JP2017175176A - 局側光回線終端装置、冗長装置切替方法及び冗長装置切替プログラム - Google Patents

局側光回線終端装置、冗長装置切替方法及び冗長装置切替プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】PONシステムを利用した通信の可用性を高めることができる光ネットワーク装置を提供する。
【解決手段】スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一心の光ファイバを複数のユーザで共有するアクセスネットワークにおいて、ユーザ宅に複数の加入者側光回線の終端装置を設置し、現用系終端装置と予備系終端装置として使用する光ネットワーク装置であって、アクセスネットワークの帯域割り当て機能を使用して、現用系終端装置と予備系終端装置とが使用する帯域を割り当てる帯域割り当て部と、現用系終端装置側に異常が発生した場合に、局側光回線の終端装置が帯域割り当て機能を使用して、現用系終端装置側と予備系終端装置との回線を確立したまま帯域割り当て状態を変更して、現用系終端装置側の回線と予備系終端装置側の回線とを切り替える切り替え部とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ネットワーク装置、冗長装置切替方法及び冗長装置切替プログラムに関する。
2000年代に入り、インターネット利用が急拡大しており、日本のほとんどのエリアにおいて、ブロードバンド回線が利用可能な状況となっている。ブロードバンド回線として、様々な方式、サービスがあるが、有線サービスにおいては、GE−PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)システムが多数のユーザに利用されている。GE−PONシステムとは、光ファイバを用いた公衆回線網で最大1Gbpsの通信を実現する技術である。
PON(受動光ネットワーク;Passive Optical Network)は、光ファイバによるネットワークにおいて、単一の局側光回線の終端装置OLT(Optical Line Terminal)(以下「OLT」という。」)から複数の加入者側光回線の終端装置ONU(Optical Network Unit)(以下「ONU」という。)までを指す。PONは、光ファイバによる高速なインターネット接続サービス(FTTH;Fiber To The Home)を安価に提供できる技術として注目されている。
また、近年、クラウドサービスが普及している状況を踏まえると、通信の可用性に対するニーズが高まっている。このようなニーズへの対応として、専用線サービスがあるが、専用線サービスは高価であり、中小規模ユーザはなかなか利用できない。
また、中小規模ユーザなど、多くのユーザが利用するPONシステムには、アクセス区間の冗長サービスがない。そのため、アクセス区間に不具合が発生すると、通信が困難となる可能性があり、場合によってはインターネットへの接続やクラウドサービスの利用が不可能となり、利用者への影響が大きくなることが考えられる。
図13は、基本的なPONシステムの構成を示すブロック図である。このPONシステムは、中継網1、OLT2、スプリッタ(合分波器)3、3台のONU4〜6、ユーザ装置(パソコンやセットトップボックス)7、ユーザ宅8で構成する。スプリッタ3によって分岐された光回線は、各ONUに接続されて、例えば、ユーザ宅8に設置される。
ONU4には、パソコン等のユーザ装置7が接続されて、ユーザ装置7は、中継網1を介して、インターネットに接続される。図13には、3台のONU4〜6のみが図示されているが、実際には例えば最大で32台のONUが接続できる。この32台という制限は、スプリッタの分岐数で決まる値である。
次に、図14を参照して、図13に示すPONシステムの動作を説明する。図14は、図13に示すPONシステムの動作を示すシーケンス図である。OLT2には、帯域を割り当てる動作を行うDBA制御部21が備えられている。まず、OLT2内に設けられたDBA制御部21は、各ONU4〜6に対して、下り制御フレーム(上りデータ量問合せ)を送信する(ステップS1)。
これを受けて、各ONU4〜6は、上り制御フレームを送信する(ステップS2〜4)。この上り制御フレームには、上りデータ量の報告が含まれている。
次に、DBA制御部21は、各ONU4〜6に対して、下り制御フレーム(上り帯域の割り当てを通知)を送信する(ステップS5)。そして、各ONUは、上りデータ量に応じた帯域割り当てが行われる。これを受けて、ONU4は、上り制御フレーム(ONUの状態(故障、回復)等の情報を通知)を送信し(ステップS6)、続いて、上りデータを送信する(ステップS7)。
同様に、ONU5は、上り制御フレームを送信し(ステップS8)、続いて、上りデータを送信する(ステップS9)。ONU6についても同様に、ONU6は、上り制御フレームを送信し(ステップS10)、続いて、上りデータを送信する(ステップS11)。
なお、下りデータの送信については、制御フレームを送信した後に下りデータをOLT2から送信することにより行う。以上の動作を繰り返すことにより、図13に示すユーザ装置7は、中継網1に接続することができる。この状態において、図13に示すように、スプリッタ3とONU4との間に不具合が発生すると、ユーザ装置7を中継網1に接続できなくなり、サービスを受けることができなくなってしまう。
このような問題を解決するために、PONシステムが、アクティブ状態のOLTが稼働中に、スタンバイ状態のOLTの予備リンクを確立しておくことにより、OLTの切り替えを直ぐに行うことができる通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この通信システムは、アクティブ状態のOLTの故障検出を側で行うことにより、スタンバイ状態のOLTに切り替えるタイミングを早くすることができ、ユーザ通信への影響を軽減できるものである。
特開2015−173384号公報
しかしながら、特許文献1に記載の通信システムにあっては、一般的に高価なOLTを冗長化する構成であるため、設備コストが増大するという問題がある。また、PONシステムにおいて、アクセス区間を冗長化するには、GE−PONを複数回線使用し、現用と予備を使い分け、ユーザの端末側に高機能なルータ等の装置を設置する必要がある。
PONシステムは、中小企業、個人ユーザが多数利用していることから、安価に提供される方式が求められる。PONシステムのDBA機能(Dynamic Bandwidth Allocation:動的帯域割り当て)を使用し、2回線を切り替える方法も可能である。DBA機能とは、ONUからOLTへの上り帯域を、トラヒック量に応じて動的に割り当てる機能である。
しかしながら、一方の帯域割り当てを0とすると、ONUはOLTに対して認証状態ではなくなる。すなわち、そのONUは外れた状態と同等となる。一方の回線に不具合が発生した場合にもう一方の回線を使用するために、再度認証するには時間を要し、切り替え時間がかかるため通信ができない時間が長くなるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、PONシステムを利用した通信の可用性を高めることができる光ネットワーク装置、冗長装置切替方法及び冗長装置切替プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一心の光ファイバを複数のユーザで共有するアクセスネットワークにおいて、ユーザ宅に複数の加入者側光回線の終端装置を設置し、現用系終端装置と予備系終端装置として使用する光ネットワーク装置であって、前記アクセスネットワークの帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置と予備系終端装置とが使用する帯域を割り当てる帯域割り当て部と、前記現用系終端装置側に異常が発生した場合に、前記局側光回線の終端装置が前記帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置側と前記予備系終端装置との回線を確立したまま帯域割り当て状態を変更して、前記現用系終端装置側の回線と前記予備系終端装置側の回線とを切り替える切り替え部とを備えた光ネットワーク装置である。
本発明の一態様は、前記帯域割り当て部は、前記予備系終端装置側に対し、制御フレームの通信のみを行うことができる程度の帯域を割り当てる。
本発明の一態様は、前記光ネットワーク装置であって、前記複数の加入者側光回線の終端装置それぞれには、スイッチが接続され、該スイッチを介して、前記光ネットワーク装置にユーザ装置を接続する。スイッチとしては、簡易なスイッチ等を適用でき、ハブでも実現可能である。
本発明の一態様は、前記光ネットワーク装置であって、前記現用系終端装置は、前記スイッチとのリンクが切断されたことを検知した場合に、前記局側光回線の終端装置へ通知を行い、前記局側光回線の終端装置は、前記通知を受けて、前記帯域割り当て機能を使用して、現用系と予備系との切り替えを行う。
本発明の一態様は、前記光ネットワーク装置であって、前記局側光回線の終端装置は、所定時間現用の前記加入者側光回線の終端装置から制御フレームを受信しないことを検知した場合に、前記帯域割り当て機能を使用して、現用系と予備系との切り替えを行う。
本発明の一態様は、スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一心の光ファイバを複数のユーザで共有するアクセスネットワークにおいて、ユーザ宅に複数の加入者側光回線の終端装置を設置し、現用系終端装置と予備系終端装置として使用する光ネットワーク装置が行う冗長装置切替方法であって、前記アクセスネットワークの帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置と予備系終端装置とが使用する帯域を割り当てる帯域割り当てステップと、前記現用系終端装置側に異常が発生した場合に、前記局側光回線の終端装置が前記帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置側と前記予備系終端装置との帯域割り当て状態を変更して、前記現用系終端装置側の回線と前記予備系終端装置側の回線とを切り替える切り替えステップとを有する冗長装置切替方法である。
本発明の一態様は、コンピュータに、前記冗長装置切替方法を実行させるための冗長装置切替プログラムである。
本発明によれば、PONシステムを利用した通信の可用性を高めることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の構成を示すブロックである。 データ破棄の動作を示す説明図である。 図1に示す光ネットワーク装置の初期状態動作を示すシーケンス図である。 図1に示すONU冗長管理DB80のテーブル構造を示す説明図である。 図1に示すPONシステムの動作を説明する。 故障発生時の動作を示す説明図である。 故障発生時の動作を示す説明図である。 ONU40とL2SW60との間、またはONU40のUNIより下部に故障が発生した場合の動作を示す説明図である。 ONU40に故障が発生した場合の説明図である。 ONU40に故障が発生した場合の説明図である。 ONU40に故障が発生した場合の動作の詳細を示す説明図である。 図1に示すネットワーク構成の変形例を示す説明図である。 基本的なPONシステムの構成を示すブロック図である。 図13に示すPONシステムの動作を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による光ネットワーク装置を説明する。まず、本発明の概要について説明する。本発明では、ONUがユーザ宅に2台以上設置される。2台以上のONUに対して、現用系または予備系の登録がOLTによって実施され、どの組み合わせが切り替え対象なのかをOLTが把握する。OLTは、ONUが3台以上の場合は切替先の順序も登録可能である。
そして、OLTが現用系ONU側の異常を検出する。その後OLTが、GE−PONの帯域割り当て機能(DBA)を用いて、現用系ONUと予備系ONUを切り替えることにより、冗長化が実現される。DBAはONUの上り信号の帯域を割り当てを実施する。本発明では、現用系ONUは通常通り帯域割り当てを行い、予備系ONUは制御フレーム相当の帯域割り当てを行う。
ただし、予備系ONUとOLTとの間は制御フレームの通信が行われる。そのため、認証状態は維持される。
すなわち、従来の技術では、GE−PONを複数回線使うことによって、現用系と予備系を切り替える方式であった。これに対し、本発明は、ネットワーク側の機能として現用系と予備系との切り替え機能を備える。これにより、ユーザ側にはハブ等の簡易な装置を備えるのみで、現用系と予備系との切り替え機能が実現可能となる。
図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、図13に示す従来の光ネットワーク装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図1に示す光ネットワーク装置が従来の光ネットワーク装置と異なる点は、ユーザ宅8にONU40、50が2台設けられており、ユーザ装置7との間がL2SW(レイヤー2スイッチ)60で接続されている点である。
また、ユーザ宅8に2台のONU40、50が設けられたため、OLT20の機能に改良が加えられている。ここでは、ONU40が現用系であり、ONU50が予備系である。また、ユーザ宅8には、3台以上のONUが設置されていてもよい。OLT20には、どのONUが現用系と予備系となるのかなど現用系と予備系の切り替え順位も含めて、予め登録されている。
図1に示す装置構成によって、PONシステムでアクセス回線を2回線用意し、リピータハブのような安価なL2SW60のようなユーザ宅内装置が用意される。そして、アクセス区間の冗長化を実施しようとした場合、いずれかの方法で、OLT20と予備系ONU50の間の通信(ユーザトラフィック)を遮断されないと、現用系ONU40の通信を阻害してしまう。
仮にONU50も通常通りに通信を実施されてしまうと、ユーザ装置7からの上りトラフィックをONU40またはONU50からOLT20へどう分配するかを振り分ける振分機能がL2SW60側に必要になる。また、各ONU40、50からのリンク状態を確認しつつ、切り替え(片寄せ)を実施する機能も、L2SW60側に備えられる必要がある。このような構成にするには、ユーザ宅の装置に高価な装置を使用しなければならなくなり、結果的に、安価に冗長化が実現不可能となってしまう。
そこで、ユーザ宅には2台のONU40、50が設置され、L2SW60を介してユーザ装置7と接続したときに、上り帯域割り当てを行うDBAは、現用系と予備系のONUに分ける。この例では、ONU40が現用系であり、ONU50が予備系である。現用系のONU40には通常通りの帯域割り当てが行われ、予備系のONU50には上り制御フレーム相当のみの上り帯域が割り当てられる。このため、予備のONU50とOLT20とは、状態を管理する制御フレームの通信を実施することにより、リンク状態維持された状態となり、認証状態が維持されている。
これにより、OLT20とONU50との間は制御フレームのみ導通されるため、アクセス区間(PON)のリンク状態は維持される。そのため、DBAがONU40にユーザ通信用の帯域を割り当てると、速やかに通信を開始することができる。
なお、ONU40、50では、アクセス区間のリンク状態によって、L2SW60と接続されるUNI(ユーザ網インタフェース)をON/OFFする機能も備える。
図2は、データ破棄の動作を示す説明図である。ONU50は、DBAによる上り通信の許可量が上り制御フレーム相当のみであることから、ユーザ装置7からのデータ信号をOLT20へ送信せず、制御信号のみを送信する。また、UNIをOFFとするため、L2SW60からのデータは破棄される。下り信号についても、UNIがOFFのため破棄される。
次に、図3を参照して、図1に示す光ネットワーク装置の初期状態動作を説明する。図3は、図1に示す光ネットワーク装置の初期状態動作を示すシーケンス図である。各ONUには、ONU名が付与されている。ONU名は、「ONU_N」で、Nは0から始まる順番号であり、最大設置可能数が32であるので、Nの最大値は31となる。図3に示す例では、ONU40のONU名が「ONU_0」、ONU50のONU名は「ONU_1」、ONU70のONU名はONU_Nである。
まず、ユーザからの申し込みに応じて、ONU冗長管理DB(データベース)が更新される。これを受けて、DBA制御部21は、ONU_0〜N(ここでのNは、設置台数−1となる)を冗長構成として管理する(ステップS21)。なお、請求項でいう帯域割り当て機能と、帯域割当部と、切り替え部とは、図3に示すDBA制御部21に相当する。
次に、ONU40は、初期状態登録をDBA制御部21に対して行う(ステップS22)。また、ONU50は、初期状態登録をDBA制御部21に対して行う(ステップS23)。さらに、ONU70は、初期状態登録をDBA制御部21に対して行う(ステップS24)。この初期状態登録動作は、設置台数と同数回繰り返される。
そして、DBA制御部21は、選択されたONUが現用系で、その他のONUが予備系であることをOLT20内に定義する。現用、予備の順は、例えば、初期状態登録の実施順としてもよい。また、初期設定項目としてもよい。
図4は、図1に示すONU冗長管理DB80のテーブル構造を示す説明図である。ONU冗長管理DB80は、「No」、「ONU名」、「通信可能状態」、「現用/予備」、「MAC」の5つのフィールドを有する。「No」は、0から始まる順番号であり、Nは設置台数−1の値となる。「ONU名」は、前述した通りである。「通信可能状態」は、故障がない限り「1」となる。故障状態の場合は、「0」となる。「現用/予備」は、そのONUが現用系は予備系であるかを示し、全てが故障していない限りいずれか1つが現用系になる。「MAC」はMACアドレスである。
次に、図5を参照して、図1に示すPONシステムの動作を説明する。ここでは、ONU70が設置されているものとして説明する。図5は、図1に示すPONシステムの動作を示すシーケンス図である。まず、OLT2内に設けられたDBA制御部21は、各ONU40、50、70に対して、下り制御フレーム(上りデータ量問合せ)を送信する(ステップS31)。これを受けて、各ONU40、50、70は、上り制御フレームを送信する(ステップS32〜34)。この上り制御フレームには、上りデータ量の報告が含まれている。
次に、DBA制御部21は、下り制御フレーム(上りデータ量に応じて決定した上り帯域の割り当てを通知)を各ONU40、50、70に対して送信する(ステップS35)。そして、各ONUには、上りデータ量に応じた帯域割り当てが行われる。これを受けて、ONU40は、上り制御フレーム(ONUの状態(故障、回復)等の情報を通知)を送信し(ステップS36)、続いて、上りデータを送信する(ステップS37)。
次に、予備系であるONU50は、上り制御フレームを送信する(ステップS38)。また、予備系であるONU70は、上り制御フレームを送信する(ステップS39)。このように、予備系のONUは、上りの制御フレームのみは送信を継続する。これによって、認証済みのONUであるため、DBA制御部21が帯域を変更するだけで、現用系と予備系の切り替えを速やかに行うことができる。
次に、図6、図7を参照して、故障発生時の動作を説明する。図6、図7は、故障発生時の動作を示す説明図である。図6は、ONU40とL2SW60との間、またはONU40のUNIより下部(ユーザ装置側)に故障が発生した場合の説明図である。
まず、ONU40は、下部装置(UNI、ONU40とL2SW60との間の回線、L2SW60)とのリンクの切断を検出すると、OLT20に対して、故障を通知する制御フレームを送信する。
次に、OLT20は、この制御フレームを受信し、ONU40から受信した制御フレームに故障情報が含まれていた場合、ONU40を予備系とし、使用を停止する。そして、OLT20は、ONU50を現用系とする。図6では、ONU40が現用系であり、通常の帯域割り当てが行われている。また、ONU50は、予備系であり、制御フレーム相当の帯域割り当てが行われている。
そして、故障が発生すると、ONU40は予備系となり、制御フレーム相当の帯域割り当てとなる。また、ONU50が現用系となり、通常の帯域割り当てとなって、現用系の切り替えが行われる。
なお、下りトラフィックもOLT20からONU40とされていたものを、OLT20からONU50へと切り替えられる。
次に、OLT20において切り替えが完了すると、ONU40は、DBA制御部21からは制御フレーム相当のみ上り帯域を割り当てられるため、故障が回復しても制御フレーム以外の上り信号は発出しない。そして、ONU40は、UNIをOFFにし、L2SWとの通信を停止する。一方、帯域が割り当てられたONU50は、UNIをONにして、L2SWとの通信を開始する(図7参照)。
次に、図8を参照して、ONU40とL2SW60との間、またはONU40のUNIより下部(ユーザ装置側)に故障が発生した場合の動作の詳細を説明する。図8は、ONU40とL2SW60との間、またはONU40のUNIより下部に故障が発生した場合の動作を示す説明図である。
まず、当初のONU冗長管理DB80は、ONU名はONU_0(ここでは、ONU40)が、現用系に設定されており、その他のONUは予備系に設定されている。ただし、全てのONUは、通信状態が全て「1」、すなわち、通信可能状態となっている。
次に、DBA制御部21は、通常通り制御フレームを各ONU40、50、70に送信する(ステップS41)。このとき、ONU40とL2SW60との間、またはONU40のUNIより下部に故障が発生すると、ONU40は、OLT20に対して、UNI故障検出の報告を含む上り制御フレームを送信する(ステップS42)。
次に、ONU50とONU70は、OLT20に対して、上りデータ量の報告を含む上り制御フレーム送信を行う(ステップS43、S44)。
次に、DBA制御部21は、ONU_0(ONU40)の故障を把握する(ステップS45)。そして、DBA制御部21は、現用系と予備系の変更を行う(ステップS46)。すなわち、ONU40(ONU_0)を予備系とし、ONU50(ONU_1)を現用系とする。
そして、ONU冗長管理DB80の記憶内容が変更される。ONU冗長管理DB80は、ONU名はONU_0(ここでは、ONU40)が、予備系になっており、ONU_1(ONU50)は現用系に設定されている。また、その他のONUは現状を維持し予備系のままである。
ただし、故障したONU40を除き、その他のONUは、通信状態が全て「1」、すなわち、通信可能状態となっている。このとき、DBA制御部21は、順番号の若いONUから選択して予備系から現用系に切り替える。
次に、DBA制御部21は、UNI閉塞を指示する情報を含む下り制御フレームを送信する(ステップS47)。そして、DBA制御部21は、現用系と予備系とを切り替えるために、帯域割り当て情報を含む制御フレームを送信する(ステップS48)。
この帯域割り当てによって、ONU40は、現用系から予備系に切り替えられ(ステップS49)、ONU50は予備系から現用系に切り替えられる(ステップS50)。次に、予備系に切り替わったONU40は、上り制御フレームを送信する(ステップS51)。このとき、故障から回復すれば回復情報がこの上り制御フレームに含まれる。
次に、現用系に切り替わったONU50は、上り制御フレームを送信し(ステップS52)、上りデータを送信する(ステップS53)。一方、その他のONU(例えば、ONU70)は、上り制御フレームの送信を継続する(ステップS54)。
次に、図9、図10を参照して、他の故障発生時の動作を説明する。図9、図10は、故障発生時の動作を示す説明図である。図9、図10は、ONU40(ONU40とスプリッタ3との間の回線も含む)に故障が発生した場合の説明図である。
まず、OLT20は、ONU40からの制御フレームが一定時間内に受信しないことを検知すると、ONU40に故障が発生したと見なす。
次に、OLT20は、ONU40を予備系とし、使用を停止する。そして、OLT20は、ONU50を現用系とする。図9では、ONU40が現用系であり、通常の帯域割り当てが行われている。また、ONU50は、予備系であり、制御フレーム相当の帯域割り当てが行われている。
そして、故障が発生すると、ONU40は予備系となり、制御フレーム相当の帯域割り当てが行われる。また、ONU50が現用系となり、通常の帯域割り当てとなって、現用系への切り替えが行われる。
なお、下りトラフィックもOLT20からONU40としていたものを、OLT20からONU50へと切り替える。
次に、OLT20において切り替えが完了すると、ONU40は、DBA制御部21からは制御フレーム相当のみの上り帯域を割り当てられるため、故障が回復しても制御フレーム以外の上り信号は発出しない。そして、ONU40は、UNIをOFFにし、L2SWとの通信を停止する。一方、帯域が割り当てられたONU50は、UNIをONにして、L2SWとの通信を開始する(図10参照)。
次に、図11を参照して、ONU40に故障が発生した場合の動作の詳細を説明する。図11は、ONU40に故障が発生した場合の動作の詳細を示す説明図である。まず、当初のONU冗長管理DB80は、ONU名がONU_0(ここでは、ONU40)のONUが、現用系になっており、その他のONUは予備系に設定されている。ただし、全てのONUは、通信状態が全て「1」、すなわち、通信可能状態となっている。
次に、DBA制御部21は、通常通り制御フレームを各ONU40、50、70に送信する(ステップS61)。このとき、ONU40に故障が発生すると、ONU40は、OLT20に対して、上り制御フレームを送信することができない(ステップS62)。
次に、ONU50とONU70は、OLT20に対して、上りデータ量の報告を含む上り制御フレーム送信を行う(ステップS63、S64)。
次に、DBA制御部21は、ONU_0(ONU40)から応答がないため、故障が発生したと判断する(ステップS65)。そして、DBA制御部21は、現用系と予備系の変更を行う(ステップS66)。すなわち、ONU40(ONU_0)を予備系となり、ONU50(ONU_1)を現用系となる。
そして、ONU冗長管理DB80の記憶内容が変更される。ONU冗長管理DB80では、ONU名がONU_0(ここでは、ONU40)のONUが、予備系になっている。また、ONU_1(ONU50)のONUが現用系に設定されている。このとき、その他のONUは現状を維持し予備系のままである。
ただし、故障したONU40を除き、その他のONUは、通信状態が全て「1」、すなわち、通信可能状態となっている。このとき、DBA制御部21は、順番号の若いONUから選択して予備系から現用系に切り替える。
次に、DBA制御部21は、現用系と予備系とを切り替えるために、帯域割り当て情報を含む制御フレームを送信する(ステップS67)。
この帯域割り当てに対して、ONU40は、上り制御フレーム送信不可状態となる(ステップS68)。そして、ONU50が予備系から現用系に切り替えられる(ステップS69)。次に、予備系に切り替わったONU40が故障から回復すれば上り制御フレームを通常通りOLT20に送信する。
次に、現用系に切り替わったONU50は、上り制御フレームを送信し(ステップS70)、上りデータを送信する(ステップS71)。一方、その他のONU(例えば、ONU70)は、上り制御フレームの送信を継続する(ステップS72)。
次に、図12を参照して、図1に示すネットワーク構成の変形例を説明する。図12は、図1に示すネットワーク構成の変形例を示す説明図である。図12に示すネットワーク構成が図1に示すネットワーク構成と異なる点は、スプリッタ3の下部(ユーザ装置側)にユーザ宅8内にスプリッタ30が設けられた点である。スプリッタ3は、各宅内に引き込む光ファイバケーブルに分岐するのに用いるものである。
一方、スプリッタ30は、少なくともユーザ宅8内に設置されるONUの数だけ分岐できるスプリッタである。スプリッタ30がユーザ宅8内に設けられることで、複数のONUをユーザ宅8内に設置する場合であってもユーザ宅8に引き込む光ファイバケーブルを1本とすることができる。この場合、OLT20は、スプリッタ3の下部にスプリッタ30が設けられており、その下部に複数のONUが接続されていることを管理すればよい。
以上説明したように、光ネットワークを使用したアクセスネットワークにおいて、異常・装置故障等が発生した場合でも、ユーザが設定変更などを実施することなく、自動的にネットワークが切り替えられるため、可用性を高めることができるという効果が得られる。また、この構成によれば、ネットワーク側が主導で問題解決する機能を備えることにより、ユーザ宅内にはハブ等の簡易な装置を備えるだけでサービスを提供することができる。また、PONシステムにおいて、PON区間の冗長化を実現することができる。特に、帯域制御部21は、予備系の認証状態を維持したままにしておくため、帯域割り当てを変更するのみで速やかに予備系を現用系に切り替えることができる。また、ユーザ宅に複数のONUを設置されるようにしたため、宅内にはハブ等の簡易な装置を設置するのみで実現できる。
また、アクセスネットワークにおいて、異常・装置故障等が発生した場合でも、ユーザが設定変更などを実施することなく、迅速かつ自動的にネットワークを切り替えることができる。また、OLTとONUとの間は、リンクが切れることなく、制御フレームはやり取りされるため、回復検知が可能である。
また、予備系に切り替えられた後、故障から正常に回復した場合、正常な予備系として回復させることが可能になり、運用性が高くなる。また、全てのONUは、常に制御フレームのやり取りだけは継続するため、予備系の故障も検出可能であり、2重故障等にも強いシステム構成とすることができる。
前述した実施形態におけるOLT20、ONU40の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
PONシステムを利用した通信の可用性を高めることが不可欠な用途にも適用できる。
1・・・中継網、20・・・OLT、21・・・DBA制御部、3・・・スプリッタ、40、50、70・・・ONU、60・・・L2SW、7・・・ユーザ装置、8・・・ユーザ宅、80・・・ONU冗長管理DB
本発明は、局側光回線終端装置、冗長装置切替方法及び冗長装置切替プログラムに関する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、PONシステムを利用した通信の可用性を高めることができる局側光回線終端装置、冗長装置切替方法及び冗長装置切替プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一心の光ファイバを複数のユーザで共有するアクセスネットワークにおいて、ユーザ宅に設置された複数の加入者側光回線終端装置と前記スプリッタを用いて接続され、複数の前記加入者側光回線終端装置のうちいずれかを現用系終端装置として使用し、他の前記加入者側光回線終端装置を予備系終端装置として使用する局側光回線終端装置であって、前記アクセスネットワークの帯域割り当て機能を使用して、複数の前記加入者側光回線終端装置のそれぞれから制御フレームにより上りデータ量の報告を受け、受信した前記制御フレームに対応して、複数の前記加入者側光回線終端装置のうち前記現用系終端装置に前記上りデータ量に応じた帯域を割り当て、前記予備系終端装置に制御フレームの通信のみを行うことができる程度の帯域を割り当てる帯域割り当て部と、前記現用系終端装置側に異常が発生した場合に前記予備系終端装置のいずれかを新たな現用系終端装置として選択し、前記帯域割り当て機能を使用して、複数の前記加入者側光回線終端装置のそれぞれから制御フレームにより上りデータ量の報告を受け、受信した前記制御フレームに対応して、複数の前記加入者側光回線終端装置のうち新たな前記現用系終端装置に前記上りデータ量に応じた帯域を割り当て、新たな前記現用系終端装置を除く前記加入者側光回線終端装置である予備系終端装置に対して制御フレームの通信のみを行うことができる程度の帯域を割り当てることにより、前記現用系終端装置との回線及び前記予備系終端装置との回線を確立したまま帯域割り当て状態を変更して、現用系と予備系との切り替えを行う切り替え部とを備えた局側光回線終端装置である。
本発明の一態様は、前記局側光回線終端装置であって、数の前記加入者側光回線終端装置それぞれには、スイッチが接続され、該スイッチを介して、複数の前記加入者側光回線終端装置にユーザ装置を接続する。スイッチとしては、簡易なスイッチ等を適用でき、ハブでも実現可能である。
本発明の一態様は、前記局側光回線終端装置であって、前記切り替え部は、前記現用系終端装置において前記スイッチとのリンクが切断されたことを検知した場合に、前記現用系終端装置からの通知を受けて、前記帯域割り当て機能を使用して、現用系と予備系との切り替えを行う。
本発明の一態様は、前記局側光回線終端装置であって、前記切り替え部は、所定時間現用の前記加入者側光回線終端装置から制御フレームを受信しないことを検知した場合に、前記帯域割り当て機能を使用して、現用系と予備系との切り替えを行う。
本発明の一態様は、スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一心の光ファイバを複数のユーザで共有するアクセスネットワークにおいて、ユーザ宅に設置された複数の加入者側光回線終端装置と前記スプリッタを用いて接続され、複数の前記加入者側光回線終端装置のうちいずれかを現用系終端装置として使用し、他の前記加入者側光回線終端装置を予備系終端装置として使用する局側光回線終端装が行う冗長装置切替方法であって、前記アクセスネットワークの帯域割り当て機能を使用して、複数の前記加入者側光回線終端装置のそれぞれから制御フレームにより上りデータ量の報告を受け、受信した前記制御フレームに対応して、複数の前記加入者側光回線終端装置のうち前記現用系終端装置に前記上りデータ量に応じた帯域を割り当て、前記予備系終端装置に制御フレームの通信のみを行うことができる程度の帯域を割り当てる帯域割り当てステップと、前記現用系終端装置側に異常が発生した場合に前記予備系終端装置のいずれかを新たな現用系終端装置として選択し、前記帯域割り当て機能を使用して、複数の前記加入者側光回線終端装置のそれぞれから制御フレームにより上りデータ量の報告を受け、受信した前記制御フレームに対応して、複数の前記加入者側光回線終端装置のうち新たな前記現用系終端装置に前記上りデータ量に応じた帯域を割り当て、新たな前記現用系終端装置を除く前記加入者側光回線終端装置である予備系終端装置に対して制御フレームの通信のみを行うことができる程度の帯域を割り当てることにより、前記現用系終端装置との回線及び前記予備系終端装置との回線を確立したまま帯域割り当て状態を変更して、現用系と予備系との切り替えを行う切り替えステップとを有する冗長装置切替方法である。

Claims (7)

  1. スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一心の光ファイバを複数のユーザで共有するアクセスネットワークにおいて、ユーザ宅に複数の加入者側光回線の終端装置を設置し、現用系終端装置と予備系終端装置として使用する光ネットワーク装置であって、
    前記アクセスネットワークの帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置と予備系終端装置とが使用する帯域を割り当てる帯域割り当て部と、
    前記現用系終端装置側に異常が発生した場合に、前記局側光回線の終端装置が前記帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置側と前記予備系終端装置との回線を確立したまま帯域割り当て状態を変更して、前記現用系終端装置側の回線と前記予備系終端装置側の回線とを切り替える切り替え部と
    を備えた光ネットワーク装置。
  2. 前記帯域割り当て部は、前記予備系終端装置側に対し、制御フレームの通信のみを行うことができる程度の帯域を割り当てる請求項1に記載の光ネットワーク装置。
  3. 前記複数の加入者側光回線の終端装置それぞれには、スイッチが接続され、該スイッチを介して、前記光ネットワーク装置にユーザ装置を接続する請求項1または2に記載の光ネットワーク装置。
  4. 前記現用系終端装置は、前記スイッチとのリンクが切断されたことを検知した場合に、前記局側光回線の終端装置へ通知を行い、
    前記局側光回線の終端装置は、前記通知を受けて、前記帯域割り当て機能を使用して、現用系と予備系との切り替えを行う請求項1から3のいずれか一項に記載の光ネットワーク装置。
  5. 前記局側光回線の終端装置は、所定時間現用の前記加入者側光回線の終端装置から制御フレームを受信しないことを検知した場合に、前記帯域割り当て機能を使用して、現用系と予備系との切り替えを行う請求項1から4のいずれか一項に記載の光ネットワーク装置。
  6. スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一心の光ファイバを複数のユーザで共有するアクセスネットワークにおいて、ユーザ宅に複数の加入者側光回線の終端装置を設置し、現用系終端装置と予備系終端装置として使用する光ネットワーク装置が行う冗長装置切替方法であって、
    前記アクセスネットワークの帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置と予備系終端装置とが使用する帯域を割り当てる帯域割り当てステップと、
    前記現用系終端装置側に異常が発生した場合に、前記局側光回線の終端装置が前記帯域割り当て機能を使用して、前記現用系終端装置側と前記予備系終端装置との帯域割り当て状態を変更して、前記現用系終端装置側の回線と前記予備系終端装置側の回線とを切り替える切り替えステップと
    を有する冗長装置切替方法。
  7. コンピュータに、請求項6に記載の冗長装置切替方法を実行させるための冗長装置切替プログラム。
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