JP4807770B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルトが衝撃により緊張したとき、車両用シートに設けたリンク機構からなるハイト装置による車両用シートの上下動を固定する装置を設けたものである。
従来、緊急時に着座者を車両用シートに拘束するためのシートベルトを設けたものは周知である(特許文献1)。
また、従来、車両用シートを高さ調節自在にハイト装置を介して取付け、このハイト装置をシートベルトに所定以上の荷重が掛かったとき、ハイト装置の上下をロックするハイトロック機構を設けた構成も公知である。(特許文献2)。
特開2002−59770号公報 特開2001−163091号公報
前記公知例のうち特開2002−59770号公報(公知例1)に記載されたものは、単にシートベルトをシートに組み込んだ車両用シートであり、車両用シートの高さ調節はできないという課題がある。
この点、特開2001−163091号公報(公知例2)では、ハイト装置により上下し、シートベルトに荷重が掛かったときハイト装置をロックするハイトロック構成が、記載されている。
しかし、公知例2では、シートの上下に応じて円弧移動する係合フックが円弧状に配置した係合凹部に係合する構成のため、係合凹部に係合するときの係合フックの角度が、シートの高さ位置によって、相違するという課題がある。
即ち、通常の高さ調節のために、係合フックが係合溝に係合しないように係合フックの移動路を設けており、この移動路はハイト装置のリンクの回動方向と一致させた円弧形状であり、そのため、シートベルトに掛かる荷重方向と係合フックの回動方向が、シートの高さ位置によって、変化するのである。
また、係合フックの移動路および係合溝の配置は、ハイト装置のリンクの回動方向と一致させる制約があり、そのため、取付位置が限定されるという課題がある。
また、円弧形状の係合溝を形成した部材の取付スペースおよび作動スペースが広く必要となり、ハイト装置(ハイトロック装置)が大型化する。
また、係合フック先端を係合溝に係合させる構成のため、一段の係合溝が大きく、係合するまでに時間を要し、その間車両シートの上下はロックされないという課題がある。
また、係合フックが係合溝に係合する方向が一方向のみであるため、作動不良を起こす可能性がある。
本願は、スペースを要せず、作動確実なハイトロック装置の提供をするものである。
本発明は、車体側に取付けた車体側プレート6と車両用シートの座席シート1との間にリンク機構からなるハイト装置10を設けて車両用シートの高さ調節自在に構成し、前記座席シート1にはガイドプレート42を取付け、該ガイドプレート42には前記車体側プレート6に取付けたラックギヤプレート60を直線状に移動自在に取付け、前記ガイドプレート42には、着座者のシートベルト30に緊急時の荷重が掛かると前記ラックギヤプレート60に係合するロックプレート52を一対設け、各ロックプレート52は前記ガイドプレート42に設けた挿通孔50に遊びを有して挿通した取付軸51により回動自在に取付けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記各ロックプレート52の回動端には、ロック溝55と上側案内孔53を夫々形成し、前記上側案内孔53には、前記シートベルト30に緊急時の荷重が掛かると移動する移動プレート46に設けた案内体54を係合させ、前記上側案内孔53と案内体54とは、前記移動プレート46が移動すると前記ロック溝55を前記ラックギヤプレート60に設けたロック係合溝65に係合するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記移動プレート46は、シートベルト30を取付けた取付軸43を介して前記ガイドプレート42に取付け、取付軸43は前記ガイドプレート42の挿通孔44に上下自在に取付け、前記取付軸43は前記ラックギヤプレート60の直線状の誘導溝62に上下自在に取付けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ロックプレート52のロック溝55と前記ラックギヤプレート60のロック係合溝65は、係合面67Aと、傾斜する案内面67Bとを有して夫々形成し、前記ロック溝55と前記ロック係合溝65の係合面67Aは、前記ガイドプレート42の移動方向に対する略交差方向となるようにして、互いに係合するように構成した車両用シートとしたものである
本発明は、前記一対のロックプレート52の夫々の取付軸51には、該取付軸51が互いに接近するように常時付勢するバネ75を設けた車両用シートとしたものである
請求項1の発明では、直線状のロック溝55にロックプレート52のロック係合溝65を噛み合わせを確実にでき、また、シートベルト30の端部を取付けたガイドプレート42を座席シート1に取付けたので、高さ調節したときに、シートベルト30の張り具合は変化しない。
請求項2の発明では、シートベルト30に荷重が掛かると、瞬時にハイト装置10のリンク機構を固定でき、シートベルト30に掛かる荷重を固定したハイト装置を介して車体側に分散させ、車両用シートに掛かる荷重を軽減できる。
請求項3の発明では、シートベルト30に掛かる荷重をロックプレート52の作動に確実に伝達できて、ハイト装置10を確実に固定できる。
請求項4の発明では、荷重を強固に支持できる。
請求項5の発明では、ロックプレート52の回動中心の取付軸51の取付部分の遊びがあっても、円滑・確実に作動させる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シートの座席シート、5は座席シート1の座席フレームであり、座席フレーム5と車体側に取付ける車体側プレート6との間には、座席シート1の高さを調節するハイト装置10を設ける。
ハイト装置10の構成は任意であり、一例を示すと、座席フレーム5の後側左右側両面に後側回動アーム11の一端を回動自在に上側取付軸12により軸着し、後側回動アーム11の他端を車体側プレート6に下側取付軸(図示省略)により回動自在に夫々軸着する。
座席フレーム5の前側の左右両側面には、前側回動アーム14の上部を回動自在に前側取付軸15により軸着し、前側回動アーム14の下部は車体側プレート6に取付軸16により回動自在に軸着する。
ハイト装置10は、前記後側回動アーム11または前側回動アーム14の何れか一方を回動させる操作機構18を設ける。19は、操作機構18の一部を構成するロッド、20は同セクターギヤ、21は同ハイト作動用回動部材、22は同作動用回動部材21の歯部23に噛合う歯車、24は同操作ダイヤルである。
ハイト装置10は、座席フレーム5および車体側プレート6と、後側回動アーム11および前側回動アーム14とによりリンクを構成し、後側作動用回動部材21が後側回動アーム11を回動させ、後側回動アーム11に連動して前側回動アーム14も回動して、座席シート1を車体側プレート6に対して上下させる。
なお、ハイト装置10の構成は、後側回動アーム11と前側回動アーム14とを平行リンクのように連動させずに、後側回動アーム11と前側回動アーム14とを個別に回動させて座席シート1の前後夫々を独立させて上下させるように構成してもよい。
しかして、車両用シート1にはシートベルト30を装備(図示省略)する。シートベルト30の構成は任意であり、図示は省略するがリトラクターに出入り自在に取付けられ、シートベルト30が引出されたときには弛まないように巻き取るとともに、緊急時にはシートベルト30が引出されるのをロックするように構成されている。
しかして、所定以上の荷重がシートベルト30に掛かると、座席フレーム5のの上動をロックするハイトロック装置40を設ける。
図2において、41は前記シートベルト30の端部を係止するアンカープレートであり、アンカープレート41の基部は上下に長いガイドプレート42に取付軸43により取付ける。
取付軸43は段付軸により構成し、一対のガイドプレート42が所定間隔おいて相対峙するように、ガイドプレート42の上下中間位置に設けた挿通孔44に挿通する。ガイドプレート42は上部を移動側用取付軸45により座席フレーム5に取付ける。
ガイドプレート42の取付軸43には移動プレート46を取付ける。移動プレート46はガイドプレート42の側縁48より外側に位置するように三角形状に形成し、前記取付軸43は移動プレート46の頂部に位置させる。
また、移動プレート46は一対のガイドプレート42の内外面を挟持するように一対設ける。ガイドプレート42の下部には一対の挿通孔50を設け、各挿通孔50には取付軸51を夫々取付け、各取付軸51には、一対のロックプレート52の基部を回動自在に夫々取付ける。
各ロックプレート52の上部には上側案内孔53を形成し、各上側案内孔53には移動プレート46に設けた案内体54を夫々係合させる。一対のロックプレート52は、ガイドプレート42に前後対称状に配置し、各ロックプレート52の内側縁に設けたロック溝55が夫々同一面上にて対面するようにする。
案内体54と上側案内孔53は、取付軸43が挿通孔44の下方に位置するとき、左右のロックプレート52の間隔を広くするアンロック状態とし、取付軸43が挿通孔44の上方に上動すると、移動プレート46を上動させ、移動プレート46が上動するとき左右のロックプレート52の間隔を狭くするロック状態に変位させるように構成する。
即ち、上側案内孔53は上方至るに従い互いに外側に位置するように傾斜させる。
しかして、前記一対のロックプレート52の内側縁に設けたロック溝55の間には、ラックギヤプレート60を設ける。ラックギヤプレート60は一対の脚部61により上部を開放したU字形状に形成し、脚部61の間に縦長の直線状で上部を開放した誘導溝62を形成する。誘導溝62は前記取付軸43の外周に嵌合させ、取付軸43はラックギヤプレート60の誘導溝62内を上下する。
ラックギヤプレート60の下部には取付孔63を設け、取付孔63を車体側プレート6に取付軸64により取付ける。
ラックギヤプレート60の側面にはロック係合溝65を形成する。ラックギヤプレート60は前記左右のロックプレート52のロック溝55の間に位置し、通常状態ではラックギヤプレート60に対してガイドプレート42および移動プレート46並びにロックプレート52は自由に上下する。
アンカープレート41に荷重が掛かって、取付軸43が上動すると、左右のロックプレート52の間隔が狭くなり、ロックプレート52のロック溝55がロック係合溝65に係合し、ガイドプレート42および移動プレート46並びにロックプレート52の上動を停止(規制)させる。
前記移動プレート46にはバネ66の上端を取付け(図2)、バネ66の下端は前記ガイドプレート42に係止する。バネ66は移動プレート46(取付軸43)を常時下方に位置するように付勢する。
また、挿通孔44は、前記ロックプレート52のロック溝55が前記ロック係合溝65に係合するように、前記取付軸43を移動させるのに充分な長さの長孔に形成する。
しかして、ロックプレート52のロック溝55およびラックギヤプレート60のロック係合溝65は、互いに、相対峙する係合面67Aと、傾斜する案内面67Bとを有して形成し、ガイドプレート42の移動方向に対して交差方向の係合面67Aにより互いにロックするように構成する。
また、ロックプレート52の取付軸51を挿通するガイドプレート42の一対の挿通孔50は取付軸51の外径より大きな孔に形成する。
即ち、ロックプレート52のロック溝55を、単に、取付軸51を中心とした回動移動によりラックギヤプレート60のロック係合溝65に係合させると、ロック溝55とロック係合溝65と位置にズレがあったとき、スタックする惧れがあるが、本願では、挿通孔50を取付軸51に対して大きく形成して遊びを設けているので、ロック溝55とロック係合溝65は互いに平行移動するように正面から向き合って係合するように構成している。
したがって、一対の挿通孔50は、ロック溝55とロック係合溝65が互いに略正面から向きあって係合するように、ロックプレート52を回動させる大きさの遊びとなる形状に形成する。
そして、一対のロックプレート52の基部の取付軸51には、一対の取付軸51が互いに接近するように付勢するバネ75を設ける。
68はガイドプレート42に固定された案内部材であり、前記ラックギヤプレート60の誘導溝62に嵌合してガイドプレート42の上下動を案内し、そのため、ガイドプレート42は直線状に移動する。
しかして、前記車体側プレート6は前記車両用シート1を車体に前後位置調節自在にするスライドレール70のアッパーレール71により構成し、スライドレール70のアッパーレール71にガイドプレート42の下部を固定用取付軸45により取付ける。72はスライドレール70のロアーレールである。
(実施例の作用)
車両用シート1に着座し、シートベルト30のタングプレートを持って引き出し、バックルに係合させる。
次に、操作ダイヤル24を回すと、後側作動用回動部材21がロッド19を押し引きして後側回動アーム11を回動させ、後側回動アーム11は座席フレーム5の後部を上下させ、これに連動して前側回動アーム14も回動して座席フレーム5の前部を上下させ、座席シート1(車両用シート1)全体を車体側プレート6に対して上下させる。
この場合、ハイトロック装置40は、移動プレート46(取付軸43)がバネ66により牽引されているから、ロックプレート52の上側案内孔53は案内体54に対して外側に位置している。
したがって、ロックプレート52のロック溝55はラックギヤプレート60のロック係合溝65より外側に位置してアンロック状態になっており、ラックギヤプレート60に対してガイドプレート42および移動プレート46並びにロックプレート52は自由に上下し、そのため、座席フレーム5と車体側プレート6の上下間隔は変更可能となって、座席シート1の高さ調節を自由に行える。
しかして、シートベルト30のバックルは、アンカープレート41に取付けられ、アンカープレート41はガイドプレート42に取付けられているから、アンカープレート41(バックル)は、座席フレーム5と共に上下し、座席シート1の高さ調節したときに、シートベルト30も一体的に上下するので、シートベルト30の張り具合は座席シート1の高さ調節をしても変化しない。
しかして、緊急時にシートベルト30が緊張して着座者を車両用シート1に保持(拘束)すると、この着座者を保持する荷重は、シートベルト30を介してアンカープレート41に掛かり、アンカープレート41は取付軸43をバネ66の弾力に抗して挿通孔44内を上動させる。
取付軸43が上動すると、移動プレート46がガイドプレート42に対して上動し、移動プレート46の案内体54が一対のロックプレート52に対して上動し、案内体54と上側案内孔53の作用によりロックプレート52は取付軸51中心に互いに接近するように移動する。
そのため、取付軸43が挿通孔44内を上動すると、瞬時に、シートベルト30の緊張を感知し、一対のロックプレート52のロック溝55の間隔が狭くなり、ロック溝55はラックギヤプレート60のロック係合溝65に係合し、ハイトロック装置40をロックする。
ハイトロック装置40がロックすると、ハイト装置10をロックして、座席シート1(車両用シート)全体の上動を直ちに停止固定する。そのため、シートベルト30を介して座席シート1(車両用シート)全体を上動させる方向の荷重は、ハイトロック装置40および車体側プレート6を介して車体側に分散させることができ、座席シート1(車両用シート)全体に掛かる荷重を軽減でき、その結果、車両用シートの軽量化が図れる。
しかして、ハイトロック装置40は、U型のラックギヤプレート60に対してガイドプレート42および移動プレート46並びにロックプレート52を、シートベルト30の牽引方向に自由に上下させ、ラックギヤプレート60の外面のロック係合溝65にロックプレート52のロック溝55を係合させてロックする構成であるから、ガイドプレート40とラックギヤプレート60とは、シートの高さ調節したとき、2点(軸45と軸63)間の距離が変更するだけであるから、ハイト装置10により座席シート1が斜め前後に上下しても、ガイドプレート40とラックギヤプレート60との上下動方向は常時直線移動となる。
したがって、ラックギヤプレート60の上下移動方向とシートベルト30の牽引方向は、座席シート1の高さが変化しても変化しない。
その結果、座席シート1(車両用シート1)が何れの高さ位置にあっても、ロックプレート52の回動方向とラックギヤプレート60との位置関係は変化せず、確実にロックする。即ち、ロックプレート52の回動方向および回動角並びにロック溝55のロック係合溝65への噛み合い時の進入角度等は、座席シート1(車両用シート1)が何れの高さ位置にあっても変化しない。
しかして、取付軸43は挿通孔44に挿通し、挿通孔44は、ロックプレート52のロック溝55をロック係合溝65に継脱させるのために取付軸43が移動しうる長さに形成すればよいから、そもそもの取付軸43の移動範囲を限定でき、作動を確実にする。
また、ラックギヤプレート60の一端は車体側プレート6に取付け、ガイドプレート42は座席フレーム5に取付け、ラックギヤプレート60に対してガイドプレート42が摺動すればよいから、取付スペースは頗る小型にでき、作動スペースもロック溝55がロック係合溝65に継脱に要する溝の幅以上であればよく、頗る小型になる。
また、ラックギヤプレート60の誘導溝62は、直線状に形成しているから、ハイト装置10のリンク機構の動きとは無関係に設置でき、取付の制約を減少させ、設計の自由度を高められる。
しかして、ラックギヤプレート60は、U型形状の一対の脚部61の間に誘導溝62を形成し、脚部61の外面にロック係合溝65を形成しているから、前後両側のロック係合溝65の二か所にロックプレート52が係合するので、ロックが確実である。
即ち、一対のロックプレート52がラックギヤプレート60の両側から挟持してロックするので、一対のロックプレート52は互いのロックするときの反力を互いに支持する位置関係になって、強固にロックする。
しかして、ガイドプレート42は、前記ラックギヤプレート60と前記ロックプレート52を挟持するように相対峙させて一対設けているので、ガイドプレート42は座席シートの上下に合わせて円滑に上下する。
また、移動プレート46は、一対のガイドプレート42を挟持するように位置しているから、シートベルト30に荷重が掛かって取付軸43が上動により、移動プレート46が上動するとき、一対の移動プレート46が案内体54の両端側を上動させてロックプレート52を回動させ、ロックプレート52の作動を確実にする。
しかして、ロックプレート52のロック溝55およびラックギヤプレート60のロック係合溝65は、互いに、相対峙する係合面67Aと、傾斜する案内面67Bとを有して形成しているから、ロック溝55とロック係合溝65は、移動方向(荷重方向)に対して交差方向の係合面67Aにより互いにロックし、強固に荷重を支持する。
しかして、ロックプレート52のロック溝55は、単に、取付軸51を中心とした回動移動によりラックギヤプレート60のロック係合溝65に係合させると、ロック溝55とロック係合溝65との位置ズレによりスタックする惧れがあるが、本願では、ロックプレート52の取付軸51を挿通するガイドプレート42の一対の挿通孔50は取付軸51の外径より大きく遊びを有して形成し、一対のロックプレート52の基部の取付軸51には、一対の取付軸51が互いに接近するように付勢するバネ75を設けているから、当初は、ロックプレート52が取付軸51中心に、案内体54と上側案内孔53の作用により回動する(図8)。
次に、ロック溝55の案内面67Bがロック係合溝65の案内面67Bに当たると、取付軸51が挿通孔50内をバネ75の弾力に抗して移動を開始するから、ロックプレート52は案内体54と取付軸51の二か所を支点にして回動し、ロック溝55とロック係合溝65の噛み合いが進行する(図9、図10)。
即ち、図10から図12のように、取付軸51が挿通孔50内を移動するため、ロック溝55は上動しながら取付軸51中心に円弧移動することになって、あたかも、平行移動するようにロック溝55はロック係合溝65に向かって移動する。
同時に、シートベルト30を取付けた取付軸43は挿通孔44内の上縁に当接してガイドプレート42の移動側用取付軸45に、シートベルト30の荷重が掛かるから、ガイドプレート42は上動し、ロックプレート52の取付軸51は挿通孔50に対して相対的に下降することになり、ロック溝55とロック係合溝65の係合面67Aが上下に遊びなく互いに噛み合う。
この場合、シートベルト30の荷重によってガイドプレート42が上動する量は、ロック溝55とロック係合溝65とが完全に噛み合うためにワンピッチの範囲内なので、車両用シートに掛かる荷重が僅かであり、影響はなく、複雑な機構を用いることなく、ロック溝55とロック係合溝65とを良好・円滑・確実に噛み合わせる機構を実現できる。
また、ロックプレート52の取付軸51を取付ける挿通孔50に遊びを設けた簡素な構成によりロック溝55とロック係合溝65とのスタックを防止できるから、複雑なリンク機構によってロック溝を噛み合わせる構成に比し、メカロック等の生じる不具合の発生もなく、合理的な構成となる。
しかして、一度、ロック溝55とロック係合溝65がロックされると、バネ75により取付軸51が挿通孔50内の下縁に当接保持されるから、ロックプレート52の開放方向の取付軸51中心の回動はロック溝55とロック係合溝65の噛み合いにより不能であり、そのため、取付軸43を下降させることもロックプレート52の開放方向の回動ができないので規制され、移動プレート46とロックプレート52とラックギヤプレート60とは互いにロック状態を保持する。
なお、理解を容易にするために、便宜上、上下あるいは前後左右等の「方向」を示して説明しているが、これらの記載によって、ハイトロック装置40の取付位置等の本願の構成が限定されるものではない。
座席フレームの側面図。 ハイトロック装置の側面図。 ハイトロック装置の分解図。 ハイトロック装置の背面図。 ハイトロック装置の正面図(アンカープレート省略)。 アンロック状態の側面図。 係合溝の側面図。 ロック状態への移行開始状態の側面図。 ロック状態への移行状態の側面図。 ロック状態への移行状態の側面図。 ハイトロック直前状態の側面図。 ハイトロック状態の側面図。
1…座席シート、5…座席フレーム、6……車体側プレート、10…ハイト装置、11…後側回動アーム、12…後側取付軸、13…取付軸、14…前側回動アーム、15…前側取付軸、16…取付軸、18…操作機構、19…ロッド、20…セクターギヤ、21…作動用回動部材、22…歯車、30…シートベルト、40…ハイトロック装置、41…アンカープレート、42…ガイドプレート、43…段付軸、44…挿通孔、45…移動側用取付軸、46…移動プレート、48…側縁、52…ロックプレート、53…上側案内孔、54…案内体、55…ロック溝、60…ラックギヤプレート、61…脚部、62…誘導溝、63…取付孔、64…固定用取付軸、65…ロック係合溝、66…バネ、67…下側案内孔、67A…係合面、70…スライドレール、71…アッパーレール、72…ロアーレール、75…バネ。

Claims (5)

  1. 車体側に取付けた車体側プレート6と車両用シートの座席シート1との間にリンク機構からなるハイト装置10を設けて車両用シートの高さ調節自在に構成し、前記座席シート1にはガイドプレート42を取付け、該ガイドプレート42には前記車体側プレート6に取付けたラックギヤプレート60を直線状に移動自在に取付け、前記ガイドプレート42には、着座者のシートベルト30に緊急時の荷重が掛かると前記ラックギヤプレート60に係合するロックプレート52を一対設け、各ロックプレート52は前記ガイドプレート42に設けた挿通孔50に遊びを有して挿通した取付軸51により回動自在に取付けた車両用シート。
  2. 請求項1において、前記各ロックプレート52の回動端には、ロック溝55と上側案内孔53を夫々形成し、前記上側案内孔53には、前記シートベルト30に緊急時の荷重が掛かると移動する移動プレート46に設けた案内体54を係合させ、前記上側案内孔53と案内体54とは、前記移動プレート46が移動すると前記ロック溝55を前記ラックギヤプレート60に設けたロック係合溝65に係合するように構成した車両用シート。
  3. 請求項2において、前記移動プレート46は、シートベルト30を取付けた取付軸43を介して前記ガイドプレート42に取付け、取付軸43は前記ガイドプレート42の挿通孔44に上下自在に取付け、前記取付軸43は前記ラックギヤプレート60の直線状の誘導溝62に上下自在に取付けた車両用シート。
  4. 請求項2または請求項3において、前記ロックプレート52のロック溝55と前記ラックギヤプレート60のロック係合溝65は、係合面67Aと、傾斜する案内面67Bとを有して夫々形成し、前記ロック溝55と前記ロック係合溝65の係合面67Aは、前記ガイドプレート42の移動方向に対する略交差方向となるようにして、互いに係合するように構成した車両用シート。
  5. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記一対のロックプレート52の夫々の取付軸51には、該取付軸51が互いに接近するように常時付勢するバネ75を設けた車両用シート。
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