JP4816049B2 - センサーパッケージおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサーパッケージに係り、特にセンサーのアクティブ面側に保護材を備えた気密封止型のセンサーパッケージと、このセンサーパッケージを簡便に製造する方法に関する。
従来から、CCD、CMOS等のイメージセンサー、加速度センサー等の各種MEMS(Micro Electromechanical System)センサーが種々の用途に用いられている。例えば、イメージセンサーは、半導体チップの一方の面が、光電変換を行う受光素子が配設されたアクティブ面となっている。このようなセンサーは、アクティブ面を保護したり、センサーの稼動を確保するために、センサー本体のアクティブ面に空隙部を設けるように保護材が配設され気密封止されたパッケージ構造となっている(特許文献1、2)。
特開平8−88339号公報 特開平10−135434号公報
しかしながら、従来のセンサーパッケージは、例えば、はんだ等の接合部材を所望の連続形状で保護材に予め形成し、この保護材をセンサー本体に当接させ、高温で接合部材を溶融させて保護材とセンサー本体とを接合したものである。したがって、接合時に密封された空間内の気体が膨張して、溶融状態にある接合部材に破損が生じることがあり、この場合、気密封止が不十分となって実用に供し得ないという問題があった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、信頼性が高いセンサーパッケージと、このようなセンサーパッケージを簡便に製造するための製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のセンサーパッケージは、センサー本体と、該センサー本体のアクティブ面に空隙部を介して対向する保護材と、前記センサー本体の前記アクティブ面の外側領域に環状に配設され前記空隙部を気密封止するように前記センサー本体と前記保護材とを接合する接合部材と、前記保護材の前記空隙部に位置する部位に穿設された微細貫通孔と、該微細貫通孔内に配設された閉塞部材と、を備え、前記センサー本体と前記保護材の対向する面の面積は、保護材の面積が小さく、前記保護材は、前記センサー本体と対向する面の周縁角部において前記接合部材により前記センサー本体に接合されており、前記接合部材は、ろう材層の上下に金属層を積層した多層構造であり、前記保護材の前記センサー本体と対向する面に位置する金属層の面積は、ろう材層を介してこれと対向する部位にある金属層の面積よりも小さいような構成とした。
本発明の他の態様として、前記センサー本体は、前記接合部材よりも外側の領域に複数の端子を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記センサー本体は、前記接合部材よりも内側の領域に凹部を有し、該凹部に前記アクティブ面を備えるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記保護材は、前記接合部材よりも内側の領域に凹部を有し、該凹部が前記アクティブ面と対向するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ろう材層は、Sn−Au合金、Sn−Ag合金、Sn−Bi合金、Sn−Zn合金、Sn−Pb合金、Sn−In合金、In−Pb合金等の二元系、あるいは該二元系に他の金属を添加した三元系以上の合金のいずれかであるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記金属層は、Au/Ti積層、Au/Cr積層、Cu/Ti積層、Cu/Cr積層、Au/Ni/Cu/Ti積層、Au/Ni/Cu/Cr積層のいずれかであるような構成とした。
本発明のセンサーパッケージの製造方法は、対向するセンサー本体よりも小さい対向面形状を有する保護材に微細貫通孔を穿設する工程と、センサー本体のアクティブ面と前記保護材の前記微細貫通孔とが環状の接合部位の内側となるように、前記保護材の前記センサー本体と対向する面の周縁角部において環状の接合部材を介して前記センサー本体と前記保護材とを接合する工程と、前記保護材の微細貫通孔を閉塞して、前記センサー本体、前記保護材および前記接合部材で囲まれた空隙部を気密封止する工程と、を有し、前記センサー本体と前記保護材の周縁角部の接合部位に、接合前に予め金属層を形成し、前記保護材の前記センサー本体と対向する面に形成する金属層の面積は、前記センサー本体に形成する金属層の面積よりも小さいものとし、前記センサー本体の金属層と前記保護材の周縁角部の金属層とをろう材層を介して接合することにより、ろう材層の上下に金属層を積層した多層構造の前記接合部材で前記センサー本体と前記保護材とを接合するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記空隙部を気密封止する工程では、気密封止前に前記空隙部の雰囲気を不活性ガスまたは窒素ガスの雰囲気とするような構成とした。
本発明の他の態様として、前記空隙部を気密封止する工程では、気密封止前に真空チャンバー内において減圧することにより前記空隙部を減圧状態とするような構成とした。
本発明の他の態様として、前記微細貫通孔の壁面に金属層を形成するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記センサー本体と前記保護材とを接合する工程を真空チャンバー内で行うような構成とした。
このような本発明のセンサーパッケージは、アクティブ面が位置する空隙部の気密性が高いので、アクティブ面の汚染が確実に防止され信頼性が高いものである。
また、本発明のセンサーパッケージの製造方法では、接合部材によるセンサー本体と保護材との接合の際、空隙部内の気体が膨脹しても、保護材が備える微細貫通孔を介して気体が外部に自由に逃げることができるので、気体膨脹による接合部材の破損が防止され、センサー本体と保護材との接合完了後に微細貫通孔が閉塞されることにより、確実な気密封止が可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[センサーパッケージ]
図1は、本発明のセンサーパッケージの一実施形態を示す平面図であり、図2は図1に示されるセンサーパッケージのA−A線での概略断面図である。図1及び図2において、本発明のセンサーパッケージ1は、センサー本体2と、このセンサー本体2のアクティブ面3に空隙部10を介して対向する保護材6と、アクティブ面3の外側領域に環状に配設され空隙部10を気密封止するようにセンサー本体2と保護材6とを接合する接合部材11とを備えている。
本発明のセンサーパッケージ1を構成するセンサー本体2は、凹部4にアクティブ面3を有していおり、また、接合部材11よりも外側の領域には複数の端子5を備えている。センサー本体2には特に制限はなく、CCD、CMOS等のイメージセンサーや、加速度センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー等の各種MEMS(Micro Electromechanical System)センサー等であってよい。尚、上記のアクティブ面3は、例えば、光電変換を行う受光素子が複数の画素をなすように配列された領域等、センサーの所望の検知機能を発現する領域を意味する。
アクティブ面3が位置する凹部4の深さは、任意に設定することができ、例えば、5〜200μmの範囲で設定することができる。また、上記の端子5は、図示しない引き出し配線等によりアクティブ面の所望の部位と接続されている。
センサーパッケージ1を構成する保護材6は、対向するセンサー本体2と同じ対向面形状を有している。また、保護材6は、アクティブ面3との対向部位の外側であって空隙部10に位置する部位に穿設された微細貫通孔7と、この微細貫通孔7内に配設された閉塞部材16を有している。この保護材6の材質は、センサーパッケージ1の用途に応じて適宜選択することができ、例えば、CCD、CMOS等のイメージセンサーの場合は、ガラス、サファイヤ等の無機透光性部材を挙げることができる。また、加速度センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー等の各種MEMSセンサーの場合は、熱膨張係数の整合を考慮して、センサー本体2と同じシリコンであってよく、また、各種金属、無機絶縁材料等であってもよい。このような保護材6の厚みは、材質、光透過性等を考慮して、例えば、0.3〜1mmの範囲で設定することができる。
保護材6と、センサー本体2のアクティブ面3との間に存在する空隙部10の厚みは、例えば、5〜200μmの範囲で設定することができる。この空隙部10は、アクティブ面3の保護のために、不活性ガスや窒素ガスが充填されていてもよく、また、10-2〜10-5Pa程度のやや低圧状態であってもよい。
また、上記の微細貫通孔7は、図示例では1個であるが、複数個(例えば、2〜4個)であってもよい。また、微細貫通孔7の形状は特に制限はなく、その開口径は、例えば、5〜200μm程度とすることができる。
図3は、センサーパッケージ1を構成する接合部材11と、閉塞部材16を説明するための部分拡大断面図である。
図3に示されるように、センサー本体2と保護材6とを接合する接合部材11は、ろう材層12を挟持するように金属層13,14を積層したような多層構造である。
ろう材層12は、融点が450℃以下である、いわゆる「軟ろう」であり、例えば、Sn−Au合金、Sn−Ag合金、Sn−Bi合金、Sn−Zn合金、Sn−Pb合金、Sn−In合金、In−Pb合金等の二元系、あるいは該二元系に他の金属を添加した三元系以上の合金のいずれかからなる層であってよい。このようなろう材層12の厚みは、空隙部10の設定厚み等を考慮して適宜設定することができ、例えば、5〜200μm程度で設定することができる。
また、金属層13,14は、図示例では、それぞれ金属層13a、金属層13bとの積層、金属層14a、金属層14bとの積層である。このような積層状態の金属層13,14は、例えば、Au/Ti積層、Au/Cr積層、Cu/Ti積層、Cu/Cr積層等とすることができる。さらに、酸化を防止し、ろう材層12との濡れ性を良好とするためにAu/Ni/Cu/Ti積層、あるいは、Au/Ni/Cu/Cr積層等の4層構造にしてもよい。金属層13,14の厚みは、例えば、0.1〜2μm程度とし、金属層13a、金属層13bの各厚み、あるいは、金属層14a、金属層14bの各厚みは、例えば、0.1〜2μm程度で設定することができる。尚、金属層13,14は単層でも、また、上述の4層構造を含む3層以上の積層でもよい。
図示例では、ろう材層12の上下に位置する金属層13,14の面積が異なっており、金属層13が金属層14よりも大きいものとなっている。これは、後述する本発明の製造方法において、センサー本体2と保護材6とを接合する際に、ろう材層12の良好な端面形状の形成を可能とし、センサー本体2と保護材6との位置合わせを容易とするためである。尚、金属層14が金属層13よりも大きいものであってもよい。
一方、閉塞部材16は、図3に示されるように、微細貫通孔7の壁面に形成された金属層17と、微細貫通孔7内に充填されたろう材層18からなっている。
閉塞部材16をなす金属層17は、図示例では、金属層17a、金属層17bの積層であり、例えば、Au/Ti積層、Au/Cr積層、Cu/Ti積層、Cu/Cr積層、Au/Ni/Cu/Ti積層、Au/Ni/Cu/Cr積層等とすることができる。金属層17の厚みは、例えば、0.1〜2μm程度とし、金属層17a、金属層17bの各厚みは、例えば、0.1〜2μm程度で設定することができる。尚、金属層17は単層でも、また、上記の4層構造を含む3層以上の積層でもよい。
また、ろう材層18は、融点が450℃以下である、いわゆる「軟ろう」であり、例えば、Sn−Au合金、Sn−Ag合金、Sn−Bi合金、Sn−Zn合金、Sn−Pb合金、Sn−In合金、In−Pb合金等の二元系、あるいは該二元系に他の金属を添加した三元系以上の合金のいずれかからなるものであってよい。
図4は、本発明のセンサーパッケージの他の実施形態を示す図2相当の概略断面図である。図4において、本発明のセンサーパッケージ21は、センサー本体22と、このセンサー本体22のアクティブ面23に空隙部30を介して対向する保護材26と、アクティブ面23の外側領域に環状に配設され空隙部30を気密封止するようにセンサー本体22と保護材26とを接合する接合部材31とを備えている。
センサーパッケージ21を構成するセンサー本体22は、上述のセンサー本体2と同様であり、凹部24にアクティブ面23を有していおり、また、接合部材31よりも外側の領域には複数の端子25を備えている。
センサーパッケージ21を構成する保護材26は、対向するセンサー本体22よりも小さい対向面形状を有しており、センサー本体22と対向する面の周縁角部において、接合部材31によりセンサー本体22に接合されている。また、アクティブ面23との対向部位の外側であって空隙部30に位置する部位に穿設された微細貫通孔27と、この微細貫通孔27内に配設された閉塞部材36を有している。このような保護材26の材質、厚みは、上述の保護材6と同様である。また、上記の微細貫通孔27は、図示例では1個であるが、複数個(例えば、2〜4個)であってもよく、この場合、均等に配することが好ましい。微細貫通孔27の形状は特に制限はなく、その開口径は、例えば、5〜200μm程度とすることができる。
保護材26と、センサー本体22のアクティブ面23との間に存在する空隙部30の厚みは、例えば、5〜200μmの範囲で設定することができる。この空隙部30は、アクティブ面23の保護のために、不活性ガスや窒素ガスが充填されていてもよく、また、10-1〜10-5Pa程度のやや低圧状態であってもよい。
図5は、センサーパッケージ21を構成する接合部材31と、閉塞部材36を説明するための部分拡大断面図である。図5に示されるように、センサー本体22と保護材26とを接合する接合部材31は、ろう材層32を挟持するように金属層33,34を積層したような多層構造である。
ろう材層32の材質は、上述のろう材層12と同様とすることができる。また、センサー本体22と保護材26との間に位置するろう材層32の厚みは、空隙部30の設定厚み等を考慮して適宜設定することができ、例えば、5〜200μm程度で設定することができる。
金属層33は、図示例では、金属層33a、金属層33bとの積層であり、例えば、Au/Ti積層、Au/Cr積層、Cu/Ti積層、Cu/Cr積層等とすることができる。この金属層33の厚みは、例えば、0.1〜2μm程度とし、金属層33a、金属層33bの各厚みは、例えば、5〜200μm程度で設定することができる。
また、金属層34は、保護材26の周縁角部に形成されており、図示例では、金属層34a、金属層34bとの積層である。このような積層状態の金属層34は、例えば、Au/Ti積層、Au/Cr積層、Cu/Ti積層、Cu/Cr積層、Au/Ni/Cu/Ti積層、Au/Ni/Cu/Cr積層等とすることができる。この金属層34の厚みは、例えば、0.1〜2μm程度とし、金属層34a、金属層34bの各厚みは、例えば、0.1〜2μm程度で設定することができる。
尚、金属層33,34は単層でも、また、上記の4層構造を含む3層以上の積層でもよい。
図示例では、金属層33の面積が、これと対向する部位にある金属層34の面積よりも大きいものとなっている。これは、センサー本体22と保護材26とを接合する際に、ろう材層32の良好な端面形状の形成を可能とし、センサー本体22と保護材26との位置合わせを容易とするためである。
また、閉塞部材36は、図5に示されるように、微細貫通孔27の壁面に形成された金属層37と、微細貫通孔27に充填されたろう材層38からなっている。このような金属層37、ろう材層38からなる閉塞部材36は、上述の実施形態の閉塞部材16、金属層17、ろう材層18と同様とすることができる。
図6は、本発明のセンサーパッケージの他の実施形態を示す図2相当の概略断面図である。図6において、本発明のセンサーパッケージ41は、センサー本体42と、このセンサー本体42のアクティブ面43に空隙部50を介して対向する保護材46と、アクティブ面43の外側領域に環状に配設され空隙部50を気密封止するようにセンサー本体42と保護材46とを接合する接合部材51とを備えている。
センサーパッケージ41を構成するセンサー本体42は、凹部を有していない点を除いて、上述のセンサー本体2と同様であり、接合部材51よりも外側の領域には複数の端子45を備えている。
センサーパッケージ41を構成する保護材46は、アクティブ面43と対向する面に、アクティブ面43の形状に対応した凹部48を備えている点を除いて、上述の保護材6と同様である。凹部48の深さは、任意に設定することができ、例えば、5〜200μmの範囲で設定することができる。また、保護材46は、アクティブ面43との対向部位の外側であって空隙部50に位置する部位に穿設された微細貫通孔47と、この微細貫通孔47内に配設された閉塞部材56を有している。尚、微細貫通孔47の穿設部位は、凹部48内であっても、その外側であってもよい。
このような保護材46の材質、厚みは、上述の保護材6と同様である。また、上記の微細貫通孔47の開口径は、例えば、5〜200μm程度とすることができる。
また、センサーパッケージ41を構成する接合部材51、微細貫通孔47を閉塞する閉塞部材56は、上述の実施形態の接合部材11、閉塞部材16と同様である。
保護材46と、センサー本体42のアクティブ面43との間に存在する空隙部50の厚みは、例えば、5〜200μmの範囲で設定することができる。この空隙部50は、アクティブ面43の保護のために、不活性ガスや窒素ガスが充填されていてもよく、また、例えば、10-1〜10-5Pa程度のやや低圧状態であってもよい。
尚、上述の実施形態であるセンサーパッケージ21においても、センサー本体22として、凹部24を有していないものを使用し、また、保護材26として、アクティブ面23と対向する面にアクティブ面23の形状に対応した凹部を備えたものを使用することができる。
図7は、本発明のセンサーパッケージの他の実施形態を示す図2相当の概略断面図である。図7において、本発明のセンサーパッケージ61は、センサー本体62と、このセンサー本体62のアクティブ面63に空隙部70を介して対向する保護材66と、アクティブ面63の外側領域に環状に配設され空隙部70を気密封止するようにセンサー本体62と保護材66とを接合する接合部材71とを備えている。
センサーパッケージ61を構成するセンサー本体62は、上述のセンサー本体2と同様であり、接合部材71よりも外側の領域には複数の端子65を備えている。
センサーパッケージ61を構成する保護材66は、上記の保護材46と同様であり、また、アクティブ面63と対向する面に、アクティブ面63の形状に対応した凹部68を備えている点を除いて、上述の実施形態の保護材6と同様である。凹部68の深さは、任意に設定することができ、例えば、5〜200μmの範囲で設定することができる。また、保護材66は、アクティブ面63との対向部位の外側であって空隙部70に位置する部位に穿設された微細貫通孔67と、この微細貫通孔67内に配設された閉塞部材76を有している。尚、微細貫通孔67の穿設部位は、凹部68内であっても、その外側であってもよい。
このような保護材66の材質、厚みは、上述の保護材6と同様である。また、上記の微細貫通孔67の開口径は、例えば、5〜200μm程度とすることができる。
また、センサーパッケージ61を構成する接合部材71、微細貫通孔67を閉塞する閉塞部材76は、上述の実施形態の接合部材11、閉塞部材16と同様である。
保護材66と、センサー本体62のアクティブ面63との間に存在する空隙部70の厚みは、例えば、10〜400μmの範囲で設定することができる。この空隙部70は、アクティブ面63の保護のために、不活性ガスや窒素ガスが充填されていてもよく、また、例えば、10-1〜10-5Pa程度のやや低圧状態であってもよい。
尚、上述の実施形態であるセンサーパッケージ21においても、保護材26として、アクティブ面23と対向する面にアクティブ面23の形状に対応した凹部を備えたものを使用することができる。
上述のような本発明のセンサーパッケージは、センサー本体のアクティブ面が位置する空隙部の気密性が高く、例えば、Heリーク率が10-9atm・cc/秒以下、好ましくは10-12atm・cc/秒以下のような高い気密性が得られ、アクティブ面の汚染が保護材により確実に防止される。
上述のセンサーパッケージは、例示であり、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態における保護材の微細貫通孔は、CCDやCMOS等のイメージセンサーである場合を考慮して、環状の接合部材の内側で、かつ、対向するアクティブ面の外側となる位置としたが、センサー本体がイメージセンサーではなく、加速度センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー等の各種MEMSセンサーである場合には、微細貫通孔の位置は環状の接合部材の内側に位置すればよく、アクティブ面との対向部位に位置するものであってもよい。
[センサーパッケージの製造方法]
次に、本発明のセンサーパッケージの製造方法について説明する。
図8及び図9は、本発明のセンサーパッケージの製造方法の一実施形態を、上述の図1〜図3に示すセンサーパッケージ1を例として示す工程図である。
まず、センサー本体2を作製し、また、保護材6に微細貫通孔7を穿設する(図8(A))。センサー本体2の作製は、例えば、シリコンウエハを多面付けで区画し、各面付け毎に、例えば、MEMS(Micro Electromechanical System)手法等を用いて作製する。作製したセンサー本体2は、凹部4にアクティブ面3を有し、また、後工程で環状の接合部材11が配設される部位の外側の領域に複数の端子5を有するものである。
また、保護材6への微細貫通孔7の形成は、例えば、多面付けで区画した保護材6の各面付け毎に所望の開口を有するマスクパターンを形成し、露出している部位に対して、プラズマを利用したドライエッチング法であるICP−RIE(Inductively Coupled Plasma − Reactive Ion Etching:誘導結合プラズマ−反応性イオンエッチング)法によりエッチングすることにより行うことができる。また、サンドブラスト法、ウエットエッチング法、フェムト秒レーザ法により微細貫通孔7を形成することもできる。このような微細貫通孔7の形成部位は、後述する環状の接合部材11の内側であり、かつ対向するアクティブ面3より外側となる位置である。
この工程では、接合部材11を構成する金属層13をセンサー本体2の所定部位に環状に形成し、また、接合部材11を構成する金属層14を保護材6の所定部位に環状に形成することが好ましい。金属層13,14の形成方法には特に制限はなく、例えば、真空成膜法、無電解めっき法によりTi薄膜等の下地導電薄膜を形成し、この下地導電薄膜上に接合部材形成部位に相当する開口を有するレジストパターンを形成した後、下地導電薄膜を給電層として電解めっき法によりAu等の導電材料を析出させ、その後、レジストパターンと、露出している下地導電薄膜とを除去して形成することができる。また、センサー本体2や保護材6に形成したレジストパターンをマスクとし、真空成膜法によりTi層、Au層の積層膜等を形成し、その後、レジストパターンを除去して金属層13,14を形成してもよい。
また、この工程では、保護材6に形成した微細貫通孔7の壁面に、閉塞部材16を構成する金属層17を形成することが好ましい。この金属層17の形成方法には特に制限はなく、例えば、真空成膜法、無電解めっき法によりTi薄膜等の下地導電薄膜を、微細貫通孔7の壁面を含む保護材6に形成し、微細貫通孔7の壁面に位置する下地導電薄膜を除く下地導電薄膜上にレジストパターンを形成した後、下地導電薄膜を給電層として電解めっき法によりAu等の導電材料を析出させ、その後、レジストパターンと、露出している下地導電薄膜とを除去して形成することができる。また、保護材6の微細貫通孔7が露出するように形成したレジストパターンをマスクとし、真空成膜法によりTi層、Au層の積層膜等を微細貫通孔7の内壁面に形成し、その後、レジストパターンを除去して金属層17を形成してもよい。
次いで、環状の接合部材11を介してセンサー本体2と保護材6とを多面付けの状態で、接合して、センサー本体2と保護材6と接合部材11で囲まれた空隙部10を形成する(図8(B))。接合部材11は、上述のように、ろう材層12と金属層13,14からなる多層構造であり、環状の金属層13,14は前の工程において、それぞれセンサー本体2と保護材6とに形成されている。したがって、例えば、保護材6に予め形成した金属層14上にろう材層12を形成し、このろう材層12が金属層13に当接するようにセンサー本体2と保護材6とを対向させ、この状態で加熱してろう材層12を溶融し、その後、固化して接合することができる。この接合工程において、本発明では、保護材6の微細貫通孔7が環状の接合部位の内側に存在するので、空隙部10内の気体が膨張しても、微細貫通孔7を介して気体が外部に自由に逃げることができ、溶融状態のろう材層12に気体膨脹の応力が作用することが防止される。
また、この接合工程では、センサー本体2に形成した金属層13の面積が、保護材6に形成した金属層14の面積よりも大きいので、ろう材層12の溶融接合時に、端面形状の良好なろう材層12の形成が可能であり、センサー本体2と保護材6との位置合わせが容易となる。
次に、接合部材11で接合したセンサー本体2と保護材6を真空チャンバー100内に載置し、真空チャンバー100内を10-1〜10-6Pa程度まで減圧する(図8(C))。その後、真空チャンバー100内に不活性ガス(例えば、He)、または窒素ガスを常圧まで導入する(図9(A))。これにより、空隙部10の雰囲気を不活性ガスまたは窒素ガスの雰囲気とする。
次いで、真空チャンバー内にて、保護材6の微細貫通孔7を閉塞して空隙部10を気密封止する(図9(B))。微細貫通孔7の閉塞は、壁面に金属層17が形成されている微細貫通孔7内に、溶融したろう材を注入し固化してろう材層18を形成することにより行うことができる。このように、接合部材11によるセンサー本体2と保護材6との接合が完了した後に、微細貫通孔7を閉塞するので、空隙部10の気密封止が確実なものとなる。尚、微細貫通孔7の閉塞は常温(20〜30℃)下で行うことが好ましい。
次に、多面付けのセンサー本体と保護材とをダイシングすることにより、本発明のセンサーパッケージ1が得られる。
また、センサーパッケージ1の空隙部10を、不活性ガスまたは窒素ガスからなる雰囲気とせずに、低圧状態とする場合には、真空チャンバー100内を減圧した状態(上述の図8(C)に示される状態)で、保護材6の微細貫通孔7を閉塞して空隙部10を気密封止する。
尚、本発明の製造方法では、環状の接合部材11を介してセンサー本体2と保護材6とを接合する工程を、真空チャンバー100内で行ってもよい。
また、図4に示されるセンサーパッケージ21のように、センサー本体22よりも保護材26が小さい場合には、多面付けのセンサー本体の各面付けに対して、保護材を個々に接合する。さらには、多面付けのセンサー本体をダイシングして個々のセンサー本体を準備し、これに保護材を接合してもよい。
尚、上述の本発明のセンサーパッケージの製造方法は例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態における保護材の微細貫通孔の穿設位置は、CCDやCMOS等のイメージセンサーである場合を考慮して、環状の接合部材の内側で、かつ、対向するアクティブ面の外側となる位置としたが、センサー本体がイメージセンサーではなく、加速度センサー、圧力センサー、ジャイロセンサー等の各種MEMSセンサーである場合には、微細貫通孔の穿設位置は環状の接合部材の内側に位置すればよく、アクティブ面との対向部位に位置するものであってもよい。
次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
[実施例]
まず、厚み625μmのシリコンウエハを準備し、一辺5mmである正方形で多面付けに区画した。このシリコンウエハの両面に、プラズマCVD法により酸化珪素膜(厚み3μm)を成膜した。
次いで、このシリコンウエハの各面付け毎に、従来の手法によりセンサー本体(アクティブ面寸法:3500μm×3500μm、凹部寸法:4000μm×4000μm、深さ100μm)を作製した。各センサー本体は、アクティブ面の周囲に20個(1辺5個)の端子を備えるものであった。
次に、ポジ型フォトレジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−800)を塗布し、所望のフォトマスクを介して露光、現像し、各面付け毎にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとし、真空成膜法によりTi層(厚み0.1μm)とAu層(厚み0.2μm)の積層膜を形成した。これにより、センサー本体のアクティブ面の周囲であって、端子配列の内側に、Ti層とAu層の積層である幅300μmの金属層を環状(金属層の幅方向の中心部の寸法:4350μm×4350μm)で形成した。
一方、厚み500μmのガラス基板を保護材として準備し、一辺5mmである正方形で多面付けに区画した。
次いで、このガラス基板の一方の面に、プラズマCVD法により窒化珪素膜(厚み3μm)を成膜した。次に、この窒化珪素膜上にポジ型フォトレジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−800)を塗布し、微細貫通孔形成用のフォトマスクを介して露光、現像することによりレジストパターンを形成した。次で、CF4をエッチングガスとして、レジストパターンから露出している窒化珪素膜をドライエッチングし、その後、レジストパターンを剥離して、窒化珪素膜からなるマスクパターンを形成した。上記のマスクパターンは、ガラス基板の各面付け毎に、中心部から対角線方向に3000μm離れた位置に直径30μmの円形開口を1個有するものであった。次に、マスクパターン側から、ICP−RIE装置によりエッチングガスにSF6を用いて、ガラス基板をドライエッチングした。これにより、窒化珪素膜を備える面の開口径が30μmであり、反対面の開口径が25μmであるテーパー形状の微細貫通孔を形成した。
次に、窒化珪素膜上にポジ型フォトレジスト(東京応化工業(株)製 OFPR−800)を塗布し、所望のフォトマスクを介して露光、現像した。これにより、各面付け毎に、上記の微細貫通孔が露出し、また、幅200μmの環状開口部(開口部の幅方向の中心部の寸法:4350μm×4350μm)を有するレジストパターンを形成した。このレジストパターンをマスクとし、真空蒸着法によりTi層(厚み0.1μm)とAu層(厚み0.2μm)の積層膜を形成し、その後、レジストパターンを剥離した。これにより、保護材の各面付けの微細貫通孔の壁面に、Ti層とAu層の積層である金属層を形成するとともに、保護材の一方の面に、Ti層とAu層の積層である幅200μmの金属層を環状(金属層の幅方向の中心部の寸法:4350μm×4350μm)で形成した。
次いで、上記の保護材に形成した各金属層上に、Sn−Au合金(融点350℃)を溶融押出して、幅150μm、高さ100μmのろう材層を形成した。
次に、空気中で、多面付けのセンサー本体と保護材とを、ろう材層がセンサー本体の金属層に当接するように位置合わせして圧着し、370℃、5分間の加熱を行い、その後、室温まで冷却した。これにより、多面付けのセンサー本体と保護材との接合が完了し、センサー本体のアクティブ面と保護材との間に、高さ約60μmの空隙部が形成された。
次いで、接合が完了した多面付けのセンサー本体と保護材を真空チャンバー内に載置し、真空チャンバー内を10-3Paまで減圧した。次に、Heガスを真空チャンバーに供給して内部を常圧(1気圧)とした。
次に、真空チャンバー内を25℃に設定し、溶融したSn−Au合金を微細貫通孔に滴下して充填し、固化させることにより、微細貫通孔を閉塞した。その後、真空チャンバーから多面付け基板を取り出し、ダイシングして、図2に示されるようなセンサーパッケージを得た。
このように作製したセンサーパッケージについて、下記の条件でHeリーク率を測定した結果、10-12atm・cc/秒であり、高い気密性が確保されていることが確認された。
(Heリーク率の測定条件)
センサーパッケージを収納した容器を10-4Paに減圧し、120分間放置し
た間にセンサーパッケージから漏れたHe量をHe検出器(アルカラル(株)
製 ASM−180TD)で検出した。
[比較例]
実施例と同様にして、多面付けのセンサー本体を作製し、金属層を形成した。
また、保護材に微細貫通孔を形成しない他は、実施例と同様にして、多面付けの保護材を作製し、金属層を形成した。
次に、上記の多面付けのセンサー本体と保護材との接合を、He雰囲気中で行った他は、実施例と同様にして行い、その後、多面付け基板をダイシングして、センサーパッケージを得た。
このように作製したセンサーパッケージについて、実施例と同様にHeリーク率を測定した結果、10-6atm・cc/秒であり、実用レベルの気密性(10-9atm・cc/秒以下)が得られていないことが確認された。
小型で高信頼性のセンサーが要求される種々の分野において適用できる。
本発明のセンサーパッケージの一実施形態を示す平面図である。 図1に示されるセンサーパッケージのA−A線での概略断面図である。 図1に示されるセンサーパッケージを構成する接合部材と閉塞部材を説明するための部分拡大 本発明のセンサーパッケージの他の実施形態を示す図2相当の概略断面図である。 図4に示されるセンサーパッケージを構成する接合部材と閉塞部材を説明するための部分拡大 本発明のセンサーパッケージの他の実施形態を示す図2相当の概略断面図である。 本発明のセンサーパッケージの他の実施形態を示す図2相当の概略断面図である。 本発明のセンサーパッケージの製造方法の一実施形態を示す工程図である。 本発明のセンサーパッケージの製造方法の一実施形態を示す工程図である。
符号の説明
1,21,41,61…センサーパッケージ
2,22,42,62…センサー本体
3,23,43,63…アクティブ面
6,26,46,66…保護材
7,27,47,67…微細貫通孔
10,30,50,70…空隙部
11,31,51,71…接合部材
16,36,56,76…閉塞部材

Claims (11)

  1. センサー本体と、該センサー本体のアクティブ面に空隙部を介して対向する保護材と、前記センサー本体の前記アクティブ面の外側領域に環状に配設され前記空隙部を気密封止するように前記センサー本体と前記保護材とを接合する接合部材と、前記保護材の前記空隙部に位置する部位に穿設された微細貫通孔と、該微細貫通孔内に配設された閉塞部材と、を備え、前記センサー本体と前記保護材の対向する面の面積は、保護材の面積が小さく、前記保護材は、前記センサー本体と対向する面の周縁角部において前記接合部材により前記センサー本体に接合されており、前記接合部材は、ろう材層の上下に金属層を積層した多層構造であり、前記保護材の前記センサー本体と対向する面に位置する金属層の面積は、ろう材層を介してこれと対向する部位にある金属層の面積よりも小さいことを特徴とするセンサーパッケージ。
  2. 前記センサー本体は、前記接合部材よりも外側の領域に複数の端子を有することを特徴とする請求項1に記載のセンサーパッケージ。
  3. 前記センサー本体は、前記接合部材よりも内側の領域に凹部を有し、該凹部に前記アクティブ面を備えることを特徴する請求項1または請求項2に記載のセンサーパッケージ。
  4. 前記保護材は、前記接合部材よりも内側の領域に凹部を有し、該凹部が前記アクティブ面と対向することを特徴する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のセンサーパッケージ。
  5. 前記ろう材層は、Sn−Au合金、Sn−Ag合金、Sn−Bi合金、Sn−Zn合金、Sn−Pb合金、Sn−In合金、In−Pb合金等の二元系、あるいは該二元系に他の金属を添加した三元系以上の合金のいずれかであることを特徴する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のセンサーパッケージ。
  6. 前記金属層は、Au/Ti積層、Au/Cr積層、Cu/Ti積層、Cu/Cr積層、Au/Ni/Cu/Ti積層、Au/Ni/Cu/Cr積層のいずれかであることを特徴する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のセンサーパッケージ。
  7. 対向するセンサー本体よりも小さい対向面形状を有する保護材に微細貫通孔を穿設する工程と、
    センサー本体のアクティブ面と前記保護材の前記微細貫通孔とが環状の接合部位の内側となるように、前記保護材の前記センサー本体と対向する面の周縁角部において環状の接合部材を介して前記センサー本体と前記保護材とを接合する工程と、
    前記保護材の微細貫通孔を閉塞して、前記センサー本体、前記保護材および前記接合部材で囲まれた空隙部を気密封止する工程と、を有し、 前記センサー本体と前記保護材の周縁角部の接合部位に、接合前に予め金属層を形成し、前記保護材の前記センサー本体と対向する面に形成する金属層の面積は、前記センサー本体に形成する金属層の面積よりも小さいものとし、 前記センサー本体の金属層と前記保護材の周縁角部の金属層とをろう材層を介して接合することにより、ろう材層の上下に金属層を積層した多層構造の前記接合部材で前記センサー本体と前記保護材とを接合することを特徴とするセンサーパッケージの製造方法。
  8. 前記空隙部を気密封止する工程では、気密封止前に前記空隙部の雰囲気を不活性ガスまたは窒素ガスの雰囲気とすることを特徴とする請求項7に記載のセンサーパッケージの製造方法。
  9. 前記空隙部を気密封止する工程では、気密封止前に真空チャンバー内において減圧することにより前記空隙部を減圧状態とすることを特徴とする請求項7に記載のセンサーパッケージの製造方法。
  10. 前記微細貫通孔の壁面に金属層を形成することを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のセンサーパッケージの製造方法。
  11. 前記センサー本体と前記保護材とを接合する工程を真空チャンバー内で行うことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載のセンサーパッケージの製造方法。
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