JP4813223B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、面材の上下に配置される横框と、前記面材の左右に配置される縦框とが、ビスが螺合されることにより形成される障子と、この障子が取り付けられる枠体とを有する建具に関する。
従来から、面材としてのガラスの上下に配置される横框と、ガラスの左右に配置される縦框とを方形状に組み立てた障子と、障子が取り付けられる枠体とを有した建具が知られている。このような建具は、障子の縦框と横框とがビスにて固定されている(例えば、特許文献1参照)。このとき、各框の断面積は比較的小さいうえに、各框内にはガラスの周縁部が入り込んでいるため、1本のビスで固定される場合が多く、また、ビスにて固定される位置は、框内の室内側又は室外側のいずれかに偏らせて配置されることがある。
特開2004−204608号公報
しかしながら、上記従来の建具は、縦框と横框とを1本のビスを締め込んで固定する際や、ビスが自らねじ溝を切って螺合する、所謂セルフタップのビスにて縦框と横框とを固定する際には、ビスと共に横框が回転し縦框と横框との突き合わせ部分に隙間が生じてしまう場合がある。このため、一旦締め込んだビスを緩めて、隙間を無くした後にビスを締め直すなどの煩雑な作業を余儀なくされる畏れがあるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、縦框と横框とを1本のビスを締め込んで固定する際に、縦框と横框との突き合わせ部分に隙間が生じ難い障子を有する建具を提供することにある。
面材の上下に配置される横框と、前記面材の左右に配置される縦框とを有し、前記縦框に形成された貫通口に挿入されたビスを前記横框に設けられたビス固定部に螺合して形成される障子と、当該障子が取り付けられる枠体とを有した建具であって、前記縦框と前記横框は当該框同士を連結した際に、前記縦框の端部と前記横框の端部とが互いに突き合わされて框間で同一平面を形成する面一側面をそれぞれ有しており、前記縦框と前記横框とのうちの一方の框の前記面一側面の端部に、前記ビスを螺合するときに外部から視認可能な位置にて他方の框の前記面一側面の端部と突き合わされて係合する凸部が設けられており、前記縦框と前記横框との各連結部において、前記面一側面は、前記框の見込み方向一方側寄りに設けられ、前記貫通口及び前記ビス固定部は、前記框の見込み方向他方側寄りのみに設けられ、前記横框と前記縦框との各連結部が1本の前記ビスで固定され、前記ビスを螺合する際に、前記ビスが締め込まれる正転方向及び前記ビスが緩められる反転方向への、前記凸部の移動が、前記他方の框により規制されることにより、前記縦框と前記横框との相対回転が規制されることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、縦框と横框とのうちの一方の框に、他方の框と係合して框間の相対回転を規制する凸部が設けられているので、ビスの螺合による框間の相対回転を規制しつつ障子を組み立てることが可能である。また、框間の相対回転を規制する凸部は、ビスを螺合する際に外部から視認可能な位置に設けられているので、縦框と横框とをビスにて固定する際に、一方の框に設けられた凸部が他方の框と係合していることを目視しつつビスを螺合することが可能である。このため、凸部が係合している状態を維持しつつ縦框と横框とが接合されるので、縦框と横框との突き合わせ部分に隙間が生じることを抑えることが可能である。よって、縦框と横框との突き合わせ部分に隙間が生じ難い建具を実現することが可能である。
また、框間の相対回転は、ビスが挿入される貫通穴やビス固定部に対して框の見込み方向反対側に設けられた凸部によって規制されるので、ビスを締め込むことにより生じる回転モーメントによる框間の相対回転を効率よく抑制することが可能である。
かかる建具であって、前記他方の框には、前記凸部が入り込む凹部が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、一方の框に設けられた凸部は、他方の框に設けられた凹部に入り込むので、凸部と凹部とを確実に係合させて框間の相対回転を抑制することが可能である。
本発明によれば、縦框と横框とを1本のビスを締め込んで固定する際に、縦框と横框との突き合わせ部分に隙間が生じ難い建具を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態に係る建具として、建物の開口に取り付けられた枠体に障子を固定した、所謂嵌め殺しタイプの建具について図面を参照して説明する。以下の説明においては、建具を室内側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、奥行き方向を見込み方向として示す。
図1は、本実施形態の建具を示す縦断面図である。図2は、本実施形態の建具を示す横断面図である。
図示するように、本実施形態の建具10は、建物の開口に取り付けられる枠体11と、枠体11に固定される障子20とを有している。
枠体11は、上枠12と下枠13と左右の縦枠14で矩形状に形成されており、障子20は枠体11の内側にて、室外側に偏らせて取り付けられている。上枠12と下枠13と左右の縦枠14とはいずれもアルミニウム製の押出成形部材である。
上枠12と下枠13と左右の縦枠14は、いずれも見込み方向に沿って形成された平壁部12a、13a、14aを有し、各平壁部12a、13a、14aから窓の中央方向(内方)に向かって突出された突出壁12b、13b、14bが、室内側に偏らせて設けられている。
上枠12、下枠13、左右の縦枠14にそれぞれ設けられた突出壁12b、13b、14bは、見込み方向において同一位置に形成されて、枠体11に沿って周方向に繋がった同一の平面を形成している。各突出壁12b、13b、14bの内方側の端部には、室外側面にシール部材15が、周方向に繋がるように設けられている。
図3は、障子の構成を説明するための図である。
障子20は、矩形状に形成される框体22と、框体22の内側に周縁部が挟持される面材としての複層のガラス18とを有している。ガラス18は、框体22との間に、室内側と室外側とにそれぞれガスケット34(図1)を介して装着されている。障子20は、框体22にガラス18が装着された状態で、框体22が枠体11に固定される。
框体22は、上框24、下框26、左縦框28、右縦框30を矩形状に配置してビスにより固定して形成されている。上框24、下框26、左縦框28、右縦框30はいずれもアルミニウム製の押出成形部材である。そして、左縦框28及び右縦框30には、上框固定用及び下框固定用のビス32が貫通される貫通穴28e、30eが設けられている。一方、上框24と下框26とには、長手方向の両端に、左縦框28、右縦框30の貫通穴28e、30eを貫通されたビス32が螺合されるビス固定部24e、26eが形成されている。このとき、ガラス18は、框体22において室内側に偏らせて配置されるため、ビス固定部24e、26eは上框24と下框26においてガラス18とは見込み方向において反対側の室外側に偏らせて配置されている。本実施形態の框体22は、上下の横框24、26と左右の縦框28、30との接合部において各々1本のビス32にて固定されている。
上框24は、上方に配置されてほぼ水平な面を有する上面部24aと、上面部24aの室内側端部から鉛直方向に垂下された上室内側壁部24b(面一側面)と、上面部の室外側端部から鉛直方向に垂下された上室外側壁部24cと、上室外側壁部24cから延出され下方に向かうにつれて室内側に近づくように傾斜した上傾斜壁部24dとを有している。上室内側壁部24bの下端と上傾斜壁部24dの下端とは、上下方向においてほぼ同じ位置まで延出されており、見込み方向に間隔を隔てて配置される。
そして、上面部24a、上室内側壁部24b、上室外側壁部24c、上傾斜壁部24dの内側には、上室内側壁部24bの下端と上傾斜壁部24dの下端の間が長手方向に沿って下方側に開放された空間が形成されている。上框24内の空間には、上室内側壁部24bと上傾斜壁部24dとの間から挿入されたガラス18の周縁部がガスケット34を介して保持されている。また、上傾斜壁部24dの内面側には、長手方向に亘ってビス固定部24eが設けられている。このビス固定部24eには、上框24の両端に左縦框28、右縦框30を固定するためのビス32が螺合される。このため、上框24の室内側にはガラス18が設けられ、室外側にはビス固定部24eが形成されている。また、上框24の上室内側壁部24bと上室外側壁部24cとは、長手方向の両端部において見付け方向と直交する線に沿って直線状に切断され、上傾斜壁部24dは、端部から中央側に向かって45°の角度にて切断されている。
下框26は、下方に配置されてほぼ水平な面を有する下面部26aと、下面部26aの室内側端部から鉛直方向に立設された下室内側壁部26b(面一側面)と、下面部の室外側端部から鉛直方向に立設された下室外側壁部26cと、下室外側壁部26cから延出され上方に向かうにつれて室内側に近づくように傾斜した下傾斜壁部26dとを有している。下室内側壁部26bの上端と下傾斜壁部26dの上端とは、上下方向においてほぼ同じ位置まで延出されており、見込み方向に間隔を隔てて配置される。
そして、下面部26a、下室内側壁部26b、下室外側壁部26c、下傾斜壁部26dの内側には、下室内側壁部26bの上端と下傾斜壁部26dの上端の間が長手方向に沿って上方側に開放された空間が形成されている。下框26内の空間には、下室内側壁部26bと下傾斜壁部26dとの間から挿入されたガラス18の周縁部がガスケット34を介して保持されている。また、下傾斜壁部26dの内面側には、長手方向に亘ってビス固定部26eが設けられている。このビス固定部26eには、下框26の両端に左縦框28、右縦框30を固定するためのビス32が螺合される。また、下框26の下室内側壁部26bと下室外側壁部26cとは、長手方向の両端部において見付け方向と直交する線に沿って直線状に切断され、下傾斜壁部26dは、端部から中央側に向かって45°の角度にて切断されている。
左縦框28は、左側に配置されて見込み方向に沿った鉛直平面を有する左側面部28aと、左側面部28aの室内側端部から左側面部28aとほぼ直角をなすように形成された左室内側壁部28b(面一側面)と、左側面部28aの室外側端部から左側面部28aとほぼ直角をなすように形成された左室外側壁部28cと、左室外側壁部28cから延出され右側に向かうにつれて室内側に近づくように傾斜した左傾斜壁部28dとを有している。左室内側壁部28bの右端と左傾斜壁部28dの右端とは、左右方向においてほぼ同じ位置まで延出されており、見込み方向に間隔を隔てて配置される。
そして、左側面部28a、左室内側壁部28b、左室外側壁部28c、左傾斜壁部28dの内側には、左室内側壁部28bの右端と左傾斜壁部28dの右端の間が長手方向に沿って右側に開放された空間が形成されている。左縦框28内の空間には、左室内側壁部28bと左傾斜壁部28dとの間から挿入されたガラス18の周縁部がガスケット34を介して保持されている。また、左側面部28aの見込み方向室外側寄りには、左縦框28と上框24と、及び、左縦框28と下框26と、が突き合わされた際に、上框24のビス固定部24e及び下框26のビス固定部26eが当接される位置に上框24、下框26を固定するためのビス32が貫通される貫通穴28eが設けられている。
図4は、左縦框と上框との接合部を説明するための図3におけるA矢視図である。図5は、図4のB矢視図である。
左縦框28の左室内側壁部28b(面一側面)には、上側に配置される端部に矩形の左上切欠部28fが、下側に配置される端部に矩形の左下切欠部28gが形成されている。左上切欠部28fには、上框24の上室内側壁部24bが入り込んで、上室内側壁部24b(面一側面)の水平縁部24fと左上切欠部28fの水平縁部28hとが突き合わされ、上室内側壁部24bの鉛直縁部24gと左上切欠部28fの鉛直縁部28iとが突き合わされる。このとき、上室内側壁部24bの鉛直縁部24gには見付け方向に三角形状に凹設された係合凹部24hが設けられており、鉛直縁部24gと突き合わされる左上切欠部28fの鉛直縁部28iには、係合凹部24hと係合する係合凸部28mが設けられている。このため、上框24と左縦框28とを接合する際には、係合凹部24hと係合凸部28mとを係合させて、貫通穴28eを貫通したビス32をビス固定部24eに螺合する。このとき、ビス32の回転により上框24にはビス32を中心として回転方向に力が作用するが、係合凹部24hと係合凸部28mが係合しているため、左縦框28と上框24との間の相対回転が規制され、上框24と左縦框28とは両者の間に間隙が生じることなく位置決めされた状態にて接合される。
また、左下切欠部28gには、下框26の下室内側壁部26b(面一側面)が入り込んで、下室内側壁部26bの水平縁部26fと左下切欠部28gの水平縁部28jとが突き合わされ、下室内側壁部26bの鉛直縁部26gと左下切欠部28gの鉛直縁部28kとが突き合わされる。このとき、下室内側壁部26bの鉛直縁部26gには見付け方向に三角形状に凹設された係合凹部26hが設けられており、鉛直縁部26gと突き合わされる左下切欠部28gの鉛直縁部28kには、係合凹部26hと係合する係合凸部28nが設けられている。このため、下框26と左縦框28とを接合する際には、係合凹部26hと係合凸部28nとを係合させて、貫通穴28eを貫通したビス32をビス固定部26eに螺合する。このとき、ビス32の回転により下框26にはビス32を中心として回転方向に力が作用するが、係合凹部26hと係合凸部28nが係合しているため、左縦框28と上框26との間の相対回転が規制され、下框26と左縦框28とは両者の間に間隙が生じることなく位置決めされた状態にて接合される。
右縦框30は、右側に配置されて見込み方向に沿った鉛直平面を有する右側面部30aと、右側面部30aの室内側端部から右側面部30aとほぼ直角をなすように形成された右室内側壁部30b(面一側面)と、右側面部30aの室外側端部から右側面部30aとほぼ直角をなすように形成された右室外側壁部30cと、右室外側壁部30cから延出され左側に向かうにつれて室内側に近づくように傾斜した右傾斜壁部30dとを有している。右室内側壁部30bの左端と右傾斜壁部30dの左端とは、左右方向においてほぼ同じ位置まで延出されており、見込み方向に間隔を隔てて配置される。
そして、右側面部30a、右室内側壁部30b、右室外側壁部30c、右傾斜壁部30dの内側には、右室内側壁部30bの右左と右傾斜壁部30dの左端の間が長手方向に沿って左側に開放された空間が形成されている。右縦框30内の空間には、右室内側壁部30bと右傾斜壁部30dとの間から挿入されたガラス18の周縁部がガスケット34を介して保持されている。また、右側面部30aの見込み方向室外側寄りには、右縦框30と上框24と、及び、右縦框30と下框26と、が突き合わされた際に、上框24のビス固定部24e及び下框26のビス固定部26eが当接される位置に上框24、下框26を固定するためのビス32が貫通される貫通穴30eが設けられている。
右縦框30の右室内側壁部30bには、上側に配置される端部に矩形の右上切欠部30fが、下側に配置される端部に矩形の右下切欠部30gが形成されている。右上切欠部30fには、上框24の上室内側壁部24b(面一側面)が入り込んで、上室内側壁部24bの水平縁部24iと右上切欠部30fの水平縁部30hとが突き合わされ、上室内側壁部24bの鉛直縁部24kと右上切欠部30fの鉛直縁部30iとが突き合わされる。このとき、上室内側壁部24bの鉛直縁部24kには見付け方向に凹設された係合凹部24mが設けられており、鉛直縁部24kと突き合わされる右上切欠部30fの鉛直縁部30iには、係合凹部24mと係合する係合凸部30mが突設されている。このため、上框24と右縦框30とを接合する際には、係合凹部24mと係合凸部30mとを係合させて、貫通穴30eを貫通したビス32をビス固定部24eに螺合する。このとき、ビス32の回転により上框24にはビス32を中心として回転方向に力が作用するが、係合凹部24mと係合凸部30mが係合しているため、上框24と右縦框30との間の相対回転が規制され、上框24と右縦框30とは両者の間に間隙が生じることなく位置決めされた状態にて接合される。
また、右下切欠部30gには、下框26の下室内側壁部26b(面一側面)が入り込んで、下室内側壁部26bの水平縁部26iと右下切欠部30gの水平縁部30jとが突き合わされ、下室内側壁部26bの鉛直縁部26kと右下切欠部30gの鉛直縁部30kとが突き合わされる。このとき、下室内側壁部26bの鉛直縁部26kには見付け方向に凹設された係合凹部26mが設けられており、鉛直縁部26kと突き合わされる右下切欠部30gの鉛直縁部30kには、係合凹部26mと係合する係合凸部30nが突設されている。このため、下框26と右縦框30とを接合する際には、係合凹部26mと係合凸部30nとを係合させて、貫通穴30eを貫通したビス32をビス固定部26eに螺合する。このとき、ビス32の回転により下框26にはビス32を中心として回転方向に力が作用するが、係合凹部26mと係合凸部30nが係合しているため、下框26と右縦框30との間の相対回転が規制され、下框26と右縦框30とは両者の間に間隙が生じることなく位置決めされた状態にて接合される。
本実施形態の障子20によれば、左右の縦框28、30にそれぞれ、上下の横框24、26に設けられた係合凹部24h、24m、26h、26mと係合して框間の相対回転を規制する係合凸部28m、28n、30m、30nが設けられている。このため、係合凸部28m、28n、30m、30nを係合凹部24h、24m、26h、26mに入り込ませることにより、係合凸部28m、28n、30m、30nと係合凹部24h、24m、26h、26mとを確実に係合させて左右の縦框28、30と上下の横框24、26間の相対回転を抑制することが可能である。よって、左右の縦框28、30と上下の横框24、26との突き合わせ部分に隙間が生じ難い障子20を実現することが可能である。
このとき、左右の縦框28、30と上下の横框24、26との相対回転は、ビス32が挿入される貫通穴28e、30eやビス固定部24eに対して框の見込み方向反対側に設けられた係合凸部28m、28n、30m、30nによって規制されるので、ビス32を締め込むことにより生じる回転モーメントによる框間の相対回転を効果的に抑制することが可能である。
また、係合凹部24h、24m、26h、26mと係合凸部28m、28n、30m、30nとが外部から視認可能な左室内側壁部28b及び右室内側壁部30bに設けられているので、左縦框28と上下の横框24,26とをビス32にて固定する際には、係合凹部24h、24m、26h、26mと係合凸部28m、28n、30m、30nとが係合していることを確認しつつ障子20を組み立てることが可能である。このため、左右の縦框28、30と上下の横框24、26との突き合わせ部分に隙間が生じ難い障子20をより確実に実現することが可能である。
さらに、係合凹部24h、24m、26h、26mと係合凸部28m、28n、30m、30nとが視認可能な位置に設けられているが、係合凹部24h、24m、26h、26mが設けられている上室内側壁部24b(面一側面)、下室内側壁部26b(面一側面)と係合凸部28m、28n、30m、30nが設けられている左室内側壁部28b(面一側面)、右室内側壁部30b(面一側面)とが同一平面を形成しているので、係合凸部28m、28n、30m、30nが框の外側(室内側)に突出することはない。このため、美観に優れた障子20を形成することが可能である。
上記実施形態においては、縦框28、30側に係合凸部28m、28n、30m、30nを備え、横框24、26側に係合凹部24h、24m、26h、26mを備えた例について説明したが、縦框28、30側に係合凹部を、横框24、26側に係合凸部を備えた構成としても良い。
また、上記実施形態においては、係合凸部28m、28n、30m、30nを三角形上の突起としたが、これに限らず係合凸部は例えば矩形状の突起とし、係合凹部も矩形状の切欠部であっても良い。
上記実施形態では、係合凸部28m、28n、30m、30nと係合凹部24h、24m、26h、26mを各框の室内側の側面に設けた例について説明したがこれに限るものではなく、室外側等の側面に設けても良い。
図6は、係合凸部及び係合凹部の変形例を示す斜視図である。以下の説明においては、上記実施形態と同様の部材には同一の符号を付し説明を省略する。
本変形例では、図示するように、ビス32の螺合による左右の縦框28、30と上下の横框24、26間の相対回転を規制するための凸部を、左右の縦框28、30における上下端部を延出した部位に形成している。上下の横框24、26と左右の縦框28、30との4カ所の接合部はいずれも同様の構成なので、ここでは、左縦框28下端側と下框26の左端側との接合部について説明する。
左縦框28の左室内側壁部28b(面一側面)に形成された矩形の左下切欠部28gに下框26の下室内側壁部26b(面一側面)が入り込んで、下室内側壁部26bの水平縁部26fと左下切欠部28gの水平縁部28jとが突き合わされ、下室内側壁部26bの鉛直縁部26gと左下切欠部28gの鉛直縁部28kとが突き合わされる。このとき、左室内側壁部28bの下端部は上記実施形態より下方に延出され、延出された部位の鉛直縁部28kから見付け方向(下框26側)に突出させて凸部としての係合凸部28pが形成されている。係合凸部28pは、水平縁部28jと平行に形成された規制縁部28qを有し、水平縁部28jと規制縁部28qとの間隔は、ほぼ下室内側壁部26bの鉛直方向の長さと一致している。このため、左室内側壁部28bの左下切欠部28gに下框26の下室内側壁部26bを入り込ませると、下室内側壁部26bが水平縁部28jと規制縁部28qとに挟まれるように係合し、ビス32を締め込むことにより生じる回転モーメントが効果的に抑制されて框間の相対回転を抑制することが可能である。このような係合凸部28pは、左縦框28の上端と右縦框30の上下端部にもそれぞれ設けられている。
尚、上記実施形態ではアルミニウム製の部材で框の形材等を構成したが、これに限らずアルミニウムと樹脂の複合形材等でも構わない。
また、上記実施形態においては、面材として複層ガラスを備えた建具を例に説明したが、面材は1枚のガラスであっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態の建具を示す縦断面図である。 本実施形態の建具を示す横断面図である。 障子の構成を説明するための図である。 左縦框と上框との接合部を説明するための図3におけるA矢視図である 図4のB矢視図である。 係合凸部及び係合凹部の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10 建具、11 枠体、18 ガラス(面材)、20 障子、
24 上框(横框)、24b 上室内側壁部(面一側面)、24e ビス固定部、
24h 係合凹部、24m 係合凹部、26 下框(横框)、
26b 下室内側壁部(面一側面)、26e ビス固定部、26h 係合凹部、
26m 係合凹部、28 左縦框、28b 左室内側壁部(面一側面)、
28e 貫通穴、28m 係合凸部、28n 係合凸部、28p 係合凸部、
28q 規制縁部、30 右縦框、30b 右室内側壁部(面一側面)、
30e 貫通穴、30m 係合凸部、30n 係合凸部、32 ビス

Claims (2)

  1. 面材の上下に配置される横框と、前記面材の左右に配置される縦框とを有し、前記縦框に形成された貫通口に挿入されたビスを前記横框に設けられたビス固定部に螺合して形成される障子と、当該障子が取り付けられる枠体とを有した建具であって、
    前記縦框と前記横框は当該框同士を連結した際に、前記縦框の端部と前記横框の端部とが互いに突き合わされて框間で同一平面を形成する面一側面をそれぞれ有しており、
    前記縦框と前記横框とのうちの一方の框の前記面一側面の端部に、前記ビスを螺合するときに外部から視認可能な位置にて他方の框の前記面一側面の端部と突き合わされて係合する凸部が設けられており、
    前記縦框と前記横框との各連結部において、前記面一側面は、前記框の見込み方向一方側寄りに設けられ、前記貫通口及び前記ビス固定部は、前記框の見込み方向他方側寄りのみに設けられ、前記横框と前記縦框との各連結部が1本の前記ビスで固定され、
    前記ビスを螺合する際に、前記ビスが締め込まれる正転方向及び前記ビスが緩められる反転方向への、前記凸部の移動が、前記他方の框により規制されることにより、前記縦框と前記横框との相対回転が規制されることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記他方の框には、前記凸部が入り込む凹部が設けられていることを特徴とする建具。
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