JP2011174250A - 樹脂サッシ - Google Patents

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Kunio Sasaki
国雄 佐々木
Hiroyuki Hasebe
浩之 長谷部
Akane Sasaki
茜 佐々木
Makoto Yoshida
吉田  誠
Toshimi Yasunaga
敏美 安永
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Abstract

【課題】複数の枠体を連結する場合に連結強度及び水密性を十分に確保できると共に意匠性も良好な樹脂サッシを提供する。
【解決手段】連結される枠体1間には金属製の連結部材30が配置され、連結部材30は両側面に係止部33を備え、枠体1の連結面にはそれぞれ補助連結部材40が固着され、補助連結部材40は連結部材30の係止部33に係止される掛止部42を備え、枠体1は連結部材30及び補助連結部材40の室内端部よりも室内側に延出されるアングル部16を備え、連結される枠体1間で対向するアングル部16間には合成樹脂からなる室内カバー部材50が設けられて連結部材30及び補助連結部材40を室内側に露出させないようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物開口部に取付けられる枠体を合成樹脂で構成した樹脂サッシに関し、特に隣接する2つ以上の枠体を連結した樹脂サッシに関する。
従来、建物開口部に設けるサッシとして、枠体及び障子の框体を合成樹脂材で構成した樹脂サッシが知られている。樹脂サッシを構成する枠体は、上下枠と左右の縦枠を方形状に枠組みしてなるものであり、これら上下枠と縦枠は、両端部が45°の角度で傾斜状に切断されると共に、コーナー部分で互いに突き合わされ、溶着によって接合される。また、樹脂サッシに用いられる障子の框体は、上下框と縦框及び召合わせ框を方形状の框組みして構成され、上下框と縦框及び召合わせ框は、両端部が45°の角度で傾斜状に切断されると共に、コーナー部分で互いに突き合わされ、溶着によって接合される。
また、枠体を左右方向あるいは上下方向に並設配置し、これらを連結してなるサッシも知られている。このように2つ以上の枠体を連結したサッシとしては、枠体の連結面を直接連結するものの他、枠体の連結面間に方立あるいは無目のような連結部材を設け、この連結部材に対して連結する各枠体を固定するものがある。連結部材を介して枠体を連結したサッシとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開平8−121022号公報
従来の枠体を連結したサッシは、枠体の金属部分と金属材からなる連結部材を連結してなるため、十分な連結強度を確保できると共に、水密性も確保することができる。しかし、枠体が合成樹脂からなる樹脂サッシにおいては、連結強度や連結部材との水密性において難点があり、これらを十分に確保することが困難であった。また、連結部材の室内側には、従来のサッシにおいても合成樹脂製のカバーを設けることがあったが、連結部材の室外側はそのまま露出していたため、樹脂サッシにこれをそのまま適用すると、意匠性を損ねるという問題もあった。
本発明は前記課題を鑑みてなされたものであり、複数の枠体を連結する場合に連結強度及び水密性を十分に確保できると共に意匠性も良好な樹脂サッシを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る樹脂サッシは、合成樹脂からなる枠体に、合成樹脂からなる框体にパネル体を納めた障子を納め、前記枠体を2つ以上連結してなる樹脂サッシにおいて、
連結される前記枠体間には金属製の連結部材が配置され、該連結部材は両側面に係止部を備え、前記枠体の連結面にはそれぞれ補助連結部材が固着され、該補助連結部材は前記連結部材の係止部に係止される掛止部を備え、
前記枠体は前記連結部材及び補助連結部材の室内端部よりも室内側に延出されるアングル部を備え、連結される枠体間で対向する前記アングル部間には合成樹脂からなる室内カバー部材が設けられて前記連結部材及び補助連結部材を室内側に露出させないようにしたことを特徴として構成されている。
また、本発明に係る樹脂サッシは、前記連結部材の室外端部にはカバー取付部が形成され、該カバー取付部には合成樹脂からなる室外カバー部材が設けられて前記連結部材及び補助連結部材を室外側に露出させないようにしたことを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る樹脂サッシは、前記連結部材の係止部と前記補助連結部材の掛止部の間に止水材が設けられ、前記掛止部が前記係止部に係止されることで、前記止水材により前記連結部材と補助連結部材との間を止水することを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明に係る樹脂サッシは、前記補助連結部材の掛止部は前記止水材を保持する断面略L字状とされて前記枠体の連結面との間に凹状の保持部を形成し、前記連結部材の係止部は前記保持部の止水材に圧接されることで止水をなすことを特徴として構成されている。
そして、本発明に係る樹脂サッシは、前記補助連結部材は室内端部に前記枠体の連結面に係止される係合固定部を備えると共に、該係合固定部より室外側に前記枠体の連結面に対してネジ止め固定されるネジ固定部を備えることを特徴として構成されている。
また、本発明に係る樹脂サッシは、前記補助連結部材は前記ネジ固定部より室外側に前記掛止部を備え、前記ネジ固定部と前記枠体の連結面との間にはシール材が設けられることを特徴として構成されている。
本発明に係る樹脂サッシによれば、連結される枠体間には金属製の連結部材が配置され、連結部材は両側面に係止部を備え、枠体の連結面にはそれぞれ補助連結部材が固着され、補助連結部材は連結部材の係止部に係止される掛止部を備え、枠体は連結部材及び補助連結部材の室内端部よりも室内側に延出されるアングル部を備え、連結される枠体間で対向するアングル部間には合成樹脂からなる室内カバー部材が設けられて連結部材及び補助連結部材を室内側に露出させないようにしたことにより、枠体の連結において金属材同士を固着するので、水密性の確保を容易とすることができ、連結強度も大きくすることができると共に、室内カバー部材を設けることで金属材を隠し、室内側の意匠性も良好にすることができる。
また、本発明に係る樹脂サッシによれば、連結部材の室外端部にはカバー取付部が形成され、カバー取付部には合成樹脂からなる室外カバー部材が設けられて連結部材及び補助連結部材を室外側に露出させないようにしたことにより、全体が樹脂材からなる樹脂サッシにおいて室外側にも金属材が露出しないようにして、意匠性をさらに良好にすることができる。
さらに、本発明に係る樹脂サッシによれば、連結部材の係止部と補助連結部材の掛止部の間に止水材が設けられ、掛止部が係止部に係止されることで、止水材により連結部材と補助連結部材との間を止水することにより、連結部材と補助連結部材の固着に伴って容易かつ確実な止水をなすことができる。
さらにまた、本発明に係る樹脂サッシによれば、補助連結部材の掛止部は止水材を保持する断面略L字状とされて枠体の連結面との間に凹状の保持部を形成し、連結部材の係止部は保持部の止水材に圧接されることで止水をなすことにより、連結部材と補助連結部材の間及び補助連結部材と枠体の間の各水密性を同時に確保することができる。
そして、本発明に係る樹脂サッシによれば、補助連結部材は室内端部に枠体の連結面に係止される係合固定部を備えると共に、係合固定部より室外側に枠体の連結面に対してネジ止め固定されるネジ固定部を備えることにより、係合及びネジ止めにより、補助連結部材を枠体に対して強固に固定することができる。
また、本発明に係る樹脂サッシによれば、補助連結部材はネジ固定部より室外側に前記掛止部を備え、ネジ固定部と枠体の連結面との間にはシール材が設けられることにより、ネジ固定に伴い補助連結部材と枠体の間の水密性をさらに向上させることができる。
第1の実施形態における樹脂サッシの正面図である。 樹脂サッシの横断面図である。 図2における枠体の連結部分付近の拡大図である。 枠体と連結部材を連結する際の分解断面図である。 第2の実施形態における樹脂サッシの正面図である。 第2の実施形態における樹脂サッシの縦断面図である。 図5における枠体の連結部分付近の拡大図である。 第3の実施形態における樹脂サッシの正面図である。 第3の実施形態における樹脂サッシの縦断面図である。 第4の実施形態における樹脂サッシの正面図である。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には第1の実施形態における樹脂サッシの正面図を、図2には樹脂サッシの横断面図を、それぞれ示している。なお、図1は室外側から見た正面図である。これら各図に示すように、本実施形態の樹脂サッシは、方形状に枠組みしてなる合成樹脂製の枠体1内に、障子2またはパネル体3を納めたものを、横方向に2つ連結して構成されている。
連結される各窓は、一方が嵌め殺し窓であり、他方が縦辷り出し窓である。縦辷り出し窓に設けられる障子2は、方形状に框組みしてなる合成樹脂製の框体5内にガラス板からなるパネル体3を納めて構成されている。
枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12が方形状に枠組みされている。これら各枠材は、断面中空状に形成されていて、両端部が傾斜状に切断されており、隣接する枠材同士が突き合わされ接合されることで、枠体1が枠組み構成される。
縦辷り出し窓に設けられる障子2を構成する框体5は、上框20と下框21及び左右の縦框22、22が方形状に框組みされている。これら各框材も、断面中空状に形成されていて、両端部が傾斜状に切断されており、隣接する框材同士が突き合わされ接合されることで、框体5が框組み構成される。また、縦框22には、障子2を開閉させるためのハンドル6が設けられる。
嵌め殺し窓を構成する枠体1は、室内側面が見付方向内側に突出したパネル体保持部13を四周に渡って備え、パネル体3の室内側面をタイト材14を介して保持する。パネル体3の室外側面は、枠体1に四周に渡って取付けられる押縁部材15によって保持される。すなわち、パネル体3は周縁部を四周に渡って枠体1のパネル体保持部13と押縁部材15によって挟持される。
枠体1の室内端部には、室内側に向かって伸びる板状のアングル部16が四周に渡って形成されている。また、室外端部から室外側に張り出す室外張出部17が四周に渡って形成されている。室外張出部17は、断面中空状に形成されており、外周面は枠材のそれ以外の部分の外周面と面一状とされる。
図3には、図2における枠体1の連結部分付近の拡大図を示している。対向する2つの枠体1は、連結部材30によって連結される。枠体1を構成する縦枠12のうち、連結される2つの縦枠12は、連結面18となる外周面が互いに対向するように配置され、それぞれの連結面18に補助連結部材40が固定される。この補助連結部材40が連結部材30と係合することによって、枠体1同士が連結される。
連結部材30は、金属材によって形成されており、断面中空状の本体部31を備えている。本体部31の室外面からは室外側に向かって伸びる室外突出部32が形成されている。室外突出部32の先端部分は2方向に枝分かれするように形成されており、それぞれには室内側に向かう係止部33と室外側に向かうカバー取付部34が形成される。
連結部材30の本体部31は、両側の側面にそれぞれ凹部31aを備え、さらにその室内側には室内側突出片35がそれぞれ形成されている。そして、本体部31の室内面は、室内側に向かって面し、各枠体1のアングル部16の間に配置される。
連結部材30の室内側には、樹脂材からなる室内カバー部材50が取付けられる。室内カバー部材50は、連結部材30の室内面とその近傍両側面を保持するように被覆する連結部材保持部50aと、室内側に露出する室内面部50bとを有している。室内カバー部材50の室内面部50bは、連結される枠体1のアングル部16間に渡る平面状に形成されており、両者間の室内面を連続的に構成する。
連結部材30の室外側には、樹脂材からなる室外カバー部材51が取付けられる。室外カバー部材51は、連結部材30のカバー取付部34に対して係合固定される固定部51aと、室外側に露出する室外面部51bとを有している。室外カバー部材51の室外面部51bは、連結される枠体1の室外張出部17間に渡る平面状に形成されており、両者間の室外面を略連続的に構成する。
両枠体1に取付けられる補助連結部材40は、連結面18に略沿う形状を有しており、金属材により形成されている。枠体1の連結面18は、室外側端部から室内側まで、概ね面一状となっているが、アングル部16の室外側部分は室内側凹部18aとして凹状に形成されている。
補助連結部材40は、連結面18の平面部分に当接する当接部41を備え、当接部41の室外側端部は略L字状に形成されて保持部43を構成している。保持部43の先端部分は、連結部材40の係止部33に対して係止される掛止部42とされている。また、補助連結部材40の室内端部には、枠体1の連結面18に形成された室内側凹部18aに沿う形状を有してこれに係止される係合固定部44が形成されている。係合固定部44は、当接部41から屈曲する部分が、連結部材30の本体部31に形成された室内側突出片35に対して係止され、掛止部42による係止と合わせて補助連結部材40を連結部材30に対して固着させる。
補助連結部材40の当接部41は、保持部43に隣接する室外側部分において、連結面18との間に隙間を生じるように形成されており、この隙間にはシール材47が設けられる。このシール材47により、補助連結部材40と枠体1の間の水密性確保が図られる。また、係合固定部44よりも室外側にあるこの領域は、連結面18に対してネジ止め固定をなすネジ固定部45とされている。このように補助連結部材40は、室外側寄りでネジ止めにより連結面18に固定され、室内側寄りで係合固定部44の係合により連結面18に固定される。
連結部材30の本体部31は、上述のように凹部31aを両側に備え、この凹部31aの部分において補助連結部材40の当接部41は、連結面18との間に隙間を有して連結部材30側に寄るように形成されると共に、凹部31aに納まるシール材48を備えている。このシール材48により、連結部材30と補助連結部材40の間の水密性確保が図られる。
補助連結部材40の保持部43は、上述のように略L字状をなすように形成されており、連結面18との間で凹状の領域を構成する。この領域には止水材46が設けられて、連結部材30の係止部33と補助連結部材40の掛止部42とが係止された状態において、連結部材30の係止部33の先端部分が止水材46を押圧する。これにより、連結部材30と補助連結部材40の間の水密性が確保される。また、保持部43と連結面18の間の領域に止水材46が設けられていることで、補助連結部材40と枠体1の間の水密性も確保される。
すなわち、枠体1の連結部分においては、補助連結部材40の室外端部に配置された止水材46により、枠体1と補助連結部材40の間、及び補助連結部材40と連結部材30の間の各水密性を確保し、さらにそれより室内側寄りのシール材47、48によりそれぞれの水密性をさらに高くするようにしている。
図4には、枠体1と連結部材30を連結する際の分解断面図を示している。枠体1と連結部材30を連結するに際しては、まず枠体1の連結面18に補助連結部材40を取付け、補助連結部材40が取付けられた枠体1を連結部材30に対して取付固定する。図4(a)には、枠体1に対して補助連結部材40を取付ける際の分解断面図を示している。枠体1を構成する縦枠12には、外周面に建物開口部に対して当接固定するためのフィン部12aが形成されているが、連結される縦枠12については、このフィン部12aを予め切り取っておく。
補助連結部材40には、保持部43に止水材46を、また、ネジ固定部45にシール材47を、それぞれ設けておく。この状態で、係合固定部44を枠体1の連結面18に形成された室内側凹部18aに対して係止させ、さらに当接部41を連結面18に当接させると共に、ネジ固定部45で連結面18に対してネジ止め固定する。
図4(b)には、補助連結部材40が取付けられた枠体1を連結部材30に取付ける際の分解断面図を示している。建物開口部には予め連結部材30が建て付けられ、この連結部材30に対して補助連結部材40が取付けられた枠体1が固定される。図4(b)に示すように、補助連結部材40の掛止部42を連結部材30の係止部33に対して引っ掛ける。この際、連結部材30の係止部33の先端部が保持部43に保持された止水材46を押圧する。
掛止部42を係止部33に引っ掛けたら、補助連結部材40の当接部41を連結部材30の本体部31の側面に当接させるようにする。それに伴い、補助連結部材40の係合固定部44の当接部41から屈曲する部分が、本体部31の室内側突出片35に対して係止される。これにより、補助連結部材40は連結部材30の係止部33と室内側突出片35によって挟持された形となり、これらの係止によって補助連結部材40が連結部材30に対して固着される。
このように、樹脂サッシにおいて、枠体1の連結面18に金属製の補助連結部材40を設け、この補助連結部材40と金属製の連結部材30を固着することによって枠体1を連結部材30と連結するようにしたことで、金属材同士の連結となるので、水密性を確保しやすく、連結強度も大きくすることができる。また、連結部材30と補助連結部材40がいずれも室内外に露出しないように、室内カバー部材50と室外カバー部材51が設けられるので、全体が樹脂材からなる樹脂サッシが、連結部分においても室内外とも樹脂材で連続させることができ、意匠性を良好にすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、連結部材30と補助連結部材40を、2つの枠体1を横方向に連結する方立として用いたが、同じ構造で2つの枠体1を縦方向に連結する無目としても用いることができる。図5には第2の実施形態における樹脂サッシの正面図を、図6には第2の実施形態における樹脂サッシの縦断面図を、それぞれ示している。第2の実施形態では、枠体1を縦方向に2つ連結する。下側には辷り出し窓が配置され、上側には嵌め殺し窓が配置される。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
すなわち、各枠体1は、それぞれ上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12が方形状に枠組みされてなり、辷り出し窓に設けられる障子2は、上框20と下框21及び左右の縦框22、22を方形状に框組みしてなる框体5内にガラス板からなるパネル体3を納めて構成され、また嵌め殺し窓においては押縁部材15を用いてパネル体3が挟持固定される。
上下の枠体1の連結構造は、第1の実施形態の連結構造と概ね同様である。図7には、図5における枠体1の連結部分付近の拡大図を示している。本実施形態においては下側の枠体1の上枠10外周面と上側の枠体1の下枠11外周面が、それぞれ連結面18となる。枠体1の連結面18には補助連結部材40が設けられ、これと横方向に配設された連結部材30とを固着し両者を連結する。連結部材30と補助連結部材40の構成は、配置方向が縦方向か横方向かの違いを除けば、第1の実施形態と同様である。
すなわち、連結部材30は本体部31と室外突出部32を備え、本体部31は凹部31aと室内側突出片35を有し、室外突出部32には係止部33とカバー取付部34が形成され、補助連結部材40は当接部41と掛止部42及び係合固定部44を有し、掛止部42は止水材46の保持部43を形成し、補助連結部材40には掛止部42の近傍にネジ固定部45が形成されると共に、ネジ固定部45と枠体1の連結面18の間にはシール材47が設けられ、補助連結部材40の室内端部の係合固定部44は連結面18の室内側に形成された室内側凹部18aに対して係合固定され、補助連結部材40を取付けられた枠体1は、掛止部42と係合固定部44がそれぞれ連結部材30の係止部33及び室内側突出片35に対して係止されると共に、保持部43に保持された止水材46が連結部材30の係止部33先端に押圧される。また、連結部材30の室内側には連結される両枠体1のアングル部16間に室内カバー部材50が取付けられ、連結部材30の室外側にはカバー取付部34に対して室外カバー部材51が取付けられる。
このように、枠体1の上下方向の連結においても、左右方向の連結と概ね同様の構造を用いることができ、部品を共用化することができるので、コストダウンを図ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図8には第3の実施形態における樹脂サッシの正面図を、図9には第3の実施形態における樹脂サッシの縦断面図を、それぞれ示している。第3の実施形態では、第2の実施形態と同様に枠体1を縦方向に2つ連結するが、下側に配置されるのはドアであり、上側には嵌め殺し窓が配置される。その他の構成は第2の実施形態と同様である。
ドアの枠体1は、上枠10と下枠11及び左右の縦枠12、12が方形状に枠組みされて構成される。枠体1内には、ドア体4が開閉自在となるように納められる。ドア体4は、上框20と下框21及び左右の縦框22、22を方形状に框組みしてなる框体5内にガラス板からなるパネル体3を納めて構成され、回動自在な開閉装置23を介して枠体1に支持されている。
本実施形態において、上側の嵌め殺し窓の構成は、第2の実施形態と同様である。また、上下の枠体1の連結構造も、第1の実施形態及び第2の実施形態と概ね同様であり、連結部材30と補助連結部材40によって両者が連結されると共に、室内側には室内カバー部材50が取付けられ、室外側には室外カバー部材51が取付けられる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図10には第4の実施形態における樹脂サッシの正面図を示している。第1〜第3の実施形態では、枠体1の横方向または縦方向の連結構造に連結部材30と補助連結部材40を用いたものを示したが、図10に示すように、枠体1を横方向と縦方向の両方に連結しており、この場合においても、枠体1の横方向の連結と縦方向の連結のそれぞれに、同じ構造の連結部材30と補助連結部材40を用い、また室内側には室内カバー部材50を取付け、室外側には室外カバー部材51を取付ける。
本実施形態においては、上部2つが嵌め殺し窓であり、下部2つが辷り出し窓である。まず、嵌め殺し窓と辷り出し窓の各枠体1が、横方向に配置される連結部材30及び補助連結部材40により上下方向に連結され、この上下方向に連結された枠体1同士が、縦方向に配置される連結部材30及び補助連結部材40により左右方向に連結される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態では辷り出し窓と嵌め殺し窓の連結について説明したが、窓の種類は別のものであってもよい。また、3つ以上の枠体を連結してもよいし、左右または上下のみの連結だけでなく左右及び上下に複数の枠体を連結するものであってもよい。
1 枠体
2 障子
3 パネル体
5 框体
10 上枠
11 下枠
12 縦枠
16 アングル部
18 連結面
30 連結部材
31 本体部
32 室外突出部
33 係止部
34 カバー取付部
35 室内側突出片
40 補助連結部材
41 当接部
42 掛止部
43 保持部
44 係合固定部
45 ネジ固定部
46 止水材
50 室内カバー部材
51 室外カバー部材

Claims (6)

  1. 合成樹脂からなる枠体に、合成樹脂からなる框体にパネル体を納めた障子を納め、前記枠体を2つ以上連結してなる樹脂サッシにおいて、
    連結される前記枠体間には金属製の連結部材が配置され、該連結部材は両側面に係止部を備え、前記枠体の連結面にはそれぞれ補助連結部材が固着され、該補助連結部材は前記連結部材の係止部に係止される掛止部を備え、
    前記枠体は前記連結部材及び補助連結部材の室内端部よりも室内側に延出されるアングル部を備え、連結される枠体間で対向する前記アングル部間には合成樹脂からなる室内カバー部材が設けられて前記連結部材及び補助連結部材を室内側に露出させないようにしたことを特徴とする樹脂サッシ。
  2. 前記連結部材の室外端部にはカバー取付部が形成され、該カバー取付部には合成樹脂からなる室外カバー部材が設けられて前記連結部材及び補助連結部材を室外側に露出させないようにしたことを特徴とする請求項1記載の樹脂サッシ。
  3. 前記連結部材の係止部と前記補助連結部材の掛止部の間に止水材が設けられ、前記掛止部が前記係止部に係止されることで、前記止水材により前記連結部材と補助連結部材との間を止水することを特徴とする請求項1または2記載の樹脂サッシ。
  4. 前記補助連結部材の掛止部は前記止水材を保持する断面略L字状とされて前記枠体の連結面との間に凹状の保持部を形成し、前記連結部材の係止部は前記保持部の止水材に圧接されることで止水をなすことを特徴とする請求項3記載の樹脂サッシ。
  5. 前記補助連結部材は室内端部に前記枠体の連結面に係止される係合固定部を備えると共に、該係合固定部より室外側に前記枠体の連結面に対してネジ止め固定されるネジ固定部を備えることを特徴とする請求項3または4記載の樹脂サッシ。
  6. 前記補助連結部材は前記ネジ固定部より室外側に前記掛止部を備え、前記ネジ固定部と前記枠体の連結面との間にはシール材が設けられることを特徴とする請求項5記載の樹脂サッシ。
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