JP4817849B2 - 振れ補正装置および光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラ、カメラ等の光学機器に搭載され、像振れを補正する振れ補正装置および光学機器に関するものである。
ジャイロセンサ等のセンサにより機器の振れを検出して像振れを防止する、ビデオカメラに搭載される振れ補正装置としては、例えば特開2003−219265号公報(特許文献1)に記載してあるように、電子式と光学式のものがある。
これらの振れ補正装置の性能の良し悪しの判断として、パンニング時の挙動を如何に自然に見せられるかが重要な要素となっている。パンニング制御に関しては、例えば特許文献1に同様に記載されているように、フィルタのカットオフ周波数を変更する方法がある。
ここで、電子式振れ補正と、パンニング処理に関して簡単に説明する。
図10は、角速度センサにより振れを検出し、撮像素子から、必要な画素を切り出すことにより像振れ補正を行う振れ補正装置を搭載したビデオカメラ等の撮像装置の構成図である。
図10において、1001はレンズユニット、1002は固体撮像素子(以下CCDという)である。電子式振れ補正では、CCD1002は、放送方式(例えばNTSC方式)で必要とする標準のCCDに比べ画素数の多いCCDを用いる。1003はCCD駆動回路であり、CCD1002を駆動し、また後述のマイクロコンピュータ1009からの制御命令に従い、どのラインから最終的に出力するエリアを切り出すかを垂直同期方向に関して選択することができるよう工夫されている。
1004はアナログ信号処理部であり、CCD1002で得られた信号に所定の処理を施し、アナログ撮像信号を生成する。1005はA/D変換器を内蔵しているカメラ信号処理部であり、最終的な出力映像信号を生成する。1006はラインメモリであり、メモリ制御回路1007により、デジタル撮像信号を少なくとも1ライン分記憶することができる。さらに所定の位置(アドレス)から読み出すことが可能である。
なお、ラインメモリ1006に記憶されるデジタル撮像信号は標準イメージサイズに比べ画素数が多いままである。メモリ制御回路1007は後述のマイクロコンピュータ1009からの制御命令に従い、ラインメモリ1006から読み出す先頭の画素を選択することができ、標準イメージサイズ分だけ読み出すよう工夫されている。
さて、101は角速度センサであり、撮像装置の振れを検出する。振れの検出は、通常縦方向、横方向の2方向を検出するため、角速度センサ101も2つ使用するが、機能は全く同じであるため、ここでは1方向のみを記述している。102は高域通過フィルタ(以下HPFという)で、角速度センサ101出力の直流成分(以下DC成分という)のカットを行う。103はアンプであり、検出した角速度信号を増幅している。
104はマイコン1009に内蔵されているA/D変換器であり、2方向の角速度信号はこの内蔵のA/D変換器1004によりデジタル信号に変換され、角速度データとなる。そして、この角速度データは、HPF105、位相補償フィルタ106により所定の信号処理を施され、さらにカットオフ周波数が変更できる可変HPF701を通った後、積分器107により、縦方向、横方向の振れ補正信号を生成する。
1008は補正系制御部であり、生成された振れ補正信号に関して、縦方向の振れ補正信号をCCD駆動回路1003に、横方向の振れ補正信号をメモリ制御回路1007に伝達する。先に述べたようにCCD駆動回路1003、メモリ制御回路1007はそれぞれ振れ補正信号に応じて切り出す位置を変更する。また、パンニング検出時は可変HPF701のカットオフ周波数を変更する等の処理を行うことで、パンニング制御も行う。パンニング制御については後に説明する。
1009はマイクロコンピュータであり、CCD駆動回路1003の制御、振れ補正制御等を行う。マイクロコンピュータ1009は、積分器107により算出される振れ補正信号に基づき、CCD駆動回路1003、メモリ制御回路1007を制御し、振れ補正動作を行う。
この一連の動作により、標準より大きな全イメージサイズから、標準イメージサイズを抜き出し、抜き出す位置を振れ補正信号に応じて制御することで手振れ等による像振れを補正することが可能となる。
次に、パンニング制御に関して説明する。撮影者が、パンニングやチルティングを行った場合は、撮影者が意図した通りに画が動くことが望ましい。しかし、パンニング時に、通常の振れ補正を行っていると、パンニング開始時は、補正されるために画が動かず、補正範囲を超えたときに、突然動き出し、画の動きに不連続感を与え、かつ、パンニング終了時には、補正端に張り付いたままとなり、振れ補正が行えないという状態になってしまう。この現象を回避するために行われるのがパンニング制御である。
パンニング制御の一例として、前述の積分器107の出力が、あらかじめ決められた補正量を超えたかどうかを、補正系制御部1008により検出し、超えた場合には前述のカットオフ周波数が変更できる可変HPF701のカットオフ周波数を、低域信号を除去するように変更し、補正量を制限する等が挙げられる。このパンニング制御により、パンニング中はパンニングによる機器の動きに対する補正を弱めることができ、撮影者の意図に近い動作を行うことができる。
ここでは、パンニング制御として、HPFカットオフ周波数を変更する方法を示したが、積分器107の積分定数を変更することによっても同様の制御が行える。
その他にも、特開平5−142615号公報(特許文献2)あるいは特開平10−282536号公報(特許文献3)に記載されているように、DC成分を抽出して角速度センサ出力から減算する、また、パンニングにより発生するDC成分と等価な量を予測して積分器出力から差し引く等の工夫がなされている。
特開2003−219265号公報 特開平5−142615号公報 特開平10−282536号公報
しかしながら、上記従来例におけるパンニング制御においては、以下の様な問題点がある。
振れ検出手段としてジャイロセンサを使用する場合、ジャイロセンサの出力を50〜100倍にアンプする必要がある。このような高ゲインのアンプ処理をするには、DC成分をカットしないと、アンプ出力が飽和してしまい、まともな信号が得られない。そのため、通常はカットオフ周波数が0.05Hz以下のHPFによりDC成分をカットした後にアンプ処理を行う。図9は、等速でパンニングが行われたとした場合のジャイロ出力とアンプ出力を簡易的に示した図である。実際には、図9に示した波形に手振れの振動が重畳しているが、ここでは省略している。さて、前述のHPFの時定数の影響により、アンプ出力は図9に示すように、時間が経つと中心値に近づいていく。さらに、図9に示したようにパンニング終了時は、HPFの時定数により変動した電圧が、中心値に対し逆方向に発生してしまう。
上記従来例において説明した、HPFのカットオフ周波数を高くしてパンニング制御を行う方法は、パンニングの終了を検出したら通常状態に戻す方式である。この方式で、パンニング終了と同時にカットオフを通常状態にすると、前述の反転出力のために、逆方向に補正を行ってしまう。そのために揺り戻し現象が発生し、画像が見にくいものとなる。これを回避するために、反転出力が発生している間はカットオフ周波数を上げたままにしておく必要がある。パンニング中のカットオフ周波数は20Hz程度となる。そのため、パンニングが終了した後、HPF出力が安定するまでカットオフ周波数を上げていると、パンニング自体は終了しているにもかかわらず、振れ補正機能が効き始めるまでに時間がかかるという問題がある。
また、パンニング中に発生するDC成分を差し引く方法においても、差し引くべきデータが、本当にパンニングにより発生したDC成分と等価であるかどうかを確かめる方法が無い。そのため、パンニング終了時の動きに揺り戻しが発生したり、意図したカメラ操作と違う動きをするなど、違和感のある画像になってしまうという問題が発生する。
さらに、他のより簡単な方法としては、図10におけるHPF105のカットオフ周波数を高くする方法がある。HPF105のカットオフ周波数は、通常0.1〜0.3Hz程度に設定されている。このカットオフ周波数を上げ、1.2〜2Hz程度にすると、パンニング時に発生するDC成分が大きくならないようにできるため、パンニング後の挙動も改善される。しかし、この方法では、振れ補正自体の性能が劣化するため、動いていない被写体を撮影した時に、画の安定性が損なわれるという問題が生じる。
(本発明の目的)
本発明の目的は、通常動作時の画像の安定性を保ちながら、パンニング後の挙動を改善し、パンニング終了時にすぐに像振れ補正動作を開始することのできる振れ補正装置および光学機器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像光学系によって結像された光学像のぶれを補正する振れ補正装置であって、振れを検出する振れ検出手段と、前記振れによる前記光学像のぶれを補正する振れ補正手段と、前記振れ検出手段の出力に基づいて第1の補正量を演算する演算手段と、前記振れ検出手段の出力に基づいて、直流成分を抽出する抽出手段と、前記演算手段の出力がパンニング検出基準値より大きいかを判定し、前記演算手段の出力がパンニング検出基準値より大きい場合は、前記第1の補正量に基づいて0より大きく1以下の範囲で減算係数を算出する算出手段と、前記直流成分に前記減算係数を乗算した減算量を算出し出力する乗算手段と、前記乗算手段によって乗算された減算量を、前記第1の補正量から減算して第2の補正量を算出する減算手段と、前記第2の補正量に基づいて前記振れ補正手段を駆動制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、本発明の振れ補正装置を具備した光学機器とするものである。
本発明によれば、通常動作時の画像の安定性を保ちながら、パンニング後の挙動を改善し、パンニング終了時にすぐに像振れ補正動作を開始することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、後述する実施例1及び2に記載の通りである。
図1は本発明の実施例1の構成を示すブロック図である。図1において、図10と同じ機能を有するものは同じ符号を付し、説明は省略する。108は第1の積分器107の出力からパンニング状態を検出し、パンニング制御の設定を行うパンニング制御部、109は第1の積分器107とは違う周波数特性を有する第2の積分器である。110は第2の積分器109の出力に対し、所定の減算係数をかける乗算器、111は第1の積分器107の出力と乗算器110の差分をとる加算器である。112は振れ補正動作を行うための補正手段、113は振れ補正全体の制御を行うマイコンである。なお、補正手段112は、電子式振れ補正の場合には図10に示されるようなCCD駆動回路1003やメモリ制御回路1007である。また、光学式振れ補正の場合には補正レンズ、可変頂角プリズム、光軸垂直方向に移動可能な撮像素子、およびその駆動回路である。
図2は、本実施例1におけるマイコン113の動作を示すフローチャートである。
以下、図1、図2を基に、本発明の実施例1について詳細に説明する。
図2において、ステップS201では、A/D変換器104により、角速度データを取り込む。ステップS202ではHPF105の演算を行っている。ステップS203では、位相補償フィルタ106の演算、ステップS204では第1の積分器107の演算を行う。次に、ステップS205で第2の積分器109の演算を行う。ステップS206は、実際に補正手段112を駆動するための補正値を演算する部分である。ステップS206にて算出された補正値は、ステップS207で補正手段112へ出力される。
図3は、ステップS206の動作詳細を示すフローチャートである。図3での処理は、図1におけるパンニング制御部108、乗算器110、加算器111による処理を示している。
以下、図3を基に、補正値算出方法について説明する。図3において、ステップS301は第1の積分器107の出力が予め定められた所定値Bを越えているかどうかを判定している。所定値Bは、補正可能範囲の補正端付近の値に設定されており、パンニング検出基準値である。所定値Bを超えている場合はステップS302にて第1の積分器107の出力結果に応じて減算係数Gを設定する。ここで、減算係数Gの値は、0<G≦1の範囲になるようにしている。
図4は、減算係数Gの値を示した図である。第1の積分器107の出力が所定値Bを越えると、第1の積分器107の出力に応じて減算係数Gの値が増加し、最終的には1となるように設定される。
ステップS301で所定値B以上でなければ、ステップS303にて減算係数Gを0とする。そしてステップS304にて、第2の積分器109の出力に減算係数Gを乗算し、減算量Dを算出する。つまり、減算量Dは、第1の積分器107の出力の大きさに応じて設定される。第1の積分器107の出力が所定値Bより小さい場合には減算量は0となり、所定値B以上においては、その大きさに応じた減算量Dが算出される。
その後、ステップS305にて、第1の積分器107の出力から減算量Dを減算し、補正値を算出する。その結果、第1の積分器107の出力が所定値Bよりも小さい場合、補正値は第1の積分器107出力の値そのものとなる。また、第1の積分器107の出力が所定値Bよりも大きい場合は、その大きさに応じて、補正値が制限されることになる。
さて、この図3で示した処理を行った場合の補正動作であるが、第1の積分器107の出力(補正値)が図4で与えられた所定値Bになるまでは通常の処理が行われる。そして、パンニング動作により所定値Bを超えてさらに補正端に近づくと、減算係数Gに従って、第2の積分器109の出力の数%が補正値から減算されて、実際の補正値となる。この補正値は、第1の積分器107の出力に対して、DC成分が若干カットされた値となっている。第1の積分器107の出力が大きくなると、図4の減算係数Gに従って減算量Dも大きくなるため、減算後の補正値は、端近傍の値をとることになる。
さて、図5は、第1の積分器107と第2の積分器109の特性図を示している。図5からわかるように、ここでの積分器は理想的な積分器ではなく、利得(ゲイン)を持った低域通過フィルタとしている。理想的な積分器では、DC成分の利得が無限大になるため、実使用上の積分器は、通常このような特性となっている。第2の積分器109は、第1の積分器107に対してカットオフ周波数が低く設定されている。このため、第1の積分器107の出力が所定値Bよりも大きい場合の第2の積分器109の出力は、パンニング中のDC成分を抽出したものとなる。第1の積分器107と第2の積分器109のゲインは等しく設定されている。
減算係数Gが大きくなり、減算量Dが多くなると、DC成分と共に、必要な補正帯域の信号も小さくなる。しかし、例えば減算係数Gが100%の値となり、減算量Dが最大値となっても、振れ補正に必要な帯域である4〜12Hzの信号は除去されずに残るため、抑振性能は多少落ちるものの、その効果ははっきりとわかる状態となる。つまり、この方法により、パンニングによる補正端当たりを防止でき、かつ抑振性能の劣化も抑えることができるようになる。
図6は第2の積分器109の別の特性を示した図である。ここで、第2の積分器109は二次の特性を有している。この図6でもわかるように、第2の積分器109の特性を、減算しても振れ補正に必要な帯域信号が残るように設定すれば、同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、補正値を算出する第1の積分器107のほかに、第2の積分器109を設け、第1の積分器107の出力に応じて第2の積分器109から算出される減算量Dを、第1の積分器107の出力から減算する。そして、その結果を補正値とすることにより、通常制御時の振れ補正性能の安定性を保ちながら、パンニング後の挙動を改善することができるようになる。
次に、本発明の実施例2について説明する。ここでは、振れ補正動作に関して、特に低域特性を改善する方法を示している。
図7は、本発明の実施例2の構成を示すブロック図である。図7において、図1、図10と同じ機能を有するものは同じ符号を付し、説明を省略する。図7において、パンニング制御部702は、実施例1と同じパンニング処理を行うと同時に、カットオフ周波数が変更可能となっている可変HPF701の制御も行っている。703は実施例2の動作を処理するためのマイコンである。
図8は、実施例2におけるマイコン703の動作を示すフローチャートである。
以下、図7および図8を基に、実施例2について説明する。
図8において、ステップS801からステップS803までの処理は、図2のステップS201からステップS203までと同じ処理となっている。すなわち、A/D変換器104、HPF105、位相補償フィルタ106の演算をおこなっている。
ステップS804は可変HPF701のカットオフ周波数を設定する部分である。ここで設定されるカットオフ周波数は、パンニング制御部702にて決定された値となる。初期値は、通常制御でのカットオフ周波数となっている。ステップS805ではステップS804にて決定されたカットオフ周波数にて、可変HPF701の演算を行う。ステップS806では第1の積分器107の演算を行う。尚、図8におけるここまでの処理は、従来の処理と同様になっている。
次に、ステップS807で第2の積分器109の演算を行う。ステップS808では、第1の積分器107による演算結果、すなわちステップS806での演算結果が、予め定められた所定値Aを超えているかどうかを判定している。所定値Aは、所定値Bと同様に補正可能範囲の補正端付近の値に設定されており、パンニング検出基準値である。演算結果が所定値Aよりも小さい場合は、ステップS809にて、可変HPF701のカットオフ周波数を通常値に設定する。また、ステップS806での演算結果が所定値A以上の場合はステップS810にて可変HPF701のカットオフ周波数を演算結果に応じて設定する。その後、ステップS811にて実際に補正手段を駆動するための補正値を演算する。ここでの処理は、図2のステップS206と同じであり、図3で示されているものである。また、第2の積分器109の特性も実施例1と同様に図6や図7で与えられる。そして、ステップS812にて補正手段へ補正値を出力する。
以上のように、可変HPF701のカットオフ周波数をパンニング中かどうかで変更する処理を行うことにより、DC成分の増加を抑えることができるようになるため、HPF105のカットオフ周波数を0.1Hz以下に設定することが可能となる。つまり、止まっている被写体を狙って撮影する場合の安定性を上げることができるようになる。
また、従来の方法であれば、パンニング検出時のHPFカットオフ周波数は、20Hz程度にまであげてDC成分をカットすることによりセンタリング動作およびパンニング後のゆり戻し動作を軽減していた。しかし、実施例1と同様に、第2の積分器109の出力を補正値から減算する処理により、可変HPF701のカットオフ周波数を従来のカットオフ周波数設定値に比べて抑振効果が十分得られる0.5〜1.2Hz程度に設定することが可能となる。そのため、パンニング終了後もすぐに抑振効果が得られるようにできる。
以上説明したように、第1の積分器107の出力に応じて、前記減算量Dを変更し、かつ、パンニング検出時に可変HPF701の特性も併せて変更することで、パンニング後の挙動を改善すると共に、通常撮影時の安定性を向上させることが可能となる。
本発明の実施例1の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1のマイコンの動作を示すフローチャートである。 図3の補正値演算処理を示すフローチャートである。 減算係数特性を示す図である。 第1および第2の積分器の特性を示す図である。 第2の積分器の別の特性を示す図である。 本発明の実施例2の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2のマイコンの動作を示すフローチャートである。 従来例でのジャイロ出力とHPF出力を比較する図である。 従来例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 角速度センサ
102,105 高域通過フィルタ
103 アンプ
701 カットオフ周波数可変の高域通過フィルタ
107 第1の積分器
108,702 パンニング制御部
109 第2の積分器
110 乗算器
111 加算器
112 補正手段
113,703 マイコン

Claims (8)

  1. 撮像光学系によって結像された光学像のぶれを補正する振れ補正装置であって、振れを検出する振れ検出手段と、
    前記振れによる前記光学像のぶれを補正する振れ補正手段と、
    前記振れ検出手段の出力に基づいて第1の補正量を演算する演算手段と、
    前記振れ検出手段の出力に基づいて、直流成分を抽出する抽出手段と、
    前記演算手段の出力がパンニング検出基準値より大きいかを判定し、前記演算手段の出力がパンニング検出基準値より大きい場合は、前記第1の補正量に基づいて0より大きく1以下の範囲で減算係数を算出する算出手段と、
    前記直流成分に前記減算係数を乗算した減算量を算出し出力する乗算手段と、
    前記乗算手段によって乗算された減算量を、前記第1の補正量から減算して第2の補正量を算出する減算手段と、
    前記第2の補正量に基づいて前記振れ補正手段を駆動制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする振れ補正装置。
  2. 前記振れ検出手段は角速度センサであり、前記演算手段は第1の積分手段を含み、前記抽出手段は第2の積分手段を有し、前記第1の積分手段および第2の積分手段は、一定の利得を有する低域通過フィルタによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正装置。
  3. 前記第2の積分手段は、カットオフ周波数が前記第1の積分手段のカットオフ周波数より低いことを特徴とする請求項2に記載の振れ補正装置。
  4. 前記第1および第2の積分手段の利得は互いに等しいことを特徴とする請求項2または3に記載の振れ補正装置。
  5. 前記算出手段は、前記演算手段の出力がパンニング検出基準値より小さい場合は前記減算係数を0とすることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の振れ補正装置。
  6. 前記算出手段は、前記演算手段の出力が前記パンニング検出基準値より大きい場合は、前記パンニング検出基準値を超えた量に応じて、前記減算量を0より大きく1以下の範囲で該第1の補正量に応じて異なる値とすることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の振れ補正装置。
  7. カットオフ周波数が変更できる低域遮断フィルタと、前記演算手段の出力に基づいて前記低域遮断フィルタのカットオフ周波数を変更する変更手段とを有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の振れ補正装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の振れ補正装置を具備することを特徴とする光学機器。
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