JP4819111B2 - 消火設備格納箱のフレーム取付構造 - Google Patents

消火設備格納箱のフレーム取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4819111B2
JP4819111B2 JP2008280659A JP2008280659A JP4819111B2 JP 4819111 B2 JP4819111 B2 JP 4819111B2 JP 2008280659 A JP2008280659 A JP 2008280659A JP 2008280659 A JP2008280659 A JP 2008280659A JP 4819111 B2 JP4819111 B2 JP 4819111B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
storage box
pin
insertion hole
equipment storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008280659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010104625A (ja
Inventor
征四郎 島▲崎▼
泰司 梅本
一人 米谷
Original Assignee
株式会社立売堀製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社立売堀製作所 filed Critical 株式会社立売堀製作所
Priority to JP2008280659A priority Critical patent/JP4819111B2/ja
Publication of JP2010104625A publication Critical patent/JP2010104625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4819111B2 publication Critical patent/JP4819111B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

本発明は消火栓格納箱等の消火設備格納箱のフレーム取付構造に関するものであり、扉等を支持するフレームを、例えば作業員一人であっても、格納箱に容易に取付け可能としたものである。
従来の消火栓格納箱の構造としては、特許文献1に示すように、前面開口のキャビネット本体の内周両側に複数のボルト穴を有するL型リブを設け、ドアを枢支するためのフレーム背面にボルト受部を設け、当該フレームを上記キャビネット本体に宛がい、キャビネット内側から上記L型リブのボルト穴を介してボルト受部にボルトを螺合することにより、上記フレームを上記キャビネット本体に取り付ける構造であった。
特開2001−246007号(明細書「0014」欄、図1参照)
ところで、特許文献1の消火栓格納箱は、キャビネット本体を建物壁面に埋め込んで、フレーム及びドア部分を壁面に沿って本体前面側に取り付ける作業が現場にて行われるが、その際、上記L型リブの左右の複数箇所においてボルト締付け作業を行う必要がある。
このとき、フレームを歪みなくキャビネット本体に取り付けるためには、左右のL型リブにおけるボルト締付け作業において、ボルト締付けトルクを左右同一トルクで行うことが必要となり、このため慎重な作業が要求されるという課題があった。
また、キャビネット本体下部中央に、フレームをキャビネット本体に仮置きする受け座が設けられているが、中央の1か所であるためこれにフレームを載置しても不安定であり、フレームの位置決めが容易でないという課題がある。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、フレームの位置決め作業を容易化すると共に消火設備格納箱のフレーム取付構造を従来のボルト締めによるものから、係合ピンを挿入するという簡単な作業により行うことを可能とし、例えば1人でも容易にフレームの取り付け作業を行うことのできる消火栓格納装置のフレーム取付構造を提供することを目的とする。
本発明は上記従来の課題を解決するために、
第1に、枠状フレームにおける挿入孔の貫設された取付平面と、消火設備格納箱における挿入孔の貫設された受板部材とを両挿入孔を介して連結する消火設備格納箱のフレーム取付構造であって、上記受板部材は上記格納箱の左右位置に設けられており、左右の受板部材の各々に前方側に突出する同一高さのフレーム支持用フックを設け、上記枠状フレームには上記フックに対応する位置に各々係合部を設け、頭部と軸部から構成され上記軸部に複数の突起を具備した係合ピンと、フランジの前方側に嵌合部を有し上記フランジの後方側にピン係合部が形成されたピン固定用ブッシュとを設け、上記ピン固定用ブッシュは上記受板部材の上記貫通孔に上記嵌合部を以って嵌合取着され、上記枠状フレームをその係合部を以って上記フックに支持したフレーム支持状態において上記取付平面の挿入孔と上記受板部材の挿入孔の位置が前後方向に対応するように構成し、上記フレーム支持状態で、上記係合ピンを上記取付平面の挿入孔を介して上記ピン固定用ブッシュ内に挿通した状態において、上記ピン固定用ブッシュの上記係合部と上記係合ピンの突起が係合し、これにより上記枠状フレームを上記消火設備格納箱に固定するものであることを特徴とする消火設備格納箱のフレーム取付構造により構成される。
上記枠状フレームの係合部は例えばフック挿入用スリット(11’,11’)により構成することができる。上記ピン固定用ブッシュの嵌合部は例えば一対の嵌合片(22,22)により構成することができる。上記ピン固定用ブッシュのピン係合部は例えばピン係合片(24)により構成することができる。このように構成すると、枠状フレームを左右に設けられたフレーム支持用フックに載置することで枠状フレームを安定して支持できるので、その後は係合ピンを挿入するという非常に簡単な作業により枠状フレームを消火設備格納箱に取り付けることができる。上記係合ピンの上記固定用ブッシュ内への挿通は例えばその頭部が上記取付平面に当接するまで挿入する。
第2に、上記フレーム支持用フックは、上面に水平の載置面を有するフック片と、後方の係合片とを有する板状部材により構成し、左右の上記受板部材には各々同一高さのスリットを設け、2つの上記フックの各係合片を上記スリット内に各々係合した状態において、上記両載置面が同一高さとなるように構成したものであることを特徴とする上記第1記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造により構成される。
上記スリットは縦方向スリット(6’、6’)により構成することができる。従って、上記枠状フレームをその係合部を以って上記フレーム支持用フックに水平に支持することができる。
第3に、上記フレーム支持用フックの設置位置は、上記消火設備格納箱の中央部と上端部との間の位置である上記第1又は2記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造により構成される。
従って、上記枠状フレームは上記フレーム支持用フックによってその上半部の適所を支持されるので、当該枠状フレームを安定して支持し得る。
第4に、上記フレーム支持用フックの載置面の前端部にフレーム外れ防止用の突起を設けたものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造により構成される。
従って、組立作業中に枠状フレームを上記フックに支持した状態では、フックの突起により枠状フレームの外れが防止されるため、その後の係合ピンの挿入作業も容易に行うことができる。
第5に、上記枠状フレームの位置決めは、壁面に埋設した消火設備格納箱の前面開口の周縁の壁面に、上記枠状フレームの後縁を当接させることにより行うものであり、当該位置決め状態において、上記フレーム支持用フックは上記枠状フレームの上記係合部に係合可能である上記第1〜4の何れかに記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造により構成される。
第6に、上記枠状フレームの位置決め状態において、上記受板部材の挿入孔貫設位置と上記取付平面の挿入孔貫設位置とは、上記枠状フレームに沿って一定間隔を保持しているものであることを特徴とする上記第5に記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造により構成される。
本発明は、消火設備格納箱に枠状フレームを固定するに当たって、左右一対のフレーム支持用フックに該フレームを支持することにより、フレームを水平に支持してフレームと消火設備格納箱の係合ピン挿入孔の位置を合わせることができるので、後は係合ピンを挿入するという簡単な動作により、枠状フレームを消火設備格納箱に歪みなく取り付けることができ、例えば作業員1人でも消火設備格納箱の組立作業を容易に行うことができ、消火設備格納箱の組立作業の効率を大幅に向上させることができるという効果を奏するものである。
また枠状フレームと消火設備格納箱との結合は、上記係合ピンとピン固定用ブッシュとの結合により行うものであるため、枠状フレームを消火設備格納箱に確実に固定することができる。
また、枠状フレームをフレーム支持用フックに支持した状態において、後方側の挿入孔貫設位置と前方側の挿入孔貫設位置とは枠状フレームに沿って一定間隔を保持するように構成したので、係合ピンを挿入するという簡単な操作により枠状フレームを消火設備格納箱に歪みなく取り付けることができるという効果を奏するものである。
また、枠状フレームを一対のフレーム支持用フックに支持するだけで、枠状フレームを水平に外れ防止状態で支持できるので、例えば一人の作業員であっても容易に組立作業を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る消火設備格納装置1の正面図、図2は当該消火設備格納装置1の側面図である。これらの図において、2は前面に開口2’の形成された直方体形状の消火設備格納箱であり、壁面3に凹設された方形収納凹部4内に埋設されている。このとき、上記格納箱2の前縁2aの位置が上記収納凹部4の開口部前縁に合致するように埋設される(図2(a)参照)。
上記消火設備格納箱2は、図2、図3に示すように、その前縁2a位置より所定距離t1(図2(a))を隔てた内側位置において、左右の内側面の上下方向全体に位置決用L型リブ5,5’が溶接固定されると共に、同じく上記前縁2a位置より所定距離t1を隔てた上記内側位置において、上側の内側面(上内側面)の左右方向全体に位置決用L型リブ5”が溶接固定されている(図3)。これらの位置決用L型リブ5,5’,5”は、横断面がL型の金属製杆であり(図5)、一方の前面(受板部材)5a,5a’,5a”が上記壁面3と平行となるように、直角に折り曲げられた他方の固定面を溶接等により上記格納箱部2の上記内側面に強固に固定されている。
そして、上記格納箱2の左右内側面に設けられたL型リブ5,5’の前面5a,5a’には、上部、中間部、下部の3箇所にピン固定用ブッシュ20(図6)の後方側挿入孔(左右長円形状の挿入孔)6,6,6が左右対称位置に各々貫設されていると共に、上側の上記L型リブ5”の前面5a”の中央部には同じくピン固定用ブッシュ20の後方側挿入孔(左右長円形状の挿入孔)6が1箇所に貫設されている。
これらの後方側挿入孔(挿入孔)6は、後述のピン固定用ブッシュ20の一対の嵌合片22,22が係合可能な上下方向幅を有する長円形状をなすものである。尚、上記L型リブは上記格納箱2の下側の内面にも設け当該リブの前面に挿入孔を設けても良い。
また上記L型リブ5,5’の前面5a,5a’における最上部の挿入孔6,6と中間部の挿入孔6,6の間には、後述のフレーム支持用フック30(図8)取付用の縦方向スリット(スリット)6’、6’が同一高さ位置に貫通形成されている。この縦方向スリット6’、6’には、図9に示すように前方側に突出するように同一高さのフレーム支持用フック30,30を各々係合してフックを形成し、当該フック30,30上に後述のフレーム8を載置し得るように構成されている(図2参照)。上記縦方向スリット6’、6’の貫設位置は図3に示すように、消火設備格納箱2の下段エリアE2の上部付近、消火設備格納箱2全体からすると中央部から若干上部方向寄りの位置であり、後述の枠状フレーム8の上半部を受けて、該フレーム8全体を安定して支持し得る位置に設けられている。
7は、上記消火設備格納箱2の内部を上段エリアE1と下段エリアE2に仕切るための仕切板であり(図2,図3)、その後部を上記格納箱2の背面2bに溶接することにより、上記格納箱2内に水平に固定されている。
8は、上記消火設備格納箱2の前面開口2’と相似形状の長方形の枠状フレームであり、上部開閉扉9及び前部開閉扉10を軸支するものであり、当該枠状フレーム8は係合ピン12及び上記ピン固定用ブッシュ20を以って上記位置決用L型リブ5,5’,5”に固定することにより、上記消火設備格納箱2の前面側に固定される(図4,図5)。
上記枠状フレーム8は(図4)、その前面側に長方形枠全体に亙る平面枠部8aが形成されており、その平面枠部8aの幅方向の両縁を全周に亙り後方向けて直角に折り曲げることにより、フレーム全周に亙る外周折曲面8b及び内周折曲面8cが形成され、フレーム8自体は横断面略「コ」字形状をなしている(図5)。上記両折曲面8b,8cの内、フレーム8の内周折曲面8cは、フレーム全周に亙り上記外周折曲面8b後縁8b’よりさらに後方に向けて長く形成されており、その後縁8c’からさらに内側に向けて直角に折り曲げることにより、取付平面8dが上記折曲面8cの内縁全周に亙り形成されている(図4)。従って、上記取付平面8dは、上記位置決用L型リブ5,5’,5”の前面5a,5a’,5a”に平行であり、かつ上記平面枠部8a並びに壁面3に平行な面となっている(図4参照)。
この枠状フレーム8の内周折曲面8cによって構成される内周長方形枠の面積は、上記方形収納凹部4(格納箱2)の開口部面積(開口2’の面積)より若干小さく形成されており、一方上記平面枠部8aの外周面(外周折曲面8b)によって構成される外周長方形枠の面積は、上記方形収納凹部4(格納箱2)の開口部面積(開口2’の面積)より若干大きく形成されているので、当該枠状フレーム8を上記方形収納凹部4に宛がうと、上記内周折曲面8cが上記収納凹部4即ち格納箱2内に入り込み、かつ上記外周折曲面8bの後縁8b’がその全周に亙って上記方形収納凹部4の開口部の外側の壁面3に当接するように構成されている(図2(b)、図5参照)。
そして、上記枠状フレーム8をその外周折曲面8bの後縁8b’が上記壁面3に当接したフレーム取付位置への位置決め状態においては、上記取付平面8dが位置決用L型リブ5,5’,5”の前面5a,5a’,5a”に所定間隔t2を以って平行に近接した状態となるように構成している(図5参照)。
上記取付平面8dの内、左右の同平面8d,8dには、それらの上部、中間部、下部の3箇所に係合ピン挿通用の前方側挿入孔(挿入孔)11,11,11が左右対称位置に各々貫設されており(図4)、上記取付平面8dの内、上側の同平面8dの中央部には同じく係合ピン挿通用の前方側挿入孔(挿入孔)11が1箇所に貫設されている。そして、これら挿入孔11の設置位置は、上記枠状フレーム8を上記フレーム支持用フック30,30に載置したとき、消火設備格納箱2の上記各挿入孔6の設置位置に各々一致するように構成している(図4中心線p参照)。
上記左右の取付平面8dの上部の挿入孔11,11と中間部の挿入孔11,11の間における上記縦方向スリット6’,6’に対応する位置には、フック挿入用スリット(係合部)11’,11’が左右同一高さに貫通形成されている(図4参照)。
そして、上記枠状フレーム8を上記格納箱2の前面側に宛がい、上記フック挿入用スリット11’,11’内に上記縦方向スリット6’,6’に装着したフレーム支持用フック30,30を図5に示すように挿入し、当該フレーム8を上記フック30,30上に載置し、その状態で上記フレーム8の外周折曲面8bの後縁8b’を上記凹部4周縁の壁面3に当接させると、上記枠状フレーム8の前方側挿入孔11(7箇所)の貫設位置と上記位置決用L型リブ5,5’,5”における後方側挿入孔6(7箇所)の貫設位置(各孔11,6の中心軸p)が前後方向に対応し、各挿入孔の中心線pが各々一致し得るように構成されている(図4、図5参照)。尚、上記フレーム8を上記フック30,30に載置(支持)した状態(図2(b),図5の状態)を「フレーム支持状態」という。
上記左右一対のフレーム支持用フック30のフック片32の前端部を各対応するフック挿入用スリット11’,11’内に挿入させて、上記枠状フレーム8の上記外周折曲面8bの後縁8b’を上記壁面3に当接させ、枠状フレーム8を若干下降して該フレーム8を上記フック30,30上に支持した状態、即ち、上記枠状フレーム8を上記フック挿入用スリット11’,11’の上端11a’,11a’を以って上記フレーム支持用フック30,30の載置面32c,32c上に載置すると(図5の状態)、上記格納箱2の後方側挿入孔6の貫設位置(前面5a,5a’,5a”)と上記枠状フレーム8の前方側挿入孔11の貫設位置(取付平面8d)とは、上記枠状フレーム8に沿って一定間隔t2を保持すると共に、上記前方側挿入孔11と後方側挿入孔6の中心線pが一致するように構成されている(以下、この位置を「フレーム取付位置」という)(図5参照)。よって、作業者は、上記フレーム8を上記フック30,30上に上述のように載置し、その後縁8b’を上記壁面3に当接させれば、あとは手を離しても上記フレーム8を上記フレーム取付位置に保持し得るので、かかる状態で上記係合ピン12を以って当該フレームの固定作業を1人で容易に行うことができる。
尚、8’は上記枠状フレーム8を上記格納箱2前面に位置決めした状態において、上記仕切板7に対応する位置に設けられた中間フレームであり(図2(a)参照)、その左右両端部を左右の上記内周折曲面8cに溶接固定されている。尚、上記フレーム8下辺の取付平面8dに上記挿入孔を設けても良い。
20は(図6(a),(b)参照)、上記位置決用L型リブ5,5’,5”の前面5a,5a’,5a”の後方側挿入孔6にその後方側から嵌着されるピン固定用ブッシュであり、合成樹脂等のある程度弾性を有する材料により一体成型により構成されている。
当該ブッシュ20は、横断面略長方形状の方形中空筒状の前後開口(貫通孔23’)の本体23を有し、該本体23の前端に大径の円形フランジ(フランジ)21が形成されており、当該フランジ21の前部側に上記後方側挿入孔6に挿入され上記前面5a,5a’,5a”に嵌合するための一対の嵌合片(嵌合部)22,22が設けられている。この嵌合片22,22は、上記本体23の短辺側に沿って板状に形成されており、各嵌合片22,22の先端の外側に後方に向かうテーパ面22a’,22a’を有する楔状の嵌合爪22a,22aが設けられている。
上記本体23の貫通孔23’内部の一方の短辺側は、前後方向に亙り溝部23aが形成されることにより外部方向に拡幅されており、当該溝部23aの前端部から後方に向けてピン係合片(ピン係合部)24が上記溝部23aに沿って設けられている。このピン係合片24は、その前端部24aを基部として後方に向けて上記本体23の中心方向に傾斜した弾性片により形成され、その内面には、前方から後方に向けて傾斜するテーパ面24b’と垂直面24b”からなる複数の係合爪24b(実施形態では3つ)が設けられている。よって、このピン係合片24は係合ピン12の挿入により該係合ピン12の突起13との当接に基づいて、上記前端部24aより水平方向(矢印A方向)に若干変形し、さらにその弾性により逆方句(矢印B方向)に弾性復帰して、上記係合ピン12の突起13と係合し得るように構成されている。
上記嵌合片22,22の間隔は、上記左右長円形状の挿入孔6の上下方向幅と略同様に構成されており、図5及び図11に示すように当該ブッシュ20をその嵌合片22が上下に位置する方向で上記挿入孔6に挿入すると、上記嵌合爪22a,22aが挿入孔6の上下縁に嵌合し、当該挿入孔6に嵌合装着することができるように構成されている。即ち、上記ピン固定用ブッシュ20を上記後方側挿入孔6にその後方側より嵌合すると、前面5a,5a’,5a”側に嵌合爪22a、22aが臨出することにより抜け止めされ、当該挿入孔6に嵌合取着することができる。
12は係合ピンであり(図7参照)、上記前方側挿入孔11と、上記後方側挿入孔6に嵌合された上記ピン固定用ブッシュ20に、上記取付平面8d前面側から挿入することにより、上記枠状フレーム8と上記位置決用L型リブ5,5’,5”とを連結固定する機能を有するものである。この係合ピン12は、例えば合成樹脂等のある程度弾性を有する素材により構成されている。この係合ピン12は、横断面長方形状の主軸(軸部)12aと主軸12aより大径の円盤状頭部12bとから構成されている。
この係合ピン12において、13は上記主軸12aの外周面に設けられた係合用突起(突起)であり、上記主軸12aの短辺側の二面12’,12’に形成されている。この係合用突起13は、主軸12aの先端部から上記頭部12b側に傾斜するテーパ面13aと垂直面13bとから構成されており、当該係合用突起13を前方側の挿入孔11を介して上記ピン固定用ブッシュ20に挿入し、上記係合用突起13と上記ブッシュ20のピン係合片24とを嵌合させることにより上記枠状フレーム8と上記格納箱2を連結固定するものである。また、この係合用突起13は、上記主軸12aの前後方向の範囲Hに亙って多数設けられており、上記取付平面8dと上記位置決用L型リブ5,5’,5”との間隔t2が現場において変化しても、その変化を吸収し得るように構成している。尚、上記係合ピン12の係合用突起13はその外周の二面に設けた場合を示したが、主軸の外周の四面全てに設けても良い。
また、上記係合ピン12の主軸12aは上記ピン固定用ブッシュ20の貫通孔23’内に挿入可能な大きさを有しており、その横断面形状は上記貫通孔23’の溝部23aを除く横断面形状と略相似形状をなしている。従って、上記係合ピン12を上記ピン固定用ブッシュ20の貫通孔23’内に、上記係合ピン12と上記貫通孔23’の各短辺と各長辺が合うように挿入すると、上記係合ピン12の上記係合突起13が上記貫通孔23’内のピン係合片24に当接し得るように構成している(図13参照)。
このように構成することにより、この係合ピン12をその後端部より上記挿入孔11から上記ピン固定用ブッシュ20の嵌合装着された挿入孔6に挿通し、図13に示すように、上記係合ピン12の頭部12bの後面12b’が上記挿入孔11の前面側周面に当接するまで挿入する。
すると、上記係合用突起13が上記ピン係合片24に当接しながら挿入されるが、上記頭部12bの後面12b’が上記取付平面8dの前面に当接した時点で、上記ピン係合片24が弾性復帰して上記主軸12aの何れかの係合突起13に係合することで、当該ピン固定用ブッシュ20に上記係合ピン12は抜け止めされた状態で固定される。
上記フレーム支持用フック30は、図8に示すように、1枚の金属板(厚みは約1.6mm)の板状部材により形成されており、上下方向の直線状の係合片31と該係合片31の中間部より前方側に突出するフック片32とから構成されている。上記フック片32と上記係合片31との接続部32aは上記フック片32の上下長さより短く形成されており、これにより上記フック片32と係合片31との間には上記係合片31の前縁に沿う直線状の係合溝32bが形成されている。上記フック片32の上面は前後方向の水平の載置面32cが形成されており、当該載置面32cの前端にはフレーム外れ防止用の上向突起33が突設されている。
このフック30を上記位置決用L型リブ5,5’の前面5a,5a’の縦方向スリット6’,6’に取り付けるには、上記スリット6’前方側より上記フック30の上記係合片31を上記縦方向スリット6’内に挿入し、当該スリット6’の後方側において上記係合片31の上端部31aを左方向に、上記係合片31の下端部31bを右方向に各々直角に折り曲げ、かかる状態で上記フック30の係合溝32bを上記縦方向スリット6’の最下部に係合させる。これにより上記フック30を上記スリット6’に係合することができる(図9参照)。かかる取付け状態においては、上記直角に折り曲げた上下端部31a,31bとL型リブ5,5’の後面との当接により当該フック30が前方又は後方に回動することが阻止され、さらに上記縦方向スリット6’により左右方向の傾動が抑えられるので、当該フック30は上記スリット6’に垂直状態に安定して支持される。また、上記フック30を上記スリット6’に支持した状態においては、該フック30のフック片32は上記L型リブ5,5’の前面5a,5a’に対して直交状態となる。
そして、一対のフック30,30を上記L型リブ5,5’の前面5a,5a’の上記2つの縦方向スリット6’,6’に各々取り付けることにより、左右の上記フック30,30の上記載置面32c,32cを同一高さに設定することができる。また、上記フック30,30は上記消火栓格納箱2の中央部と上端部との間に位置に設置される。さらに、上記フック30,30のフック片32の前後方向幅t3は、上記枠状フレーム8を上記フレーム取付位置に位置させたときの取付平面8dと上記位置決用L型リブ5の前面5aとの間隔t2より大となるように構成される(t3>t2、図5参照)。このように構成することで、上記枠状フレーム8を上記フレーム取付位置に設置した状態において、上記フック挿入用スリット11’,11’内に上記フック片32の前端が上向突起33を含めて入り込むため、その後枠状フレーム8を若干下降させることにより、上記スリット11’,11’の上端11a’,11a’を以って上記フレーム8を上記フック30,30に支持することができる。
尚、図1において、14a,14a’は上記枠状フレーム8の上部左右の内周折曲面8cと上部開閉扉(扉)9の左右側面との間の同一軸線上に軸挿された支軸であり、上部開閉扉9はこれらの支軸14a,14a’を中心として上下方向に開閉するように構成されている(図2参照)。
また、15aは上記枠状フレーム8の中間フレーム8’の右端部と上記前部開閉扉(扉)10の右端上部との間に軸挿された支軸、15bは上記枠状フレーム8の右端部下部と上記扉10の右端下部との間に軸挿された支軸であり、上記扉10は同一軸線上の上記支軸15a,15bを中心として右側に開閉するように構成されている(図2参照)。
また、上記上部開閉扉9における16は警報音放出部、17は警告灯、18は警報スイッチであり、何れも上記上部開閉扉9の前面側に設置されている。
本発明の消火設備格納箱のフレーム取付構造は上述のように構成されるものであるから、まず壁面3に設けられた収納凹部4内に消火設備格納箱2を嵌合状態で埋設する。このとき、格納箱2の開口部前縁2aが上記凹部4の開口部前縁に合致するように該格納箱2を取り付け、凹部4内に固定する(図2(a)参照)。
次に、ピン固定用ブッシュ20を上記格納箱2の位置決用L型リブ5,5’,5”の前面5a,5a’,5a”の各後方側挿入孔6に取り付ける。上記後方側挿入孔6の後方側より挿入孔6にピン固定用ブッシュ20の嵌合片22,22を宛がい、該嵌合片22,22を上記挿入孔6に嵌合挿入する(図5、図11参照)。尚、上記ブッシュ20を上記挿入孔6に固定したとき、該ブッシュ20のピン係合片24は貫通孔23’内の上部に位置している(図12)。
すると図12に示すように、嵌合片22,22の嵌合爪22a,22aが上記各挿入孔6の上下側縁に係合し、当該ピン固定用ブッシュ20を挿入孔6に嵌合装着することができる。このピン固定用ブッシュ20は全ての後方側挿入孔6に嵌合装着する。
さらに、上記前面5a,5a’の左右の縦方向スリット6’,6’にフレーム支持用フック30,30を各々取り付ける。即ち、上記フック30の係合片31を上記縦方向スリット6’に挿入し、該スリット6’の後方側において上記係合片31の上端部31aと下端部31bを図9に示すように折り曲げ、上記スリット6’の下端に上記フック30の係合溝32bの上端を係合させる。尚、左右の縦方向スリット6’,6’の各々に上記フック30を同様に取り付ける。
このように構成すると、上記位置決用L型リブ5,5’の前面5a,5a’における左右の同一高さ位置に上記フック30,30の水平な載置面32c,32cを構成することができる(図3参照)。
次に、枠状フレーム8を上記格納箱2の前面に宛がい、その内周折曲面8cにより構成される方形枠部外周面が上記収納箱2内に嵌合していくように、壁面3の方向(後方)に移動させて行くと共に、さらに上記フック30,30のフック片32,32の前端部がフレーム8のフック挿入用スリット11’,11’内に挿入するように、該フレーム8を後方に移動させていく。そして、当該枠状フレーム8の後方への移動は、その外周折曲面8bの後縁8b’がフレーム8の全周に亙って上記収納凹部4の開口部周縁近傍の壁面3に当接するまで行い、その後、枠状フレーム8を若干下降させ、上記フック片32,32の載置面32c,32c上に上記フレーム8におけるフック挿入用スリット11’,11’の上端11a’,11a’を載置することで、上記フック30,30上に上記枠状フレーム8を支持する(図5)。
この状態においては、上記フック30,30上に枠状フレーム8を水平に載置することができ、上記格納箱2の左右の位置決用L型リブ5,5’及び上側の位置決用L型リブ5”の前面5a,5a’,5a”と上記枠状フレーム8の取付平面8dが、フレーム8に沿って同一間隔t2を保って近接した状態(フレーム取付位置の位置決め状態)となる(図5,図12)。
そして、かかる状態においては、上記取付平面8dの前方側挿入孔11と上記格納箱2の上記前面5a,5a’,5a”の後方側挿入孔6とがその中心線pを共通にした状態(フレーム取付位置の状態)となり、作業者が枠状フレーム8から手を離しても、枠状フレーム8はかかるフレーム取付位置を維持し得る。よって、1人の作業者であっても、容易に枠状フレーム8の位置決めを行うことができる。
このとき、枠状フレーム8の左右方向の水平が保たれていない場合は、上記フレーム支持用フック30,30の上記載置面32c,32cの何れかをグラインダー等により削ることにより、左右の高さ調整を行うことができ、これにより枠状フレーム8の正確な水平を出すことができる。尚、フレーム支持用フック30は金属板により構成されているので、上記載置面32cの加工は比較的容易に行うことができる。
次に、上記枠状フレーム8のかかる取り付け状態において、係合ピン12を上記取付平面8dの前方側から、その先端部側を挿入孔11側に向けて、各挿入孔11内にその頭部12bの後面12b’が上記取付平面8dに当接するまで挿入する(図12から図13)。
このとき、上述のように作業者は枠状フレーム8から手を離しても、該枠状フレーム8は上記フック30,30上の載置状態を維持し得るので、係合ピン12の挿入を容易に行うことができる。即ち、上記枠上フレーム8に対し前方に力が作用しても、当該フレーム8は上記フック30,30の突起33,33により抜け止めされるので、当該枠上フレーム8が前方に倒れることはない。
上記係合ピン12を挿入孔11に挿入することにより、図13に示すように、頭部12bの後面12b’が取付平面8dの前面に当接すると共に、上記係合ピン12が上記挿入孔6に嵌合しているピン固定用ブッシュ20の内部(貫通孔23’内)に挿入される。このとき、上記係合ピン12の挿入により、上記ブッシュ20の本体23のピン係合片24のテーパ面24b’が上記係合ピン12の突起13に当接することにより、ピン係合片24が矢印A方向に若干移動するが、上記取付平面8dと上記前面5a(5a’,5a”)との間隔t2に応じた主軸12a上の所定位置で上記ピン係合片24が弾性復帰し、これにより当該係合片24の垂直面24b”と上記主軸12aの所定位置の突起13の垂直面13bが係合し、上記ブッシュ20の係合片24と上記係合ピン12の突起13との係合により上記当該係合ピン12は抜け止め状態となる(図13)。
この状態においては、上記フレーム8の荷重は2つの上記フック30,30にかかるので、上記係合ピン12は上述のように合成樹脂製の軽量なピンを使用することができる。
そして、かかる係合ピン12を左右対称位置の挿入孔11及び挿入孔6(6箇所)、上側の挿入孔11及び挿入孔6(1箇所)において各々同様に挿通することにより、上記外周折曲面8bの後縁8b’が全周に亙り上記壁面3に当接状態の当該枠状フレーム8を、上記格納箱2の位置決用L型リブ5,5’,5”の前面5a,5a’,5a”に確実に固定することができる。
このとき、係合ピン12はその頭部12bの後面12b’が取付平面8dの前面に当接するまで挿入孔11内に押し込むだけでよく、当該押し込み動作のみにより、上記取付平面8dと上記位置決用L型リブ5,5’,5”の前面5a,5a’,5a”との間隔t2に応じて、上記係合ピン12の何れかの突起13に係合片24が係合することとなり、これにより上記係合ピン12は抜け止め状態で上記フレーム8に接続された状態となる。従って、上記取付平面8dと上記前面5a,5a’,5a”との間隔t2は枠状フレーム8に沿って一定間隔を保持した状態となり、かかる状態で枠状フレーム8を上記消火設備格納箱2に確実に固定することができる(図13参照)。
図14に示すものは上記ピン固定用ブッシュ20の他の実施形態であり、上記実施形態におけるピン固定用ブッシュ20と比較して、本体23を円筒状に形成すると共に、ピン係合片24を対向方向に一対に設けた点が異なる。このように構成すると、上記係合ピン12と上記一対のピン係合片24,24とが係合するため、上記係合ピン12と上記固定用ブッシュ20をより確実に固定することができるものである。
このように本発明によれば、枠状フレーム8を格納箱2に取り付ける際、消火設備格納箱2側に設けた左右一対のフレーム支持用フック30,30に枠状フレーム8を載置(支持)すると、フレーム8側の複数の挿入孔11の位置と上記消火設備格納箱2側の複数の挿入孔6の位置が一致したフレーム取付位置に当該フレーム8を位置させることができるため、その後は、係合ピン12を消火設備格納箱2側のピン固定用ブッシュ20に挿入するという簡単な操作で、消火設備格納箱2に枠状フレーム8を固定することができ、消火設備格納箱への枠状フレームの取り付け作業を例えば一人の作業員によっても容易に行うことができる。
また、枠状フレーム8を格納箱2に取り付ける際、従来のボルト締めのように、左右のボルトの締付けトルクを一定とする等の面倒な操作を必要とせず、格納箱2の位置決用L型リブの各挿入孔6にピン固定用ブッシュ20を嵌合し、枠状フレーム8をフック30,30に載置して位置決めした後、係合ピン12をその頭部12bが取付平面8d前面に当接するまで押し込むという極めて簡単な作業で枠状フレーム8を歪みなく消火設備格納箱2に固定することができるという効果を奏するものである。
また、上記係合ピン12とピン固定用ブッシュ20との結合は、上記固定用ブッシュ20のピン係合片24と係合ピン12の突起13との係合によるものであるため、上記ブッシュ20と上記係合ピン12とを確実に固定することができ、これにより枠状フレーム8を消火設備格納箱2に確実かつ強固に取り付けることができる。
また、枠状フレーム8をフック30,30に載置したフレーム取付位置の位置決め状態において、係合ピン12を前方側挿入孔11からピン固定用ブッシュ20に挿入するだけで、枠状フレーム8と消火設備格納箱2を接続固定することができる。このとき、前面5a,5a’,5a”と上記枠状フレーム8の位置(固定位置)に各々対応する上記係合ピン12の何れかの突起13によって、上記枠状フレーム8と上記前面5a、5a’,5a”とを固定し得るため、係合ピン12を挿入するという簡単な動作によって枠状フレーム8と前面5a,5a’,5a”とを一定間隔を以って相互に固定することができる。
また、枠状フレーム8のフレーム位置決め状態において、後方側挿入孔6の貫設位置と前方側挿入孔11の貫設位置とは、上記枠状フレーム8に沿って一定間隔t2を保持しているので、その後は係合ピン12を各挿入孔11に挿入するだけで、枠状フレーム8を歪みなく固定することができる。
また、枠上フレーム8をフック30,30に載置するだけで、枠状フレーム8を水平に支持したフレーム支持状態において、枠状フレーム8の格納箱2に対する上下、左右の取り付け高さ(各挿入孔11,6の位置)を同一とすることができるので、例えば作業員一人であっても容易に当該フレーム8を消火設備格納箱2に取り付けることができる。
また、消火設備格納箱2の前面側に枠状フレーム8を固定するに当たって、係合ピン12を挿入するという簡単な動作により、枠状フレーム8を歪みなく取り付けることができ、消火設備格納箱の組立作業の作業効率を大幅に向上させることができる。
また、枠状フレーム8をフレーム取付け位置に位置決め状態に保持した状態において、後方側挿入孔貫設位置と前方側挿入孔貫設位置とは枠状フレーム8に沿って一定間隔を保持するように構成したので、係合ピン12を挿入するという簡単な操作により枠状フレーム8を消火設備格納箱2に歪みなく取り付けることができる。
また、本発明に係る消火設備格納箱のフレーム取付構造は、廊下等の閉鎖的な狭い空間で施工しやすい利点を有する。尚、図1中、19は開閉扉10の取手、27は消火栓表示である。
本発明に係る消火設備格納箱のフレーム取付構造は、消火栓や消火ホース等の消火設備の格納箱等に用いることができ、実施形態に示した埋設型のみならず露出型、起立型等の消火設備格納箱等においても広く対応することができる構造である。
本発明に係る消火設備格納箱のフレーム取付構造を適用した消火設備格納箱の正面図である。 (a)は消火設備格納箱の縦断面図であり枠状フレームを取り付け前の状態、(b)は同上格納箱の縦断面図であり枠状フレームの取り付け状態を示す図である。 消火設備格納箱の正面図である。 同上フレーム取付構造を示す消火設備格納箱の枠状フレームの分解斜視図である。 同上取付構造のフレーム支持用フック近傍の縦断面図である。 (a),(b)共に同上取付構造におけるピン固定用ブッシュの斜視図である。 同上取付構造における係合ピンの斜視図である。 同上取付構造におけるフレーム支持用フック近傍の分解斜視図である。 同上取付構造におけるフレーム支持用フック近傍の斜視図である。 (a)は同上フレーム支持用フックの正面図、(b)は同フックの側面図、(c)は同フックの斜視図である。 同上取付構造において係合ピンをピン固定用ブッシュに挿入する状態を示す斜視図である。 同上取付構造において枠状フレームを消火設備格納箱に取り付ける状態を示す部分拡大断面図である。 同上取付構造において枠状フレームを消火設備格納箱に取り付けた状態を示す部分拡大断面図である。 ピン固定用ブッシュの他の実施形態の斜視図である。
符号の説明
1 消火設備格納装置
2 消火設備格納箱
2’ 前面開口
3 壁面
5,5’,5” 位置決用L型リブ
5a,5a’,5a” 前面(受板部材)
6 後方側挿入孔(挿入孔)
6’ 縦方向スリット
8 枠状フレーム
8b’ 後縁
8d 取付平面
11 前方側挿入孔(挿入孔)
11’ フック挿入用スリット(係合部)
12 係合ピン
12a 主軸(軸部)
12b 頭部
13 係合用突起(突起)
20 ピン固定用ブッシュ
21 フランジ
22 嵌合片(嵌合部)
24 ピン係合片(ピン係合部)
30 フレーム支持用フック
31 係合片
32 フック片
32c 載置面
33 突起
t2 間隔

Claims (4)

  1. 枠状フレームにおける挿入孔の貫設された取付平面と、消火設備格納箱における挿入孔の貫設された受板部材とを両挿入孔を介して連結する消火設備格納箱のフレーム取付構造であって、
    上記受板部材は上記格納箱の左右位置に設けられており、左右の受板部材の各々に前方側に突出する同一高さのフレーム支持用フックを設け、上記枠状フレームの上記取付平面には上記フックに対応する同一高さの位置に各々係合部を設け、
    頭部と軸部から構成され上記軸部に複数の突起を具備した係合ピンと、フランジの前方側に嵌合部を有し上記フランジの後方側にピン係合部が形成されたピン固定用ブッシュとを設け、
    上記ピン固定用ブッシュは上記受板部材の上記挿入孔に上記嵌合部を以って嵌合取着され、
    上記枠状フレームをその係合部を以って上記フックに支持したフレーム支持状態において上記取付平面の挿入孔と上記受板部材の挿入孔の位置が前後方向に対応するように構成し、
    上記フレーム支持状態で、上記係合ピンを上記取付平面の挿入孔を介して上記ピン固定用ブッシュ内に挿通した状態において、上記ピン固定用ブッシュの上記ピン係合部と上記係合ピンの突起が係合し、これにより上記枠状フレームを上記消火設備格納箱に固定するものであり、
    上記枠状フレームの位置決めは、壁面に埋設した上記消火設備格納箱の前面開口の周縁の壁面に、上記枠状フレームの後縁を当接させることにより行うものであり、
    当該位置決め状態において、上記フレーム支持用フックは上記枠状フレームの上記係合部に係合可能であり、かつ、上記受板部材の挿入孔貫設位置と上記取付平面の挿入孔貫設位置とは、上記枠状フレームに沿って一定間隔を保持しているものであることを特徴とする消火設備格納箱のフレーム取付構造。
  2. 上記フレーム支持用フックは、上面に水平の載置面を有するフック片と、後方の係合片とを有する板状部材により構成し、
    左右の上記受板部材には各々同一高さのスリットを設け、
    2つの上記フックの各係合片を上記スリット内に各々係合した状態において、上記両載置面が同一高さとなるように構成したものであることを特徴とする請求項1記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造。
  3. 上記フレーム支持用フックの設置位置は、上記消火設備格納箱の中央部と上端部との間の位置である請求項1又は2記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造。
  4. 上記フレーム支持用フックの載置面の前端部にフレーム外れ防止用の突起を設けたものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の消火設備格納箱のフレーム取付構造。
JP2008280659A 2008-10-31 2008-10-31 消火設備格納箱のフレーム取付構造 Active JP4819111B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008280659A JP4819111B2 (ja) 2008-10-31 2008-10-31 消火設備格納箱のフレーム取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008280659A JP4819111B2 (ja) 2008-10-31 2008-10-31 消火設備格納箱のフレーム取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010104625A JP2010104625A (ja) 2010-05-13
JP4819111B2 true JP4819111B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=42294666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008280659A Active JP4819111B2 (ja) 2008-10-31 2008-10-31 消火設備格納箱のフレーム取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4819111B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101641918B1 (ko) * 2016-03-04 2016-07-22 장승원 내외함 장착 조립성과 결합성이 개선된 소화전

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101877724B1 (ko) * 2017-01-26 2018-07-12 신영공업 주식회사 조립성이 개선된 옥내소화전
JP6699613B2 (ja) * 2017-03-30 2020-05-27 豊田合成株式会社 エアバッグ装置
JP2019198537A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 株式会社立売堀製作所大阪工場 消火設備格納箱の扉枠取付構造及びその取付方法
JP7101971B2 (ja) * 2018-05-22 2022-07-19 株式会社横井製作所 消火栓格納箱
KR102505822B1 (ko) * 2022-12-07 2023-03-06 모은영 체결이 편리한 소화전용 표시등
CN116350971A (zh) * 2023-05-19 2023-06-30 常州德众新能源有限公司 一种阻燃灭火电气控制柜

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315308A (ja) * 1986-07-07 1988-01-22 Hitachi Ltd ロボツトの動作軌跡設定方式
JP2001098612A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Nifco Inc 便器付帯設備の取付構造
JP3611191B2 (ja) * 2000-03-06 2005-01-19 能美防災株式会社 消火栓装置
JP4366301B2 (ja) * 2004-12-03 2009-11-18 未来工業株式会社 取着体およびビス固定部材
JP2006207683A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Toyota Motor Corp 固定具並びにこの固定具を用いた基材に被固定部材を固定及び離脱させる方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101641918B1 (ko) * 2016-03-04 2016-07-22 장승원 내외함 장착 조립성과 결합성이 개선된 소화전

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010104625A (ja) 2010-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4819111B2 (ja) 消火設備格納箱のフレーム取付構造
US8245992B2 (en) Hanger and display
US20070102944A1 (en) Tightening structure for assist grip
AU2011270758B2 (en) Hat channel adaptor for sprinkler support assembly
JP2008223401A (ja) 下地金具および外壁施工構造
KR101561174B1 (ko) 파티션의 연결장치
JP5764035B2 (ja) ケーブル支持具
ES2935064T3 (es) Montaje de altavoz de panel plano
KR200480481Y1 (ko) 부재 거치용 치공구
JP4902614B2 (ja) 消火設備格納箱のフレーム取付構造
JP5901695B2 (ja) 壁付け収納家具の組立て据付け方法
WO2016067485A1 (ja) 窓枠構造
JP5838505B2 (ja) 警報器
JP5392557B2 (ja) 物品の取り付け具
JP6625414B2 (ja) 躯体の支持構造
JP2002084616A (ja) 中空壁用配線器具取付装置
JP2009106465A (ja) 消防設備格納箱のフレーム取付構造
JP2019198537A (ja) 消火設備格納箱の扉枠取付構造及びその取付方法
JP2007091093A (ja) シートレッグ構造
KR20180067399A (ko) 호스 클램프용 토크 컨트롤 캡
JP2015073723A (ja) ミラーキャビネット
WO2021235059A1 (ja) ホースクランプの保持解除部材及びホース締結装置
JP3575858B2 (ja) 貫通孔の充填材支持具
JP2006336459A (ja) 木造建築部材の連結具
JP2654458B2 (ja) 家具等の固定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4819111

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250