JP4806631B2 - タイミング発生器および半導体試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体試験装置等に用いられるタイミング発生器に関する。
高速通信や高速シリアルインタフェース等の各種のデバイスの試験項目にジッタ耐力試験がある。この試験では、デバイスに入力するクロック信号やデータに対してジッタを付加したときにこのデバイスが正常動作するか否かが確認される。
ところで、半導体試験装置はデバイスに対して各種の試験を行うものであり、この半導体試験装置を用いてジッタ耐力試験を行う場合には、タイミング発生器で生成するタイミングエッジにジッタを付加する必要がある。クロック信号等にジッタを付加するジッタ発生装置としては、クロック信号等を遅延させる可変遅延回路を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このジッタ発生装置では、正弦波のオフセット電圧とランプ発生器の出力電圧とを比較することにより、クロック信号の変化のタイミングに正弦波の揺らぎを与えている。
特開平6−104708号公報(第3−4頁、図1−3)
ところで、上述した特許文献1に開示されたジッタ発生装置では、正弦波のオフセット電圧を発生させる発振器やランプ発生器、電圧比較器等のアナログ回路によって構成されるため、回路規模が大きくなるとともに消費電力が多いという問題があった。また、一般に、タイミング発生器はタイミングエッジを生成するロジカルなLSIであり、アナログ回路によって構成されたジッタ発生装置を同じLSI内に混在させることは好ましくないという問題もあった。例えば、LSI内でデジタル回路とアナログ回路が混在した場合に製造プロセスが複雑になるため製造コストの上昇を招いたり、アナログ回路がデジタル回路に対してノイズ源となってしまうという不都合がある。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、出力信号にジッタを付加することが可能であり、しかも、ジッタを付加するアナログ回路が不要であって回路規模を縮小することができ、消費電力を低減することができるタイミング発生器を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明のタイミング発生器は、基本周期内の指定されたタイミングにおいてタイミングエッジを発生させるものであり、所定周期のリファレンスクロック信号に同期した計数動作を行うカウンタと、基本周期の先頭からタイミングエッジを発生させるまでの時間をリファレンスクロック信号の周期で割ったときの商と余りのそれぞれに対応するデータを出力するタイミングデータ出力手段と、カウンタによる計数値に基づいて、タイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される商に相当する時間が経過したことを判定し、判定タイミングに合わせて判定信号を出力する経過時間判定手段と、タイミングエッジの出力タイミングをずらす時間をジッタ振幅値として出力するジッタ発生手段と、タイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される余りに相当する第1の時間と、ジッタ発生手段から出力されるジッタ振幅値で示される第2の時間とを加算する加算手段と、経過時間判定手段から出力される判定信号が入力され、加算手段による加算結果で示される時間だけ遅延させて出力する可変遅延手段とを備えている。タイミングエッジを発生するために可変遅延手段を用いる場合に、ジッタ振幅値に相当する時間だけこの可変遅延手段における遅延時間を変更することにより、タイミングエッジに対してジッタを付加することが可能になる。これにより、可変遅延手段の遅延時間を設定する構成にジッタ振幅値を加算するデジタル回路を付加するだけで出力信号としてのタイミングエッジに対してジッタを付加することができ、回路規模の縮小や消費電力の低減が可能になる。
また、上述した経過時間判定手段は、カウンタによる計数値とタイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される商とを比較し、これらが一致したときに判定信号を出力する。あるいは、上述したカウンタは、基本周期の開始時に、タイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される商を初期値として取り込んだ後、リファレンスクロック信号に同期して計数値を減じる計数動作を行っており、経過時間判定手段は、カウンタによる計数値が0になったことを検出したときに判定信号を出力することが望ましい。これにより、リファレンスクロック信号の周期の整数倍に相当する時間の経過を容易に判定することが可能になる。
また、上述したジッタ発生手段は、タイミングエッジの出力に同期して正弦波状に値が変化するジッタ振幅値を出力することが望ましい。これにより、出力信号に正弦波ジッタを容易に付加することができ、しかも、タイミングエッジの出力に同期した非常に周波数の高い正弦波ジッタを付加することができる。
また、上述したジッタ発生手段は、タイミングエッジの出力に同期して値がランダムに変化するジッタ振幅値を出力することが望ましい。これにより、出力信号にランダムジッタを容易に付加することができ、しかも、タイミングエッジの出力に同期した非常に周波数の高いランダムジッタを付加することができる。
また、上述したジッタ発生手段は、値の更新間隔がランダムに変化するジッタ振幅値を出力することが望ましい。ジッタ成分を付加する間隔を不均等にすることで、ランダム性を高めたランダムジッタを付加することができる。
また、上述した加算手段は、リファレンスクロック信号の1周期以上の時間に相当する加算結果が得られたときに、キャリーとこの加算結果からリファレンスクロック信号の1周期未満の加算結果とを出力し、キャリーが出力されたときにリファレンスクロック信号の周期の整数倍に相当する時間、経過時間判定手段から出力される判定信号が可変遅延手段に入力されるタイミングを遅らせる入力タイミング遅延手段をさらに備えることが望ましい。これにより、リファレンスクロック信号の周期の整数倍に相当する時間だけ確実にタイミングエッジの発生タイミングを遅らせることができる。
また、上述した加算手段は、基本周期の開始タイミングとリファレンスクロック信号の入力タイミングとが一致していないときに、このずれに相当する時間を第1の時間と第2の時間にさらに加算することが望ましい。これにより、リファレンスクロック信号と非同期に基本周期の開始タイミングを設定することができ、任意の値を有する複数の基本周期を連続的に設定することが可能になる。
また、本発明の半導体試験装置は、上述したタイミング発生器と、被試験デバイスの各ピンに入力するパターンデータを発生するパターン発生器と、パターン発生器から出力される各種のパターンデータとこのパターンデータを入力する被試験デバイスの各ピンとを対応させるデータセレクタと、データセレクタから出力されるパターンデータと、タイミング発生器によって発生したタイミングエッジとに基づいて、被試験デバイスに対する波形制御を行うフォーマットコントロール部と、被試験デバイスの各ピンから出力されるデータと、各ピン毎の期待値データとを比較するデジタルコンペア部とを備えている。これにより、アナログ回路を追加することなく半導体試験装置から被試験デバイスに対して入力する信号にジッタを付加することが可能になり、半導体試験装置を用いてジッタ耐力試験を行う場合の回路規模の縮小や消費電力の低減が可能になる。
一実施形態のタイミング発生器が備わった半導体試験装置の全体構成を示す図である。 タイミング発生器の詳細構成を示す図である。 ジッタ発生回路の動作原理の説明図である。 ジッタ発生回路の具体的な構成例を示す図である。 ジッタ発生回路の他の具体的な構成例を示す図である。 ジッタ発生回路の他の具体例を示す図である。 ジッタ発生回路の他の具体例を示す図である。 本実施形態のタイミング発生器の動作タイミング図である。 タイミング発生器の変形例を示す図である。
符号の説明
10 カウンタ
12 タイミングメモリ
14 一致判定回路
16 マルチプレクサ
18、20、22 D型フリップフロップ
24 RATEメモリ
26、28、30 加算器
32 ジッタ発生回路
34 インバータ回路
36、38 アンド回路
40 FIFOメモリ
42 可変遅延回路
100 DUT
110 テスタプロセッサ
120 タイミング発生器
130 パターン発生器
140 データセレクタ
150 フォーマットコントロール部
160 ピンカード
170 デジタルコンペア部
以下、本発明を適用した一実施形態のタイミング発生器について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態のタイミング発生器が備わった半導体試験装置の全体構成を示す図である。図1に示す半導体試験装置は、DUT(被測定デバイス)100に対してジッタ耐力試験を含む各種の試験を行うためのものであり、DUT100に対して試験に必要な各種の信号を入出力するために、テスタプロセッサ110、タイミング発生器120、パターン発生器130、データセレクタ140、フォーマットコントロール部150、ピンカード160、デジタルコンペア部170を含んで構成されている。
上述したテスタプロセッサ110は、オペレーティングシステム(OS)によって所定のテストプログラムを実行してDUT100に対する各種の試験を行うために半導体試験装置の全体を制御する。タイミング発生器120は、試験に必要な基本周期を設定するとともに、この設定した基本周期内に含まれる各種のタイミングエッジを生成する。パターン発生器130は、DUT100のクロックピンを含む各ピンに入力するパターンデータを発生する。データセレクタ140は、パターン発生器130から出力される各種のパターンデータと、これを入力するDUT100の各ピンとを対応させる。フォーマットコントロール部150は、パターン発生器130によって発生されデータセレクタ140によって選択されたパターンデータと、タイミング発生器120によって生成されたタイミングエッジとに基づいて、DUT100に対する波形制御を行う。
また、ピンカード160は、フォーマットコントロール部150およびデジタルコンペア部170とDUT100との間の物理的なインタフェースをとるためのものである。ピンカード160は、DUT100の対応するピンに所定のパターン波形を印加するドライバと、ピンに現れる電圧波形と所定のローレベル電圧およびハイレベル電圧との比較を同時に行うデュアルコンパレータと、任意に負荷電流の値が設定可能なプログラマブル負荷と、ピンに接続された所定の抵抗値(例えば50Ω)を有する終端抵抗とを含んで構成されている。なお、DUT100のピンの中には、アドレス端子に対応するピンのように所定のデータを入力するだけのピンもあり、このようなピンについては上述したデュアルコンパレータやプログラマブル負荷、終端抵抗は不要であって、ドライバのみが接続されている。デジタルコンペア部170は、DUT100の各ピンの出力に対して、データセレクタ140で選択された各ピン毎の期待値データを比較する。この比較を行うタイミングは、タイミング発生器120で生成されるストローブ信号のタイミングエッジSTRBで指定される。
図2は、タイミング発生器120の詳細構成を示す図である。図2に示すように、タイミング発生器120は、カウンタ10、タイミングメモリ12、一致判定回路14、マルチプレクサ16、D−FF(D型フリップフロップ)18、20、22、RATEメモリ24、加算器26、28、30、ジッタ発生回路32、インバータ回路34、アンド回路36、38、FIFOメモリ40、可変遅延回路42を含んで構成されている。
カウンタ10は、RATE信号によってリセットされ、REFCLK(リファレンスクロック)信号に同期した計数動作を行う。RATE信号とは、試験に必要な基本周期を設定するためのものであり、基本周期の開始タイミングに対応するREFCLK信号の1周期分だけハイレベルに設定される。REFCLK信号は、例えば4nsの周期を有している。
タイミングメモリ12は、基本周期の開始タイミングを基準としてタイミングエッジの発生タイミングを示す時間データを格納するためのものであり、REFCLK信号の周期の整数倍の時間データ(基本周期をリファレンスクロック信号の周期で割ったときの商を示す値)が上位nビット(MSB)に、この周期以下の時間データ(基本周期をリファレンスクロック信号の周期で割ったときの余りを示す値)が下位mビット(LSB)にそれぞれ格納される。RATE信号に同期してアドレス信号(TS信号)が入力され、このRATE信号に対応して設定される基本周期内におけるタイミングエッジの発生タイミングを示す(n+m)ビットの時間データがタイミングメモリ12から読み出される。
一致判定回路14は、カウンタ10のカウント値(nビット)とタイミングメモリ12の上位nビットの時間データとが入力されており、これらの全ビットの一致判定を行う。これらの全ビットが一致した場合には一致判定回路14の出力がハイレベルになる。RATEメモリ24は、1つ前の基本周期をREFCLK信号の周期で割った余りとしてのmビットデータを格納するためのものである。
加算器30は、RATEメモリ24から読み出されたmビットデータと、D型フリップフロップ22に格納されたmビットのデータを加算する。この結果は、REFCLK信号に同期してD型フリップフロップ22に格納される。したがって、各基本周期をREFCLK信号の周期で割った余りのデータが加算器30とD型フリップフロップ22とを用いて累積される。
加算器26は、タイミングメモリ12の下位のmビットデータと上述した加算器30から出力されるmビットデータとを加算する。mビットの加算結果は、後段の加算器28に入力される。また、この加算処理において最上位ビットからの桁上がりが生じた場合には、carry(キャリー)がマルチプレクサ16に送られる。加算器28は、前段の加算器26から出力されたmビットデータと、ジッタ発生回路32から出力されるmビットのジッタ成分データとを加算する。mビットの加算結果は、FIFOメモリ40に入力される。また、この加算処理において最上位ビットからの桁上がりが生じた場合には、carryがマルチプレクサ16に送られる。
マルチプレクサ16は、一致判定回路14から出力される信号(1ビットデータ)と、2つのD型フリップフロップ18、20のそれぞれから出力される信号とが入力されており、加算器26、28から送られてくるcarryに応じた選択動作を行う。一方のD型フリップフロップ18は、一致判定回路14から出力された信号をREFCLK信号に同期して取り込んで保持する。他方のD型フリップフロップ20は、一方のD型フリップフロップ18から出力される信号をREFCLK信号に同期して取り込んで保持する。このようにして、一致判定回路14から出力された信号と、この信号をREFCLK信号の1周期分遅らせた信号と、2周期分遅らせた信号とがマルチプレクサ16に入力される。マルチプレクサ16は、2つの加算器26、28のそれぞれから出力されるcarryの有無に応じて、具体的には、carryが全く入力されない場合には一致判定回路14の出力信号を選択的に出力し、いずれか一方のcarryのみが入力された場合にはD型フリップフロップ18の出力信号(一致判定回路14の出力信号をREFCLK信号の1周期分だけ遅らせた信号)を選択的に出力し、両方のcarryが入力された場合にはD型フリップフロップ20の出力信号(一致判定回路14の出力信号をREFCLK信号の2周期分だけ遅らせた信号)を選択的に出力する。アンド回路36は、マルチプレクサ16の出力信号と、REFCLK信号をインバータ回路34によって反転させた信号とが入力されており、これら2つの信号の論理積信号を出力する。
ジッタ発生回路32は、ジッタ成分データを発生する。FIFOメモリ40は、加算器28から出力されるmビットデータをアンド回路38の出力信号(一致判定回路14の出力信号とREFCLK信号の論理積信号)に同期して取り込んで、アンド回路36の出力信号に同期してこの取り込んだデータを入力順に出力する。可変遅延回路42は、REFCLK信号の1周期分に相当する最大可変遅延量を有しており、アンド回路36の出力信号を、FIFOメモリ40から出力されるmビットデータに対応する時間だけ遅延して出力する。
図3は、ジッタ発生回路32の動作原理の説明図であり、タイミング発生器120によって生成されるタイミングエッジに対して例えば正弦波ジッタを付加する場合が示されている。図3において、横軸が経過時間を、縦軸が付加される正弦波ジッタの値を表すジッタ振幅値をそれぞれ示している。ジッタ発生回路32は、図3に示すように、時間経過とともに値が周期的に変化するjビットのジッタ振幅値データを生成して出力する。
図4は、ジッタ発生回路32の具体的な構成例を示す図である。図4に示すジッタ発生回路は、カウンタ50とジッタメモリ52を備えている。カウンタ50は、REFCLKに同期して計数動作を行う。ジッタメモリ52は、カウンタ50の計数値によって指定されるアドレスにjビットのジッタ振幅値データを格納しており、REFCLK信号に同期してカウンタ50の計数動作を進行するとこのジッタ振幅値データが順番に読み出される。ジッタメモリ52を用いる場合には、格納するジッタ振幅値データの内容を変更するだけで、図3に示すような正弦波ジッタだけでなく様々な種類のジッタを容易に生成することができる。しかも、リファレンスクロック信号に同期させることでタイミングエッジの出力に同期した非常に周波数の高いジッタを付加することができる。
図5は、ジッタ発生回路32の他の具体的な構成例を示す図である。図5に示すジッタ発生回路は、排他的論理和回路60、複数のD型フリップフロップ62、カウンタ50、ジッタメモリ52を備えている。カウンタ50とジッタメモリ52は、図4に示したものと同じであり、カウンタ50の前段に排他的論理和回路60とN個の縦続接続されたD型フリップフロップ62とからなるランダムビット列発生回路が設けられている。排他的論理和回路60にはN個のD型フリップフロップ62の中の2つの出力値が入力されており、これら2つの出力値の排他的論理和信号を所定の(例えば初段の)D型フリップフロップ62に入力する。このようにして生成されるランダムビット列がカウンタ50にクロック信号として入力される。したがって、図4に示す構成ではカウンタ50の計数動作がREFCLK信号に同期して規則的に行われていたのに対し、図5に示す構成ではカウンタ50の計数動作がランダムビット列の内容にしたがって不規則に行われる点が異なっている。ジッタ成分を付加する間隔を不均等にすることで、時間的なランダム性を有するジッタを付加することができる。
図6は、ジッタ発生回路32の他の具体例を示す図である。図6に示すジッタ発生回路は、排他的論理和回路60と複数のD型フリップフロップ62とによって構成されるランダムビット列発生回路を備えている。このランダムビット列発生回路自体は、図5に示す構成に含まれるものと同じであり、複数のD型フリップフロップ62の中からj個の出力が並列に取り出されてjビットのジッタ振幅値データとして用いられる。これにより、容易にランダムジッタを生成することができる。しかも、タイミングエッジの出力に同期した非常に周波数の高いランダムジッタを付加することができる。
図7は、ジッタ発生回路32の他の具体例を示す図である。図7に示すジッタ発生回路は、排他的論理和回路60、複数のD型フリップフロップ62、ロジック回路70を備えている。排他的論理和回路60と複数のD型フリップフロップ62とによって構成されるランダムビット列発生回路自体は図5に示す構成に含まれるものと同じであり、その後段にロジック回路70が接続されている。ロジック回路70は、複数のD型フリップフロップ62の全部あるいは一部の出力が並列に入力されており、これら複数ビットのデータに対して所定の処理を行う。所定の処理の内容としては、例えばデータの上限値や下限値を設定してこれらの範囲から外れるデータをマスクする処理や、所定の計算式に基づく演算を行ってデータの値を変換する処理などが含まれる。ロジック回路70から出力されるjビットデータがジッタ振幅値データとして用いられる。
上述したタイミングメモリ12がタイミングデータ出力手段に、一致判定回路14が経過時間判定手段に、ジッタ発生回路32がジッタ発生手段に、加算器26、28、30が加算手段に、可変遅延回路42が可変遅延手段に、マルチプレクサ16、D型フリップフロップ18、20が入力タイミング遅延手段にそれぞれ対応する。
本実施形態のタイミング発生器120はこのような構成を有しており、次にその動作を説明する。図8は、本実施形態のタイミング発生器120の動作タイミング図である。例えば、REFCLK信号の周期が4ns、RATE信号によって設定される基本周期が順番に4.8ns、7.5ns、18.0ns、それぞれの基本周期内でのタイミングエッジの発生タイミングが3.3ns、4.0ns、11.0nsに設定されているものとする(図8(A))。
(1)基本周期4.8ns、タイミングエッジ3.3nsに対応する動作
基本周期4.8nsに対応するRATE信号が入力されると、カウンタ10は、REFCLK信号に同期した計数動作を開始し、最初の計数値「0」を出力する(図8(C)、(D))。また、この動作と並行して、タイミングメモリ12からは、タイミングエッジの発生タイミング3.3nsに対応する上位nビット(MSB)と下位mビット(LSB)のデータを読み出す動作が行われる。タイミングエッジの発生タイミング3.3nsは、REFCLK信号の周期である4.0nsよりも小さいため、この場合には「0」を内容とする上位nビットのデータと、3.3nsに相当する値を内容とする下位mビットのデータとが読み出される(図8(E)、(G))。読み出された上位のnビットデータ「0」は一致判定回路14に入力され、下位のmビットデータは加算器26に入力される。なお、タイミングメモリ12やRATEメモリ24からデータを読み出す前に、例えばテスタプロセッサ110の制御によってこれらのデータを書き込む処理が行われている。
一致判定回路14は、タイミングメモリ12から読み出されたnビットデータ「0」と、カウンタ10の最初の計数値「0」とを比較する。この場合には2つの値が一致するので、一致判定回路14からはハイレベルの信号が出力される(図8(F))。
また、RATEメモリ24からは、1つ前の基本周期をREFCLK信号の周期で割った余りとしてのmビットデータが読み出されるが、この時点ではそれ以前の余り分がないため0nsを示すmビットデータが読み出される(図8(H))。また、D型フリップフロップ22からは一つ前の基本周期に対応してRATEメモリ24から読み出されて保持されたmビットデータ(今回は、前回に保持されたデータがないため、初期値「0」(=0ns)を内容としたmビットデータ)が読み出される(図8(I))。さらに、ジッタ発生回路32からは、ジッタ振幅値p1に対応するjビットデータが読み出される(図8(J))。
この結果、3つの加算器26、28、30を用いた全加算結果として、(3.3+p1)nsに相当するmビットデータが得られる(図8(K))。なお、p1が0.7ns未満の場合には、この加算結果は4.0ns以下となってcarryが発生しないため、マルチプレクサ16では一致判定回路14の出力信号が選択され、マルチプレクサ16の出力信号がREFCLK信号の1周期分ハイレベルに変化する(図8(L))。したがって、アンド回路36からはREFCLK信号のハイレベル区間に対応する間ハイレベルを維持する信号が出力され、高分解能の可変遅延回路42に入力される(図8(M))。可変遅延回路42は、アンド回路36から入力される信号を、FIFOメモリ40から出力されるmビットデータに相当する時間だけ遅延させて出力する。この場合には、加算器28から出力されるmビットデータで示される全加算結果が(3.3+p1)nsであり、加算器28から出力されたこの全加算結果を示すmビットデータがFIFOメモリ40を介して可変遅延回路42に入力されるため、可変遅延回路42からは、アンド回路36から入力された信号を(3.3+p1)ns遅延させた信号が出力される(図8(N))。
また、(3.3+p1)nsが4.0ns以上である場合には、加算器28における加算動作において発生したcarryがマルチプレクサ16に入力されるとともに、加算器28からは(3.3+p1−4.0)nsを示すmビットデータが出力される。この場合には、マルチプレクサ16ではD型フリップフロップ18の出力信号が選択されるため、一致判定回路14の出力信号をREFCLK信号の1周期分遅らせた信号がマルチプレクサ16から出力される。したがって、アンド回路36からはREFCLK信号の次の周期のハイレベル区間に対応する間ハイレベルを維持する信号が出力され、可変遅延回路42に入力される。そして、可変遅延回路42からは、アンド回路36から入力された信号を(3.3+p1−4.0)ns遅延させた信号が出力される。
(2)基本周期7.5ns、タイミングエッジ4.0nsに対応する動作
上述した基本周期4.8nsに対応する動作に続けて基本周期7.5nsに対応するRATE信号が入力されると、カウンタ10は、REFCLK信号に同期した計数動作を初期値「0」から再度開始する。なお。一つ前の基本周期4.8nsはREFCLK信号の2周期分(8ns)よりも短いため、次の基本周期7.5nsに対応するRATE信号は、一つ前の基本周期4.8nsに対応する2周期目のREFCLK信号に対応する期間がハイレベルとなり、それ以後はローレベルとなる(図8(B)、(C))。
また、カウンタ10による計数動作と並行して、タイミングメモリ12からは、タイミングエッジの発生タイミング4.0nsに対応する上位nビット(MSB)と下位mビット(LSB)のデータを読み出す動作が行われる。タイミングエッジの発生タイミング4.0nsは、REFCLK信号の周期である4.0nsと同じであるため、この場合には「1」を内容とする上位nビットのデータと、0.0nsに相当する値を内容とする下位mビットのデータとが読み出される(図8(E)、(G))。読み出された上位のnビットデータ「1」は一致判定回路14に入力され、下位のmビットデータは加算器26に入力される。
一致判定回路14は、タイミングメモリ12から読み出されたnビットデータ「1」と、カウンタ10の最初の計数値「0」とを比較する。この場合には2つの値が一致しないため、一致判定回路14からはローレベルの信号が出力される。次に、カウンタ10の計数が進んで計数値が「1」になると、タイミングメモリ12から読み出されたnビットデータとカウンタ10の計数値「1」とが一致するため、一致判定回路14からはハイレベルの信号が出力される(図8(F))。
また、RATEメモリ24からは、1つ前の基本周期4.8nsをREFCLK信号の周期4.0nsで割った余り0.8nsを示すmビットデータが読み出される(図8(H))。また、D型フリップフロップ22からは一つ前の基本周期4.8nsに対応してRATEメモリ24から読み出されて保持された0.0nsを示すmビットデータが読み出される(図8(I))。さらに、ジッタ発生回路32からは、ジッタ振幅値p2に対応するjビットデータが読み出される(図8(J))。
この結果、3つの加算器26、28、30を用いた全加算結果として、(0.8+p2)nsに相当するmビットデータが得られる(図8(K))。なお、p2が3.2ns未満の場合には、この加算結果は4.0ns以下となってcarryが発生しないため、マルチプレクサ16では一致判定回路14の出力信号が選択され、マルチプレクサ16の出力信号がREFCLK信号の1周期分ハイレベルに変化する(図8(L))。したがって、アンド回路36からはREFCLK信号のハイレベル区間に対応する間ハイレベルを維持する信号が出力され、高分解能の可変遅延回路42に入力される(図8(M))。可変遅延回路42は、アンド回路36から入力される信号を、FIFOメモリ40から出力されるmビットデータに相当する時間だけ遅延させて出力する。この場合には、加算器28から出力されるmビットデータで示される全加算結果が(0.8+p2)nsであり、加算器28から出力されたこの全加算結果を示すmビットデータがFIFOメモリ40を介して可変遅延回路42に入力されるため、可変遅延回路42からは、アンド回路36から入力された信号を(0.8+p2)ns遅延させた信号が出力される(図8(N))。
また、(0.8+p2)nsが4.0ns以上である場合には、加算器28における加算動作において発生したcarryがマルチプレクサ16に入力されるとともに、加算器28からは(0.8+p2−4.0)nsを示すmビットデータが出力される。この場合には、マルチプレクサ16ではD型フリップフロップ18の出力信号が選択されるため、一致判定回路14の出力信号をREFCLK信号の1周期分遅らせた信号がマルチプレクサ16から出力される。したがって、アンド回路36からはREFCLK信号の次の周期のハイレベル区間に対応する間ハイレベルを維持する信号が出力され、可変遅延回路42に入力される。そして、可変遅延回路42からは、アンド回路36から入力された信号を(0.8+p2−4.0)ns遅延させた信号が出力される。
(3)基本周期18.0ns、タイミングエッジ11.0nsに対応する動作
上述した基本周期7.5nsに対応する動作に続けて基本周期18.0nsに対応するRATE信号が入力されると、カウンタ10は、REFCLK信号に同期した計数動作を初期値「0」から再度開始する。なお。それ以前の基本周期4.8ns、7.5nsの合計値12.3nsは、REFCLK信号の3周期分(12ns)よりも長く4周期分(16ns)よりも短いため、次の基本周期18.0nsに対応するRATE信号は、一つ前の基本周期7.5nsと今回の基本周期18.0nsの境界部分に対応するREFCLK信号の1周期分がハイレベルとなり、それ以後はローレベルとなる(図8(B)、(C))。
また、カウンタ10による計数動作と並行して、タイミングメモリ12からは、タイミングエッジの発生タイミング11.0nsに対応する上位nビット(MSB)と下位mビット(LSB)のデータを読み出す動作が行われる。タイミングエッジの発生タイミング11.0nsは、REFCLK信号の周期である4nsの2倍と3.0nsを加算したものであるため、この場合には「2」を内容とする上位nビットのデータと、3.0nsに相当する値を内容とする下位mビットのデータとが読み出される(図8(E)、(G))。読み出された上位のnビットデータ「2」は一致判定回路14に入力され、下位のmビットデータは加算器26に入力される。
一致判定回路14は、タイミングメモリ12から読み出されたnビットデータ「2」と、カウンタ10の最初の計数値「0」とを比較する。この場合には2つの値が一致しないため、一致判定回路14からはローレベルの信号が出力される。カウンタ10の計数が進んで計数値が「2」になると、タイミングメモリ12から読み出されたnビットデータとカウンタ10の計数値「2」とが一致するため、一致判定回路14からはハイレベルの信号が出力される(図8(F))。
また、RATEメモリ24からは、1つ前の基本周期7.5nsをREFCLK信号の周期4.0nsで割った余り3.5nsを示すmビットデータが読み出される(図8(H))。また、D型フリップフロップ22からは一つ前の基本周期7.5nsに対応してRATEメモリ24から読み出されて保持された0.8nsを示すmビットデータが読み出される(図8(I))。さらに、ジッタ発生回路32からは、ジッタ振幅値p3に対応するjビットデータが読み出される(図8(J))。
加算器26では、タイミングメモリ12から読み出された3.0nsを示すmビットデータと、加算器30による加算結果4.3ns(=3.5+0.8)とが入力され、これらを加算した結果、carryと3.3nsを示すmビットデータとが出力される。この結果、3つの加算器26、28、30を用いた全加算結果として、carryと(3.3+p3)nsに相当するmビットデータが得られる(図8(K))。なお、p3が0.7ns未満の場合には、この加算結果は4.0ns以下となって後段の加算器28からはcarryが発生せず、前段の加算器26のみからcarryが出力される。この場合には、マルチプレクサ16ではD型フリップフロップ18の出力信号が選択されるため、一致判定回路14の出力信号をREFCLK信号の1周期分遅らせた信号がマルチプレクサ16から出力される。したがって、アンド回路36からはREFCLK信号の次の周期のハイレベル区間に対応する間ハイレベルを維持する信号が出力され、可変遅延回路42に入力される。そして、可変遅延回路42からは、アンド回路36から入力された信号を(3.3+p3)ns遅延させた信号が出力される。
また、(3.3+p3)nsが4.0ns以上である場合には、加算器28における加算動作において発生したcarryがマルチプレクサ16に入力されるとともに、加算器28からは(3.3+p3−4.0)nsを示すmビットデータが出力される。この場合には、2つのcarryが入力されたマルチプレクサ16ではD型フリップフロップ20の出力信号が選択されるため、一致判定回路14の出力信号をREFCLK信号の2周期分遅らせた信号がマルチプレクサ16から出力される。したがって、アンド回路36からはREFCLK信号の2周期先のハイレベル区間に対応する間ハイレベルを維持する信号が出力され、可変遅延回路42に入力される。そして、可変遅延回路42からは、アンド回路36から入力された信号を(3.3+p3−4.0)ns遅延させた信号が出力される。
なお、ジッタ発生回路32から出力されるジッタ振幅値p1、p2、p3は、図4や図6に示す構成ではREFCLK信号の各周期毎に値が変更されるが、図5や図7に示す構成ではREFCLK信号の各周期毎に値が変更されるとは限らないため連続して同じ値が維持される場合もある。
このように、本実施形態のタイミング発生器120では、タイミングエッジを発生するために可変遅延回路42を用いる場合に、ジッタ振幅値に相当する時間だけこの可変遅延回路42における遅延時間を変更することにより、タイミングエッジに対してジッタを容易に付加することが可能になる。特に、可変遅延回路42の遅延時間を設定する構成にジッタ振幅値を加算するデジタル回路(ジッタ発生回路32や加算器28)を付加するだけで出力信号としてのタイミングエッジに対してジッタを付加することができ、アナログ回路の追加や混在が不要になることから回路規模の縮小や消費電力の低減が可能になる。
また、上述したジッタ発生手段は、タイミングエッジの出力に同期して正弦波状に値が変化するジッタ振幅値を出力することが望ましい。これにより、出力信号に正弦波ジッタを容易に付加することができ、しかも、タイミングエッジの出力に同期した非常に周波数の高い正弦波ジッタを付加することができる。
また、上述したジッタ発生手段は、タイミングエッジの出力に同期して値がランダムに変化するジッタ振幅値を出力することが望ましい。これにより、出力信号にランダムジッタを容易に付加することができ、しかも、タイミングエッジの出力に同期した非常に周波数の高いランダムジッタを付加することができる。
また、上述したジッタ発生手段は、値の更新間隔がランダムに変化するジッタ振幅値を出力することが望ましい。ジッタ成分を付加する間隔を不均等にすることで、ランダム性を高めたランダムジッタを付加することができる。
また、本実施形態のタイミング発生器120では、基本周期の開始タイミングからの遅延時間がリファレンスクロック信号の1周期以上の時間に相当する場合に、加算器26、28からcarryが出力され、マルチプレクサ16によってD型フリップフロップ18、20のいずれかの出力が選択されるようになっており、リファレンスクロック信号の周期の整数倍に相当する時間だけ確実にタイミングエッジの発生タイミングを遅らせることができる。
また、基本周期の開始タイミングとリファレンスクロック信号の入力タイミングとが一致していないとき(図8に示した基本周期7.5ns、18.0nsの場合)に、このずれに相当する時間を加算器30を用いて加算してタイミングエッジ発生のための遅延時間を設定しており、これにより、リファレンスクロック信号と非同期に基本周期の開始タイミングを設定することができ、任意の値を有する複数の基本周期を連続的に設定することが可能になる。
また、本実施形態の半導体試験装置は、上述したタイミング発生器を備えることにより、アナログ回路を追加することなく被試験デバイスに対して入力する信号にジッタを付加することが可能になる。これにより、半導体試験装置を用いてジッタ耐力試験を行う場合の回路規模の縮小や消費電力の低減が可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、カウンタ10は、RATE信号が入力されたときに計数動作を開始し、計数値がタイミングメモリ12のMSBから出力されるnビットデータで示される値と一致したときに一致判定回路14からハイレベルの信号が出力されるようにしたが、同等の動作を他の構成を用いて行うようにしてもよい。
図9は、タイミング発生器の変形例を示す図である。図9に示す構成は、図2に示した構成に対し、カウンタ10をリファレンスクロック信号に同期した計数値を減じるカウンタ10Aに置き換えるとともに、一致判定回路14をカウンタ10Aの計数値が「0」になったことを判定して判定信号を出力するゼロ判定回路(経過時間判定手段に対応する)14Aに置き換えた点が異なっている。カウンタ10Aは、RATE信号が入力されたときに、タイミングメモリ12のMSBから出力されるnビットデータを取り込んで計数動作を開始する。ゼロ判定回路14Aは、カウンタ10Aの計数値が「0」になったときにハイレベルの信号を出力する。このような構成を用いた場合であっても、一致判定回路14の出力信号と同じ内容を有する信号をゼロ判定回路14Aから出力することができる。
本発明によれば、タイミングエッジを発生するために可変遅延手段を用いる場合に、ジッタ振幅値に相当する時間だけこの可変遅延手段における遅延時間を変更することにより、タイミングエッジに対してジッタを付加することが可能になる。これにより、可変遅延手段の遅延時間を設定する構成にジッタ振幅値を加算するデジタル回路を付加するだけで出力信号としてのタイミングエッジに対してジッタを付加することができ、回路規模の縮小や消費電力の低減が可能になる。

Claims (9)

  1. 基本周期内の指定されたタイミングにおいてタイミングエッジを発生させるタイミング発生器において、
    所定周期のリファレンスクロック信号に同期した計数動作を行うカウンタと、
    前記基本周期の先頭から前記タイミングエッジを発生させるまでの時間を前記リファレンスクロック信号の周期で割ったときの商と余りのそれぞれに対応するデータを出力するタイミングデータ出力手段と、
    前記カウンタによる計数値に基づいて、前記タイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される前記商に相当する時間が経過したことを判定し、判定タイミングに合わせて判定信号を出力する経過時間判定手段と、
    前記タイミングエッジの出力タイミングをずらす時間をジッタ振幅値として出力するジッタ発生手段と、
    前記タイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される前記余りに相当する第1の時間と、前記ジッタ発生手段から出力される前記ジッタ振幅値で示される第2の時間とを加算する加算手段と、
    前記経過時間判定手段から出力される判定信号が入力され、前記加算手段による加算結果で示される時間だけ遅延させて出力する可変遅延手段と、
    を備えるタイミング発生器。
  2. 請求項1において、
    前記経過時間判定手段は、前記カウンタによる計数値と前記タイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される前記商とを比較し、これらが一致したときに前記判定信号を出力するタイミング発生器。
  3. 請求項1において、
    前記カウンタは、前記基本周期の開始時に、前記タイミングデータ出力手段から出力されるデータで示される前記商を初期値として取り込んだ後、前記リファレンスクロック信号に同期して計数値を減じる計数動作を行っており、
    前記経過時間判定手段は、前記カウンタによる計数値が0になったことを検出したときに前記判定信号を出力するタイミング発生器。
  4. 請求項1において、
    前記ジッタ発生手段は、前記タイミングエッジの出力に同期して正弦波状に値が変化する前記ジッタ振幅値を出力するタイミング発生器。
  5. 請求項1において、
    前記ジッタ発生手段は、前記タイミングエッジの出力に同期して値がランダムに変化する前記ジッタ振幅値を出力するタイミング発生器。
  6. 請求項1において、
    前記ジッタ発生手段は、値の更新間隔がランダムに変化する前記ジッタ振幅値を出力するタイミング発生器。
  7. 請求項1において、
    前記加算手段は、前記リファレンスクロック信号の1周期以上の時間に相当する加算結果が得られたときに、キャリーとこの加算結果から前記リファレンスクロック信号の1周期未満の加算結果とを出力し、
    前記キャリーが出力されたときに前記リファレンスクロック信号の周期の整数倍に相当する時間、前記経過時間判定手段から出力される前記判定信号が前記可変遅延手段に入力されるタイミングを遅らせる入力タイミング遅延手段をさらに備えるタイミング発生器。
  8. 請求項1において、
    前記加算手段は、前記基本周期の開始タイミングと前記リファレンスクロック信号の入力タイミングとが一致していないときに、このずれに相当する時間を前記第1の時間と前記第2の時間にさらに加算するタイミング発生器。
  9. 請求項1に記載されたタイミング発生器と、
    被試験デバイスの各ピンに入力するパターンデータを発生するパターン発生器と、
    前記パターン発生器から出力される各種のパターンデータとこのパターンデータを入力する前記被試験デバイスの各ピンとを対応させるデータセレクタと、
    前記データセレクタから出力されるパターンデータと、前記タイミング発生器によって発生した前記タイミングエッジとに基づいて、前記被試験デバイスに対する波形制御を行うフォーマットコントロール部と、
    前記被試験デバイスの各ピンから出力されるデータと、各ピン毎の期待値データとを比較するデジタルコンペア部と、
    を備える半導体試験装置。
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