JP4807200B2 - 光終端システム、光終端ユニット及び切替え方法 - Google Patents

光終端システム、光終端ユニット及び切替え方法 Download PDF

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Description

本発明は、光伝送システムの光終端システム、光終端ユニット及び切替え方法に関し、より具体的には、PON(Passive Optical Network)システムのOLT(Optical Line Terminal)機能を有する冗長構成の光終端システム、予備機として使用される光終端ユニット、及び、現用機から予備機への切替え方法に関する。
PONシステムは、センター局に配置される光終端装置OLTと複数のユーザ宅の光終端装置ONU(Optical Network Unit)とを、光ファイバ及び光スプリッタからなる受動光素子を介して接続する光伝送システムである(例えば、特許文献1)。
PONシステムは、インターネットのアクセス回線として普及するに留まらず、放送及び電話を含めた複合サービスに提供するシステムとして利用されつつある。緊急通報にも対応可能なIP電話が、現在、商用提供されている。また、CS(Communications Satellite)放送もIPベースにて、PONシステムなどを用いた光アクセス回線を利用して各家庭に提供されており、さらに、2008年には、地上波デジタル放送も提供される可能性がある。
特開2005−175599公報
このように、緊急通報可能なIP電話、又は放送提供用途に、PONなどの光アクセスシステムを利用する場合、ネットワーク機器の故障による接続断は可能な限り避けなければならない。
PONシステムでは、一つの局側装置であるOLTに複数ユーザが接続されている。OLTの障害がユーザに及ぼす影響は大きく、OLTの故障による接続断は、可能な限り避けなければならない。OLTの交換は、配下の全ユーザへのサービスの一時停止に繋がる。
本発明は、冗長構成により耐障害性能を高め、短時間に予備システムに切り替え可能な光終端システム、予備機として使用される光終端ユニット、及び、現用機から予備機への切替え方法を提示することを目的とする。
本発明に係る光終端システムは、光伝送路を介して複数のユーザ光終端装置にそれぞれ接続する複数の現用光終端ユニットであって、それぞれが、接続する各ユーザ光終端装置の管理情報に従い、接続する各ユーザ光終端装置の通信を制御する複数の現用光終端ユニットと、当該複数の現用光終端ユニットの当該管理情報の内の優先管理情報を記憶可能な記憶装置を具備する予備光終端ユニットと、当該複数の現用光終端ユニットの内の障害が発生した障害発生ユニットから当該予備光終端ユニットへの切り替えを制御する制御装置とを具備し、当該制御装置は、当該障害の発生前には、当該現用光終端ユニットの当該優先管理情報を当該予備光終端ユニットに転送し、当該障害の発生に応じて、当該予備光終端ユニットに当該障害発生ユニットの代行を指示し、当該予備光終端ユニットは、当該制御装置からの当該代行の指示に従い、当該障害発生ユニットの当該優先管理情報を使っ当該障害発生ユニットを代行すると共に、当該障害発生ユニット以外の当該優先管理情報を破棄し、そのメモリ空間を解放することを特徴とする。
本発明にかかる光終端ユニットは、光伝送路を介して複数のユーザ光終端装置に接続し、接続する各ユーザ光終端装置の通信を制御する光終端装置の予備機として使用される光終端ユニットであって、現用機として使用される複数の現用光終端ユニットの優先管理情報を記憶可能な記憶装置(54d)と、当該複数の現用光終端ユニットの内の障害が発生した障害発生ユニットの代行の指示に従い、当該障害発生ユニットの当該優先管理情報を使って、当該障害発生ユニットを代行するCPUとを具備し、当該CPUは、当該代行の指示に従い、当該障害発生ユニット以外の当該優先管理情報を破棄し、そのメモリ空間を解放することを特徴とする。
本発明に係る切替え方法は、複数の現用光終端ユニットの内の障害が発生した障害発生ユニットから予備光終端ユニットに切り替える方法である。当該障害の発生前に、当該複数の現用光終端ユニットの管理情報の内の優先管理情報を、それぞれ所定のタイミングで当該予備光終端ユニットに転送する。当該障害発生ユニットの当該障害の発生に応じて、当該予備光終端ユニットに当該障害発生ユニットの代行を指示する。そして、当該予備光終端ユニットが、当該代行の指示に従い、当該障害発生ユニットの当該優先管理情報を使って該障害発生ユニットを代行すると共に、当該障害発生ユニット以外の当該優先管理情報を破棄し、そのメモリ空間を解放する。
本発明では、複数の現用光終端ユニットが保持する重要性が高く早急に復旧すべきサービス(高優先サービス)に関する情報を事前に予備光終端ユニットに転送しているので、障害発生後の高優先サービスの復旧に要する時間を大幅に短縮できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。本実施例では、現用の3つのOLT10a,10b,10cと、予備の1つのOLT10dと、OLT10a,10b又は10cの故障時にOLT10dに切り替える制御装置12が、同一の架の異なるスロットに収容されている。OLT10a,10b,10c,10dは、特許請求の範囲にいう光終端ユニットに対応する。OLT10a,10b,10c,10dは、同じ構成と機能からなる。説明上、現用OLT10aで現用機の機能を説明し、予備OLT10dで予備機の機能を説明する。
OLT10aの光入出力ポートは、光ファイバ14a及び光カップラ16aからなる第1のPON伝送路を介して複数のONU18a−1〜18a−nに接続する。同様に、OLT10bの光入出力ポートは、光ファイバ14b及び光カップラ16bからなる第2のPON伝送路を介して複数のONU18b−1〜18b−nに接続する。OLT10cの光入出力ポートは、光ファイバ14c及び光カップラ16cからなる第3のPON伝送路を介して複数のONU18c−1〜18c−nに接続する。本実施例では、3つのPONシステムが1つのセンター局に収容されている。3つのPONシステムのそれぞれに収容されるユーザ数(ONU数)を等しくnとしたが、これが、PONシステム上の収容可能ユーザ値が等しいことを示すものであり、一般的には、現実のユーザ数は互いに異なる。
予備OLT10dの光入出力ポートは、光ファイバ14dを介して光スイッチ20の光セレクタ22の共通接点に接続する。光セレクタ22は、選択可能な接点22a〜22dを具備する。接点22aは、光ファイバ14a上の光カップラ24aに接続し、接点22bは、光ファイバ14b上の光カップラ24bに接続し、接点22cは、光ファイバ14c上の光カップラ24cに接続する。光カップラ24aは、OLT10aの光入出力ポートから出力された信号光、及び、光セレクタ22の接点22aからの信号光を光カップラ16aに供給し、且つ、光カップラ16aからの信号光を2分割し、一方をOLT10aの光入出力ポートに供給し、他方を光セレクタ22の接点22aに供給する光素子である。光カップラ24b,24cも、光カップラ24aと同様の光素子からなる。
接点22dは、無反射終端されている。光セレクタ22は、OLT10dを待機させているときに接点22dに接続する。これにより、予備状態のOLT10dを信号光出力状態にしておいても、その信号光が、何れかのPON伝送路に流れ込まないようにできる。即ち、OLT10dを電源投入状態で待機させることができる。
光スイッチ20は、空間的に光パスを切替える構造でもよいし、汎用的な光クロスコネクト装置を本実施例の用途に使用するものであってもよい。たとえば、障害が発生する前の現用状態では、OLT10a,10b,10c側の光スイッチポートと光カップラ16a,16b,16c側の光スイッチポート間の光信号が、光ファイバ内を導波されるのではなく、空間伝送される光パスを形成する。そして、障害発生時には、ミラーなどの光パス切替え手段により、当該光パスを、予備OLT10dに接続される予備光スイッチポートと障害が発生した現用OLT16a,16b又は16cに接続されていた光カップラ16a,16b又は16c側の光スイッチポートを接続する光パスへと切り替える。
OLT10a〜10dの上流側には、OLT10a〜10cの何れか1つの障害時に、障害のあるOLTから予備のOLT10dに切り替える電気スイッチ30が配置される。電気スイッチ30は、具体的には、上位ネットワークをOLT10a又はOLT10dの電気入出力ポートに選択的に接続するスイッチ30aと、上位ネットワークをOLT10b又はOLT10dの電気入出力ポートに選択的に接続するスイッチ30bと、上位ネットワークをOLT10c又はOLT10dの電気入出力ポートに選択的に接続するスイッチ30cとからなる。
スイッチ30aは、通常時には、上位ネットワークとOLT10aの電気入出力ポートとを接続し、OLT10aの障害時には、上位ネットワークとOLT10dの電気入出力ポートとを接続する。同様に、スイッチ30bは、通常時には、上位ネットワークとOLT10bの電気入出力ポートとを接続し、OLT10bの障害時には、上位ネットワークとOLT10dの電気入出力ポートとを接続する。スイッチ30cは、通常時には、上位ネットワークとOLT10cの電気入出力ポートとを接続し、OLT10cの障害時には、上位ネットワークとOLT10dの電気入出力ポートとを接続する。
電気スイッチ30は、上位ネットワーク側ポートが一つで、信号が保持する送信元および宛先アドレス情報より、転送先OLT側ポートを決定する形態でもよい。その場合、電気スイッチ30は、障害が発生した時点で電気スイッチ30が保持する転送先情報(テーブル情報)を更新する。
OLT10aの構成を説明する。ネットワークインターフェース40aは、上位ネットワークからの信号を多重分離装置42aに供給する。多重分離装置42aは、ネットワークインターフェース40aからの信号の内、配下のONU18a−1〜18a−n又は更にその配下の装置に宛てた信号を電気/光変換器44aに供給し、OLT10a自身に宛てた信号をCPU46aに供給する。CPU46aはまた、配下のONU18a−1〜18a−nに宛てた信号(例えば、ONU18a−1〜18a−nを管理するための制御信号等)を多重分離装置42aに供給し、多重分離装置42aは、これらの信号もまた電気/光変換器44aに供給する。多重分離装置42aは、ネットワークインターフェース40aからの信号のデータフレーム構造を、PONシステムのためのデータフレーム構造に変換する機能を具備する。
電気/光変換器44aは、多重分離装置42aからの電気信号を光信号に変換する。電気/光変換器44aから出力される光信号は、WDM光カップラ48aを介して光ファイバ14aに出力され、光カップラ16aを介してONU18a−1〜18a−nに入射する。
各ONU18a−1〜18a−nから出力される光信号は、光カップラ16a及び光ファイバ14aを介してWDM光カップラ48aに入射する。WDM光カップラ48aは、光ファイバ14aから入射する光信号を光/電気変換器50aに供給する。光/電気変換器50aはWDM光カップラ48aからの光信号を電気信号に変換する。光/電気変換器48aから出力される電気信号は、多重分離装置52aに入力する。多重分離装置52aは、光/電気変換器50aからの信号の内、OLT10a自身に宛てた信号(例えば、ロジカルリンクの登録を要求する信号など)をCPU46aに供給する。CPU46aはまた、上位ネットワークの機器に宛てた信号を多重分離装置52aに出力する。
多重分離装置52aは、光/電気変換器50aからの信号の内、上位ネットワークに送出すべき信号と、CPU46aからの信号を、上位ネットワークでのデータ伝送に摘記したデータフレーム構造でネットワークインターフェース40aに供給する。ネットワークインターフェース40aは、多重分離装置52aからの信号を、スイッチ30aを介して上位ネットワークに送出する。
CPU46aは、起動時に、配下のONU18a−1〜18a−nと情報をやり取りし、種々の管理情報をRAM54aに格納する。管理情報には、例えば、ONUの種別(メーカ及びファームウエア等)といった固定的な管理情報の他に、OLT10a又ONU18a−1〜18a−nの始動時に設定され、以後、基本的に変化しない静的管理情報と、ユーザの利用状況に応じて動的に変動する動的管理情報がある。静的管理情報には、例えば、PON伝送制御用途のロジカルリンク情報やSLA(Service Level Agreement)情報などがある。動的管理情報は、例えば、マルチキャスト伝送用のマルチキャストアドレス情報(IGMPテーブル情報)、MACアドレス情報(ロジカルリンクとMACアドレスとのマッピング情報であるMACテーブル情報)、又はこれらの両方からなる。
また、これらの管理情報は、現用から予備への切り替えの迅速化のために、予備機が優先的に保持しておくべき管理情報と、事後的に取得すればよい管理情報に区分できる。優先管理情報は、例えば、IP電話の管理情報、及びIPマルチキャスト放送の管理情報などの、優先すべきトラフィックの管理情報である。これに対して、ウエブ及びFTP等のインターネットトラフィックは、優先すべきトラフィックにはあたらず、従って、その管理情報も、優先管理情報に劣後する管理情報ということになる。本実施例では、前者の優先管理情報が、制御装置12を介して、更新の都度又は間欠的に予備OLT10dのRAM54dにバックアップされる。
また、光パワーモニタ56aは、電気/光変換器44aの出力光パワーをモニタし、モニタ結果をCPU46aに通知する。モニタ58aは、光/電気変換器50aの出力電気信号をモニタし、モニタ結果をCPU46aに通知する。これにより、CPU46aは、配下のPON伝送路とONU18a−1〜18a−nの異常および電気/光変換器44aと光/電気変換器50aの異常を検知できる。WDM光カップラ48aとスイッチ20の間で、上り信号光と下り信号光をモニタしてもよい。CPU46aは、その他の箇所の動作状況を監視する機能を具備し、これらによる異常検知時にその旨を制御装置12に通知する。また、スイッチ20内で、上り信号光と下り信号光をモニタしてもよい。その場合には、スイッチ20が異常を検知し、制御装置12に通知する。
OLT10b,10c,10dもまた、OLT10aと同じ構成及び機能を具備する。OLT10dの部品40d〜58dは、OLT10aの部品40a〜58aとそれぞれ対応する。
制御装置12は、現用のOLT10a,10b,10cの動作を監視し、OLT10a,10b,10cの管理情報、特に優先管理情報を、その更新の都度又は定期的に予備OLT10dに転送する。予備OLT10dは、制御装置12から転送された各現用OLT10a,10b,10cの管理情報をRAM54d内に、データ55a,55b,55cとして別々に記憶する。即ち、データ55aは、現用OLT10aの優先管理情報であり、データ55bは、現用OLT10bの優先管理情報であり、データ55cは、現用OLT10cの優先管理情報である。
制御装置12は、現用OLT10a,10b,10cの何れか、例えば現用OLT10aから故障の通知を受けると、現用OLT10aを代行するように予備OLT10dに指示し、光スイッチ20のセレクタ22を端子22aに接続し、電気スイッチ30のスイッチ30aを予備OLT0d側に切り替える。予備OLT10dは、制御装置12からのこの代行指示に従い、他のOLT10b,10cのデータ55b,55cを消去してそのメモリ空間を解放し、データ55aを使い、OLT10aの代替機として、ONU18a−1〜18a−nの上り及び下りの光伝送を管理する。
電気スイッチ30が、IEEE P802.3adのリンクアグリゲーションのような自律切替え機能を具備するL2スイッチである場合、制御装置12からの切替え指示は不要である。
図2は、制御装置12及び予備OLT10dの相互作用を説明する動作フローチャートを示す。
制御装置12は、現用OLT10a,10b,10cの優先管理情報の更新を監視しており(S1)、更新があると、その優先管理情報を取得して、予備OLT10dに転送する(S3)。又は、各OLT10a,10b,10cは、優先管理情報を更新すると、更新後の優先管理情報を制御装置12に転送し、制御装置12は、受信した優先管理情報を予備OLT10dに転送する。
優先管理情報の更新無しに(S1)、一定時間が経過した場合にも(S2)、制御装置12は、一定時間が経過した現用OLT10a,10b,10cの優先管理情報を予備OLT10dに転送する(S3)。
優先管理情報を予備OLT10dに転送した場合(S3)、制御装置12は、経過時間を計数するタイマ(図示せず)をリセットする(S4)。タイマは、現用OLT10a,10b,10c毎に用意される。
図2に示すフローでは、一定時間が経過した場合にも、現用OLT10a,10b,10cの優先管理情報を予備OLT10dに転送することとしているが、現用OLTの管理情報が更新されたときにのみ、当該管理情報を予備OLT10dに転送してもよい。その場合には、現用OLT10a,10b,10cはタイマを具備しなくてもよい。
このように、一定時間毎、又は、更新があったときにはその都度、優先管理情報を予備OLT10dに送信する間に、現用OLT10a,10b,10cの何れかで障害が発生した場合(S5)、制御装置12は、障害が発生したOLTを指名して予備OLT10dに管理の代行を指示し、光スイッチ20及び電気スイッチ30を、障害発生OLTから予備OLT10dに切り替える(S6)。
制御装置12は、予備OLT10dからの移行完了の通知(S15)を待って、障害発生OLTを停止する(S7)。これは、障害発生OLTが、正常に動作しない場合、例えば、光信号を出し続ける障害に備えての処置である。停止の指示は、電源オフの指示を含む。
予備OLT10dは、制御装置12からの管理情報の更新の通知又は代行指示を待機している(S11)。管理情報の更新の通知(S3)を受けると(S11)、OLT10dのCPU46dは、制御装置12から送付される優先管理情報を、RAM54dの対応データ領域55a,55b又は55cに格納する。例えば、現用OLT10aの優先管理情報はデータ領域55aに格納され、現用OLT10bの優先管理情報はデータ領域55bに格納され、現用OLT10cの優先管理情報はデータ領域55cに格納される。
また、代行指示(S6)を受けると(S11)、予備OLT10dは、通知された障害発生OLTの優先管理情報を使って、障害発生OLTの配下のONUの管理を開始する。例えば、障害発生OLTがOLT10aである場合、予備OLT10dは、データ領域55aの優先管理情報を使って、ONU18a−1〜18a−nの上り及び下りの信号伝送の管理を開始する。
予備OLT10dは、障害発生OLT(例えば、OLT10a)以外の現用OLT(例えば、OLT10b,10c)のデータ領域(例えば、データ領域55b、55c)のデータを破棄して、このデータ領域を解放する(S14)。これにより、予備OLT10dは、データ領域55b,55cを障害発生OLT配下のONUの管理に利用できる。RAM54dとして、複数のPONシステムを管理できるほどの広いメモリ空間を持たなくて良くなる。
このようにして、障害発生OLTが管理していたPONシステムの管理を掌握すると、予備OLT10dは、移行完了を制御装置12に通知する(S15)。
予備OLT10dは、予め保持した優先管理情報以外の管理情報、すなわち非優先トラフィックに関する管理情報がある場合(S16)、その管理情報を、OLT10dを流れるトラフィックの監視又は配下のONUに問い合わることで取得する(S17)。
優先管理情報か非優先管理情報かは、接続業者により決定される。例えば、サービス品質を保証されたトラフィックに対する管理情報を優先管理情報として、サービス品質を保証しないトラフィックに対する管理情報を非優先管理情報とする。
このように、本実施例では、優先管理情報を予め予備OLT10dに格納しておくので、現用OLTの障害発生時に、予備OLTが、迅速にその代替として動作しうる。従前の切り替えでは、予備のOLTは、配下のONUを探索するプロセスから開始するので、OLTの切り替えに長い空白期間、即ち、通信不能期間が発生した。しかし、本実施例では、予備のOLTは、障害の発生したOLTの優先管理情報を引継ぐので、少なくとも優先トラフィックについて、OLTの切り替えに伴う空白時間を大幅に短縮できる。
現用機の障害発生時に予備機に切り替えるプロセスを説明したが、障害発生OLTを交換して、障害発生以前の状態に戻す切戻しの場合にも適用可能であり、サービス断時間を大幅に短縮できる。例えば、現用されている予備OLT10dの優先管理情報を、修理されたOLT10aにコピーしてから、予備OLT10dから修理されたOLT10aに管理を移管すれば良い。
RAM54dが現用OLT10a,10b,10cの全管理情報を保持できるほどに十分大きな容量を具備する場合、制御装置12は、現用OLT10a,10b,10cの全管理情報を予備OLT10dのRAMに格納しても良い。これにより、現用機から予備機への管理の移行に要する時間を更に短縮できることは明らかである。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。 制御装置12及び予備OLT10dの相互作用を説明する動作フローチャートである。
符号の説明
10a,10b,10c:現用OLT
10d:予備OLT
12:制御装置
14a〜14d:光ファイバ
16a〜16c:光カップラ
18a−1〜18a−n:ONU
18b−1〜18b−n:ONU
18c−1〜18c−n:ONU
20:光スイッチ
22:光セレクタ
22a〜22d:選択可能な接点
24a〜24c:光カップラ
30:電気スイッチ
30a,30b,30c:スイッチ
40a,40d:ネットワークインターフェース
42a,42d:多重分離装置
44a,44d:電気/光変換器
46a,46d:CPU
48a,48d:WDM光カップラ
50a,50d:光/電気変換器
52a,52d:多重分離装置
54a,54d:RAM
55a,55b,55c:データ(データ領域)
56a,56d:光パワーモニタ
58a,58d:モニタ

Claims (4)

  1. 光伝送路(14a,16a;14b,16b;14c,16c)を介して複数のユーザ光終端装置(18a−1〜18a−n,18b−1〜18b−n,18c−1〜18c〜n)にそれぞれ接続する複数の現用光終端ユニット(10a,10b,10c)であって、それぞれが、接続する各ユーザ光終端装置の管理情報に従い、接続する各ユーザ光終端装置の通信を制御する複数の現用光終端ユニットと、
    当該複数の現用光終端ユニット(10a,10b,10c)の当該管理情報の内の優先管理情報を記憶可能な記憶装置(54d)を具備する予備光終端ユニット(10d)と、
    当該複数の現用光終端ユニット(10a,10b,10c)の内の障害が発生した障害発生ユニットから当該予備光終端ユニット(10d)への切り替えを制御する制御装置(12)
    とを具備し、
    当該制御装置(12)は、当該障害の発生前には、当該現用光終端ユニット(10a,10b,10c)の当該優先管理情報を当該予備光終端ユニットに転送し、当該障害の発生に応じて、当該予備光終端ユニットに当該障害発生ユニットの代行を指示し、
    当該予備光終端ユニットは、当該制御装置からの当該代行の指示に従い、当該障害発生ユニットの当該優先管理情報を使っ当該障害発生ユニットを代行すると共に、当該障害発生ユニット以外の当該優先管理情報を破棄し、そのメモリ空間を解放する
    ことを特徴とする光終端システム。
  2. 光伝送路(14a,16a)を介して複数のユーザ光終端装置(18a−1〜18a−n)に接続し、接続する各ユーザ光終端装置の通信を制御する光終端装置の予備機として使用される光終端ユニットであって、
    現用機として使用される複数の現用光終端ユニットの優先管理情報を記憶可能な記憶装置(54d)と、
    当該複数の現用光終端ユニット(10a,10b,10c)の内の障害が発生した障害発生ユニットの代行の指示に従い、当該障害発生ユニットの当該優先管理情報を使って、当該障害発生ユニットを代行するCPU(46d)
    とを具備し、
    当該CPU(46d)は、当該代行の指示に従い、当該障害発生ユニット以外の当該優先管理情報を破棄し、そのメモリ空間を解放する
    ことを特徴とする光終端ユニット。
  3. 複数の現用光終端ユニットの内の障害が発生した障害発生ユニットから予備光終端ユニットに切り替える方法であって、
    当該障害の発生前に、当該複数の現用光終端ユニット(10a,10b,10c)の管理情報の内の優先管理情報を、それぞれ所定のタイミングで当該予備光終端ユニット(10d)に転送し、
    当該障害発生ユニットの当該障害の発生に応じて、当該予備光終端ユニットに当該障害発生ユニットの代行を指示し、
    当該予備光終端ユニットが、当該代行の指示に従い、当該障害発生ユニットの当該優先管理情報を使って該障害発生ユニットを代行すると共に、当該障害発生ユニット以外の当該優先管理情報を破棄し、そのメモリ空間を解放する
    ことを特徴とする切替え方法。
  4. 当該予備光終端ユニットは、当該代行の指示に従い、当該障害発生ユニットの当該優先管理情報では不足する管理情報を収集することを特徴とする請求項に記載の方法。
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