JP4804708B2 - 光拡散剤、光拡散シートおよびノングレアーシート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光拡散剤、この光拡散剤を分散させてなる光拡散シートおよびノングレアーシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
透過型投影スクリーンや照明などに用いられる光拡散シートとしては、透明ないし半透明の熱可塑性樹脂からなる基材中に、シリカ、ガラス、アルミナ等の拡散剤を分散させたものが知られている。
【0003】
このような光拡散シートは製造が容易でありコスト的に有利であることから広く実施されている。しかしながら、このような光拡散シートは、透過型投影スクリーン用途において大きな視野角度を得るために、拡散剤量を増加させると、光量損失が著しく増加したり、透明性および画像解像度が劣化することがあった。
【0004】
この問題を解決するための一つの方法として、特開平2−120702号公報には、最外縁部と中心部の屈折率とが特定された光拡散剤を使用した光拡散シートが提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平2−120732号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平2−120732号公報に記載の技術によれば、画像の透明性に優れ、光源の光量損失が少なく、かつ良好な光拡散特性を得られる光拡散シートが提供される。
【0007】
本発明も前記の従来技術と同様に、画像の透明性に優れ、光源の光量損失が少なくかつ良好な光拡散特性を得られると共に、画像の濁りやぼけがない、殊にコントラストの高い高品質の画像を表現可能な光拡散シート提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
特開平2−120732号公報に記載の技術は、光拡散剤の最外縁部から中心部に向かって屈折率を連続的あるいは段階的に増加させるとともに、最外縁部の屈折率と透明基材の屈折率とをほぼ等しくすることからなるものである。この技術は、主として透明基材と拡散剤最外縁部との屈折率の差を少なくし、界面における反射を減少させることによって上記問題点の解決を図ることを概要としている。
【0009】
これに対して、本願発明は、主として、透明基材、拡散剤のスキン層および核粒子の屈折率の相関関係を規定する条件と、核粒子の平均半径とスキン層との厚さに関する条件とを特定することからなるものであって、界面における反射をむしろ積極的に利用し、これらを積極的に特定の態様で干渉させることによって上記問題点を解決できるという知見に基づくものである。
【0010】
したがって、本発明による光拡散剤は、透明基材または媒体中に分散させて使用する光拡散剤であって、核粒子とこの核粒子の表面を覆うスキン層とからなり、下記条件(イ)および(ロ)を満足すること、を特徴とするものである。
条件(イ):N1 < N2 < N3 または N3 < N2 < N1
(ここで、N1は透明基材または媒体の屈折率を、N2はスキン層の屈折率を、N3は核粒子の屈折率を、それぞれ意味する)
条件(ロ):
【数2】
(ここで、Rは核粒子の平均半径(単位:μm)を、Tはスキン層の厚さ(単位:μm)を、nは0以上の整数を、ψは0.4(単位:μm)を、λは0.7(単位:μm)を、それぞれ意味する)
【0011】
このような本発明による光拡散剤において、好ましくは前記核粒子を平均粒径1〜30μmのものとすることができる。
【0012】
このような本発明による光拡散剤において、好ましくは光拡散剤を下記の条件(ハ)を更を満足するものとすることができる。
条件(ハ):|N1−N3| > 0.04
【0013】
また、本発明による光拡散シートは、前記透明基材または媒体中の一部または全部に、前記の光拡散剤が分散されてなること、を特徴とするものである。
【0014】
また、本発明による他の光拡散シートは、前記透明基材または媒体中の一部または全部に、前記の光拡散剤および下記条件(ニ)を満足する光拡散剤が分散されてなること、を特徴とするものである。
条件(ニ):|N1−N3| ≦ 0.04
【0015】
このような本発明において、前記光拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にレンチキュラーレンズやプリズム等の拡散要素や、フレネルレンズ等の光軸偏向要素が形成されてなるものとすることができる。
【0016】
また、このような本発明において、前記の拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にハードコート層および(または)無反射コート層が形成されてなるものとすることができる。
【0017】
そして、本発明によるノングレアーシートは、実質的に透明な基板の観察側の最表面の全部または一部に設けられた、透明基材または媒体からなる被膜層中に、この被膜層の厚みよりも粒径が大きい前記光拡散剤が分散されてなること、を特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
<光拡散剤>
本発明による光拡散剤は、透明基材または媒体中に分散させて使用する光拡散剤であって、核粒子とこの核粒子の表面を覆うスキン層とからなり、下記条件(イ)および(ロ)を満足すること、を特徴とするものである。
条件(イ):N1 < N2 < N3 または N3 < N2 < N1
(ここで、N1は透明基材または媒体の屈折率を、N2はスキン層の屈折率を、N3は核粒子の屈折率を、それぞれ意味する)
条件(ロ):
【数3】
(ここで、Rは核粒子の平均半径(単位:μm)を、Tはスキン層の厚さ(単位:μm)を、nは0以上の整数を、ψは0.4(単位:μm)を、λは0.7(単位:μm)を、それぞれ意味する)
【0019】
一般に、屈折率はデュクドショルヌ法、ブラウンホーファ法、アッベ法、コールラウシュ法、ピュルフリッジ法、浸漬法等の測定法に従って可視光の波長領域内の波長を計測することができる。本発明では、上記のうちアッベ法を採用した。
【0020】
以下に、本発明の条件(イ)および(ロ)等の要件の設定理由および本発明の原理の概要を必要に応じて図面を参照しながら説明する。
【0021】
図1には、透明基材(A)中に、核粒子(b2)とこの核粒子の表面を覆うスキン層(b1)とからなる光拡散剤(B)が分散された光拡散シートが示されている。なお、実際に使用される光拡散シートにおいては、通常、多数の分散剤粒子が分散されるが、この図1では説明の簡略化のために、ただ一つの光拡散剤粒子のみを示した。
【0022】
図1中、この透明基材(A)の屈折率は(N1)で、スキン層(b1)の屈折率は(N2)で、核粒子(b2)の屈折率は(N3)で示されており、スキン層(b1)の厚さは(T)で、核粒子の半径は(R)で、透明基材と外界との界面は(S1)で、透明基材とスキン層との界面は(S2)で、スキン層と核粒子との界面は(S3)で、示されている。
【0023】
図1の光拡散シートにおいて、白矢印に示されるようにその左方から光拡散シートに入射した光は、界面(S1)、界面(S2)および界面(S3)で、それぞれ反射光(黒矢印)を生じさせる。なお、ここでは説明の簡略化のために、粒子状の拡散剤の一部分の平面に近似される面に垂直に光が入射されたきの垂直方向に反射される反射光について言及した。
【0024】
一般に、透明基材中に光拡散剤を分散させてなる光拡散シートにおいては、通常は透明基材表面(S1)での反射も小さくすることが望まれるので、
透明基材の屈折率(N1)<核粒子の屈折率(N3)
の関係が成立し、かつ透明基材の屈折率(N1)が小さいことが望まれている。尚、例えば核粒子が低屈折率材料を要望されるような場合や、液体中での使用等で透明基材そのものの反射がさほど問題とならない様な場合には、核粒子の屈折率を小さくして、N3<N2<N1とすることも可能である。
【0025】
光が光拡散剤に照射された場合、その光の一部は界面(S2)で反射され、また残りの大部分の光はスキン層(b1)中をその厚さ(T)分透過したのち、その一部が界面(S3)で反射され、再度スキン層(b1)中をその厚さ(T)分透過したのち、界面(S2)を透過する。よって、この光拡散剤によって、光入射方向への反射光には、界面(S2)での反射光および界面(S3)での反射光が含まれることになる。入射する光の波長は、界面(S2)での反射によっても、界面(S3)での反射によっても実質的に変更されないので、界面(S2)での反射光と界面(S3)での反射光とは、実質的に同波長の光と捉えることができる。
【0026】
一方、光の反射波形の姿は、界面(S2およびS3の両方とも)での反射により、それぞれの入射光に対して反転したものとなる。よって、界面(S2)での反射による波形の反射光と、界面(S3)での反射による波形の反射光の両者が混在したものが観察されることになる。
【0027】
本発明は、透明基材とスキン層との界面(S2)での反射光と、スキン層と核粒子との界面(S3)での反射光とを干渉させることによって、観察される反射光量が低減される、という知見に着目してなされたものである。
【0028】
従って、本発明においては、スキン層の厚さ(T)に関し、下記の条件(ロ)を満足することが肝要である。
【数4】
(ここで、Rは核粒子の平均半径(単位:μm)を、Tはスキン層の厚さ(単位:μm)を、nは0以上の整数を、ψは0.4(単位:μm)を、λは0.7(単位:μm)を、それぞれ意味する)
【0029】
ところで、界面(S2)での反射光と界面(S3)での反射光との干渉は、2Tが入射光の波長の1/2、3/2、5/2、7/2 ……… である場合(即ち、Tが入射光の波長の1/4、3/4、5/4、7/4 ……… の場合)に観察される。本発明においては、スキン層の厚さ(T)は、本発明の効果が認められるならば特別な事情がない限り薄い方が好ましい。よって、nが0の場合、即ちTが入射光の波長の1/4である場合、が特に好ましい。すなわち、最も好ましくは、N2=√(N1×N3)なる屈折率(N2)を持つスキン層材料をスキン層の厚さ(T)を1/4波長とすることで、界面(S2)と(S3)による反射光同士の干渉を効果的に生じさせることにより、結果的に好ましくない反射を抑制ないし無くすことができる。
【0030】
プロジェクター用の光拡散シート用途としては、波長400〜700nmの可視光について効果的に反射防止がなされれば十分であることから、スキン層の厚さ(T)の最大値は700nmの1/4、即ち0.175μm、が好ましい。また、スキン層の厚さ(T)の最小値は、波長400nmの可視光についてはコアの粒径により異なるが、例えば、コアが10μmの場合には0.071μmとなる。ここで、条件(ロ)の式においてスキン層の最小値は、バックスキャッタが実質的に無くなる入射角が45゜以上のときであること、およびスキン層の厚さの最小値は最小波長ψの1/4であるという条件から求められたものである。
【0031】
核粒子の平均半径Rは、1〜30μm、好ましくは1〜20μm、透過型スクリーンの場合、特に好ましくは3〜15μm、である。平均粒径が1μm未満であると、波長依存性の影響から黄味色が出てしまうことがあり、一方、30μm超過では画像が荒れる傾向が生じる。なお、本発明において、核粒子の平均粒径とは、長さ平均径を意味するものであって、例えば、顕微鏡法の測定法に従って計測したときのものである。
【0032】
本発明の光拡散剤としては、前記条件(イ)および(ロ)に加え、下記条件(ハ)を更に満足するものが好ましい。
条件(ハ):|N1−N3| > 0.04
【0033】
透明基材の屈折率(N1)と核粒子の屈折率(N3)との間の屈折率差が小さい場合には光拡散剤としての効果が少ないことと、スキン層による反射防止効果が乏しくなることから、本発明による光拡散剤は上記条件(ハ)を満足することが好ましい。
【0034】
本発明において、核粒子を構成する材料としては、従来からこの種の光拡散シートにおいて光拡散剤として用いられている、無機系および有機系の材料を使用することができる。例えば、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、ガラス等の無機材料およびアクリル、スチレン、スチレン−アクリル樹脂、メラミン樹脂などの有機材料を用いることができる。本発明においては、屈折率が1.49〜1.7のもの、特に1.49〜1.6の有機ビーズが屈折率の調整とスキン層の生成が容易なことから好ましい。
【0035】
スキン層としては、上記本発明の条件(イ)が満足されて、本発明の効果が認められるものならば任意のものを使用することができる。例えば、フッ化マグネシウム、シリカ等の無機材料、フッ素樹脂、オレフィン樹脂、アクリル、アクリル‐スチレン共重合樹脂等の有機材料等を使用することができる。屈折率を所定のものとするために、各種の補助資材を配合したり、ナノバルーンスキン層中に形成することもできる。
【0036】
核粒子表面にスキン層を形成する好ましい方法としては、核粒子表面にスキン層形成材料を蒸着、めっき等により付着させる方法、核粒子生成のための重合とスキン層形成のための重合操作を二段階で行なう二段階懸濁重合、マイクロカプセル法、エアロゾル界面活性剤による懸濁重合、核粒子表面にナノバルーンを吸着する方法等を例示することができる。
【0037】
殊に、ナノ粒子を用いた懸濁重合により表面にナノ粒子のスキン層を設けた樹脂ビーズを得る方法は、前記ナノ粒子の屈折率をn1、樹脂ビーズの核材料の屈折率をn2とした場合、スキン層の屈折率は、条件によりナノ粒子が最密充填した(0.26×n2+0.74×n1)から核粒子材料の屈折率n2までの間のスキン層屈折率を持つ本発明の拡散剤を得ることが出来るのでより好ましい。ちなみに、例えば図3のように、表面に多段に充填されたナノ粒子の空隙に核粒子の樹脂が入り込むのでスキン層の屈折率は最密充填(空隙率26%)からナノ粒子がほとんど無い空隙率100%の間の屈折率になる。尚、スキン層の厚みは、重合条件と材料種類による。
【0038】
<光拡散シート>
本発明による光拡散シートは、透明基材または媒体中の一部または全部に、前記の本発明のよる光拡散剤が分散されてなること、を特徴とするものである。 透明基材を構成する材料としては、従来からこの種の光拡散シートにおいて用いられているものを使用することができる。そのようなものとしては、例えばポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、エポキシ等の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の他、ガラス等の透明無機材料を例示することができる。
【0039】
本発明では、熱可塑性樹脂、特にアクリル、アクリル‐スチレン共重合樹脂、シクロオレフィン、ポリカーボネート樹脂を使用することが好ましい。このことによって、光拡散シートの製造が容易になるとともに、光拡散シートを適度の柔軟性、硬度および強度を有するものに制御することが容易になり、かつ光拡散シートを具体的用途に適した形態に加工することが容易になる。
【0040】
本発明による光拡散剤の配合量は特に限定されないが、通常は光拡散シートを構成する透明基材材料100重量部に対して0.1〜20重量部、透過型スクリーンの場合では0.2〜5重量部である。また、他の通常の拡散剤と混合して使用しても良い。本発明では、条件(イ)および(ロ)を満足する所定の光拡散剤の使用効果により良好な光拡散特性が得られることから、光拡散剤の配合量が比較的多い場合であってもコントラスト劣化およびボケの発生が低減されている。殊に、基材と屈折率差が小さい拡散剤と基材との屈折率差が大きい本拡散剤を混合して使用することにより、シースルーが無くかつ大きな拡散作用を持つコントラストが高く光透過率の高い光拡散シート得ることが出来る。
【0041】
また、本発明においては、前述の基材との屈折率差の小さい拡散剤として、条件(イ)および(ロ)を満足する所定の光拡散剤および下記条件(ニ)を満足する光拡散剤とを併用することにより、多量に分散してよりシースルーの防止や画角の角度依存性を減少させると共に、一層のコントラストと光透過率の向上がはかれる。
条件(ニ):|N1−N3| ≦ 0.04
【0042】
すなわち、図2に示されるように、透明基材の屈折率(N1)と核粒子の屈折率(N3)との間の屈折率差が大きい場合(Aの場合)は、拡散角度範囲が大きい点では好ましいものの、拡散角度による輝度変化が大きくなって、所謂“す抜け現象”が発生しやすくなる。よって、屈折率(N1)と(N3)との間の屈折率差が比較的小さい拡散剤(Bの場合)を併用することによって、拡散角度範囲を大きく維持しつつかつ拡散角度による輝度変化を適度に抑制することができるようになる(Cの場合)。
【0043】
条件(イ)および(ロ)(あるいは条件(イ)、(ロ)および(ハ))を満足する光拡散剤と、他の光拡散剤(および条件(イ)、(ロ)および(ニ))を満足する光拡散剤)との混合比率は、主として拡散角度と輝度との関連性を考慮し、目的とする光拡散シートの具体的用途等に応じて適宜決定することができる。例えば、他の光拡散剤(および条件(イ)、(ロ)および(ニ))を満足する光拡散剤)100重量部に対し、条件(イ)および(ロ)(あるいは条件(イ)、(ロ)および(ハ))を満足する所定の光拡散剤を0.1〜100重量部、好ましくは1〜10重量部、用いることができる。また、当然ながら、2種以上の光拡散剤を用いても良く、この場合には殊に屈折率差の大きい拡散剤に本発明の光拡散剤を用いることがコントラストを劣化させないために好ましい。
【0044】
本発明による光拡散シートの好ましい製造方法としては、透明基材を構成する透明材料中に、前記の条件(イ)および(ロ)を満足する所定の光拡散剤、および必要に応じて他の光拡散剤等を混合し、これを押出し成形する方法を例示することができる。このような方法によれば、マット状の光拡散シートが得られるので外光の映り込みを嫌うプロジェクションテレビ用の光拡散シートとして適したものを、容易にかつ効率的、経済的に製造することができる。
【0045】
また、本発明による光拡散シートには、必要に応じて、光学機能層および(または)適当な保護層などを形成することができる。
このような光学機能層として適したものとしては、例えば光の集光または拡散を行うレンズ層、好ましくは透明ないし半透明材料から形成されたレンチキュラーレンズ層、表面反射防止層、ノングレア層、クリア層、ハードコート層、耐湿層、帯電防止層などを例示することができる。
【0046】
したがって、本発明による好ましい光拡散シートとしては、前記の光拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にレンチキュラーレンズが形成されてなるもの、および前記の光拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にハードコート層および(または)無反射コート層が形成されてなるものを例示することができる。
【0047】
また、本発明による光拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にフレネルレンズを形成した物を例示することも出来る。
【0048】
また、本発明による光拡散剤を、透明な樹脂をバインダーとする透明または着色インキ中に分散させて用いても良く、例えばLCD用のカラーフィルター等にもコントラストを低下させることなく拡散効果を得ることが可能である。
【0049】
更には、インキ塗膜厚より厚い本発明による光拡散剤を使用することでインキ塗膜表面に凹凸を持ちかつ拡散性能を持つマット層が得られ、光学部材表面の映り込み防止作用のあるコントラストの高いノングレアー層を得ることも可能となる。
【0050】
本発明による光拡散剤および光拡散シートの効果は、ディスプレイ映像についてのコントラストを主体とした画質の目視評価によるが、例えば下記の評価方法によって客観的に判定することができる。
【0051】
・ 本発明による拡散剤を分散させた拡散シート(A)と通常の拡散剤を分散させた拡散シート(B)を比較する方法
▲1▼(A)と(B)の拡散角を同等にして透過率を測定する。
(A)の透過率 > (B)の透過率
▲2▼(A)と(B)の拡散角を同等にして反射率を測定する。
(A)の反射率 < (B)の反射率
▲3▼(A)と(B)の反射率または透過率を同等にして拡散角を測定する。
(A)の拡散角 > (B)の拡散角
▲4▼(A)と(B)の拡散角とピークゲインを乗じた値の比較。
(A)の値 > (B)の値
▲5▼(A)と(B)にテストチャートを投影し解像度を測定する。
(A)の解像度 > (B)の解像度
【0052】
<ノングレアーシート>
本発明によるノングレアーシートは、実質的に透明な基板の観察側の最表面の全部または一部に設けられた、透明基材または媒体からなる被膜層中に、この被膜層の厚みよりも粒径が大きい前記の光拡散剤が分散されてなること、を特徴とするものである。
【0053】
このような本発明によるノングレアーシートの好ましい具体例は、図4に示される通りのものである。この図4のノングレアーシート1は、実質的に透明な基板2の観察側の最表面の全部または一部に設けられた、透明基材または媒体からなる被膜層3中に、この被膜層3の厚み4よりも粒径が大きい本発明による光拡散剤5が分散されてなるものである。
【0054】
このように、被膜層の厚みより粒径が大きい本発明による光拡散剤を使用することで、表面に凹凸を持った拡散性能を持つマット状層が得られ、表面の映り込み防止作用のあるコントラストの高いノングレアーシートを得ることが可能になる。
【0055】
【実施例】
<実施例1>
屈折率1.6のメラミン樹脂ビーズおよび周囲に0.1μmの厚みの屈折率1.45のシリカ粒子を主体とするスキン層を持つ粒径10μmの拡散剤(スキン層の屈折率1.54)を各々屈折率1.49のポリメチルメタクリレートに2パーツ添加した1m角、1mm厚のシートを押出し成形法にて作製した。
【0056】
尚、上述のスキン層の屈折率は上記スキン層の断面写真からシリカ粒子の充填率が40%およびメラミン樹脂の充填率が60%であったことからの計算値である。
【0057】
このシートをボックスの中に入れたスライドプロジェクターを用いて映像を映し目視にて比較評価した結果、本発明による光拡散剤を用いてなる光拡散シートは、外光によるコントラスト低下が少なく、また、線画像もシャープに観察できた。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、光拡散剤が特定の条件(イ)および(ロ)を満足するものであることから、光源の光量損失が少なく、拡散効率が良好で、明るくコントラストが良好な画像が得られ、さらに不要な散乱光が減少されることによって、画像の濁りや、ぼけがない、高品質の画像を表現可能な光拡散シートを得ることができる。
【0059】
そして、表面の映り込み防止作用のあるコントラストの高いノングレアーシートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光拡散シートの構造を模式的に示す部分拡大図。
【図2】透明基材の屈折率(N1)と核粒子の屈折率(N3)との間の屈折率差と、拡散角度および輝度変化との関連を示す図。
【図3】本発明による光拡散剤のスキン層におけるナノ粒子の充填構造を模式的に示す断面図。
【図4】本発明によるノングレアーシートを模式的に示す断面図。
【符号の説明】
A 透明基材
B 拡散剤
b1 スキン層
b2 核粒子
R 核粒子の半径
T スキン層の厚さ
1 ノングレアーシート
2 実質的に透明な基板
3 透明基材または媒体からなる被膜層
5 本発明による光拡散剤
Claims (11)
- 前記核粒子が樹脂ビーズからなり、
前記スキン層が、前記樹脂ビーズの表面に多段に充填されたナノ粒子と、前記ナノ粒子の空隙に入り込んだ前記樹脂とからなり、
前記ナノ粒子の屈折率をn1、前記樹脂ビーズの屈折率をn2とした場合に、前記スキン層の屈折率N2が、(0.26×n2+0.74×n1)からn2までの範囲にある、請求項1に記載の光拡散剤。 - 前記ナノ粒子がシリカ粒子である、請求項2に記載の光拡散剤。
- 前記核粒子が平均粒径1〜30μmのものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の光拡散剤。
- 下記の条件(ハ)を更に満足する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光拡散剤。
条件(ハ):|N1−N3| > 0.04 - 前記透明基材または媒体中の一部または全部に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光拡散剤が分散されてなることを特徴とする、光拡散シート。
- 前記透明基材または媒体中の一部または全部に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光拡散剤および下記条件(ニ)を満足する光拡散剤が分散されてなることを特徴とする、光拡散シート。
条件(ニ):|N1−N3| ≦ 0.04 - 請求項6または7に記載の光拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にレンチキュラーレンズおよび/または拡散プリズムが形成されてなる、光拡散シート。
- 請求項6または7に記載の光拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にサーキュラーフレネルレンズおよび/またはリニアーフレネルレンズが形成されてなる、光軸偏向光拡散シート。
- 請求項6〜8のいずれか1項に記載の光拡散シートの少なくとも一方の面の全部または一部分にハードコート層および/または無反射コート層が形成されてなる、光拡散シート。
- 実質的に透明な基板の観察側の最表面の全部または一部に設けられた、透明基材または媒体からなる被膜層中に、この被膜層の厚みよりも粒径が大きい前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の光拡散剤が分散されてなることを特徴とする、ノングレアーシート。
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