650nm)を1チップ上に搭載し、CDとDVDの再生を可能にするコンパチブル光学ピックアップ装置を構成するのに好適な半導体発光装置である。その断面図を図10に示す。
第1レーザダイオードLD1として、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35が積層して、第1積層体ST1を形成している。p型キャップ層35表面からp型クラッド層34の途中の深さまでリッジ状(凸状)に加工されており、ゲインガイド型の電流狭窄構造となるストライプを形成している。
また、リッジ深さや形状などの制御によって、インデックスガイドやセルフパルセーションタイプなどを作製することも容易に可能である。
第1レーザダイオードLD1と同様に、リッジ深さや形状などの制御によって、インデックスガイドやセルフパルセーションタイプなどを作製することも容易に可能である。
また、この場合、ストライプ以外の部分でオーミックコンタクトがとれない構造になってさえいれば、絶縁膜44は必ずしも必要ではない。
上記の構造のレーザダイオード14bは、CDやDVDなどの波長の異なる光ディスクシステムの光学系ピックアップ装置などを構成するのに好適な、発光波長の異なる2種類のレーザダイオードを1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオードである。
まず、図11(a)に至るまでの工程は、第1実施形態において、図8(d)に示す工程までと同様にして形成される。
本実施形態に係る半導体発光装置は、第1実施形態に係るモノリシックレーザダイオードと同様であり、CD用のレーザダイオードLD1(発光波長780nm)とDVD用のレーザダイオードLD2(発光波長650nm)を1チップ上に搭載し、CDとDVDの再生を可能にするコンパチブル光学ピックアップ装置を構成するのに好適な半導体発光装置である。その断面図を図13に示す。
第1レーザダイオードLD1として、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35が積層して、第1積層体ST1を形成している。p型キャップ層35表面からp型クラッド層34の途中の深さまでリッジ状(凸状)に加工されて、例えばGaAsからなるn型層46aが形成されており、ゲインガイド型の電流狭窄構造となるストライプを形成している。
また、リッジ深さや形状などの制御によって、インデックスガイドやセルフパルセーションタイプなどを作製することも容易に可能である。
この場合も、第1レーザダイオードLD1と同様に、リッジ深さや形状などの制御によって、インデックスガイドやセルフパルセーションタイプなどを作製することも容易に可能である。
上記の構造のレーザダイオード14cは、CDやDVDなどの波長の異なる光ディスクシステムの光学系ピックアップ装置などを構成するのに好適な、発光波長の異なる2種類のレーザダイオードを1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオードである。
まず、図14(a)に至るまでの工程は、第1実施形態において、図8(d)に示す工程までと同様にして形成される。
本実施形態に係る半導体発光装置は、CD用のレーザダイオードLD1(発光波長780nm)とDVD用のレーザダイオードLD2(発光波長650nm)を1チップ上に搭載し、CDとDVDの再生を可能にするコンパチブル光学ピックアップ装置を構成するのに好適な半導体発光装置である。その断面図を図18に示す。
第1レーザダイオードLD1として、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35が積層して、第1積層体ST1を形成している。p型キャップ層35表面からp型クラッド層34の途中の深さまで絶縁化された領域41となって、ゲインガイド型の電流狭窄構造となるストライプを形成している。
上記のn型化された領域47の上層に、例えばInGaPからなるn型バッファ層48、例えばAlGaInPからなるn型クラッド層49、活性層50、例えばAlGaInPからなるp型クラッド層51、例えばGaAsからなるp型キャップ層52が積層して、第2積層体ST2を形成している。p型キャップ層52表面からp型クラッド層51の途中の深さまで絶縁化された領域41となって、ゲインガイド型の電流狭窄構造となるストライプを形成している。
上記の構造のレーザダイオード14dは、CDやDVDなどの波長の異なる光ディスクシステムの光学系ピックアップ装置などを構成するのに好適な、発光波長の異なる2種類のレーザダイオードを1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオードである。
まず、図19(a)に示すように、例えば有機金属気相エピタキシャル成長法(MOVPE)などのエピタキシャル成長法により、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層(発振波長780nmの多重量子井戸構造)33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35を順に積層させる。
本実施形態に係る半導体発光装置は、第4実施形態に係る半導体発光装置と同様であり、CD用のレーザダイオードLD1(発光波長780nm)とDVD用のレーザダイオードLD2(発光波長650nm)を1チップ上に搭載し、CDとDVDの再生を可能にするコンパチブル光学ピックアップ装置を構成するのに好適な半導体発光装置である。その断面図を図22に示す。
第1レーザダイオードLD1として、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35が積層して、第1積層体ST1を形成している。p型キャップ層35表面からp型クラッド層34の途中の深さまで絶縁化された領域41となって、ゲインガイド型の電流狭窄構造となるストライプを形成している。
上記の構造のレーザダイオード14eは、CDやDVDなどの波長の異なる光ディスクシステムの光学系ピックアップ装置などを構成するのに好適な、発光波長の異なる2種類のレーザダイオードを1チップ上に搭載するモノリシックレーザダイオードである。
まず、図23(a)に示すように、例えば有機金属気相エピタキシャル成長法(MOVPE)などのエピタキシャル成長法により、例えばGaAsからなるn型基板30上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層31、例えばAlGaAsからなるn型クラッド層32、活性層(発振波長780nmの多重量子井戸構造)33、例えばAlGaAsからなるp型クラッド層34、例えばGaAsからなるp型キャップ層35を順に積層させる。
さらに、例えば有機金属気相エピタキシャル成長法(MOVPE)などのエピタキシャル成長法により、p型キャップ層35上に、例えばGaAsからなるn型バッファ層53、例えばInGaPからなるn型バッファ層48、例えばAlGaInPからなるn型クラッド層49、活性層(発振波長650nmの多重量子井戸構造)50、例えばAlGaInPからなるp型クラッド層51、例えばGaAsからなるp型キャップ層52を順に積層させる。
例えば、本発明に用いる発光素子としては、レーザダイオードに限定されず、発光ダイオード(LED)を用いることも可能である。
また、第1および第2レーザダイオードの発光波長は、780nm帯と650nm帯に限定されるものではなく、その他の光ディスクシステムに採用されている波長とすることができる。すなわち、CDとDVDの他の組み合わせの光ディスクシステムを採用することができる。
また、ゲインガイド型の電流狭窄構造の他、インデックスガイド型、パルセーションレーザなど、様々な特性の他のレーザに適用することも可能である。
また、上記の実施形態ではCD用の第1レーザダイオードとDVD用の第2レーザダイオードとで、ストライプ構造が同じ場合について示しているが、例えば第1レーザダイオードが第1実施形態と同様のイオン注入タイプであり、一方第2レーザダイオードが第2実施形態と同様のリッジタイプであるというように、2つのレーザダイオードでそれぞれ別のストライプ構造をとることも可能である。
さらに、第4、第5実施形態において、第2、第3実施形態で示したストライプ構造をとったり、上記のように第1レーザダイオードと第2レーザダイオードで別のストライプ構造をとることも容易に可能である。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことが可能である。
Claims (5)
- 基板に波長の互いに異なる光を出射する第1半導体発光素子と第2半導体発光素子とを有する半導体発光装置を製造する工程
を含み、
前記半導体発光装置を製造する工程は、
前記基板上に、エピタキシャル成長法により、少なくとも第1導電型の第1クラッド層、第1活性層および第2導電型の第2クラッド層を積層させた第1積層体を形成する、第1積層体形成工程と、
前記第1積層体において前記第2半導体発光素子が形成される領域を第1導電型化することによって前記第1積層体に第1導電型領域を形成する、第1導電型領域形成工程と、
前記第1導電型領域が形成された前記第1積層体上に、エピタキシャル成長法により、少なくとも第1導電型の第3クラッド層、第2活性層および第2導電型の第4クラッド層を積層させた第2積層体を形成する、第2積層体形成工程と、
前記基板上において前記第1半導体発光素子を形成する領域には前記第1積層体を残し、前記基板上において前記第2半導体発光素子を形成する領域には前記第1積層体および前記第2積層体を残すように、前記第1積層体および前記第2積層体の一部を除去する、積層体除去工程と
を有し、
少なくとも前記第1活性層と前記第2活性層を、それぞれ組成を異ならせて形成する、
半導体発光装置の製造方法。 - 前記第1活性層と前記第2活性層を、それぞれ組成比を異ならせて形成する
請求項1記載の半導体発光装置の製造方法。 - 前記第1活性層と前記第2活性層を、互いに異なる組成元素により形成する
請求項1または2に記載の半導体発光装置の製造方法。 - 前記第1クラッド層、前記第1活性層および前記第2クラッド層の組成と、前記第3クラッド層、前記第2活性層および前記第4クラッド層の組成とを異ならせて形成する
請求項1から3のいずれかに記載の半導体発光装置の製造方法。 - 前記第1積層体形成工程では、前記基板上に、エピタキシャル成長法により、第1導電型の第1バッファ層を形成した後に、前記第1バッファ層上に前記第1クラッド層と前記第1活性層と前記第2クラッド層とを順次形成し、前記第2クラッド層上に、エピタキシャル成長法により、第2導電型の第1キャップ層を形成することによって、前記第1積層体を形成し、
前記第1導電型領域形成工程では、前記第1キャップ層の表面から前記第1クラッド層の途中の深さまでの領域を第1導電型化することによって、前記第1導電型領域を形成し、
前記第2積層体形成工程では、前記第1導電型領域が形成された前記第1積層体上に、エピタキシャル成長法により、第1導電型の第2バッファ層を形成した後に、前記第2バッファ層上に前記第3クラッド層と前記第2活性層と前記第4クラッド層とを順次形成し、前記第4クラッド層上に、エピタキシャル成長法により、第2導電型の第2キャップ層を形成することによって、前記第2積層体を形成し、
前記積層体除去工程では、前記基板上において前記第1半導体発光素子を形成する領域については前記第1キャップ層までを残し、前記基板上において前記第2半導体発光素子を形成する領域については前記第2キャップ層までを残すように、前記第1積層体および前記第2積層体の一部を除去し、
前記第1半導体発光素子を形成する領域に残された前記第1積層体を用いて前記第1半導体発光素子を設け、前記第2半導体発光素子を形成する領域に残された前記第2積層体を用いて前記第2半導体発光素子を設ける、
請求項1から4のいずれか記載の半導体発光装置の製造方法。
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