JP4820635B2 - 自動周波数制御方法、自動周波数制御プログラムおよび自動周波数制御装置 - Google Patents
自動周波数制御方法、自動周波数制御プログラムおよび自動周波数制御装置 Download PDFInfo
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Description
図1は、実施の形態1の自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、自動周波数制御装置100は、Iチャネル用のミキサ11a、ローパス・フィルタ13a、A/D変換器14aおよび相関器15aと、Qチャネル用のミキサ11b、ローパス・フィルタ13b、A/D変換器14bおよび相関器15bを備えている。また、自動周波数制御装置100は、電圧制御発振器12、最大値検出部16、D/A変換器19、AFC制御部21、相関値比較部22、相関値ピーク差検出部23および周波数制御部24を備えている。
一般に、自動周波数制御で吸収すべき周波数偏差量は、発振器の安定度などによって変わり、適用されるシステムによって異なるが、2π[rad]以上の偏差を吸収しなければならない場合がある。その場合、図6に示すように、キャリア周波数偏差の分布範囲内に逆拡散相関値のピークが複数存在することになるが、最初の周波数の設定数が2つまたは3つであると、その設定する周波数によっては次のような不具合が生じる。
図10は、実施の形態3の自動周波数制御装置の構成を示すブロック図である。図10に示すように、自動周波数制御装置300は、実施の形態1の構成に逆拡散タイミング部31と逆拡散符号生成部32と逆拡散部33と位相誤差検出部34と周波数微調整部35を追加したものである。逆拡散タイミング部31は、相関値比較部22により検出された逆拡散相関値の最大値が最大となる周波数に基づいて逆拡散タイミングを生成する。逆拡散符号生成部32は、逆拡散タイミング部31により生成された逆拡散タイミングに基づいて逆拡散符号を生成する。
実施の形態3では、逆拡散後の再生したシンボル間の位相回転量を検出してキャリア周波数の偏差に追従させているため、瞬断や受信信号の雑音等の影響で誤った位相回転量を検出してしまった場合に擬似ロックを起こし、自己復旧できなくなる可能性がある。実施の形態4は、擬似ロックを起こした場合に自己復旧を行えるようにしたものである。自動周波数制御の初期引き込み動作および追従動作は、実施の形態3と同じである。
前記第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも低い第2の周波数、および前記第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも高い第3の周波数を求め、第2の周波数および第3の周波数のそれぞれについて逆拡散相関値を求め、新たに得られた2つの逆拡散相関値を比較して逆拡散相関値が大きくなる第4の周波数を求める第2のステップと、
を含み、
前記第4の周波数がキャリア周波数偏差の中心周波数に対して所望の周波数範囲内におさまるまで、前記第4の周波数を新たに前記第1の周波数とし、該第1の周波数に対して前記第2の周波数と前記第3の周波数を設定する際の周波数間隔を漸次狭くして第2のステップを繰り返すことを特徴とする自動周波数制御方法。
前記AFC制御部により設定された周波数の信号を発振させるための発振データを出力する周波数制御部と、
前記周波数制御部から出力された発振データに対応する周波数の信号を出力する発振器と、
前記発振器の出力信号に基づいて受信スペクトラム拡散信号と拡散符号パターンとの逆拡散相関値を出力する相関器と、
前記相関器から出力された逆拡散相関値の最大値を検出する最大値検出部と、
前記発振器から出力された複数の周波数の信号のそれぞれに対して前記最大値検出部により検出された逆拡散相関値の最大値を比較し、逆拡散相関値の最大値が最大となる周波数を検出して前記周波数制御部に通知する相関値比較部と、
を備え、
前記AFC制御部は、キャリア周波数偏差の分布範囲内の、周波数間隔が均等またはおよそ均等となる複数の周波数を設定するとともに、前記相関値比較部により求められた逆拡散相関値の最大値が最大となる第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも低い第2の周波数と、前記第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも高い第3の周波数を設定することを特徴とする自動周波数制御装置。
前記逆拡散タイミング部により生成された逆拡散タイミングに基づいて逆拡散符号を生成する逆拡散符号生成部と、
前記逆拡散符号生成部により生成された逆拡散符号に基づいて受信信号の逆拡散処理を行ってシンボルを再生する逆拡散部と、
前記逆拡散部により再生されたシンボルと、同逆拡散部により前回再生されたシンボルとの間の位相回転量を検出する位相誤差検出部と、
前記位相誤差検出部により検出された位相回転量に基づいて、前記周波数制御部から前記発振器に供給される発振データの微調整を行う周波数微調整部と、
を備えることを特徴とする付記10〜15のいずれか一つに記載の自動周波数制御装置。
前記発振器制御部から出力された発振データに対応する周波数の信号を出力する第2の発振器と、
前記周波数微調整部により微調整されたキャリア周波数に基づいて受信信号を復調して得られた信号の位相を、前記第2の発振器の出力信号に基づいて、キャリア周波数偏差の分布範囲内の偏差に相当する角速度で回転させる位相回転器と、
を備え、
前記相関器は、前記位相回転器の出力信号と拡散符号パターンとの逆拡散相関値を出力することを特徴とする付記16に記載の自動周波数制御装置。
15a,15b 相関器
16 最大値検出部
21 AFC制御部
22 相関値比較部
24 周波数制御部
100,200,300,400 自動周波数制御装置
Claims (7)
- スペクトラム直接拡散通信方式の復調器においてキャリア周波数を再生するための自動周波数制御を行う復調器の自動制御方法であって、
キャリア周波数偏差の分布範囲内の周波数間隔が、均等またはおよそ均等となる複数の周波数について逆拡散相関値を求め、さらに隣り合う2つの周波数ごとを組にして、各組の逆拡散相関値を合計した値を求め、該合計が最大となる周波数の組に含まれる2つの周波数の逆拡散相関値を比較することにより、逆拡散相関値が大きいほうの周波数を第1の周波数として求める第1のステップと、
前記第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも低い第2の周波数、および前記第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも高い第3の周波数を求め、第2の周波数および第3の周波数のそれぞれについて逆拡散相関値を求め、新たに得られた2つの逆拡散相関値を比較して逆拡散相関値が大きくなる第4の周波数を求める第2のステップと、
を含み、
前記第4の周波数がキャリア周波数偏差の中心周波数に対して所望の周波数範囲内におさまるまで、前記第4の周波数を新たに前記第1の周波数とし、該第1の周波数に対して前記第2の周波数と前記第3の周波数を設定する際の周波数間隔を漸次狭くして第2のステップを繰り返すことを特徴とする自動周波数制御方法。 - 前記キャリア周波数偏差の分布範囲内に逆拡散相関値のピークが複数存在し、前記複数の周波数の数が2つまたは3つである場合、前記複数の周波数の数を前記ピーク数倍とすることを特徴とする請求項1に記載の自動周波数制御方法。
- 前記第2のステップで、前記第1の周波数と前記第2の周波数との周波数間隔、および前記第1の周波数と前記第3の周波数との周波数間隔は、前回設定した周波数間隔の半分またはおよそ半分であることを特徴とする請求項1または2に記載の自動周波数制御方法。
- 上記請求項1〜3のいずれか一つの各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする自動周波数制御プログラム。
- キャリア周波数偏差の分布範囲内の周波数を設定するAFC制御部と、
前記AFC制御部により設定された周波数の信号を発振させるための発振データを出力する周波数制御部と、
前記周波数制御部から出力された発振データに対応する周波数の信号を出力する発振器と、
前記発振器の出力信号に基づいて受信スペクトラム拡散信号と拡散符号パターンとの逆拡散相関値を出力する相関器と、
前記相関器から出力された逆拡散相関値の最大値を検出する最大値検出部と、
前記発振器から出力された複数の周波数の信号のそれぞれに対して前記最大値検出部により検出された逆拡散相関値の最大値を比較し、逆拡散相関値の最大値が最大となる周波数を検出して前記周波数制御部に通知する相関値比較部と、
を備え、
前記相関値比較部は、前記AFC制御部により設定された、キャリア周波数偏差の分布範囲内の、周波数間隔が均等またはおよそ均等となる複数の周波数に対して、隣り合う2つの周波数ずつを組にし、各組の逆拡散相関値の合計を求め、その合計が最大となる周波数の組を抽出する候補群検出機能をさらに有し、該候補群検出機能により検出された組に含まれる周波数の中から逆拡散相関値の最大値が最大となる周波数を検出し、
前記AFC制御部は、キャリア周波数偏差の分布範囲内の、周波数間隔が均等またはおよそ均等となる複数の周波数を設定するとともに、前記相関値比較部により求められた逆拡散相関値の最大値が最大となる第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも低い第2の周波数と、前記第1の周波数を求める際に設定した複数の周波数の周波数間隔よりも狭い周波数間隔だけ前記第1の周波数よりも高い第3の周波数を設定することを特徴とする自動周波数制御装置。 - 前記キャリア周波数偏差の分布範囲内に逆拡散相関値のピークが複数存在し、前記AFC制御部の周波数の設定数が2つまたは3つである場合、該周波数の設定数を前記ピーク数倍とすることを特徴とする請求項5に記載の自動周波数制御装置。
- 前記AFC制御部は、前記第1の周波数と前記第2の周波数との周波数間隔、および前記第1の周波数と前記第3の周波数との周波数間隔を、前回設定した周波数間隔の半分またはおよそ半分に設定することを特徴とする請求項5に記載の自動周波数制御装置。
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