JP2009088785A - 光アクセス網システム - Google Patents
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Abstract
【課題】光アクセス網にオール光タイプの光スイッチを取り入れ、監視制御システムと組み合わせることで、ネットワークの信頼性と運用性の向上を図る。
【解決手段】光アクセス網システムは、電気信号と光信号との相互変換を行って電気信号の通信経路と光信号の通信経路とを切り替えるOLT装置10と、前記OLT装置10と通信網5との通信経路を電気的に切り替えるスイッチ装置30と、前記OLT装置10と共用光ファイバ3との光通信経路を光学的に切り替える光スイッチ20と、前記共用光ファイバ3及び光スプリッタ4を介して前記光スイッチ20に接続され、光信号と電気信号との相互変換及び転送処理を行うONU40と、監視制御装置7aとを備えている。監視制御装置7aは、OLT装置10の動作状態を監視して障害発生時にはOLT装置10、光スイッチ20、及びスイッチ装置30に対する予備の通信経路への切り替えを遠隔制御する。
【選択図】図1
【解決手段】光アクセス網システムは、電気信号と光信号との相互変換を行って電気信号の通信経路と光信号の通信経路とを切り替えるOLT装置10と、前記OLT装置10と通信網5との通信経路を電気的に切り替えるスイッチ装置30と、前記OLT装置10と共用光ファイバ3との光通信経路を光学的に切り替える光スイッチ20と、前記共用光ファイバ3及び光スプリッタ4を介して前記光スイッチ20に接続され、光信号と電気信号との相互変換及び転送処理を行うONU40と、監視制御装置7aとを備えている。監視制御装置7aは、OLT装置10の動作状態を監視して障害発生時にはOLT装置10、光スイッチ20、及びスイッチ装置30に対する予備の通信経路への切り替えを遠隔制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、アクセス局(電話局)から加入者宅まで光ファイバケーブルを敷設して通信キャリアのネットワークサービス(網サービス)を行うFTTH(Fiber To The Home)方式等の光アクセス網システム、特に、光アクセス網の切り替え技術に関するものである。
近年、インターネットの普及に伴い、映像配信等の大容量データに対するアクセス網の高速化を図るために、FTTH方式等の光ファイバを用いた通信サービスが多くなりつつある。例えば、FTTH方式には、光ファイバをアクセス局と加入者宅間に1:1で敷設するSS(Single Star)方式と、アクセス局からの光ファイバケーブルを途中のスターカプラ(即ち、受動(Passive)素子である光合分波用の光スプリッタ)で複数の光ファイバケーブルに分岐して1:N接続するPDS(Passive Double Star)方式の2つがある。PDS方式は、別名PON(Passive Optical Network;受動光網)方式とも呼ばれ、SS方式よりもコスト面等から注目されている。
このような技術に関して、例えば、インターネットにおけるルータとルータとの間、或いは、構内ネットワーク(Local Area Network、以下「LAN」という。)収容端末であるホストコンピュータとルータとの間を電気的に切り替え接続するためのレイヤ2スイッチ(以下「L2スイッチ」という。)装置の技術が下記の特許文献1に記載されている。L2スイッチ装置は、ネットワークの中継機器の1つで、開放型システム間相互接続(Open Systems Interconnection、以下「OSI」という。)参照モデルのレイヤ2(第2層のデータリンク層)の情報(データ)を使い、パケットの行き先を判断して転送を行うものである。又、PON方式の技術は、下記の特許文献2に記載されている。
例えば、従来のL2スイッチ装置を用いたPON方式の光アクセス網システムは、特許文献2に記載されているように、アクセス局に設置される光加入者線終端装置(Optical Line Terminal、以下「OLT装置」という。)と、加入者宅内に設置される光加入者線ネットワーク装置(Optical Network Unit、以下「ONU」という。)と、アクセス局から加入者宅まで敷設された一心の共用光ファイバと、光ファイバを分岐する光スプリッタとを備え、そのOLTが光ファイバ及び光スプリッタを介してONUと接続されている。OLT装置は、ONU等に対するインタフェース機能を持つカード型の光加入者ユニット(Optical Subscriber Unit、以下「OSU」という。)を複数収容し、この各カード型OSUが、各加入者側の光ファイバにそれぞれ接続されると共に、特許文献1に記載されているようなL2スイッチ装置を介して、キャリアサービス網(例えば、バス構造の広域LANからなるイーサネット(登録商標))と電気的に接続されている。加入者宅内に設置されるONUには、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という。)等の端末装置が接続されている。
このような構成の光アクセス網システムでは、アクセス局内のカード型OSUと、加入者宅内のONUとの間に、光ファイバ中を伝送する光信号を合分波する光スプリッタが設置されているので、1つのカード型OSUに複数のONUが接続される形態となる。加入者宅内のONUは、アクセス局内のカード型OSUからの光信号を電気信号へ変換すると共に、加入者宅内の端末装置からの電気信号を光信号に変換してカード型OSUへ転送する機能を有している。カード型OSUを複数収容したOLT装置は、ONUからの光信号を電気信号に変換し、L2スイッチ装置を介してキャリアサービス網へ転送したり、キャリアサービス網からL2スイッチ装置を介して送られてくる電気信号を光信号に変換してONUへ転送したり、或いは、PON区間やONUの制御監視をする機能を有している。
従来の光アクセス網システムにおいて、カード型OSUには、通常、障害時に予備のカード型OSUに交換するための冗長構成が無く、自動切り替え機能も無いため、障害発生時には作業員がアクセス局の設置現地へ駆けつけて光ファイバの接続変更やカード型OSUの交換作業を行う必要がある。そのため、障害発生から作業員が駆けつけて対処が終わるまでの間、顧客への通信サービスが中断することになり、ネットワークサービスの稼働率が低下するといった課題があった。
又、光ファイバの接続変更を手作業で行う場合、特にファイバが密集している箇所では、誤抜去等の作業誤り(ミス)等が発生して他の顧客に影響を及ぼす可能性があった。しかも、障害発生等による光ファイバの接続替え作業は、確認が充分必要である一方で極力短時間での復旧が望まれ、人為的な2次障害が発生する危険性があった。
特に、近年は、FTTH等の件数増加等、光ファイバを用いた通信サービスが多くなりつつある。FTTHではPONシステムが使われることが多いが、今後更に光アクセス網の光化が進行すると、光ファイバの管理が困難になり、光ファイバの接続変更作業を行う際の懸念や危険(リスク)が大きくなると考えられる。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するために、光アクセス網にオール光タイプ(全光式)の光スイッチを取り入れ、監視制御システムと組み合わせることで、ネットワークの信頼性と運用性の向上に寄与する光アクセス網システムを提供することを目的とする。
本発明の光アクセス網システムでは、電気信号と光信号との相互変換を行って前記電気信号の通信経路と前記光信号の通信経路とを切り替え接続するOLT装置と、前記OLT装置と通信網との通信経路を電気的に切り替えるスイッチ装置と、前記OLT装置と共用光ファイバとの光通信経路を光学的に切り替える光スイッチ手段と、前記共用光ファイバ及び光分岐器を介して前記光スイッチ手段に接続され、光信号と電気信号との相互変換及び転送処理を行うONUと、前記光加入者線終端装置の動作状態を監視して障害発生時には前記光加入者線終端装置、前記スイッチ装置、及び前記光スイッチ手段に対する予備の通信経路への切り替えを制御する監視制御手段とを備えている。
本発明によれば、監視制御手段により通信経路の切り替えを制御するようにしたので、障害発生時のネットワークサービスの中断時間を低減でき、これにより稼働率を向上して通信サービスレベルを向上できる。更に、光アクセス網の信頼性を向上できると共に、共用光ファイバの管理及び運用効率を向上できる。その上、OLT装置及びスイッチ装置の予備の通信ポートを有効利用できる。
光アクセス網システムでは、電気信号と光信号との相互変換を行って前記電気信号の通信経路と前記光信号の通信経路とを切り替え接続するOLT装置と、前記OLT装置と通信網との通信経路を電気的に切り替えるスイッチ装置と、前記OLT装置と共用光ファイバとの光通信経路を光学的に切り替える光スイッチ手段と、前記共用光ファイバ及び光分岐器を介して前記光スイッチ手段に接続され、光信号と電気信号との相互変換及び転送処理を行うONUと、監視制御手段とを備えている。
前記監視制御手段は、前記OLT装置、前記スイッチ装置、及び前記光スイッチ手段の外部に設置され、前記OLT装置の動作状態を監視して障害発生時には前記OLT装置、前記スイッチ装置、及び前記光スイッチ手段に対する予備の通信経路への切り替えを遠隔制御する。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1を示す光アクセス網システムの概略の構成図である。
この光アクセス網システムは、FTTH方式のシステムであり、アクセス局1及び複数の加入者宅2と、アクセス局1から加入者宅2まで敷設された一心の共用光ファイバ3と、光ファイバ3を分岐する光分岐器(例えば、光スプリッタ)4とを備え、そのアクセス局1が光ファイバ3及び光スプリッタ4を介して複数の加入者宅2と接続されている。又、アクセス局1は、通信網(例えば、イーサネット(登録商標)等のキャリアサービス網)5と電気的に接続(以下「電気接続」という。)され、更に、インターネット等の監視制御網6を介してセンタ局7と電気接続されている。センタ局7は、監視制御手段(例えば、PC等の監視制御装置)7aを有し、この監視制御装置7aにより、アクセス局1の障害発生等を監視し、障害発生時には光アクセス網を自動的に切り替えるようになっている。
図1は、本発明の実施例1を示す光アクセス網システムの概略の構成図である。
この光アクセス網システムは、FTTH方式のシステムであり、アクセス局1及び複数の加入者宅2と、アクセス局1から加入者宅2まで敷設された一心の共用光ファイバ3と、光ファイバ3を分岐する光分岐器(例えば、光スプリッタ)4とを備え、そのアクセス局1が光ファイバ3及び光スプリッタ4を介して複数の加入者宅2と接続されている。又、アクセス局1は、通信網(例えば、イーサネット(登録商標)等のキャリアサービス網)5と電気的に接続(以下「電気接続」という。)され、更に、インターネット等の監視制御網6を介してセンタ局7と電気接続されている。センタ局7は、監視制御手段(例えば、PC等の監視制御装置)7aを有し、この監視制御装置7aにより、アクセス局1の障害発生等を監視し、障害発生時には光アクセス網を自動的に切り替えるようになっている。
アクセス局1内には、OLT装置10と、このアクセス側に光学的に接続(以下「光接続」という。)されたオール光タイプの光スイッチ20と、OLT装置10のキャリアサービス網側に電気接続されたスイッチ装置(例えば、L2スイッチ装置)30とが設置されている。
OLT装置10は、光スイッチ20及びL2スイッチ装置30に対するインタフェース機能を持つn個の現用OSU11−1〜11−nと、i個の予備用OSU11−iと、OLT装置全体の動作を制御する中央処理装置(以下「CPU」という。)等で構成された制御部12と、遠隔からOSU制御や状態監視等を行うためのCPU等で構成された監視制御部13と、監視制御網6に接続するためのインタフェース部14等とを有している。各OSU11−1〜11−n,11−iには、光スイッチ20に光接続するためのポート11−1a〜11−na,11−iaと、L2スイッチ装置30に電気接続するためのポート11−1b〜11−nb,11−ibとが設けられている。
このOLT装置10は、加入者宅2からの光信号を受信して電気信号に変換し、L2スイッチ装置30を介してキャリアサービス網5へ転送する機能と、キャリアサービス網5からL2スイッチ装置30を介して送られてくる電気信号を受信して光信号に変換し、光スイッチ20を介して加入者宅2内のONU40へ転送する機能と、PON区間やONU40の制御監視をする機能等とを有している。
現用ポート11−1a〜11−na,11−1b〜11−nbと予備用ポート11−ia,11−ibとの比率n:iは、例えば、1:1か、或いは、マトリクススイッチ等の適用により、ネットワークサービスの要求条件に対して可変のn:i(但し、n>i)になっている。
光スイッチ20は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の技術を用い、電気変換せずに、光ファイバ単位で切り替え可能なファイバ対ファイバ(fiber-to-fiber)型の光対光スイッチ部21と、加入者宅側の共用光ファイバ3に光接続するためのn個の現用ポート21−1a〜21−na及びi個の予備用ポート21−iaと、OLT装置10側の現用ポート11−1a〜11−na,11−iaに光接続するためのn個の現用ポート21−1b〜21−nb及びi個の予備用ポート21−ibと、光スイッチ全体の動作を制御するCPU等で構成された制御部22と、遠隔からスイッチ制御や状態監視等を行うためのCPU等で構成された監視制御部23と、監視制御網6に接続するためのインタフェース部24等とを有している。
L2スイッチ装置30は、例えば、特許文献1等に記載されているように、OLT装置10のポート11−1b〜11−nb,11−ibとキャリアサービス網5との通信経路を切り替えるためのスイッチ部31と、OLT装置10及びキャリアサービス網5と電気接続するためのn個の現用ポート32−1〜32−n及びi個の予備用ポート32−iと、L2スイッチ装置全体の動作を制御するCPU等で構成された制御部33と、遠隔からスイッチ制御や状態監視等を行うためのCPU等で構成された監視制御部34と、キャリアサービス網5及び監視制御網6に接続するためのインタフェース部35等とを有している。
現用ポート32−1〜32−nと予備用ポート32−iとの比率n:iは、例えば、1:1か、或いは、マトリクススイッチ等の適用により、ネットワークサービスの要求条件に対して可変のn:i(但し、n>i)になっている。
光スイッチ20のポート21−1a〜21−na,21−iaに、共用光ファイバ3及び光スプリッタ4を介して光接続された各加入者宅2内には、光スプリッタ4に光接続されたONU40と、このONU40に電気接続されたPC等の端末装置50とが設置されている。ONU40は、光スイッチ20からの光信号を電気信号へ変換すると共に、端末装置50からの電気信号を光信号に変換して光スイッチ20へ転送する機能を有している。
図2は、図1中のOLT装置10内のOSU及び加入者宅2内のONUの一例を示す概略の構成図である。
例えば、OLT装置10内のOSU11−1と加入者宅2内のONU40とは、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing、以下「WDM」という。)技術を用いてPONシステムを実現するために、OSU11−1は、光送信部11Aと、光受信部11Bと、WDM素子11Cとを有し、同様に、ONU40は、光受信部41と、光送信部42と、WDM素子43とを有している。
OSU11−1内の光送信部11A及び光受信部11Bと、ONU40内の光受信部41及び光送信部42とを用いて、一心の共用光ファイバ3で下り方向信号と上り方向信号を同時に送受信し、双方向通信を行うには、それぞれの方向の光信号同士が干渉しないように、WDM素子11C,43を用いて、上り方向通信と下り方向通信にそれぞれ別々の光波長を割り当て、一心の共用光ファイバ3で上下信号を同時に送受信可能としている。
図3は、図1中の光スイッチ20の原理を説明する図である。
この光スイッチ20は、例えば、図1中のポート21−1a,21−2aに対応する出力光ファイバアレイ25−1a,25−2a及び集光レンズ26−1a,26−2aと、ポート21−1b,21−2bに対応する入力光ファイバアレイ25−1b,25−2b及び集光レンズ26−1b,26−2bと、反射用のミラー27,28とを備えている。
この光スイッチ20は、例えば、図1中のポート21−1a,21−2aに対応する出力光ファイバアレイ25−1a,25−2a及び集光レンズ26−1a,26−2aと、ポート21−1b,21−2bに対応する入力光ファイバアレイ25−1b,25−2b及び集光レンズ26−1b,26−2bと、反射用のミラー27,28とを備えている。
光/電気変換を施さず、ファイバ対ファイバで光を伝達する場合、入力光ファイバアレイ25−1b,25−2bからの光をレンズ26−1b,26−2bを通してミラー27に焦点を合わせ,2枚のミラー27,28の角度を調節することで光を反射させ、出力側のレンズ26−1a,26−2aに光を伝送する。出力側のレンズ26−1a,26−2aは、伝送された光を出力光ファイバアレイ25−1a,25−2aに伝える。
この構成では、図1中の制御部22によるミラー27,28の傾きを調整することで、出力光ファイバアレイ25−1a,25−2aを選択するようになっている。しかし、別の方法として,ミラー27,28を固定して、光ファイバアレイ25−1a,25−2a,25−1b,25−2bとレンズ26−1a,26−2a,26−1b,26−2bを動かすことで、ミラー27,28を選択してスイッチングするような構成も採用できる。
(実施例1の動作)
図4は、図1の光アクセス網システムにおいて、OLT装置10に障害が発生した時の対応例を示す模式図である。図5は、障害時の切り替えが自動的に行われる障害対応例を示す概略のフローチャートである。
図4は、図1の光アクセス網システムにおいて、OLT装置10に障害が発生した時の対応例を示す模式図である。図5は、障害時の切り替えが自動的に行われる障害対応例を示す概略のフローチャートである。
図5におけるステップS1の警報監視処理において、センタ局7内の監視制御装置7aが、監視制御網6を介して遠隔から、OLT装置10の動作状態を警報監視している。ステップS2の警報発生か否かの判定処理において、例えば、図4に示すように、OLT装置10のポート11−1aに障害が発生(1)した場合、これがOLT装置10内の監視制御部13で検出され、インタフェース部14及び監視制御網6を経由して監視制御装置7aへ障害発生が通知(2)される。この時、装置内の障害箇所等の情報も含まれているので、ステップS3の予備リソース検索処理において、監視制御装置7aは、その情報を基に、使用可能な予備用ポート11−iaを探し出す。ステップS4の予備リソース確保の判定処理において、使用可能な予備用ポート11−iaが確保できない場合には、ステップS5の警報発出処理において、現場に作業員が駆けつけてステップS1の警報監視処理へ戻る。
ステップS4の判定処理において、使用可能な予備用ポート11−iaが確保されると、ステップS6の制御信号送信処理において、監視制御装置7aから制御信号が送信(3)され、この制御信号により、監視制御網6を経由して光スイッチ20に対して、OLT装置10の該当予備用ポート11−iaへの接続変更の制御と、OLT装置10に対して該当予備用ポート11−iaの立ち上げの制御と、L2スイッチ装置30に対して現用ポート32−1の設定を予備用ポート32−iに反映させる設定変更の制御が行われる。
これにより、ステップS7のファイバ切り替え処理において、光スイッチ20にてポート21−ib及びポート21−1aを光接続するためのファイバ切り替え(4)が行われると共に、ステップS8の設定変更処理において、L2スイッチ装置30による内部設定変更(4)が行われる。次に、ステップS9の切り替え通知処理において、光スイッチ20から監視制御装置7aへ切り替え後の通知(5)が行われると共に、ステップS10の変更後通知において、L2スイッチ装置30から監視制御装置7aへの変更後の通知(5)が行われる。ステップS11の通知判定処理において、監視制御装置7aが両通知が良(OK)か否かの判定を行い、OKの場合には、ステップS12の更新処理において、予備リソース情報の更新を行い、ステップS1の警報監視処理へ戻る。ステップS11の判定結果が否(NO)の場合には、ステップ3の予備リソース検索処理へ戻る。
このように、監視制御装置7aの制御により、異なる種類・レイヤの装置を連動させ、障害発生時の切り替えを自動化しているので、現場に作業員が駆けつけることなしに、ネットワークサービスの復旧が可能となる。なお、上記のような監視制御からの切り替え/設定変更の制御は、人の監視制御装置7aの操作による実施であっても、駆けつけ対応よりもサービスの断時間が低減可能であるが、本実施例1のように自動化した場合には、更に確実となる。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、OLT装置10のアクセス側に光スイッチ20を配備し、OLT装置10、光スイッチ20、及びL2スイッチ装置30の構成情報や状態・警報情報を監視制御装置7aにて収集・蓄積・管理を行い、この監視制御装置7aにより、OLT装置10、光スイッチ20、及びL2スイッチ装置30を遠隔的に監視制御する構成にしたので、次の(a)〜(d)のような効果がある。
本実施例1によれば、OLT装置10のアクセス側に光スイッチ20を配備し、OLT装置10、光スイッチ20、及びL2スイッチ装置30の構成情報や状態・警報情報を監視制御装置7aにて収集・蓄積・管理を行い、この監視制御装置7aにより、OLT装置10、光スイッチ20、及びL2スイッチ装置30を遠隔的に監視制御する構成にしたので、次の(a)〜(d)のような効果がある。
(a) 監視制御装置7aを用いて光ファイバの遠隔切り替えを行うようにしたので、障害発生時のネットワークサービスの中断時間を低減でき、これにより稼働率を向上して通信サービスレベルを向上できる。
(b) 光アクセス網の信頼性を向上できる。
(c) 光ファイバ3の管理及び運用効率を向上できる。
(d) OLT装置10及びL2スイッチ装置30の予備用ポート11−ia,11−ib,32−iを有効利用できる。
(b) 光アクセス網の信頼性を向上できる。
(c) 光ファイバ3の管理及び運用効率を向上できる。
(d) OLT装置10及びL2スイッチ装置30の予備用ポート11−ia,11−ib,32−iを有効利用できる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 光スイッチ20の部分にスイッチを配備することにより、1つのOLTインタフェースを時分割で使用することも可能である。これにより、OLT装置10のインタフェースの有効利用も容易になる。
(b) 実施例1では、光スイッチ20をネットワーク内の1装置として構成したが、他の構成として、光スイッチ20を例えばOLT装置10内にこのOLT装置10の1つのモジュールとして設けてもよい。これにより、光スイッチ機能を内蔵したOLT装置10の信頼性及び稼働率の向上が可能となる。
(c) L2スイッチ装置30は、ルータ等の他のスイッチ装置を用いてもよい。
(d) 実施例1では、アクセス局1の外部に監視制御装置7aを配置したが、この監視制御装置7aの監視制御機能をL2スイッチ装置30内の監視制御部34に設けても良い。これにより、L2スイッチ装置30は、OLT装置10や光スイッチ20の構成情報、警報状態、その他状態を把握・蓄積する機能を有し、これらの情報に基づいてOLT装置10及び光スイッチ20の制御を連動させることが可能になる。又、監視制御装置7aの監視制御機能をL2スイッチ装置30以外のサービス網内の装置に実装しても良い。これにより、監視制御装置7aの負荷を軽減させることができる。
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 光スイッチ20の部分にスイッチを配備することにより、1つのOLTインタフェースを時分割で使用することも可能である。これにより、OLT装置10のインタフェースの有効利用も容易になる。
(b) 実施例1では、光スイッチ20をネットワーク内の1装置として構成したが、他の構成として、光スイッチ20を例えばOLT装置10内にこのOLT装置10の1つのモジュールとして設けてもよい。これにより、光スイッチ機能を内蔵したOLT装置10の信頼性及び稼働率の向上が可能となる。
(c) L2スイッチ装置30は、ルータ等の他のスイッチ装置を用いてもよい。
(d) 実施例1では、アクセス局1の外部に監視制御装置7aを配置したが、この監視制御装置7aの監視制御機能をL2スイッチ装置30内の監視制御部34に設けても良い。これにより、L2スイッチ装置30は、OLT装置10や光スイッチ20の構成情報、警報状態、その他状態を把握・蓄積する機能を有し、これらの情報に基づいてOLT装置10及び光スイッチ20の制御を連動させることが可能になる。又、監視制御装置7aの監視制御機能をL2スイッチ装置30以外のサービス網内の装置に実装しても良い。これにより、監視制御装置7aの負荷を軽減させることができる。
1 アクセス局
2 加入者宅
3 共用光ファイバ
4 光スプリッタ
5 キャリアサービス網
6 監視制御網
7a 監視制御装置
10 OLT装置
11−1〜11−n,11−i OSU
20 光スイッチ
30 L2スイッチ装置
40 ONU
2 加入者宅
3 共用光ファイバ
4 光スプリッタ
5 キャリアサービス網
6 監視制御網
7a 監視制御装置
10 OLT装置
11−1〜11−n,11−i OSU
20 光スイッチ
30 L2スイッチ装置
40 ONU
Claims (6)
- 電気信号と光信号との相互変換を行って前記電気信号の通信経路と前記光信号の通信経路とを切り替え接続する光加入者線終端装置と、
前記OLT装置と通信網との通信経路を電気的に切り替えるスイッチ装置と、
前記OLT装置と共用光ファイバとの光通信経路を光学的に切り替える光スイッチ手段と、
前記共用光ファイバ及び光分岐器を介して前記光スイッチ手段に接続され、光信号と電気信号との相互変換及び転送処理を行う光加入者線ネットワーク装置と、
前記光加入者線終端装置の動作状態を監視して障害発生時には前記光加入者線終端装置、前記スイッチ装置、及び前記光スイッチ手段に対する予備の通信経路への切り替えを制御する監視制御手段と、
を備えたことを特徴とする光アクセス網システム。 - 前記光スイッチ手段は、前記光加入者線終端装置内に設けたことを特徴とする請求項1記載の光アクセス網システム。
- 前記監視制御手段は、前記光加入者線終端装置、前記スイッチ装置、及び前記光スイッチ手段の外部に設置され、前記光加入者線終端装置、前記スイッチ装置、及び前記光スイッチ手段に対して遠隔制御を行うことを特徴とする請求項1記載の光アクセス網システム。
- 前記監視制御手段は、前記光加入者線終端装置、及び前記スイッチ装置の外部に設置され、前記光加入者線終端装置、及び前記スイッチ装置に対して遠隔制御を行うことを特徴とする請求項2記載の光アクセス網システム。
- 前記監視制御手段は、前記光加入者線終端装置、前記スイッチ装置、又は前記光スイッチ手段の何れか1つに設けられ、前記光加入者線終端装置、前記スイッチ装置、及び前記光スイッチ手段に対して制御を行うことを特徴とする請求項1記載の光アクセス網システム。
- 前記監視制御手段は、前記光加入者線終端装置又は前記スイッチ装置に設けられ、前記光加入者線終端装置及び前記スイッチ装置に対して制御を行うことを特徴とする請求項2記載の光アクセス網システム。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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