JP4808085B2 - 光学記録材料 - Google Patents

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Description

本発明は、主として情報をレーザ等による情報パターンとして付与することにより記録する光学記録媒体に使用される光学記録材料に関し、詳しくは、紫外及び可視領域の波長を有し且つ低エネルギーのレーザ等による高密度の光学記録及び再生が可能な光学記録媒体に使用される光学記録材料に関する。
光学記録媒体は、一般に、記録容量が大きく、記録又は再生が非接触で行なわれること等の優れた特徴を有することから、広く普及している。WORM、CD−R、DVD±R等の追記型の光ディスクでは、記録層の微小面積にレーザを集光させ、光学記録層の性状を変えて記録し、記録部分と未記録部分との反射光量の違いによって再生を行なっている。
光ディスクに代表される光学記録媒体の光学記録層には、光学記録層を形成するのが容易なので、有機系の色素が使用されており、特にシアニン系の化合物が感度が高く、高速化に対応できることから検討されている。
例えば、特許文献1及び2には、高速記録に適した熱分解挙動を示すシアニン化合物を用いた光学記録材料が開示されている。
しかし、上記のシアニン系化合物は、熱分解特性に問題がある。高速記録には熱干渉が小さいことが必要であり、光学記録材料としては、分解温度が低いもの及び徐々に熱分解するものが適合するが、上記報告の各シアニン系化合物は、この点で充分な特性を有しているものではなかった。
また、下記特許文献3には、フッ素化アルキルスルホニル対イオンを有する有機可溶性カチオン染料が開示されているが、該カチオン染料を光学記録材料に用いることができる旨は記載も示唆もされていない。
特許3698708号公報 特許3659922号公報 特開平8−253705号公報
従って、本発明の目的は、高速の光学記録用途に好適な熱分解挙動を示すシアニン系化合物を含有してなる光学記録材料を提供することにある。
本発明者等は、高速記録に対応できる感度を実現するには熱分解挙動の適正化及び吸収波長の適正化が有効と考え、検討を重ねた結果、スルホニルイミドアニオンを有するシアニン系化合物が、上記課題を解決し得ることを知見し、本発明に到達した。
本発明は、下記一般式(I)で表されるシアニン化合物を少なくとも一種含有することを特徴とする光学記録材料を提供することで、上記目的を達成したものである。
Figure 0004808085
また、本発明は、基体上に、上記光学記録材料からなる光学記録層を形成したことを特徴とする光学記録媒体を提供することで、上記目的を達成したものである。
本発明によれば、光学記録媒体の光学記録層の形成に適した光学記録材料を提供することができる。本発明に係る特定のシアニン化合物は、分解点が低いため蓄熱性が低く熱干渉が抑えられ、また溶媒における熱安定性が高く、光学記録媒体の光学記録層の形成に好適である。
上記一般式(I)中、R1、R2、R3、R4、R21、R22、Yj、Y1及びY2で表される炭素原子数1〜30の有機基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ペプタデシル、オクタデシル等のアルキル基;ビニル、1−メチルエテニル、2−メチルエテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニル、ぺンタデセニル、1−フェニルプロペン−3−イル等のアルケニル基;フェニル、ナフチル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ビニルフェニル、3−イソプロピルフェニル、4−イソプロピルフェニル、4−ブチルフェニル、4−イソブチルフェニル、4−第三ブチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、4−シクロヘキシルフェニル、4−オクチルフェニル、4−(2−エチルヘキシル)フェニル、4−ステアリルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,4−ジ第三ブチルフェニル、シクロヘキシルフェニル等のアルキルアリール基;ベンジル、フェネチル、2−フェニルプロパン−2−イル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル等のアリールアルキル基及びこれらの炭化水素基がエーテル結合、チオエーテル結合で中断された、例えば、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、4−メトキシブチル、2−ブトキシエチル、メトキシエトキシエチル、メトキシエトキシエトキシエチル、3−メトキシブチル、2−フェノキシエチル、2−メチルチオエチル、2−フェニルチオエチルである。
上記一般式(I)中、R 21 、R22、Y1及びY2で表される炭素原子数1〜30の有機基であるアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ペプタデシル、オクタデシル等のアルキル基が挙げられる。
上記一般式(I)中、R 21 及びR 22 で表される炭素原子数1〜30の有機基であるアルケニル基としては、ビニル、1−メチルエテニル、2−メチルエテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニル、ぺンタデセニル、1−フェニルプロペン−3−イル等のアルケニル基が挙げられる。
上記一般式(I)中、R 21 及びR 22 で表される炭素原子数1〜30の有機基であるアリールアルキル基としては、ベンジル、フェネチル、2−フェニルプロパン−2−イル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル等のアリールアルキル基が挙げられる。
5及びR6で表されるハロゲン原子で置換され炭素原子数1〜8のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル等アルキル基をハロゲン原子で置換したものが挙げられる。ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられるが、中でもフッ素原子が、得られるシアニン化合物の溶解性が向上するので好ましく、パーフルオロアルキル基が、得られるシアニン化合物の溶解性がさらに向上するのでさらに好ましい。
フッ素原子で置換されたアルキル基の具体例としては、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、モノフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、テトラフルオロエチル、トリフルオロエチル、ジフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピル、ヘキサフルオロプロピル、ペンタフルオロプロピル、テトラフルオロプロピル、トリフルオロプロピル、パーフルオロブチル等が挙げられ、トリフルオロメチル基が特に好ましい。
上記一般式(I)におけるR1とR2、R3とR4及びR21 22 連結して形成する環構造としては、シクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、ベンゼン環、ナフタレン環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、テトラヒドロピラン環、ピペリジン環、ピペラジン環、ピロリジン環、モルフォリン環、チオモルフォリン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、トリアジン環、キノリン環、イソキノリン環、チアゾール環、イミダゾール環、オキサゾール環、イミダゾリジン環、ピラゾリジン環、イソオキサゾリジン環、イソチアゾリジン環等が挙げられ、これらの環は他の環と縮合されていたり、置換されていたりしてもよい。
上記一般式(I)中、Qで表される鎖中に環構造を含んでもよいポリメチン鎖としては、下記(1)〜(9)で表される基が好ましく、下記(1)及び(6)で表される基がより好ましい。
Figure 0004808085
(式中、R13、R14、R15、R16、R17及びR18は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子又は炭素原子数1〜8のアルキル基を表し、Z’は、水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を表す。)
上記一般式(V)においてR 7 、R8、R9及びR10で表されるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ、上記一般式()におけるR7、R8、R9及びR10 、並びに上記一般式(IV)におけるR11で表される炭素原子数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル等が挙げられ、該アルキル基中のメチレン基が−O−で置換された基としては、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、メトキシメチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル等が挙げられ、該アルキル基中のメチレン基が−CO−で置換された基としては、アセチル、1−カルボニルエチル、アセチルメチル、1−カルボニルプロピル、2−オキソブチル、2−アセチルエチル、1−カルボニルイソプロピル等が挙げられる。
記一般式(IV)における環A及び上記一般式(V)における環Bで表されるベンゼン環及びナフタレン環の置換基としては、以下のものが挙げられる。例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、シクロペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、シクロヘキシル、ビシクロヘキシル、1−メチルシクロヘキシル、ヘプチル、2−ヘプチル、3−ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル等のアルキル基;メチルオキシ、エチルオキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、第二ブチルオキシ、第三ブチルオキシ、イソブチルオキシ、アミルオキシ、イソアミルオキシ、第三アミルオキシ、ヘキシルオキシ、シクロヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、イソヘプチルオキシ、第三ヘプチルオキシ、n−オクチルオキシ、イソオクチルオキシ、第三オクチルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ等のアルコキシ基;メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、第二ブチルチオ、第三ブチルチオ、イソブチルチオ、アミルチオ、イソアミルチオ、第三アミルチオ、ヘキシルチオ、シクロヘキシルチオ、ヘプチルチオ、イソヘプチルチオ、第三ヘプチルチオ、n−オクチルチオ、イソオクチルチオ、第三オクチルチオ、2−エチルヘキシルチオ等のアルキルチオ基;ビニル、1−メチルエテニル、2−メチルエテニル、2−プロペニル、1−メチル−3−プロペニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、イソブテニル、3−ペンテニル、4−ヘキセニル、シクロヘキセニル、ビシクロヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニル、ぺンタデセニル、エイコセニル、トリコセニル等のアルケニル基;ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル等のアリールアルキル基;フェニル、ナフチル等のアリール基;フェノキシ、ナフチルオキシ等のアリールオキシ基;フェニルチオ、ナフチルチオ等のアリールチオ基;ピリジル、ピリミジル、ピリダジル、ピペリジル、ピラニル、ピラゾリル、トリアジル、ピロリル、キノリル、イソキノリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、トリアゾリル、フリル、フラニル、ベンゾフラニル、チエニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、チアジアゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、インドリル、2−ピロリジノン−1−イル、2−ピペリドン−1−イル、2,4−ジオキシイミダゾリジン−3−イル、2,4−ジオキシオキサゾリジン−3−イル等の複素環基;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子;アセチル、2−クロロアセチル、プロピオニル、オクタノイル、アクリロイル、メタクリロイル、フェニルカルボニル(ベンゾイル)、フタロイル、4−トリフルオロメチルベンゾイル、ピバロイル、サリチロイル、オキザロイル、ステアロイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−オクタデシルオキシカルボニル、カルバモイル等のアシル基;アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等のアシルオキシ基;アミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、2−エチルヘキシルアミノ、ドデシルアミノ、アニリノ、クロロフェニルアミノ、トルイジノ、アニシジノ、N−メチル−アニリノ、ジフェニルアミノ,ナフチルアミノ、2−ピリジルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、ホルミルアミノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルアミノ、カルバモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−メチル−メトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、スルファモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ等の置換アミノ基;スルホンアミド基、スルホニル基、カルボキシル基、シアノ基、スルホ基、水酸基、ニトロ基、メルカプト基、トリアルキルシリル基、イミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基等が挙げられ、これらの基は更に置換されていてもよい。また、カルボキシル基及びスルホ基は無機塩基又は有機塩基と塩、錯体又は複合体を形成していてもよい。
本発明に係るシアニン化合物としては、製造コストが低く、モル吸光係数が大きく、好適な熱分解挙動を示すので、下記一般式(IV)、(V)又は(VI)で表される化合物がより好ましく、下記一般式(IV)で表される化合物の中では下記一般式(VII)で表される化合物が特に好ましく、又下記一般式(V)で表される化合物の中では下記一般式(VIII)で表される化合物が特に好ましい。
Figure 0004808085
(式中、環D、R22、R5、R6、Y1及びQは、上記一般式(I)と同じであり、環Aは、置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタレン環を表し、aは、0〜4の数を表し、R11は、炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、mは、0〜5の数である。)
Figure 0004808085
(式中、環C、R21、R5、R6、Y2及びQは、上記一般式(I)と同じであり、R7 は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルコキシ基を表し、8、R9 及び10 は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、x、y及びは、0又は1を表し、aは、0〜4の数を表し、環Bは、置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタレン環を表す。)
Figure 0004808085
(式中、R5、R6、Y1、Y2及びQは、上記一般式(I)と同じであり、環A及び環Bは、上記一般式(IV)と同じであり、R23、R24、R25及びR26は、炭素原子数1〜30の有機基であるアルキル基、アルケニル基又はアリールアルキル基を表わす。)
Figure 0004808085
(式中、環D、R22、R5、R6及びY1は、上記一般式(I)と同じであり、aは、0〜4の数を表し、R11は、炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、mは、0〜5の数であり、環Aは、上記一般式(IV)と同じである。)
Figure 0004808085
(式中、環C、R21、R5、R6及びY2は、上記一般式(I)と同じであり、R7、R8、R9、R10、x、y、z、a及び環Bは、上記一般式(V)と同じである。)
本発明の光学記録材料において、上記一般式(I)で表されるシアニン化合物は、単独又は複数種を組み合わせて用いることができる。
上記一般式(I)で表される化合物の好ましい具体例としては、下記化合物No.1、No.3〜No.5、No.7〜No.13、No.17、No.20〜No.22、No.25、No.27、No.29、No.32、No.37、No.41〜No.43、No.45、No.47、No.49、No.50が挙げられる。化合物No.2、No.6、No.14〜No.16、No.18、No.19、No.23、No.24、No.26、No.28、No.30、No.31、No.33〜No.36、No.38〜No.40、No.44、No.46、No.48、No.51〜No.62は、参考化合物である。尚、本発明に係るシアニン化合物において、ポリメチン鎖は共鳴構造をとっていてもよい。
Figure 0004808085
Figure 0004808085
Figure 0004808085
Figure 0004808085
Figure 0004808085
Figure 0004808085
Figure 0004808085
本発明の光学記録材料は、上記シアニン化合物の少なくとも一種を含有する。
また、本発明の光学記録媒体は、基体上に、該光学記録材料からなる光学記録層を形成して得られるものである。
本発明の光学記録材料の調製、及び本発明の基体上に、該光学記録材料からなる光学記録層を形成したことを特徴とする光学記録媒体を製造する方法については、特に制限を受けない。一般には、メタノール、エタノール等の低級アルコール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ブチルジグリコール等のエーテルアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシエチル等のエステル類;アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸エステル類、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール等のフッ化アルコール類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;メチレンジクロライド、ジクロロエタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素類等の有機溶媒に、本発明に係るシアニン化合物及び必要に応じて後述の各種化合物を溶解して溶解して溶液状の光学記録材料を作製し、該光学記録材料を基体上にスピンコート、スプレー、ディッピング等で塗布する湿式塗布法が用いられ、蒸着法、スパッタリング法等も用いられる。上記有機溶媒を使用する場合、その使用量は、本発明の光学記録材料中における上記シアニン化合物の含有量が0.1〜10質量%となる量にするのが好ましい。
上記光学記録層は薄膜として形成され、その厚さは、通常、0.001〜10μmが適当であり、好ましくは0.01〜5μmの範囲である。
また、本発明の光学記録材料中において、本発明に係るシアニン化合物の含有量は、本発明の光学記録材料に含まれる固形分中、10〜100質量%が好ましい。上記光学記録層は、光学記録層中に上記シアニン化合物を50〜100質量%含有するように形成されることが好ましく、このようなシアニン化合物含有量の光学記録層を形成するために、本発明の光学記録材料は、上記シアニン化合物を、本発明の光学記録材料に含まれる固形分基準で50〜100質量%含有するのがさらに好ましい。
本発明の光学記録材料に含まれる上記固形分は、該光学記録材料から有機溶媒等の固形分以外の成分を除いた成分のことであり、該固形分の含有量は、上記光学記録材料中、0.01〜100質量%が好ましく、0.1〜10質量%がより好ましい。
本発明の光学記録材料は、本発明に係るシアニン化合物の他に、必要に応じて、アゾ系化合物、フタロシアニン系化合物、オキソノール系化合物、スクアリリウム系化合物、インドール化合物、スチリル系化合物、ポルフィン系化合物、アズレニウム系化合物、クロコニックメチン系化合物、ピリリウム系化合物、チオピリリウム系化合物、トリアリールメタン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、テトラヒドロコリン系化合物、インドフェノール系化合物、アントラキノン系化合物、ナフトキノン系化合物、キサンテン系化合物、チアジン系化合物、アクリジン系化合物、オキサジン系化合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物、ローダミン系化合物等の、通常光学記録層に用いられる化合物;ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート等の樹脂類;界面活性剤;帯電防止剤;滑剤;難燃剤;ヒンダードアミン等のラジカル捕捉剤;フェロセン誘導体等のピット形成促進剤;分散剤;酸化防止剤;架橋剤;耐光性付与剤等を含有してもよい。さらに、本発明の光学記録材料は、一重項酸素等のクエンチャーとして芳香族ニトロソ化合物、アミニウム化合物、イミニウム化合物、ビスイミニウム化合物、遷移金属キレート化合物等を含有してもよい。本発明の光学記録材料において、これらの各種化合物は、本発明の光学記録材料に含まれる固形分中、0〜50質量%の範囲となる量で使用される。
本発明の光学記録材料には、ジイモニウム化合物を含有させてもよい。該ジイモニウム化合物を含有させることにより、本発明の光学記録媒体の経時的な吸光度残存率の低下をより効果的に防ぐことができる。また該ジイモニウム化合物を含有させる場合の含有量は、本発明の光学記録材料に含まれる固形分中、0〜99質量%の範囲となる量が好ましく、より好ましくは、50〜95質量%である。
このような光学記録層を設層する上記基体の材質は、書き込み(記録)光および読み出し(再生)光に対して実質的に透明なものであれば特に制限はなく、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどの樹脂、ガラスなどが用いられる。また、その形状は、用途に応じ、テープ、ドラム、ベルト、ディスク等の任意の形状のものを使用できる。
また、上記光学記録層上には、金、銀、アルミニウム、銅等を用いて蒸着法あるいはスパッタリング法により反射膜を形成することもできるし、アクリル樹脂、紫外線硬化性樹脂等により保護層を形成することもできる。
本発明の光学記録材料は、記録、再生に半導体レーザを用いる光学記録媒体に好適であり、特に高速記録タイプのCD−R、DVD±R等の光ディスクに好適である。
以下、実施例、比較例及び評価例をもって本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例等によって何ら制限を受けるものではない。
下記実施例1及び2は、化合物No.1及びNo.45をそれぞれ含有する光学記録材料の調製及び該光学記録材料を用いた光学記録媒体No.1及びNo.2の製造例を示す。
下記比較例1及び2は、上記一般式(I)で表されるシアニン化合物である化合物No.1のアニオンを六フッ化リン酸に代えたシアニン化合物(以下、比較化合物No.1ともいう)及び化合物No.45のアニオンを六フッ化リン酸に代えたシアニン化合物(以下、比較化合物No.2ともいう)を用いた比較光学記録材料の調製及び該比較光学記録材料を用いた比較光学記録媒体No.1及びNo.2の製造例を示す。
下記評価例1−1及び1−2並びに比較評価例1−1及び1−2では、それぞれ化合物No.1及びNo.45並びに比較例1及び2の比較化合物No.1及びNo.2についての熱分解挙動の評価を行った。
下記評価例2−1及び比較評価例2−1では、化合物No.1及び比較例1の比較化合物No.1についての熱安定性の評価を行った。
〔実施例1及び2〕
化合物No.1及びNo.45を、それぞれシアニン化合物濃度が濃度1.0質量%となるように2,2,3,3−テトラフルオロプロパノールに溶解して、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液として光学記録材料を得た。チタンキレート化合物(T−50:日本曹達社製)を塗布、加水分解して下地層(0.01μm)を設けた直径12cmのポリカーボネートディスク基板上に、上記の光学記録材料をスピンコーティング法にて塗布して、厚さ100nmの光学記録層を形成し光学記録媒体No.1及びNo.2をそれぞれ得た。
〔比較例1及び2〕
本発明に係るシアニン化合物に代えて比較化合物No.1及びNo.2を用いた以外は、上記実施例1及び2と同様にして比較光学記録材料を作製し、該光学記録材料を用いて比較光学記録媒体No.1及びNo.2を得た。
〔評価例1−1及び1−2並びに比較評価例1−1及び1−2〕
化合物No.1及びNo.45並びに比較例1及び2の比較化合物No.1及びNo.2について、熱分解挙動の評価を行なった。評価は、窒素気流中及び空気中、10℃/分の昇温速度における示差熱分析測定により行い、熱分解温度を、DTAの発熱のピークトップ温度で比較評価し、熱分解の急峻性を、発熱分解開始温度から30%質量減少時点の温度までの温度幅で評価した。評価結果を以下の〔表1〕に示す。
Figure 0004808085
〔表1〕から明らかなように、本発明に係るシアニン化合物は、低温で分解し、熱分解急峻性が低い、すなわち徐々に分解するため、蓄熱性が低く熱干渉がおさえられることが確認できた。これらの性質は、高速記録に適するものである。一方、比較化合物は、分解点が高く、熱分解が急峻で、蓄熱性が高く、良好な熱分解挙動を示さなかった。
〔評価例2−1及び比較評価例2−1〕
化合物No.1及び比較例1の比較化合物No.1について、熱安定性の評価を行なった。評価は、それぞれシアニン化合物濃度が濃度1.0質量%となるように2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液を調製し、得られた2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液を60℃、70℃、80℃で24時間放置したときのTOF質量スペクトルの変化で評価した。評価結果を以下の〔表2〕に示す。尚、評価例2−1においては、ネガティブモードでm/z値が(CF3SO22-の質量である279となるピークの相対強度、比較評価例2−2においては、m/z値がPF6 -の質量である144となるピークの相対強度で比較した。
Figure 0004808085
〔表2〕から明らかなように、本発明に係るシアニン化合物は、80℃で24時間放置しても、トリフルオロメチルスルホニルイミドアニオンに由来するピークが消失せず、熱安定性が高いことが確認できた。一方、比較化合物は、80℃で24時間放置すると、六フッ化リン酸アニオンに由来するピークが消失し、熱安定性が低かった。
光学記録媒体の製造において、光学記録材料をスピンコーティング法にて塗布した後、残存した光学記録材料を回収して再利用することがあるが、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶媒を留去する際に70〜80℃に加熱する必要がある。本発明に係るシアニン化合物は、熱安定性が高いため、光学記録材料を再利用した場合においても光学記録媒体の光学記録層の形成に好適に使用することができる。

Claims (7)

  1. 下記一般式(I)で表されるシアニン化合物を少なくとも一種含有する光学記録材料。
    Figure 0004808085
  2. 上記一般式(I)で表されるシアニン化合物が下記一般式(IV)で表されるシアニン化合物である請求項1記載の光学記録材料。
    Figure 0004808085
    (式中、環D、R22、R5、R6、Y1及びQは、上記一般式(I)と同じであり、環Aは、置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタレン環を表し、aは、0〜4の数を表し、R11は、炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、mは、0〜5の数である。)
  3. 上記一般式(I)で表されるシアニン化合物が下記一般式(V)で表されるシアニン化合物である請求項1記載の光学記録材料。
    Figure 0004808085
    (式中、環C、R21、R5、R6、Y2及びQは、上記一般式(I)と同じであり、R7 は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルコキシ基を表し、8、R9 及び10 は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、x、y及びは、0又は1を表し、aは、0〜4の数を表し、環Bは、置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタレン環を表す。)
  4. 上記一般式(IV)で表されるシアニン化合物が下記一般式(VII)で表されるシアニン化合物である請求項記載の光学記録材料。
    Figure 0004808085
    (式中、環D、R22、R5、R6及びY1は、上記一般式(I)と同じであり、aは、0〜4の数を表し、R11は、炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、mは、0〜5の数であり、環Aは、上記一般式(IV)と同じである。)
  5. 上記一般式(V)で表されるシアニン化合物が下記一般式(VIII)で表されるシアニン化合物である請求項記載の光学記録材料。
    Figure 0004808085
    (式中、環C、R21、R5、R6及びY2は、上記一般式(I)と同じであり、R7、R8、R9、R10、x、y、z、a及び環Bは、上記一般式(V)と同じである。)
  6. 上記シアニン化合物の含有量が、上記光学記録材料に含まれる固形分中、10〜100質量%である請求項1〜のいずれか1項に記載の光学記録材料。
  7. 基体上に、請求項1〜のいずれか1項に記載の光学記録材料から形成された光学記録層を有することを特徴とする光学記録媒体。
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