JP6296834B2 - 親局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法 - Google Patents

親局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6296834B2
JP6296834B2 JP2014044011A JP2014044011A JP6296834B2 JP 6296834 B2 JP6296834 B2 JP 6296834B2 JP 2014044011 A JP2014044011 A JP 2014044011A JP 2014044011 A JP2014044011 A JP 2014044011A JP 6296834 B2 JP6296834 B2 JP 6296834B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
failure
time
wavelength
station device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014044011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015170958A (ja
Inventor
隆志 西谷
隆志 西谷
向井 宏明
宏明 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014044011A priority Critical patent/JP6296834B2/ja
Publication of JP2015170958A publication Critical patent/JP2015170958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6296834B2 publication Critical patent/JP6296834B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、親局装置、子局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法に関する。
FTTH(Fiber To The Home)や最近のスマートフォンの普及により、急増するデータトラヒックを収容する光ネットワークの大容量化および経済化がこれまで以上に求められている。現在、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)規格の1G−EPON(1Gigabit−Ethernet(登録商標) PON(Passive Optical Network))とITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)規格のG−PON(Gigabit−PON)が普及している。また、次世代のPONとして、10Gb/s以上の伝送容量を有するNG−PON(Next Generation−PON)が検討されてきた。NG−PONとして、NG−PON1とNG−PON2に分類される。
NG−PON1は、IEEE規格では10G−EPON(下り10Gb/s/上り1Gb/sあるいは双方向10Gb/sの10G−EPON)に該当し、ITU−T規格ではXG−PON(下り10Gb/s/上り2.5Gb/sのG−PON)に該当し、商用化に向けたトライアルが各国で行われている。ITU−T SG15 Q2では2012年からG.989 Series(非特許文献2)として40Gb/sクラスのPONであるNG−PON2の議論が開始された。NG−PON2では、実現方式としてTWDM(TDM(Time Division Multiplexing)/WDM(Wavelength Division Multiplexing))−PONが選択され、オプションとしてPoint−to−Point WDM(PtP−WDM)が選択された。
TWDM−PONの下り方向通信では、10Gb/sのTDMと4波長から8波長のWDM伝送とを併用することで40Gb/s信号伝送を実現する。利用可能な波長範囲が狭いためDWDM(Dense WDM)の適用が決定している。上り方向通信では、2.5Gb/sまたは10Gb/sのTDMA(Time Division Multiple Access)と4波長から8波長のWDM伝送とを併用する。ビジネス用途では、上り下り帯域が対称となるため、上り方法通信として10Gb/sのTDMA伝送とWDMを併用することが望ましい。各ONUに対する上り、下り波長割当は動的に行われるため、すべての波長に対応可能なカラーレスONU(Optical Network Unit)の検討や、波長割当アルゴリズムであるDWBA(Dynamic Wavelength and Bandwidth Allocation)の検討が進められている。
NG−PON2の適用先として、モバイル適用を含めたビジネス用途が検討されている。しかしながらPONシステムをビジネスに適用するためには高信頼化の機構が必要である。PONシステムはポイント・トゥ・マルチポイントである網トポロジのため、一か所の障害が発生すると多数のユーザの通信が途絶えてしまう。ホームユース向けのベストエフォート・インターネットサービスではこの問題は重大ではないが、ビジネスユーザでは高い信頼性が求められ、サービス断は許容されない。仮に障害が発生した場合には、迅速な復旧が要求される。
PONシステムでは、信頼性向上のための冗長構成が検討されている。冗長構成の方式として、例えば、幹線ファイバのみを冗長構成とする方式(Type A方式)、OLT(Optical Line Terminal)および幹線ファイバを冗長構成とする方式(Type B方式)、OLT、ONUおよび幹線ファイバを冗長構成とする方式(Type C方式)、等がある。一方、TWDM−PONでは、OLTは、複数のPON回線基板(PONインターフェース部)を収容する。各PON回線基板には、TWDM−PONの波長に応じた光モジュールとMAC(Media Access Control)処理機能、WM(Wavelength Multiplexer)が実装される。すなわち、従来の1波長に対応したPONシステムに比べてPON回線基板の部品点数は増加する。故障率は一般的に部品点数に依存するのに加え、最も故障率の高い光モジュールが使用波長分必要となるため、故障率が上昇する。ファイバの故障が原因で発生する障害は、OLTの故障、メンテナンスに比べて非常に低いことを考えると、OLTの故障対応に特化したType B方式が効果的である。
Takeshi Sakamoto,"Protection Schemes Beyond Currently Defined in FTTx",OFC/NFOEC Technical Digest,NM2I.6,2013 ITU−T,G.989 Series,2012
PONシステムにおけるType Bのプロテクション方式では、障害発生時に、障害が発生したOLTの配下、もしくは障害が発生した光モジュールの配下にあるONUの登録情報を、運用中のOLTから別のOLTに受け渡す必要がある。TWDM−PONシステムでは、各波長を使用しているONUの台数が動的に変化する。また、TWDM−PONシステムでは、配下の最大ONU数が従来のG−PON/GE−PONシステムに比べて8倍(32台から256台に増加)となる。この結果、障害切替にかかる時間すなわちサービス断時間が長くなり、また、その時間も故障波長を使用しているONU台数に依存して変動するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、障害切替にかかる時間を低減することができる親局装置、子局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、子局装置と光通信路により接続され、複数の親局処理部を備える親局装置であって、前記親局処理部は、前記子局装置へ送信する光信号の波長を割当てる帯域割当制御部と、前記子局装置へ送信する光信号をそれぞれ異なる波長で送信する複数の光送信部と、前記光送信部の障害を検出する障害検出部と、前記子局装置へ割当てる波長の切替である第1の切替に要する時間である第1の切替時間と、前記子局装置と接続する前記親局処理部の切替である第2の切替に要する時間である第2の切替時間とを算出し、前記障害検出部により前記光送信部の障害を検出された場合、前記第1の切替時間と前記第2の切替時間とに基づいて第1の切替と第2の切替のいずれか一方を障害切替方法として選択する障害切替管理部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、障害切替にかかる時間を低減することができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかるPONシステム(光通信システム)の構成例を示す図である。 図2は、OLTとONUの正常時の動作の一例を示すチャート図である。 図3は、PONシステムにおける3つのプロテクション方式を示す図である。 図4は、障害切替手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、波長切替の様子を示す模式図である。 図6は、基板切替の様子を示す模式図である。 図7は、基板切替後の切戻しの様子を示す模式図である。
以下に、本発明にかかる親局装置、子局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかるPONシステム(光通信システム)の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態のPONシステムは、親局装置として動作する局側光通信装置(“Optical Line Terminal”とも言い、以降「OLT」と称す。)1と、子局装置として動作する利用者側光通信装置(“Optical Network Unit”とも言い、以降「ONU」と称す。)2−1〜2−n(nは1以上の整数)と、スプリッタ(光分配器)3とを備える。OLT1とONU2−1〜2−nはスプリッタ3を介して光ファイバ(光通信路)で接続されている。スプリッタ3は、OLT1に接続する幹線の光ファイバを分岐し、分岐した光ファイバはONU2−1〜2−nに接続される。
本実施の形態のPONシステムは、TWDM−PONシステムであり、下り方向(OLT1からONU2−1〜2−nへ向かう方向)の通信は、10Gb/sのTDMとλd1,λd2,λd3,λd4の4波長のWDM伝送とを併用する。上り方向(ONU2−1〜2−nからOLT1へ向かう方向)の通信は、2.5b/sまたは10Gb/sのTDMAとλu1,λu2,λu3,λu4の4波長のWDM伝送とを併用する。なお、ここでは、上り通信、下り通信ともに4波長のWDM伝送を行う例について説明するが、上り通信、下り通信でそれぞれ用いる波長の数は4つに限定されない。また、各波長における伝送レートも10Gb/sに限定されない。また、本実施の形態では、TWDM−PONシステムを例に説明するが、本実施の形態の障害切替に関する構成および動作を、他のPONシステムに適用してもよい。
図1に示すように、本実施の形態のOLT1は、光回線を収容するPONインターフェース部(親局処理部,制御装置)11−1〜11−m(mは2以上の整数)とOLT1の管理を行う障害切替処理部12とを備える。PONインターフェース部11−1〜11−mは、例えば各々が1つの基板(カード)として実装され、障害切替処理部12は別の基板(管理基板)として実装される。ここでは、PONインターフェース部11−1〜11−mがそれぞれが1つの基板として実装されるとして説明するが、複数のPONインターフェース部11−1〜11−mが1つの基板として実装されてもよい。
PONインターフェース部11−1は、光合分波部111、光送信部112−1〜112−4、光受信部113−1〜113−4、MAC部114、帯域割当制御部115、障害切替管理部116、ONU管理部(子局管理部)117および障害検出部118を備える。PONインターフェース部11−2〜11−mもPONインターフェース部11−1と同様の構成を有する。
光送信部112−1,112−2,112−3,112−4は、上り方向の通信で用いられる波長λu1,λu2,λu3,λu4にそれぞれ対応する。光送信部112−1〜112−4は、MAC部114から入力される電気信号を、対応する波長の光信号に変換し、光合分波部111へ出力する。
光受信部113−1,113−2,113−3,113−4は、下り方向の通信で用いられる波長λd1,λd2,λd3,λd4にそれぞれ対応する。光受信部113−1〜113−4は、光合分波部111から入力される光信号を電気信号に変換してMAC部114へ出力する。
光合分波部111は、光送信部112−1〜112−4から入力される上り光信号を合波し、合波した光信号を光ファイバおよびスプリッタ3経由でONU2−1〜2−nへ送信する。また、光合分波部111は、スプリッタ3および光ファイバ経由でONU2−1〜2−nから受信した上りの光信号を波長ごとに分波し、各波長の光信号を対応する光受信部113−1〜113−4へ出力する。
MAC部114は、MAC層の終端処理、波長制御、帯域制御信号の生成等の処理を行う。MAC部114は、ONU2−1〜2−n宛に生成した信号を、各ONU2−1〜2−nについて下り通信に割当てられた波長に対応する光送信部112−1〜112−4へ出力する。なお、各ONU2−1〜2−nについて下り通信および下り通信に割当波長は、ONU管理部117により割当波長情報として管理されており、MAC部114は、ONU管理部117により管理される割当波長情報に基づいて、生成した信号の出力先の光送信部112−1〜112−4を決定する。また、MAC部114は、ONU2−1〜2−nから受信した信号が帯域を要求する信号であった場合、該信号に含まれる要求帯域を帯域割当制御部115へ通知する。
帯域割当管理部115は、各ONU2−1〜2−nへの波長と帯域の割当を行う。波長と帯域の割当(DWBA)の方法はどのような方法を用いてもよい。帯域割当管理部115は、上り下りのそれぞれの方向の通信について、1つの波長については送信時刻が重ならないように時分割で送信時間を割り当てる。上り通信については、各ONU2−1〜2−nから要求された上り帯域に基づいて、波長および帯域の割当を行う。下り通信については、例えば、図示しない上位ネットワークから受信した各ONU2−1〜2−n宛てのデータのデータ量に基づいて、波長および帯域の割当を行う。
ONU管理部117は、ONU2−1〜2−nの登録情報を保持する。また、ONU管理部117は、帯域割当管理部115による割当の結果に基づいて、ONU2−1〜2−nごとの割当波長を割当波長情報として保持することにより、割当波長を管理する。また、ONU2−1〜2−nごとの波長変更時間(ONU2−1〜2−nの光受信部22の波長を変更するための所要時間)の保持および管理を行う。ONU2−1〜2−nごとの波長変更時間は、例えば、あらかじめONU管理部117に設定されるようにしてもよいし、ONUから通知される波長変更時間を取得するようにしてもよい。
障害検出部118は、障害を検出し、障害を検出した場合、障害切替管理部116および障害切替処理部12へ障害の発生を通知する。障害検出部118が障害を検出する方法に制約はなく、どのような方法で障害を検出してもよいが、例えば、光送信部112−1〜112−4、光受信部113−1〜113−4を直接監視することにより、障害を検出するようにしてもよいし、MAC部114からの通知により障害を検出してもよい。例えば、光送信部112−1〜112−4に対応する波長が割当てられている全てのONU2−1〜2−nからの応答が一定時間以上得られず、他の波長が割当てられているONU2−1〜2−nからの応答は正常に受信できる場合とする。この場合、上記の一定時間以上応答が得られないONU2−1〜2−nの下り方向の通信に割当てられている光送信部112−1〜112−4の障害と判断することができる。
障害切替管理部116は、波長切替を行った場合の切替時間の算出、基板切替(使用するPONインターフェース部の切替)を行った場合の切替時間の算出を行い、どちらの切替を行うかを判断する。障害切替処理部12は、障害切替管理部116が、基板切替を行うと判断した場合に、基板切替による障害切替を実施する。
PONインターフェース部11−1〜11−mのうち1つ以上が運用系(Active)に設定され、運用系でない別のPONインターフェース部11−1〜11−mの1つ以上が予備系(Standby)として設定されている。
図1に示すように、ONU2−1は、光合分波部21、光受信部22、光送信部23およびPON制御部24を備える。光合分波部21は、OLT1から受信した光信号を波長分波して光受信部22に入力する。また、光合分波部21は、光送信部23から入力される光信号をOLT1へ送信する。
光受信部22は、光合分波部21から入力された光信号を電気信号に変換してPON制御部24へ入力する。光受信部22は、受信する光信号の波長を変更可能な光モジュールであり、PON制御部24からの指示に従って、光合分波部21から入力される分波信号からOLT1により割当てられた下り通信の波長の光信号を選択し、選択した光信号を電気信号に変換する。光送信部23は、PON制御部24から入力される電気信号を光信号に変換して光合分波部21へ入力する。光送信部23は、生成する光信号の波長を変更可能な光モジュールであり、PON制御部24からの指示に従って、電気信号をOLT1から割当てられた上り通信の波長の光信号に変換する。
PON制御部24は、PONシステムにおけるONU側のPON制御を行う。例えば、PON制御部24は、OLT1へ送信する帯域制御信号を生成し、また、受信した帯域制御信号に基づいた処理を行う。
正常動作時、OLT1とONU2−1〜2−nは、帯域制御信号の一種であり帯域割当結果を通知する送信許可通知であるGateメッセージと、Gateメッセージに対する応答信号であり帯域制御信号の一種であるReportメッセージのやり取りによりリンクを維持する。Gateメッセージには、各ONU2−1〜2−nの上り方向の通信に対して割り当てた波長と帯域(送信時間帯)が割当結果として格納される。ONU2−1〜2−nは、上り方向のデータ通信のための帯域割当を要求する場合には、Reportメッセージにデータ送信のための要求帯域を格納する。送信許可通知とその応答としてGateメッセージ、Reportメッセージを用いる例を説明したが、送信許可通知としてGrantメッセージでもよく、送信許可通知と応答信号の形式は図2の例に限定されない。
図2は、OLT1とONU2−1の正常時の動作の一例を示すチャート図である。図2では、ONU2−1とOLT1とのメッセージのやりとりとデータ送信を示している。ONU2−2〜ONU2−nとOLT1の間でも、同様にメッセージのやりとりとデータ送信が行われる。OLT1は、ONU2−1〜2−nとの間で所定の接続処理(たとえば、DISCOVERY処理)を行うことにより、ONU2−1〜2−nとの通信が可能な状態となる。その後、OLT1は、図2に示すように、各ONU2−1に対して、一定周期でGateメッセージを送信する(ステップS1,S3,S6)。ONU2−1は、Gateメッセージを受信するとReportメッセージを送信する(ステップS2,S5)。
図2の例では、ステップS1のGateメッセージを受信した時点で、ONU2−1がOLT1へ送信する上りデータを保持しているとし、ステップS2で送信したReportメッセージには、データ送信のための要求帯域が格納される。OLT1は、ステップS3のGateメッセージにより、このデータ送信に対する割当結果を通知する。ONU2−1は、ステップS3で受信したGateメッセージに格納された割当結果(波長および帯域)に基づいて、データ送信を実施する(ステップS4)。この際、ONU2−1では、PON制御部24がGateメッセージに格納された割当波長に基づいて、光受信部22および光送信部23の波長を設定する。
ここで、PONシステムにおけるプロテクション方式の例について説明する。図3は、PONシステムにおける3つのプロテクション方式を示す図である。Type A方式は、幹線ファイバのみを冗長構成とする方式であり、OLT202とスプリッタ203との間の幹線ファイバを冗長化し、切替器204により幹線ファイバを切り替える。ONU201およびOLT202は冗長化していない。Type B方式は、OLTを冗長化(運用系のOLT202−1と予備系のOLT202−2を備える)する方式である。Type C方式は、OLTを冗長化し、かつONUおよび幹線ファイバを冗長構成(運用系のONU201−1およびスプリッタ203−1と予備系のONU201−2およびスプリッタ203−2を備える)とする方式である。
TWDM−PONシステムでは、従来の1波長に対応したPONシステムに比べてOLT(またはOLTの機能を有する基板(PONインターフェース部))の部品点数が増加する。このため、ファイバの故障が原因で発生する障害は、OLTの故障、メンテナンスに比べて非常に低い。このことから、TWDM−PONシステムでは、OLTの故障対応に特化したType B方式が効果的である。障害発生時に、障害が発生したOLTの配下、もしくは障害が発生した光モジュールの配下にあるONUの登録情報を、運用中のOLTから別のOLTに受け渡す必要がある。TWDM−PONシステムでは、配下の最大ONU数が従来のG−PON/GE−PONシステムに比べて8倍(32台から256台に増加)となり、障害切替にかかる時間すなわちサービス断時間が長くなる。
一方で、複数波長を使用するTWDM−PONシステムの特徴を用いて、使用波長を変更する波長切替による障害切替を行うことも考えられる。このため、本実施の形態では、波長切替に要する時間と、OLTの切替(PONインターフェース部の切替)時間とを算出し、前者が後者より短い場合、障害切替方式として波長切替を選択する。
一方、波長切替による障害切替を用いた場合、TWDM−PONシステムで使用可能な帯域が減少する。このため、ONUの最低保証帯域を確保できなくなる場合も考えられる。本実施の形態では、波長切替に要する時間が、OLTの切替時間より短い場合でも、最低保障帯域を確保できない場合には障害切替方式としてOLTの切替を実施する。これにより、波長切替を行った場合でも最低保障帯域を確保できる。なお、帯域に余裕がある場合等には、最低保障帯域の確保を考慮した処理を省略してもよい。
次に、本実施の形態の障害切替方法について説明する。図4は、本実施の形態の障害切替手順の一例を示すフローチャートである。図2で示したような正常動作を実施中、任意のタイミングで、OLT1の障害切替管理部116は、波長切替による障害切替の切替時間(以下、波長切替時間(第1の切替時間)という)を算出する(ステップS10)。波長切替時間は、後述するように、ONU2−1〜2−nへの波長の割当に依存して変化するため、例えば、波長割当てを変更するたびに、下り通信の波長ごとに波長切替時間を求めておく。波長切替による障害切替とは、光送信部112−1〜112−4のいずれかの障害が発生した場合、障害の光送信部112−1〜112−4に対応する波長(λd1,λd2,λd3,λd4のいずれか)を用いて光信号を送信していたONU2−1〜2−nに対して、他の波長を用いて光信号を送信するように変更することである。波長切替時間は、変更を開始した時点から変更が完了して変更後の波長で送信を開始できるまでの所要時間である。波長切替時間については後述する。
次に、OLT1の障害切替管理部116は、基板切替による障害切替の切替時間(以下、基板切替時間(第2の切替時間)という)を算出する(ステップS11)。基板切替による障害切替とは、運用系として用いていた基板(PONインターフェース部)を他のPONインターフェース部に切替えることである。基板切替時間は、PONインターフェース部の切替を開始してから、切替後のPONインターフェース部を用いた通信が可能となるまでの所要時間である。基板切替時間については後述する。
そして、OLT1の障害検出部118は、光送信部112−1〜112−4のうち1つ以上の障害を検出する(ステップS12)と、障害を検出した光送信部112−1〜112−4を識別する情報(または障害を検出した光送信部112−1〜112−4に対応する波長を識別する情報)とともに障害検出を障害切替管理部116へ通知する。障害切替管理部116は、基板切替時間が障害が検出された波長の波長切替時間以上であるか否かを判断する(ステップS13)。基板切替時間が波長切替時間以上である場合(ステップS13 Yes)、波長切替を行った場合に波長切替後に最低保障帯域を確保可能であるか否かを判断する(ステップS14)。最低保障帯域は、ONU2−1〜2−nごとまたはONU2−1〜2−nの加入するサービスごと等に定められているとする。最低保障帯域は、あらかじめOLT1に設定されていてもよいし、OLT1がONU2−1〜2−nから取得した情報に基づいて最低保障帯域を決定してもよい。
障害の発生する前は4つの波長を用いて各ONU2−1〜2−nへの帯域割当を行っていたのに対し、波長切替を行うと、障害の発生していない光送信部に対応する波長、すなわち3つ以下の波長を用いて各ONU2−1〜2−nへの帯域割当を行うことになる。したがって、各ONU2−1〜2−nへ割当可能な帯域の総量が減ることになり、波長切替後に各ONU2−1〜2−nに対して最低保障帯域を保障できない可能性もでてくる。本実施の形態では、このようなことを避けるため、波長切替の前に、波長切替を行った場合に最低保障帯域を保障できるか否かを判断する。例えば、各ONU2−1〜2−nの最低保障帯域の合計が、障害の発生していない光送信部に対応する波長を用いた伝送能力以下となるか否かを判断することにより、最低保障帯域を確保できるか否かを判断する。
波長切替後に最低保障帯域を確保可能である場合(ステップS14 Yes)、障害切替管理部116は、波長切替を選択し(ステップS15)、MAC部114および帯域割当制御部115に波長切替の実施を指示し、処理を終了する。波長切替のシーケンスは、どのようなシーケンスでもよいが、例えば、次のようなシーケンスとすることができる。波長λd1に対応する光送信部112−1に障害が発生した場合、波長λd1に割当られていたONU2−1〜2−nが、一定時間以上Gateフレームを受信しない場合に、光受信部22の受信波長をλd1以外の波長(λd2〜λd4のいずれか)に対応するよう変更する。一方、OLT1では、帯域割当制御部115が、波長λd1に割当られていたONU2−1〜2−nにλd1以外の波長(λd2〜λd4のいずれか)を割当て、割当てた波長でGateフレームを送信する。これにより、波長λd1に割当られていたONU2−1〜2−nは、λd1以外の波長(λd2〜λd4のいずれか)でGateフレームを受信することができ、通信を継続できる。
波長切替後に最低保障帯域を確保可能でない場合(ステップS14 No)、障害切替管理部116は、基板切替を選択し(ステップS16)、障害切替処理部12に基板の切替を指示し、処理を終了する。ステップS13で基板切替時間が波長切替時間未満であると判断した場合(ステップS13 No)、ステップS16へ進み、基板切替を実施する。
波長切替時間は、障害が発生した波長が割当てられているONU2−1〜2−nの台数、波長切替シーケンス、障害が発生した波長が割当てられているONU2−1〜2−nの光受信部22の波長を変更するための時間(以下、波長変更時間という)の特性等に依存する。ONU2−1〜2−nに割当られる波長は、帯域割当管理部115によりトラヒック状態に応じて変更される。このため、正常動作時に、ステップS10で、ONU2−1〜2−nへの波長の割当の変更に応じて、波長ごとの波長切替時間を求めておくことにより、波長切替時間を精度良く求めることができる。そして、障害発生時の上述のステップS13の判断では、障害が発生した波長に対応する波長切替時間を用いる。
波長切替時間と基板切替時間の算出方法の一例を以下に示す。なお、波長切替時間と基板切替時間の算出方法は以下の例に限定されない。例えば、ONU2−1〜2−nの光送信部112−1〜112−nは、ハードウェアとしてどのような光モジュールを用いるかにより、50ns以下、1ms以下、1s以上の3種類に分類しておくとする。各ONU2−1〜2−nにおいてどのような光モジュールが用いられているかは、例えばあらかじめOLT1に設定されているとする。これにより、OLT1は、波長ごとに該波長が割当てられているONU2−1〜2−nの波長変更時間がどの種類に分類されるかを把握することができ、波長変更時間によるグループ化を行うことができる。そして、グループごとに波長変更時間を同一の値を用いることにより処理を簡素化することができる。例えば、波長ごとに該波長が割当てられているONU2−1〜2−nの各波長変更時間のうち最大値T1を、波長切替時間の算出に用いるとする。この他に、波長切替時間の算出には、波長切替を行うONU2−1〜2−nの登録情報を基板(PONインターフェース部)内で受け渡す時間、および波長切替シーケンスに要する時間を考慮する。ONU1台の波長切替を行うために登録情報を基板内で受け渡す時間をT2とし、波長切替対象のONUの台数をNONUとし、波長切替シーケンスに要する時間をT3とするとき、波長ごとの該波長に対応する光送信部112−1〜112−4に障害が発生した場合の波長切替時間は、例えば、以下の式(1)により算出することができる。
波長切替時間=T1+T2×NONU+T3 …(1)
ONU1台の波長切替を行うために登録情報を基板内で受け渡す時間T2は、例えば、実測した値を用いてもよいし、設計値を用いてもよい。また、運用開始前に実測した値または設計値を設定しておき、運用開始後に再計測して値を更新するようにしてもよい。波長切替シーケンスに要する時間T3は、どのようなシーケンスを行うかに依存する。例えば、上述したように、ONU2−1〜2−nが、一定時間以上Gateメッセージを受信しないことにより波長を切り替えてGateメッセージを受信するシーケンスを用いる場合、該一定時間を波長切替シーケンスに要する時間T3として用いる。
また、基板切替時間は、1台のONUの登録情報を基板(PONインターフェース部)間で受け渡す時間をT4とし、基板切替シーケンスに要する時間をT5とするとき、例えば、以下の式(2)により、算出することができる。
基板切替時間=T4×NONU+T5 …(2)
1台のONUの登録情報を基板間で受け渡す時間T4は、障害切替処理部12が、切替前のPONインターフェース部のONU管理部117からONUの登録情報を取得し、この登録情報を切替後のPONインターフェース部のONU管理部117に設定するまでの時間である。例えば、T4としては、実測した値を用いてもよいし、設計値を用いてもよい。また、運用開始前に実測した値または設計値を設定しておき、運用開始後に再計測して値を更新するようにしてもよい。基板切替シーケンスT5は、どのようなシーケンスを行うかに依存する。例えば、基板(PONインターフェース部)を変更することにより、ONU2−1〜2−nとの通信パラメータが変更される場合には、変更後の通信パラメータを通知するまでの時間を基板切替シーケンスに要する時間T5とする。
図5は、波長切替の様子を示す模式図である。図6は、基板切替の様子を示す模式図である。図7は、基板切替後の切戻しの様子を示す模式図である。図5、図6、図7の例では、PONインターフェース部11−1〜11−mのうち、PONインターフェース部11−mが予備系に設定されており、λd1の波長に対応する光送信部112−1に障害が発生した例を示している。ステップS15により波長切替を選択した場合は、図5に示すように、光送信部112−1に障害が発生した後も、PONインターフェース部11−1を継続して使用し、λd1の波長に割当てていたONU2−1〜2−nにλd2〜λd4の波長を割り当てる。波長切替を実施した後は、図6に示すように基板切替を実施する。この際、切替後の基板(PONインターフェース部11−m)では、λd1が使用可能であるため、λd1もONU2−1〜2−nへの割当に使用する。図6に示した状態で、PONインターフェース部11−1の障害が発生した光送信部112−1の交換を行うことで、障害の復旧を行う。その後、図7に示すように、基板の切戻し(PONインターフェース部11−mからPONインターフェース部11−1への切替)を実施する。以上の手順により、ONU2−1〜2−nへのサービス断を発生させずに、障害復旧を行うことができる。
ステップS16により基板切替を選択した場合は、障害の発生したPONインターフェース部が用いていたONUの登録情報を、予備系のPONインターフェース部に登録した後、予備系のPONインターフェース部への切替(基板切替)を行う。そして、PONインターフェース部11−1の障害が発生した光送信部112−1の交換を行うことで、障害の復旧を行う。その後、切り戻し(障害発生前に使用していたPONインターフェース部への切替)を行うことで、ONU2−1〜2−nへのサービス断を発生させずに、障害復旧を行うことができる。
なお、図5、図6、図7の例では、光送信部112−1に障害が発生した例を示したが、他の光送信部に障害が発生した場合にも同様に切替を実施する。また、図5、図6、図7の例では、障害の発生した光送信部が1つの例を示したが、2つ以上の光送信部に障害が発生した場合にも同様に、切替を行うことができる。
また、特定波長のみ波長切替を実施せずに基板切替を実施することもできる。例えば、光送信部112−2に対応する波長λd2を特定波長とし、光送信部112−2に障害が発生した場合には、図4の手順は実施せずに、基板切替を実施する。また、波長変更時間が閾値以上となる光受信部22を有するONUについては、波長切替時間の算出時に、T1の算出対象から除外することもできる。
また、上記の例では、正常動作時に、波長ごとに波長切替時間を求め、障害切替管理部116が波長ごとの波長切替時間を保持しておき、障害発生時には障害が発生した波長に対応する波長切替時間を用いて切替方式を選択するようにした。これに限らず、例えば、正常動作時には、波長ごとのONU接続台数NONUとONUごとの波長変更時間等の切替時間の算出に必要なパラメータを求めておき、障害発生時に障害が発生した波長に対応するパラメータを用いて、波長切替時間を算出するようにしてもよい。正常動作時に波長切替時間を求めておくと障害発生時にパラメータを用いて算出する方法に比べ、障害発生時の切替方式の選択を迅速に行うことができる。
また、以上の例では、基板切替として、全波長一括で予備系の基板に切り替える場合を想定して基板切替時間を算出したが、基板切替として障害の発生した波長のみを予備系の基板に切り替える場合を想定して、基板切替時間を算出してもよい。
以上のように、本実施の形態では、波長切替に要する波長切替時間と、PONインターフェース部の切替(基板切替)に要する基板切替時間とを算出し、前者が後者より短い場合、障害切替方式として波長切替を選択するようにした。このため、障害切替にかかる時間すなわちサービス断時間を低減することができる。また、波長切替時間が、基板切替時間より短い場合でも、最低保障帯域を確保できない場合には基板切替を実施するようにすると、最低保障帯域を確保しつつサービス断時間を低減することができる。
以上のように、本発明にかかる親局装置、子局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法は、PONシステムに有用であり、特に、TWDM−PONシステムに適している。
1 OLT、2−1〜2−n ONU、3 スプリッタ、11−1〜11−m PONインターフェース部、12 障害切替処理部、21,111 光合分波部、22,113−1〜113−4 光受信部、23,112−1〜112−4 光送信部、24 PON制御部、114 MAC部、115 帯域割当制御部、116 障害切替管理部、117 ONU管理部、118 障害検出部。

Claims (13)

  1. 子局装置と光通信路により接続され、複数の親局処理部を備える親局装置であって、
    前記親局処理部は、
    前記子局装置に対して該子局装置へ送信する光信号の波長を割当てる帯域割当制御部と、
    前記子局装置へ送信する光信号をそれぞれ異なる波長で送信する複数の光送信部と、
    前記光送信部の障害を検出する障害検出部と、
    前記子局装置へ割当てる波長の切替である第1の切替に要する時間である第1の切替時間と、前記子局装置と接続する前記親局処理部の切替である第2の切替に要する時間である第2の切替時間とを算出し、前記障害検出部により前記光送信部の障害検出された場合、前記第1の切替時間と前記第2の切替時間とに基づいて第1の切替と第2の切替のいずれか一方を障害切替方法として選択する障害切替管理部と、
    を備えることを特徴とする親局装置。
  2. 前記子局装置において受信する前記光信号の波長を変更するために要する時間である波長変更時間を管理する子局管理部、
    を備え、
    前記障害切替管理部は、障害が検出された波長が割当てられている前記子局装置の前記波長変更時間に基づいて前記第1の切替時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の親局装置。
  3. 前記障害切替管理部は、障害が検出された波長が割当てられている前記子局装置の前記波長変更時間のうちの最大値に基づいて前記第1の切替時間を算出することを特徴とする請求項2に記載の親局装置。
  4. 前記障害切替管理部は、前記子局装置を切替変更時間に基づいてグループ化し、同一グループの前記子局装置の前記切替変更時間に同一の値を用いることを特徴とする請求項2または3に記載の親局装置。
  5. 前記障害切替管理部は、障害が検出された波長が割当てられている前記子局装置の台数に基づいて前記第1の切替時間を算出することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の親局装置。
  6. 前記障害切替管理部は、前記第2の切替時間として、前記複数の光送信部の全てを使用中の前記親局処理部から他の前記親局処理部へ切替えるための時間を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の親局装置。
  7. 前記障害切替管理部は、前記第2の切替時間として、障害を検出した前記光送信部を、他の前記親局処理部の前記光送信部へ切替えるための時間を算出することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の親局装置。
  8. 前記障害切替管理部は、前記第1の切替時間が前記第2の切替時間より短い場合に前記第1の切替を前記障害切替方法として選択することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の親局装置。
  9. 前記障害切替管理部は、前記第1の切替時間が前記第2の切替時間より短い場合かつ前記第1の切替後に前記子局装置の最低保障帯域を確保できる場合に前記障害切替方法として選択することを特徴とする請求項8に記載の親局装置。
  10. 子局装置と光通信路により接続され、複数の親局処理部を備える親局装置において前記親局処理部として機能する制御装置であって、
    前記子局装置に対して該子局装置へ送信する光信号の波長を割当てる帯域割当制御部と、
    前記子局装置へ送信する光信号をそれぞれ異なる波長で送信する複数の光送信部と、
    前記光送信部の障害を検出する障害検出部と、
    前記子局装置へ割当てる波長の切替である第1の切替に要する時間である第1の切替時間と、前記子局装置と接続する前記親局処理部の切替である第2の切替に要する時間である第2の切替時間とを算出し、前記障害検出部により前記光送信部の障害検出された場合、前記第1の切替時間と前記第2の切替時間とに基づいて第1の切替と第2の切替のいずれか一方を障害切替方法として選択する障害切替管理部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  11. 複数の親局処理部を備える親局装置と、前記親局装置と光通信路により接続される子局装置とを備える光通信システムであって、
    前記親局処理部は、
    前記子局装置に対して該子局装置へ送信する光信号の波長を割当てる帯域割当制御部と、
    前記子局装置へ送信する光信号をそれぞれ異なる波長で送信する複数の光送信部と、
    前記光送信部の障害を検出する障害検出部と、
    前記子局装置へ割当てる波長の切替である第1の切替に要する時間である第1の切替時間と、前記子局装置と接続する前記親局処理部の切替である第2の切替に要する時間である第2の切替時間とを算出し、前記障害検出部により前記光送信部の障害検出された場合、前記第1の切替時間と前記第2の切替時間とに基づいて第1の切替と第2の切替のいずれか一方を障害切替方法として選択する障害切替管理部と、
    を備えることを特徴とする光通信システム。
  12. 前記子局装置は、
    前記親局装置から受信する光信号の波長を変更可能な光受信部と、
    前記光受信部により一定時間以上前記親局装置から前記光信号を受信できなかった場合に、前記光受信部が受信する前記光信号の波長を変更するよう制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  13. 子局装置と光通信路により接続され、複数の親局処理部と前記子局装置へ送信する光信号をそれぞれ異なる波長で送信する複数の光送信部とを備える親局装置における障害切替方法であって、
    前記子局装置に対して該子局装置へ送信する光信号の波長を割当てる第1のステップと、
    前記光送信部の障害を検出する第2のステップと、
    前記子局装置へ割当てる波長の切替である第1の切替に要する時間である第1の切替時間と、前記子局装置と接続する前記親局処理部の切替である第2の切替に要する時間である第2の切替時間とを算出し、前記第2のステップで前記光送信部の障害を検出した場合、前記第1の切替時間と前記第2の切替時間とに基づいて第1の切替と第2の切替のいずれか一方を障害切替方法として選択する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする障害切替方法。
JP2014044011A 2014-03-06 2014-03-06 親局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法 Active JP6296834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014044011A JP6296834B2 (ja) 2014-03-06 2014-03-06 親局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014044011A JP6296834B2 (ja) 2014-03-06 2014-03-06 親局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015170958A JP2015170958A (ja) 2015-09-28
JP6296834B2 true JP6296834B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=54203342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014044011A Active JP6296834B2 (ja) 2014-03-06 2014-03-06 親局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6296834B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6538579B2 (ja) * 2016-02-04 2019-07-03 株式会社日立製作所 光アクセスネットワークシステム、局側装置、及びその制御プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4994300B2 (ja) * 2008-05-29 2012-08-08 日本電信電話株式会社 光終端装置
WO2013157171A1 (ja) * 2012-04-20 2013-10-24 三菱電機株式会社 通信システム、親局装置、子局装置、制御装置、および通信制御方法
US9136968B2 (en) * 2012-11-28 2015-09-15 Electronics And Telecommunications Research Institute Time and wavelength division multiplexing—passive optical network (TWDM-PON) system and communication link method thereof
JP5565489B1 (ja) * 2013-03-18 2014-08-06 沖電気工業株式会社 加入者側装置登録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015170958A (ja) 2015-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10735836B2 (en) Passive optical network communications method, apparatus and system
JP6053232B2 (ja) 光通信システム及び光通信異常復帰方法
US8615169B2 (en) PON system and redundancy method
JP5490517B2 (ja) 光通信システム、光通信方法およびolt
JP5058910B2 (ja) ポイント−マルチポイントシステムにおける冗長化伝送システム
US10009137B2 (en) Optical communication system, station-side device, subscriber device, and optical communication method
US8606100B2 (en) WDM-TDM PON remote terminal and WDM-TDM PON link protection system
JP5137906B2 (ja) 光アクセス網、光加入者装置および光アクセス網の通信設定方法
TW201138353A (en) Method and system for wavelength allocation in a WDM/TDM passive optical network
JP5335952B2 (ja) ポイント−マルチポイントシステムにおける冗長化伝送システム
WO2013189321A1 (zh) 一种无源光网络中的波长调谐方法、系统及设备
Kanungoe et al. A new protection scheme for a combined ring-star based hybrid WDM/TDM PON architecture
US9331809B2 (en) DWA control in an OLT with decrease in margin of bandwidth utilization caused by bandwidth reallocation minimized
US9584249B2 (en) Station-side terminal apparatus, optical access network, and communication method
KR102017882B1 (ko) 시간 및 파장 분할 다중 - 수동형 광 네트워크에서의 파장 튜닝 방법
JP6296834B2 (ja) 親局装置、制御装置、光通信システムおよび障害切替方法
JP2013207715A (ja) 加入者側装置登録方法及び光ネットワークシステム
JP6219671B2 (ja) 光加入者システム及び通信方法
Kaneko et al. Reliable λ-tuning OLT-protection method based on backup-wavelength pre-assignment and discovery process for resilient WDM/TDM-PONs
JP6178264B2 (ja) 波長監視方法、波長監視システム及び親ノード
Kaneko et al. Agile OLT-protection method based on backup wavelength and discovery process for resilient WDM/TDM-PON
JP2014183344A (ja) 加入者側装置登録方法
JP2014078797A (ja) 冗長システム、光通信装置及び親局装置
Kanungoe et al. A novel OLT protection for hybrid WDM-TDM optical access networks
JP6988272B2 (ja) 局側終端装置、及び経路切替方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6296834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250