JP4811881B2 - 基板熱処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば半導体ウエハやフラット・パネル・ディスプレー基板(FPD基板)等の基板熱処理装置に関するものである。
一般に、フォトリソグラフィ技術においては、基板にフォトレジストを塗布し、これにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに応じて露光し、この露光パターンを現像処理することによりレジスト膜に所望の回路パターンを形成する、一連の工程によって行われている。
このような処理は、一般に基板にレジスト液を塗布して処理するレジスト塗布処理ユニット、レジスト塗布処理終了後の基板や露光処理後の基板を加熱処理する加熱処理ユニット、加熱処理後の基板を所定温度にまで冷却処理する冷却処理ユニット、基板に現像液を供給して現像処理する現像処理ユニット等が個別に複数段に積み重ねられた状態で備えられており、これらの各処理ユニット間における基板の搬送、並びに基板の搬入出は、基板搬送手段によって行われている。
従来のこの種の基板処理装置として、複数の基板を収容可能なキャリアを配置するキャリアブロックと、上記キャリアから取り出された基板にレジスト塗布・現像処理等を施す上記処理ユニットを具備する処理ブロックと、上記キャリアブロック及び処理ブロック内にそれぞれ配設され、基板を鉛直方向及び水平方向に移動可能な基板搬送手段と、上記キャリアブロックと処理ブロックの間に配置され、複数の基板が載置可能であって、かつ基板を所定温度にまで冷却する前に、基板を待機して予備冷却する冷却プレートを有する基板収納部と、を具備する基板熱処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の基板処理装置によれば、各処理ユニットにおける基板の処理時間の時間差に対応して基板を効率よく搬送し、スループットの向上を図るようにするために、複数の処理ユニットを備えた処理ブロックとインターフェイスブロックとの間又はインターフェイスブロック内に、複数の基板を収容可能な複数段状の基板収納部を設けて、該基板収納部の2方向から基板収納部に対して異なる基板搬送手段によって基板の受渡しを行うことができる。
また、一般に冷却プレート内に冷媒流体の流路を形成する手段として、プレート本体に設けられた冷却管収納導路に冷却管を内設する構造のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2記載の技術と同様の構造として冷却プレートの裏面に冷却管収納溝を設け、この冷却管収納溝内に、熱伝導性に富みかつ屈曲変形容易な例えば銅あるいはアルミニウム製の冷却管を内設して冷媒流体の流路を形成することができる。
特開2007−288029号公報(特許請求の範囲、図1) 特開平11−233520号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、特許文献1記載の装置においては、基板収納部に配設される冷却プレートに複数(例えば3本)の支持ピンを昇降可能に立設し、これら支持ピンによって基板を支持するようにして、基板搬送手段との間で基板の受渡しを行っている。そのため、基板の受渡しに時間を要する懸念があった。また、冷却プレートと支持ピンの昇降駆動機構分の高さが必要となるので、装置全体の高さにより冷却プレートの数を多くすることができず、高生産に対応できないという問題があった。更には、支持ピンの昇降駆動機構の保守・点検に注意を払う必要がある。
また、特許文献2記載の構造においては、冷却管の肉厚が必要なため、冷却プレートの厚みを薄くできない。また、冷却管の屈曲に限界がある上、冷却管の設置に手間を要するという問題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、熱処理プレートの配設スペースを可能な限り小さくして、装置の小型化、基板の収納数の増大を図れるようにし、かつ、熱媒体の流路の自由度及びスループットの向上を図れるようにした基板熱処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、載置された基板を保持しつつ該基板を所定温度に熱処理する熱処理プレートを具備する基板熱処理装置であって、 上記熱処理プレートは、 複数の熱伝導性材料からなる銅製の薄板を積層してなり、かつ、上記薄板を積層することで開設される、熱媒体の供給流路、排出流路及びこれら流路に連通する熱媒体流路と吸着用孔を形成する熱処理プレート本体と、 複数の熱伝導性材料からなる銅製の薄板を積層してなり、かつ、上記薄板を積層することで開設され、上記吸着用孔に連通する吸引流路を形成する基板吸着プレートと、を具備してなり、 上記熱処理プレート本体の上記熱媒体流路上の上記薄板の厚さを1mmとし、その他の薄板の板厚を0.5mmとして、上記薄板同士が、接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する拡散接合方法によって結合される、ことを特徴とする。ここで、拡散接合とは、薄板の素材同士を密着させ、薄板素材の融点以下の温度条件で、塑性変形をできるだけ生じない程度に加圧して、接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する方法である。
このように構成することにより、熱処理プレートを構成する薄板に例えばエッチング処理によって孔やスリット等を開設(加工)して、複数の薄板を積層することによって開設される、熱媒体の供給流路、排出流路及びこれら流路に連通する熱媒体流路を形成することができる。また、吸着用孔及びこの吸着用孔に連通する吸引流路を形成することができる。また、このように薄板同士を拡散接合にて結合することにより、薄板同士の積層部を一体化した状態で結合することができる。
請求項記載の発明は、請求項記載の基板熱処理装置において、上記熱処理プレートの最上層及び最下層に、内部層の薄板に比べて耐強度性を有するステンレス,チタン又はニッケル製の薄板を更に積層してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、熱処理プレートに剛性をもたせることができると共に、プレート表面を硬度にすることができる。
請求項記載の発明は、請求項1記載の基板熱処理装置において、上記熱処理プレート本体の最上層及び最下層に、内部層の薄板に比べて耐強度性を有するステンレス,チタン又はニッケル製の薄板を更に積層してなる、ことを特徴とする。
このように構成することにより、熱処理プレート本体ひいては熱処理プレートに剛性をもたせることができると共に、プレート表面を硬度にすることができる。
また、この発明において、上記熱処理プレートにおける上部側の複数の薄板における任意の複数箇所に取付穴を設け、この取付穴に基板を支持する支持ピンを嵌合立設する方が好ましい(請求項)。
このように構成することにより、熱媒体の流路及び吸引流路と同時に支持ピンの取付穴を成形することができる。
加えて、この発明において、上記供給流路及び排出流路の少なくとも供給流路の供給口と熱媒体供給源とを、温度切換機構を介設した供給管路にて接続してもよい(請求項)。ここで、切換機構とは、供給流路に供給される熱媒体の温度を切り換える機構をいい、例えば切換弁あるいは温調機構等によって形成することができる。
このように構成することにより、基板の熱処理温度を変更することができ、基板の熱処理を目的に応じて容易に変更することができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような顕著な効果が得られる。
(1)請求項記載の発明によれば、熱媒体の流路と吸引流路を一体に形成した板厚の薄い熱処理プレートを具備するので、熱処理プレートの配設スペースを可能な限り小さくして、装置の小型化、基板の収納数の増大を図ることができる。また、複雑な形状の熱媒体の流路を容易に形成することができるので、熱媒体の流路の自由度の向上が図れると共に、基板への伝熱効率の向上が図れ、スループットの向上を図ることができる。
(2)請求項2,3記載の発明によれば、熱処理プレートに剛性をもたせることができると共に、プレート表面を硬度にすることができるので、上記(1)に加えて、更に熱処理プレートの平面精度の向上により熱処理の精度の向上が図れる。
(3)請求項記載の発明によれば、熱媒体の流路及び吸引流路と同時に支持ピンの取付穴を成形することができるので、熱処理プレートの表面に容易に支持ピンを突設することができると共に、支持ピンの位置決めを高精度にすることができる。
(4)請求項記載の発明によれば、熱処理プレートを構成する薄板同士を拡散接合にて結合することにより、薄板同士の積層部を一体化した状態で結合することができるので、熱処理プレートの平面性を高精度にすることができ、熱処理の効率の向上が図れる。
(5)請求項記載の発明によれば、基板の熱処理温度を変更することができ、基板の熱処理を目的に応じて容易に変更することができるので、同一の熱処理プレートを用いて異なる温度の熱処理を施すことができる。
この発明に係る基板熱処理装置を適用したレジスト塗布・現像処理装置の一例を示す概略平面図である。 上記レジスト塗布・現像処理装置の概略斜視図である。 上記レジスト塗布・現像処理装置の概略図であって、処理部の単位ブロックのみを平面状態で重ねて示す概略構成図である。 上記レジスト塗布・現像処理装置における処理ブロックの単位ブロック(DEV層)を示す概略斜視図である。 この発明に係る基板熱処理装置を備える基板収納部を示す概略側面図である。 上記基板収納部を示す概略斜視図である。 上記レジスト塗布・現像処理装置における処理ブロックの単位ブロック(COT層)を示す概略平面図である。 上記レジスト塗布・現像処理装置における処理ブロックの処理ユニットの一例を示す概略断面図である。 この発明における冷却プレートの一例を示す側面図である。 この発明における冷却プレートの要部を示す断面図である。 この発明における冷却プレート本体と、メインアーム及び受渡しアームとの関係を示す概略平面図である。 この発明におけるベースブロック、冷却プレート本体及び基板吸着プレートの積層状態を示す分解斜視図である。 この発明における冷却プレート本体の別の積層状態を示す断面図である。 この発明に係る基板熱処理装置の別の実施形態の要部を示す概略断面図である。 この発明に係る基板熱処理装置の更に別の実施形態の要部を示す概略断面図である。
以下に、この発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る基板熱処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理装置に適用した場合について説明する。
上記レジスト塗布・現像処理装置は、図1ないし図8に示すように、基板である半導体ウエハW(以下にウエハWという)が例えば13枚密閉収容されたキャリア20を搬入出するためのキャリアブロックS1と、複数個例えば5個の単位ブロックB1〜B5を縦に配列して構成された処理ブロックS2と、インターフェイスブロックS3と、第2の処理ブロックである露光装置S4と、を備えている。
上記キャリアブロックS1には、複数個(例えば4個)のキャリア20を載置可能な載置台21と、この載置台21から見て前方の壁面に設けられる開閉部22と、開閉部22を介してキャリア20からウエハWを取り出すためのトランスファーアームCとが設けられている。このトランスファーアームCは、後述する基板収納部を構成する棚ユニットU5に設けられた受渡しステージTRS1,TRS2との間でウエハWの受け渡しを行うように、水平のX,Y方向及び鉛直のZ方向に移動自在、並びに鉛直軸回りに回転自在に移動自在に構成されている。
キャリアブロックS1の奥側には筐体24にて周囲を囲まれる処理ブロックS2が接続されている。処理ブロックS2は、この例では、下方側から、下段側の2段が現像処理を行うための第1及び第2の単位ブロック(DEV層)B1,B2、レジスト膜の下層側に形成される反射防止膜(以下「第1の反射防止膜」という)の形成処理を行うための第1の反射防止膜形成用単位ブロックである第3の単位ブロック(BCT層)B3、レジスト液の塗布処理を行うための塗布膜形成用単位ブロックである第4の単位ブロック(COT層)B4、レジスト膜の上層側に形成される反射防止膜(以下「第2の反射防止膜」という)の形成処理を行うための第2の反射防止膜形成用単位ブロックである第5の単位ブロック(TCT層)B5として割り当てられている。ここで上記DEV層B1,B2が現像処理用の単位ブロック、BCT層B3、COT層B4、TCT層B5が塗布膜形成用の単位ブロックに相当する。
次に、第1〜第5の単位ブロックB(B1〜B5)の構成について説明する。これら各単位ブロックB1〜B5は、前面側に配設され、ウエハWに対して薬液を塗布するための液処理ユニットと、背面側に配設され、上記液処理ユニットにて行なわれる処理の前処理及び後処理を行なうための各種の加熱ユニット等の処理ユニットと、前面側に配設される上記液処理ユニットと背面側に配設される加熱ユニット等の処理ユニットとの間でウエハWの受け渡しを行うための専用の基板搬送手段であるメインアームA1,A3〜A5と、を備えている。
これら単位ブロックB1〜B5は、この例では、各単位ブロックB1〜B5の間で、上記液処理ユニットと、加熱ユニット等の処理ユニットと、搬送手段との配置レイアウトが同じに形成されている。ここで、配置レイアウトが同じであるとは、各処理ユニットにおけるウエハWを載置する中心つまり液処理ユニットにおけるウエハWの保持手段であるスピンチャックの中心や、加熱ユニットにおける加熱プレートや冷却プレートの中心が同じという意味である。
上記DEV層B1,B2は同様に構成されており、この場合、共通に形成されている。このDEV層B1,B2は、図1に示すように、DEV層B1,B2のほぼ中央には、DEV層B1,B2の長さ方向(図中Y方向)に、キャリアブロックS1とインターフェイスブロックS3とを接続するためのウエハWの搬送領域R1(メインアームA1の水平移動領域)が形成されている。
この搬送領域R1のキャリアブロックS1側から見た両側には、手前側(キャリアブロックS1側)から奥側に向かって右側に、上記液処理ユニットとして、現像処理を行うための複数個の現像処理部を備えた現像ユニット31が例えば2段設けられている。各単位ブロックは、手前側から奥側に向かって左側に、順に加熱系のユニットを多段化した例えば4個の棚ユニットU1,U2,U3,U4が設けられており、この図では現像ユニット31にて行なわれる処理の前処理及び後処理を行なうための各種ユニットを複数段、例えば3段ずつに積層した構成とされている。このようにして上記搬送領域R1によって現像ユニット31と棚ユニットU1〜U4が区画されており、搬送領域R1に洗浄エアを噴出させて排気することにより、当該領域内のパーティクルの浮遊を抑制するようになっている。
上述の前処理及び後処理を行うための各種ユニットの中には、例えば図4に示すように、露光後のウエハWを加熱処理するポストエクスポージャーベーキングユニットなどと呼ばれている加熱ユニット(PEB1)や、現像処理後のウエハWの水分を飛ばすために加熱処理するポストベーキングユニット等と呼ばれている加熱ユニット(POST1)等が含まれている。これら加熱ユニット(PEB1、POST1)等の各処理ユニットは、それぞれ処理容器51内に収容されており、棚ユニットU1〜U4は、上記処理容器51が3段ずつ積層されて構成され、各処理容器51の搬送領域R1に臨む面にはウエハ搬出入口52が形成されている。
上記搬送領域R1には上記メインアームA1が設けられている。このメインアームA1は、当該DEV層B1内の全てのモジュール(ウエハWが置かれる場所)、例えば棚ユニットU1〜U4の各処理ユニット、現像ユニット31,棚ユニットU5の各部との間でウエハの受け渡しを行うように構成されており、このために水平のX,Y方向及び鉛直のZ方向に移動自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
また、上記塗布膜形成用の単位ブロックB3〜B5は、いずれも同様に構成されており、上述の現像処理用の単位ブロックB1,B2と同様に構成されている。具体的にCOT層B4を例にして図3,図7及び図8を参照して説明すると、液処理ユニットとしてウエハWに対してレジスト液の塗布処理を行うための塗布ユニット32が設けられ、COT層B4の棚ユニットU1〜U4には、レジスト液塗布後のウエハWを加熱処理する加熱ユニット(CLHP4)や、レジスト液とウエハWとの密着性を向上させるための疎水化処理ユニット(ADH)を備えており、DEV層B1,B2と同様に構成されている。すなわち、塗布ユニット32と加熱ユニット(CLHP4)及び疎水化処理ユニット(ADH)とをメインアームA4の搬送領域R4(メインアームA4の水平移動領域)によって区画するように構成されている。そして、このCOT層B4では、メインアームA4により、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1と、塗布ユニット32と、棚ユニットU1〜U4の各処理ユニットと、に対してウエハWの受け渡しが行われるようになっている。なお上記疎水化処理ユニット(ADH)は、HMDS雰囲気内でガス処理を行なうものであるが、塗布膜形成用の単位ブロックB3〜B5のいずれかに設けられればよい。
また、BCT層B3は、液処理ユニットとして、ウエハWに対して第1の反射防止膜の形成処理を行うための第1の反射防止膜形成ユニット33が設けられ、棚ユニットU1〜U4には、反射防止膜形成処理後のウエハWを加熱処理する加熱ユニット(CLHP3)を備えており、COT層B4と同様に構成されている。すなわち、第1の反射防止膜形成ユニット33と加熱ユニット(CLHP3)とをメインアームA3の搬送領域R3(メインアームA3の水平移動領域)によって区画するように構成されている。そして、この第3の単位ブロックB3では、メインアームA3により、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1と、第1の反射防止膜形成ユニット33と、棚ユニットU1〜U4の各処理ユニットと、に対してウエハWの受け渡しが行われるようになっている。
また、TCT層B5は、液処理ユニットとして、ウエハWに対して第2の反射防止膜の形成処理を行うための第2の反射防止膜形成ユニット34が設けられ、棚ユニットU1〜U4には、反射防止膜形成処理後のウエハWを加熱処理する加熱ユニット(CLPH5)や、周辺露光装置(WEE)を備えている以外はCOT層B4と同様に構成されている。すなわち、第2の反射防止膜形成ユニット34と加熱ユニット(CLHP5)及び周辺露光装置(WEE)とをメインアームA5の搬送領域R5(メインアームA5の水平移動領域)によって区画するように構成されている。そして、このTCT層B5では、メインアームA5により、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1と、第2の反射防止膜形成ユニット34と、棚ユニットU1〜U4の各処理ユニットと、に対してウエハWの受け渡しが行われるようになっている。
また、処理ブロックS2には、棚ユニットU5に設けられた受渡しステージTRS2とインターフェイスブロックS3側の棚ユニットU6との間でウエハWの受け渡しを行う基板搬送手段であるシャトルアームAが水平のY方向に移動自在及び鉛直のZ方向に昇降自在に配設されている。
なお、シャトルアームAの搬送領域と上記メインアームA1,A3〜A5の搬送領域R1,R3〜R5は、それぞれ区画されている。
また、処理ブロックS2とキャリアブロックS1との間の領域は、ウエハWの受渡し領域R2となっていて、この領域R2には、図1に示すように、トランスファーアームCとメインアームA1,A3〜A5,シャトルアームAがアクセスできる位置に基板収納部である棚ユニットU5が設けられると共に、この棚ユニットU5に対してウエハWの受け渡しを行うための基板受渡し手段をなす受渡しアームDを備えている。この場合、棚ユニットU5は、メインアームA1,A3〜A5,シャトルアームAの水平移動方向(Y方向)の軸線上に配置されており、メインアームA1,A3〜A5,シャトルアームAの進退方向(Y方向)に第1の開口部11が設けられると共に、受渡しアームDの進退方向(X方向)に第2の開口部12が設けられている。
また、上記棚ユニットU5は、図3,図5及び図6に示すように、各単位ブロックB1〜B5のメインアームA1,A3〜A5及びシャトルアームAとの間でウエハWの受け渡しを行うように、例えば2個の受渡しステージTRS1,TRS2を備えており、また、単位ブロックB1〜B5に対応すべく複数に区画された収納ブロック10a〜10dを備えると共に、各収納ブロック10a〜10dに、複数の載置棚13、及びレジスト塗布前にウエハWを所定温度に調整するためや、反射防止膜形成処理前にウエハWを所定温度に調整するためや、露光処理後に加熱処理されたウエハWを所定温度に調整するための、この発明における熱処理プレートである冷却プレート14(CPL1〜CPL6)を備えている。
この場合、第1収納ブロック10aは第1及び第2の単位ブロックB1,B2(DEV層)に対応し、第2収納ブロック10bは第3の単位ブロックB3(BCT層)に対応し、第3収納ブロック10cは第4の単位ブロックB4(COT層)に対応し、第4収納ブロック10dは第5の単位ブロックB5(TCT層)に対応している。
第1収納ブロック10aに配設される冷却プレート14A(CPL7,CPL8)は、枠体16に架設された保持板17上に支持柱17aを介して横設されており、この冷却プレート14A(CPL7,CPL8)には3本の支持ピン15が立設されている。この冷却プレート14A(CPL7,CPL8)はメインアームA1又は受渡しアームDとの間でウエハWの受渡しの機能を有している。
また、冷却プレート14(CPL1〜CPL6)は、図6,図9,図10及び図12に示すように、熱媒体である冷媒流体例えば恒温の冷却水の供給流路61及び排出流路62を有するベースブロック60と、該ベースブロック60の上部に積層され、供給流路61及び排出流路62に連通する冷媒流路63を有する1又は複数(図では2個の場合を示す)の冷却プレート本体64と、冷却プレート本体64の下面に一体に形成される基板吸着プレート67と、ベースブロック60と冷却プレート本体64及び基板吸着プレート67を着脱可能に連結する連結部材すなわち連結ボルト66と、を具備している。なお、冷却プレート14は、恒温の冷却水を循環させる水冷方式のものを使用することができるが、水冷方式以外の方式であってもよい。
この場合、上記ベースブロック60は、例えばステンレス製部材にて形成されており、一つの角部がカットされた略立方体にて形成されている。このベースブロック60の一側面には、図示しない冷却水供給源に接続する供給配管71が接続する供給口60aと、排出配管72が接続する排出口60bと、図示しない吸引手段例えば真空ポンプに接続する吸引配管73が接続する吸引口60cが設けられている。また、供給口60aに連通する供給流路61と、排出口60bに連通する排出流路62とが、ベースブロック60の上面に開口するように垂直方向に平行に設けられている。これら供給流路61と排出流路62の開口端部には、シール部材であるOリング(図示せず)が設けられている。
上記冷却プレート本体64は、例えば銅製部材にて形成されており、図10及び図12に示すように、ベースブロック60の上面の形状と同じ形状の略矩形状の取付基部64aと、取付基部64aの角部から外方に突出する腕部64bの先端に形成される円板部64cとで構成されている。この冷却プレート本体64の取付基部64aには、ベースブロック60の供給流路61に連通する供給流路61aが設けられ、腕部64b及び円板部64cには供給流路61aに連通する冷媒流路63が設けられ、円板部64cにはベースブロック60の排出流路62に連通する排出流路62aが設けられている。
また、冷却プレート本体64の円板部64cの上面の複数箇所例えば5箇所には、円板部64c表面との間に僅かに隙間例えば50μm〜100μmをおいてウエハWを支持する支持ピンであるプロキシミティピン64eが後述する取付穴64h内に嵌挿されて突設されている。また、円板部64cにおける冷媒流路63を回避した位置の4箇所には、吸着用孔64fが穿設されている。また、取付基部64aの辺部側の4箇所には連結ボルト66を貫挿する取付孔75が設けられている。
この場合、冷却プレート本体64は、板厚が例えば0.5mmの複数枚例えば10枚の銅製薄板1を積層してなり、後述する基板吸着プレート67を構成する銅製薄板1に積層されて拡散接合によって結合されている。すなわち、予めエッチング処理によって供給流路61a,排出流路62a,冷媒流路63,吸着用孔64f又はプロキシミティピン64eの取付穴64hの一部を構成する孔やスリット等を開設(加工)した銅製薄板1と、孔やスリット等を有しない銅製薄板1同士を密着させ、銅の融点以下の温度条件で、塑性変形をできるだけ生じない程度に加圧して、接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する拡散接合方法によって結合されている。なお、上記のような銅製薄板1の積層構造では、拡散接合の際に加圧できない箇所があると、接合強度が低下するので、流路の壁2は接合しろSを少なくとも5mm確保する必要がある(図10参照)。また、銅製の冷却プレート本体64の場合、流路上の板厚Tは、拡散接合時の銅軟化を抑えるために、最低1mmは必要である(図10参照)。
上記説明では、冷却プレート本体64が複数枚の銅製薄板1のみを拡散接合によって積層結合した場合について説明したが、図13に示すように、冷却プレート本体64の最上層及び最下層の薄板1a,1bを内層の薄板1cに比べて耐強度性を有する材料、例えばステンレス,チタン又はニッケル製薄板にて形成してもよい。このように冷却プレート本体64の最上層及び最下層の薄板1a,1bを内層の薄板1cに比べて耐強度性を有する材料にて形成することにより、冷却プレート本体64ひいては冷却プレート14に強度をもたせることができると共に、平面精度の向上により熱処理の精度の向上を図ることができる。この場合、ステンレス,チタン又はニッケルは銅に対して熱膨張率が異なるが、ステンレス,チタン又はニッケル製の薄板1a,1bを上下に配置することで、拡散接合時の歪みを抑制することができる。
また、冷却プレート本体64の円板部64cの外周の6箇所には、棚ユニットU5の第1の開口部11から進入するメインアームメインアームA1,A3〜A5(以下、符号A1で代表する)、及び棚ユニットU5の第2の開口部12から進入する受渡しアームDが、冷却プレート14にウエハWを受け渡す際の昇降移動の干渉を回避するための切欠き64gが設けられている(図11参照)。この場合、受渡しアームDのアーム本体90は、一方の湾曲アーム片91が他方の湾曲アーム片92より先端側に延在する変形馬蹄形状に形成されると共に、両アーム片91,92の先端側下部及びアーム本体90の基部側下部の3箇所にウエハWを支持する支持爪93を設けている。また、メインアームA1のアーム本体80は、馬蹄形状に突出する一対の湾曲アーム片81,82の先端側下部及びアーム本体80の基部側下部の4箇所にウエハWを支持する支持爪83を設けている。なお、冷却プレート本体64の円板部64cの外周に設けられる6箇所の切欠き64gは、メインアームA1の支持爪83及び受渡しアームDの支持爪93に対応して設けられている。
このように冷却プレート本体64の円板部64cの外周に切欠き64gを設けることにより、支持ピンを要することなく、冷却プレート14に対するメインアームA1及び受渡しアームDのウエハWの受渡しを行うことができる。
上記基板吸着プレート67は、例えば銅製部材にて形成されており、図10及び図12に示すように、ベースブロック60の上面の形状と同じ形状の略矩形状の取付基部67aと、取付基部67aの角部から外方に突出する腕部67bの先端に形成される略円形の吸着部67cとで構成されている。取付基部67aには、ベースブロック60の供給流路61と連通する供給流路61aと、ベースブロック60の排出流路62と冷却プレート本体64の冷媒流路とを連通する排出流路62aが設けられている。
なお、基板吸着プレート67の取付基部67aの辺部側の4箇所には連結ボルト66を貫挿する取付孔75が設けられている。また、基板吸着プレート67には、ベースブロック60に設けられた吸引口60cと連通し、かつ冷却プレート本体64に設けられた吸着用孔64fに連通する吸引流路67dが設けられている。
この場合、基板吸着プレート67は、冷却プレート本体64と同様に、板厚が例えば0.5mmの複数枚例えば10枚の銅製薄板1を積層してなり、冷却プレート本体64を構成する銅製薄板1に積層されて拡散接合によって結合されている。すなわち、予めエッチング処理によって吸着用孔64fに連通する吸引流路67dの一部を構成する孔やスリット等を開設(加工)した銅製薄板1と、孔やスリット等を有しない銅製薄板1同士を密着させ、銅の融点以下の温度条件で、塑性変形をできるだけ生じない程度に加圧して、接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する拡散接合方法によって結合されている。
なお、積層結合された冷却プレート本体64と基板吸着プレート67における最上層及び最下層の薄板を内層の薄板に比べて耐強度性を有する材料、例えばステンレス,チタン又はニッケル製薄板にて形成してもよい。また、冷却プレート本体64の最上層及び最下層の薄板と基板吸着プレート67の最下層の薄板を内層の薄板に比べて耐強度性を有する材料、例えばステンレス,チタン又はニッケル製薄板にて形成してもよい。このように形成することにより、拡散接合時の歪みを抑制することができ、かつ、冷却プレート14に強度をもたせることができると共に、平面精度の向上により熱処理の精度の向上を図ることができる。
なお、冷却プレート14を複数段積層する場合は、図9及び図12に示すように、下段の冷却プレート本体64の取付基部64aの上面にスペーサ76を介在して上段の冷却プレート14すなわち裏面に基板吸着プレート67を一体に形成した冷却プレート本体64を積層することができる。この場合、スペーサ76は、ベースブロック60と同様に、一つの角部がカットされた略立方体にて形成されており、直下に位置する冷却プレート本体64の供給流路61a及び排出流路62aと連通する供給流路61b及び排出流路62bが設けられると共に、辺部側の4箇所には連結ボルト66を貫挿する取付孔(図示せず)が設けられている。また、スペーサ76の供給流路61b及び排出流路62bにおける下段側の冷却プレート本体64との間、及び上段側の基板吸着プレート67との間には夫々シール部材であるOリング(図示せず)が介在されて、供給流路61及び排出流路62の気水密が維持されている。なお、スペーサ76には基板吸着プレート67の吸引流路67dが連通する吸引口60cが設けられている。
なお、上記説明ではスペーサ76を介して複数の冷却プレート14を積層する場合について説明したが、スペーサ76を冷却プレート本体64の取付基部64a又は基板吸着プレート67の取付基部67aに一体に形成した構造としてもよい。
上記のように構成される冷却プレート14のベースブロック60と、ベースブロック60に設けられた供給流路61及び排出流路62に接続する供給配管71及び排出配管72と、ベースブロック60に設けられた吸引口60cに接続する吸引配管73は、ベースプレートに一体に固定されている。なお、ベースプレート77の一側端下部にはベースプレート77を枠体16に固定するための取付ブラケット78が設けられており、取付ボルト79によってベースプレート77が枠体16に固定されるようになっている。
このようにして冷却プレート14を一体化したベースプレート77は、基板収納部である棚ユニットU5を構成する枠体16に対して引出可能に装着されている。したがって、冷却プレート14を棚ユニットU5に対して引出可能に取り付けることができるので、冷却プレート14の交換や保守・点検等のメンテナンスの向上が図れる。
なお、載置棚13は、図6に示すように、棚ユニットU5の一側から該棚ユニットU5内に突入する複数の板状アーム13aにて形成されている。この場合、板状アーム13aは、例えば先端に約120°の角度で分岐される二又部13bを具備しており、この二又部13bを含む板状アーム13aの先端部における同心円状の等分された3箇所に、ウエハWを板状アーム13aの表面より僅かに隙間例えば約0.5mmをおいて支持するプロキシミティピン18a,18b,18cを突設すると共に、その一つの第1ピン18aを受渡しアームDが棚ユニットU5内に進入する方向に平行に配置している。
なお、上記説明では、載置棚13の板状アーム13aは二又部13bを具備する場合について説明したが、第1の開口部11から進入するメインアームのアーム本体80と第2の開口部12から進入する受渡しアームDのアーム本体90が干渉しなければ任意の形状でよく、例えば円形状に形成してもよい。
また、板状アーム13aは、棚ユニットU5の枠体16の一部に一端が取り付けられて棚ユニットU5の一側から該棚ユニットU5内に突入するように設けられており、各板状アーム13aの基端部同士はスペーサ19を介して連結部材例えば連結ボルト(図示せず)によって着脱可能に積層状に連結固定されている。このように、載置棚13を構成する板状アーム13aを連結ボルトによって着脱可能に積層状に連結固定することにより、処理スケジュールや処理時間に対応させて載置棚13の段数すなわち板状アーム13aの数の増減を容易にすることができる。
なお、図5に示すように、棚ユニットUのキャリアブロックS1側から所定流量の清浄気体を棚ユニットU5内に供給するように構成されている。
なお、受渡しアームDは、図11に示すように、上記湾曲アーム片91,92と支持爪93を有するアーム本体90が棚ユニットU5に対して進退自在に構成されると共に、移動機構(図示せず)により、鉛直のZ方向に昇降自在に構成されている。このようにしてアーム本体90は、X方向に進退自在及び昇降自在に構成され、棚ユニットU5の各収納ブロック10a〜10d、受渡しステージTRS1との間でウエハWの受け渡しを行うことができるようになっている。このような受渡しアームDは、後述する制御部100からの指令に基づいて図示しないコントローラにより駆動が制御される。
上記メインアームA1,A3〜A5及びシャトルアームAは基本的には同様に構成されており、シャトルアームAを代表して説明すると、冷却プレート本体64の円板部64c及び載置棚13の板状アーム13aに設けられたプロキシミティピン18a,18b,18cと干渉しない一対の湾曲アーム片81,82を有する馬蹄形状のアーム本体80を具備すると共に、各湾曲アーム片81,82の先端部及び基端部側下部の4箇所にウエハWを支持する支持爪83を設けている。
したがって、受渡しアームDの場合と同様に、載置棚13同士間のスペースをシャトルアームAのアーム本体80が鉛直方向に移動して載置棚13のプロキシミティピン18a,18b,18cとの間でウエハWの受け渡しが可能な最低限のスペースとすることができるので、限られたスペース内に多くの載置棚13を設けることができる。また、シャトルアームAは、馬蹄形状のアーム本体80の3箇所に支持爪83を設けるので、ウエハWを安定した状態で支持して搬送することができる。
なお、上記複数の載置棚13の間隔は、受渡しアームDのアーム本体90の厚み及びメインアームAのアーム本体80の厚みよりも狭く形成されている。これにより、棚ユニットU5の収納スペースを可能な限り小さくすることができ、棚ユニットU5内へのウエハWの収納枚数の増大、あるいは、ウエハWの収納枚数が少ない場合には装置の小型化が図れる。
なお、メインアームA1(A3〜A5)は、同様に構成されており、図4に示すように、回転駆動機構84、水平ガイドレール86及び垂直ガイドレール87に沿って移動するための移動機構85によって、X方向に進退自在,Y方向に移動自在,昇降自在及び鉛直軸回りに回転自在に構成され、棚ユニットU1〜U6の各ユニットや受渡しステージTRS1、液処理ユニットとの間でウエハWの受け渡しを行うことができるようになっている。このようなメインアームA1は、制御部100からの指令に基づいて図示しないコントローラにより駆動が制御される。また、メインアームA1(A3〜A5)の加熱ユニットでの蓄熱を防止するために、ウエハWの受け取り順番をプログラムで任意に制御できるようになっている。
また、上記処理ブロックS2とインターフェイスブロックS3の隣接する領域には、図1及び図3に示すように、メインアームA1,シャトルアームAがアクセスできる位置に棚ユニットU6が設けられている。この棚ユニットU6は、図3に示すように、各DEV層B1,B2のメインアームA1との間でウエハWの受け渡しを行うように、この例では各DEV層B1,B2は、2個の受渡しステージTRS3を備えている。
また、棚ユニットU6の上部には上記棚ユニットU5と同様に、各単位ブロックB1〜B5のメインアームA1,A3〜A5及びシャトルアームAとの間でウエハWの受け渡しを行うように、例えば2個の受渡しステージTRS4,TRS5を備えており、また、単位ブロックB1〜B5に対応すべく複数に区画された収納ブロック10e〜10hを備えると共に、各収納ブロック10e〜10hに、複数の載置棚13、及び反射防止膜形成処理後にウエハWを所定温度に調整するためや、露光処理後に加熱処理されたウエハWを所定温度に調整するための冷却プレート14(CPL9〜CPL16)と、バッファ用の載置棚13を備えている。
この場合、第1収納ブロック10eは第1及び第2の単位ブロックB1,B2(DEV層)に対応し、第2収納ブロック10fは第3の単位ブロックB3(BCT層)に対応し、第3収納ブロック10gは第4の単位ブロックB4(COT層)に対応し、第4収納ブロック10hは第5の単位ブロックB5(TCT層)に対応している。
また、棚ユニットU6のX方向の背部側には上記基板受渡しアームDと同様の構造の受渡しアームEが配設されており、この受渡しアームEによって各収納ブロック10e〜10hの冷却プレート14,14A(CPL9〜CPL16)や載置棚13に対してウエハWを受渡しすることができるように構成されている。
なお、図8はこれら処理ユニットのレイアウトの一例を示すものであって、このレイアウトは便宜上のものであり、処理ユニットは加熱ユニット(CLHP、PEB、POST),疎水化処理装置(ADH),周縁露光装置(WEE)に限らず、他の処理ユニットを設けるようにしてもよいし、実際の装置では各処理ユニットの処理時間などを考慮してユニットの設置数が決められる。
一方、処理ブロックS2における棚ユニットU6の奥側には、インターフェイスブロックS3を介して第2の処理ブロックである露光装置S4が接続されている。インターフェイスブロックS3には、処理ブロックS2のDEV層B1,B2の棚ユニットU6の各部と露光装置S4とに対してウエハWの受け渡しを行うためのインターフェイスアームFを備えている。このインターフェイスアームFは、処理ブロックS2と露光装置S4との間に介在するウエハWの搬送手段をなすものであり、この例では、上記DEV層B1,B2の受渡しステージTRS3に対してウエハWの受け渡しを行うように、水平のX,Y方向及び鉛直のZ方向に移動自在、鉛直軸回りに回転自在に構成されている。
上記のように構成されるレジスト塗布・現像処理装置では、5段に積層された各単位ブロックB1〜B5の間で、上述の受渡しアームD,Eにより、それぞれ受渡しステージTRS1〜TRS5を介して、自由にウエハWの受け渡しを行なうことができると共に、上述のインターフェイスアームFにより、現像処理用の単位ブロックB1,B2を介して処理ブロックS2と露光装置S4との間でウエハWの受け渡しを行うことができるように構成されている。
次に、上記のように構成されるレジスト塗布・現像処理装置におけるウエハWの搬送処理態様について、図1〜図4、図7及び図8を参照して説明する。なお、ここでは、棚ユニットU5の収納ブロック10a〜10dの最下段の第1収納ブロック10aには、2段の冷却プレートCPL7,CPL8が配置され、その上段の第2収納ブロック10bには、2段の冷却プレートCPL1,CPL2と複数の載置棚13(BUF1)が配置され、その上段の第3収納ブロック10cには、2段の冷却プレートCPL3,CPL4と複数の載置棚13(BUF2)が配置され、そして、その上段すなわち最上段の第4収納ブロック10dには、2段の冷却プレートCPL5,CPL6と複数の載置棚13(BUF3)が配置される場合について説明する。また、棚ユニットU6の収納ブロック10e〜10hの最下段の第1収納ブロック10eには、2段の冷却プレートCPL9,CPL10が配置され、その上段の第2収納ブロック10fには、2段の冷却プレートCPL11,CPL12と複数の載置棚13(BUF1)が配置され、その上段の第3収納ブロック10cには、2段の冷却プレートCPL13,CPL14と複数の載置棚13(BUF2)が配置され、そして、その上段すなわち最上段の第4収納ブロック10dには、2段の冷却プレートCPL15,CPL16と複数の載置棚13(BUF3)が配置される場合について説明する。
<レジスト膜の下側に反射防止膜を形成する搬送処理形態>
まず、外部からキャリア20がキャリアブロック21に搬入され、トランスファーアームCによりこのキャリア20内からウエハWが取り出される。ウエハWは、トランスファーアームCから受渡しアームDに受け渡された後、受渡しアームDにより棚ユニットU5の第2収納ブロック10bの冷却プレート14(CPL1)まで搬送され、この冷却プレートCPL1上に載置されて所定の冷却温度例えば室温に温度調整される。その後、BCT層B3のメインアームA3に受け渡される。
そしてBCT層B3では、メインアームA3により、第1の反射防止膜形成ユニット33→加熱ユニット(CLHP3)→棚ユニットU5の第2収納ブロック10bの載置棚BUF1の順序で搬送されて、第1の反射防止膜が形成される。第2収納ブロック10b内の載置棚BUF1に載置されたウエハWは、受渡しアームDによって第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3(CPL4)に搬送され、この冷却プレートCPL3(CPL4)上に載置されて所定温度(例えば室温)に温度調整される。
続いて第3収納ブロック10cのウエハWはメインアームA3により、塗布ユニット32→加熱ユニットCLHP4→棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2の順序で搬送されて、第1の反射防止膜の上層にレジスト膜が形成される。第3収納ブロック10cの載置棚BUF2に載置されたウエハWは、受渡しアームDによって第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3(CPL4)に搬送され、この冷却プレートCPL3(CPL4)上に載置されて所定温度(例えば室温)に温度調整される。
その後、受渡しアームDが棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3(CPL4)に進入してウエハWを受け取り、棚ユニットU5の受渡しステージTRS2に受け渡す。続いてシャトルアームAにより棚ユニットU6の受渡しステージTRS5に搬送される。続いて受渡しステージTRS5のウエハWは、インターフェイスアームFにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われる。
露光処理後のウエハWは、インターフェイスアームFにより、棚ユニットU6の受渡しステージTRS3→加熱ユニット(PEB1)→棚ユニットU6の冷却プレートCPL9(CPL10)→現像ユニット31→加熱ユニット(POST1)に搬送され、所定の現像処理が行われる。このようにして現像処理が行われたウエハWは、トランスファーアームCにウエハWを受け渡すために、棚ユニットU5の第1収納ブロック10aの冷却プレートCPL7(CPL8)に搬送されて所定温度に調整された後、トランスファーアームCにより、キャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
<レジスト膜の上側に反射防止膜を形成する搬送処理形態>
まず、外部からキャリア20がキャリアブロック21に搬入され、トランスファーアームCによりこのキャリア20内からウエハWが取り出される。ウエハWは、トランスファーアームCにより、棚ユニットU5の受渡しステージTRS1に搬送された後、受渡しアームDにより、棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL3まで搬送され、この冷却プレートCPL3上に載置されて所定の冷却温度例えば室温に温度調整される。その後、COT層B4のメインアームA4に受け渡される。そして、ウエハWは、メインアームA4により、疎水化処理ユニット(ADH)→棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの冷却プレートCPL4に搬送され、冷却プレートCPL4上に載置されて所定温度(室温)に温度調整される。次に、メインアームA4によって棚ユニットU5から取り出されたウエハWは、塗布ユニット32に搬送されて、塗布ユニット32においてレジスト膜が形成される。レジスト膜が形成されたウエハWは、メインアームA4によって加熱ユニット(CLHP4)に搬送されて、溶剤をレジスト膜から蒸発させるためのプリベークが施される。その後、ウエハWは、メインアームA4によって棚ユニットU5の第3収納ブロック10cの載置棚BUF2上に収納されて一時待機する。
続いて第3収納ブロック10cのウエハWは、受渡しアームDによって棚ユニットU5の第4収納ブロック10dの冷却プレートCPL5(CPL6)に搬送され、冷却プレートCPL5(CPL6)上に載置されて所定温度(室温)に温度調整された後、メインアームA5によりTCT層B5のメインアームA5に受け渡される。そして、TCT層B5では、メインアームA5により、第2の反射防止膜形成ユニット34→加熱ユニット(CLHP5)→棚ユニットU5の第4収納ブロック10cの載置棚BUF3の順序で搬送されて、第2の反射防止膜が形成される。なお、この場合、加熱ユニット(CLHP5)による加熱処理後に周辺露光装置(WEE)に搬送して、周辺露光処理を行った後に、棚ユニットU5の第4収納ブロック10cの載置棚BUF3に搬送してもよい。
その後、受渡しアームDが棚ユニットU5の第4収納ブロック10dの載置棚BUF3に進入してウエハWを受け取り、棚ユニットU5の受渡しステージTRS2に受け渡す。続いてシャトルアームAにより棚ユニットU6の受渡しステージTRS5に搬送される。続いて受渡しステージTRS5のウエハWは、インターフェイスアームFにより露光装置S4に搬送され、ここで所定の露光処理が行われる。
露光処理後のウエハWは、インターフェイスアームFにより、棚ユニットU6の受渡しステージTRS3→加熱ユニット(PEB1)→棚ユニットU6の冷却プレートCPL9(CPL10)→現像ユニット31→加熱ユニット(POST1)に搬送され、所定の現像処理が行われる。このようにして現像処理が行われたウエハWは、トランスファーアームCにウエハWを受け渡すために、棚ユニットU5の第1収納ブロック10aの冷却プレートCPL7(CPL8)に搬送されて所定温度に調整された後、トランスファーアームCにより、キャリアブロックS1に載置されている元のキャリア20に戻される。
上記説明では、レジスト膜の下側に反射防止膜を形成する搬送処理形態と、レジスト膜の下側に反射防止膜を形成する搬送処理形態について説明したが、その他の搬送処理形態例えば、レジスト膜の下側及び上側に反射防止膜を形成する搬送処理形態や反射防止膜無しの搬送処理形態についても上記の搬送処理形態の各工程を組み合わせてウエハWに処理を施すことができる。
以上において、上述の塗布・現像処理装置は、各処理ユニットのレシピの管理や、ウエハWの搬送フロー(搬送経路)のスケジュール管理や、各処理ユニットにおける処理や、メインアームA1,A3〜A5、トランスファーアームC、受渡しアームD,E、インターフェイスアームFの駆動制御を行うコンピュータからなる制御部100を備えており、この制御部100にて、単位ブロックB1〜B5を使用してウエハWを搬送させ、処理が行われるようになっている。
上記搬送フローのスケジュールは単位ブロック内のウエハWの搬送経路(搬送の順番)を指定したものであり、単位ブロックB1〜B5毎に、形成する塗布膜の種類に応じて作成され、これにより単位ブロックB1〜B5毎に複数個の搬送フローのスケジュールが制御部100に格納されている。
また、形成する塗布膜によって、全ての単位ブロックB1〜B5にウエハWを搬送するモードと、現像処理を行なう単位ブロック(DEV層B1,B2)とレジスト液の塗布を行なう単位ブロック(COT層B4)と第1の反射防止膜を形成するための単位ブロック(BCT層B3)とにウエハWを搬送するモードと、現像処理を行なう単位ブロック(DEV層B1,B2)とレジスト液の塗布を行なう単位ブロック(COT層B4)と第2の反射防止膜を形成するための単位ブロック(TCT層B5)とにウエハWを搬送するモードと、現像処理を行なう単位ブロック(DEV層B1,B2)のみにウエハWを搬送するモードとがあり、制御部100のモード選択手段により、形成しようとする塗布膜の種類に応じてウエハWを搬送する単位ブロックを選択すると共に、かつ選択された単位ブロック毎に用意された複数の搬送フローのスケジュールから最適なレシピを選択することにより、形成する塗布膜に応じて使用する単位ブロックが選択されて、当該単位ブロックでは、各処理ユニットやアームの駆動が制御され、一連の処理が行われるようになっている。
このような塗布・現像処理装置では、キャリアブロックS1と処理ブロックS2との間、及び処理ブロックS2と第2の処理ブロックS4(露光装置)との間に、夫々メインアームA1〜A5又は受渡しアームD,Eから受け取ったウエハWを載置して冷却する、支持ピンを不要とする冷却プレート14を具備する棚ユニットU5,U6(基板収納部)を設けるので、支持ピンの昇降時間を省くことができると共に、冷却プレート14による冷却時間を延ばすことができる。したがって、スループットの向上及び処理精度の向上が図れる。また、支持ピンの駆動機構の削減ができるため、冷却プレート14の故障リスクが減り、メンテナンスを容易にすることができ、かつ冷却プレート14の高さ方向のスペースを小さくすることができ、装置の小型化が図れる。
更にまた、冷却プレート14は、冷媒流体の供給流路61及び排出流路62を有するベースブロック60の上部に、供給流路61及び排出流路62に連通する冷媒流路63を有する冷却プレート本体64の必要数を積層固定してなるので、冷却プレート14の搭載数を増やすことができ、生産性の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態では、この発明に係る基板熱処理装置を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムに適用した場合について説明したが、この発明に係る基板熱処理装置は、FPD基板のレジスト塗布・現像処理システムにも適用できることは勿論である。
また、上記実施形態では、熱処理プレートが冷媒の流路を有する冷却プレート14にて形成される場合について説明したが、所定の温度に設定された熱媒体を流路内に供給して基板を所定温度に加熱又は維持する加熱プレートにて熱処理プレートを形成してもよい。
また、上記実施形態では、熱処理プレート例えば冷却プレート14に所定の温度の冷媒を供給してウエハWを冷却する場合について説明したが、熱処理プレートに異なる温度の熱媒体を切り換え可能に供給するようにしてもよい。例えば、図14に示すように、供給流路61a及び排出流路62aの少なくとも供給流路61aの供給口60aと、異なる温度の熱媒体の供給源3,4とを温度切換機構例えば切換弁6を介設した熱媒体供給管路8にて接続して、熱処理プレート14Bに異なる温度の熱媒体を切り換え可能に供給するようにしてもよい。なお、この場合、切換弁6を切換操作して複数の熱媒体供給源3,4から異なる温度の熱媒体を熱処理プレート14Bに供給しているが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。例えば、図15に示すように、熱処理プレート14Bの供給流路61a及び排出流路62aの少なくとも供給流路61aの供給口60aと、一つの熱媒体供給源5とを接続する熱媒体供給管路8Aに温度切換機構である温調機構7を介設し、例えば制御部100からの制御信号に基づいて温調機構7を温調制御することにより熱媒体を所定の温度に設定して、熱処理プレート14Bに供給するようにしてもよい。
W 半導体ウエハ(基板)
1 銅製薄板
1a 最上層薄板
1b 最下層薄板
3,4,5 熱媒体供給源
6 切換弁(温度切換機構)
7 温調機構(温度切換機構)
8,8A 熱媒体供給管路
14 冷却プレート(熱処理プレート)
14B 熱処理プレート
60a 供給口
61,61a 供給流路
62,62a 排出流路
63 冷媒流路(熱媒体流路)
64 冷却プレート本体
64e プロキシミティピン(支持ピン)
64f 吸着用孔
64h 取付穴
67 基板吸着プレート
67d 吸引流路

Claims (5)

  1. 載置された基板を保持しつつ該基板を所定温度に熱処理する熱処理プレートを具備する基板熱処理装置であって、
    上記熱処理プレートは、
    複数の熱伝導性材料からなる銅製の薄板を積層してなり、かつ、上記薄板を積層することで開設される、熱媒体の供給流路、排出流路及びこれら流路に連通する熱媒体流路と吸着用孔を形成する熱処理プレート本体と、
    複数の熱伝導性材料からなる銅製の薄板を積層してなり、かつ、上記薄板を積層することで開設され、上記吸着用孔に連通する吸引流路を形成する基板吸着プレートと、を具備してなり、
    上記熱処理プレート本体の上記熱媒体流路上の上記薄板の厚さを1mmとし、その他の薄板の板厚を0.5mmとして、上記薄板同士が、接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する拡散接合方法によって結合される、
    ことを特徴とする基板熱処理装置。
  2. 請求項記載の基板熱処理装置において、
    上記熱処理プレートの最上層及び最下層に、内部層の薄板に比べて耐強度性を有するステンレス,チタン又はニッケル製の薄板を更に積層してなる、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  3. 請求項1記載の基板熱処理装置において、
    上記熱処理プレート本体の最上層及び最下層に、内部層の薄板に比べて耐強度性を有するステンレス,チタン又はニッケル製の薄板を更に積層してなる、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記熱処理プレートにおける上部側の複数の薄板における任意の複数箇所に取付穴を設け、この取付穴に基板を支持する支持ピンを嵌合立設してなる、ことを特徴とする基板熱処理装置。
  5. 請求項1ないしのいずれかに記載の基板熱処理装置において、
    上記供給流路及び排出流路の少なくとも供給流路の供給口と熱媒体供給源とを、温度切換機構を介設した供給管路にて接続してなる、ことを特徴とする基板熱処理装置。
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