JP6386365B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂製の枠体に開閉可能に支持された障子を開閉操作するためのハンドルを備えた建具に関する。
合成樹脂製の枠体に開閉可能に支持された障子を開閉操作するためのハンドルを備えた建具としては、例えば、樹脂製形材の枠体にヒンジを介して障子が取り付けられ、施錠機構としてグレモン錠が設けられた建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。建具の枠は、同一断面形状の上枠、下枠、吊元側竪枠、戸先側竪枠の各端部を斜めに切断し、端部同士を突き合わせて枠組みしている。
特開2014−173306号公報
上記のようなグレモン錠は、障子を開放する際に、グレモンハンドルを室外側に押し出さなければならないため、高所に設けられる窓などでは、オペレーターハンドルを用いることが望まれている。オペレーターハンドルは、グレモン錠と異なり枠側に取り付けなければならないので、オペレーターハンドルを枠に取り付ける場合には、枠にオペレーターハンドルの取付部を設けたり、強度を確保するために枠材を大きくする必要がある。一方、樹脂製の枠は、接合の都合上、構成する上枠、下枠、吊元側竪枠、戸先側竪枠を同一の断面形状とすることが望ましい。このため、オペレーターハンドルを取り付ける枠材のみ取付部を設ける、或いは、大きくすると、操作する室内側の枠体の一部だけが大きく、または室内側に突出して意匠性が損なわれる虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、樹脂製の枠であってもオペレーターハンドルを備えて意匠性に優れた建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、合成樹脂製の複数の枠材の端部同士を突き合わせて溶着された枠体と、前記枠体に開閉可能に支持された障子と、前記複数の枠材のうちのいずれかの前記枠材の室内側に取り付けられ前記障子を開閉操作するためのオペレーターハンドルと、を備え、各々の前記枠材は、前記障子の面内方向における外周側に当該障子と面内方向にて対向するように配置される枠本体部と、前記枠本体部から前記枠体の内周側に突出し前記障子を閉じたときに当該障子の室内側にて前記障子と面外方向に対向し長手方向に沿って連通する面外対向中空部を備えた面外対向部と、を有し、前記オペレーターハンドルを前記面外対向部の前記枠体の内周側に取り付けるための金属製の取付部材が、前記面外対向中空部に設けられた金属製の面外対向補強材に固定されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、枠体を形成する枠材が備える面外対向部の面外対向中空部に設けられた金属製の面外対向補強材に、金属製の面外対向部の枠体の内周側に配置された取付部材が固定されるので、金属の高い強度を備えた部位にオペレーターハンドルを取り付けることが可能である。このとき、枠体を形成する各枠材は、いずれも本体部と、面外対向中空部を備えた面外対向部とを有する同一断面形状をなしているので、枠材の端部同士を突き合わせて溶着することが可能である。そして、オペレーターハンドルが設けられている室内側から見た際にも各枠材が繋がって平坦な面を形成するので意匠性に優れている。このため、樹脂製の枠体であってもオペレーターハンドルを備えて意匠性に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記枠本体部は、長手方向に沿って連通する面内対向中空部を有し、前記面内対向中空部内には金属製の面内対向補強材が設けられており、前記面外対向部は、前記障子と対向する側の前記枠本体部側に、室内側に窪む凹部を備えており、前記面外対向補強材と前記面内対向補強材とは、前記凹部に配置されて前記面外対向補強材と接合される凹部接合部と、前記凹部接合部と繋がって前記枠本体部と対向し前記面内対向補強材と接合される本体接合部とを有する連結部材により連結されていることが望ましい。
このような建具によれば、オペレーターハンドルの取付部材が固定されている面外対向補強材は、枠本体部の面内対向中空部内に設けられた金属製の面内対向補強材と、金属製の連結部材により連結されているので、より強固にオペレーターハンドルを取り付けることが可能である。このとき、連結部材が備える凹部接合部は、面外対向部において障子と対向する側の枠本体部側に形成されて室内側に窪む凹部に配置され、凹部接合部と繋がった本体接合部は本体部と対向して面内対向補強材と接合されているので、枠体と障子との狭い隙間であっても面外対向補強材と面内対向補強材とを確実に連結することが可能である。
かかる建具であって、前記取付部材は、前記面外対向部の、前記枠体の内周側に当接され、当該取付部材が当接された面に対して傾斜する方向からビスにより前記面外対向補強材に固定され、前記面外対向部には、前記ビスの締め込みにより前記取付部材と前記面外対向補強材とが傾斜に沿って互いに異なる方向にスライドすることにより作用する力に対抗する補強リブが設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、取付部材を面外対向補強材に固定すべくビスを締め込んだときに取付部材と面外対向補強材とが傾斜に沿って互いに異なる方向にスライドして面外対向部に作用したとしても、補強リブにより補強されているので面外対向部が損傷することを抑えることが可能である。このため、より強固に取付部材を固定することが可能である。
かかる建具であって、閉じた状態の前記障子と前記取付部材との間に、前記オペレーターハンドルの操作により前記障子を開閉する障子開閉機構が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、閉じた障子と取付部材との間の狭い空間に障子開閉機構を備えることができるので、オペレーターハンドルが取り付けられる部位を突出させることなく納めることが可能である。
かかる建具であって、前記取付部材の室内側に、当該取付部材を覆うカバー部材を有していることが望ましい。
このような建具によれば、取付部材は室内側からカバー部材に覆われているので、より、意匠性に優れた建具を提供することが可能である。
本発明によれば、樹脂製の枠であってもオペレーターハンドルを備えて意匠性に優れた建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具の縦断面図である。 本実施形態に係る建具の横断面図である。 建具の下部を示す縦断面図である。 無目を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具は、図1、図2に示すように、建物の外周部に設けられて開閉可能な縦辷出し窓用の建具1である。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の建具1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建具1が取り付けられた状態で上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
建具1は、合成樹脂製の4本の枠材21が矩形状に接合された枠体2と、枠体2にリンク機構3を介して回動自在に支持された障子10と、枠体2に取り付けられ障子10を開閉するためのオペレーターハンドル30とを有している。
障子10は、矩形状の複層ガラス11と、複層ガラス11の外周を囲み、嵌合される押縁12と共に当該複層ガラス11を保持する框体13と、を有している。
框体13は、同一断面形状をなす合成樹脂製の押出成形材でなる4本の框材131が各々、斜めに切断された端部同士を溶着されて矩形状に接合されている。框体13の内周側には、框体13の各框材131と押縁12とにより複層ガラス11が挟持されている。以下、矩形状をなす框体13に囲まれた複層ガラス11側を内周側、反対の枠体2側を外周側として説明する。
框体13を形成する框材131は、図3に示すように、複層ガラス11の端面と対向する部位を備える框本体部131aと、框本体部131aにおける室内側の部位が内周側に突出して複層ガラス11の室内側の面と対向するガラス対向部131bと、框本体部131aにおける室外側の部位に設けられ押縁12が嵌合される押縁嵌合部131cと、框本体部131aにおける室外側の部位が外周側に突出した框室外突出部131dと、を有している。このため、4本の框材131が接合され框体13は、框室外突出部131dが繋がった部位が、室内側の部位より、全周に亘って外周側に突出している。框室外突出部131dの外周側となる先端部には室内側に、他の部位より軟質の樹脂により形成された止水片131eが全周に亘って設けられている。
枠体2は、同一断面形状をなす合成樹脂製の押出成形材でなる4本の枠材21が各々、斜めに切断された端部同士を溶着されて矩形状に形成されている。以下の説明においては、框体13と同様に、矩形状をなす枠体2に囲まれている側を内周側、反対側を外周側として説明する。また、障子10を閉じた状態で障子10の面に沿う方向を面内方向、障子10と直交する方向を面外方向として説明する。
枠体2を形成する枠材21は、障子10を閉じた際に障子10の框室外突出部131dより室内側の部位と面内方向に対向する枠本体部211と、枠本体部211の外周側のほぼ半分の部位の室外側に突出されている枠室外突出部212と、枠本体部211における室内側の部位の内周側に突出し閉じた障子10の室内側の面と面外方向に対向する面外対向部213と、を有している。面外対向部213の内周側であって室内側の縁には、内周側に突出した突起213aが枠材21の全長に亘って設けられている。
枠本体部211には、その内部に長手方向に連通する2つの中空部が形成されるように面内方向に沿うリブ211aが設けられている。リブ211aは、枠本体部211におけるリブ211aより室内側の部位が、面外対向部213の面外方向の幅と同じになる位置に設けられており、リブ211aより室外側に形成される中空部(以下、面内対向中空部という)211b内には、アルミニウム製の押出成形部材でなる面内対向補強材4が設けられている。
面内対向補強材4は、枠本体部211の2つの中空部の内周側の壁を形成している内壁部211cに沿う内壁対向部4aと、内壁対向部4aの室内外の両端部の僅かに内側から外周側に各々延出された室内脚部4bおよび室外脚部4cと、室内脚部4bの外周側の端部から室内側に延出されて面内対向中空部211bの外周側の壁を形成している外壁部211dに沿う室内外周対向部4dと、室外脚部4cの外周側の端部から室外側に延出されて面内対向中空部211bの外周側の壁を形成している外壁部211dに沿う室外外周対向部4eとを有している。室外脚部4cは、面内方向におけるほぼ中央から外周側が、外周に向かって室外側に傾斜している。本実施形態の面内対向補強材4は、火災時に枠材21が溶融した場合であっても枠体2が残るように長手方向においてほぼ全長に設けられている。
面外対向部213には、その内部に長手方向に連通する中空部である面外対向中空部213bが設けられており、内周側の端部の室外側には、障子10に当接される止水材5が嵌合される止水材嵌合部213cが室外側に突出させて設けられている。このため、枠本体部211と止水材5及び止水材嵌合部213cとの間には、室内側に窪む凹部214が設けられている。面外対向中空部213b内には、アルミニウム製の押出成形部材でなる面外対向補強材6が設けられている。また、面外対向中空部213bを形成する内周側の面から面外対向中空部213b内に突出する補強リブ215が設けられている。補強リブ215は、枠材21の長手方向に沿って全長に亘って設けられている。
面外対向補強材6は、面外対向中空部213bと凹部214との境界をなす壁と対向し、ビスにて固定される固定壁部6aと、固定壁部6aの外周側の端から室内側に延出されて内壁部211cに沿う面外壁部6bと、固定壁部6aの上端から上方に延出された上方延出部6cと、上方延出部6cの上端から室外側に延出され室外延出部6dと、上方延出部6cの上端から室内側に延出され室内側に向かって上方に傾斜する補強傾斜部6eと、補強傾斜部6eの室内側の端から室内側に延出された室内延出部6fと、室外延出部6dの先端から上方に突出され止水材嵌合部213cと補強リブ215との間に配置される上突片6gと、を有している。
面内対向補強材4と面外対向補強材6とは、断面L字状の連結部材7により連結されている。連結部材7は、内壁部211cの内周側の面に当接される本体接合部としての内壁当接板部7aと、凹部214の室内側の面に当接される凹部接合部としての凹部当接板部7bとを有している。連結部材7は、内壁部211cの内周面に内壁当接板部7aが当接され、凹部当接板部7bが凹部214に挿入されて配置される。そして、室外側から進入するビスを凹部当接板部7bとともに凹部214を形成する壁部に貫通させて固定壁部6aに螺合させて面外対向補強材6と接合され、上方から進入するビスを内壁当接板部7aとともに内壁部211cに貫通させて内壁対向部4aに螺合させて面内対向補強材4に固定されることにより面内対向補強材4と面外対向補強材6とが連結される。
オペレーターハンドル30は、開閉操作するためのハンドル部30aと、ハンドル部30aが回動自在に設けられている台座部30bと、台座部30bからハンドル部30aと反対側に突出し、ハンドル部30aの操作により揺動するアーム30cとを有している。アーム30cは、障子10のに設けられたピン14と回動自在に係合しており、ハンドル操作により障子10が開閉するように構成されている。すなわち、障子10に設けられたピン14とアーム30cとが障子開閉機構8に相当する。
次に、オペレーターハンドル30の枠体2への固定構造について説明する。オペレーターハンドル30は、下枠21a側に取り付けられている。このため、以下説明においては、下枠21aをなす枠材21を対象として説明するので、上記内周側が上側に相当し、外周側が下側に相当する。
オペレーターハンドル30は、下枠21aの面外対向部213の上に固定される金属製のアタッチメント31と、アタッチメント31の室外側に配置されてオペレーターハンドル30を固定するためのビスが螺合される金属製の裏板材32と、アタッチメント31の室内側を覆うカバー部材33とを用いて下枠21aの面外対向部213に設けられた面外対向中空部213bの面外対向補強材6に取り付けられる。ここで、アタッチメント31と裏板材32とが、オペレーターハンドル30を枠体2に取り付けるための取付部材に相当する。
アタッチメント31は、アルミニウム製の押出成形部材であり、面外対向部213の上に載置されたときに下枠21aの面外対向中空部213bの室内に臨む面を有する室内壁部31aと、室内壁部31aの下端から、延出され面外対向中空部213bに配置された面外対向補強材6の補強傾斜部6eとほぼ平行をなすように傾斜された取付傾斜部31bと、取付傾斜部31bの室外側の端から室外側にほぼ水平に延出された下水平延出部31cと、下水平延出部31cの室内外の両端部から垂設された垂設脚部31dと、取付傾斜部31bの室内側の部位から補強傾斜部6eとほぼ直交するように延出された傾斜脚部31eと、室内壁部31aの上端から室外側にほぼ水平に延出された上水平延出部31fとを有している。
アタッチメント31の室外側に配置される裏板材32は、鉄製の板部材であり、室内壁部31aに沿う内壁裏板部32aと、内壁裏板部32aの下端と繋がって取付傾斜部31bに沿う傾斜裏板部32bとを有している。すなわち、裏板材32は、アタッチメント31の室内壁部31aと取付傾斜部31bとに沿って配置される。
カバー部材33は、合成樹脂製の押出成形部材であり、アタッチメント31の室内壁部31aを室内側から覆う室内カバー部33aと、室内カバー部33aの上端側から室外側に延出されて上水平延出部31fの上面を覆う上カバー部33bと、上カバー部33bの室外側の端部が上水平延出部31fの室外側の端部を覆って上水平延出部31fの下面側に至るように形成された上水平延出部31fとの係合部33cと、を有している。室内カバー部33aは、上カバー部33bより上方に突出して、建具1において室内側に設けられる網戸1aを支持している。また、室内カバー部33aの下端は、カバー部材33がアタッチメント31に取り付けられて面外対向部213の上に載置されたときに面外対向部213の上面に当接または近接するように、室内壁部31aより下方に突出する下突出部33dが形成されている。下突出部33dには、室外側に突出して、カバー部材33がアタッチメント31に取り付けられたときに、室内壁部31aの下側に入り込む突片33eが設けられている。
オペレーターハンドル30を下枠21aに取り付ける場合には、まず、アタッチメント31の上水平延出部31fの先端に、カバー部材33の係合部33cを係合させて室内カバー部33aを室内壁部31aに沿わせるとともに、突片33eを室内壁部31aの下に挿入する。
次に、カバー部材33を取り付けたアタッチメント31の垂設脚部31dと傾斜脚部31eとを、面外対向部213の上に当接させて面外対向部213上に載置する。このとき、室内カバー部33aの下突出部33dの室内側の面を、面外対向部213の上方に突出している突起213aの室外側の面に当接させて位置決めする。
位置決めされたアタッチメント31の室内側に裏板材32を当接させ、傾斜裏板部32bから当該傾斜裏板部32bとほぼ直交する方向からビス9を進入させて補強傾斜部6eおよび室外延出部6dの上部を貫通させて面外対向補強材6の補強傾斜部6eに螺合させて固定する。
最後に、オペレーターハンドル30のアーム30cを室内側から、アタッチメント31、裏板材32、カバー部材33に設けられた開口を挿通させ、障子10に設けられたピン14と係合させて台座部30bをカバー部材に33に当接させる。その後、室内側から進入するビス(不図示)をカバー部材33、アタッチメント31を貫通させて裏板材32に螺合させて枠体2にオペレーターハンドル30を固定する。
本実施形態の建具によれば、枠体2を形成する下枠21aが備える面外対向部213の面外対向中空部213bに設けられた金属製の面外対向補強材6に、面外対向部213の内周側に配置された金属製のアタッチメント31と裏板材32が固定されるので、金属製の高い強度を備えた部位にオペレーターハンドル30を取り付けることが可能である。このとき、枠体2を形成する各枠材21は、いずれも枠本体部211と、面外対向中空部213bを備えた面外対向部213とを有する同一断面形状をなしているので、枠材21の端部同士を突き合わせて溶着することが可能である。そして、オペレーターハンドル30が設けられている室内側から見た際にも各枠材21が繋がって平坦な面を形成するので意匠性に優れている。このため、樹脂製の枠体2であってもオペレーターハンドル30を備えて意匠性に優れた建具1を提供することが可能である。
また、アタッチメント31および裏板材32が固定されている面外対向補強材6は、枠本体部211の面内対向中空部211b内に設けられた金属製の面内対向補強材4と、金属製の連結部材7により連結されているので、より強固にオペレーターハンドル30を取り付けることが可能である。このとき、連結部材7が備える凹部当接板部7bは、面外対向部213において、枠本体部211と止水材5及び止水材嵌合部213cとの間に形成された室内側に窪む凹部214に配置され、凹部当接板部7bと繋がった内壁当接板部7aは枠本体部211と対向しているので、枠体2と障子10との狭い隙間であっても面外対向補強材6と面内対向補強材4とを確実に連結することが可能である。
また、アタッチメント31および裏板材32を面外対向補強材6に固定すべくビス9を締め込んだときにアタッチメント31および裏板材32と面外対向補強材6とが傾斜に沿って互いに異なる方向にスライドして面外対向部213に外力が作用したとしても、補強リブ215により補強されているので面外対向部213が損傷することを抑えることが可能である。このため、オペレーターハンドル30が固定される、アタッチメント31および裏板材32をより強固に固定することが可能である。
また、障子回動機構8が閉じた障子10とアタッチメント31および裏板材32との間の狭い空間に設けられているので、オペレーターハンドル30が取り付けられる部位を突出させることなく納めることが可能である。
また、アタッチメント31は室内側からカバー部材33に覆われているので、より意匠性に優れた建具1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、矩形状の枠体2に障子10が設けられている建具を例に挙げて説明したが、たとえば、上記のような開閉可能な障子の下にFIX窓を備えた形態であっても構わない。この場合には、図4に示すように、障子10の下に、上記下枠21aの枠本体部211および面外対向部213が上下対称形状となるような無目24が配置されるので、無目24が有する無目中空部24aに無目補強材25を備え、オペレーターハンドル30が取り付けられたアタッチメント31および裏板材32が固定された面外対向補強材6を無目補強材25と連結部材7により連結し、さらに、無目24の下側の面外対向部213の面外対向中空部213bに設けられた面外対向補強材6と無目補強材25とを連結部材7により連結することにより、より強固に固定することが可能である。
また、建具1が防火を考慮する必要がない場合には、上記実施形態において下枠21aの面内対向中空部211b内に設けた面内対向補強材4の形状は、内壁部211cに沿う平板状の金属であっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 枠体、4 面内対向補強材、6 面外対向補強材、7 連結部材、
7a 内壁当接板部、7b 凹部当接板部、8 障子開閉機構、9 ビス、
10 障子、14 ピン、21 枠材、21a 下枠、30 オペレーターハンドル、
30c アーム、31 アタッチメント、32 裏板材、33 カバー部材、
211 枠本体部、211b 面内対向中空部、213 面外対向部、
213b 面外対向中空部、214 凹部、215 補強リブ

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の複数の枠材の端部同士を突き合わせて溶着された枠体と、
    前記枠体に開閉可能に支持された障子と、
    前記複数の枠材のうちのいずれかの前記枠材の室内側に取り付けられ前記障子を開閉操作するためのオペレーターハンドルと、
    を備え、
    各々の前記枠材は、前記障子の面内方向における外周側に当該障子と面内方向にて対向するように配置される枠本体部と、
    前記枠本体部から前記枠体の内周側に突出し前記障子を閉じたときに当該障子の室内側にて前記障子と面外方向に対向し長手方向に沿って連通する面外対向中空部を備えた面外対向部と、を有し、
    前記オペレーターハンドルを前記面外対向部の前記枠体の内周側に取り付けるための金属製の取付部材が、前記面外対向中空部に設けられた金属製の面外対向補強材に固定されていることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記枠本体部は、長手方向に沿って連通する面内対向中空部を有し、
    前記面内対向中空部内には金属製の面内対向補強材が設けられており、
    前記面外対向部は、前記障子と対向する側の前記枠本体部側に、室内側に窪む凹部を備えており、
    前記面外対向補強材と前記面内対向補強材とは、前記凹部に配置されて前記面外対向補強材と接合される凹部接合部と、前記凹部接合部と繋がって前記枠本体部と対向し前記面内対向補強材と接合される本体接合部とを有する連結部材により連結されていることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記取付部材は、前記面外対向部の、前記枠体の内周側に当接され、当該取付部材が当接された面に対して傾斜する方向からビスにより前記面外対向補強材に固定され、
    前記面外対向部には、前記ビスの締め込みにより前記取付部材と前記面外対向補強材とが傾斜に沿って互いに異なる方向にスライドすることにより作用する力に対抗する補強リブが設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    閉じた状態の前記障子と前記取付部材との間に、前記オペレーターハンドルの操作により前記障子を開閉させる障子開閉機構が設けられていることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記取付部材の室内側に、当該取付部材を覆うカバー部材を有していることを特徴とする建具。
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