JP4963934B2 - 光学記録材料 - Google Patents

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Description

本発明は、主として情報をレーザ等による情報パターンとして付与することにより記録する光学記録媒体に使用される光学記録材料に関し、詳しくは、紫外及び可視領域の波長を有し、且つ低エネルギーのレーザ等による高密度の光学記録及び再生が可能な光学記録媒体に使用される光学記録材料に関する。
光学記録媒体は、一般に、記録容量が大きく、記録又は再生が非接触で行なわれること等の優れた特徴を有することから、広く普及している。WORM、CD−R、DVD±R等の追記型の光ディスクでは、記録層の微小面積にレーザを集光させ、光学記録層の性状を変えて記録し、記録部分と未記録部分との反射光量の違いによって再生を行なっている。
光ディスクに代表される光学記録媒体の光学記録層には、光学記録層を形成するのが容易なので有機系の色素が使用されており、特にシアニン系化合物が感度が高く、高速化に対応できることから検討されている。
例えば、特許文献1及び2には、高い記録特性を長期に渡って維持する安定性の高いシアニン系化合物を用いた光学記録媒体が開示されているが、該光学記録媒体に用いられるシアニン系化合物は、光学記録媒体成形時の加熱により含フッ素アニオンであるヘキサフルオロリン酸アニオンが分解しやすく、長期に渡って安定して十分に満足のいく記録特性が得られないという問題があった。
また、特許文献3には、光安定剤として1−オキシルー2,2,6,6−テトラメチルピリジル基を有する化合物用いた光学記録材料が開示されている。
特許2594443号公報 特許3673963号公報 特開2000−168233号公報
従って、本発明の目的は、熱安定性が高く、高い記録特性を長期に渡って維持する安定性の高いシアニン系化合物を含有する光学記録材料を提供することにある。
本発明者等は、検討を重ねた結果、特定のシアニン系化合物に有機塩基性化合物を加えることにより、上記課題を解決し得ることを知見し、本発明に到達した。
本発明は、下記一般式(I)で表されるシアニン化合物(イ)を少なくとも一種及び有機塩基性化合物(ロ)である2,2,6,6−テトラメチルピペリジノール、N−メチルピペリジノール、又はピリジンを少なくとも一種含有することを特徴とする光学記録材料を提供することで、上記目的を達成したものである。
Figure 0004963934
また、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素原子数1〜30の有機基、あるいは下記一般式(II)、下記一般式(II’)又は下記一般式(III)で表される基を表し、R1とR2、及びR3とR4は、互いに連結して環構造を形成していてもよい。X1及びX2は、−CR2122−を表わし、X1及びX2中の基であるR21及びR22は、それぞれ独立に、炭素原子数1〜30の有機基であるアルキル基、アルケニル基、アルキルアリール基若しくはアリールアルキル基又はこれらの炭化水素基がエーテル結合若しくはチオエーテル結合で中断された基あるいは下記一般式(II)、下記一般式(II’)又は下記一般式(III)で表わされる基を表わし、R21とR22とは、互いに連結して環構造を形成していてもよく、R21及びR22のうち少なくとも一つが、下記一般式(II)又は下記一般式(II’)で表わされる基である。Qは、鎖中に環構造を含んでもよいポリメチン鎖を表し、該ポリメチン鎖中の水素原子は、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アリール基で置換されていてもよく、該アルキル基、該アルコキシ基及び該アリール基は、さらに置換されていてもよい。Y1及びY2は、それぞれ独立に、炭素原子数1〜30の有機基、又は、下記一般式(III)で表される基を表し、Anq-はq価のフッ素原子を有するアニオンを表し、qは1又は2であり、pは電荷を中性に保つ係数を表す。)
Figure 0004963934
(上記一般式(II)において、LとTとの間の結合は、二重結合、共役二重結合又は三重結合であり、Lは炭素原子を表し、Tは、炭素原子、酸素原子又は窒素原子を表し、x、y及びzは、0又は1を表し、aは0〜4の数を表し、R5は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルコキシ基を表し、R6、R7及びR8は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、R6とR8とは、結合して環構造を形成してもよい。上記一般式(II’)において、L’とT’との間の結合は、二重結合又は共役二重結合であり、L’は炭素原子を表し、T’は、炭素原子、酸素原子又は窒素原子を表し、a’は0〜4の数を表し、L’及びT’を含む環は、ヘテロ原子を含んでもよい5員環、ヘテロ原子を含んでもよい6員環、ナフタレン環、キノリン環、イソキノリン環、アントラセン環又はアントラキノン環を表し、これらL’及びT’を含む環は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基又はアルコキシ基で置換されていてもよい。)
Figure 0004963934
(式中、Ra〜Riは、各々独立に、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、該アルキル基中のメチレン基は、−O−又は−CO−で置換されていてもよく、Zは、直接結合又は置換基を有してもよい炭素原子数1〜8のアルキレン基を表し、該アルキレン基中のメチレン基は、−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−SO2−、−NH−、−CONH−、−NHCO−、−N=CH−又は−CH=CH−で置換されていてもよく、Mは、Fe、Co、Ni、Ti、Cu、Zn、Zr、Cr、Mo、Os、Mn、Ru、Sn、Pd、Rh、Pt又はIrを表す。)
また、本発明は、基体上に、上記光学記録材料から形成された光学記録層を有することを特徴とする光学記録媒体を提供することで、上記目的を達成したものである。
本発明によれば、光学記録媒体の光学記録層の形成に適した光学記録材料を提供することができる。本発明の光学記録材料は熱安定性が高く、光学記録媒体の光学記録層の形成に好適である。
以下、本発明の光学記録材料について好ましい実施形態に基づき詳細に説明する。
本発明の光学記録材料は、上記一般式(I)で表されるシアニン化合物(イ)を少なくとも一種及び有機塩基性化合物(ロ)を少なくとも一種含有する。
先ず、本発明の光学記録材料に含有される上記一般式(I)で表されるシアニン化合物(イ)について説明する。
上記一般式(I)において、R1、R2、R3及びR4で表されるハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等が挙げられ、R1、R2、R3、R4、Y1、及び 2 表される炭素原子数1〜30の有機基としては特に制限を受けず、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ペプタデシル、オクタデシル等のアルキル基;ビニル、1−メチルエテニル、2−メチルエテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニル、ぺンタデセニル、1−フェニルプロペン−3−イル等のアルケニル基;フェニル、ナフチル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ビニルフェニル、3−イソプロピルフェニル、4−イソプロピルフェニル、4−ブチルフェニル、4−イソブチルフェニル、4−第三ブチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、4−シクロヘキシルフェニル、4−オクチルフェニル、4−(2−エチルヘキシル)フェニル、4−ステアリルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,4−ジ第三ブチルフェニル、シクロヘキシルフェニル等のアルキルアリール基;ベンジル、フェネチル、2−フェニルプロパン−2−イル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル等のアリールアルキル基及びこれらの炭化水素基がエーテル結合、チオエーテル結合で中断されたもの、例えば、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、4−メトキシブチル、2−ブトキシエチル、メトキシエトキシエチル、メトキシエトキシエトキシエチル、3−メトキシブチル、2−フェノキシエチル、2−メチルチオエチル、2−フェニルチオエチルが挙げられ、更にこれらの基は、アルコキシ基、アルケニル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子等で置換されていてもよい。
上記一般式(I)において、X 1 及びX 2 中の基であるR 21 及びR 22 で表される炭素原子数1〜30の有機基は、上記のアルキル基、アルケニル基、アルキルアリール基若しくはアリールアルキル基又はこれらの炭化水素基がエーテル結合若しくはチオエーテル結合で中断された基である。
上記一般式(I)において、R1とR2、R3とR4、並びにX1及びX2中の基であるR21とR22が連結して形成する環構造としては、シクロプロパン環、シクロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、ベンゼン環、ナフタレン環、フラン環、チオフェン環、ピロール環、テトラヒドロピラン環、ピペリジン環、ピペラジン環、ピロリジン環、モルフォリン環、チオモルフォリン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、トリアジン環、キノリン環、イソキノリン環、チアゾール環、イミダゾール環、オキサゾール環、イミダゾリジン環、ピラゾリジン環、イソオキサゾリジン環、イソチアゾリジン環等が挙げられ、これらの環は他の環と縮合されていたり、置換されていたりしてもよい。
上記一般式(I)において、Qで表される鎖中に環構造を含んでもよいポリメチン鎖をとしては、下記一般式(1)〜(9)で表される基が好ましく、下記一般式(1)及び(6)で表される基がより好ましい。
Figure 0004963934
(式中、R9、R10、R11、R12、R13及びR14は、各々独立に、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ基、炭素原子数6〜30のアリール基、ジフェニルアミノ基、炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数1〜8のアルコキシ基を表し、Pは、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アリール基を表し、該アルキル基、該アルコキシ基、該アリール基は置換基を有していてもよい。)
上記一般式(I)において、Anm-で表されるフッ素原子を有するアニオンとしては、例えば、一価のものとして、フッ素アニオン、六フッ化リン酸アニオン、六フッ化アンチモンアニオン、四フッ化ホウ素アニオン、トリフルオロメタンスルホン酸アニオン、2−アミノ−4−メチル−5−フルオロベンゼンスルホン酸アニオン、特開平8−253705号公報、特表2004−503379号公報、特開2005−336150号公報、国際公開2006/28006号公報等に記載されたスルホン酸アニオン、トリフルオロ酢酸アニオン、トリフルオロ硫酸アニオン、ビストリフルオロメチルアセチルイミドアニオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドアニオン、ビスパーフルオロブタンスルホニルイミドアニオン、パーフルオロ−4−エチルシクロヘキサンスルホネートアニオン、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸アニオン、トリス(フルオロアルキルスルホニル)カルボアニオン等が挙げられ、二価のものとしては、例えば、トリフルオロメチルベンゼンジスルホン酸アニオン、フルオロナフタレンジスルホン酸アニオン等が挙げられる。また、励起状態にある活性分子を脱励起させる(クエンチングさせる)機能を有するクエンチャーアニオンやシクロペンタジエニル環にカルボキシル基やホスホン酸基、スルホン酸基等のアニオン性基を有するフェロセン、ルテノセン等のメタロセン化合物アニオンでフッ素原子を有するもの等も、必要に応じて用いることができる。
これら、Anm-で表されるフッ素原子を有するアニオンの中でも、六フッ化リン酸アニオン、トリフルオロメタンスルホン酸アニオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドアニオンが分解特性に優れるため好ましい。
上記一般式(II)において、R5、R6、R7及びR8で表されるハロゲン原子としては、上記一般式(I)の説明で例示したものが挙げられ、上記一般式(II)におけるR5、R6、R7及びR8で表される炭素原子数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル等が挙げられ、R5で表される炭素原子数1〜4のアルコキシ基としては、上記炭素原子数1〜4のアルキル基として例示したものにエーテル基を加えたものが挙げられる。
6とR8とが連結して形成する環構造としては、上記一般式(I)の説明で例示したものが挙げられる。
上記一般式(II’)において、ヘテロ原子を含んでもよい5員環としては、例えばシクロペンテン環、シクロペンタジエン環、イミダゾール環、チアゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、イソキサゾール環、チオフェン環、フラン環、ピロール環等が挙げられ、ヘテロ原子を含んでもよい6員環としては、例えばベンゼン環、ピリジン環、ピペラジン環、ピペリジン環、モルフォリン環、ピラジン環、ピロン環、ピロリジン環等が挙げられる。
上記一般式(III)におけるRa〜Riで表される炭素原子数1〜4のアルキル基としては、上記一般式(II)の説明で例示したものが挙げられ、該アルキル基中のメチレン基が−O−で置換された基としては、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、メトキシメチル、エトキシメチル、2−メトキシエチル等が挙げられ、該アルキル基中のメチレン基が−CO−で置換された基としては、アセチル、1−カルボニルエチル、アセチルメチル、1−カルボニルプロピル、2−オキソブチル、2−アセチルエチル、1−カルボニルイソプロピル等が挙げられる。
上記一般式(III)において、Zで表される置換基を有してもよい炭素原子数1〜8のアルキレン基としては、メチレン、エチレン、プロピレン、メチルエチレン、ブチレン、1−メチルプロピレン、2−メチルプロピレン、1,2−ジメチルプロピレン、1,3−ジメチルプロピレン、1−メチルブチレン、2−メチルブチレン、3−メチルブチレン、4−メチルブチレン、2,4−ジメチルブチレン、1,3−ジメチルブチレン、ペンチレン、へキシレン、ヘプチレン、オクチレン、エタン−1,1−ジイル、プロパン−2,2−ジイル等が挙げられ、該アルキレン基中のメチレン基が−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−SO2−、−NH−、−CONH−、−NHCO−、−N=CH−又は−CH=CH−で置換された基としては、メチレンオキシ、エチレンオキシ、オキシメチレン、チオメチレン、カルボニルメチレン、カルボニルオキシメチレン、メチレンカルボニルオキシ、スルホニルメチレン、アミノメチレン、アセチルアミノ、エチレンカルボキシアミド、エタンイミドイル、エテニレン、プロペニレン等が挙げられる。
上記一般式(III)におけるZで表される炭素原子数1〜8のアルキレン基の置換基としては、以下のものが挙げられる。
例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、シクロペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、シクロヘキシル、ビシクロヘキシル、1−メチルシクロヘキシル、ヘプチル、2−ヘプチル、3−ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル等のアルキル基;メチルオキシ、エチルオキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、第二ブチルオキシ、第三ブチルオキシ、イソブチルオキシ、アミルオキシ、イソアミルオキシ、第三アミルオキシ、ヘキシルオキシ、シクロヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、イソヘプチルオキシ、第三ヘプチルオキシ、n−オクチルオキシ、イソオクチルオキシ、第三オクチルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、ノニルオキシ、デシルオキシ等のアルコキシ基;メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、第二ブチルチオ、第三ブチルチオ、イソブチルチオ、アミルチオ、イソアミルチオ、第三アミルチオ、ヘキシルチオ、シクロヘキシルチオ、ヘプチルチオ、イソヘプチルチオ、第三ヘプチルチオ、n−オクチルチオ、イソオクチルチオ、第三オクチルチオ、2−エチルヘキシルチオ等のアルキルチオ基;ビニル、1−メチルエテニル、2−メチルエテニル、2−プロペニル、1−メチル−3−プロペニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、イソブテニル、3−ペンテニル、4−ヘキセニル、シクロヘキセニル、ビシクロヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニル、ぺンタデセニル、エイコセニル、トリコセニル等のアルケニル基;ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル等のアリールアルキル基;フェニル、ナフチル等のアリール基;フェノキシ、ナフチルオキシ等のアリールオキシ基;フェニルチオ、ナフチルチオ等のアリールチオ基;ピリジル、ピリミジル、ピリダジル、ピペリジル、ピラニル、ピラゾリル、トリアジル、ピロリル、キノリル、イソキノリル、イミダゾリル、ベンゾイミダゾリル、トリアゾリル、フリル、フラニル、ベンゾフラニル、チエニル、チオフェニル、ベンゾチオフェニル、チアジアゾリル、チアゾリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、インドリル、2−ピロリジノン−1−イル、2−ピペリドン−1−イル、2,4−ジオキシイミダゾリジン−3−イル、2,4−ジオキシオキサゾリジン−3−イル等の複素環基;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子;アセチル、2−クロロアセチル、プロピオニル、オクタノイル、アクリロイル、メタクリロイル、フェニルカルボニル(ベンゾイル)、フタロイル、4−トリフルオロメチルベンゾイル、ピバロイル、サリチロイル、オキザロイル、ステアロイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−オクタデシルオキシカルボニル、カルバモイル等のアシル基;アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ等のアシルオキシ基;アミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、2−エチルヘキシルアミノ、ドデシルアミノ、アニリノ、クロロフェニルアミノ、トルイジノ、アニシジノ、N−メチル−アニリノ、ジフェニルアミノ,ナフチルアミノ、2−ピリジルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、ホルミルアミノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルアミノ、カルバモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノカルボニルアミノ、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ、モルホリノカルボニルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ、N−メチル−メトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボニルアミノ、スルファモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、フェニルスルホニルアミノ等の置換アミノ基;スルホンアミド基、スルホニル基、カルボキシル基、シアノ基、スルホ基、水酸基、ニトロ基、メルカプト基、トリアルキルシリル基、イミド基、カルバモイル基、スルホンアミド基等が挙げられ、これらの基は更に置換されていてもよい。また、カルボキシル基及びスルホ基は無機塩基又は有機塩基と塩、錯体又は複合体を形成していてもよい。
本発明に係るシアニン化合物(イ)としては、上記一般式(I)中、環Cのi)式におけるR1とR2及び/又は環Dのiii)式におけるR3とR4が、互いに連結して置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタレン環を形成し、X1及びX2のうち少なくとも一つが−CR2122−でありかつ、R21及びR22のうち少なくとも一つが上記一般式(II)又は(II')で表される基である化合物が好ましい。
る。)
本発明の光学記録材料において、上記一般式(I)で表されるシアニン化合物(イ)は、単独又は複数種を組み合わせて用いることができる。
上記一般式(I)で表される化合物の好ましい具体例としては、下記化合物No.1〜66が挙げられる。尚、以下の例示では、アニオンを省いたシアニンカチオンで示している。本発明に係るシアニン化合物において、ポリメチン鎖は共鳴構造をとっていてもよい。
Figure 0004963934
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続いて、本発明の光学記録材料に含有される有機塩基性化合物(ロ)について説明する。
本発明の有機塩基性化合物(ロ)は、2,2,6,6−テトラメチルピペリジノール、N−メチルピペリジノール、又はピリジンであり、含フッ素アニオンの加水分解を抑え、長期に渡って安定した記録特性を与える。
これらの有機塩基性化合物(ロ)は、単独又は複数種で用いられる。有機塩基性化合物の使用量は、本発明の光学記録材料中、0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量%である。0.01質量%未満では上記塩基性化合物の添加の効果が得られず、10質量%より多いとシアニン化合物(イ)が分解する恐れがある。
本発明の光学記録媒体は、基体上に、該光学記録材料からなる光学記録層を形成して得られるものである。
本発明の光学記録材料の調製、及び本発明の基体上に、該光学記録材料からなる光学記録層を形成したことを特徴とする光学記録媒体を製造する方法については、特に制限を受けない。一般には、メタノール、エタノール等の低級アルコール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ブチルジグリコール等のエーテルアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール等のケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸メトキシエチル等のエステル類;アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸エステル類、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール等のフッ化アルコール類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;メチレンジクロライド、ジクロロエタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素類等の有機溶媒に、本発明に係るシアニン化合物(イ)、有機塩基性化合物(ロ)及び必要に応じて後述の各種化合物を溶解して溶解して溶液状の光学記録材料を作製し、該光学記録材料を基体上にスピンコート、スプレー、ディッピング等で塗布する湿式塗布法が用いられ、蒸着法、スパッタリング法等も用いられる。
上記光学記録層は薄膜として形成され、その厚さは、通常、0.001〜10μmが適当であり、好ましくは0.01〜5μmの範囲である。
また、本発明の光学記録材料中において、本発明に係るシアニン化合物(イ)の含有量は、本発明の光学記録材料中、0.1〜10質量%が好ましい。上記光学記録層は、光学記録層中に上記シアニン化合物を50〜100質量%含有するように形成されることが好ましく、このようなシアニン化合物含有量の光学記録層を形成するために、本発明の光学記録材料は、上記シアニン化合物を、本発明の光学記録材料中0.5〜10質量%含有するのがさらに好ましい。
本発明の光学記録材料は、本発明に係るシアニン化合物(イ)の他に、必要に応じて、アゾ系化合物、フタロシアニン系化合物、オキソノール系化合物、スクアリリウム系化合物、インドール化合物、スチリル系化合物、ポルフィン系化合物、アズレニウム系化合物、クロコニックメチン系化合物、ピリリウム系化合物、チオピリリウム系化合物、トリアリールメタン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、テトラヒドロコリン系化合物、インドフェノール系化合物、アントラキノン系化合物、ナフトキノン系化合物、キサンテン系化合物、チアジン系化合物、アクリジン系化合物、オキサジン系化合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物、ローダミン系化合物等の、通常光学記録層に用いられる化合物;ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート等の樹脂類;界面活性剤;帯電防止剤;滑剤;難燃剤;ヒンダードアミン等のラジカル捕捉剤;フェロセン誘導体等のピット形成促進剤;分散剤;酸化防止剤;架橋剤;耐光性付与剤等を含有してもよい。さらに、本発明の光学記録材料は、一重項酸素等のクエンチャーとして芳香族ニトロソ化合物、アミニウム化合物、イミニウム化合物、ビスイミニウム化合物、遷移金属キレート化合物等を含有してもよい。本発明の光学記録材料において、これらの各種化合物は、本発明の光学記録材料中、0〜0.5質量%の範囲となる量で使用される。
本発明の光学記録材料には、ジイモニウム化合物を含有させてもよい。該ジイモニウム化合物を含有させることにより、本発明の光学記録媒体の経時的な吸光度残存率の低下をより効果的に防ぐことができる。また該ジイモニウム化合物を含有させる場合の含有量は、本発明の光学記録材料中、0〜99質量%の範囲となる量が好ましく、より好ましくは、50〜95質量%である。
このような光学記録層を設層する上記基体の材質は、書き込み(記録)光および読み出し(再生)光に対して実質的に透明なものであれば特に制限はなく、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどの樹脂、ガラスなどが用いられる。また、その形状は、用途に応じ、テープ、ドラム、ベルト、ディスク等の任意の形状のものを使用できる。
また、上記光学記録層上には、金、銀、アルミニウム、銅等を用いて蒸着法あるいはスパッタリング法により反射膜を形成することもできるし、アクリル樹脂、紫外線硬化性樹脂等により保護層を形成することもできる。
以下、実施例、比較例及び評価例をもって本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例等によって何ら制限を受けるものではない。尚、評価例1−3は、本願発明に係る有機塩基性化合物(ロ)を用いていない参考例である。
下記実施例1〜4は、化合物No.1及び有機塩基化合物をそれぞれ含有する光学記録材料No.1〜No.4の調製及び該光学記録材料を用いた光学記録媒体No.1〜No.4の製造例を示し、下記比較例1は、化合物No.1を含有するが有機塩基化合物を含まない比較光学記録材料No.1の調製及び該比較光学記録材料を用いた比較光学記録媒体No.1の製造例を示す。
以下、実施例、比較例及び評価例をもって本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例等によって何ら制限を受けるものではない。
下記実施例1〜4は、化合物No.1及び有機塩基化合物をそれぞれ含有する光学記録材料No.1〜No.4の調製及び該光学記録材料を用いた光学記録媒体No.1〜No.4の製造例を示し、下記比較例1は、化合物No.1を含有するが有機塩基化合物を含まない比較光学記録材料No.1の調製及び該比較光学記録材料を用いた比較光学記録媒体No.1の製造例を示す。
下記評価例1−1〜1−4及び比較評価例1−1では、光学記録材料比較光学記録材料についての熱安定性の評価を行った。下記評価例2−1〜2−4及び比較評価例2−1では、光学記録材料比較光学記録材料についての耐光性の評価を行った。
〔実施例1〜4〕
シアニン化合物No.1の濃度が1.0質量%、有機塩基化合物の濃度が5.0質量%となるように2,2,3,3−テトラフルオロプロパノールに溶解して、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液として光学記録材料を得た。チタンキレート化合物(T−50:日本曹達社製)を塗布、加水分解して下地層(0.01μm)を設けた直径12cmのポリカーボネートディスク基板上に、上記の光学記録材料をスピンコーティング法にて塗布して、厚さ100nmの光学記録層を形成し光学記録媒体No.1〜No.4をそれぞれ得た。
〔比較例1〕
有機塩基化合物を用いなかった以外は、上記実施例1〜4と同様にして比較光学記録材料を作製し、該光学記録材料を用いて比較光学記録媒体No.1を得た。
〔評価例1−1〜1−4及び比較評価例1−1〕
化合物No.1及び有機塩基性化合物を含有する光学記録材料の熱安定性の評価を行なった。評価は、それぞれシアニン化合物濃度が1.0質量%、有機塩基化合物濃度が〔表1〕記載の濃度となるように2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液を調製し、得られた2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液を80℃で24時間放置したときのTOF質量スペクトルの変化で評価した。評価結果を以下の〔表1〕に示す。尚、比較はネガティブモードでm/z値がPF6 -の質量である144となるピークの相対強度で行なった。
Figure 0004963934
〔表1〕から明らかなように、本発明に係るシアニン化合物に塩基性化合物を添加した光学記録材料において、本発明に係るシアニン化合物は、80℃で24時間放置しても、六フッ化リン酸アニオンに由来するピークが消失せず、熱安定性が高いことが確認できた。一方、比較化合物は、80℃で24時間放置すると、PF6 -に由来するピークが消失し、熱安定性が低かった。
光学記録媒体の製造において、光学記録材料をスピンコーティング法にて塗布した後、残存した光学記録材料を回収して再利用することがあるが、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶媒を留去する際に70〜80℃に加熱する必要がある。本発明に係るシアニン化合物は、熱安定性が高いため、光学記録材料を再利用した場合においても光学記録媒体の光学記録層の形成に好適に使用することができる。
〔評価例2−1〜2−4及び比較評価例2−1〕
化合物No.1及び有機塩基性化合物を含有する光学記録材料の耐光性評価を行なった。まず、化合物No.1の濃度が1.0質量%、有機塩基化合物の濃度が〔表2〕記載の濃度となるように2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール溶液を調製し、得られた溶液を、20×20mmのポリカーボネート板上に2000rpm、60秒でスピンコーティング法により塗布して、試験片を作成した。評価は、該試験片に55000ルクスの光を照射し、5時間及び20時間照射した後、照射前のUV吸収スペクトルのλmaxでの吸光度残率を測定することにより行なった。結果を〔表2〕に示す。
Figure 0004963934
本発明に係るシアニン化合物と塩基性化合物とを併用した場合、特に2,2,6,6−テトラメチルピペリジノールでは20時間後の耐光性はやや劣るものの初期の耐光性は良好であり、ピリジンでは初期、20時間後ともに耐光性は良好であり、光学記録材料として好適に用いられることが確認できた。

Claims (4)

  1. 下記一般式(I)で表されるシアニン化合物(イ)を少なくとも一種及び有機塩基性化合物(ロ)である2,2,6,6−テトラメチルピペリジノール、N−メチルピペリジノール、又はピリジンを少なくとも一種含有することを特徴とする光学記録材料。
    Figure 0004963934
    また、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立に、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素原子数1〜30の有機基、あるいは下記一般式(II)、下記一般式(II’)又は下記一般式(III)で表される基を表し、R1とR2、及びR3とR4は、互いに連結して環構造を形成していてもよい。X1及びX2は、−CR2122−を表わし、X1及びX2中の基であるR21及びR22は、それぞれ独立に、炭素原子数1〜30の有機基であるアルキル基、アルケニル基、アルキルアリール基若しくはアリールアルキル基又はこれらの炭化水素基がエーテル結合若しくはチオエーテル結合で中断された基あるいは下記一般式(II)、下記一般式(II’)又は下記一般式(III)で表わされる基を表わし、R21とR22とは、互いに連結して環構造を形成していてもよく、R21及びR22のうち少なくとも一つが、下記一般式(II)又は下記一般式(II’)で表わされる基である。Qは、鎖中に環構造を含んでもよいポリメチン鎖を表し、該ポリメチン鎖中の水素原子は、ハロゲン原子、シアノ基、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アリール基で置換されていてもよく、該アルキル基、該アルコキシ基及び該アリール基は、さらに置換されていてもよい。Y1及びY2は、それぞれ独立に、炭素原子数1〜30の有機基、又は、下記一般式(III)で表される基を表し、Anq-はq価のフッ素原子を有するアニオンを表し、qは1又は2であり、pは電荷を中性に保つ係数を表す。)
    Figure 0004963934
    (上記一般式(II)において、LとTとの間の結合は、二重結合、共役二重結合又は三重結合であり、Lは炭素原子を表し、Tは、炭素原子、酸素原子又は窒素原子を表し、x、y及びzは、0又は1を表し、aは0〜4の数を表し、R5は、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルコキシ基を表し、R6、R7及びR8は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子で置換されてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、R6とR8とは、結合して環構造を形成してもよい。上記一般式(II’)において、L’とT’との間の結合は、二重結合又は共役二重結合であり、L’は炭素原子を表し、T’は、炭素原子、酸素原子又は窒素原子を表し、a’は0〜4の数を表し、L’及びT’を含む環は、ヘテロ原子を含んでもよい5員環、ヘテロ原子を含んでもよい6員環、ナフタレン環、キノリン環、イソキノリン環、アントラセン環又はアントラキノン環を表し、これらL’及びT’を含む環は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキル基又はアルコキシ基で置換されていてもよい。)
    Figure 0004963934
    (式中、Ra〜Riは、各々独立に、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、該アルキル基中のメチレン基は、−O−又は−CO−で置換されていてもよく、Zは、直接結合又は置換基を有してもよい炭素原子数1〜8のアルキレン基を表し、該アルキレン基中のメチレン基は、−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO−、−SO2−、−NH−、−CONH−、−NHCO−、−N=CH−又は−CH=CH−で置換されていてもよく、Mは、Fe、Co、Ni、Ti、Cu、Zn、Zr、Cr、Mo、Os、Mn、Ru、Sn、Pd、Rh、Pt又はIrを表す。)
  2. 上記シアニン化合物(イ)が、下記一般式(IV)で表わされる化合物であることを特徴とする請求項1記載の光学記録材料。
    Figure 0004963934
    (式中、環C、環D及びQは、上記一般式(I)と同じである。)
  3. 上記シアニン化合物(イ)の含有量が0.1〜10質量%であり、上記有機塩基性化合物(ロ)の含有量が0.01〜10質量%である請求項1又は2記載の光学記録材料。
  4. 基体上に、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学記録材料から形成された光学記録層を有することを特徴とする光学記録媒体。
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