JP4425261B2 - ぶれ検出装置及び方法並びに撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置のぶれを検出するためのぶれ検出装置及びぶれ検出方法に関する。また、本発明は、そのようなぶれ検出装置を備えた撮像装置に関する。
手ぶれ補正技術は、撮影時における手ぶれを軽減する技術であり、デジタルスチルカメラ等の撮像装置における差別化技術として重要視されている。手ぶれ補正技術は、補正対象が静止画像であるか動画像であるかに関わらず、手ぶれを検出する要素技術と、その検出結果に基づいて画像を補正する要素技術と、に分けて考えることができる。
手ぶれを検出する方法には、手ぶれ検出センサを用いる方法と、画像を解析して手ぶれを検出する電子式の方法とがある。画像の補正には、光学系の駆動により補正を行う光学式手ぶれ補正と、画像処理により補正を行う電子式手ぶれ補正とがある。
静止画像に対する手ぶれ補正方法としては、手ぶれ検出センサで手ぶれを検出しその検出結果に基づいて光学式手ぶれ補正を行う方法と、手ぶれ検出センサで手ぶれを検出しその検出結果に基づいて電子式手ぶれ補正を行う方法と、画像を解析して手ぶれを検出しその検出結果に基づいて電子式手ぶれ補正を行う方法と、がある。
従来より、手ぶれ検出センサとして、角速度センサや加速度センサが利用されている。一方で、撮像装置を小型化するために、これらのセンサも小型化が進んでいる。使用環境の温度変化やセンサ素子自体の使用による温度上昇は、手ぶれ検出センサのオフセット成分及びそれのドリフトに影響を与えるが、手ぶれ検出センサを含む手ぶれ検出部の小型化に伴って、この影響が顕著となり、結果、手ぶれ検出精度が低下するという問題が生じている。特に小型化されるものとして、手ぶれ検出部を圧電素子で構成するものも提案されているが、温度変化による素子形状の変化に加え、検出に関与する静電容量の変化によって、大きなドリフトが発生する。このドリフト(ドリフトによるオフセット成分)は、検出すべき手ぶれ成分の数十倍に及ぶこともある。
一方、角速度センサや加速度センサ自体は、与えられた手ぶれに対して微小電圧のセンサ信号しか出力しないため、それらの後段に適当な増幅器を設ける必要がある。そして、通常、この増幅器の後段にA/D変換器を設けることにより手ぶれをデジタル信号として検出する。このため、ドリフトするオフセット成分を含むセンサ信号をそのまま増幅しようとすると、オフセット成分(ドリフト成分)も増幅してしまい、後段のA/D変換器の出力が飽和してしまう。この飽和を避けようとして、増幅器の増幅率を低下させる或いはA/D変換器の入力電圧範囲を広げると、手ぶれ検出感度が低下して、手ぶれ検出精度が低下してしまう。
このような問題に鑑み、下記特許文献1では、手ぶれ成分に比べて周波数の低いドリフト成分だけを除去すべく、角速度センサの出力信号にハイパスフィルタ(HPF)を適用する手法が提案されている。
また、下記特許文献2及び3では、角速度センサの出力信号と基準電圧との差動増幅信号をA/D変換する構成を採用し、A/D変換後の出力信号の飽和状態を確認しながら基準電圧を所定電圧ごとに上昇又は下降させることで、A/D変換器の出力飽和を回避しようとする手法が提案されている。
特開昭60−143330号公報 特開平7−253604号公報 特開平8−82821号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、HPFのカットオフ周波数を大きくすると手ぶれ成分まで除去されてしまうという問題が発生する。逆に、カットオフ周波数を小さくすると信号の時定数が大きくなり、手ぶれ信号成分と分離することができない残留信号成分を除去するために長い安定期間が必要となってしまう。つまり、所望の手ぶれ検出精度を得るために、撮影前に撮像装置を長時間静止させる必要性が生じる。
また、特許文献2及び3に記載の手法では、ドリフトの影響が大きい場合、出力飽和が収まるまで基準電圧を多数回にわたって上昇又は下降させる必要があり、調整に時間がかかってしまう。また、その調整後に発生する、飽和レベルを超えない微小なドリフトに対しては、HPFを適用するという提案もなされているが、HPFを用いたのでは、上記特許文献1と同様の問題が生じてしまう。
そこで本発明は、短時間で、A/D変換後の出力に含まれるセンサのオフセット成分を低減することができるぶれ検出装置及びぶれ検出方法を提供することを目的とする。また本発明は、そのようなぶれ検出装置を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るぶれ検出装置は、センサから出力される撮像装置のぶれに応じたセンサ信号と可変設定されるオフセット信号との差信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記オフセット信号を可変設定するとともに、前記デジタル信号に基づき前記撮像装置のぶれを表すぶれ情報を生成する検出制御手段と、を備え、前記検出制御手段は、前記差信号と前記デジタル信号との変換比率を第1変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第1モードと、前記変換比率を第2変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第2モードと、の間で処理モードを切り替えるモード切替手段を有し、一定の差信号に対する前記デジタル信号の大きさは、第1モードにおけるそれよりも第2モードにおけるそれの方が小さく、前記検出制御手段は、前記第2モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記オフセット信号を更新し、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記ぶれ情報を生成することを特徴とする。
前記第2モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記オフセット信号を更新するように構成することにより、短時間で、前記デジタル信号に含まれるセンサのオフセット成分を低減することができる。この結果、ぶれの検出精度を低下させることなくA/D変換手段の出力飽和を回避することが可能となる。
また例えば、前記検出制御手段は、前記第2モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記オフセット信号を更新する処理と、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記ぶれ情報を生成する処理と、を含む一連の処理を繰り返し実行する。
これにより、安定的にオフセット成分を低減することが可能となる。
また例えば、前記検出制御手段は、前記第2モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記オフセット信号の更新に加えて、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記オフセット信号の更新も実行する。
これに代えて例えば、前記検出制御手段は、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号と可変設定される第2のオフセット信号との差信号に基づいて前記ぶれ情報を生成し、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記第2のオフセット信号を更新する。
これらにより、より高精度にオフセット成分を低減することが可能となり、結果、より高精度のぶれ検出が可能となる。
また例えば、前記撮像装置は、第1段階操作と第2段階操作の2段階操作が可能なシャッタ操作手段を備えて、前記第1段階操作を経て前記第2段階操作がなされた際、画像撮影を行うものであって、前記検出制御手段は、前記第1段階操作がなされた後であって前記第2段階操作がなされるまでの間、前記第2モードでの動作を禁止して、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記オフセット信号の更新を実行する。
また例えば、前記撮像装置は、第1段階操作と第2段階操作の2段階操作が可能なシャッタ操作手段を備えて、前記第1段階操作を経て前記第2段階操作がなされた際、画像撮影を行うものであって、前記検出制御手段は、前記第1段階操作がなされた後であって前記第2段階操作がなされるまでの間、前記第2モードでの動作を禁止して、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記第2のオフセット信号の更新を実行する。
これらにより、検出精度がより求められる期間において、より高精度にぶれ検出を行うことが可能となる。
そして、上記目的を達成するために本発明に係る撮像装置は、上記の何れかに記載のぶれ検出装置と、画像の撮影を行う撮像手段と、を備えている。
また、上記目的を達成するために本発明に係るぶれ検出方法は、センサから出力される撮像装置のぶれに応じたセンサ信号と可変設定されるオフセット信号との差信号の増幅信号をデジタル信号に変換し、前記デジタル信号に基づいて前記撮像装置のぶれを表すぶれ情報を生成するぶれ検出方法であって、前記差信号と前記デジタル信号との変換比率を第1変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第1ステップと、前記変換比率を第2変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第2ステップと、を備え、一定の差信号に対する前記デジタル信号の大きさは、第1ステップにて得られるそれよりも第2ステップにて得られるそれの方が小さく、当該ぶれ検出手法は、更に、前記第2ステップにて取得した前記デジタル信号に基づき前記オフセット信号を更新する第3ステップと、前記第1ステップにて取得した前記デジタル信号に基づいて、前記ぶれ情報を生成する第4ステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、短時間で、A/D変換後の出力に含まれるセンサのオフセット成分を低減することができるぶれ検出装置及びぶれ検出方法並びに撮像装置を提供することができる。
本発明の意義ないし効果は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。
後に第1〜第4実施例を説明するが、まず、各実施例に共通する事項又は各実施例にて参照される事項について説明する。また、本実施形態において、単に撮像装置と言った場合、それは、本発明の実施形態に係る撮像装置を意味する。撮像装置は、静止画像を撮影可能なデジタルスチルカメラ、又は、静止画像及び動画像を撮影可能なデジタルビデオカメラである。
まず、撮像装置の全体的構成を簡単に説明する。撮像装置は、撮像部11と、AFE(Analog Front End)12と、主制御部13と、内部メモリ14と、表示部15と、記録媒体16と、操作部17と、手ぶれ検出部18と、を備えている。
図2に撮像部11の内部構成図を示す。撮像部11は、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31を含む複数枚のレンズを備えて構成される光学系35と、絞り32と、撮像素子33と、ドライバ34を有している。ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31は光軸方向に移動可能である。
モータ等から成るドライバ34は、主制御部13からの制御信号に基づいて、ズームレンズ30及びフォーカスレンズ31の移動を制御し、光学系35のズーム倍率や焦点距離を制御する。また、ドライバ34は、主制御部13からの制御信号に基づいて絞り32の開度(開口部の大きさ)を制御する。
被写体からの入射光は、光学系35を構成する各レンズ及び絞り32を介して、撮像素子33に入射する。光学系35を構成する各レンズは、被写体の光学像を撮像素子33上に結像させる。撮像素子33は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサからなり、光学系35及び絞り32を介して入射した光学像を光電変換し、該光電変換によって得られた電気信号をAFE12に出力する。
AFE12は、撮像部11(撮像素子33)から出力されるアナログ信号を増幅し、増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。AFE12は、このデジタル信号を、順次、主制御部13に出力する。
主制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備え、映像信号処理部としても機能する。主制御部13は、AFE12の出力信号に基づいて、撮像部11によって撮影された画像(以下、「撮影画像」ともいう)を表す映像信号を生成する。
内部メモリ14は、撮像装置内で生成された各種データを一時的に記憶する。表示部15は、液晶ディスプレイパネル等から成る表示装置であり、主制御部13の制御の下、直前のフレームにて撮影された画像や記録媒体16に記録されている画像などを表示する。記録媒体16は、SD(Secure Digital)メモリカード等の不揮発性メモリであり、主制御部13による制御の下、撮影画像などを記憶する。操作部17は、シャッタボタン17a等を含み、外部からの操作を受け付ける。操作部17に対する操作内容は、主制御部13に伝達される。シャッタボタン17aは、静止画像の撮影を指示するためのボタンである。
手ぶれ検出部18は、図3に示す如く、2つの角速度センサ19及び20を有し、所謂手ぶれを検出する。角速度センサ19は、撮像装置のパン方向(水平方向)の角速度を検出し、角速度センサ20は、撮像装置のチルト方向(垂直方向)の角速度を検出する。パン方向とチルト方向は、互いに直交し、且つ、光軸にも直交する。パン方向は画像の水平方向に対応し、チルト方向は画像の垂直方向に対応する。
角速度センサ19は、所定のサンプリング周期dtにてパン方向の角速度を計測して、そのサンプリング周期dtにおけるパン方向の角速度を表すアナログ信号を出力する。角速度センサ20は、所定のサンプリング周期dtにてチルト方向の角速度を計測して、そのサンプリング周期dtにおけるチルト方向の角速度を表すアナログ信号を出力する。
角速度センサ19及び20の出力信号に基づいて、手ぶれが検出され(手ぶれの方向及び大きさが検出され)手ぶれ補正もなされるが、本実施形態に係る撮像装置は、手ぶれ検出部18を用いた手ぶれ検出方法に特徴を有する。この手ぶれ検出方法を説明する実施例として、以下に、第1〜第4実施例を挙げる。ある実施例に記載した事項は、矛盾なき限り、他の実施例にも適用可能である。
図3の手ぶれ検出部18は、角速度センサ19を備えてパン方向の角速度を検出する検出ユニットと角速度センサ20を備えてチルト方向の角速度を検出する検出ユニットの、2つの検出ユニットを有するが、各検出ユニットの構成及び動作は同様であるため、各実施例において、前者の検出ユニットの構成及び動作を説明し、後者の検出ユニットに関する説明を割愛する。
また、角速度センサ19からサンプリング周期dtにて順次出力される上記アナログ信号を、以下、「センサ信号」と呼ぶ。角速度センサ19からのセンサ信号の電圧の大きさは、撮像装置のパン方向の角速度に比例し、角速度センサ19の出力信号に含まれるオフセット成分を無視すれば、その角速度がゼロである場合、センサ信号の電圧値もゼロとなる。また、センサ信号は、角速度の向きによって正又は負の電圧値をとる。例えば、角速度が左方向であれば正電圧のセンサ信号が出力され、角速度が右方向であれば負電圧のセンサ信号が出力される。尚、各実施例では、アナログの信号として、アナログの電圧信号を取り扱う。
<<第1実施例>>
まず、第1実施例について説明する。図4に、第1実施例に係る、手ぶれ検出に関与する部位のブロック図を示す。図4に示す検出ユニット40は、図1の手ぶれ検出部18に設けられた、パン方向の角速度を検出する検出ユニットである。図4に示すCPU45及び手ぶれ情報生成部46は、例えば主制御部13に備えられる。
検出ユニット40は、角速度センサ19と、差動増幅器41と、A/D変換器42と、オフセット出力部43と、D/A変換器44と、を備える。
角速度センサ19は、上述のセンサ信号を出力する。差動増幅器41は、センサ信号とD/A変換器44から与えられるオフセット信号との差信号を増幅し(即ち、差動増幅し)、増幅した差信号を出力する。A/D変換器42は、差動増幅器41からのアナログの出力信号をデジタル信号に変換する。オフセット出力部43は、CPU45の制御の下、デジタルのオフセット信号を出力する。D/A変換器44は、このデジタルのオフセット信号をアナログのオフセット信号に変換して、差動増幅器41に供給する。
CPU45は、特定の期間におけるA/D変換器42の出力信号に基づいてオフセット出力部43から出力されるオフセット信号を可変設定すると共に、差動増幅器41の増幅率を可変設定する。また、A/D変換器42の出力信号は、手ぶれ情報生成部46にも与えられる。手ぶれ情報生成部46は、A/D変換器42の出力信号に基づき、手ぶれ等に由来する、撮像装置のぶれを表す手ぶれ情報を生成する。手ぶれ情報とは、例えば、撮像装置のぶれを画像上のベクトルに変換した動きベクトルである。この手ぶれ情報に基づき、光学式又は電子式の手ぶれ補正がなされる。尚、「撮像装置のぶれ」とは、任意の方向の、撮像装置の揺れや回転を含む。
差動増幅器41は、増幅率を2段階に設定可能となっている。図5に、差動増幅器41の内部回路例を示す。図5の差動増幅器41は、オペアンプOP、セレクタSEL並びに抵抗R1、R2及びR3から成る。セレクタSELは、CPU45からの増幅率切替信号に応じて、センサ信号を抵抗R2の一端と抵抗R3の一端の内の何れか一方にのみ供給する。抵抗R2の他端及び抵抗R3の他端は、オペアンプOPの反転入力端子(−)に共通接続されると共に抵抗R1を介してオペアンプOPの出力端子に共通接続される。D/A変換器44からのオフセット信号は、オペアンプOPの非反転入力端子(+)に供給される。オペアンプOPの出力端子の信号は、差動増幅器41の出力信号としてA/D変換器42に出力される。
今、所望の手ぶれ検出感度を得るために40倍の増幅率が必要であるとする。この40倍の増幅率を「高増幅率」と呼び、差動増幅器41が高増幅率でセンサ信号を増幅する手ぶれ検出処理モードを「高増幅率モード」という。また、本実施例では、角速度センサ19のオフセットを比較的粗く調整する機能を備えている。この調整を、「粗オフセット調整」と呼ぶ。そして、この粗オフセット調整を行うために暫定的に設定される増幅率を「低増幅率」と呼ぶ。今、低増幅率は、4倍であるとする。差動増幅器41が低増幅率でセンサ信号を増幅する手ぶれ検出処理モードを「低増幅率モード」という。
抵抗R1、R2及びR3の抵抗値を、それぞれr1、r2及びr3で表す。センサ信号が抵抗R2を介してオペアンプOPの反転入力端子(−)に与えられる場合、差動増幅器41の増幅率はr1/r2となり、センサ信号が抵抗R3を介してオペアンプOPの反転入力端子(−)に与えられる場合、差動増幅器41の増幅率はr1/r3となる。そこで、r1/r2=40、且つ、r1/r3=4、が成立するように各抵抗R1〜R3の抵抗値を選ぶ。
高増幅率を実現する場合、CPU45はセンサ信号が抵抗R2を介してオペアンプOPの反転入力端子(−)に与えられるようにセレクタSELを制御する。一方、低増幅率を実現する場合、CPU45はセンサ信号が抵抗R3を介してオペアンプOPの反転入力端子(−)に与えられるようにセレクタSELを制御する。
第1実施例における動作を、図6を参照して概略的に説明する。図6(a)、(b)及び(c)の夫々において、縦軸は差動増幅器41の出力信号を表し、横軸は時間を表し、実線100は基準電位レベル(0V)を表し、破線101及び102はA/D変換器42の飽和レベルを表す。飽和レベルとは、A/D変換可能な最大入力電圧レベル又は最小入力電圧レベルを意味する。A/D変換器42は、最小入力電圧レベルから最大入力電圧レベルまでのアナログ入力電圧をデジタル信号に変換可能であり、最小入力電圧レベルより小さいアナログ入力電圧に対しては一定の最小デジタル信号値を、最大入力電圧レベルより大きいアナログ入力電圧に対しては一定の最大デジタル信号値を出力する。尚、図6(a)、(b)及び(c)では、角速度センサ19の出力信号が同じであると仮定している。
図6(a)は、粗オフセット調整を行うことなく高増幅率モードで検出ユニット40を動作させた場合の、差動増幅器41の出力信号を表す。図6(a)に示す状態では、角速度センサ19の出力信号のオフセットを主たる原因とする、比較的大きなオフセットが生じており、この結果、差動増幅器41の出力信号が飽和レベルを超える期間が存在している。この期間は、比較的大きな手ぶれが生じている期間に相当する。
図6(b)は、粗オフセット調整を行うことなく低増幅率モードで検出ユニット40を動作させた場合の、差動増幅器41の出力信号を表す。粗オフセット調整では、差動増幅器41の増幅率を低増幅率とした状態で一定期間のA/D変換器42の出力信号をサンプリングし、その出力信号の平均値から、高増幅率で動作する差動増幅器41に与えられるべきオフセット信号を算出する。差動増幅器41の増幅率を低増幅率とすることにより、角速度センサ19の出力信号にオフセット成分が重畳していても、通常、A/D変換器42の出力は飽和しない。
図6(c)は、このオフセット信号を差動増幅器41に与えた後、即ち、粗オフセット調整がなされた後、高増幅率モードで検出ユニット40を動作させた場合の、差動増幅器41の出力信号を表す。
このように、本実施例では、低増幅率モードで動作させて必要なオフセット信号の算出を行い(図6(b))、このオフセット信号を高増幅率モードに適用する(図6(c))。これにより、短時間で、A/D変換器42の入力電圧に含まれる角速度センサ19のオフセット成分を除去することができ、このオフセット成分に由来するA/D変換器42の出力の飽和を回避することができる。また、手ぶれ情報生成部46は、高増幅率モードにおけるA/D変換器42の出力信号に基づき手ぶれ情報を作成するため、最終的な手ぶれ検出感度は低下せず、高精度で手ぶれを検出することができる。角速度センサ19のオフセット成分は、角速度センサ19の周辺温度の変化や角速度センサ19自身の動作による温度上昇などに由来してドリフトしていく。従って、実際には、これらの一連の処理を定期的に繰り返すことで、常に、A/D変換器42の出力飽和を防止する。
図7を参照して、より具体的な動作の流れを説明する。図7は、手ぶれ検出に関する、第1実施例の撮像装置の動作フローチャートである。尚、以下、A/D変換器42の出力信号を、単にA/D出力信号ともいう。また、A/D変換器42の出力信号のデジタル値を、A/D出力値ともいう。
撮像装置に電源が投入されると、粗オフセット調整が開始される。まず、ステップS1にて、前回の粗オフセット調整の開始時点から5秒経過するまで待つ。5秒程度の短時間で、A/D出力信号が飽和するほど極端なオフセットドリフトはないことを考慮し、無駄な計算を省くためにステップS1を設ける。
5秒経過したらステップS2に移行して、CPU45は、差動増幅器41の増幅率を低増幅率とする。この後、ステップS3にて、CPU45は、A/D出力値を1秒間分取り込む。今、A/D変換器42のサンプリング周波数が1kHz(キロヘルツ)であるとする。そうすると、ステップS3にて、1000個のA/D出力値が取得される。この1000個のA/D出力値を、D(t)にて表す。
そして、ステップS4において、CPU45は、ステップS3にて取得した1000個のA/D出力値D(t)の中に飽和データが含まれているかをチェックする。D(t)に飽和データが含まれている場合、異常状態である(例えば、大きなステップS3の実行中に大きなぶれが撮像装置に加わった)と判断してステップS3に戻る。尚、飽和データとは、A/D変換器42に飽和レベルを超える入力電圧を与えた場合に得られる、A/D出力値(即ち、上記の最大又は最小デジタル信号値)である。
D(t)に飽和データが含まれていない場合、ステップS5に移行して、CPU45は、D(t)の平均値を算出する。続いてステップS6において、CPU45は、この平均値から、高増幅率モードにおいて角速度センサ19のオフセット成分を除去するために差動増幅器41に与えられるべきオフセット信号値を算出する。このオフセット信号値をVOFFとおき、D(t)の平均値のアナログ電圧換算値(D(t)に対応するA/D変換器42の入力電圧の平均値)をDAVEとおくと、VOFF=−DAVE×(r3/r1)となる。例えば、DAVE=−40[mV]である場合、r3/r1=1/4、であるから、VOFFは+10[mV]となる。ステップS6において、CPU45は、オフセット出力部43を制御することにより、算出したオフセット信号値VOFFを有するオフセット信号(オフセット電圧)を、オフセット出力部43及びD/A変換器44を介して、差動増幅器41の非反転入力端子(+)に与える。
この後、CPU45は、差動増幅器41の増幅率を高増幅率に戻す(ステップS7)。撮像装置への電源供給が遮断されていなければ、ステップS1に戻り(ステップS8)、上述の各ステップの処理が繰り返し実行される。手ぶれ情報生成部46は、高増幅率モードにおけるA/D出力値に基づき手ぶれ情報を生成する(即ち、撮像装置のぶれを検出する)。
このように、低増幅率モードにて取得したA/D出力値に基づくオフセット信号の更新処理と、高増幅率モードにて取得したA/D出力値に基づく手ぶれ情報の生成処理と、を含む一連の処理を繰り返し実行し、これによってA/D変換器42の出力飽和を防止しつつ高精度の手ぶれ検出を実現する。
[モード変換に関する変形例]
上述の構成例では、センサ信号とオフセット信号との差信号をA/D出力信号に変換する過程において、差動増幅器41の増幅率可変設定機能を設け、これによって上記のような処理を実行している。しかしながら、同様の作用をもたらす機能を、差動増幅器41の入力とA/D変換器42の出力との間に位置する何れかの部位に担わせるようにしてもよい。このような変形を施した変形例を、「モード変換変形例」という。このモード変換変形例は、後述する各実施例についても当てはまる。
モード変換変形例について説明する。今、A/D変換器42の出力信号が10ビットで表され、A/D変換器42に最小入力電圧レベル及び最大入力電圧レベルの入力電圧が与えらた時、A/D変換器42が、夫々、0及び1023のデジタル値を出力する場合を考える。また、差動増幅器41及びA/D変換器42における負の電源電圧及び正の電源電圧が、夫々、−5[V]以下及び5[V]以上であると仮定する。
例えば、A/D変換器42の変換スケールを第1変換スケールと第2変換スケールとの間で可変設定できるようにし、差動増幅器41の増幅率を固定するようにする。具体的には例えば、第1変換スケールでは、A/D変換器42の最小入力電圧レベル及び最大入力電圧レベルが、それぞれ−0.5[V]及び+0.5[V]とされ、A/D変換器42は、−0.5〜+0.5[V]の電圧範囲内の入力電圧に0〜1023のデジタル値を割り当てる。第2変換スケールでは、A/D変換器42の最小入力電圧レベル及び最大入力電圧レベルが、それぞれ−5[V]及び+5[V]とされ、A/D変換器42は、−5〜+5[V]の電圧範囲内の入力電圧に0〜1023のデジタル値を割り当てる。A/D変換器42の変換スケールが第1及び第2変換スケールとされた手ぶれ検出処理モードを、夫々、「第1変換モード」及び「第2変換モード」と呼ぶ。
そして、上述のステップS2において、低増幅率を選択する代わりに、CPU45が手ぶれ検出処理モードを第2変換モードに移行させる。即ち、A/D変換器42の変換スケールを第2変換スケールとする。これは、A/D変換器42の分解能(換言すれば、手ぶれ検出感度)を下げることに相当する。
CPU45は、第2変換モードで取得した1秒間分のA/D出力値の平均値に基づいて、上述のステップS5及びS6と同様、第1変換モードでのA/D出力値から角速度センサ19のオフセット成分を除去するためのオフセット電圧値を算出し、このオフセット電圧値を有するオフセット信号を差動増幅器41に与えるようにする。この後、上述のステップS7において、A/D変換器42の変換スケールを第1変換スケールに戻し、ステップS1に戻る。手ぶれ情報生成部46は、A/D変換器42の変換スケールを第1変換スケールとした状態におけるA/D出力値に基づいて、手ぶれ情報を生成する。
また、図8に示す如く、差動増幅器41の出力信号を分圧する分圧抵抗R4及びR5とセレクタSEL2を検出ユニット40内に設け、差動増幅器41の出力信号そのもの又は該出力信号の分圧信号を択一的にA/D変換器42に供給する構成を採用することもできる。この場合、差動増幅器41の増幅率及びA/D変換器42の変換スケールは、固定される。
そして、この場合、オフセット信号算出用のA/D出力値を得る際には、差動増幅器41の出力信号を分圧抵抗R4及びR5にて1/10に分圧した信号をA/D変換器42に与えればよい。手ぶれ情報算出用のA/D出力値を得る際には、差動増幅器41の出力信号をそのままA/D変換器42に与えればよい。これによっても、第1変換モード(第1変換スケール)と第2変換モード(第2変換スケール)間の切り替えと同様の作用を得ることができる。
いずれにせよ、センサ信号とオフセット信号との差信号と、A/D出力信号と、の間の変換比率を第1及び第2変換比率の2段階で変更可能としておけばよい。CPU45は、該変換比率を第1変換比率とした状態でA/D出力値を取得する第1モードと、該変換比率を第2変換比率とした状態でA/D出力値を取得する第2モードと、の間で手ぶれ検出処理モードを切り替える。そして、第2モードで取得したA/D出力値に基づきオフセット信号を更新設定し、第1モードで取得したA/D出力値に基づき手ぶれ情報を生成する。第1モードは、上記の高増幅率モードや第1変換モード(第1変換スケール)に対応し、第2モードは上記の低増幅率モードや第2変換モード(第2変換スケール)に対応することになる。
<<第2実施例>>
次に、第2実施例について説明する。手ぶれ検出に関する第2実施例の構成は、図4に示すそれと同様であるため、重複する図示を省略する。上述のモード変換変形例は、本実施例でも適用可能であるが、差動増幅器41の増幅率の可変設定によってオフセット調整を実現する場合を説明する(後述する他の実施例も同様)。
第2実施例では、第1実施例における粗オフセット調整に加えて、精オフセット調整が実行される。これを、図9を参照して具体的に説明する。図9は、手ぶれ検出に関する、第2実施例の撮像装置の動作フローチャートである。
まず、撮像装置に電源が投入されると、ステップS11において粗オフセット調整が実行される。即ち、第1実施例で述べたステップS1〜S7の各処理が実行される。この粗オフセット調整後の差動増幅器41の出力信号状態を、図10(a)に示す。これは、図6(c)に示すそれと同様のものである。角速度センサ19のオフセット成分は、概ね除去されているものの、或る程度残存している。
ステップS11にて粗オフセット調整がなされた後、ステップS12に移行する。図7のステップS1〜S7から成る粗オフセット調整がなされた直後であるので、この時の差動増幅器41の増幅率は高増幅率に設定されている。ステップS12において、CPU45は、高増幅率モードにおけるA/D出力値を1秒間分取り込む。この取り込みは、ステップS11による粗オフセット調整の直後に行われることが望ましい。今、A/D変換器42のサンプリング周波数が1kHzであるとする。そうすると、ステップS12にて、1000個のA/D出力値が取得される。ステップS12にて取得される1000個のA/D出力値を、E(t)にて表す。
この後、ステップS13において、CPU45は、1000個のA/D出力値E(t)を母集団とした時の、E(t)の平均値EAVEと、E(t)の標準偏差σと、を算出する。尚、σ2は母集団の分散(母分散)を表す。
続くステップS14において、CPU45は、1000個のA/D出力値から成る母集団E(t)の中から、(EAVE−2σ)以上であって且つ(EAVE+2σ)以下の範囲内のA/D出力値を抽出する。統計学的には、これによって、図11に示す如く、95.44%のデータが抽出されることになる。抽出されたA/D出力値の集団をF(t)で表す。図12に示す如く、A/D出力値における所謂外れ値は、F(t)から除外されることになる。尚、抽出の範囲を定める値「2σ」は例示であり、それは様々に変更可能である。
続いてステップS15において、CPU45は、ステップS14にて抽出されたA/D出力値F(t)の平均値を算出し、この平均値から、高増幅率モードにおいて角速度センサ19のオフセット成分を除去するために差動増幅器41に与えられるべきオフセット信号値を算出する。
このオフセット信号値をVOFFBとおき、F(t)の平均値のアナログ電圧換算値(F(t)に対応するA/D変換器42の入力電圧の平均値)をFAVEとおくと、VOFFB=−FAVE×(r2/r1)となる。例えば、FAVE=−120[mV]である場合、r2/r1=1/40、であるから、VOFFBは+3[mV]となる。図4のCPU45は、オフセット出力部43を制御することにより、算出したオフセット信号値VOFFBを有するオフセット信号(オフセット電圧)を、オフセット出力部43及びD/A変換器44を介して、差動増幅器41の非反転入力端子(+)に与える。
ステップS13〜S15から成る処理は、図10(b)に示す如く、A/D出力値(センサ信号)から統計的に外れ値を除くことにより安定期間を求め、その安定期間におけるA/D出力値の平均値から高精度のオフセット信号を算出して、オフセット信号を更新設定する処理に相当する。
ステップS15の処理の後、撮像装置への電源供給が遮断されていなければステップS11に戻り(ステップS16)、以後、ステップ11における粗オフセット調整とステップS12〜S15から成る精オフセット調整とが交互に且つ定期的に繰り返し実行される。図4の手ぶれ情報生成部46は、第1実施例と同様、高増幅率モードにおけるA/D出力値に基づき手ぶれ情報を生成する(即ち、撮像装置のぶれを検出する)。望ましくは、精オフセット調整後の、高増幅率モードにおけるA/D出力値に基づいて手ぶれ情報を生成する。
精オフセット調整によるオフセット信号の更新設定後の、差動増幅器41の出力信号状態を図10(c)に示す。本実施例によれば、不安定な撮像装置のぶれに起因するA/D出力値(センサ信号)の外れ値が除外され、角速度センサ19のオフセット成分を正確に見積もることができる。この結果、第1実施例と比べて、オフセット成分をより高精度に排除することが可能となり、より高精度に手ぶれ検出を行うことが可能となる。また、粗オフセット調整と精オフセット調整を交互に且つ定期的に繰り返し実行することで、常に高精度の手ぶれ検出が可能となる。
<<第3実施例>>
次に、第3実施例について説明する。図13に、第3実施例に係る、手ぶれ検出に関与する部位のブロック図を示す。図13に示す検出ユニット40aは、図1の手ぶれ検出部18に設けられた、パン方向の角速度を検出する検出ユニットである。図13に示すCPU45及び手ぶれ情報生成部46aは、例えば主制御部13に備えられる。
検出ユニット40aは、角速度センサ19、差動増幅器41と、A/D変換器42と、オフセット出力部43と、D/A変換器44と、を備える。これらは、図4に示すそれらと同じである。それらに加え、検出ユニット40aは、更に、差動部47及び第2オフセット出力部48を備える。
角速度センサ19は、上述のセンサ信号を出力する。差動増幅器41は、センサ信号とD/A変換器44から与えられるオフセット信号との差信号を増幅し(即ち、差動増幅し)、増幅した差信号を出力する。A/D変換器42は、差動増幅器41からのアナログの出力信号をデジタル信号に変換する。オフセット出力部43は、CPU45の制御の下、デジタルのオフセット信号を出力する。D/A変換器44は、このデジタルのオフセット信号をアナログのオフセット信号に変換して、差動増幅器41に供給する。
CPU45は、第1及び第2実施例と同様、低増幅率モードにおけるA/D変換器42の出力信号に基づいて、オフセット出力部43から出力されるオフセット信号を可変設定する。即ち、粗オフセット調整が実行される。また、CPU45は、第1及び第2実施例と同様、差動増幅器41の増幅率を可変設定する。
本実施例でも精オフセット調整が実行されるが、本実施例では、高増幅率モードにおけるA/D変換器42の出力信号に基づいて第2オフセット出力部48から出力される第2オフセット信号を可変設定する。差動部47は、A/D変換器42の出力信号から該第2オフセット信号を減算したデジタル信号を手ぶれ情報生成部46aに出力する。手ぶれ情報生成部46aは、差動部47の出力信号に基づいて撮像装置のぶれを表す手ぶれ情報を生成する。
図14を参照して動作の流れを具体的に説明する。図14は、手ぶれ検出に関する、第3実施例の撮像装置の動作フローチャートである。
まず、撮像装置に電源が投入されると、ステップS11に移行して粗オフセット調整がなされた後、順に、ステップS12、S13及びS14の処理が実行される。ステップS11〜S14の処理内容は、第2実施例におけるそれら(図9)と同じであるため、重複する説明を省略する。第3実施例では、ステップS14の処理の後、ステップS25に移行する。
ステップS25において、CPU45は、ステップS14にて抽出されたA/D出力値F(t)の平均値を算出し、この平均値に基づいて、高増幅率モードにおいて差動部47の出力信号から角速度センサ19のオフセット成分を除去するために差動部47に供給されるべき第2オフセット信号を算出する。更に、CPU45は、ここで算出した第2オフセット信号が差動部47に供給されるよう、第2オフセット出力部48を制御する。この第2オフセット信号の信号値は、F(t)の平均値そのものとされる。
ステップS13、S14及びS25から成る処理は、A/D出力値(センサ信号)から統計的に外れ値を除くことにより安定期間を求め、その安定期間におけるA/D出力値の平均値から高精度の第2オフセット信号を算出して、第2オフセット信号を更新設定する処理に相当する。
ステップS25の処理の後、撮像装置への電源供給が遮断されていなければ、ステップS11に戻り(ステップS26)、以後、ステップ11における粗オフセット調整とステップS12〜S14及びS25から成る精オフセット調整とが交互に且つ定期的に繰り返し実行される。手ぶれ情報生成部46aは、高増幅率モードにおける差動部47の出力信号に基づいて手ぶれ情報を生成する(即ち、撮像装置のぶれを検出する)。望ましくは、精オフセット調整後の、高増幅率モードにおける差動部47の出力信号に基づいて手ぶれ情報を生成する。
本実施例によれば、第2実施例と同様、不安定な撮像装置のぶれに起因するA/D出力値(センサ信号)の外れ値が除外され、角速度センサ19のオフセット成分を正確に見積もることができる。この結果、第1実施例と比べて、オフセット成分をより高精度に排除することが可能となり、より高精度に手ぶれ検出を行うことが可能となる。また、粗オフセット調整と精オフセット調整を交互に且つ定期的に繰り返し実行することで、常に高精度の手ぶれ検出が可能となる。
また、第2実施例のように構成した場合は、デジタル値として算出した高精度のオフセット信号がD/A変換器44を通して差動増幅器41に供給されるため、D/A変換による誤差(変換誤差、非直線性、D/A変換におけるオフセットなど)がA/D変換器42の出力信号に重畳されてしまう。一方、第3実施例のように構成すれば、このような誤差が排除されるため、より高精度に手ぶれを検出することが可能となる。
<<第4実施例>>
粗オフセット調整と精オフセット調整を交互に行う一連の処理中に、シャッタボタン17aが半押しされた場合は、即座に、精オフセット調整を実施するようにしてもよい。このような実施例を、第4実施例として説明する。第4実施例は、第2又は第3実施例の変形例に相当する。
シャッタボタン17aは、半押し(ファーストレリーズ)と全押し(セカンドレリーズ)の2段階操作が可能となっている。ユーザがシャッタボタン17aに圧力を加えると、まず、シャッタボタン17aが半押しされた状態となり、更に圧力を加えると、シャッタボタン17aが全押しされた状態となる。主制御部13は、シャッタボタン17aが半押しされているか、全押しされているか、その何れでもないかを検出可能である。
撮像装置はオートフォーカス機能を備えており、主制御部13は、所定のフレーム周期にて得られる各撮影画像内の所定のコントラスト評価領域のコントラスト量をAF評価値として算出する。シャッタボタン17aが半押しされると、主制御部13は、図2のフォーカスレンズ31の位置を所定間隔で移動させながら、順次、AF評価値を取得し、AF評価値が最大となるフォーカスレンズ31の位置を合焦レンズ位置として特定する。更にシャッタボタン17aが押し込まれて全押しされると、主制御部13は、フォーカスレンズ31の位置を該合焦レンズ位置に配置させてから撮像部11に撮影を行わせる。この撮影によって得られた画像は、シャッタボタン17aの押下に応じて撮影された静止画像として、記録媒体16に格納される。この際、この静止画像の露光期間中のセンサ信号に基づく手ぶれ情報を、この静止画像と関連付けつつ記録媒体16に格納することもできる。
図15を参照して動作の流れを具体的に説明する。図15は、手ぶれ検出に関する、第4実施例の撮像装置の動作フローチャートである。
まず、撮像装置に電源が投入されると、ステップ11による粗オフセット調整の後、ステップS31による精オフセット調整が実行される。ステップS11による粗オフセット調整は、第2実施例におけるそれと同じものである。図4に示す構成を採用し、第4実施例を第2実施例に適用する場合は、ステップS31において、図9のステップS12〜S15から成る精オフセット調整が実行される。一方、図13に示す構成を採用し、第4実施例を第3実施例に適用する場合は、ステップS31において、図14のステップS12〜S14及びS25から成る精オフセット調整が実行される。
仮に、シャッタボタン17aの半押しが検出されない場合は、ステップS32及びS33を介して、ステップ11の粗オフセット調整とステップS31の精オフセット調整が交互に且つ定期的に実行される。
一方、シャッタボタン17aの半押しが検出されると、どのステップの実行中であっても、直ちにステップS31の精オフセット調整が実行される。たとえステップS11の粗オフセット調整を実行している最中であっても、シャッタボタン17aの半押しが検出された時点で直ちにステップS31の精オフセット調整を実行開始する。また、ステップS31の精オフセット調整が終了しても、シャッタボタン17aが半押しされている状態が継続している限り、ステップS31の精オフセット調整を繰り返し実行するようにする(ステップS32)。
シャッタボタン17aが半押しされている状態が解除されると、即ち、シャッタボタン17aが半押しを経て全押しされるか、或いは、シャッタボタン17aに付与される圧力がなくなると、ステップS33を経てステップS11に戻る。
粗オフセット調整中または直後にシャッタボタン17aが全押しされた場合には、最も重要な露光期間中の検出角速度に対して、微小なオフセット調整誤差が重畳してしまう。これを考慮し、上述の如く処理する。これにより、検出精度がより求められる静止画像撮影時において、より高精度の角速度検出が可能となる。
<<変形等>>
上述の実施形態の変形例または注釈事項として、以下に、注釈1〜注釈4を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
上述した説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。
[注釈2]
手ぶれ検出部18を角速度センサにて構成する例を上述したが、撮像装置の加速度を検出する加速度センサ又は撮像装置の角加速度を検出する角加速度センサにて、手ぶれ検出部18を形成するようにしてもよい。この場合、各実施例において差動増幅器41に与えられるセンサ信号は、撮像装置の加速度又は角加速度を表す信号となる。また、撮像装置のぶれを表す別の物理量を検出するセンサにて、手ぶれ検出部18を構成しても良い。この場合、各実施例において差動増幅器41に与えられるセンサ信号は、この物理量を表す信号となる。
[注釈3]
また、撮像装置は、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現可能である。特に、図1の主制御部13、図4及び図13のCPU45、図4又は図13の手ぶれ情報生成部46又は46aの機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現可能である。
ソフトウェアを用いて撮像装置を構成する場合、ソフトウェアにて実現される部位についてのブロック図は、その部位の機能ブロック図を表すことになる。また、図1の主制御部13、図4及び図13のCPU45、図4又は図13の手ぶれ情報生成部46又は46aにて実現される機能の全部または一部を、プログラムとして記述し、該プログラムをプログラム実行装置(例えばコンピュータ)上で実行することによって、その機能の全部または一部を実現するようにしてもよい。
[注釈4]
上述の各実施例において、例えば、主制御部13は検出制御手段として機能し、主制御部13にはCPU45と手ぶれ情報生成部(46又は46a)が含まれうる。CPU45は、例えば、モード切替手段としての機能も備える。ぶれ検出装置は、図4に示される各部位の全部又は一部を含んで構成される、或いは、図13に示される各部位の全部又は一部を含んで構成される。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の全体ブロック図である。 図1の撮像部の内部構成図である。 図1の手ぶれ検出部の内部構成図である。 本発明の第1実施例に係る、手ぶれ検出に関与する部位のブロック図である。 図4の差動増幅器の内部回路例を示す図である。 図4の差動増幅器の出力信号状態を示す図である。 手ぶれ検出に関する、本発明の第1実施例の撮像装置の動作フローチャートである。 図4に示す構成の一部の変形例を示す図である。 手ぶれ検出に関する、本発明の第2実施例の撮像装置の動作フローチャートである。 本発明の第2実施例に係り、図4の差動増幅器の出力信号状態を示す図である。 本発明の第2実施例における、精オフセット調整の意義を説明するための図である。 本発明の第2実施例における、精オフセット調整の意義を説明するための図である。 本発明の第3実施例に係る、手ぶれ検出に関与する部位のブロック図である。 手ぶれ検出に関する、本発明の第3実施例の撮像装置の動作フローチャートである。 手ぶれ検出に関する、本発明の第4実施例の撮像装置の動作フローチャートである。
符号の説明
11 撮像部
12 AFE
13 主制御部
17 操作部
17a シャッタボタン
18 手ぶれ検出部
19、20 角速度センサ
40、40a 検出ユニット
41 差動増幅器
42 A/D変換器
43 オフセット出力部
44 D/A変換器
45 CPU
46、46a 手ぶれ情報生成部
47 差動部
48 第2オフセット出力部

Claims (8)

  1. センサから出力される撮像装置のぶれに応じたセンサ信号と可変設定されるオフセット信号との差信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記オフセット信号を可変設定するとともに、前記デジタル信号に基づき前記撮像装置のぶれを表すぶれ情報を生成する検出制御手段と、を備え、
    前記検出制御手段は、前記差信号と前記デジタル信号との変換比率を第1変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第1モードと、前記変換比率を第2変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第2モードと、の間で処理モードを切り替えるモード切替手段を有し、
    一定の差信号に対する前記デジタル信号の大きさは、第1モードにおけるそれよりも第2モードにおけるそれの方が小さく、
    前記検出制御手段は、前記第2モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記オフセット信号を更新し、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記ぶれ情報を生成する
    ことを特徴とするぶれ検出装置。
  2. 前記検出制御手段は、前記第2モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記オフセット信号を更新する処理と、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記ぶれ情報を生成する処理と、を含む一連の処理を繰り返し実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のぶれ検出装置。
  3. 前記検出制御手段は、前記第2モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記オフセット信号の更新に加えて、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記オフセット信号の更新も実行する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のぶれ検出装置。
  4. 前記検出制御手段は、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号と可変設定される第2のオフセット信号との差信号に基づいて前記ぶれ情報を生成し、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づいて前記第2のオフセット信号を更新する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のぶれ検出装置。
  5. 前記撮像装置は、第1段階操作と第2段階操作の2段階操作が可能なシャッタ操作手段を備えて、前記第1段階操作を経て前記第2段階操作がなされた際、画像撮影を行うものであって、
    前記検出制御手段は、前記第1段階操作がなされた後であって前記第2段階操作がなされるまでの間、前記第2モードでの動作を禁止して、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記オフセット信号の更新を実行する
    ことを特徴とする請求項3に記載のぶれ検出装置。
  6. 前記撮像装置は、第1段階操作と第2段階操作の2段階操作が可能なシャッタ操作手段を備えて、前記第1段階操作を経て前記第2段階操作がなされた際、画像撮影を行うものであって、
    前記検出制御手段は、前記第1段階操作がなされた後であって前記第2段階操作がなされるまでの間、前記第2モードでの動作を禁止して、前記第1モードにて取得した前記デジタル信号に基づく前記第2のオフセット信号の更新を実行する
    ことを特徴とする請求項4に記載のぶれ検出装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載のぶれ検出装置と、
    画像の撮影を行う撮像手段と、を備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. センサから出力される撮像装置のぶれに応じたセンサ信号と可変設定されるオフセット信号との差信号の増幅信号をデジタル信号に変換し、前記デジタル信号に基づいて前記撮像装置のぶれを表すぶれ情報を生成するぶれ検出方法であって、
    前記差信号と前記デジタル信号との変換比率を第1変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第1ステップと、
    前記変換比率を第2変換比率とした状態で前記デジタル信号を取得する第2ステップと、を備え、
    一定の差信号に対する前記デジタル信号の大きさは、第1ステップにて得られるそれよりも第2ステップにて得られるそれの方が小さく、
    当該ぶれ検出手法は、更に、
    前記第2ステップにて取得した前記デジタル信号に基づき前記オフセット信号を更新する第3ステップと、
    前記第1ステップにて取得した前記デジタル信号に基づいて、前記ぶれ情報を生成する第4ステップと、を備えた
    ことを特徴とするぶれ検出方法。
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