JP4807558B2 - シートスライドレール用モール - Google Patents
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Description
モール本体部分を構成する基部と、
基部に設けられロアレールの開口の周縁よりも開口の中央側に突出する第1片部と、
基部に第1片部よりも上側に設けられ着座シート側の移動体に接触または接近するように第1片部よりも開口の中央側に向かう第2片部とを具備しており、
第1片部は第2片部よりも相対的に硬く、第2片部は第1片部よりも相対的に軟らかくされており、
第1モールの上方に位置するように着座シート側に回動可能に設けられたロック部材の回動軌跡から外れるように、第2モールの第1片部は構成されており、
第1モールの第1片部は、第2モールの第1片部よりも開口の中央側に位置し且つ第2モールの第1片部よりも厚肉の頭部を有しており、
第1モールおよび第2モールにおいて各第2片部が下方に弾性変形して第1片部に当接したとき、第1モールの第2片部は第2モールの第2片部よりも開口の中央側に位置することを特徴とする。
・ロアレールの開口の延設方向に対して交差する方向に沿った断面で、第2片部の長さよりも第1片部の長さが短く設定されている。そして、第1片部の先端と着座シート側の移動体との接触度は、第2片部と着座シート側の移動体との接触度に比較して小さくされている。この場合、第1片部よりも軟らかい第2片部の先端と着座シート側の移動体との接触度が相対的に高いため、異物の進入防止性が向上する。更に、第2片部よりも硬い第1片部の先端と着座シート側の移動体との接触度は相対的に低いため、着座シート側の移動体の移動性が確保される。
・第2片部の長さよりも第1片部の長さが短く設定されており、第1片部の先端は、着座シート側の移動体に非接触とされている。このように第2片部よりも硬い第1片部は着座シート側の移動体に非接触とされているため、開口からロアレール内への異物の進入防止性を高めつつ、着座シート側の移動体の移動性を損なうことが抑制される。
・相対的に軟らかい第2片部の先端部は、第2片部と基部との付け根部分よりも厚肉とされている。この場合、第2片部が下方に弾性変形するとき、第2片部の先端部の厚肉部分が第1片部の先端よりも開口の中央側に位置する。これによりロアレールの開口を覆う面積を増加させることができ、異物の進入防止性を高めることができる。ここで、第2片部は、基部と第2片部との付け根部分に位置する首部と、首部よりも厚肉の頭部とを備えている形態を例示することができる。
・第1片部の先端部は、第1片部と基部との付け根部分よりも厚肉とされている。
この場合、異物進入に伴い、第1片部が下方に弾性変形したとしても、厚肉な先端分により、ロアレールの開口の巾を小さくできる。更に、第1片部の先端部は厚肉であるため、変形抵抗性が高く、異物の進入に対する抵抗性を高くできる。ここで、第1片部は、基部と第1片部との付け根部分に位置する首部と、首部よりも厚肉の頭部とを備えている形態を例示することができる。
・第1片部は当接面を備えている。当接面は、ロアレールの開口の周縁に当接可能であり、当接に伴い、第1片部の曲げ変形を抑える。この場合、第1片部の当接面がロアレールの開口の周縁に当接して早期に受けられる。このため、ライター等の異物が開口内に進入しようとして第1片部を押し下げるときであっても、第1片部の曲げ量を小さめに抑えることができる。故に、第1片部に下向きに作用する曲げモーメントを低減させ、第1片部の過剰曲げを抑制するのに有利である。
・第2片部と基部との境界面は傾斜面とされている。この場合、第2片部と基部と境界面積が増加するため、第2片部の接合性が向上する。ここで、第2片部の先端側に向かうにつれて下降する傾斜面を例示できる。この場合、第2片部が下向きに変形するとき、剥離力が境界面に作用することが抑制される。
・基部は、ロアレール側に係合して固定される係合部を備えている。この場合、モールをロアレール側に固定するのに有利である。係合部は基本的には基部と同系材質で形成できる。場合によっては、基部をロアレール側に接着して取り付けることにしても良い。
本発明の実施例1について図1〜図6を参照して説明する。図1に示すように、シート1は、車両等に搭載されるものであり、使用者の尻部を支えるシートクッション10と、使用者の背中に対面するシートバック12とを有する。シートクッション10の底部には、アッパーレール13(移動体)が取り付けられている。シート1の位置を調整するとき、アッパーレール13はロアレール15の開口16の長さ方向に沿って移動する。開口16はロアレール15の長さ方向に沿って延設されている。シートスライドレール用の第1モール2は、金属または硬質樹脂製のロアレール15と、ロアレール15の側方の床面Fとの間において介在するものであり、ロアレール15の開口16を覆う機能を有する。ここで、シートスライドレールは、シート1側に固定されるアッパーレール13と、車体側に固定されるロアレール15とを備えている。
図7は参考例1を示す。本例は実施例1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。共通する部位には共通の符号を付する。以下、異なる部分について説明する。図7は、ロアレール15の開口16の延設方向に対して交差する方向に沿った断面を示す。図7に示すように、第2モール2Bにおいて、第1片部21は、第1頭部21cよりも薄肉の第1首部21aと、第1首部21aよりも厚肉の第1頭部21cとを有する。第1モール2および第2モール2Bの厚肉の第1頭部21cは、開口16の中央側に突出する。このため、ロアレール15の開口16を覆う面積を増加させ、異物の進入防止性を更に向上させることができる。なお、本例では、ロック部材400が第2モール2Bの第1片部21に干渉しないようにされているか、あるいは、異なる機構のロック部材が採用されている。
図8は参考例2を示す。本例は実施例1と基本的には同様の構成および作用効果を有する。共通する部位には共通の符号を付する。以下、異なる部分について説明する。図8に示すように、モール2Dは、2つの並設されたロアレールの間に配置される。モール2Dは、基部20と、基部20の巾方向の一端部20uに一体的に設けられた第1片部21と、基部20の巾方向の一端部20uに一体的に設けられた第2片部22と、基部20の巾方向の他端部20vに一体的に設けられた第1片部21Dと、基部20の巾方向の他端部20vに一体的に設けられた第2片部22Dとを備えている。
この場合、開口の被覆性を高めつつ、硬質の第1片部と着座シート側の移動体との接触度を低減させることができる。
この場合、開口の被覆性を高めることができる。
この場合、第2片部が下方に弾性変形するとき、第2片部の先端部の厚肉部分が第1片部の先端に重なると共に、第1片部の先端よりも開口の中央側に位置することができる。このため開口の被覆性を高めることができる。
Claims (8)
- 着座シート側の移動体が通過する方向に沿って延設された開口をもつロアレールと前記ロアレールの側方の床面との間において介在する第1モール及び第2モールから構成されるシートスライドレール用モールにおいて、
前記ロアレールの前記開口の延設方向に対して交差する方向に沿った断面で、前記第1モール及び前記第2モールは各々、
モール本体部分を構成する基部と、
前記基部に設けられ前記ロアレールの前記開口の周縁よりも前記開口の中央側に突出する第1片部と、
前記基部に前記第1片部よりも上側に設けられ前記着座シート側の前記移動体に接触または接近するように前記第1片部よりも前記開口の中央側に向かう第2片部とを具備しており、
前記第1片部は前記第2片部よりも相対的に硬く、前記第2片部は前記第1片部よりも相対的に軟らかくされており、
前記第1モールの上方に位置するように前記着座シート側に回動可能に設けられたロック部材の回動軌跡から外れるように、前記第2モールの第1片部は構成されており、
前記第1モールの第1片部は、前記第2モールの第1片部よりも前記開口の中央側に位置し且つ前記第2モールの第1片部よりも厚肉の頭部を有しており、
前記第1モールおよび第2モールにおいて前記各第2片部が下方に弾性変形して前記第1片部に当接したとき、前記第1モールの第2片部は前記第2モールの前記第2片部よりも前記開口の中央側に位置することを特徴とするシートスライドレール用モール。 - 請求項1に記載のシートスライドレール用モールにおいて、前記第1モールおよび前記第2モールにおいて前記各第2片部は、同断面形状をもち、互いに向き合うように配置されていることを特徴とするシートスライドレール用モール。
- 請求項1又は2に記載のシートスライドレール用モールにおいて、前記ロアレールの前記開口の延設方向に対して交差する方向に沿った断面で、前記第2片部の長さよりも前記第1片部の長さが短く設定されており、前記第1片部の先端と前記着座シート側の前記移動体との接触度は、前記第2片部と前記着座シート側の前記移動体との接触度に比較して小さくされていることを特徴とするシートスライドレール用モール。
- 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のシートスライドレール用モールにおいて、前記第1片部の先端は、前記着座シート側の前記移動体に非接触とされていることを特徴とするシートスライドレール用モール。
- 請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のシートスライドレール用モールにおいて、前記第1片部は、前記ロアレールの前記開口の周縁に当接可能な当接面を備えており、前記当接面が前記開口の周縁に当接するに伴い、前記第1片部の曲げ変形を抑えることを特徴とするシートスライドレール用モール。
- 請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のシートスライドレール用モールにおいて、前記第2片部の先端部は、前記第2片部と前記基部との付け根部分よりも厚肉とされており、前記第2片部が下方に弾性変形するとき、前記第2片部の先端部の厚肉部分が前記第1片部の先端よりも前記開口の中央側に位置することを特徴とするシートスライドレール用モール。
- 請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のシートスライドレール用モールにおいて、前記第1片部の先端部は、前記第1片部と前記基部との付け根部分よりも厚肉とされていることを特徴とするシートスライドレール用モール。
- 請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載のシートスライドレール用モールにおいて、前記第2片部と前記基部との境界面は傾斜面とされていることを特徴とするシートスライドレール用モール。
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