JP2013178503A - パンニング判定装置と、パンニング判定装置を備えたブレ補正装置と、ブレ補正装置またはパンニング判定装置を備えた撮像装置 - Google Patents

パンニング判定装置と、パンニング判定装置を備えたブレ補正装置と、ブレ補正装置またはパンニング判定装置を備えた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パンニング起因のブレ補正の精度の悪化を抑制できる装置を提供する。
【解決手段】ブレ補正装置は、検出された角速度から直流成分を検出して出力する直流成分検出部(301)と、ブレを補正するブレ補正部と、直流成分検出部(301)とブレ補正部とを制御する制御部(305)と、パンニング検出部(304)と、パンニング検出部(304)がパンニングを検出していないときに直流成分検出部(301)から出力された直流成分の値を格納する格納部(301a)と、を備える。制御部(305)は、パンニング検出部(304)が対象装置のパンニングを検出している状態からパンニングを検出しない状態に変化したときに、直流成分検出部(301)が、格納部(301a)に格納された直流成分の値を出力し、その後、角速度検出部(100)によって検出された角速度に基づく直流成分を出力するよう直流成分検出部(301)を制御する。
【選択図】図3

Description

本開示は、パンニングを判定するパンニング判定装置と、パンニング判定装置を備え、ブレを補正するブレ補正装置と、ブレ補正装置またはパンニング判定装置を備えた撮像装置に関する。
従来から、自装置のブレを検出する検出手段(ジャイロセンサ等)を搭載した撮像装置が存在する。検出手段は、撮影者の手ブレに起因する1〜10Hz程度の周波数帯域の振動を検出し、この検出結果に基づいて撮像装置は手ブレ補正等の各種制御を実行する。
特許文献1は、角速度センサの出力に基づき、パンニング判定を行なう撮像装置を開示している。
特開2006−98655号公報
従来の撮像装置は、一定以上の角速度を有するパンニングであれば検出することができた。しかしながら、一定以下のゆっくりした角速度のパンニングを行った場合は、パンニングを検出することが困難であった。そのため、ユーザがパンニングの意図を持って操作をしたのにも関わらず、パンニング判定されないため、手ブレ補正に不具合を生じることがあった。
本開示は、パンニングに起因するブレ補正の精度の悪化を抑制できる装置を提供する。
本開示のブレ補正装置は対象装置に生じるブレを補正する。ブレ補正装置は、対象装置に生じるブレを補正するための対象部材を駆動する駆動部と、対象装置の角速度を検出する角速度検出部と、角速度検出部によって検出された角速度から直流成分を検出して出力する直流成分検出部と、直流成分検出部からの出力を基準値として用いて、角速度検出部によって検出された角速度に基づいて駆動部を制御するブレ補正部と、角速度検出部によって検出された角速度に基づいて直流成分検出部とブレ補正部とを制御する制御部と、角速度検出部によって検出された角速度に基づいて対象装置のパンニングを検出するパンニング検出部と、パンニング検出部がパンニングを検出していないときに直流成分検出部から出力された直流成分の値を格納する格納部と、を備える。制御部は、パンニング検出部がパンニングを検出している状態からパンニングを検出しない状態に変化したときに、直流成分検出部が格納部に格納された直流成分の値を出力するよう直流成分検出部を制御し、その後、直流成分検出部が角速度検出部によって検出された角速度に基づく直流成分を出力するよう直流成分検出部を制御する。
また、本開示のパンニング判定装置は、対象装置の角速度を検出する角速度検出部と、検出された角速度に含まれる直流成分の時間的変化量を計算する計算部と、計算部によって計算された時間的変化量に基づいて対象装置がパンニングされているか否かを判定するパンニング判定部と、を備える。パンニング判定部は、計算された時間的変化量が所定範囲内にあるとき、対象装置がパンニングされていると判定する。
また、本開示の撮像装置は、上記ブレ補正装置または上記パンニング判定装置を備える。
本開示によって開示された装置によれば、パンニングに起因するブレ補正の精度の悪化を抑制できる。
本実施の形態のカメラの構成を示すブロック図。 本実施の形態のジャイロセンサの構成を示すブロック図。 本実施の形態のブレ処理部の構成を示すブロック図。 小パンニング時の本実施の形態のブレ処理部の動作を説明するためのグラフ。 一般的な手ブレ補正を説明するためのグラフ。 従来のカメラでの手ブレ補正の問題点を説明するためのグラフ。
以下、本開示における実施の形態を、図面を適宜参照しながら説明する。なお、実施の形態としてカメラ(デジタルカメラ)を用いる。
ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。
また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。
<1.従来の手ブレ補正の問題点>
本実施の形態を説明する前に、従来のカメラにおける手ブレ補正の問題点をより詳細に説明する。例としてカメラを説明する。図5Aは、角速度検出手段によって検出された角速度の時間的変化と、検出された角速度から抽出された直流成分の時間的変化とを示した図である。図5Bは、比較的遅い速度でのパンニング操作時における、角速度検出手段によって検出された角速度の時間的変化と、検出された角速度から抽出された直流成分の時間的変化とを示す図である。時刻tはパンニングが終了した時刻を示す。
カメラは、手ブレ等に起因する自機のブレの角速度を検出し、検出した角速度に基づいて手ブレを補正する。具体的には、まずジャイロセンサなどの角速度検出手段がカメラの角速度A1を検出する。カメラは、検出された角速度A1から直流成分A2を抽出する。そしてカメラは、抽出した直流成分A2を角速度A1の基準値として用いて手ブレを補正する。抽出した直流成分A2を基準値として用いることにより、角速度検出手段によって検出された角速度A1に含まれるドリフト成分を除外できる。
このような手ブレ補正を行なうカメラが比較的遅い速度でパンニングされた場合、図5Bに示すように、角速度検出手段によって検出された角速度B1が変化する。また、角速度B1の変化に応じて、角速度B1の直流成分である基準値B2が変化する。すわなち、手ブレ補正の基準値B2は、パンニング操作が為されていないときの基準値A2に比べてずれる。基準値B2がずれるので、角速度B1は、本来減算されるべき基準値A2より大きな基準値B2を減算される。このため、補正に使用される角速度の値が本来の値よりも小さくなるので、手ブレ補正の精度が悪化する。
また、基準値B2はカメラの角速度B1から抽出されるので、基準値B2の時間的変化は角速度B1の時間的変化から遅れる。したがって、パンニングが終了した(時刻t)後も、いくらかの時間の間、基準値B2がずれつづける。よって、従来のカメラには、パンニング終了後に手ブレ補正の精度が悪化するという問題があった。
本開示のブレ補正装置は、このようなパンニングに起因する手ブレ補正の精度の悪化を抑制する。
<2.実施の形態のカメラの概要>
本実施の形態のカメラは、カメラ本体のブレを検出するブレ検出機能を備える。カメラは、ジャイロセンサからの出力信号に基づく第2の直流成分検出部の出力信号と、この出力結果に基づく時間遅延部の出力信号との差分に基づいて、ゆっくりとした角速度でのユーザによるパンニング操作を判定する。そしてカメラは、パンニング操作の判定に基づいて、手ブレを補正する。以下、本実施の形態のカメラの構成および動作を詳述する。
<2−1.カメラの構成>
図1は、本実施の形態のカメラの電気的構成を示すブロック図である。
カメラ1は、光学系10と、CCDイメージセンサ14と、アナログ・フロント・エンド(AFE)15と、画像処理部16と、タイミング発生器(TG)17と、液晶ディスプレイ18と、バッファメモリ19と、メモリカード20を挿入できるカードスロット21と、フラッシュメモリ22と、操作部23と、補正レンズ駆動装置24aと、ジャイロセンサ100と、ブレ処理部300と、コントローラ320と、レンズ位置検出部410とを含む。
光学系10は、フォーカスレンズ11と、ズームレンズ12と、絞り13と、手ブレ補正レンズ24とを含む。
カメラ1は、光学系10を通して入射した光で形成される被写体像をCCDイメージセンサ14により撮像する。撮像により作成された画像データはAFE15および画像処理部16において所定の処理が施される。画像データはフラッシュメモリ22および/またはメモリカード20に記録される。フラッシュメモリ22および/またはメモリカード20に記録された画像データは、ユーザによる操作部23の操作に従って液晶ディスプレイ18上に表示される。また、カメラ1は、ジャイロセンサ100によりカメラ1のブレを検出し、撮像する画像に対するブレの影響が少なくなるよう手ブレ補正レンズ24を駆動する。
フォーカスレンズ11は焦点距離を調節する。ズームレンズ12は拡大縮小倍率を調節する。絞り13はCCDイメージセンサ14に入射する光の量を調節する。フォーカスレンズ11、ズームレンズ12及び絞り13はそれぞれの駆動装置を介してコントローラ320により制御される。
レンズ位置検出部410は、補正レンズ24の現在位置を検出し、検出結果をブレ処理部300に通知する。
補正レンズ駆動装置24aは、コントローラ320の制御のもと、手ブレ補正レンズ24を駆動する。具体的には、補正レンズ駆動装置24aは、ジャイロセンサ100から出力されるブレ信号に応じて、手ブレ補正レンズ24が光軸LAに直交する平面上を移動するよう手ブレ補正レンズ24を駆動する。これにより、ブレ信号に応じて光学系10の光軸LAが補正される。
なお、光学系10の各レンズは何枚から構成されるものでも、何群から構成されるものでもよい。
CCDイメージセンサ14は光学系10を通して集光された光を電気信号へ変換する。CCDイメージセンサ14の受光面には多数のフォトダイオードが2次元的に配列されている。被写体からの光は光学系10を通過したのちにCCDイメージセンサ14上の受光面に結像される。そして、被写体からの光は受光面にて、光電効果により電荷に変換され、電荷として蓄えられる。各受光面で蓄えられた電荷は垂直CCDおよび水平CCDによって増幅回路に転送される。増幅回路は転送された電荷量に応じて画像信号を生成する。なお本実施の形態においてはCCDイメージセンサ14を用いるが、CCDイメージセンサ14に代えて、例えばCMOSイメージセンサやNMOSイメージセンサなど、他の撮像素子を用いても良い。
上記では、手ブレ補正レンズ24を移動することにより手ブレを補正する場合を例示したが、本実施の形態の思想はこれに限定されない。すなわち、CCDイメージセンサ14が光軸LAに対して直交する平面上を移動することにより手ブレを補正してもよい。
AFE15は、CCDイメージセンサ14で生成された画像信号に対して、相関二重サンプリング、ゲイン調整、およびアナログ形式の画像データからデジタル形式の画像データへの変換を施す。その後、AFE15はRGB信号の画像データを画像処理部16に出力する。
画像処理部16は、画像データに対して種々の処理を施す。種々の処理には、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、伸張処理等の少なくとも1つが含まれる。また、種々の処理に他の処理が含まれても良い。画像処理部16は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。また画像処理部16は、コントローラ320等とともに1つの半導体チップで構成してもよい。
液晶ディスプレイ18は、画像処理部16で処理された表示用の画像データに基づく画像を表示する。また、液晶ディスプレイ18は、画像以外に、カメラ1の設定条件等の情報も表示可能である。なお、ディスプレイは、液晶方式、プラズマ方式、有機EL方式に限定されず、画像を表示するものあれば、種々の表示装置を利用できる。
コントローラ320は、カメラ1全体の動作を制御する。コントローラ320は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。また、コントローラ320は、画像処理部16などと共に1つの半導体チップで構成してもよい。また、コントローラ320は内部メモリを備えてもよい。
コントローラ320は、垂直同期信号を定期的に生成し、その垂直同期信号をTG17に出力する。TG17は、垂直同期信号に基づいて、CCDイメージセンサ14と、AFE15と、画像処理部16と、シャッタ(図示せず)と、各種モータ等(図示せず)とを駆動するための同期信号を生成する。
バッファメモリ19は、画像処理部16やコントローラ320のワークメモリとして機能する記憶手段である。バッファメモリ19はDRAM(Dynamic Random Access Memory)などで実現できる。
フラッシュメモリ22は、画像データ等を記憶するための内部メモリとして機能する。コントローラ320は、画像処理部16で処理される画像データをフラッシュメモリ22に記憶させたり、メモリカード20に記憶させたりする。
カードスロット21はメモリカード20を格納できる。カードスロット21は、メモリカード20を電気的及び機械的に接続可能である。カードスロット21は、メモリカード20を制御する機能を備えてもよい。
メモリカード20は、内部にフラッシュメモリ等の記憶部を備えた外部メモリである。メモリカード20は、画像処理部16で処理される画像データなどのデータを記憶可能である。本実施の形態では、外部メモリの一例としてメモリカード20を示すが、外部メモリはこれに限られない。例えば、光ディスク等の記憶媒体を外部メモリとしてもよい。
操作部23は、ユーザによる操作を受け付ける操作部材を含む。操作部材は、カメラ1の外装に設けられたボタンやスライド式スイッチやタッチパネル等を含む。
ジャイロセンサ100は、カメラ1の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、ヨーイング方向のブレ及びピッチング方向のブレ(振動)を検出する。以下、ジャイロセンサ100によって出力されるジャイロ信号を「角速度信号」という。ジャイロセンサ100は、検出したブレの量(角速度)を示す角速度信号をブレ処理部300に出力する。ジャイロセンサ100によって出力された角速度信号は、手ブレやメカノイズ等に起因した幅広い周波数成分を含み得る。本実施の形態のジャイロセンサ100は、デジタル形式の信号を出力するデジタル・ジャイロセンサである。なお、本実施の形態では、角速度検出手段としてジャイロセンサ100を使用するが、ジャイロセンサ100に代えて、カメラ1のブレを検出できるものであれば他のセンサを使用することもできる。ジャイロセンサ100の構成については、後述する。
ブレ処理部300は、入力されたジャイロ信号に対して後述する各種の処理を施す。ブレ処理部300は、コントローラ320およびジャイロセンサ100とともに本実施の形態のブレ検出装置を構成する。ブレ検出装置は、ジャイロセンサ100からの角速度信号に基づき後述する演算処理を実行して、手ブレ補正レンズ24が光軸LAを補正するためのレンズ制御信号を補正レンズ駆動装置24aに出力する。ブレ検出装置は、手ブレ補正レンズ24及び補正レンズ駆動装置24aとともに、本実施形態のブレ補正装置を構成する。
<2−2.ジャイロセンサの構成>
図2を用いて、本実施の形態のジャイロセンサ100の構成を説明する。ジャイロセンサ100は、角速度検出部200、AMP(増幅器)201、ADC(アナログ/デジタル変換部)202、LPF(ロー・パス・フィルタ)203を含む。
角速度検出部200は、カメラ1のピッチング方向およびヨーイング方向の角速度を検出する検出素子を含む。角速度検出部200が検出した、ピッチング方向および、ヨーイング方向の角速度を示すアナログ信号は、AMP201に送られる。
AMP201は、角速度検出部200から出力されたアナログ信号を増幅してADC202に送る。
ADC202は、AMP201によって増幅された角速度信号をアナログ形式からデジタル形式へと変換する。デジタル形式へと変換された角速度信号は、LPF203へと送られる。
LPF203は、撮影者の手ブレのみを抽出するために、ADC202から送られた角速度信号の高周波成分を遮断する。これは、撮影者の手ブレの周波数が、1〜10Hz程度の低周波であるからである。ノイズが問題とならない場合はLPF203を省略することができる。
LPF203から出力された信号は、角速度信号aとしてブレ処理部300へと送られる。
<2−3.ブレ処理部の構成>
図3を用いて、本実施の形態のブレ処理部300の構成を説明する。本実施の形態のブレ処理部300は、第1の直流成分検出部301と、第2の直流成分検出部302と、時間遅延部303と、ブレ・コントローラ305と、位相補償部306と、積分器307と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)308と、第1の加算器309と、第2の加算器310と、PID制御部400とを有する。
ブレ・コントローラ305は、小パンニング判定部304aと、大パンニング判定部304bとを含む。
第1の直流成分検出部301は、記憶部301aを含む。
ブレ処理部300とジャイロセンサ100とは、デジタルインターフェースにより接続されているので、デジタル信号の双方向の通信が可能である。
ジャイロセンサ100からブレ処理部300へと送られた角速度信号aは、第1の直流成分検出部301と、第2の直流成分検出部302と、第1の加算器309へと送られる。
第1の直流成分検出部301は、入力された角速度信号aの直流成分を検出することができる。検出された直流成分は、手ブレ補正において角速度信号aの基準値として用いられる。第1の直流成分検出部301は、IIR(Infinite impulse response)フィルタや、FIR(Finite impulse response)フィルタ等により実現される。本実施の形態では、第1の直流成分検出部301としてIIRフィルタを用いる。
第1の直流成分検出部301は、入力された角速度信号aから検出した直流成分の値を記憶部301aに保持する。例えば、第1の直流成分検出部301は、所定の条件を満たす過去の時点に検出した直流成分の値を記憶部301aに保持する。具体的には、第1の直流成分検出部301は、小パンニング判定部304aおよび大パンニング判定部304bのいずれもパンニングを検出していないときの直流成分bの値を記憶部301aに保持する。小パンニング判定部304aおよび大パンニング判定部304bによるパンニング判定については後述する。なお、記憶部301aは、第1の直流成分検出部301の内部にあってもよいし、第1の直流成分検出部301の外部にあってもよい。
また、第1の直流成分検出部301は、ブレ・コントローラ305と接続されている。これにより、ブレ・コントローラ305は、第1の直流成分検出部301が出力する信号を制御することができる。第1の直流成分検出部301の出力信号は、手ブレ補正において基準値として用いられる。具体的には、ブレ・コントローラ305は、第1の直流成分検出部301が、現在検出された角速度信号aの直流成分の値又は、所定の条件を満たす過去の時点に検出した直流成分の値を第1の加算器309に送るよう第1の直流成分検出部301を制御する。以下、第1の直流成分検出部301が第1の加算器309に対して出力する信号を「直流成分b」という。
第2の直流成分検出部302は、入力された角速度信号aの直流成分を検出することができる。第2の直流成分検出部302は、IIR(Infinite impulse response)フィルタや、FIR(Finite impulse response)フィルタ等により実現される。第2の直流成分検出部302は、設計仕様に応じて、第1の直流成分検出部301とは異なる種類の回路から構成されてもよい。
第2の直流成分検出部302は、入力された角速度信号aから検出した直流成分の値を、逐次、時間遅延部303と、第2の加算器310へと送る。以下、第2の直流成分検出部302が出力する信号を「直流成分c」という。
また、第2の直流成分検出部302は、ブレ・コントローラ305と接続されている。これにより、ブレ・コントローラ305は、第2の直流成分検出部302が出力する信号を制御することができる。
時間遅延部303は、第2の直流成分検出部302から入力された直流成分cに所定の演算を施すことにより、直流成分cと同じ大きさで、かつ直流成分cから所定時間Td遅延した信号を生成する回路である。時間遅延部303は、FIRフィルタにより実現してよい。あるいは、時間遅延部303は、第2の直流成分検出部302から入力された直流成分cを単純に所定時間Td遅延させるよう構成してもよい。ここで、所定の演算は、少なくとも、第2の直流成分検出部302から入力された直流成分cに追従して、かつ直流成分cから所定時間Tdだけ遅延する信号を生成する演算であればよい。
但し、時間遅延部303にFIRフィルタを用いれば、ノイズの影響がより少ない信号が得られる。よって、FIRフィルタを用いることは、時間遅延部303の出力信号を小パンニング判定(詳細は後述する)における基準として使用するときに利点がある。
また、時間遅延部303は、ブレ・コントローラ305と接続されている。これにより、ブレ・コントローラ305は、時間遅延部303が出力する信号を制御することができる。以下、時間遅延部303が出力する信号を「遅延信号d」という。時間遅延部303は、第2の直流成分検出部302から入力された信号cを遅延した遅延信号dを、逐次、第2の加算器310に送る。
第2の加算器310は、第2の直流成分検出部302から送られてきた信号cと、時間遅延部303から送られてきた遅延信号dとの差分の絶対値を演算する。以下、第2の加算器310が出力する信号を「演算結果e」という。第2の加算器310は、演算結果eを、ブレ・コントローラ305内の小パンニング判定部304aと大パンニング判定部304bとに送る。
小パンニング判定部304aは、第2の加算器310から入力された演算結果eに基づいて、カメラ1に対して「小パンニング」が為されているか否かを判定する。「小パンニング」とは比較的遅い角速度によるパンニングである。以下、所定の角速度よりも遅い角速度により為されているパンニング操作を「小パンニング」という。
小パンニング判定部304aは、例えば、30deg/sec(所定の角速度)以下であって、3deg/sec以上の角速度が、0.3sec以上続いた場合に、小パンニングがカメラ1に為されていると判定する。
なお、カメラ1に為されているパンニングの角速度は、第1および第2の直流成分検出部301、302に設定された各カットオフ周波数と時間遅延部303での遅延時間等に基づいて、演算結果eから算出できる。よって、演算結果eは、カメラ1に為されているパンニングの角速度に対応した値を示す。
小パンニング判定部304aは、より具体的には、第2の加算器310から入力された演算結果eと、所定の閾値とを比較する。そして小パンニング判定部304aは、演算結果eが所定の閾値を上回った時点を小パンニングの開始と判定する。また、小パンニング判定時において、演算結果eが所定の閾値を下回った時点を小パンニングの終了点と判定する。
ここで、小パンニングの判定のための閾値は、例えば、パンニングの角速度3deg/secに対応する値が設定される。なお、小パンニングの終了を判定するための閾値が、小パンニングの開始を判定するための閾値と異なってもよい。例えば、小パンニングの終了を判定するための閾値が、小パンニングの開始を判定するための閾値より小さくてもよい。
小パンニング判定部304aは、小パンニングの判定結果を、ブレ・コントローラ305に逐次送る。これにより、ブレ・コントローラ305は、小パンニングの判定結果に応じた各種制御を実行することができる。
なお、図3の例では小パンニング判定部304aがブレ・コントローラ305に含まれる構成を例示したが、本実施形態の思想はこれに限定されない。すなわち、小パンニング判定部304aと、ブレ・コントローラ305とが個別に実装されてもよい。この場合、小パンニング判定部304aは、小パンニング判定結果をブレ・コントローラ305に通知するよう構成される。
ブレ・コントローラ305は、小パンニング判定部304aによる小パンニングの判定結果に応じて、第1の直流成分検出部301の出力信号bと、第2の直流成分検出部302の出力信号cと、時間遅延部303の出力信号dとを制御することができる。また、ブレ・コントローラ305は、積分器307とHPF308とに接続されている。これにより、ブレ・コントローラ305は、小パンニング判定部304aによる小パンニングの判定結果に応じて、積分器307の積分処理におけるカットオフ周波数とHPF308のカットオフ周波数とを調節できる。
第1の加算器309は、ジャイロセンサ100から入力された角速度信号aから、第1の直流成分検出部301から入力された直流成分bを減算する。つまり、第1の加算器309は、直流成分bを基準値として用いて、角速度信号aを修正する。これにより、第1の加算器309は、ジャイロセンサ100の出力信号に含まれる温度等に起因するドリフトの影響を除去した、手ブレ信号を角速度信号aから取り出すことができる。以下、第1の加算器309によって取り出された信号を、「手ブレ信号f」という。第1の加算器309は、手ブレ信号fを、位相補償部306に入力する。
位相補償部306は、入力された手ブレ信号fの、補正レンズ駆動装置24aなどに起因する位相遅れを補正する。以下、位相補償部306が出力する信号を「補正信号g」という。位相補償部306は、補正信号gを積分器307に入力する。
積分器307は、位相補償部306から入力されたブレ(振動)の角速度を示す信号である補正信号gを積分して、ブレ(振動)の角度を示す信号を生成する。以下、積分器307によって生成された信号を「レンズ制御信号h」という。積分器307はレンズ制御信号hをHPF308に入力する。
HPF308は、積分器307から入力されたレンズ制御信号hに含まれる低周波成分を遮断する。これより、レンズ制御信号hに含まれるドリフト成分を遮断することができる。以下、HPF308によってレンズ制御信号hの低周波成分を遮断された信号を「レンズ制御信号i」という。HPF308は、レンズ制御信号iをPID制御部400に出力する。
PID制御部400は、入力されたレンズ制御信号iおよび、レンズ位置検出部410から通知された現在の手ブレ補正レンズ24の位置情報jとの差分に基づき、PID制御を行ない制御信号を生成する。以下、PID制御部400によって生成された信号を「PID制御信号k」という。PID制御部400はPID制御信号kを補正レンズ駆動装置24aに送る。
補正レンズ駆動装置24aは、PID制御信号kに基づいて、手ブレ補正レンズ24を駆動する。
大パンニング判定部304bは、第2の加算器310から入力された演算結果eに基づいて、カメラ1に対して「大パンニング」が為されているか否かを判定する。「大パンニング」とは比較的速い角速度によるパンニングである。以下、所定の角速度よりも速い角速度により為されているパンニング操作を「大パンニング」という。
なお、ブレ・コントローラ305は、小パンニング判定部304aが小パンニングを判定していないとき、および大パンニング判定部304bが大パンニングを判定していないとき、第1の直流成分検出部301の出力信号と、積分器307のカットオフ周波数と、HPF308のカットオフ周波数とを変更しない。つまり、第1の直流成分検出部301と、積分器307と、HPF308とは、予め設定された設定で動作して、ブレ処理部300は手ブレを補正する。以下、このような小パンニング判定時および大パンニング判定時以外の手ブレ補正を、「通常の手ブレ補正」という。
<2−4.ブレ処理部の動作>
本実施の形態にかかるブレ処理部300の動作を説明する。ブレ処理部300は、第2の加算器310の演算結果eの大きさに応じて、制御を切り替える。ブレ処理部300は、演算結果eに基づいてパンニングの有無を検出して、パンニングが検出されていないときは、通常の手ブレ補正を行なう。一方、ブレ・コントローラ305は、小パンニング判定部304aが小パンニングを検出している間は、小パンニング検出時の制御を行ない、大パンニング判定部304bが大パンニングを検出している間は、大パンニング検出時の制御を行なう。以下、各場合におけるブレ処理部300の動作について説明する。
<2−4−1.パンニングが検出されていないときのブレ処理部の動作>
ブレ処理部300は、小パンニング判定部304aが小パンニングを検出していないとき、かつ大パンニング判定部304aが大パンニングを検出していないとき、第1の直流成分検出部301が角速度信号aから現在抽出した直流成分bを第1の加算器309に出力するよう第1の直流成分検出部301を制御する。また、このときブレ処理部300は、積分器307のカットオフ周波数とHPF308のカットオフ周波数とをそれぞれ、予め設定された、通常の手ブレ補正時用の値に設定する。
通常の手ブレ補正は次のように行われる。ジャイロセンサ100は、カメラ1のブレを検出して角速度信号aを生成する。第1の直流成分検出部301は、角速度信号aの直流成分bを検出する。第1の加算器309は、角速度信号aから直流成分bを減算して手ブレ信号fを生成する。位相補償部306は、手ブレ信号fの位相遅れを補正して補正信号gを生成する。積分器307は、補正信号gを積分してレンズ制御信号hを生成する。HPF308は、レンズ制御信号hの低周波成分を遮断してレンズ制御信号iを生成する。PID制御部400は、レンズ制御信号iと、レンズ位置検出部410から通知された現在の手ブレ補正レンズ24の位置情報jとの差分に基づいてPID制御を行なってPID制御信号kを生成する。そして、補正レンズ駆動装置24aは、PID制御信号kに基づいて、手ブレ補正レンズ24を駆動する。以上のような各部の動作により、ブレ処理部300は、通常の手ブレ補正を行なう。
また、通常の手ブレ補正時、第1の直流成分検出部301は、角速度信号aから抽出した直流成分bの値を記憶部301aに格納する。
<2−4−2.小パンニング時のブレ処理部の動作>
図4を用いて、小パンニングがカメラ1に為されたときの、本実施の形態にかかるブレ処理部300の動作を説明する。図4(A)は、ジャイロセンサ100から出力された角速度信号aの時間的変化と、第2の直流成分検出部302から出力された直流成分cの時間的変化と、時間遅延部303から出力された遅延信号dの時間的変化とを示した図である。図4(B)は、第2の加算器310の演算結果eの時間的変化を示した図である。図4(C)は、小パンニング判定部304aによる小パンニングの判定動作を説明するための図である。図4(D)は、第1の直流成分検出部301から出力された直流成分bの時間的変化を示した図である。
ユーザがカメラ1を把持してカメラ1をパンニングさせると、ジャイロセンサ100はパンニング操作に応じた角速度信号aを出力する。図4(A)に示すように、パンニングに伴って、角速度信号aの値が増大していく。
角速度信号aの値が増大していくのに伴って(図4(A))、第1の直流成分検出部301の検出結果である直流成分bの値(図4(D))および、第2の直流成分検出部302の検出結果である直流成分cの値も増大していく(図4(A))。同様に、時間遅延部303の出力結果である遅延信号dも、パンニングに伴って、直流成分bおよびcから遅延して増大していく(図4(A))。直流成分cと遅延信号dの増大に伴って、直流成分cと遅延信号dとの差分の絶対値である演算結果eが変化する(図4(B))。
小パンニング判定部304aは、ユーザによるパンニング操作中、上述のとおり、直流成分cと、遅延信号dとの差分の絶対値である演算結果eを、所定の閾値R1と比較している。小パンニング判定部304aは、演算結果eが閾値R1を上回ったとき、小パンニングが開始されたと判定する(図4(B)における時刻t1)。
小パンニング判定部304aは小パンニングの開始を判定すると、小パンニングが検出されたことを示すフラグをONに設定する(図4(C)の時刻t1)。
小パンニングが検出されたことを示すフラグがONであるとき、ブレ・コントローラ305は、第1の直流成分検出部301が第1の加算器309に対して出力する信号を、小パンニングに伴って角速度信号aが増大する前の値でクリップする。つまり、ブレ・コントローラ305は、手ブレ補正における角速度信号aの基準値が、記憶部301aが例えば時刻t0に格納した直流成分bの値に設定されるよう第1の直流成分検出部301を制御する(図4(D)の時刻t1)。これにより、ブレ処理部300は、カメラ1に小パンニングが為されるより前の直流成分bの値を角速度信号aの基準値として用いて、手ブレを補正する。
これにより、ブレ処理部300は、積分器307がパンニングによって間違った積分結果を算出することを回避できる。
また、このとき、ブレ・コントローラ305は、積分器307のカットオフ周波数とHPF308のカットオフ周波数とを、通常の手ブレ補正時より高くする。これにより、ブレ処理部300は、ジャイロセンサ100によって出力された角速度信号aのうち小パンニングに起因する低周波成分の影響を除外して、手ブレに起因する高周波成分のみに基づいて、手ブレを補正することができる。
ユーザが、カメラ1を把持してカメラ1をパンニングさせていった後、パンニングを終えると、図4(A)に示すように、パンニングの終了に伴って角速度信号aが、パンニングが為されていないときの値に急激に落ち着く(時刻t2)。
このとき、小パンニング判定部304aは、直流成分cと遅延信号dとの差分の絶対値である演算結果eを、所定の閾値R2と比較している。小パンニングが判定されている間、小パンニング判定部304aは、演算結果eが閾値R2を下回ると、小パンニングが終了したと判定する(図4(B)の時刻t2)。小パンニング判定部304aは、小パンニングの終了を判定すると、小パンニングの判定を示すフラグをOFFに設定する(図4(C)の時刻t2)。
ここで、演算結果eと比較するための閾値R2は、ユーザがパンニングを終えた時点と小パンニング判定部304aが小パンニングの終了を判定する時点とが実質的に同じとなるように予め設定されている。
このように設定された閾値R2に基づいて小パンニングの終了を判定することにより、小パンニング判定部304aは、小パンニング操作の終了の時点を把握することができる。小パンニング判定部304aは、小パンニングの終了を判定すると、小パンニングが終了したことをブレ・コントローラ305に通知する。
ブレ・コントローラ305は、小パンニング操作の終了を通知されると、積分器307とHPF308とのカットオフ周波数を、小パンニング開始より前の値に戻す。そしてブレ・コントローラ305は、第2の直流成分検出部302の直流成分cの値および、時間遅延部303の遅延信号dの値が、第1の直流成分検出部301の出力信号がクリップされていた信号値(つまり、第1の直流成分検出部301によって時間t0に記憶された直流成分bの値)と同じになるよう、第2の直流成分検出部302と時間遅延部303とを制御する(図4(A)の時刻t2の縦線)。
そして、ブレ・コントローラ305は、第1の直流成分検出部301に対するクリップを解除して、第1の直流成分検出部301に直流成分の通常の検出を再開させる。つまり、ブレ・コントローラ305は、ブレ処理部300が小パンニング終了後の直流成分bを基準値として用いて手ブレを補正するよう、第1の直流成分検出部301をリセットする。これにより、直流成分bの変化は、パンニングによってずれた値からではなく、クリップされていた値から開始する。
このように、小パンニング終了時に、ブレ・コントローラ305は各部を制御する。これにより、小パンニングが終了しているのにも関わらず、小パンニングの影響が第2の直流成分検出部301の直流成分cおよび、時間遅延部303の遅延信号dに残存してしまう現象を回避することができる。よって、ブレ処理部300は、小パンニング判定が終了した直後に、通常の手ブレ補正に移行することが可能となる。
ブレ処理部300を有しない従来のカメラは、所定の角速度よりも遅い小パンニングを為されても、小パンニングを検出できない。したがって、従来のカメラは、小パンニング中にも通常の演算にて手ブレを補正しようとする。しかしこのとき、ジャイロセンサ100の出力の直流成分(基準値)がパンニングによりずれているので、従来のカメラは誤った積分結果を算出してしまう。
一方、本実施の形態にかかるカメラ1は、前述の通り、小パンニングを検出することが可能であり、その検出結果に基づき、小パンニングの影響を除外した手ブレ補正を行なえる。
また、従来のカメラでは、小パンニング操作が終了しても、本来の直流成分ではない値を、直流成分としてしばらく扱ってしまう。このことは誤動作の原因となる。
一方、本実施の形態にかかるカメラ1は、前述の通り、小パンニングの終了時に第1および第2の直流成分検出部301、302と時間遅延部303との出力信号b、c、dをリセットする。これにより、小パンニング終了の直後に通常の手ブレ補正に移行できる。
<2−4−3.大パンニング時のブレ処理部の動作>
大パンニングがカメラ1に為されたときのブレ処理部300の動作を説明する。
ブレ処理部300は、カメラ1に為されているパンニングの角速度に基づいて小パンニングと大パンニングを区別して検出する。そしてブレ処理部300は、大パンニングが検出されたとき、小パンニングが検出されたときとは異なる制御を行なう。
具体的には、大パンニング判定部304bは第2の加算器310の演算結果eに基づいて大パンニングを判定する。大パンニング判定部304bは、第2の加算器310の演算結果eが、所定の閾値R3より大きいとき、大パンニングがカメラ1に為されていると判定する。ここで、閾値R3は、閾値R1より大きい値が予め設定される。
具体的には、ブレ・コントローラ305は、大パンニング判定部304bによって大パンニングが判定されている間、手ブレ補正が大パンニングの影響を受けないよう、ブレ処理部300の各部を制御する。例えば、ブレ・コントローラ305は第1の加算器309によって出力される手ブレ信号fをゼロに固定したり、積分器307のカットオフ周波数を小パンニング検出時の値より著しく上げたりする。これにより、大パンニングに起因するカメラ1の故障等を防止できる。
大パンニング判定部304bは、第2の加算器310の演算結果eが所定の閾値R3以下になると、大パンニングが終了したと判定する。すると、ブレ・コントローラ305は、第1の加算器309の設定と、積分器307の設定等を、大パンニングの判定より前の設定に戻す。
なお、本実施の形態の大パンニング判定部304bはブレ・コントローラ305に含まれたが、大パンニング判定部304bが単独で別の箇所に配置されてもよい。例えば、大パンニング判定部304bがジャイロセンサ100と第1の加算器309との間に配置されてもよい。この場合、大パンニング判定部304bはジャイロセンサ100によって出力された角速度信号aを所定の閾値と比較する。そして大パンニング判定部304bは、角速度信号aが所定の閾値より大きいとき、カメラ1に大パンニングが為されていることをブレ・コントローラ305に通知する。また、大パンニング判定部304bが大パンニングを、例えば、第1の直流成分検出部301から出力された直流成分bの時間変化に基づいて判定してもよいし、第1の加算器309から出力された手ブレ信号fに基づいて判定してもよい。
また、ブレ・コントローラ305は、小パンニング判定部304aによって小パンニングが判定されているときに大パンニング判定部304bによって大パンニングが判定されると、小パンニング判定時の制御より大パンニング判定時の制御を優先する。
<2−5.本実施の形態のまとめ>
本実施の形態のカメラ1は、カメラ1に生じるブレを補正するための手ブレ補正レンズ24を駆動する補正レンズ駆動装置24aと、カメラ1の角速度を検出するジャイロセンサ100と、ジャイロセンサ100によって検出された角速度から直流成分を検出して出力する第1の直流成分検出部301と、第1の直流成分検出部301からの出力を基準値として用いて、ジャイロセンサ100によって検出された角速度に基づいて補正レンズ駆動装置24aを制御するブレ処理部300と、ジャイロセンサ100によって検出された角速度に基づいて第1の直流成分検出部301とブレ処理部300とを制御するブレ・コントローラ305と、ジャイロセンサ100によって検出された角速度に基づいてカメラ1のパンニングを検出する小パンニング判定部304aと、小パンニング判定部304aがパンニングを検出していないときに第1の直流成分検出部301から出力された直流成分の値を格納する記憶部301aと、を備える。ブレ・コントローラ305は、小パンニング判定部304aがパンニングを検出している状態からパンニングを検出しない状態に変化したときに、第1の直流成分検出部301が記憶部301aに格納された直流成分の値を出力するよう第1の直流成分検出部301を制御し、その後、第1の直流成分検出部301がジャイロセンサ100によって検出された角速度に基づく直流成分を出力するよう第1の直流成分検出部301を制御する。
この構成を有する本実施の形態のカメラ1は、パンニングに起因するカメラ1の手ブレ補正の精度の悪化を抑制できる。より具体的には、カメラ1は、カメラ1へのパンニングが終了した直後に、パンニングの影響を排除した手ブレ補正を開始できる。
また、本実施の形態のカメラ1は、パンニングが判定されている間、手ブレ補正における基準値を、パンニングが判定される前の基準値に設定する。
これにより、本実施の形態のカメラ1は、カメラ1がパンニングされている間も、パンニングの影響を排除した手ブレ補正を行なえる。
また、本実施の形態のカメラ1は、パンニングが終了したことを判定したとき、第2の直流成分検出部302と時間遅延部303とを、パンニングが開始される前の状態に設定する。具体的には、第2の直流成分検出部302によって出力される直流成分cと、時間遅延部303によって出力される遅延信号dとは、パンニングが開始される前に格納された直流成分bの値にクリップされる。
これにより、本実施の形態のカメラ1は、パンニング終了の直後から、カメラ1がパンニングされているか否かを判定できる。
また、本実施の形態のカメラ1は、カメラ1の角速度を検出するジャイロセンサ100と、検出された角速度に含まれる直流成分の時間的変化量を計算する第2の直流成分検出部302、時間遅延部303および第2の加算器310と、第2の直流成分検出部302、時間遅延部303および第2の加算器310によって計算された時間的変化量に基づいてカメラ1がパンニングされているか否かを判定する小パンニング判定部304aと、を備える。小パンニング判定部304aは、計算された時間的変化量が、小パンニング判定のための閾値R1より大きく、かつ大パンニング判定のための閾値R3以下の範囲にあるとき、カメラ1に小パンニングが為されていると判定する。
これにより、カメラ1は小パンニング(比較的遅い速度でのパンニング)を検出できる。
また、本実施の形態のカメラ1において、第2の加算器310は、第2の直流成分検出部302の直流成分cと時間遅延部303の遅延信号dとの差分の絶対値を算出する。そして、小パンニング判定部304aは算出された差分の絶対値に基づいて、カメラ1がパンニングされているか否かを判定する。
つまり、小パンニング判定部304aは、直流成分cと、直流成分cから所定時間Td(図4(A))遅延された遅延信号dとに基づいて、パンニングを判定する。これにより、小パンニング判定部304aは、パンニングが一定期間続いていることを判定できる。
<3.他の実施の形態>
上記実施の形態の思想は、以上で説明された実施の形態に限定されない。種々の実施の形態が考えられてもよい。以下、上記実施の形態の思想を適用できる他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態においては、パンニング操作がカメラ1に為される場合について説明したが、上記実施の形態の思想はこれに限定されない。すなわち、チルティング操作がカメラ1に為される場合にも上記実施の形態の思想は適用できる。
また、上記実施の形態において、ジャイロセンサ100によって出力された角速度信号aに含まれる直流成分cの時間的変化量を、第2の直流成分検出部302と時間遅延部303と第2の加算器310とが算出した。しかし上記実施の形態の思想はこれに限定されない。別の手段が角速度信号aに含まれる直流成分cの時間的変化量を算出してもよい。例えば、微分回路等が角速度信号aに含まれる直流成分cの時間的変化量を算出してもよい。
また、上記実施の形態では、ブレ・コントローラ305は、パンニングを判定している間、手ブレ補正における基準値を、パンニングが検出されていないときに記憶部301aに格納された直流成分bの値に設定した。しかし上記実施の形態の思想はこれに限定されない。ブレ・コントローラ305は、パンニングが検出されている間、第1の直流成分検出部301によって現在検出されている直流成分bが手ブレ補正における基準値として用いられるよう第1の直流成分検出部301を制御してもよい。この場合、ブレ・コントローラ305は、パンニングの終了が判定されたとき、手ブレ補正における基準値を、一旦、パンニングが判定されるより前に第1の直流成分検出部301によって検出された直流成分bの値にリセットする。その後、ブレ・コントローラ305は、第1の直流成分検出部301がジャイロセンサ100から現在入力されている角速度信号aから直流成分bを検出するよう、第1の直流成分検出部301を制御する。パンニング終了時に第1の直流成分検出部301をこのように制御しても、パンニング終了の直後から通常の手ブレ補正を行なえるという効果が得られる。
また、上記実施の形態ではジャイロセンサ100は、デジタル形式の信号を出力するデジタル・ジャイロセンサであった。しかしデジタル・ジャイロセンサ以外の種類のジャイロセンサが使用されてもよい。例えば、アナログ形式の信号を出力するアナログ・ジャイロセンサが使用されたカメラ1にも、本開示の技術的思想を適用できる。
以上、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、詳細な説明および添付の図面を開示した。よって、詳細な説明および添付の図面に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須でない構成要素が含まれることがある。したがって、それらの必須でない構成要素が、詳細な説明および添付の図面に記載されているからといって、それらの必須でない構成要素が必須であると直ちに認定されるべきではない。
上記実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものである。よって、上記実施の形態は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加および/または省略等を行なわれてもよい。
本開示の思想は、手ブレ検出機能を備えた電子装置(デジタルカメラやカムコーダ等の撮像装置、携帯電話等)等に適用することができる。
1 カメラ
10 光学系
14 CCDイメージセンサ
15 AFE
16 画像処理部
17 TG
18 液晶ディスプレイ
19 バッファメモリ
20 メモリカード
21 カードスロット
22 フラッシュメモリ
23 操作部
24 手ブレ補正レンズ
24a 補正レンズ駆動装置
100 ジャイロセンサ
200 角速度検出部
201 AMP
202 ADC
203 LPF
300 ブレ処理部
301 第1の直流成分検出部
301a 記憶部
302 第2の直流成分検出部
303 時間遅延部
304a 小パンニング判定部
304b 大パンニング判定部
305 ブレ・コントローラ
306 位相補償部
307 積分器
308 HPF
309 第1の加算器
310 第2の加算器
320 コントローラ
400 PID制御部
410 レンズ位置検出部

Claims (10)

  1. 対象装置に生じるブレを補正するブレ補正装置であって、
    前記対象装置に生じるブレを補正するための対象部材を駆動する駆動部と、
    前記対象装置の角速度を検出する角速度検出部と、
    前記角速度検出部によって検出された角速度から直流成分を検出して出力する直流成分検出部と、
    前記直流成分検出部からの出力を基準値として用いて、前記角速度検出部によって検出された角速度に基づいて前記駆動部を制御するブレ補正部と、
    前記角速度検出部によって検出された角速度に基づいて前記直流成分検出部と前記ブレ補正部とを制御する制御部と、
    前記角速度検出部によって検出された角速度に基づいて前記対象装置のパンニングを検出するパンニング検出部と、
    前記パンニング検出部がパンニングを検出していないときに前記直流成分検出部から出力された直流成分の値を格納する格納部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記パンニング検出部がパンニングを検出している状態からパンニングを検出しない状態に変化したときに、前記直流成分検出部が前記格納部に格納された直流成分の値を出力するよう前記直流成分検出部を制御し、その後、前記直流成分検出部が前記角速度検出部によって検出された角速度に基づく直流成分を出力するよう前記直流成分検出部を制御する、
    ブレ補正装置。
  2. 前記制御部は、前記パンニング検出部がパンニングを検出している間、前記直流成分検出部が前記格納部によって格納された直流成分の値を出力するよう前記直流成分検出部を制御する、
    請求項1記載のブレ補正装置。
  3. 前記パンニング検出部は、
    前記角速度検出部によって検出された角速度に含まれる直流成分の時間的変化量を計算する計算部と、
    前記計算部によって計算された時間的変化量に基づいて前記対象装置がパンニングされているか否かを判定するパンニング判定部と、
    を備え、
    前記パンニング判定部は、前記計算された時間的変化量が所定範囲内にあるとき、前記対象装置がパンニングされていると判定する、
    請求項1記載のブレ補正装置。
  4. 前記計算部は、
    前記角速度検出部によって検出された角速度から直流成分を検出する別の直流成分検出部と、
    前記別の直流成分検出部によって検出された直流成分を所定時間遅延させる遅延部と、
    前記別の直流成分検出部によって検出された直流成分と、前記遅延部によって遅延された直流成分との間の差分の絶対値を計算する減算部と、
    を有する、
    請求項3記載のブレ補正装置。
  5. 前記パンニング検出部は、前記角速度検出部によって検出された角速度から直流成分を検出する別の直流成分検出部を含み、
    前記制御部は、前記パンニング検出部がパンニングを検出している状態からパンニングを検出しない状態に変化したとき、前記別の直流成分検出部が前記格納部によって格納された直流成分を出力するよう前記別の直流成分検出部を制御し、その後、前記別の直流成分検出部が前記角速度検出部によって検出された角速度に基づく直流成分を出力するよう前記別の直流成分検出部を制御する、
    請求項1記載のブレ補正装置
  6. 前記制御部は、前記パンニング検出部によって検出されたパンニングの角速度に応じて、前記ブレ補正部に対して行なう制御を異ならせる、
    請求項1記載のブレ補正装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載されたブレ補正装置を備える
    撮像装置。
  8. 対象装置の角速度を検出する角速度検出部と、
    前記検出された角速度に含まれる直流成分の時間的変化量を計算する計算部と、
    前記計算部によって計算された時間的変化量に基づいて前記対象装置がパンニングされているか否かを判定するパンニング判定部と、
    を備え、
    前記パンニング判定部は、前記計算された時間的変化量が所定範囲内にあるとき、対象装置がパンニングされていると判定する、
    パンニング判定装置。
  9. 前記計算部は、
    前記角速度検出部によって検出された角速度から直流成分を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された直流成分を所定時間遅延させる遅延部と、
    前記抽出部によって抽出された直流成分と、前記遅延部によって遅延された直流成分との間の差分の絶対値を計算する減算部と、
    を有する、
    請求項8記載のパンニング判定装置。
  10. 請求項8または9に記載されたパンニング判定装置を備える
    撮像装置。
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