JP4821766B2 - 車両用サスペンションシステム - Google Patents
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そのサスペンションスプリングと並設され、電磁モータを有してその電磁モータが発生させる力に依拠してばね上部とばね下部との接近離間動作に対する力であるアブソーバ力を発生させる電磁式のショックアブソーバと、
そのショックアブソーバを制御する制御装置と
を備えた車両用サスペンションシステム。
前記ショックアブソーバが発生させるアブソーバ力を、少なくともばね上部の振動を減衰させるための振動減衰力として発生させる振動減衰制御部を有し、
その振動減衰制御部が、路面勾配が変化する場所を車両が走行する場合に、設定周波数より低い周波数の振動を減衰の対象から除く制御である勾配変化時減衰制御を実行可能とされた(1)項に記載の車両用サスペンションシステム。
少なくともばね上部の振動の激しさの程度を指標する振動指標を検出する振動指標センサと、その振動指標センサによって検出された振動指標から任意の周波数より低い周波数の成分を取り除くフィルタとを備え、
前記振動減衰制御部が、前記振動指標センサによって検出された振動指標に基づいて振動減衰力を発生させるように構成され、
前記勾配変化時減衰制御が、前記フィルタによって前記設定周波数より低い周波数の成分が取り除かれた振動指標に基づいた振動減衰力を発生させることで、前記設定周波数より低い周波数の振動を減衰の対象から除くように構成された(2)項に記載の車両用サスペンションシステム。
前記勾配変化時減衰制御を実行しない場合に、前記設定周波数である第1設定周波数より低い周波数に設定されたもう1つの設定周波数である第2設定周波数より低い周波数の振動を減衰の対象から除き、前記勾配変化時減衰制御において、前記第1設定周波数より低い周波数の振動を減衰の対象から除くように構成された(2)項または(3)項に記載の車両用サスペンションシステム。
少なくともばね上部の振動の激しさの程度を指標する振動指標を検出する振動指標センサと、その振動指標センサによって検出された振動指標から任意の周波数より低い周波数の成分を取り除くフィルタとを備え、
前記振動減衰制御部が、
前記振動指標センサによって検出された振動指標に基づいて振動減衰力を発生させるように構成され、かつ、
前記勾配変化時減衰制御を実行しない場合に、前記フィルタによって前記第2設定周波数より低い周波数の成分が取り除かれた振動指標に基づいた振動減衰力を発生させ、前記勾配変化時減衰制御において、前記フィルタによって前記第1設定周波数より低い周波数の成分が取り除かれた振動指標に基づいた振動減衰力を発生させるように構成された(4)項に記載の車両用サスペンションシステム。
前記ショックアブソーバが発生させるアブソーバ力を、車体のロールとピッチとの少なくとも一方を抑制するための姿勢制御力として発生させる車体姿勢制御部を有し、
その車体姿勢制御部が、車両の旋回頻度が高い場合に、それが低い場合に比較して、姿勢制御力を低減するように構成された(1)項ないし(7)項のいずれかに記載の車両用サスペンションシステム。
前記ショックアブソーバが発生させるアブソーバ力を、少なくとも車体のロールを抑制するための姿勢制御力として発生させるように構成され、
車両の旋回に起因して車体に作用するロールモーメントを指標するロールモーメント指標とそのロールモーメント指標に対応する制御ゲインであるロール抑制ゲインとに基づいて姿勢制御力を決定するとともに、そのロールゲインを低減することで姿勢制御力を低減するように構成された(11)項または(12)項に記載の車両用サスペンションシステム。
前記ショックアブソーバが発生させるアブソーバ力を、少なくとも車体のピッチを抑制するための姿勢制御力として発生させるように構成され、
車両の加減速に起因して車体に作用するピッチモーメントを指標するピッチモーメント指標とそのピッチモーメント指標に対応する制御ゲインであるピッチ抑制ゲインとに基づいて姿勢制御力を決定するとともに、そのピッチゲインを低減することで姿勢制御力を低減するように構成された(11)項ないし(13)項のいずれかに記載の車両用サスペンションシステム。
図1に、請求可能発明の実施例である車両用サスペンションシステム10を模式的に示す。本サスペンションシステム10は、前後左右の車輪12の各々に対応する独立懸架式の4つのサスペンション装置を備えており、それらサスペンション装置の各々は、サスペンションスプリングとショックアブソーバとが一体化されたスプリング・アブソーバAssy20を有している。車輪12,スプリング・アブソーバAssy20は総称であり、4つの車輪のいずれに対応するものであるかを明確にする必要のある場合には、図に示すように、車輪位置を示す添え字として、左前輪,右前輪,左後輪,右後輪の各々に対応するものにFL,FR,RL,RRを付す場合がある。
本サスペンションシステム10を備えた車両には、図1に示すように、カーナビゲーションシステム200(以下、「カーナビ200」という場合がある)も搭載されている。そのカーナビ200は、GPSレシーバ[GPS]202によって受信したGPS衛生からの信号,ジャイロセンサ[ω]204によって検出された車体の角速度,前後加速度センサ172によって検出された車体の前後加速度,車速センサ162によって検出された車速等を利用して、自車位置,進行方向,走行距離等を算出するとともに、カーナビ200が備えたハードディスクドライブ206[HDD]内に記憶された地図情報データおよび自車位置等をディスプレイパネルに表示して、車両の乗員に対して現在位置や目的地までの経路案内等を行うものである。カーナビ200は、コンピュータを主体として構成されたナビゲーションコントローラ208によって制御が行われる。そのナビゲーションコントローラ208と、前述のサスペンションECU140とは、相互に通信可能に接続されている。
i)アクチュエータの制御の概要
本サスペンションシステム10では、4つのスプリング・アブソーバAssy20の各々を独立して制御することが可能となっている。それらスプリング・アブソーバAssy20の各々において、アクチュエータ26のアクチュエータ力が独立して制御されて、車体の振動、つまり、ばね上振動を減衰する力である振動減衰力を発生させるための制御(以下、「振動減衰制御」という場合がある)が実行される。また、車両の旋回時や車両の加減速時における車体の姿勢変動を抑制する力である姿勢制御力を発生させるための制御 (以下、「車体姿勢制御」という場合がある)が実行される。その車体姿勢制御は、具体的に言えば、車両の旋回に起因して車体に作用するロールモーメントに応じたアクチュエータ力を発生させるための制御(以下、「ロール抑制制御」という場合がある)と、車両の加減速に起因して車体に作用するピッチモーメントに応じたアクチュエータ力を発生させるための制御(以下、「ピッチ抑制制御」という場合がある)とを併せた制御である。
振動減衰制御では、車体の振動を減衰するためにその振動の速度に応じた大きさのアクチュエータ力を発生させるべく、アクチュエータ力の振動減衰成分FVが決定される。つまり、いわゆるスカイフックダンパ理論に基づいた制御である。具体的には、車体のマウント部24に設けられたばね上縦加速度センサ176によって検出されるばね上縦加速度から得られる車体のマウント部24の上下方向の動作速度、いわゆる、ばね上絶対速度に基づいて、振動減衰成分FVが決定される。ただし、ばね上縦加速度センサ176の検出結果から得られるばね上絶対速度Vsrは、通常、カットオフ周波数fc(例えば、0.05Hz)とされたローカットフィルタによる処理が行われる。つまり、振動減衰制御では、通常、カットオフ周波数fcより低い周波数の成分が取り除かれたばね上絶対速度Vsに基づいて次式に従って演算される。
FV=Cs・Vs
ここで、Csは、車体のマウント部24の上下方向の動作速度に応じた減衰力を発生させるためのゲインである。つまり、Csは、いわゆるばね上絶対振動に対する減衰係数と考えることができる。なお、本システム10においては、ばね上縦加速度センサ176が、振動指標センサとして機能するものとなっており、その検出結果であるばね上縦加速度,および、そのばね上縦加速度から得られるばね上絶対速度が、車体の振動の激しさの程度を指標する振動指標となっている。
車両の旋回時においては、その旋回に起因するロールモーメントによって、旋回内輪側のばね上部とばね下部とが離間させられるとともに、旋回外輪側のばね上部とばね下部とが接近させられる。ロール抑制制御では、その旋回内輪側の離間および旋回外輪側の接近を抑制すべく、旋回内輪側のアクチュエータ26にバウンド方向のアクチュエータ力を、旋回外輪側のアクチュエータ26にリバウンド方向のアクチュエータ力を、それぞれ、ロール抑制力として発生させる。具体的に言えば、まず、車体が受けるロールモーメントを指標するロールモーメント指標として横加速度が採用され、ステアリングホイールの操舵角δと車速vとに基づいて推定された推定横加速度Gycと、横加速度センサ174によって実測された実横加速度Gyrとに基づいて、制御に利用される横加速度である制御横加速度Gy*が、次式に従って決定される。
Gy*=K1・Gyc+K2・Gyr (K1,K2:ゲイン)
そのように決定された制御横加速度Gy*と、それに対応する制御ゲインであるロール抑制ゲインKRとに基づいて、ロール抑制成分FRが、次式に従って決定される。
FR=KR・Gy*
車両の制動時等の減速時において車体のノーズダイブが生じる場合には、そのノーズダイブを生じさせるピッチモーメントによって、前輪側のばね上部とばね下部とが接近させられるとともに、後輪側のばね上部とばね下部とが離間させられる。また、車両の加速時において車体のスクワットが生じる場合には、そのスクワットを生じさせるピッチモーメントによって、前輪側のばね上部とばね下部とが離間させられるとともに、後輪側のばね上部とばね下部とが接近させられる。ピッチ抑制制御では、それらの場合のばね上ばね下間距離の変動を抑制すべく、アクチュエータ力をピッチ抑制力として発生させる。具体的には、車体が受けるピッチモーメントを指標するピッチモーメント指標として前後加速度が採用され、前後加速度センサ172によって実測された実前後加速度Gxと、それに対応する制御ゲインであるピッチ抑制ゲインKPとに基づいて、ピッチ抑制成分FPが、次式に従って決定される。
FP=KP・Gx
なお、ピッチ抑制制御は、スロットルセンサ180によって検出されるスロットルの開度、あるいは、ブレーキ圧センサ182によって検出されるマスタシリンダ圧が、設定された閾値を超えることをトリガとして実行される。
アクチュエータ26の制御は、それが発生させるべきアクチュエータ力である目標アクチュエータ力に基づいて行われる。詳しく言えば、上述のようにして、アクチュエータ力の振動減衰成分FV,ロール抑制成分FR,ピッチ抑制成分FPが決定されると、それらに基づき、次式に従って制御目標値である目標アクチュエータ力F*が決定される。
F*=FV+FR+FP
そして、上述のように決定された目標アクチュエータ力F*を発生させるためのモータ54作動制御が、インバータ146によって行われる。詳しく言えば、上述のように決定された目標アクチュエータ力F*に基づいて、目標となるデューティ比が決定され、そのデューティ比に基づいた指令がインバータ146に送信される。インバータ146は、その適切なデューティ比の下、インバータ146の備えるスイッチング素子の開閉が制御されて、目標アクチュエータ力F*を発生させるようにモータ54を作動させる。
なお、本サスペンションシステム10では、エアスプリング28によって、路面に凹凸がある道路、いわゆる悪路の走行への対処、車両の操縦安定性の向上等を目的として運転者の意思に基づいて車両の車高を変更する制御(以下、「車高変更制御」という場合がある)が実行される。簡単に説明すれば、車高変更制御は、運転者の意図に基づく車高変更スイッチ166の操作によって実現すべき設定車高である目標設定車高が変更された場合において、実行される。その目標設定車高の各々に応じて、各車輪12についての目標となるばね上ばね下間距離が設定されており、ハイトセンサ164の検出値に基づいて、それぞれの車輪12についてのばね上ばね下間距離が目標距離になるように、エア給排装置80の作動が制御され、各車輪12のばね上ばね下間距離が目標設定車高に応じた距離に変更されるのである。さらに、この車高変更制御では、例えば、乗員数の変化,荷物の積載量の変化等による車高の変動に対処することを目的とした、いわゆるオートレベリングと呼ばれる制御も行われる。
本サスペンションシステム10において、アクチュエータ26は、上述した振動減衰制御,車体姿勢制御によって、走行中において常時作動させられる。そのため、アクチュエータ26によるシステム10の消費電力を低減することや、モータ54の発熱を抑制することが望ましく、本システム10においては、上述した振動減衰制御と車体姿勢制御との各々を、通常の制御から、システムへの負担を軽減するための制御に切り換え可能とされている。具体的には、システムへの負担を軽減するための振動減衰制御として、路面勾配が変化する場所を車両が走行する場合に、設定周波数より低い周波数の振動を減衰の対象から除く制御である勾配変化時減衰制御が実行される。また、システムへの負担を軽減するための車体姿勢制御として、車両の旋回頻度が高い場合に、姿勢制御力を低減させる制御である高旋回頻度姿勢制御が実行される。以下に、それら勾配変化時減衰制御と高旋回頻度姿勢制御とを、詳しく説明する。
路面勾配が変化する場所を車両が走行する場合、例えば、図3に示すように、路面勾配が急になる場所、詳しくは、緩やかな上り坂から急な上り坂になる場所を走行する場合を考える。路面の勾配が変化している地点に車両が差し掛かると、まず、前輪が上方に動作させられ、それに伴って車体の前輪側が上方に動作させられることになる。つまり、路面勾配の変化によって、車体にピッチを生じさせるような力が入力されることになり、その入力により車体は振動することになる。その際のばね上部の振動は、時間的に比較的長い振動、換言すれば、比較的周波数の低い振動であり、振幅も比較的大きいものとなる。
また、車体姿勢制御においては、車両の旋回頻度が高くなるほど、車両の旋回に起因して車体がローリングする回数、および、旋回に伴う加減速に起因して車体がピッチングする回数等が増加するため、姿勢制御力を発生させる頻度が高くなる。そのような場合、モータ54の発熱量が増加するとともに、システムの消費電力が増加することになる。また、システムの消費電力が増加すると、電源の電圧が低下してアクチュエータ26が発生できるアクチュエータ力が急激に低下する虞がある。そこで、本システム10の車体姿勢制御では、車両の旋回頻度がある設定された頻度より高いと判定された場合に、姿勢制御力が低減されるようになっている。
KR’=CN・KR
KP’=CN・KP
そして、それら低減後のロール抑制ゲインKR’,ピッチ抑制ゲインKP’に基づいて、ロール抑制成分FRとピッチ抑制成分FPが決定され、姿勢制御力が低減される。この高旋回頻度姿勢制御によって、車両の旋回頻度が高い区間を走行する場合における姿勢制御力が低減され、モータ54の発熱の抑制およびシステム10の消費電力の低減に加えて、旋回頻度が高い区間の走行中に、電源電圧の低下等により発生可能なアクチュエータ力が低下してしまう事態が回避されることになる。
上述したアクチュエータ26の制御は、図7にフローチャートを示す振動減衰制御切換処理プログラムと、図8にフローチャートを示す車体姿勢制御切換処理プログラムと、図9にフローチャートを示すアクチュエータ力制御プログラムとが、イグニッションスイッチ160がON状態とされている間、短い時間間隔(例えば、数msec〜数十msec)をおいてECU140により繰り返し実行されることによって行われる。以下に、その制御のフローを、図に示すフローチャートを参照しつつ、簡単に説明する。なお、アクチュエータ力制御プログラムは、4つの車輪12にそれぞれ設けられたスプリング・アブソーバAssy20のアクチュエータ26の各々に対して実行される。以降の説明においては、説明の簡略化に配慮して、1つのアクチュエータ26に対してのプログラムによる処理について説明する。
上述したようなアクチュエータ26の制御を実行するECU140は、それらの各種の処理を実行する各種の機能部を有していると考えることができる。詳しく言えば、図10に示すように、サスペンションECU140は、ばね上部の振動を減衰させるための制御を実行する機能部として振動減衰制御250を、車体のロールとピッチとを抑制するための制御を実行する機能部として車体姿勢制御部252を、それぞれ有している。また、ECU200は、振動指標としてのばね上絶対速度から任意の周波数より低い周波数の成分を取り除くローカットフィルタ(図1において[LCF]と表す)254を有しており、アクチュエータ力制御プログラムのS22の処理を実行する部分が相当する。
176:ばね上縦加速度センサ(振動指標センサ) 200:カーナビゲーションシステム 206:ハードディスクドライブ 208:ナビゲーションコントローラ 250:振動減衰制御部 252:車体姿勢制御部 254:ローカットフィルタ 260:振動減衰成分決定部 262:減衰制御切換部 270:ロール抑制成分決定部 272:ピッチ抑制成分決定部 274:姿勢制御切換部
Claims (3)
- ばね上部とばね下部とを弾性的に連結するサスペンションスプリングと、
そのサスペンションスプリングと並設され、電磁モータを有してその電磁モータが発生させる力に依拠してばね上部とばね下部との接近離間動作に対する力であるアブソーバ力を発生させる電磁式のショックアブソーバと、
そのショックアブソーバを制御する制御装置と
少なくともばね上部の振動の激しさの程度を指標する振動指標を検出する振動指標センサと、
その振動指標センサによって検出された振動指標から任意周波数より低い周波数の成分を取り除くフィルタと
を備えた車両用サスペンションシステムであって、
前記制御装置が、
前記振動指標センサによって検出された振動指標に基づいて、前記ショックアブソーバが発生させるアブソーバ力を、少なくともばね上部の振動を減衰させるための振動減衰力として発生させる振動減衰制御部を有し、
その振動減衰制御部が、
路面勾配が変化する場所を車両が走行する場合に、前記フィルタによって第1設定周波数より低い周波数の成分が取り除かれた振動指標に基づいた振動減衰力を発生させることで、その第1設定周波数より低い周波数の振動を減衰の対象から除く勾配変化時減衰制御を実行可能とされ、
その勾配変化時減衰制御を実行しない場合に、前記フィルタによって前記第1設定周波数より低い周波数に設定されたもう1つの設定周波数である第2設定周波数より低い周波数の成分が取り除かれた振動指標に基づいた振動減衰力を発生させることで、その第2設定周波数より低い周波数の振動を減衰の対象から除くように構成された車両用サスペンションシステム。 - 前記振動減衰制御部が、車両が搭載するカーナビゲーションシステムが有する情報に基づいて路面勾配が変化する場所を認識し、その場所を車両が走行する場合に、前記勾配変化時減衰制御を実行するように構成された請求項1に記載の車両用サスペンションシステム。
- 前記制御装置が、
前記ショックアブソーバが発生させるアブソーバ力を、車体のロールとピッチとの少なくとも一方を抑制するための姿勢制御力として発生させる車体姿勢制御部を有し、
その車体姿勢制御部が、車両の旋回頻度が高い場合に、それが低い場合に比較して、姿勢制御力を低減するように構成された請求項1または請求項2に記載の車両用サスペンションシステム。
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