JP4810763B2 - 距離測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、距離測定装置に関し、特にレーザ光を掃引照射して反射物体による反射光を検出し、レーザ光を照射したタイミングと反射光を検出したタイミングとの時間差に基づいて、反射物体までの距離または距離を表す物理量を算出する距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車などに取り付けられ、車両周囲の所定角度に渡り、レーザ光を断続的に照射して反射物体により反射された反射光を検出し、そのレーザ光を照射したタイミングと、反射光を検出したタイミングとの時間差を測定して、その時間差に基づいて反射物体までの距離を算出する距離測定装置が知られている。このような距離測定装置においては、広い検知エリアを確保するために、掃引照射範囲(スキャンエリア)を広げることが基本的には望ましい。
【0003】
但し、スキャンエリアを広げると、反射光を検出する部分における受光素子部の面積を大きくする必要があり、例えば対向車線を走行している自動車に搭載された距離測定装置から照射されたレーザ光を受光してしまったり、あるいは隣接レーンを走行している自動車に搭載された距離測定装置から照射されたレーザ光の反射物体による反射光を受光してしまったりして、適切な距離測定が妨害されてしまうおそれがある。
【0004】
そのため、例えば特開平7−98381号公報においては、外乱光ノイズの影響を極力小さくする目的で次のような構成を採用している。つまり、受光する部分には複数の受光素子が配列されており、レーザ光の照射方向に応じて、複数の受光素子の内の一部のみを機能させることによって、実質的に受光する面積を小さくするのである。
【0005】
また、例えば特開2000−56018号公報においては、スキャン方式は1次元のままでありながら、2次元の位置情報を得ることのできる距離測定装置が開示されている。これは、例えば上述の特開平7−98381号公報記載の手法においては、距離測定対象の2次元的な位置情報を得るために、受光素子をマトリックス状に配置することはもちろん、レーザ光の照射についても、2次元的に照射方向を変えていく必要がある点を鑑みたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれにしても、レーザ光の照射方向に応じて複数の受光素子の内の一部のみを機能させることを前提としているため、受光素子の分割度合いが大きくなると、受光系と発光系の位置及び角度の不一致によって、反射光がその反射光を受光できるであろうと想定している受光素子に到達しなくなり、検出ができなくなるという不都合が生じる。つまり、受光系と発光系の位置及び角度が一致していれば、ある照射方向へ照射したレーザ光の反射光が予め想定している通りの受光素子にて受光されるため、その受光素子にて受光することで、物体の存在や物体までの距離を測定できる。これに対し、両者の位置・角度の関係が一致していなければ反射光を想定通りの受光素子にて受光できないため、その位置に物体が存在しないと誤判断してしまう。そして逆に、違う位置からの反射光を受光できるよう想定している受光素子にて受光してしまうため、その(実際とは違う)位置に存在すると誤判断してしまうこととなる。このような不都合を防止するためには、発光系の光軸と受光系の光軸の位置と角度を正確に調整しておく必要があるが、この調整は、少なくとも分割受光素子の画素寸法以下の精度を要することとなり、距離測定装置の組付け工程と生産コストを増大させる要因となっていた。
【0007】
そこで、本発明は、組付け工程と生産コストの増大を防止できる距離測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の距離測定装置によれば、行列状に配置された受光素子を備え、レーザ光も、その照射方向を行列状に変更可能であり、少なくとも2つの照射方向へ照射したレーザ光の反射光を受光する受光素子を特定することによって、レーザ光の照射方向とそのレーザ光の反射光を受光可能な受光素子との現実の対応関係を把握する。この把握した対応関係は不揮発性のメモリなどに記憶しておき、その後の距離測定に際して、その対応関係に基づいて切替選択手段は受光素子の切替選択を行う。
【0009】
したがって、例えば発光系の光軸と受光系の光軸の位置と角度を正確に調整していなくても、このようにして把握した対応関係に基づけば、適切な受光素子を切替選択できる。上述したように光学系のハード的な調整は、少なくとも分割された受光素子の画素寸法以下の精度を要することとなり、距離測定装置の組付け工程と生産コストを増大させる要因となっていたが、本発明のようにすれば、最終的な調整はソフト的に行えばよく、ハード的な調整はある程度のレベルに達していればよくなる。そのため、組付け工程と生産コストの増大を防止できる。
【0010】
なお、現実の対応関係を把握する際には、全ての照射方向に実際にレーザ光を照射して対応する受光素子を特定することも考えられる。このようにすれば確実に対応関係を把握することはできるが、対応関係を全て実際に特定するには時間を要する。したがって、少なくとも2つの照射方向へ照射をして対応する受光素子を特定し、それら実際に得た対応関係を基にして、それ以外の照射方向と受光素子との対応関係を推定するようにしてもよい。つまり、受光素子同士の相対的な位置関係が予め分かっているのであれば、一部の対応関係が分かれば、他の対応関係も類推することができるからである。但し、少なくとも2つの対応関係は実際に特定する必要がある。
【0011】
このように最低2つの対応関係を特定することを考えた場合には、請求項3に示すように、その2つの照射方向として、照射角度の差が最大のものを採用することが好ましい。例えば1方向にのみ掃引するのであれば、その両端の照射方向ということである。このように照射角度の差が最大のものを採用すれば、対応する受光素子間の距離も相対的に最大となる。したがって、その距離を基準にして他の対応関係を推定する際の誤差が相対的に最も小さくなると考えられる
また、請求項1記載の距離測定装置によれば、行列状に配置された受光素子を備え、レーザ光も、その照射方向を行列状に変更可能であるため、2つの照射方向として、行列の対角頂点に存在するものを採用することが好ましい。受光素子が行列状の配置の場合、対角頂点となる受光素子が特定されると、その全体形状の規則性から他の対応関係も推定し易いからである。また、このような行列状の照射方向を有することを前提としているため、請求項4に示すように、少なくとも4つの照射方向へレーザ光を照射するようにし、その4つの照射方向として、行列の4角の頂点に存在するものを採用することが好ましい。
【0012】
ところで、現実的には、この対応関係として理想的なものを想定しながら設計及び組み付けを行うことが多い。つまり、上述した組み付け誤差などが生じないとした場合には、その照射方向のレーザ光はどの受光素子で受光するかを予め想定して設定・組み付けを行うのである。したがって、請求項2に示すように、少なくとも2つの照射方向へレーザ光を照射して、その反射光を受光する受光素子を特定し、その特定された受光素子が理想的な対応関係を満たす場合には、理想的な対応関係になっていると判断すればよい。このようにすれば、その後の処理を実行しなくても良いため、処理負荷が軽減される。もちろん、特定された受光素子が理想的な対応関係を満たしていない場合には、その後の処理を続行すればよい。
【0013】
なお、このように理想的な対応関係になっているか否かを確かめるために少なくとも2つの照射方向へレーザ光を照射する場合、やはり請求項3、4に示すような方向へ照射することが好ましい。照射角度の差が大きい方が対応する受光素子間の距離も大きくなり、より正確に「理想的な対応関係か否か」を判断できるからである。また、ずれの発生の仕方は種々考えられるため、請求項4にて説明したように行列状の4角の頂点についての対応関係を確認すれば、より確実に判断できる。
【0014】
一方、レーザ光の反射光を受光する受光素子の特定に際しては、各受光素子の反射光強度に基づいて行ったり(請求項5)、受光した全受光素子の形状の重心位置に基づいて行う(請求項6)ことなどが考えられる。重心位置に基づく場合には、計算の結果が受光素子の境界上にあることも考えられる。この場合、どちらの受光素子を選択しても装置の性能としては変わらないので、便宜上いずれかを対応させるように所定の規則を決めておけばよい。例えばより左上にある受光素子を選択する、といったことである。
【0017】
なお、この距離測定装置は、例えば請求項7に示すように車両に搭載されて用いられることを前提とし、前記レーザ光の掃引方向が車幅方向あるいは車高方向であることが考えられる。このように設定すると、距離測定に際して、測定対象物の位置が、車幅方向及び車高方向の2次元位置として得られるため、処理が容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、実施の形態の距離測定装置1を表す概略構成図である。なお、本実施の形態の距離測定装置1は、自動車に搭載されて前方の車両や障害物等の反射物体を検出するためのものである。
【0019】
本距離測定装置1は、送受信部31と演算部33とを主要部として次のように構成されている。図1に示すように、送受信部31は、パルス状のレーザ光を、スキャン機構部35を介して放射する半導体レーザダイオード(以下、単にレーザダイオードと称する。)39と、図示しない反射物体としての障害物に反射されたレーザ光を受光レンズ41を介して受光し、そのパルス状の強度変化に対応する電流変化を出力する受光素子部43とを備えている。
【0020】
レーザダイオード39はLD駆動部40を介して演算部33に接続され、演算部33からのトリガー信号としての駆動信号によりレーザ光を放射(発光)する。また、スキャン機構部35は、絞り45、投光レンズ46、ミラー47及びスキャナ49を備えており、レーザダイオード39から放射されたレーザ光は絞り45によって断面が略長方形状の光ビームとされ、投光レンズ46によって光ビームの断面がさらに細長くされる。そして、そのレーザ光は、スキャナ49によって揺動されるミラー47を介して掃引照射される。本実施形態においては、このレーザ光は、車両の前方において、車幅方向の水平面内の所定角度に渡り掃引照射される。本実施形態のスキャン機構部35によるスキャンエリアは、縦方向(車高方向)が4deg、横方向(車幅方向)が15degの矩形領域であり、スキャナ49は、横方向(車幅方向)の15deg分が確保できるようにミラー47を横方向へ揺動してレーザ光を横方向に掃引照射する。また、縦方向(車高方向)にも4deg分が確保できるようにミラー47を縦方向に揺動してレーザ光を縦方向に掃引照射する。
【0021】
なお、このように2次元的に照射方向を変える場合、ミラー47としてガルバノミラーを用いる場合には、そのガルバノミラーを縦方向の軸回りに揺動(つまり横方向への揺動)可能な構成を採用すると共に、その構成自体を横方向の軸回りに揺動(つまり縦方向への揺動)可能に構成することが考えられる。また、ガルバノミラーではなくポリゴンミラーを用いてもよい。この場合には、ポリゴンミラーの各面の倒れ角が異なるため、ポリゴンミラーを所定の軸回りに揺動(あるいは回転)させるだけで、2次元的にスキャンできる。
【0022】
一方、受光素子部43は、受光レンズ41を介して受光したレーザ光のパルス状の強度変化に対応する電流変化を出力するフォトダイオード(PD)の画素が行列状に配置されている。本実施形態においては、上述したスキャンエリア(縦方向(車高方向)4deg、横方向(車幅方向)14deg)よりも広く縦方向(車高方向)5deg、横方向(車幅方向)16degに所定数ずつ配置されたPDマトリックスとして構成されている。
【0023】
そして、図2に示すように、そのPDマトリックスの行単位で各PD画素の機能の発揮の有無を切り替える垂直方向選択部51と、列単位で各PD画素の機能の発揮の有無を切り替える水平方向選択部52とを備えている。そして、これら垂直方向選択部51及び水平方向選択部52が両方とも機能発揮側になっている場合にのみ、該当するPD画素の機能が発揮されるよう構成されている。したがって、これら垂直方向選択部51及び水平方向選択部52が画素選択部50を構成する。
【0024】
なお、図2には、画素選択部50と、受光素子部43を構成するPDマトリックスの一部を示した。図2中に破線で囲った部分が1画素を構成しており、各画素の内部には、受光領域を構成するフォトダイオード(PD)、スイッチ1が形成されている。縦横に配列された画素マトリックスの内、縦方向に配列された画素群については、共通の縦方向出力線L11と接続されている。この縦方向出力線L11には、フォトダイオードがスイッチ1を介して接続されており、スイッチ1が接続(SW1=ON)されている場合には、フォトダイオードで光電変換された受光信号が縦方向出力線L11を介して出力される。このスイッチ1は制御線1によって制御されるのであるが、横方向の画素群については、共通の制御線1にて接続されている。つまり、制御線1によってスイッチ1を接続(ON)させる制御をした場合には、横方向の画素群については全てスイッチ1が接続されることとなる。
【0025】
一方、上述した縦方向出力線L11は、最終的には1本の出力線L12にまとめられてアンプ(図1参照)53を介して時間計測回路61へ出力されることとなる。ここで、縦方向の画素群毎に設けられた縦方向出力線L11が出力線L12にまとめられる部分において、各縦方向出力線L11にスイッチ2が設けられている。スイッチ2は、縦方向出力線L11と出力線L12とを接続または切断するためのスイッチである。そして、これらスイッチ2は制御線2によって制御される。これら制御線1及び2は画素選択部50(図1参照)とつながっており、画素選択部50は、制御線1及び2を介して任意の画素を選択する。任意画素の選択は次のようになされる。なお、各スイッチ1及び2は、それぞれ制御線1及び2の電位が高い(Highレベル)場合には接続(ON)状態となり、電位が低い(Lowレベル)の場合には切断(OFF)状態となる。
【0026】
まず、第1の選択動作として制御線1をHighとすると、スイッチ1がONとなり、画素マトリックス中の横方向の画素群が選択される。一方、第2の選択動作として制御線2をHighとすると、スイッチ2がONとなり、画素マトリックス中の縦方向の画素群が選択される。これによって、第1の選択動作にて選択された横方向の画素群と、第2の選択動作にて選択された縦方向の画素群とが重複する画素のみが選択されることとなる。このような動作によって、任意の画素を1つ以上選択できる。当然複数の画素を同時に選択することもできる。選択画素のフォトダイオードからの受光信号は、スイッチ1を介して縦方向出力線L11へ出力され、スイッチ2を介して出力線L12へ出力され、アンプ53を介して時間計測回路61へ入力される。なお、アンプ53に入力させる前に、例えばSTC回路を介して所定レベルに増幅してもよい。受信信号強度は目標物までの距離の4乗に反比例するため、近距離にリフレクタ等の反射率の高いものがあり受光強度がきわめて強くなった場合を補償する点でこのSTC回路は好ましい。
【0027】
時間計測回路61には、演算部33からLD駆動部40へ出力される駆動信号も入力され、上記駆動信号をスタートパルスPA、上記受光信号をストップパルスPBとし、2つのパルスPA,PB間の位相差(すなわち入力時間差)を2進デジタル信号に符号化して、その値を演算部33へ入力する。この時間計測回路61は、微小時間を数値化することができ、放射されたレーザ光1発に対して複数の受光信号があってもそれぞれの信号についての時間差を検出することができるものである。なお、このことを「マルチラップが可能である」と表現し、またこのようにして得たデータをマルチラップデータと表現している。
【0028】
演算部33は、時間計測回路61からの時間差データと、そのときのミラー47の揺動角に基づき、障害物までの距離および方向を算出する。なお、演算部33には図示しない車速センサからの車速信号も入力している。
次に、このように構成された距離測定装置1の作動について説明する。
【0029】
まず、距離測定の概略について説明する。演算部33がLD駆動部40に対して、レーザダイオード39を発光させるために発光トリガーとしての駆動信号を出力し、レーザダイオード39を発光させる。この発光に対応し、図示しない障害物に反射されたレーザ光を受光レンズ41を介して受光する。そしてこの受光したレーザ光は、受光素子部43でその強度に対応する電流に変換され、アンプ53を介して時間計測回路61へ入力する。そして、時間計測回路61は、放射されたレーザ光1発に対して複数の反射信号があってもそれぞれの信号についての時間差を検出して、マルチラップ距離データとして演算部33に入力する。この時間計測回路61から入力された距離データは、演算部33の図示しないRAMに記憶される。演算部33により時間差から求められた距離データは、受光素子部43における検出の遅延時間やアンプ53における検出の遅延時間を考慮して、距離に対応した正確な時間差に変換した後、その時間差と光速とから、正確な距離データとして求められている。なお、直接、距離のデータでなくても、距離を表す物理量ならば良く、例えば前記正確な時間差そのものでも良い。遅延時間が考慮された時間差は距離に比例しているので、距離そのものの代りに用いることができる。このような、正確な距離データあるいは正確な時間差は、時間計測回路61から演算部33が受け取った際に算出しておけば良い。
【0030】
これが距離測定の概略であるが、本実施の形態においては、上述したようにレーザ光を2次元的に走査する。その走査パターンは、測定エリアの中心方向をZ軸としたとき、これに垂直なXY平面内の所定エリアを順次走査する。本実施の形態では、図3に示すように、高さ方向であるY軸を基準方向、車幅方向であるX軸を走査方向とし、まずY軸方向に見た最下部に位置する第1走査ラインについてX軸方向にスキャンする。つまり、A→B→C→D→E→F→Gの順番に照射していく。これで1走査ライン分の検出がなされるので、次に、Y軸方向に見た次の位置にある第2走査ラインにおいても同様にX軸方向にスキャンする。つまり、H→I→J→K→L→M→Nの順番に照射していく。このようにして第4走査ラインまで同様のスキャンを繰り返す。したがって右下のA方向から左上のAB方向に向かって順に走査がされる。
【0031】
一方、受光素子部43においては、このようにレーザ光を2次元的に走査した場合、各照射方向へ照射したレーザ光の反射光が戻ってくると予想される位置に、フォトダイオードの画素がそれぞれ配置されるようなPDマトリックスが準備されている。そのため、レーザ光の照射方向に応じて、その照射方向であれば、PDマトリックス中のこの部分に受光するであろうと予測される受光素子(画素)だけを機能発揮させる。例えば、図4(a)に示す車両Aを測距対象としている場合は、その車両Aからの反射光は受光レンズ41を介して受光素子部43中の相対的に右部側に受光すると予測される。したがって、その受光が予測される受光素子(画素)を特定し、該当する受光素子のみが機能発揮されるようにする。
【0032】
このようにレーザ光の照射方向に応じて機能を発揮させる受光素子を切替選択するようにすれば、外乱光ノイズの影響を極力小さくできる。例えば図4(a)中の車両Bが対向車線を走行している自動車であったとすると、その車両Bに搭載された距離測定装置から照射されたレーザ光は、受光レンズ41を介して受光素子部43中の相対的に左部側に受光すると予測されるが、その部分の受光素子は機能発揮されない状態とされている。そのため、その車両Bからのレーザ光による悪影響は生じない。
【0033】
このような利点はあるが、次のような問題も内在している。つまり、レーザ光の照射方向に応じて受光素子部43中の一部の受光素子のみを機能させるため、受光系と発光系の位置及び角度の不一致によって、反射光が、その反射光を受光できるであろうと想定している受光素子に到達しなくなり、検出ができなくなるという不都合が生じる。例えば、本実施の形態では、図4に示すように、基板44上にレーザダイオード39及び受光素子部43を配置している。この場合、例えば図4(b)に示すように、受光素子部43が破線で示す理想的な位置から実線で示すずれた位置に組み付けられる可能性がある。もちろん、受光素子部43だけでなく、受光側で言えば受光レンズ41、側発光系で言えばレーザダイオード39、投光レンズ46、絞り45、ミラー47及びスキャナ49などの全ての構成要素の位置と角度が要求値以内に精度良く組み付けられる必要があり、いずれもずれの原因となり得る。これら受光系と発光系の位置及び角度が一致していれば、ある照射方向へ照射したレーザ光の反射光が予め想定している通りの画素にて受光されるため、その(想定している)受光素子のみを機能発揮させることで上述の利点が得られるが、両者の位置・角度の関係が一致していなければ反射光を想定通りの画素にて受光できないため、その位置に物体が存在しないと誤判断してしまう。そして逆に、違う位置からの反射光を受光できるよう想定している受光素子にて受光してしまうため、その(実際とは違う)位置に存在すると誤判断してしまうこととなる。このような不都合を防止するためには、発光系の光軸と受光系の光軸の位置と角度を正確に調整しておく必要があるが、この調整は、少なくとも受光素子部43の1画素寸法以下の精度を要する。そのため、組付け工程と生産コストを増大させてしまう。
【0034】
そこで、本実施の形態では、組み付け後に、下記に示すようないわばソフト的な調整を行うことによって、上述のような組み付け時におけるハード的な高精度の調整を不要にした。
本調整は、簡単に言えば、所定の2方向へ照射したレーザ光の反射光を受光する受光素子を特定し、それに基づいて「現実の対応関係」を把握するというものである。図5のフローチャートはその調整処理の手順を示している。図3及び図5を参照しながら詳しく説明する。
【0035】
発光部及び受光部を組み付ける。なお、本実施の形態では、図3に示すように、レーザ光の照射方向が横方向(X方向)に7ライン、縦方向(Y方向)に4ラインの計28ラインにて2次元的に(行列状に)なされる。一方、受光素子部43のPDマトリックスは、この各照射方向にそれぞれ一の受光素子(画素)が対応するように準備されている。但し、図3に示すように、横方向(X方向)に8個、縦方向(Y方向)に5個の計40個が行列状に配置されており、1行分及び1列分それぞれ余分に準備されている。そして、各受光素子には、左上から右下にかけて1〜40までの番号が順番に付されている。ここで、理想的な組付けがなされた場合には、照射方向A〜Gはそれぞれ番号1〜7の受光素子によって受光され、以下同様に、照射方向H〜Nはそれぞれ番号9〜15の受光素子、照射方向O〜Uはそれぞれ番号17〜23の受光素子、照射方向V〜ABはそれぞれ番号25〜31の受光素子にて受光される。したがって、このような標準の対応関係が、演算部33内あるいはその他の場所に準備された不揮発性メモリに格納されている。
【0036】
このような状態で、まず、図3にて示した発光の照射範囲の角の部分であるA方向及びA方向とは対角に位置するAB方向に反射物体を設置する。そして、まずA方向にレーザ光を照射し(S10)、受光素子の中でその反射光が返ってくる可能性のあるものを順番に機能発揮させ、受光強度を検出する(S20)。なお、「反射光が返ってくる可能性のある受光素子」としては、例えばA方向に発光する場合であれば、標準の対応関係であれば番号1の受光素子及びその周囲の番号2,9,10辺りの受光素子を採用すればよい。そして、S20にて得た受光強度が最も大きな受光素子の番号を「A方向に対応する受光素子番号」として記憶する(S30)。次に、AB方向にレーザ光を照射し(S40)、受光素子の中でその反射光が返ってくる可能性のあるものを順番に機能発揮させて受光強度を検出し(S50)、受光強度が最も大きな受光素子の番号を「AB方向に対応する受光素子番号」として記憶する(S60)。
【0037】
このようにA方向及びAB方向の2方向に対応する受光素子番号が得られたら、それが標準値と一致するか否か判断する(S70)。上述のように、理想的な組付けがなされた場合には、照射方向Aには受光素子番号1が対応し、照射方向ABには受光素子番号31が対応することが分かっている。したがって、これらが両方とも一致していれば(S70:YES)、理想的な組み付けがなされていると判断し、予め記憶されている標準の対応関係を採用することを決定して(S80)、本調整処理を終了する。
【0038】
これに対して、A方向及びAB方向の2方向に対応する受光素子番号のいずれか一方でも標準値と違っている場合には(S70:NO)、ずれが生じていて標準の対応関係をそのまま採用できず、現実の対応関係を把握する必要があるため、S90〜S120の処理を行う。
【0039】
ここでは、A方向に対応する受光素子番号が10、AB方向に対応する受光素子番号が32として得られた場合を例にとって説明する。
S90では、これら2組の対応関係に基づいて、発光光学系での角度と受光光学系での距離の換算を行う。発光光学系におけるA方向とAB方向との照射角度差について考える。両者は、横方向(X方向)には6画素分離れ、縦方向(Y方向)には3画素分離れている。本実施の形態では、横方向の1画素は2degに対応し、縦方向の1画素は1degに対応している。ここで角度が比較的小さい領域であるため、A方向とAB方向との照射角度差について考える際、次のように近似して計算して良い。
【0040】
√{(6×2deg)2+(3×1deg)2}=12.37deg
一方、受光光学系における番号10の受光素子と番号32の受光素子との距離について考える。両者は、横方向(X方向)には6画素離れ、縦方向(Y方向)には2画素離れている。本実施の形態では、横方向の1画素は1mmに対応し、縦方向の1画素は0.5mmに対応している。よって、番号10の受光素子と番号32の受光素子との距離は、次のようになる。
【0041】
√{(6×1mm)2+(2×0.5mm)2}=6.08mm
これらから、発光の照射方向差12.37degが受光素子部43上では6.08mmに対応していることが分かる。
次のS100では、発光光学系と受光光学系の角度の誤差を計算する。図3に示すように、発光光学系では、照射面上におけるA方向からAB方向への角度と横方向(X方向)とのなす角度αは、次のように計算できる。
【0042】
α=tan-1(3/12)=14.04deg
一方、受光光学系における番号10の受光素子から番号32への角度と横方向(X方向)とのなす角度βは、次のように計算できる。
β=tan-1(1/6)=9.46deg
これら角度αと角度βの差γは4.58degであり、これが、発光光学系と受光光学系の角度の誤差となる。つまり、本来は番号1の受光素子にて受光するはずのものが番号10の受光素子にて受光するような平行移動的なずれが生じていると共に、角度γ=4.58degの回転移動的なずれも生じている。
【0043】
このようにして得たS90及びS100での結果を用いて、発光の照射方向と受光素子との対応関係を全て計算する(S110)。本実施の形態では、A方向を基準にして横にm画素、縦にn画素離れた方向に照射する場合は、照射角度として横にm×2deg、縦にn×1degだけ差があることとなる。これは、受光素子部43上における距離に換算すると、横にm×2×0.492mm、縦にn×1×0.492mmとなる。上述の回転に動的なずれによる角度差γを考慮すると、受光素子部43上において、以下のような横変位・縦変位となる。
【0044】
横変位:m×2×0.492×cosγ+n×1×0.492×sinγ[mm]
縦変位:n×1×0.492×cosγ−m×2×0.492×sinγ[mm]
したがって、このような変位によって定まる位置に該当する受光素子を選択して対応づければよい。
【0045】
図3に示す例で、各発光照射方向について、発光の照射方向記号、Aからの横変位、Aからの縦変位、番号10の受光素子からの横変位、番号10の受光素子からの縦変位、該当する受光素子番号を順番に示すと、下記表のようになる。
【0046】
【表1】
【0047】
このようにして得た対応関係を、演算部33内あるいはその他の場所に準備された不揮発性メモリに記憶し(S120)、本調整処理を終了する。
なお、以上説明した測定及び計算を実行するためのプログラムは演算部33内のROMに格納しておく。そして、組み付け後にそのプログラムの実行を指示すれば、上述の調整処理が自動的に実行されて、現実のずれの有無あるいはずれ度合いに応じた対応関係が得られる。
【0048】
以上のように、本実施の形態の距離測定装置1によれば、発光系の光軸と受光系の光軸の位置と角度を正確に調整していなくても、組み付け後にソフト的な調整をするため、組付け工程と生産コストの増大を防止できる。
なお、本実施の形態において、レーザダイオード39、LD駆動部40及びスキャン機構部35が掃引照射手段に相当し、受光レンズ41、受光素子部43が反射光検出手段に相当する。また、時間計測回路61が時間差計測手段に相当し、演算部33が距離算出手段に相当する。また、演算部33及び画素選択部50が切替選択手段に相当し、演算部33などが対応関係把握手段に相当する。なお、図5に示す処理の実行が対応関係把握手段としての処理の実行に相当する。
【0049】
本発明の距離測定装置1は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の態様で構成することができる。以下、そのいくつかについて説明する。
(1)上記実施の形態においては、図5に示すように、A方向及びAB方向の2方向に対応する受光素子番号のいずれか一方でも標準値と違っている場合には(S70:NO)、他の照射方向と受光素子との対応関係を計算を用いて把握した。しかし、計算ではなく、実際に発光及び受光を行って全ての対応関係を把握するようにしてもよい。その場合には、図5のS90〜S120の処理に代えて、図6のS190〜S240の処理を行う。つまり、既に対応関係が分かっているA方向及びAB方向以外の方向へレーザ光を照射し(S190)、受光素子の中でその反射光が返ってくる可能性のあるものを順番に機能発揮させ、受光強度を検出する(S200)。そして、S200にて得た受光強度が最も大きな受光素子の番号を「対応する受光素子番号」として記憶する(S210)。そして、次の発光の照射方向にし(S220)、全ての方向での検出が終わっているか否か判断する(S230)。終わっていなければ(S230:NO)、S190〜S220の処理を繰り返す。一方、全ての方向での検出が終わっていれば(S230:YES)、A方向及びAB方向も含め、全ての照射方向と受光素子番号との対応関係を、演算部33内あるいはその他の場所に準備された不揮発性メモリに記憶する(S240)。
【0050】
なお、このように全ての対応関係を実際に把握する場合であっても、図5の場合と同様に、A方向及びAB方向に対応する受光素子番号が標準値と一致していれば、図6に示す処理は実行せずに、予め記憶されている標準の対応関係を採用する。
【0051】
(2)上記実施の形態においては、レーザ光の照射方向に対応する受光素子として、「受光強度が最も大きい」ものを採用したが、それ以外の手法も考えられる。例えば、受光した全受光素子の形状の重心位置に基づいて行ってもよい。この場合、計算の結果が受光素子の境界上にあることも考えられるが、例えばより左上にある受光素子を選択するようにすることが考えられる。図3の例で言えば、番号1と2の境界、番号1と9の境界にあれば、それぞれ番号1の受光素子を採用する。もちろん、それ以外の規則に基づいても構わない。
【0052】
(3)上記実施の形態では、A方向及びAB方向に対応する受光素子番号が標準値と一致しているかどうかを判断した。これは、照射角度の差が最大のものを採用した結果であるが、必ずしも最大でなくてもよいので、例えば図3の例で言えば、A方向とG方向であってもよい。
【0053】
また、2方向の場合には、照射角度の差がなるべく大きなものが好ましいが、それ以上、例えば4方向について実際に対応する受光素子を検出するのであれば、4角を採用すればよい。図3の例で言えば、A,G,V,ABの4方向である。これらを採用すれば、対応する受光素子の範囲の4角が特定されるため、それ以外の対応関係を計算する際の精度が高くなる。
【0054】
(4)上記実施の形態では、標準的な対応関係が予め分かっていることを前提としたが、そのような標準的な対応関係が存在しない場合であっても、本発明の手法は適用できる。つまり、図5で言えばS70及びS80の処理を除いた内容の処理を実行すればよい。また、全照射方向について発光及び受光を行うのであれば、それでも同様にできる。
【0055】
(5)レーザ光のビーム形状に関連して次のようなバリエーションも考えられる。例えば照射方向がA方向といった場合に、実際には、A1〜A5の5分割して照射することも考えられる。図3の例で言えば、1画素分が2degに相当するので、光ビームの断面が0.4degの横幅を持つレーザ光を0.4degずつずらしながら5回発光させると、2deg分となる。このような形式を取る場合に図5のS10のA方向の発光としては、例えば中央のA3方向の照射方向のみを代表として照射してもよい。あるいは、A1、A5の2つ、A1,A3,A5の3つ、あるいはA1〜A5の全ての照射方向への発光を行っても良い。このように、A方向に対応する受光素子を定めるために複数の方向へ照射する場合には、各照射方向に対応する受光素子番号の内の最も多いものを採用したり、形状の重心位置に対応するものを採用する、といったことが考えられる。
【0056】
(6)上記実施の形態では、受光素子部43が行列状に配置された受光素子で構成された場合を例にとったが、例えば1方向にのみ複数の受光素子が配列されているだけのものであってもよい。
また、受光素子部43は行列状に配置された受光素子で構成されていたとしても、レーザ光の掃引照射方向は1次元であってもよい。例えば、絞り45及び投光レンズ46によって光ビームの断面が略長方形状とされたレーザ光を、図7(a)に示すように、その光ビームの断面形状自体が縦方向(車高方向)の4deg分を確保できるような縦長形状に形成する。そして、同一のスキャン角度において複数回レーザ光を照射し、照射毎に機能発揮させるPD画素を切り替えながら、受光及び測距を行う。この点を、例えば図7(b)に示したPDマトリックスのイメージ図を参照して説明すれば、縦方向に4つの画素があるが、最初は図7(c)に示すように最上部の画素だけを機能発揮させ、2回目は2番目の画素、3回目は3番目の画素、そして最後は図7(d)に示すように最下部の画素だけ、というように順番に機能発揮させる画素を切り替えていく。縦方向4deg、横方向15degのスキャンエリア中における上側に近いほど、受光素子部43のPDマトリックス中では下側に近い画素に受光することとなり、逆にスキャンエリア中における下側に近いほど、受光素子部43のPDマトリックス中では上側に近い画素に受光することとなる。したがって、同一のスキャン角度においてレーザ光を照射したとしても、例えば図7(c)に示すように最上部の画素だけを機能発揮させれば、スキャンエリア中の下部に存在する対象物を測距することができ、図7(d)に示すように最下部の画素だけ機能発揮させれば、スキャンエリア中の上部に存在する対象物を測距することができる。
【0057】
つまり、横方向(車幅方向)にスキャンしているが、そのスキャン方向に垂直な方向(車高方向)での検出対象位置に基づいて、機能を発揮させる受光素子を切替選択できるようにしたため、レーザ光は1次元的にスキャンしていながら、その方向に垂直な方向についての位置情報も得ることができる。したがって、スキャン操作に基づき、横方向(車幅方向)についての位置情報も得れば、測定対象物の2次元的な位置情報を得ることができるのである。これにより、スキャン方式は1次元のままでありながら、2次元の位置情報を得られる距離測定装置1を実現することができる。
【0058】
(7)上記実施の形態では、1の照射方向に対応する受光素子を1つに限定したが、もともと1の照射方向に対して複数の受光素子にて受光することを前提とした構成とすることも可能である。例えば1の照射方向に4つの受光素子が対応するのであれば、図5のS30、S60において、受光強度の強い上位4つの受光素子を選択すればよい。
【0059】
(8)上記実施の形態では、図3に示すように、横方向(X方向)に8個、縦方向(Y方向)に5個の計40個を行列状に配置し、1行分及び1列分それぞれ余分に準備した。しかし、さらに余分に配置してもよい。例えば横方向(X方向)に9個、縦方向(Y方向)に6個の計54個を行列状に配置し、左右上下それぞれ1個分ずつ余分に配置してもよいし、さらに余分に配置してもよい。これは、どの程度のずれが生じることが予想されるかによって、余分に確保しておくエリアを適宜決定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の距離測定装置を表す概略構成図である。
【図2】受光素子部と画素選択部の構成説明図である。
【図3】発光光学系と受光光学系のイメージを示す説明図である。
【図4】(a)は検知対象からの反射光を受光する画素のみ機能発揮させることの説明図、(b)は発光光学系と受光光学系のずれの例を示す説明図である。
【図5】ずれがあった場合、2つの照射方向に対応する受光素子の位置を基準として他の対応関係を計算にて把握する場合の調整処理を示すフローチャートである。
【図6】ずれがあった場合、全ての照射方向について対応する受光素子の位置を検出して対応関係を把握する場合の調整処理を示すフローチャートである。
【図7】別実施形態としてのレーザ光の光ビーム断面のイメージや画素マトリックスのイメージを示す説明図である。
【符号の説明】
1…距離測定装置、31…送受信部、33…演算部、35…スキャン機構部、39…レーザダイオード、40…LD駆動部、41…受光レンズ、43…受光素子部、44…基板、45…絞り、46…投光レンズ、47…ミラー、49…スキャナ、50…画素選択部、51…垂直方向選択部、52…水平方向選択部、53…アンプ、61…時間計測回路
Claims (7)
- レーザ光を掃引照射する掃引照射手段と、
前記掃引照射手段にて掃引照射されたレーザ光が反射物から反射されて来た反射光を検出するために前記掃引方向及び前記掃引方向に垂直な方向に行列状に受光素子が配置された受光素子部を有し、且つ前記受光素子の機能の発揮の有無を個別に制御可能な反射光検出手段と、
前記レーザ光の照射方向に応じて、機能を発揮させる受光素子を切替選択する切替選択手段と、
前記掃引照射手段がレーザ光を照射してから前記反射光検出手段が反射光を検出するまでの時間差を計測する時間差計測手段と、
前記時間差計測手段にて計測された時間差に基づいて前記反射物までの距離または距離を表す物理量を算出する距離算出手段と、を備えた距離測定装置であって、
前記掃引照射手段は、前記レーザ光を前記掃引方向及び当該掃引方向に垂直な方向の両方向に掃引照射して、その照射方向を行列状に変更可能であり、
前記受光素子部の視野を前記レーザ光の掃引照射範囲に対応する大きさよりも大きくしておき、少なくとも2つの照射方向へ照射したレーザ光の反射光を受光する受光素子を特定することによって、前記レーザ光の照射方向と当該レーザ光の反射光を受光する受光素子との現実の対応関係を把握する対応関係把握手段を備え、
前記切替選択手段は、対応関係把握手段によって把握した対応関係に基づいて前記受光素子の切替選択を行うこと
を特徴とする距離測定装置。 - 請求項1記載の距離測定装置において、
前記対応関係把握手段は、
前記レーザ光の照射方向が想定通りであり、当該レーザ光の反射光を受光する受光素子が想定通りに配置された場合の理想的な対応関係を記憶しており、
少なくとも2つの照射方向へレーザ光を照射して、その反射光を受光する受光素子を特定し、その特定された受光素子が前記理想的な対応関係を満たす場合には、その後の処理をすることなく、前記理想的な対応関係を前記現実の対応関係として記憶し、一方、前記特定された受光素子が前記理想的な対応関係を満たさない場合には、その後の処理を続行して前記現実の対応関係を記憶すること
を特徴とする距離測定装置。 - 請求項2記載の距離測定装置において、
前記2つの照射方向として、照射角度の差が最大のものを採用すること
を特徴とする距離測定装置。 - 請求項1記載の距離測定装置において、
少なくとも4つの照射方向へレーザ光を照射するようにし、その4つの照射方向として、行列の4角の頂点に存在するものを採用すること
を特徴とする距離測定装置。 - 請求項1〜4のいずれか記載の距離測定装置において、
前記対応関係把握手段は、
前記レーザ光の反射光を受光する受光素子の特定を、各受光素子の反射光強度に基づいて行うこと
を特徴とする距離測定装置。 - 請求項1〜4のいずれか記載の距離測定装置において、
前記対応関係把握手段は、
前記レーザ光の反射光を受光する受光素子を特定する際、受光した全受光素子の形状の重心位置に基づいて行うこと
を特徴とする距離測定装置。 - 請求項1〜6のいずれか記載の距離測定装置において、
車両に搭載されて用いられることを前提とし、
前記レーザ光の掃引方向は車幅方向あるいは車高方向であること、
を特徴とする距離測定装置。
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