JP2007251256A - 光伝送システムの伝送路切替方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】全光クロスコネクトにより冗長化された光伝送路の現用系/予備系切替えにおいて、無瞬断切替えを実現する。
【解決手段】全光ネットワークにおけるデータトラフィックの受信端である光クロスコネクト1は、データトラフィックの送信元の電気ノード6に対し、制御ネットワーク100を介して送信停止要求を送信し、送信停止要求を制御ネットワーク100を介して受信した送信元の電気ノード6がデータトラフィックの送信を停止するとともに、光クロスコネクト1に対し制御ネットワーク100を介して送信停止応答を送信し光クロスコネクト装置1が、制御ネットワーク100を介した送信停止応答の受信に基づき、全光ネットワークにおける現用系と予備系との間の伝送路切替えを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光伝送路の現用系/予備系の切替えにおいて無瞬断切替えを実現する光伝送システムの伝送路切替方法に関するものである。
ネットワーク上でやりとりされる情報の高速化・大容量化に伴い、コアネットワークでは中継ノードにおいて上位レイヤでの処理を省略し、光レイヤにおいてカットスルーする技術が検討されている。光クロスコネクトは、このような目的のために使用される中継装置である。光クロスコネクトは、装置内部において一度光信号を電気信号に変換するタイプのものと、電気的処理を介さずに光のまま光信号のスイッチイング処理を行うものの2種類に分類することができる。電気信号への変換を行わず、光のまま光信号のスイッチイング処理を行う全光クロスコネクトは、中継する光信号の速度や種別に依存しない、ビットレートフリーおよびプロトコルフリーという特長を持ち、さらに電気信号への変換を行わないことにより、低消費電力かつ低伝送遅延という特長を持つ。
伝送路の信頼性の向上、ノード障害やリンク障害への耐障害性の向上のため、光クロスコネクトにより構成されるネットワーク上の通信路は、複数の通信路により冗長化され、現用系光伝送路および予備系光伝送路との間で切替えを行う。現用系/予備系の切替えにおいて、伝送路を無瞬断で切替えを行う方法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1には、光パスクロスコネクト装置と電気クロスコネクト装置間を、現用系と予備系の複数の入出力インタフェースリンクで接続し、現用系及び予備系のインタフェースリンクを介して光パスクロスコネクト装置から電気クロスコネクト装置にそれぞれ現用系及び予備系の光信号を入力し、電気クロスコネクト装置で現用及び予備の無瞬断伝送路切り替えを行うことが示されている。
また、GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)は、IPネットワークで用いられる転送技術であるMPLSの概念を、光ファイバや波長、SDH等様々なネットワークに適用できるよう拡張したプロトコルである。GMPLSの導入により、従来独立に管理されてきたIP,ATM,SDH,WDM等の異なるレイヤのネットワークを統一的に制御可能となる。GMPLS対応のネットワークでは、ネットワーク内の機器間で制御メッセージをやり取りすることにより、自律分散的にネットワークの設定を変更することを可能とする(例えば、非特許文献1)。
特許第3639383号 E.Mannie, "Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Architecture", RFC 3945, October 2004.
従来の光クロスコネクトでは、冗長化された光伝送路の現用系/予備系切替えにおいて、無瞬断切替えを実現するためには、光信号を電気信号に変換し電気的処理による切替え処理を行っているため、光クロスコネクトにおいて電気処理を必要とするという問題があった。さらに光信号の電気信号への変換のための電気的処理により、伝送するビットレートやプロトコルに制限を受けるという問題があった。また電気的処理により、消費電力や伝送遅延の増大を引き起こすという問題があった。
また、電気的処理を行わない全光クロスコネクトでは、自装置内において電気的処理を行わないため、冗長化された光伝送路の切替えであっても切替え時に瞬断が発生し、現用系/予備系切替え時に無瞬断切替えを実現するのが困難であるという問題があった。
この発明は上記に鑑みてなされたもので、全光クロスコネクトにより冗長化された光伝送路の現用系/予備系切替えにおいて、無瞬断切替えを実現する光伝送システムの伝送路切替方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、現用系と予備系の切替えが可能なように冗長接続されるとともに光信号によるクロスコネクト機能を有する複数の光クロスコネクト装置により構成される全光ネットワークと、この全光ネットワークの外側で前記光クロスコネクト装置に光伝送路により接続されて電気終端機能を有する複数の電気ノードとを備え、これら光クロスコネクト装置および電気ノードが制御用リンクを介して制御ネットワークと接続されている光伝送システムにおいて、前記全光ネットワークにおけるデータトラフィックの受信端である光クロスコネクト装置は、前記データトラフィックの送信元の電気ノードに対し、前記制御ネットワークを介して送信停止要求を送信し、前記送信停止要求を前記制御ネットワークを介して受信した前記送信元の電気ノードがデータトラフィックの送信を停止するとともに、前記受信端である光クロスコネクト装置に対し前記制御ネットワークを介して送信停止応答を送信し、前記受信端である光クロスコネクト装置が、前記制御ネットワークを介した送信停止応答の受信に基づき、前記全光ネットワークにおける現用系と予備系との間の伝送路切替えを行うようにしたことを特徴とする。
以上説明したとおり、この発明によれば、光クロスコネクトと電気ノード間において、制御ネットワークを介したメッセージの送受信により、電気ノードからのデータトラフィックの送信の停止を制御するようにしたので、全光クロスコネクト間での光伝送路の現用系/予備系切替え時に無瞬断切替えが実現可能となる。
以下に、本発明にかかる光伝送システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるネットワークシステムの構成を示すものである。図1において、このネットワークシステムは、複数の光クロスコネクト(ノード)1〜5と、電気ノード6,7とを備え、これら各ノード1〜7間は、光伝送路リンク11〜17で接続されている。また、これら各ノード1〜7は、制御用リンク101〜107を介して、制御ネットワーク100と接続されている。複数の光クロスコネクト1〜5は、光信号によるクロスコネクト機能を有するものであり、現用系と予備系の切替えが可能なように冗長接続た全光ネットワークを構成する。この場合、電気ノード6,7は、電気終端機能を有し、全光ネットワークの外側で光クロスコネクトに光伝送路により接続されている。
図2は、図1に示されたネットワークシステムにおける各ノード1〜5の構成を示すものである。例えば、ノード1は、光伝送路リンク23,24上にデータトラフィックを転送するデータ転送部21と、制御用データの処理およびデータ転送部21の制御を行う制御部22とを含む。23,24はデータ転送部21において中継される隣接ノードからのデータトラフィックを伝送するための光伝送路リンク、25は制御部22において処理される隣接ノードからの制御用データを伝送するための制御用リンクである。ノード2〜5もノード1と同様に構成される。ノード1〜5において、データ転送部21は光スイッチにより構成され、光伝送路リンク23の任意のポートより入力された光信号を光伝送路リンク24の任意のポートより出力する機能を有する。
ノード6,7は電気ノードであり、その基本的構成は図2に示したものと同じである。ただし、ノード6,7において、データ転送部21は電気的処理機能を含み、光伝送路リンク23からの入力光信号を電気信号に変換し電気的処理による中継処理後、電気信号を光信号に変換し光伝送路リンク24へと出力する機能を有する。なお、この場合は、電気ノード6,7に電気クロスコネクト機能を持たせるようにしたが、電気ノード6,7としては、電気終端機能を有するものであれば、ルータ、WDM装置などの任意の装置であってよい。
次に動作について説明する。電気ノード6,7間に光クロスコネクト1,2,3,4,5により光伝送路が設定されているものとする。このとき電気ノード6,7にそれぞれ接続された光クロスコネクト1,3間において光伝送路が冗長化され、現用系の光伝送路は電気ノード6、光伝送路リンク16、光クロスコネクト1、光伝送路リンク11、光クロスコネクト2、光伝送路リンク12、光クロスコネクト3、光伝送路リンク17、電気ノード7という経路により設定され、予備系の光伝送路は電気ノード6、光伝送路リンク16、光クロスコネクト1、光伝送路リンク13、光クロスコネクト4、光伝送路リンク14、光クロスコネクト5、光伝送路リンク15、光クロスコネクト3、光伝送路リンク17、電気ノード7という経路により設定されるとする。ただし電気ノード6,7間でエンド−エンドにデータトラフィックが伝送されるのは、切替え前は現用系光伝送路の経路であり、切替え後は予備系光伝送路の経路となり、両方の経路に同時にエンド−エンドにデータトラフィックが伝送されることはないものとする。
この状態において、光クロスコネクト1,3間において冗長化された電気ノード6,7間の光伝送路を現用系から予備系への切替えを行う場合を考える。電気ノード6,7間の光伝送路のうち、電気ノード6から電気ノード7の方向のデータトラフィックのための光伝送路の切替えのため、電気ノード6および光クロスコネクト1間において、図3に示す手順により現用系/予備系切替えを実施する。
光クロスコネクト1〜5によって構成される全光ネットワークにおけるデータトラフィックの受信端である光クロスコネクト1の制御部22は、制御用リンク101より送信停止要求メッセージ31を、データトラフィックの送信元の電気ノードである電気ノード6に対し送信する。送信された送信停止要求メッセージ31は、制御ネットワーク100により中継され、制御用リンク106より電気ノード6の制御部22が受信する。送信停止要求メッセージ31を受信した電気ノード6の制御部22は、自身のデータ転送部21において該当するデータトラフィックの送信を停止する(32)とともに、送信を再開するまでの間、送信すべきデータトラフィックのバッファリングを行う。データトラフィックの送信停止後、電気ノード6の制御部22は、制御用リンク106より送信停止応答メッセージ33を、光クロスコネクト1に対し送信する。送信された送信停止応答メッセージ33は、制御ネットワーク100により中継され、制御用リンク101より光クロスコネクト1の制御部22が受信する。
送信停止応答メッセージ33を受信した光クロスコネクト1の制御部22は、他の光クロスコネクトと連携し、光クロスコネクト1,3間において、現用系光伝送路である光クロスコネクト1、光伝送路リンク11、光クロスコネクト2、光伝送路リンク12、光クロスコネクト3の経路を、予備系光伝送路である光クロスコネクト1、光伝送路リンク13、光クロスコネクト4、光伝送路リンク14、光クロスコネクト5、光伝送路リンク15、光クロスコネクト3の経路へと切替える(34)。このときの切替え処理のための制御手法は問わないものとする。
光クロスコネクト1,3間における光伝送路の切替え完了後、光クロスコネクト1の制御部22は、制御用リンク101より送信再開要求メッセージ35を、電気ノード6に対し送信する。送信された送信再開要求メッセージ35は、制御ネットワーク100により中継され、制御用リンク106より電気ノード6の制御部22が受信する。送信再開要求メッセージ35を受信した電気ノード6の制御部22は、自身のデータ転送部21において該当するデータトラフィックの送信を再開する(36)。データトラフィックの送信再開後、電気ノード6の制御部22は、制御用リンク106より送信再開応答メッセージ37を、光クロスコネクト1に対し送信する。送信された送信再開応答メッセージ37は、制御ネットワーク100により中継され、制御用リンク101より光クロスコネクト1の制御部22が受信する。
制御ネットワーク100を介した、隣接ノード間における制御メッセージのやり取りのためには、例えばRSVPやCR−LDP等のGMPLSにおけるシグナリングプロトコルや、LMP等のリンク管理プロトコルに拡張を施したものが考えられる。光伝送路が双方向の場合、上記の手順を光クロスコネクト3および電気ノード7との間で実施すればよい。
以上のように、実施の形態1においては、光クロスコネクトと電気ノード間において、制御ネットワークを介したメッセージの送受信により、電気ノードからのデータトラフィックの送信の停止・再開を制御し、その間電気ノードにおいてデータトラフィックのバッファリングを行うことで、全光クロスコネクト間での光伝送路の現用系/予備系切替え時に無瞬断切替えが実現可能となる。
なお、上記の場合は、制御ネットワーク100を介して制御メッセージを隣接ノード間において交換する方法を示したが、光クロスコネクトにおける光伝送路の切替え処理時に、制御メッセージにより、データトラフィックの送信元である電気ノードからのデータトラフィックの送信停止・再開を制御可能であればよく、必ずしも隣接ノード間における制御である必要はない。
実施の形態2.
図4は、実施形態2におけるネットワークシステムの構成を示すものである。図4において、このネットワークシステムは、複数の光クロスコネクト(ノード)41〜45と、電気ノード46,47とを備え、これら各ノード41〜47間は、光伝送路リンク411〜417で接続されている。光伝送路リンク411,412,413,414,415上には、波長分割多重装置(WDM装置)の機能を有するWDMノード401〜410が設けられている。また、これら各ノード41〜47,401〜410は、制御用リンク421〜440を介して、制御ネットワーク400と接続されている。実施形態2におけるネットワークシステムにおける各ノード41〜47,401〜410の構成は、実施の形態1と同様である。
この実施の形態2は、光伝送路上のデータトラフィックの送信元である電気ノード46が制御ネットワーク400を介した制御メッセージによる制御に対応していない場合を想定している。
次に動作について説明する。電気ノード46,47間に光クロスコネクト41〜45およびWDMノード401〜410により光伝送路が設定されているものとする。このとき電気ノード46,47にそれぞれ接続された光クロスコネクト41,43間において光伝送路が冗長化され、現用系の光伝送路は、電気ノード46、光伝送路リンク416、光クロスコネクト41、WDMノード401、光伝送路リンク411、WDMノード403、光クロスコネクト42、WDMノード404、光伝送路リンク412、WDMノード405、光クロスコネクト43、光伝送路リンク417、電気ノード47という経路により設定され、予備系の光伝送路は電気ノード46、光伝送路リンク416、光クロスコネクト41、WDMノード402、光伝送路リンク413、WDMノード407、光クロスコネクト44、WDMノード408、光伝送路リンク414、WDMノード409、光クロスコネクト45、WDMノード410、光伝送路リンク415、WDMノード406、光クロスコネクト43、光伝送路リンク417、電気ノード47という経路により設定されるとする。ただし電気ノード46,47間でエンド−エンドにデータトラフィックが伝送されるのは、切替え前は現用系光伝送路の経路であり、切替え後は予備系光伝送路の経路となり、両方の経路に同時にエンド−エンドにデータトラフィックが伝送されることはないものとする。
この状態において、光クロスコネクト41,43間において冗長化された電気ノード46,47間の光伝送路を現用系から予備系への切替えを行う場合を考える。電気ノード46,47間の光伝送路のうち、電気ノード46から電気ノード47の方向のデータトラフィックのための光伝送路の切替えであるので、電気ノード46、光クロスコネクト41、WDMノード401およびWDMノード402間において、図5に示す手順により現用系/予備系切替えを実施する。
光クロスコネクト1〜5およびWDMノード401〜410によって構成される全光ネットワークにおけるデータトラフィックの受信端である光クロスコネクト41の制御部22は、制御用リンク421より送信停止要求メッセージ51を、現用系光伝送路の経路上で隣接するWDMノードであるWDMノード401に対し送信する。送信された送信停止要求メッセージ51は、制御ネットワーク400により中継され、制御用リンク431よりWDMノード401の制御部22が受信する。送信停止要求メッセージ51を受信したWDMノード401の制御部22は、データトラフィックの送信元の電気ノードである電気ノード46が該当するデータトラフィックの送信を停止するよう、自身のデータ転送部21より光伝送路リンク上に制御フレームを電気ノード46に対して送信する(52)。この制御フレームとしては、例えばイーサネット(登録商標)のポーズ(pause)フレーム等が考えられる。
送信された送信停止のための制御フレームは、光クロスコネクト41のデータ転送部21により中継され、電気ノード46のデータ転送部21により受信される。データ転送部21において、送信停止の制御フレームを受信した電気ノード46は、データトラフィックの送信を停止する(53)とともに、送信を再開するまでの間、送信すべきデータトラフィックのバッファリングを行う。
データトラフィックの送信停止後、WDMノード401の制御部22は、制御用リンク431より送信停止応答メッセージ54を、光クロスコネクト41に対し送信する。送信された送信停止応答メッセージ54は、制御ネットワーク400により中継され、制御用リンク421より光クロスコネクト41の制御部22が受信する。送信停止応答メッセージ54を受信した光クロスコネクト41は、他の光クロスコネクトと連携し、光クロスコネクト41,43間において、現用系光伝送路である光クロスコネクト41、光伝送路リンク411、光クロスコネクト42、光伝送路リンク412、光クロスコネクト43の経路を、予備系光伝送路である光クロスコネクト41、光伝送路リンク413、光クロスコネクト44、光伝送路リンク414、光クロスコネクト45、光伝送路リンク415、光クロスコネクト43の経路へと切替える(55)。この際の切替え処理のための制御手法は問わないものとする。
光クロスコネクト41,43間における光伝送路の切替え完了後、光クロスコネクト41の制御部22は、制御用リンク421より送信再開要求メッセージ56を、予備系光伝送路の経路上で隣接するWDMノードであるWDMノード402に対し送信する。送信された送信再開要求メッセージ56は、制御ネットワーク400により中継され、制御用リンク432よりWDMノード402の制御部22が受信する。
送信再開要求メッセージ56を受信したWDMノード402の制御部22は、電気ノード46が該当するデータトラフィックの送信を再開させるための制御フレームを、自身のデータ転送部21より光伝送路リンク上に電気ノード46に対して送信する(57)。送信された送信再開のための制御フレームは、光クロスコネクト41のデータ転送部21により中継され、電気ノード46のデータ転送部21により受信される。データ転送部21において、送信再開の制御フレームを受信した電気ノード46は、データトラフィックの送信を再開する(58)。データトラフィックの送信再開後、WDMノード402の制御部22は、制御用リンク432より送信再開応答メッセージ59を、光クロスコネクト41に対し送信する。送信された送信再開応答メッセージ59は、制御ネットワーク400により中継され、制御用リンク421より光クロスコネクト41の制御部22が受信する。
制御ネットワーク400を介した、隣接ノード間における制御メッセージのやり取りのためには、例えばRSVPやCR−LDP等のGMPLSにおけるシグナリングプロトコルや、LMP等のリンク管理プロトコルに拡張を施したものが考えられる。光伝送路が双方向の場合、上記の手順を光クロスコネクト43および電気ノード47との間で実施すればよい。
以上のように、実施の形態2によれば、光クロスコネクトとWDMノード間において、制御ネットワークを介してメッセージを交換し、WDMノードが光伝送路上の制御フレームによって電気ノードの送信動作の停止・再開を制御し、その間電気ノードにおいてデータトラフィックのバッファリングを行うようにしているので、光伝送路上のデータトラフィックの送信元である電気ノードが制御ネットワークを介した制御メッセージによる制御に対応していない場合にも、全光クロスコネクト間での光伝送路の現用系/予備系切替え時に無瞬断切替えが実現可能となる。
なお、上記では、光クロスコネクトに隣接し、電気ノードからのデータトラフィックの送信停止・再開のための制御フレームを送信する装置をWDMノードとしたが、制御メッセージにより光伝送路上での制御フレームの制御を行える電気ノードなら他の装置であっても良く、WDMノードに限定するものではない。また、上記の場合は、制御ネットワーク400を介して制御メッセージを隣接ノード間において交換する方法を示したが、光クロスコネクトにおける光伝送路の切替え処理時に、制御メッセージにより、データトラフィックの送信元である電気ノードからのデータトラフィックの送信停止・再開を制御可能であればよく、必ずしも隣接ノード間における制御である必要はない。
実施の形態3.
実施の形態3におけるネットワーク構成は実施の形態1と同様であるとする。次に動作について説明する。光伝送路の切替え処理における手順は、実施の形態1と同様である。
光クロスコネクト1の制御部22より、電気ノード6に対し送信停止要求メッセージ31を送信する際、このメッセージ31中に光伝送路の切替え処理に必要な時間である伝送路切替所要時間taを含ませる。この伝送路切替所要時間を含む送信停止要求メッセージ31を受信した電気ノード6の制御部22は、使用可能な送信バッファ容量等から自身のデータ転送部21において該当するデータトラフィックの送信を停止できる最大時間Tmaxを算出する。
そして、電気ノード6の制御部22は、算出した停止可能最大時間Tmaxを伝送路切替所要時間taと比較し、停止可能最大時間Tmaxが送信停止要求メッセージ31により通知された伝送路切替所要時間taより短い場合には、送信停止応答メッセージ33に伝送路切替えを中止させる否定応答の情報を格納し、光クロスコネクト1に対し送信する。送信停止応答メッセージ33において否定応答を受信した光クロスコネクト1は、否定応答より無瞬断切替えの実施不可を識別し、光伝送路の切替え処理を中止する。
このように実施の形態3においては、電気ノード6は、光クロスコネクト1側から制御メッセージにより通知された伝送路切替所要時間taをデータトラフィックの送信を停止できる最大時間Tmaxと比較することによって、光伝送路の無瞬断切替えの実施の可否を判定するようにしているので、光伝送路の無瞬断切替えを実現できない場合にその処理を中止することが実現可能となる。
なお、上記の説明では、光伝送路の切替を中止させる機能を実施の形態1に適用した場合を示したが、同様に光伝送路の切替を中止させる機能を実施の形態2に対しても適用可能である。
第1の手法
第1の手法では、光クロスコネクト41の制御部22より、WDMノード401に対し送信停止要求メッセージ51を送信する際、このメッセージ51中に光伝送路の切替え処理に必要な時間である伝送路切替所要時間taを含ませる。WDMノード401には、データトラフィックの送信元の各電気ノードについてのデータトラフィックの送信を停止できる最大時間Tmaxが予め適宜の手法で通知されており、WDMノード401はこれらの時間Tmaxを各電気ノード別に記憶している。WDMノード401は、受信した送信停止要求に含まれる伝送路切替所要時間taを、予め記憶していた送信元の電気ノード46におけるデータトラフィックの送信を停止できる最大時間Tmaxと比較し、最大時間Tmaxが伝送路切替所要時間taよりも小さい場合は、電気ノード46に対する送信停止指示52の送信を行わず、また光クロスコネクト41に対して送信する送信停止応答54に伝送路切替えを中止にさせる否定応答を含ませて送信する。送信停止応答メッセージ54において否定応答を受信した光クロスコネクト41は、否定応答より無瞬断切替えの実施不可を識別し、光伝送路の切替え処理を中止する。
第2の手法
第2の手法では、光クロスコネクト41の制御部22より、WDMノード401に対し送信停止要求メッセージ51を送信する際、このメッセージ51中に光伝送路の切替え処理に必要な時間である伝送路切替所要時間taを含ませる。WDMノード401は、伝送路切替所要時間taを含む送信停止要求メッセージ51を受信すると、電気ノード46に送信する送信停止指示52にこの伝送路切替所要時間taを含ませる。この伝送路切替所要時間taを含む送信停止指示52を受信した電気ノード46は、前述と同様にしてデータトラフィックの送信を停止できる最大時間Tmaxを計算し、計算した最大時間Tmaxを送信停止要求に含まれる伝送路切替所要時間taと比較し、計算した最大時間Tmaxが伝送路切替所要時間taよりも小さい場合は、伝送路切替えを中止にさせる否定応答を含む所定の信号を光伝送路を介してWDMノード401に返信する。この否定応答を含む信号を受信したWDMノード401は、光クロスコネクト41送信すべき送信停止応答メッセージ54に伝送路切替えを中止にさせる否定応答を含ませて送信する。送信停止応答メッセージ54において否定応答を受信した光クロスコネクト41は、否定応答より無瞬断切替えの実施不可を識別し、光伝送路の切替え処理を中止する。
以上のように、本発明にかかる光伝送システムの伝送路切替方法は、全光クロスコネクトにより冗長化された光伝送路の現用系/予備系切替えに有用である。
この発明の実施の形態1を適用するネットワーク構成を示す図である。 実施の形態1に用いられる光クロスコネクトの内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1の伝送路切替のための手順を示すシーケンス図である。 この発明の実施の形態2を適用するネットワーク構成を示す図である。 実施の形態2の伝送路切替のための手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
1〜5 光クロスコネクト(光クロスコネクト装置、ノード)
6,7 電気ノード
11〜17 光伝送路リンク
21 データ転送部
22 制御部
23,24 光伝送路リンク
31 送信停止要求メッセージ
33 送信停止応答メッセージ
35 送信再開要求メッセージ
37 送信再開応答メッセージ
41〜45 光クロスコネクト(光クロスコネクト装置、ノード)
46,47 電気ノード
51 送信停止要求メッセージ
52 送信停止指示
54 送信停止応答メッセージ
56 送信再開要求メッセージ
59 送信再開応答メッセージ
100 制御ネットワーク
101〜107 制御用リンク
400 制御ネットワーク
401〜410 WDMノード
411〜417 光伝送路リンク
421〜440 制御用リンク

Claims (7)

  1. 現用系と予備系の切替えが可能なように冗長接続されるとともに光信号によるクロスコネクト機能を有する複数の光クロスコネクト装置により構成される全光ネットワークと、この全光ネットワークの外側で前記光クロスコネクト装置に光伝送路により接続されて電気終端機能を有する複数の電気ノードとを備え、これら光クロスコネクト装置および電気ノードが制御用リンクを介して制御ネットワークと接続されている光伝送システムにおいて、
    前記全光ネットワークにおけるデータトラフィックの受信端である光クロスコネクト装置は、前記データトラフィックの送信元の電気ノードに対し、前記制御ネットワークを介して送信停止要求を送信し、
    前記送信停止要求を前記制御ネットワークを介して受信した前記送信元の電気ノードがデータトラフィックの送信を停止するとともに、前記受信端である光クロスコネクト装置に対し前記制御ネットワークを介して送信停止応答を送信し、
    前記受信端である光クロスコネクト装置が、前記制御ネットワークを介した送信停止応答の受信に基づき、前記全光ネットワークにおける現用系と予備系との間の伝送路切替えを行うようにしたことを特徴とする光伝送システムの伝送路切替方法。
  2. 前記受信端である光クロスコネクト装置は、現用系と予備系との間の伝送路切替え終了後に、前記送信元の電気ノードに対し、前記制御ネットワークを介して送信再開要求を送信し、
    前記送信再開要求を前記制御ネットワークを介して受信した前記送信元の電気ノードがデータトラフィックの送信を再開するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光伝送システムの伝送路切替方法。
  3. 前記受信端である光クロスコネクト装置は、伝送路切替えにかかる所要時間を示す伝送路切替所要時間を含む前記送信停止要求を送信し、
    前記送信元の電気ノードは、データトラフィックの送信を停止できる最大時間を計算し、計算した最大時間を前記送信停止要求に含まれる伝送路切替所要時間と比較し、計算した最大時間が伝送路切替所要時間よりも小さい場合は、前記送信停止応答に伝送路切替えを中止にさせる否定応答を含ませて送信することを特徴とする請求項1または2に記載の光伝送システムの伝送路切替方法。
  4. 光信号によるクロスコネクト機能を有する複数の光クロスコネクト装置および電気終端機能を有する複数の第1の電気ノードにより構成され、前記複数の光クロスコネクト装置および第1の電気ノードが現用系と予備系の切替えが可能なように冗長接続される全光ネットワークと、この全光ネットワークの外側で前記光クロスコネクト装置に光伝送路により接続されて電気終端機能を有する複数の第2の電気ノードとを備え、これら光クロスコネクト装置および第1および第2の電気ノードが制御用リンクを介して制御ネットワークと接続されている光伝送システムにおいて、
    前記全光ネットワークにおけるデータトラフィックの受信端である光クロスコネクト装置は、前記現用系と予備系のうちの選択されている側の隣接する第1の電気ノードに対し、前記制御ネットワークを介して送信停止要求を送信し、
    前記送信停止要求を前記制御ネットワークを介して受信した前記第1の電気ノードは、光伝送路を介してデータトラフィックの送信元の電気ノードに対し、送信停止指示を送信し、その後前記受信端である光クロスコネクト装置に対し前記制御ネットワークを介して送信停止応答を送信し、
    前記送信元の電気ノードは、前記光伝送路を介して送信停止指示を受信すると、データトラフィックの送信を停止し、
    前記受信端である光クロスコネクト装置が、前記制御ネットワークを介した送信停止応答の受信に基づき、前記全光ネットワークにおける現用系と予備系との間の伝送路切替えを行うようにしたことを特徴とする光伝送システムの伝送路切替方法。
  5. 前記受信端である光クロスコネクト装置は、現用系と予備系との間の伝送路切替え終了後に、前記現用系と予備系のうちの伝送路が切り換えられた側の隣接する第1の電気ノードに対し、前記制御ネットワークを介して送信再開要求を送信し、
    前記送信再開要求を前記制御ネットワークを介して受信した前記第1の電気ノードは、光伝送路を介してデータトラフィックの送信元の電気ノードに対し、送信再開指示を送信し、その後前記受信端である光クロスコネクト装置に対し前記制御ネットワークを介して送信再開応答を送信し、
    前記送信元の電気ノードは、前記光伝送路を介して送信再開指示を受信すると、データトラフィックの送信を再開するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の光伝送システムの伝送路切替方法。
  6. 前記受信端である光クロスコネクト装置は、伝送路切替えにかかる所要時間を示す伝送路切替所要時間を含む前記送信停止要求を前記現用系と予備系のうちの選択されている側の隣接する第1の電気ノードに対し送信し、
    該第1の電気ノードは、予め記憶していた前記送信元の電気ノードにおけるデータトラフィックの送信を停止できる最大時間を、前記送信停止要求に含まれる伝送路切替所要時間と比較し、最大時間が伝送路切替所要時間よりも小さい場合は、前記送信停止応答に伝送路切替えを中止にさせる否定応答を含ませて送信するとともに、送信元の電気ノードに対する送信停止指示の送信を中止することを特徴とする請求項4または5に記載の光伝送システムの伝送路切替方法。
  7. 前記受信端である光クロスコネクト装置は、伝送路切替えにかかる所要時間を示す伝送路切替所要時間を含む前記送信停止要求を前記現用系と予備系のうちの選択されている側の隣接する第1の電気ノードに対し送信し、
    前記伝送路切替所要時間を含む送信停止要求を前記制御ネットワークを介して受信した前記第1の電気ノードは、光伝送路を介してデータトラフィックの送信元の電気ノードに対し、伝送路切替所要時間を含む送信停止指示を送信し、
    前記送信元の電気ノードは、伝送路切替所要時間を含む送信停止指示を受信すると、データトラフィックの送信を停止できる最大時間を計算し、計算した最大時間を前記送信停止要求に含まれる伝送路切替所要時間と比較し、計算した最大時間が伝送路切替所要時間よりも小さい場合は、伝送路切替えを中止にさせる否定応答を含む信号を光伝送路を介して前記第1の電気ノードに返信し、
    前記否定応答を含む信号を受信した第1の電気ノードは、前記送信停止応答に伝送路切替えを中止にさせる否定応答を含ませて送信することを特徴とする請求項4または5に記載の光伝送システムの伝送路切替方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013106153A (ja) * 2011-11-11 2013-05-30 Fujitsu Ltd 伝送装置、伝送方法及び伝送システム
JP2013165510A (ja) * 2013-04-22 2013-08-22 Ntt Communications Kk 伝送装置、伝送路切り替え方法、及びプログラム

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