JPH07288734A - カメラ装置 - Google Patents

カメラ装置

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Publication number
JPH07288734A
JPH07288734A JP6081363A JP8136394A JPH07288734A JP H07288734 A JPH07288734 A JP H07288734A JP 6081363 A JP6081363 A JP 6081363A JP 8136394 A JP8136394 A JP 8136394A JP H07288734 A JPH07288734 A JP H07288734A
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Japan
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camera shake
detection output
circuit
output
camera
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JP6081363A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Yamagiwa
正俊 山際
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手振れ補正の精度を向上させたカメラ装置の提
供。 【構成】角速度センサ2,3はカメラ装置の垂直方向及
び水平方向の角速度を検出してフィルタ4,5と増幅回
路6,7を介してA/D変換器8に供給し、A/D変換
器8は角速度の検出データを形成し、LPF29a,2
9bは検出データからドリフト成分を抽出し、パンティ
ルト判別回路13はドリフト成分を基準として検出デー
タを閾値と比較して手振れであるか判定してHPF14
a,14bの特性を切り換える。積分回路15,16は
HPF14a,14bで直流成分が除去された検出デー
タを積分して角度出力を出力し、比較回路10は、角度
出力に基づいて、垂直方向及び水平方向の駆動信号を形
成して駆動系11,12に供給する。駆動系11,12
は駆動信号に応じて駆動軸1c,1dを回転駆動して光
学板1a,1bを駆動して手振れを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体を撮像するカメ
ラ装置に関し、特に手振れ及びパンニング,ティルティ
ングの判別を行なって、手振れを検出して補正する手振
れ補正回路を有するカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、携帯用のビデオカメラ装
置は、小型で軽量であることなどから取り扱いが容易で
普及しつつある。このビデオカメラ装置で撮像を行う場
合、ユーザは、該ビデオカメラ装置を片手で保持し、電
子ビューファインダを介して被写体を覗きながら撮像を
行う。
【0003】ここで、この携帯用ビデオカメラ装置は、
上述のように片手で保持でき簡単に撮像することができ
るのはよいが、小型で軽量であるために安定性が悪く手
振れを生じ、再生画像に揺れが生じる問題があった。
【0004】このため、最近ではビデオカメラ装置に手
振れ補正回路が設けられるようになっている。この手振
れ補正回路は、例えばCCDイメージセンサの前段に設
けられ被写体からの撮像光の光軸補正を行なうアクティ
ブプリズムと、ビデオカメラ装置の垂直方向及び水平方
向の角速度を検出する角速度センサと、この角速度セン
サの出力に基づいてアクティブプリズムを駆動する制御
部等を備えている。
【0005】そして、上記制御部は、ハイパスフィルタ
及び積分回路を有しており、該ハイパスフィルタにより
上記角速度データから直流成分を除去し、積分回路によ
り角速度を示す角速度データを手振れの角度を示す角度
データに変換して上記アクティブプリズムに供給し、ア
クティブプリズムは、供給された角度データに応じて撮
像光の光軸を補正して被写体の同位置からの光がCCD
イメージセンサの同じ位置に受光されるように手振れ補
正を行なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビ
デオカメラ装置は、パンニングあるいはティルティング
を行なったときでも手振れ補正回路によって手振れ補正
が行なわれているために、パンニング又はティルティン
グ方向と逆方向にアクティブプリズムの光軸が補正さ
れ、いわゆる揺り戻し現象が起こり、パンニング及びテ
ィルティングを行なっているにもかかわらず撮影される
画像中の被写体の位置が変化しない等の問題があった。
【0007】また、上記ビデオカメラ装置では、例えば
角速度センサの温度特性、無振動時の検出出力等の個体
差によって、検出出力に直流(ドリフト)成分を発生
し、このドリフトにより角速度の検出に誤差が生じ、手
振れ補正の精度が低下する問題があった。
【0008】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、手振れ時とパンニング又はティルテ
ィング時との判別を行うことができ、この判別結果に応
じた手振れ補正を行うことにより手振れ補正の精度の精
度を向上させることができるカメラ装置の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るビデオカメラ装置は、手振れ検出手
段により手振れ量を検出し、この手振れ検出出力に基づ
いて制御手段が手振れ補正を行うカメラ装置において、
手振れ検出出力中の直流成分を検出する直流成分検出手
段と、この直流成分検出手段の検出出力に基づいて手振
れ検出出力中の直流成分を除去すると共に、この直流成
分を除去した手振れ検出出力に基づいて手振れ及びパン
ニング,ティルティングの判別を行なうパンティルト判
別手段とを有し、制御手段は、パンティルト判別手段か
らの判別出力により応答特性を切り換えて手振れ補正を
行なうことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るビデオカメラ装置は、
直流成分検出手段がローパスフィルタからなることを特
徴とする。
【0011】また、本発明に係るビデオカメラ装置は、
制御手段が手振れ検出出力の帯域制御を行うためのハイ
パスフィルタを有しており、パンティルト判別手段から
の判別出力に応じてハイパスフィルタの回路特性を切り
換えて手振れ補正を行うことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るビデオカメラ装置は、
パンティルト判別手段が所定の閾値を有しており、手振
れ検出出力のレベルがこの閾値以上の場合にパンニング
あるいはティルティングであると判別し、手振れ検出出
力のレベルがこの閾値以下であった場合に手振れである
と判別することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明に係るカメラ装置は、手振れ検出手段に
より手振れ量を検出し、この手振れ検出出力に基づいて
制御手段が手振れ補正を行うカメラ装置であり、直流成
分検出手段が手振れ検出出力中の直流成分を検出する。
【0014】具体的には、上記直流成分検出手段は、例
えばローパスフィルタ等からなり、手振れ検出出力中の
所定周波数以下の成分を抽出して手振れ検出出力中の直
流成分を検出する。
【0015】そして、パンティルト判別手段は、直流成
分検出手段の検出出力に基づいて手振れ検出出力中の直
流成分を除去する。
【0016】また、パンティルト判別手段は、直流成分
を除去した手振れ検出出力に基づいて、手振れ及びパン
ニング,ティルティングの判別を行ない、判別出力を上
記制御手段に供給する。
【0017】具体的には、パンティルト判別手段は、例
えば所定の閾値を有しており、上記手振れ検出出力のレ
ベルがこの閾値以上の場合にパンニングあるいはティル
ティングであると判別し、上記手振れ検出出力のレベル
がこの閾値以下であった場合に手振れであると判別す
る。
【0018】すなわち、手振れによる上記手振れ検出出
力は、周波数が高くレベルは低いが、パンニング,ティ
ルティングによる上記手振れ検出出力は、周波数が低く
レベルが高いという特徴を有している。このため、この
特徴を考慮した上記閾値と、上記手振れ検出出力とを比
較することにより、その手振れ検出出力が、手振れによ
り生じたものかあるいはパンニング,ティルティングに
より生じたものかを簡単に判別することができる。
【0019】このようにして形成された判別出力は、上
記制御手段に供給される。
【0020】上記制御手段は、上記パンティルト判別手
段からの判別出力に応じて、例えば手振れ検出出力の帯
域制御を行うためのハイパスフィルタの回路特性を切り
換え、あるいは、上記手振れ検出出力を増幅する増幅回
路の利得を可変する等のように、応答特性を切り換えて
手振れ補正を行う。
【0021】具体的には、上述のように手振れ時の手振
れ検出出力とパンニング,ティルティング時の手振れ検
出出力とはその周波数特性が異なるので、制御手段は、
例えば手振れ時は、ハイパスフィルタのカットオフ周波
数を低くし、パンニング,ティルティング時は、ハイパ
スフィルタのカットオフ周波数を高くする。
【0022】すなわち、上記手振れ時にカットオフ周波
数を低くするということは、低い周波数の手振れ検出出
力に対する応答を向上させることとなる。すなわち、低
い周波数の手振れ検出出力に対するゲインを上げること
となり、上記制御手段にレベルの高い手振れ検出出力が
供給される。このため、手振れ検出出力に応じて正確な
手振れ補正を行うことができる。
【0023】また、上記パンニング,ティルティング時
にカットオフ周波数を高くするということは、低い周波
数の手振れ検出出力に対する応答を低下させることとな
る。すなわち、低い周波数の手振れ検出出力のゲインを
下げることとなり、上記制御手段にレベルの低い手振れ
検出出力が供給される。このため、手振れ補正能力を抑
制することができ、該パンニング,ティルティング時に
手振れ補正がかかってしまい、カメラ装置を向けている
方向と実際に撮像される被写体にずれを生じ、所望の再
生画像が得られないという不都合を防止することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係るカメラ装置の好適な一実
施例を図面を参照しながら詳細に説明する。この実施例
は、本発明を被写体を撮像して画像信号を出力するビデ
オカメラ装置に適用したものである。
【0025】このビデオカメラ装置は、例えば図1にそ
の要部の構成を示すように、撮像光の光軸を手振れ量に
応じて可変するアクティブプリズム1と、手振れのうち
垂直方向(以下、ピッチング方向という)の手振れ量を
検出するピッチング方向角速度センサ2と、手振れのう
ち水平方向(以下、ヨーイング方向という)の手振れ量
を検出するヨーイング方向角速度センサ3と、上記ピッ
チング方向角速度センサ2及びヨーイング方向角速度セ
ンサ3からの検出出力に基づいて上記アクティブプリズ
ム1を駆動するための駆動信号を出力するマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンという)9と、駆動信号を出
力する比較回路10と、上記駆動信号に応じて上記アク
ティブプリズム1を駆動するヨーイング方向駆動系1
1、ピッチング方向駆動系12とを有している。
【0026】上記マイコン9は、上述の図1に示すよう
に、デジタル化された上記ピッチング方向の検出出力が
供給される第1のハイパスフィルタ(HPF)14a及
び第1のローパスフィルタ(LPF)29aと、デジタ
ル化された上記ヨーイング方向の検出出力が供給される
第2のHPF14b及び第2のLPF29bと、第1の
HPFの出力を積分する第1の積分回路15と、第2の
HPFの出力を積分する第2の積分回路16と、上記各
検出出力に基づいてそれが手振れであるか、パンニング
あるいはティルティングであるかを判別するパンティル
ト判別回路13とを備えている。
【0027】また、このマイコン9は、図示しないメモ
リ及び中央演算処理装置(CPU)等を備え、メモリに
予め記憶されているプログラムを実行することにより、
上記第1及び第2のLPF29a,29bとパンティル
ト判別回路13の動作を制御して手振れ検出出力中の直
流成分を検出する直流成分検出手段と直流成分検出手段
の検出出力に基づいて手振れ検出出力中の直流成分を除
去すると共に、この直流成分を除去した手振れ検出出力
に基づいて手振れ及びパンニング,ティルティングの判
別を行なうパンティルト判別手段として機能すると共
に、上記第1及び第2のHPF14a,14bと第1及
び第2の積分回路15,16の動作を制御することによ
り手振れ補正を行なう制御手段の一部として機能するよ
うになっている。
【0028】上記アクティブプリズム1は、透明の第1
及び第2の光学板1a,1bの外周部どおしを蛇腹状の
部材を介して接続し、その中に透明溶液を注入すること
により形成されている。第1の光学板1aの右側面部に
は、該第1の光学板1aを駆動するための第1の駆動軸
1cが設けられており、この第1の駆動軸1cを回転駆
動することにより該第1の光学板1cが駆動するように
なっている。また、上記第2の光学板1bの上側面部に
は、該第2の光学板1bを駆動するための第2の駆動軸
1dが設けられており、この第2の駆動軸1dを回転駆
動することにより該第2の光学板1bが駆動するように
なっている。
【0029】上記ピッチング方向角速度センサ2は、フ
ィルタ4,増幅回路6,A/D変換器8に接続されてお
り、該A/D変換器8に、上記ピッチング方向角速度セ
ンサ2で検出されたピッチング方向の検出出力が供給さ
れるようになっている。
【0030】上記ヨーイング方向角速度センサ3は、フ
ィルタ5,増幅回路7,A/D変換器8に接続されてお
り、該A/D変換器8に、上記ヨーイング方向角速度セ
ンサ3で検出されたヨーイング方向の検出出力が供給さ
れるようになっている。
【0031】上記A/D変換器8は、デジタル化された
上記ピッチング方向の検出出力が供給される第1のHP
F14a及び第1のLPF29aと、デジタル化された
上記ヨーイング方向の検出出力が供給される第2のHP
F14b及び第2のLPF29bに接続されると共に、
上記各検出出力に基づいてそれが手振れであるか、パン
ニングあるいはティルティングであるかを判別するパン
ティルト判別回路13に接続されている。
【0032】上記第1のHPF14aは、上記ピッチン
グ方向の角速度の検出出力を角度の検出出力に変換する
第1の積分回路15に接続されており、上記第2のHP
F14bは、上記ヨーイング方向の角速度の検出出力を
角度の検出出力に変換する第2の積分回路16に接続さ
れている。上記各積分回路15,16は、比較回路10
に接続されている。
【0033】上記第1及び第2のLPF29a,29b
は、上記パンティルト判別回路13に接続されている。
【0034】上記パンティルト判別回路13は、その出
力端子が上記第1、第2のHPF14a、14bに接続
されており、上記ピッチング方向の検出出力及びヨーイ
ング方向の検出出力と、上記第1及び第2のLPF29
a,29bの出力に基づく該パンティルト判別回路13
の判別出力により該第1、第2のHPF14a、14b
のフィルタ特性を可変制御するようになっている。
【0035】上記アクティブプリズム1の第2の駆動軸
1dは、駆動コイル18及び駆動回路17を介して上記
比較回路10に接続されており、該比較回路10からの
比較出力に応じてヨーイング方向に駆動されるようにな
っている。
【0036】このアクティブプリズム1のヨーイング方
向の動きは、制動コイル19、速度検出回路20及びフ
ォトセンサ21、位置検出回路22により検出されるよ
うになっており、上記速度検出回路20及び位置検出回
路22の各検出出力は、それぞれ比較回路10に供給さ
れるようになっている。
【0037】上記比較回路10は、上記ヨーイング方向
の各検出出力と、上記ヨーイング方向角速度センサ3に
より検出された検出出力とを比較しながら上記アクティ
ブプリズム1の第2の駆動軸1dを駆動するための駆動
信号を上記駆動回路17に供給するようになっている。
【0038】上記アクティブプリズム1の第1の駆動軸
1cは、駆動コイル24及び駆動回路23を介して上記
比較回路10に接続されており、該比較回路10からの
比較出力に応じてピッチング方向に駆動されるようにな
っている。
【0039】このアクティブプリズム1のピッチング方
向の動きは、制動コイル25,速度検出回路26及びフ
ォトセンサ27、位置検出回路28により検出されるよ
うになっており、上記速度検出回路26及び位置検出回
路28の各検出出力は、それぞれ比較回路10に供給さ
れるようになっている。
【0040】上記比較回路10は、上記ピッチング方向
の各検出出力と、上記ピッチング方向角速度センサ2に
より検出された検出出力とを比較しながら上記アクティ
ブプリズム1の第1の駆動軸1cを駆動するための駆動
信号を上記駆動回路23に供給するようになっている。
【0041】つぎに、この実施例に係るカメラ装置の動
作説明をする。まず、撮像が開始されると、ピッチング
方向角速度センサ2及びヨーイング方向角速度センサ3
によりピッチング方向及びヨーイング方向の手振れ量が
検出される。
【0042】上記各角速度センサ2,3は、当該カメラ
装置の静止時の出力(センタ値)を基準として手振れの
方向の正負を検出して角速度の大きさ(手振れ量)に応
じた検出出力を出力する。この各検出出力は、それぞれ
フィルタ4,5に供給される。
【0043】上記各角速度センサ2,3の検出出力に
は、共振周波数等の不要帯域の信号が含まれているた
め、上記各フィルタ4,5はこれを除去し、増幅回路
6,7を介してA/D変換器8に供給する。
【0044】上記A/D変換器8は、上記ピッチング方
向の検出出力をデジタル化することによりピッチング方
向の検出データを形成し、これを第1のHPF14a,
第1のLPF29a及びパンティルト判別回路13に供
給する。また、上記ヨーイング方向の検出出力をデジタ
ル化することによりヨーイング方向の検出データを形成
し、これを第2のHPF14b,第2のLPF29b及
び上記パンティルト判別回路13に供給する。
【0045】第1及び第2のLPF29a,29bは、
それぞれピッチング方向及びヨーイング方向の検出デー
タから角速度センサ2,3の個体差に基づく直流(ドリ
フト)成分を抽出し、センタ出力としてパンティルト判
別回路13に供給する。
【0046】ここで、図2(a)に示すパンニング時の
上記各角速度センサ2,3の検出出力と、同図(b)に
示す手振れ時の各角速度センサ2,3の検出出力とで
は、該パンニング時及びティルティング時の各角速度セ
ンサ2,3の検出出力のほうが周波数が低く、角速度が
大きいという特徴を有している。
【0047】すなわち、上記パンニング時には、センタ
ー出力(0レベル)に対して、正方向あるいは負方向の
一方向のみの出力が手振れ時と比較して長時間、上記各
角速度センサ2,3の検出出力から出力され続ける。な
お、これはティルティング時でも同じである。
【0048】このため、上記パンティルト判別回路13
は、上記各角速度センサ2,3の検出出力のレベルを、
一定時間、閾値と比較し、該検出出力が一定時間以上閾
値を越えた場合はパンニングあるいはティルティングと
判断し、該検出出力のレベルが閾値を越えた時間が一定
時間以下である場合は手振れと判断するようになってい
る。
【0049】具体的には、図3(a)に示すように上記
パンティルト判別回路13には、正方向の式値(+S)
及び負方向の閾値(−S)が設けられており、上記正方
向の式値(+S)あるいは負方向の閾値(−S)を越え
るレベルの検出出力が供給されると、タイマのカウント
を開始し、該正方向の式値(+S)を越えるレベルの検
出出力が何秒間出力され続けたかを検出する(サンプル
期間T)。そして、上記検出出力が閾値を越えた時間
が、例えば100msec以上であった場合、同図
(b)に示すようにパンニング(あるいはティルティン
グ)であると判断し、上記検出出力が閾値を越えた時間
が、例えば100msec以下であった場合、手振れで
あると判断する。
【0050】すなわち、上記閾値をS,サンプル期間を
T,検出出力をPOUT ,検出出力のレベルが閾値以上で
あった時間をPtとすると、上記パンティルト判別回路
13は、 POUT ≧S 且つ Pt≧T のときにパンニングあるいはティルティングと判断す
る。
【0051】なお、人間の手振れは、約3〜15Hz程
度の範囲内であるため、上記閾値とサンプル期間Tの値
は、パンニング(あるいはティルティング)と手振れと
の境界付近の値となるように設定されている。
【0052】このような手振れ、パンティルト判別によ
り、上記パンティルト判別回路13は、図4(a)に示
すような上記各角速度センサ2,3からの検出出力が供
給された場合、閾値(0レベル)を一定時間越えたとき
にパンニング(あるいはティルティング)であることを
示す同図(b)に示すようなハイレベルの判断出力を上
記第1及び第2のHPF14a,14bに供給し、該閾
値(0レベル)を越えた時間が一定時間に満たない場合
は、手振れであることを示す同図(b)に示すようなロ
ーレベルの判断出力を上記マイコン9内の第1及び第2
のHPF14a,14bに供給する。
【0053】上記第1及び第2のHPF14a,14b
は、上記各角速度センサ2,3からの各検出出力からそ
れぞれ直流成分を除去するが、そのカットオフ周波数が
上記パンティルト判別回路13からの判断出力に応じて
可変されるようになっている。
【0054】上記パンティルト判別回路13がパンニン
グ(あるいはティルティング)と判断しハイレベルの判
断出力が供給されると、上記第1及び第2のHPF14
a,14bは、カットオフ周波数を上げるように制御さ
れる。第1及び第2のHPF14a,14bのカットオ
フ周波数を上げると、低い周波数の手振れ検出出力に対
する応答が低下する。すなわち、低い周波数の手振れ検
出出力に対するゲインを下げることとなり、結果的に手
振れ補正能力を低減させるビデオカメラを向けている方
向と実際に撮像される被写体とのずれを抑制するように
なっている。
【0055】また、逆に、上記パンティルト判別回路1
3が手振れであると判断し、ローレベルの判断出力が供
給されると、上記第1及び第2のHPF14a,14b
は、カットオフ周波数を下げるように制御される。第1
及び第2のHPF14a,14bは、カットオフ周波数
を下げると、低い周波数の手振れ検出出力に対する応答
を向上する。すなわち、低い周波数の手振れ検出出力の
ゲインを上げることとなり、手振れ補正能力を保持し
て、通常の手振れ補正を行なうようになっている。
【0056】具体的には、上記各HPF14a,14b
は、例えば1−Z-1/1−KZ-1のフィルタ特性を有し
ており、上記係数Kの値を上記判断出力に応じて可変制
御することにより、パンニング時(あるいはティルティ
ング時)には、上記各角速度センサ2,3からの検出出
力のゲインを下げて手振れ補正能力を低減させ、手振れ
時には該検出出力のゲインを上げて手振れ補正能力を上
げる制御を行う。
【0057】なお、上記パンニング時(あるいはティル
ティング時)には、上記検出出力のゲインが下げられる
ことにより手振れ補正能力が低減されるが、該パンニン
グ時には画面全体が左右に動いているため、該手振れ補
正は殆ど必要がなく問題にはならない。このようなゲイ
ン制御されたHPF14a、14bを介した検出出力
は、それぞれ第1の積分回路15、第2の積分回路16
に供給される。
【0058】上記第1の積分回路15は、上記ピッチン
グ方向の角速度の検出出力を角度の検出出力に変換して
比較回路10に供給し、上記第2の積分回路16は、上
記ヨーイング方向の角速度の検出出力を角度の検出出力
に変換して比較回路10に供給する。
【0059】上記比較回路10は、上記各角度の検出出
力に基づいて、上記アクティブプリズム1をヨーイング
方向に駆動するための駆動信号及びピッチング方向に駆
動するための駆動信号を形成し、これらをヨーイング方
向駆動系11の駆動回路17、ピッチング方向駆動系1
2の駆動回路23にそれぞれ供給する。
【0060】上記ヨーイング方向駆動系11の駆動回路
17は、上記駆動信号に応じた電圧を駆動コイル18に
印加する。これにより、上記第2の駆動軸1dを回転駆
動することができ、上記アクティブプリズム1の第2の
光学板1bを、上記ヨーイング方向角速度センサ3の検
出出力に応じてヨーイング方向に駆動することができ
る。
【0061】また、上記ピッチング方向駆動系12の駆
動回路23は、上記駆動信号に応じた電圧を駆動コイル
24に印加する。これにより、上記第1の駆動軸1cを
回転駆動することができ、上記アクティブプリズム1の
第1の光学板1aを、上記ピッチング方向角速度センサ
2の検出出力に応じてピッチング方向に駆動することが
できる。
【0062】このようなアクティブプリズム1の動きの
うち、ヨーイング方向の動きは制動コイル19及びフォ
トセンサ21により検出される。上記制動コイル19
は、上記ヨーイング方向の動きに応じた電圧値を検出
し、これを速度検出回路20に供給する。上記速度検出
回路20は、上記検出された電圧値から、上記ヨーイン
グ方向の動き速度を検出し、この検出出力を比較回路1
0に帰還する。また、上記フォトセンサ21は、上記ヨ
ーイング方向の動きを光により検出し、この検出出力を
位置検出回路22に供給する。上記位置検出回路22
は、上記検出出力に基づいて上記アクティブプリズム1
の位置を検出し、この検出出力を上記比較回路10に帰
還する。
【0063】また、上記アクティブプリズム1のピッチ
ング方向の動きは制動コイル25及びフォトセンサ27
により検出される。上記制動コイル25は、上記ピッチ
ング方向の動きに応じた電圧値を検出し、これを速度検
出回路26に供給する。上記速度検出回路26は、上記
検出された電圧値から、上記ピッチング方向の動き速度
を検出し、この検出出力を比較回路10に帰還する。ま
た、上記フォトセンサ27は、上記ピッチング方向の動
きを光により検出し、この検出出力を位置検出回路28
に供給する。上記位置検出回路28は、上記検出出力に
基づいて上記アクティブプリズム1の位置を検出し、こ
の検出出力を上記比較回路10に帰還する。
【0064】上記比較回路10は、上記ヨーイング方向
駆動系11の速度検出回路20、位置検出回路22から
の各検出出力と、上記第2の積分回路16からのピッチ
ング方向の検出出力とを比較し、その誤差が零となるよ
うな駆動信号を上記駆動回路17に供給する。また、上
記比較回路10は、上記ピッチング方向駆動系12の速
度検出回路26、位置検出回路28からの各検出出力
と、上記第1の積分回路15からのピッチング方向の検
出出力とを比較し、その誤差が零となるような駆動信号
を上記駆動回路23に供給する。この結果、上記各角速
度センサ2、3からの検出出力に応じて正確に、上記ア
クティブプリズム1を駆動することができる。
【0065】ここで、第1及び第2のLPF29a,2
9bの動作をさらに詳しく説明する。A/D変換器から
供給されるピッチング方向の検出データ及びヨーイング
方向の検出データには、各角度センサ2,3の個体差に
基づく誤差が含まれており、無振動時の各検出データは
各角度センサ2,3毎に異なる。
【0066】そして、各角速度センサ2,3の仕様上の
センタ出力(無振動時の検出データ)を基準(検出出力
の0レベル)として各速度センサ2,3の出力に基づく
手振れ検出出力と閾値との比較を行なうと、実際のセン
タ出力と仕様上のセンタ出力には、上述したように個体
差に基づく多少の誤差があるため、比較結果に方向性を
有する誤差を生じ、例えば左方向にパンニングしたとき
と右方向にパンニングしたとき、あるいは上方向にティ
ルティングしたときと下方向にティルティングしたとき
とで閾値が実質的に異なる状態となる問題がある。
【0067】具体的には、このビデオカメラを一定速度
で左方向にパンニングした後、同じ速度で右方向にパン
ニングしたときにパンティルト判別回路13に供給され
るヨーイング方向の検出データは、左方向のパンニング
と右方向のパンニングが同じ速度であるから、例えば図
5(a)に示すように、実際の0レベルに対して同じ出
力レベル(Vp)となる。
【0068】そして、仕様上の0レベルをセンター出力
として閾値A,Bを設定し、検出データとの比較を行な
うと、角速度センサの個体差によって実際の0レベルと
仕様上の0レベルとの間に個体差に基づく誤差Eがある
ために、実質的に実際の0レベルと閾値C(=A−
E),D(=B−E)との比較を行なった場合と等価と
なる。
【0069】このため、実質的に左方向のパンニングの
ときと右方向のパンニングのときの閾値が異なる状態と
なり、同じ角速度のパンニングであっても左方向のパン
ニングは検出し、右方向のパンニングは検出しない等の
方向性を有する誤差を生じる。
【0070】この実施例では、上述のように、第1及び
第2のLPF29a,29bによって、ピッチング方向
及びヨーイング方向の検出データから角速度センサ2,
3の個体差に基づくドリフト成分を抽出し、このドリフ
ト成分をセンタ出力(0レベル)としてパンティルト判
別回路13に供給し、パンティルト判別回路13では第
1及び第2のLPF29a,29bから供給された実際
の0レベルを基準として、検出データと閾値との比較を
行なっている。
【0071】具体的には、第1及び第2のLPF29
a,29bは、上述したように検出データから検出出力
等の高周波成分を除去し、角度センサー2,3自体のセ
ンター値(0レベル)を検出してパンティルト検出回路
13に供給する。
【0072】そして、パンティルト検出回路13は、例
えば図5(b)に示すように、第1及び第2のLPF2
9a,29bからの実際の0レベルを基準として閾値
F,Gを設定する。この閾値F,Gは、実際の0レベル
を基準として設定されているため常にF=Gであるた
め、同じ速度で右方向又は左方向にパンニングを行なっ
た場合あるいは同じ速度で上方向又は下方向にティルテ
ィングを行なった場合との感度が等しくなる。
【0073】このため、この実施例では、上述した角速
度センサ2,3の個体差にに基づくドリフトに影響され
ずに、手振れ検出出力と閾値との比較を行なうことがで
き、正確な手振れ補正を行なうことができる。
【0074】また、上記HPF14a、14bの動作を
さらに詳しく説明する。上述のようにHPF14a、1
4bのカットオフ周波数を可変制御しないと、図6
(a)に示すようなパンニング時(あるいはティルティ
ング時)の角速度センサの検出出力に対して、同図
(b)に示すような一方向に張り付いた駆動信号が上記
各駆動回路17、23に供給される。これにより、パン
ニング(あるいはティルティング)であるのにも関わら
ず、上記アクティブプリズム1が駆動されて続けて傾き
続け、撮像方向にズレを生じてしまう。
【0075】しかし、本実施例に係るカメラ装置は、手
振れであるか否かに応じて上記HPF14a、14bの
カットオフ周波数を可変制御しているため、図7(a)
に示すようなパンニング時(あるいはティルティング
時)の角速度センサの検出出力に対して、同図(b)に
示すように、最初はアクティブプリズム1を駆動させる
レベルの駆動信号を上記各駆動回路17、23に供給し
てしまうが、すぐに略々0レベルの駆動信号を上記各駆
動回路17、23に供給することができる。このため、
上記アクティブプリズム1は、最初は多少駆動される
が、すぐにもとの位置(センタ位置)に戻る。従って、
上記撮像方向にズレを防止することができる。
【0076】以上の説明から明らかなように、このビデ
オカメラ装置は、直流成分を除去した手振れ検出出力に
基づいて手振れ時とパンニング又はティルティング時と
の判別を行うことができ、この判別結果に応じた手振れ
補正を行うことにより、手振れ補正の精度を向上させる
ことができる。
【0077】なお、上述の実施例の説明では、パンチル
ト判別回路13の判別出力に応じて各HPF14a,1
4bのカットオフ周波数を可変制御することとしたが、
パンチルト判別回路13からの判別出力に応じて、上記
各積分回路15,16の積分特性を可変制御するように
しても上述と同様な効果が得られる。
【0078】また、上記パンチルト判別回路13からの
判別出力に応じて、上記図1に示すヨーイング方向駆動
系11の駆動回路17及びピッチング方向駆動系12の
駆動回路23の回路特性を可変制御するようにしてもよ
い。
【0079】また、上記パンチルト判別回路13からの
判別出力に応じて、上記図1に示す比較回路10の回路
特性を可変制御するようにしてもよい。
【0080】また、上述の実施例の説明では、手振れ検
出を各角速度センサ2,3で行うこととしたが、これ
は、例えばいわゆる圧電ジャイロや電界効果素子(MR
素子)等、手振れを検出できるものであれば何でもよ
い。
【0081】また、当該カメラ装置を、検出した手振れ
量に応じてアクティブプリズム1を駆動して撮像光の光
軸を補正することにより手振れ補正をするカメラ装置に
適用することとしたが、これは、例えば手振れ結果に応
じてCCDイメージセンサの読み出し領域を可変するカ
メラ装置や、CCDイメージセンサからの撮像信号をメ
モリに一旦記憶し、手振れ結果に応じて上記メモリの読
み出し領域を可変するカメラ装置等にも適用可能であ
る。
【0082】この他、本発明に係る技術思想である、上
記パンチルト判別回路13の判別結果に応じて当該カメ
ラ装置の回路特性を可変制御するという技術的思想を逸
脱しない範囲であれば種々の変更が可能であることは勿
論である。
【0083】
【発明の効果】上述の説明で明らかなように、本発明に
係るカメラ装置は、手振れ検出手段により手振れ量を検
出し、直流成分検出手段が手振れ検出出力中の直流成分
を検出し、パンティルト判別手段は、直流成分検出手段
の検出出力に基づいて手振れ検出出力中の直流成分を除
去すると共に、直流成分を除去した手振れ検出出力に基
づいて、手振れ及びパンニング,ティルティングの判別
を行ない、制御手段は、パンティルト判別手段からの判
別出力により応答特性を切り換えて手振れ補正を行なう
ことにより、手振れ補正の精度を向上させることができ
る。
【0084】また、本発明に係るカメラ装置は、パンテ
ィルト判別手段は手振れ検出出力のレベルが閾値以上の
場合にパンニングあるいはティルティングであると判別
し、手振れ検出出力のレベルがこの閾値以下であった場
合に手振れであると判別することにより、正確にパンニ
ングあるいはティルティングであるか手振れであるか判
別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したビデオカメラ装置の要部の構
成を示すブロック図である。
【図2】上記ビデオカメラ装置を構成する角速度センサ
のパンニング時及び手振れ時の検出出力を示す波形図で
ある。
【図3】上記ビデオカメラ装置の動作を説明するための
図である。
【図4】上記ビデオカメラ装置を構成する角速度センサ
及びパンティルト判別回路の出力波形を示す波形図であ
る。
【図5】上記角速度センサのパンニング時及び手振れ時
の検出出力を示す波形図である。
【図6】上記カメラ装置を構成するハイパスフィルタの
カットオフ周波数を固定にしたときの角速度センサの出
力及び駆動回路に印加される電圧を示す波形図である。
【図7】上記ハイパスフィルタのカットオフ周波数を可
変にしたときの角速度センサの出力及び駆動回路に印加
される電圧を示す波形図である。
【符号の説明】
1 アクティブプリズム 1a アクティブプリズムの第1の光学板 1b アクティブプリズムの第2の光学板 1c アクティブプリズムの第1の駆動軸 1d アクティブプリズムの第2の駆動軸 2 ピッチング方向角速度センサ 3 ヨーイング方向角速度センサ 4,5 フィルタ 6,7 増幅回路 8 A/D変換器 9 マイコン 10 比較回路 11 ピッチング方向駆動系 12 ヨーイング方向駆動系 13 パンティルト判別回路 14a,14b ハイパスフィルタ 15,16 積分回路 17,23 駆動回路 18,24 駆動コイル 19,25 制動コイル 20,26 速度検出回路 21,27 フォトセンサ 22,28 位置検出回路 29a,29b ローパスフィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手振れ検出手段により手振れ量を検出
    し、この手振れ検出出力に基づいて制御手段が手振れ補
    正を行うカメラ装置において、 手振れ検出出力中の直流成分を検出する直流成分検出手
    段と、 この直流成分検出手段の検出出力に基づいて手振れ検出
    出力中の直流成分を除去すると共に、この直流成分を除
    去した手振れ検出出力に基づいて手振れ及びパンニン
    グ,ティルティングの判別を行なうパンティルト判別手
    段とを有し、 制御手段は、パンティルト判別手段からの判別出力によ
    り応答特性を切り換えて手振れ補正を行なうことを特徴
    とするカメラ装置。
  2. 【請求項2】 前記直流成分検出手段は、ローパスフィ
    ルタからなることを特徴とする請求項1記載のカメラ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記手振れ検出出力の
    帯域制御を行うためのハイパスフィルタを有しており、
    前記パンティルト判別手段からの判別出力に応じて前記
    ハイパスフィルタの回路特性を切り換えて手振れ補正を
    行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカメ
    ラ装置。
  4. 【請求項4】 前記パンティルト判別手段は、所定の閾
    値を有しており、前記手振れ検出出力のレベルがこの閾
    値以上の場合にパンニングあるいはティルティングであ
    ると判別し、上記手振れ検出出力のレベルがこの閾値以
    下であった場合に手振れであると判別することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載のカメラ装置。
  5. 【請求項5】 前記パンティルト判別手段は、所定の閾
    値を有しており、前記手振れ検出出力のレベルがこの閾
    値以上の場合にパンニングあるいはティルティングであ
    ると判別し、上記手振れ検出出力のレベルがこの閾値以
    下であった場合に手振れであると判別することを特徴と
    する請求項3記載のカメラ装置。
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