JP4809013B2 - 開閉装置 - Google Patents
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Description
この従来技術では、前記物体感知手段が感知状態から解除状態に変化したときに、送信部(6)から制御装置(受信側装置B)に対し、前記物体感知手段の状態変化を示す信号に併せて、バッテリー電圧を示す電圧信号が送信される。そして、制御装置(受信側装置B)では、受信された電圧信号より、送信部(6)のバッテリー電圧に異常があるか否かを判定し、シャッター装置の制御盤(2)に対し適宜な制御指令を発する。
しかしながら、単一の開閉体に対し複数の物体感知手段を設けるようにした場合には、それら複数の物体感知手段の数に応じて、上記従来の障害物感知装置の各構成部品を複数備える必要があり、特に部品点数が多く比較的コスト高な制御装置(受信側装置B)を複数備えなければならないことは、開閉装置全体のコストを高騰させる一因になりかねない。また、メンテナンス上も好ましくない。
また、上記制御装置(受信側装置B)等の電気回路には、万が一、過電流が流れた際に該電気回路を保護するためのヒューズが用いられるが、メンテナンス等の際、比較的狭いスペースに収まっているヒューズを交換する作業は困難な場合があった。
ここで、上記形態の設置対象物である開閉装置は、少なくとも閉鎖方向へ動作可能な開閉体を備え、該開閉体のスライド動作により空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様(例えば防火シャッター装置等)、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、この開閉装置には、開閉体をその開放方向側の巻取軸によって巻取り、該巻取軸から繰出すようにした態様や、開閉体をその開放方向側の収納部位へ巻き取ることなく収納し、該収納部位から繰出すようにした態様等を含む。
また、前記開閉体には、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等を含むが、この開閉体の好ましい態様としては、金属製のスラットやパネル等の剛性材料から構成される。
また、上記制御装置の具体的構成としては、例えば、入出力装置や、記憶装置、中央処理装置などからなるマイコンと、受信回路とを備えた電子回路とすればよい。
同様に、上記バッテリー正常信号とは、上記送信機のバッテリー電圧が正常であることを示す信号であり、例えば、上記送信機のバッテリー電圧値が予め設定された規定値以上であること示す信号とされる。
すなわち、この独立した構成は、過電流が流れた際に該回路を遮断するヒューズが着脱可能に設けられた電気回路であって、前記ヒューズには、該ヒューズを取外すための取外し工具が具備されている。
ここで、上記予備ヒューズホルダは、上記電気回路に過電流が流れても破損することのないように、上記予備ヒューズを上記電気回路から絶縁して保持する構成とすることが好ましい。
すなわち、この独立した構成は、過電流が流れた際に該回路を遮断するヒューズがヒューズホルダに対し着脱可能に設けられるとともに、予備ヒューズ、及び該予備ヒューズを着脱可能に保持する予備ヒューズホルダが具備された電気回路であって、前記ヒューズには、該ヒューズを取外すための取外し工具が具備され、取外し工具は、前記予備ヒューズを、前記予備ヒューズホルダから取外して前記電気回路上のヒューズホルダに装着するのに用いられるように構成されている。
第一の形態によれば、複数の送信機および捕捉部から入力される複数の信号を単一の制御装置により処理し、該制御装置から所定の制御指令を発するようにしているため、例えば、複数の物体感知手段の物体感知信号に応じて所定の制御指令を発しようとした場合でも、制御装置を複数備える必要がなく、ひいては、当該の開閉装置用物体感知装置の生産性及びメンテナンス性を向上するとともに生産コストを削減することができる。
図1に示す開閉装置用物体感知装置Aは、複数の送信機(図示例によれば第一送信機10と第二送信機10’の二つ)、複数の座板スイッチ(図示例によれば第一座板スイッチ15と第二座板スイッチ15’の二つ)、複数の捕捉部(図示例によれば第一捕捉部21と第二捕捉部21’の二つ)、単数の制御装置20を備え、開閉装置B(図2参照)に具備されている。
開閉装置Bは、本実施の形態の好ましい一例によれば、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設されて、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置である。
この送信機10は、開閉装置Bの開閉体b1下端の座板b2における幅方向の一端側(図2によれば左端側)に固定され、バッテリー12の電力により送信側制御回路部11を動作させることで、開閉体b1よりも閉鎖方向側の物体を感知した際の物体感知信号や、前記バッテリー12の電圧が異常であるか否かを示すバッテリー状態信号(バッテリー異常信号及びバッテリー正常信号を含む)などを光無線発信する。
この第二送信機10’は、開閉装置Bの開閉体b1下端の座板b2における幅方向の他端側(図2によれば右端側)に固定され、上記第一送信機10と略同様に作用する。
このバッテリー12は、1次電池であっても、2次電池(充電式電池)であってもよい。更に、このバッテリー12は、単数であっても複数であってもよく、複数とした場合には、直列接続であっても並列接続であってもよい。
この物体感知手段の具体例としては、図3に示すように、座板b2に物体との当接により開放方向へ移動可能な可動部材b21を設け、該可動部材b21の開放方向への移動を、第一座板スイッチ15(又は第二座板スイッチ15’)により感知する構成とすればよい。
なお、第一座板スイッチ15(又は第二座板スイッチ15’)は、図示例によれば接触式スイッチ(例えば、リミットスイッチや、マイクロスイッチ、テープスイッチ等)による構成としているが、非接触式スイッチ(例えば、近接スイッチや、赤外線センサ等)による構成とすることも可能である。
なお、前記接点のON/OFFを逆にすることが可能なのは勿論である。
また、第一座板スイッチ15(第二座板スイッチ15’)は、図示例によれば、第一送信機10(又は第二送信機10’)と別体に構成されているが、第一送信機10(又は第二送信機10’)と一体的に構成することも可能である。
第一捕捉部21は、第一送信機10の発信部14と一対の関係となるように、第一送信機10の発信部14と対向して配置されている。
同様に、第二捕捉部21’は、第二送信機10’の発信部14と一対の関係となるように、第二送信機10’の発信部14と対向して配置されている。
これら第一捕捉部21および第二捕捉部21’は、制御装置20から電源を供給されて、同制御装置20へ電気信号を送信するように電気配線されている。制御装置20と複数の捕捉部(図示例によれば第一捕捉部21と第二捕捉部21’の二つ)と間の電源用の配線は、制御装置20上の一つの電源供給用端子を共通端子として、該端子に、複数の捕捉部の電源用コードを接続するようにすればよい。
受信側制御回路部22は、所謂マイコンや、受信機回路、開閉装置Bを制御するための制御回路等を備えた電子回路であり、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムに基づき機能することで、第一捕捉部21および第二捕捉部21’や開閉装置Bの制御盤b3等から入力される信号を演算処理し、その処理結果に応じて、適宜な制御指令を開閉装置Bの制御盤b3へ送信する。
制御盤b3は、リレー回路や、シーケンサー、その他の電子回路等により構成され、制御装置20からの制御指令や、操作ボックスb5(図1参照)からの信号に応じて、駆動源b4を回転、停止、反転等させる。
この構成によれば、開閉体b1の閉鎖動作中、座板b2の開閉体幅方向の一端側のみに障害物等の物体が当接した場合、その一端側の部材b21a(又はb21b)のみが相対的に後退するため、一端側の第一座板スイッチ15(又は第二座板スイッチ15’)のみが作動して物体感知信号を出力することになる。
ステップ1bでは、第二捕捉部21’からの物体感知信号があるか否かを判断し、物体感知信号がある場合にはステップ2へ処理を移行し、そうでない場合にはステップ1aへ処理を戻す。
そして、ステップ2では、開閉装置Bの開閉装置制御盤b3に対し所定の制御指令が発せられる。開閉装置制御盤b3は、前記制御指令に基づき駆動源b4を制御することで、閉鎖動作中の開閉体b1を一旦停止し、その直後に所定量反転動作し、再度停止する。
すなわち、図4に示すフローチャートによれば、第一座板スイッチ15と第二座板スイッチ15’の内の何れか一方が作動した場合であっても、閉鎖動作中の開閉体b1を上記のように停止→反転→停止させることになる。
前記バッテリー状態信号は、第一送信機10(又は第二送信機10’)がバッテリー12の電圧を電圧検知部13により検知し、その検知電圧が所定値よりも大きいか否かにより異なる信号とされ、例えば、第一送信機10(又は第二送信機10’)のバッテリーが所定電圧よりも大きいときには、1と表現されるバッテリー正常信号が第一送信機10(又は第二送信機10’)から送信され、第一送信機10(又は第二送信機10’)のバッテリーが所定電圧以下のときには、0と表現されるバッテリー異常信号が第一送信機10(又は第二送信機10’)から送信される。
このバッテリー状態信号は、例えば、第一座板スイッチ15及び/又は第二座板スイッチ15’がONからOFFに変化した際に第一送信機10及び/又は第二送信機10’から制御装置20へ送信されるようにしてもよいし、あるいは、両座板スイッチ15,15’の作動に拘わらずに所定時間毎に第一送信機10及び第二送信機10’から制御装置20へ送信されるようにしてもよい。
ステップ11bでは、前記同様に、第二捕捉部21’からバッテリー異常信号が入力されたか否かが判断され、バッテリー異常信号が入力された場合には、ステップ12へ処理を移行し、そうでなければステップ11aへ処理を戻す。
ここで、バッテリー異常フラグをONにするとは、具体的には、受信側制御回路部22における図示しない記憶装置に、バッテリー異常であることを示す1または0等の変数を記憶することを意味する。
この指令は、本実施の形態の好ましい一例によれば、操作ボックスb5の閉操作用及び開操作用の押ボタンスイッチによる自己保持動作を解除するための指令とされる。
しかしながら、上記ステップ13によれば、前記自己保持回路の作用が解除されるため、操作者は、操作ボックスb5の閉操作用又は開操作用の押ボタンスイッチを押し続けなければ、開閉体b1の開放動作又は閉鎖動作を継続できない状態になる。
そのため、操作者は、押ボタンスイッチから指等を離すことで、動作中の開閉体b1を直ちに停止することができる。
更に、上記ステップ13での処理に伴って、ブザーを鳴動させる指令を発するようにしてもよい。
同様に、ステップ15では、第二捕捉部21’からバッテリー正常信号が入力されたか否かが判断され、入力された場合には次のステップ16へ処理を移行し、そうでなければ、第二捕捉部21’からのバッテリー正常信号の入力待ち状態となる。
更に、次のステップ17では、開閉体b1に対する安全制御(上記ステップ13による処理)が解除され、ステップ11aへ処理が戻される。
先ず、ステップ21aでは、第一捕捉部21からバッテリー異常信号が入力されたか否かが判断され、バッテリー異常信号が入力された場合には、ステップ22aへ処理を移行し、そうでなければステップ21bへ処理を移行する。
したがって、使用者等がバッテリー交換する際には、第一バッテリー異常フラグおよび第二バッテリーフラグのON/OFF状態を確認することにより、バッテリー異常となった送信機(第一送信機10または第二送信機10’)を速やかに発見することができる。
なお、好ましい態様として、第一バッテリー異常フラグと第二バッテリー異常フラグとのON状態を、それぞれ個別に表示する発光体やブザー等を備えてもよい。
また、図示例によれば、第一送信機10、第二送信機10’、第一捕捉部21、及び第二捕捉部21’の距離や配置等によっては、第一送信機10から送信される信号が第二捕捉部21’に捕捉されてしまったり、第二送信機10’から送信される信号が第一捕捉部21に捕捉されてしまったり等するおそれがある。
このことを防ぐためには、第一送信機10と第二送信機10’の各々から送信される信号に、これら第一送信機10と第二送信機10’とを識別するためのIDコードを含ませればよい。
この構成の場合、制御装置20側では、信号を捕捉した第一捕捉部21(又は第二捕捉部21’)と該信号に含まれるIDコードとが対応するか否かを判断し、対応する場合には捕捉された信号を有効にし、対応しない場合には捕捉された信号を無効にすればよい。
図7に示すように、受信側制御回路部22を構成する電気回路の基板31には、該回路に過電流が流れた際に該回路を遮断するヒューズ32が着脱可能に設けられ、該ヒューズ32には、該ヒューズ32を取外すための取外し工具33が略環状に係合されている。
更に、同電気回路の基板31には、前記ヒューズ32が過電流等により溶断したときのために、交換用の予備ヒューズ34を備えている。
ヒューズホルダ35は、上方を開口した断面略コ字状の一般的なヒューズホルダであり、ヒューズ32が上方から抜き差しされるように構成されている。
この取外し工具33の外観形状は、特に限定されるものでないが、本実施の形態の好ましい一例によれば、図9に示すように、平面視略長方形状に形成され、その一端側にヒューズ挿通孔33aを配置し、その他端側に係合孔33bを配置している。
ヒューズ挿通孔33aは、ヒューズ32を抜き差し可能なように、ヒューズ32の外径よりも若干大きい内径に形成されている。
係合孔33bは、取外し工具33が指等で摘まれる際に滑り止めとなるとともに、ドライバー等の治具の先端を挿入することも可能なように、適宜な内径に形成されている。
予備ヒューズホルダ36は、合成樹脂材料などから図10に示す環状に形成され、その内周面を予備ヒューズ34の外周面に弾性的に圧接させることで、予備ヒューズ34を着脱可能に支持している。
なお、この予備ヒューズホルダ36の形状は、予備ヒューズ34が脱落し難く且つ予備ヒューズ34の着脱が容易なものであれば、図示例以外のものであってもよい。
なお、ヒューズ32を外す作業は、取外し工具33の係合孔33bにドライバー等の工具の先端を挿込み、該工具を上方へ引くようにしてもよい。
先ず、図8(a)に示すように、取外し工具33の係合孔33b側を指等で摘み、同取外し工具33のヒューズ挿通孔33aを、略環状に予備ヒューズ34に被せる。
そして、取外し工具33を若干傾けることで、ヒューズ挿通孔33aの内周面を予備ヒューズ34の外周面に接触させ(図8(a)参照)、その状態のまま、取外し工具33を上方へ引き上げれば、予備ヒューズ34が予備ヒューズホルダ36から抜き出される(図8(b)参照)。
次に、取外し工具33を回動させることで、予備ヒューズ34が基板31に対し略平行となるようにし(図8(c)参照)、その状態のまま、取外し工具33をヒューズホルダ35へ向けて移動させれば、予備ヒューズ34の両端側がヒューズホルダ35に嵌まり合う。
なお、予備ヒューズ34は、取外し工具33を用いることなく、指や他の工具等により摘まんで、ヒューズホルダ35に装着されてもよい。
第一送信機10と第二送信機10’の各々は、図11及び12に示すように、開閉装置Bの座板b2に装着可能な略長尺状の本体ケース10a内に、上述した送信側制御回路部11や、バッテリー12、電圧検知部13、発信部14等を具備している。
前記本体ケース10aは、その両端側に、他の部分と仕切られたコネクター室10a1,10a1を備え、各コネクター室10a1内で、第一座板スイッチ15(又は15’)側の電気コード15a先端のコネクター15bを、送信側制御回路部11側のコネクター11aに接続することで、その接続箇所の防水性を向上している。
上述した開閉装置用物体感知装置Aでは、図11に示すように、単一の第一送信機10に対し単一の第一座板スイッチ15を接続し、同様にして単一の第二送信機10’に対し単一の第一座板スイッチ15を接続している。
したがって、本体ケース10aの両側の二つのコネクター室10a1,10a1およびコネクター11a,11aの内、その一方のみが利用されて、第一座板スイッチ15が接続されている。
二つのコネクター室10a1,10a1およびコネクター11a,11aの内の何れを利用するかは、第一座板スイッチ15又は第二座板スイッチ15’の配置された箇所から近いほうのものとすればよい。
この構成の場合、二つの座板スイッチ15”,15”は、例えば、上記第一座板スイッチ15と第二座板スイッチ15’とすることが可能である。
すなわち、上記開閉装置用物体感知装置Aの構成において、第二送信機10’及び第二捕捉部21’を省き、残る第一送信機10に対し第一座板スイッチ15及び第二座板スイッチ15’を接続し、より低コストな構成とすることが可能である。
この構成では、第一座板スイッチ15と第二座板スイッチ15’との内の何れか一方の座板スイッチからの物体感知信号があった場合に、その物体感知信号を第一送信機10から制御装置20へ送信し、制御装置20により物体感知信号に応じた制御指令を発するようにすればよい。
この構成によれば、閉鎖動作中の開閉体b1が物体に当接したことを、より精度よく感知することができる。
すなわち、上記開閉装置用物体感知装置Aによれば、可動部材b21を構成する一方の部材b21aにおける長手方向の一端側に第一座板スイッチ15が設けられた場合、その他端側に物体が当接した場合、前記部材b21aが傾くだけで、第一座板スイッチ15が作動しないおそれがあるが、上記構成によれば、一つの前記部材b21aに対し二つの座板スイッチ15”,15”が具備されるため、前記のよう現象を防ぎ、物体感知精度を向上することができる。
この構成の一例について説明すれば、図13に示すように、二つの補足部21”,21”の内の一方が、開閉体b1を引き込んだり繰出したりするまぐさ部材b6の下端側に設けられ、他方が同まぐさ部材b6の開口部の奥側に設けられる。
すなわち、上述した開閉装置用物体感知装置Aでは、図13におけるまぐさ部材b6下端側の補足部21”のみを備えた構成と略同等であるが、この場合には、開閉体b1が全開位置に近い状態において、第一送信機10から発信される光線の角度が大きくなり、その光線をまぐさ部材b6下端側の補足部21”により捕捉できないおそれがある。
しかしながら、上述した図13に示す構成によれば、まぐさ部材b6下端側の補足部21”により捕捉できなかった光線を補足部21”により捕捉することができる。
なお、この構成の場合における受信側制御回路部22の処理は、複数の補足部21”の内の何れか一つの補足部21”から物体感知信号やバッテリー状態信号を受信した場合に、その受信信号に応じて所定の制御指令を発するようにすればよい。
B:開閉装置
b1:開閉体
b2:座板
10:第一送信機
10’:第二送信機
11:送信側制御回路部
12:バッテリー
13:電圧検知部
14:発信部
15:第一座板スイッチ
15’:第二座板スイッチ
20:制御装置
21:第一捕捉部
21’:第二捕捉部
22:受信側制御回路部
Claims (6)
- 幅方向へ連続する単一の開閉体と、該開閉体よりも閉鎖方向の物体を感知した際の物体感知信号を送信する送信機と、該送信機から送信される信号を捕捉する捕捉部と、該捕捉部からの入力に応じて所定の制御指令を発する単一の制御装置とを備えた開閉装置において、
前記送信機と前記捕捉部とを開閉体開閉方向に対向するように一対に設けるとともに、この一対の送信機および捕捉部を二つ備え、
前記単一の開閉体の閉鎖方向端部に、開閉体幅方向へわたる座板を設けるとともに、この座板における開閉体幅方向の両側の各々に、前記開閉体よりも閉鎖方向の物体を感知する物体感知手段と、前記送信機を設け、
不動部位に、前記両側の送信機にそれぞれ対応するように、二つの前記捕捉部および単一の前記制御装置を設け、
前記各送信機における開閉体幅方向の両端側に、前記物体感知手段側の電気コード先端のコネクターに接続可能なコネクターを設け、
前記二つの物体感知手段による二つの感知信号を、それぞれ、前記コネクターを介して前記送信機に入力し、前記送信機から対応する前記捕捉部へ送信し、
二つの前記捕捉部から出力される二つの信号を単一の前記制御装置に入力し、入力された信号に応じて、単一の前記制御装置から所定の制御指令を発するようにしたことを特徴とする開閉装置。 - 前記二つの物体感知手段は、前記単一の開閉体における前記座板に、物体との当接により開放方向へ移動可能な可動部材を設けるとともに、この可動部材を、開閉体幅方向に並ぶ二つの部材により構成し、この各部材毎に対応するように、この各部材が開放方向へ移動したことを感知する第一座板スイッチと第二座板スイッチを配設してなることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- 上記各送信機は、該送信機のバッテリー異常を示すバッテリー異常信号と、該送信機のバッテリー正常を示すバッテリー正常信号とを、バッテリー状態に応じて対応する上記捕捉部へ送信するように構成され、
上記制御装置は、上記複数の捕捉部の内の何れか一以上の捕捉部から前記バッテリー異常信号が入力されたことを条件に、所定の制御指令を発し、その制御指令を、全ての捕捉部からバッテリー正常信号が入力されたことを条件に解除するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。 - 上記各送信機は、該送信機のバッテリー異常を示すバッテリー異常信号と、該送信機のバッテリー正常を示すバッテリー正常信号とを、バッテリー状態に応じて対応する上記捕捉部へ送信するように構成され、
上記制御装置は、上記複数の捕捉部から入力されるバッテリー異常信号を、それぞれ個別に認識して所定の制御指令を発し、その制御指令を、対応する捕捉部からバッテリー正常信号が入力されたことを条件に解除するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。 - 上記送信機及び/又は上記制御装置の電気回路には、該回路に過電流が流れた際に該回路を遮断するヒューズがヒューズホルダに対し着脱可能に設けられ、該ヒューズには、該ヒューズをヒューズホルダから取外すための取外し工具が具備されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
- 上記送信機及び/又は上記制御装置の電気回路には、予備ヒューズ、及び該予備ヒューズを着脱可能に保持する予備ヒューズホルダが具備され、
上記取外し工具は、前記予備ヒューズを、前記予備ヒューズホルダから取外して上記電気回路上の上記ヒューズホルダに装着するのに用いられるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の開閉装置。
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