JP4689297B2 - 光拡散シート及び透過型スクリーン - Google Patents

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Description

本発明は、光拡散シート及び透過型スクリーンに関し、更に詳しくは、LCDやDLP等の光源を備えたプロジェクションテレビジョン用の透過型スクリーンに好ましく用いられる光拡散シート及びその光拡散シートを備えた透過型スクリーンに関するものである。
背面投射型表示装置であるプロジェクションテレビジョンには、光源から発せられた映像光を投影する透過型スクリーンが備えられている。この透過型スクリーンは、一般に、光源から投射される映像光を観察者側へ平行光又は略平行光(以下、略平行光という。)に偏向させるためのフレネルレンズシートと、その略平行光を拡散させて画像の視野角を広くするためのレンチキュラーレンズシートとを有している。光源については、従来、三原色が別々の管から投射される3管方式のCRT光源が一般的であったが、近年のデジタル化、高精細化、コンパクト化の要求につれ、LCD(Liquid Crystal Display)やDLP(Digital Light Processing)を用いた単管方式の光源(以下、本願では「単光源」という。)が使用されてきている。この単光源を用いた場合には、その特徴である画素表示により、静止画や文字表示がより一層鮮明になるという利点がある。
ところで、透過型スクリーンを構成するレンチキュラーレンズシート等の光拡散シートには、視野角の拡大等を目的にして光拡散材を含有させる場合がある。こうした光拡散シートは、従来においては押出成形で製造されるのが主であり、レンチキュラーレンズのレンズピッチが比較的大きいものであった。しかしながら、上記のような画素表示タイプの単光源を使用する場合においては、透過型スクリーンを構成するレンチキュラーレンズシートのレンズピッチをファインピッチ(例えば0.3mm以下)にしないと、画素とレンチキュラーレンズとの間でのモアレが問題となる。そのため、近年においては、単光源用のレンチキュラーレンズシートとして、PETフィルム等の薄いフィルムの上にファインピッチのレンチキュラーレンズを放射線硬化型樹脂で形成する手法が一般的となってきている。
こうして製造されるレンチキュラーレンズ部材はその厚さが薄く、その中に視野角を拡大するのに十分な量の光拡散材を含有させることができないという問題があった。また、遮光層よりも光拡散材が映像光側にある場合、遮光層により映像光がカットされ易くなるという問題もあった。そのため、薄くて剛性のないレンチキュラーレンズ部材と、光拡散材を含有させた支持板とを貼り合わせた光拡散部材が検討されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2004−4148号公報(段落番号0111,0112) 特開平2−120702号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の光拡散部材においては、外光が光吸収部で吸収される前に支持板中の光拡散材でその一部はバックスキャッタという反射が生じ、コントラストが低下するという問題がある。また、光拡散部材を透過する映像光は、支持板中の光拡散材で屈折したり反射したりする。その結果、光量が減少したり画質が低下する等の問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、例えばレンチキュラーレンズ部材と支持板とを有する光拡散シートにおいて、LCDやDLP等の単光源用の透過型スクリーンに好ましく用いられる光拡散シート及びその光拡散シートを備えた透過型スクリーンを提供することにある。
本発明者は、例えば第1光拡散部材であるレンチキュラーレンズ部材と第2光拡散部材である支持板とを貼り合わせた光拡散シートにおいて、その支持板中に含有させる光拡散材についての検討を進めていたところ、光拡散材として例えば上記特許文献2に記載の光拡散材等を用いることにより、上記課題を解決できることが可能であることを見出し、その後鋭意研究を重ねて本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の光拡散シートは、厚さ方向の一方の面に光透過部及び光吸収部が所定のピッチで形成されている第1光拡散部材と、当該第1光拡散部材の光透過部及び光吸収部の形成面側に設けられている第2光拡散部材とを有する光拡散シートにおいて、前記第2光拡散部材は、樹脂基材中に傾斜屈折率ビーズ及び無反射ビーズを含有してなるものであり、前記傾斜屈折率ビーズは、外周部の屈折率nB1と前記樹脂基材の屈折率 とが略等しく、且つ外周部の屈折率nB1と中心部の屈折率nB2とが異なるものであり、前記無反射ビーズは、核粒子の屈折率をnC2とし前記樹脂基材の屈折率をnとしたとき、屈折率nC1が(n×nC21/2であって可視光の波長の略1/4の厚さからなる層が外周部に形成されているものであり、前記傾斜屈折率ビーズの中心部の屈折率n B2 と前記樹脂基材の屈折率n との差(|n B2 −n |)が、前記無反射ビーズの核粒子の屈折率n C2 と前記樹脂基材の屈折率n との差(|n C2 −n |)よりも小さいことを特徴とする。
この発明によれば、第2光拡散部材が上記特徴を有する傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含有するので、従来型の光拡散材を単に含有させた場合と比較して、光拡散シートに入射した外光が観察者側に後方散乱(バックスキャッタ)するのを抑えてコントラストの低下を防ぐことができると共に、迷光の発生を抑えて画質の低下を防ぐことができる。
上記本発明の光拡散シートにおいて、前記第2光拡散部材がさらに単一構造の光拡散材を含有し、当該光拡散材の屈折率nと前記樹脂基材の屈折率nとの差(|n−n|)が、前記傾斜屈折率ビーズの中心部の屈折率nB2及び/又は無反射ビーズの核粒子の屈折率nC2と前記樹脂基材の屈折率nとの差(|nB2−n|又は|nC2−n|)よりも小さいことを特徴とする。
一般に、基材との屈折率差が大きい光拡散材を用いた場合、視野角を拡大させる光拡散性は大きくなるが、バックスキャッタ(反射)が大きくなり且つホットスポットが出易いという難点がある。しかし、上記特徴を有する単一構造の光拡散材は基材との屈折率差が小さくバックスキャッタの発生を抑えることができるので、その光拡散材と、傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズとを含有する第2光拡散部材は、単一構造の光拡散材によりいわゆる素抜け現象によるホットスポットの発生を防ぐことができると共に、傾斜屈折率ビーズや無反射ビーズにより視野角を拡大させることができる。
上記本発明の光拡散シートにおいて、前記第2光拡散部材が傾斜屈折率ビーズと無反射ビーズを含有し、前記傾斜屈折率ビーズの中心部の屈折率nB2と前記樹脂基材の屈折率nとの差(|nB2−n|)が、前記無反射ビーズの核粒子の屈折率nC2と前記樹脂基材の屈折率nとの差(|nC2−n|)よりも小さいことを特徴とする。
この発明によれば、核粒子の屈折率と樹脂基材の屈折率との差が大きい無反射ビーズにより視野角を拡大させることができると共に、中心部の屈折率と樹脂基材の屈折率との差が小さい傾斜屈折率ビーズによりバックスキャッタや迷光の発生を防ぐことができると共に、ホットスポット現象の防止効果をさらに増大させることができる。
上記本発明の光拡散シートは、(1)前記第1光拡散部材は、レンチキュラーレンズ又はハエの目レンズが前記光透過部及び光吸収部の形成面の反対側の面に形成されている、(2)前記第1光拡散部材の光吸収部は、略V字状の溝又は楔状の凹部に光吸収材が充填されてなること、(3)前記第2光拡散部材は、前記第1光拡散部材側の面の反対面にノングレアー層が形成されていること、また、そのノングレアー層が、前記傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含むこと、(4)前記第2光拡散部材が、染料及び/又は顔料により着色されていること、(5)前記第2光拡散部材は、帯電防止処理、ハードコート処理及び無反射コート処理のうち1又は2以上の処理が施されていること、等の具体的な態様を備えていてもよい。
上記課題を解決する本発明の透過型スクリーンは、上記本発明の光拡散シートと、フレネルレンズシートとを有することを特徴とする。
この発明によれば、上記作用効果を奏する光拡散シートを備えるので、外光反射を防いでコントラストの低下を抑制できると共に、迷光の発生による画質低下を防ぐことができ、且つホットスポットを低減できる透過型スクリーンを提供することができる。
本発明の光拡散シート及び透過型スクリーンによれば、第2光拡散部材が上記特徴を有する傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含有するので、従来型の光拡散材を単に含有させた場合と比較して、光拡散シートに入射した外光が観察者側に後方散乱(バックスキャッタ)するのを抑えてコントラストの低下を抑制できると共に、映像光の迷光の発生を防ぐことができる。こうした作用効果を奏する光拡散シート及び透過型スクリーンは、特にLCDやDLP等の単光源を用いた背面投射型表示装置のように、表示が鮮明な背面投射型表示装置において特に好ましく使用できる。
以下、本発明の光拡散シート及び透過型スクリーンについて図面を参照しつつ説明する。なお、本発明の技術的範囲は以下の実施形態に限定解釈されるものではない。
本発明の光拡散シートは、厚さ方向の一方の面に光透過部及び光吸収部が所定のピッチで形成されている第1光拡散部材と、その第1光拡散部材の光透過部及び光吸収部の形成面側に設けられている第2光拡散部材とを有している。そして、本発明の光拡散シートの特徴は、第2光拡散部材が、樹脂基材中に傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含有していることにある。本発明において、傾斜屈折率ビーズは、外周部の屈折率nB1と樹脂基材の屈折率とが略等しく、且つ外周部の屈折率nB1と中心部の屈折率nB2とが異なるものであり、無反射ビーズは、核粒子の屈折率をnC2とし樹脂基材の屈折率をnとしたとき、屈折率nC1が(n×nC21/2であって可視光の波長の略1/4の厚さからなる層が外周部に形成されているものである。なお、本願において各屈折率はアッベ法で測定した値で示している。以下においては、本発明の光拡散シートの2つの例について、図1〜図5を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光拡散シートの一例を示す模式断面図である。第1実施形態に係る光拡散シート10は、厚さ方向の一方の面(映像光が出光する側の面)に光透過部18及び光吸収部19が所定のピッチで形成されている第1光拡散部材11と、その第1光拡散部材11の光透過部18及び光吸収部19の形成面側に設けられている第2光拡散部材12とを有している。この実施形態においては、両者は例えば接着層13で貼り合わされている。
[第1光拡散部材]
第1光拡散部材11は、光源側の面に縦方向に延びるシリンドリカル型のレンチキュラーレンズ14が形成され、その反対面に同じく縦方向に延びる光吸収部19とその光吸収部19間に位置する光透過部18とが所定のピッチで配列されている。この光拡散部材11は、光源側から、シリンドリカル型のレンチキュラーレンズ14、基材フィルム15、感光性粘着層16及びブラックストライプ層17の順で構成されている。
レンチキュラーレンズ14は、第1光拡散部材11の光透過部18表面又はその近傍に集光点を有する形状に設計されている。シリンドリカル型のレンチキュラーレンズ14のピッチは、0.05〜1.5mmで形成され、特に単光源に対しては0.05〜0.3mmのファインピッチで形成されている。レンチキュラーレンズ14の形成材料としては、放射線硬化型樹脂、具体的には、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ系等のアクリレート系の樹脂材料等が用いられる。
レンチキュラーレンズ14の形成は、一例として、レンチキュラーレンズ14の賦形型に上記放射線硬化型樹脂を介してその上に載せた基材フィルム15を上から放射線(例えば紫外線や電子線等)を照射して放射線硬化型樹脂を硬化させて行うことができる。
このときの基材フィルム15としては、例えば、厚さ25〜250μm程度のPETフィルムが用いられる。その後、賦形型からシートを剥離して、基材フィルム15上にレンチキュラーレンズ14が形成された第1光拡散部材中間体が作製される。その後、一例としてあげるなら、作製された第1光拡散部材中間体の平坦面側であるレンチキュラーレンズ非形成面に、ラジカル重合性の感光性粘着層16を形成し、レンチキュラーレンズ形成面側から平行光の紫外線を照射してその感光性粘着層16を露光し、そのレンチキュラーレンズ自身の機能を利用した所謂セルフアライメント法により、感光性粘着層16のうちの露光部分が硬化する。このとき、露光により硬化した部分は粘着性が失われ、露光されない未硬化部分は粘着性が維持される。次いで、感光性粘着層16の上からカーボン転写紙をラミネートし、その後、カーボン転写紙の転写剥離層を剥がして、上記非集光部分にブラックストライプ層17を転写してBSパターンを形成する。こうした例によりフィルム状の第1光拡散部材11を作製することができる。
なお、遮光部であるBSパターンの形成方法としては、上記のような感光性粘着層を利用する以外に、直接位置合わせして印刷する方法、セルフアライメント法では感光性粘着層の代わりに感光性の親疎水膜を用い、それに対応する親疎水インキを用いる方法、感光性導電層を用いる静電印刷法等を適用することができる。
[第2光拡散部材]
第2光拡散部材12は、剛性を有して上記の第1光拡散部材11を支持することができる板状部材であれば特に限定されないが、通常は厚さ1〜5mmの範囲内の樹脂製の板が好ましく用いられる。本発明は、この第2光拡散部材12が、樹脂基材中に後述する傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズ等を含有していることに特徴がある。前記の樹脂基材は単層であっても多層であってもよく、多層の場合には第2光拡散部材の機能を一部の層に担わせてもよいし、2種以上の光拡散部材を用いる場合には、各光拡散部材の機能を各層に担わせてもよい。
樹脂基材の材質としては、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル−スチレン共重合体樹脂等からなる透明樹脂を挙げることができる。第2光拡散部材12は、下記の傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズ等を含有する透明樹脂を押出成形、プレス成形、射出成形、キャスティング成形等することにより作製される。
[傾斜屈折率ビーズ]
図2は、第2拡散部材に存在した態様の傾斜屈折率ビーズの例を示す模式断面図である。図2(A)は屈折率が段階的に変化した態様を示す傾斜屈折率ビーズの模式断面図であり、図2(B)は屈折率が連続的に変化した態様を示す傾斜屈折率ビーズの模式断面図である。
傾斜屈折率ビーズ1は、外周部3の屈折率nB1と樹脂基材6の屈折率とが略等しく、且つ外周部3の屈折率nB1よりも中心部4の屈折率nB2が大きい或いは小さいビーズ、すなわちnB1<nB2或いはnB1>nB2なる関係を満たすビーズであり、例えば上記特許文献2(特開平2−120702号公報)に記載のものを使用することができる。傾斜屈折率ビーズは、図2(A)に示すように、外周部3から中心部4に向かって屈折率がnB1からnB2に段階的に変化する層5aを有するビーズ1aであってもよいし、図2(B)に示すように、外周部3から中心部4に向かって屈折率がnB1からnB2に連続的に変化する領域5bを有するビーズ1bであってもよい。この傾斜屈折率ビーズ1は、外周部3の屈折率nB1とほぼ同じ屈折率をもつ樹脂基材6中に分散している。
好ましい傾斜屈折率ビーズは、中心部4の屈折率nB2と樹脂基材6の屈折率nとの差(|nB2−n|)ができるだけ大きくなるように構成されたものであり、この傾斜屈折率ビーズによれば、光拡散性を大きくして視野角を拡大することができる。また、外周部3から中心部4に向かうに方向及び中心部4から外周部3に向かう方向のあらゆる領域5において、屈折率の変化が顕著にならないように、微小な屈折率の差を有した層5aを複数形成するか、屈折率が連続的に変化する領域5bを形成することが好ましい。
傾斜屈折率ビーズの形状は、通常は球形であるが、異型形状のものであってもよい。傾斜屈折率ビーズの平均粒径としては、通常1〜30μm程度のものが用いられ、4〜20μm程度のものが好ましく用いられる。なお、この平均粒径は、傾斜屈折率ビーズが球形である場合には篩分け法又は顕微鏡法で測定した値で表されるが、それ以外の形状である場合には顕微鏡法で測定した値で表される。
傾斜屈折率ビーズ1を樹脂基材6中に含有させて第2光拡散部材12を構成することにより、外光の反射を抑えてコントラストの低下を抑えつつ、第2光拡散部材12中を通過する映像光がそのビーズで反射してしまういわゆる反射損失を少なくすることができる。こうした第2光拡散部材12を有する光拡散シート10を透過型スクリーンの構成部材とした場合には、観察者側に投影される有効な光量が増加するので輝度の低下を抑えることができる。また、不要な散乱も生じないので、特に近年の単光源を用いた場合には、より鮮明で透明感のある画像を得ることができる。
傾斜屈折率ビーズ1の作製方法としては、例えば、(a)屈折率の異なるモノマーを共重合することにより作製することができる。このとき、重合の進行にしたがって徐々に一方のモノマー量を増加させることにより、屈折率が多層状に或いは連続的に変化した傾斜屈折率ビーズを作製することができる。具体的には、スチレン(n=1.6)/メチルメタクリレート(n=1.49)の乳化重合において、重合開始時はスチレン主体の重合を行い、徐々にメチルメタクリレートの割合を増加させていく。これにより、中心部4の屈折率nB2が約1.6で外周部3の屈折率nB1が約1.49の傾斜屈折率ビーズを得ることができる。また、例えば、(b)重合開始剤を含んだビーズを屈折率の異なるモノマー蒸気中に入れて、モノマーで飽和する前に重合を行うことにより、屈折率のグラデーションのついたビーズを作製することができる。具体的には、ポリカーボネートのビーズ中に開始剤を入れ、メチルメタクリレートのモノマー蒸気中に放置した後、紫外線を照射してメチルメタクリレートモノマーを硬化させることにより作製することができる。また、(c)ガラスビーズのイオン交換をする方法や、ビーズの表面を屈折率の異なる材料でコーティングする方法等により作製することができる。
[無反射ビーズ]
図3は、第2拡散部材に存在した態様の無反射ビーズの例を示す模式断面図である。図3中、白矢印は第2拡散部材に入射する光を示している。
無反射ビーズ2は、中心部の核粒子8の屈折率をnC2とし樹脂基材6の屈折率をnとしたとき、屈折率nC1が(n×nC21/2であって可視光の波長の略1/4の厚さからなる層(以下、スキン層7という)が外周部に形成されているビーズである。すなわち、無反射ビーズ2は、核粒子8と、この核粒子8の表面を覆うスキン層7とからなり、下記式1,2を満たすものである。また、図3において、符号Rは核粒子8の半径であり、符号S1は樹脂基材6と外界との界面であり、符号S2は樹脂基材6とスキン層7との界面であり、符号S3はスキン層7と核粒子8との界面である。また、式2中、Rは核粒子8の平均粒径(μm)であり、Tはスキン層7の厚さ(μm)であり、nは0以上の整数であり、φは0.4(μm)であり、λは0.7(μm)である。
Figure 0004689297
Figure 0004689297
図3において、白矢印に示された入射光は、界面S1、界面S2及び界面S3でそれぞれ反射光(図3中の黒矢印)を生じさせる。なお、図3では、説明の簡略化のために、粒子状のビーズの平面に近似される面に垂直に光が入射したときの垂直方向の反射光について言及している。
一般に、樹脂基材6中に光拡散材を含有させた光拡散シートにおいては、樹脂基材表面S1での反射が小さいことが望まれているので、この無反射ビーズ2においても、樹脂基材6の屈折率nが小さく、且つ[樹脂基材6の屈折率n]<[核粒子8の屈折率nC2]の関係を満たすことが好ましい。光が無反射ビーズ2に照射された場合、その光の一部は樹脂基材6とスキン層7との界面S2で反射する。残りの大部分の光はスキン層7中を透過した後、その光の一部がスキン層7と核粒子8との界面S3で反射し、再度スキン層7中を逆方向に透過した後、界面S2を透過する。なお、反射防止効果は本来波動関数を解いて出るものであり、波動関数上(実際も同様)反射光がなくなるとその分透過光の量は増えることになる。
光の反射波形は、界面S2,S3での反射により、それぞれの入射光に対して反転したものとなるので、界面S2での反射による波形の反射光と界面S3での波形の反射光の両者が混在したものとなる。従って、この無反射ビーズ2は、スキン層7と樹脂基材6との界面S2での反射光と、スキン層7と核粒子8との界面S3での反射光とを干渉させることによって、観察される反射光量が低減されるという効果を奏する。
界面S2での反射光と界面S3での反射光との干渉は、2T(Tはスキン層7の厚さ)が入射光の波長の1/2、3/2、5/2、7/2、……である場合、すなわち、Tが入射光の波長の1/4、3/4、5/4、7/4、……の場合に観察される。スキン層7の厚さTは、この無反射ビーズ2により効果が認められるならば特別な事情がない限り薄い方が望ましい。よって、上記式2中のnが0の場合、すなわちTが入射光の波長の1/4である場合が特に好ましい。最も好ましくは、nC1=√(n×nC2)なる屈折率を持つスキン層7の厚さTを1/4波長とすることであり、界面S2,S3による反射光同士の干渉を効果的に生じさせることにより、結果的に好ましくない反射を抑制することができる。
透過型スクリーン用の光拡散シートとしては、波長400〜700nmの可視光について効果的に反射防止がなされれば十分であることから、スキン層7の厚さTの最大値は700nmの1/4、すなわち0.175nmであることが好ましい。また、スキン層7の厚さTの最小値は、波長400nmの可視光については核粒子8の粒径により異なるが、例えば核粒子8の粒径が10μmの場合には0.071μmとなる。ここで、式2において、スキン層7の厚さTの最小値は、バックスキャッタが実質的になくなる入射角が45°以上のときであること、及びスキン層7の厚さTの最小値は最小波長φの略1/4であるという条件から求められたものである。
核粒子8の平均粒径は、1〜30μm、好ましくは1〜20μm、特に好ましくは3〜15μmである。なお、平均粒径は、長さ平均径で表したものであり、例えば顕微鏡法の測定にしたがって計測したときのものである。
この無反射ビーズ2においては、上記式1,2に加え、下記式3の関係を満たすことが望ましい。
Figure 0004689297
樹脂基材6の屈折率nと核粒子8の屈折率nC2との差(|nC2−n|)が0.04以下の場合には、無反射ビーズ2としての効果が小さいことと、スキン層7による反射防止効果が乏しくなる。
核粒子8の構成材料としては、従来からこの種の光拡散シートにおいて光拡散材として用いられている無機系及び有機系の材料を使用することができる。例えば、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、ガラス等の無機材料、及びアクリル、スチレン、スチレン−アクリル樹脂、メラミン樹脂等の有機材料を用いることができる。本発明においては、屈折率が1.49〜1.7の有機ビーズが屈折率の調整とスキン層の生成が容易なことから好ましい。
スキン層7としては、上記式1が満たされて、無反射ビーズ2の効果が認められるものならば任意のものを使用することができる。例えば、フッ化マグネシウム、シリカ等の無機材料、フッ素樹脂、オレフィン樹脂、アクリル、アクリル−スチレン共重合樹脂等の有機材料等を使用することができる。屈折率を所定のものとするために、各種の補助資材を配合したり、ナノバルーンスキン層中に形成することもできる。
核粒子8の表面にスキン層7を形成する好ましい方法としては、核粒子8の表面にスキン層形成材料を蒸着、めっき等により付着させる方法、核粒子生成のための重合操作とスキン層形成のための重合操作を2段階で行う2段階懸濁重合、マイクロカプセル法、エアロゾル界面活性剤による懸濁重合、核粒子表面にナノバルーンを吸着する方法等を例示することができる。
本発明では、式1,2を満足する無反射ビーズの作用効果により良好な光拡散特性が得られることから、その無反射ビーズ2の含有割合が比較的多い場合であってもコントラスト劣化とボケの発生が低減されている。特に、樹脂基材6との屈折率差が小さい無反射ビーズ2と、樹脂基材6との屈折率差が大きい無反射ビーズ2とを混合して使用することにより、シースルーが無く、大きな拡散作用を持ち、さらにコントラストが高く光透過率の高い光拡散シート得ることができる。なお、本発明においては、樹脂基材6との屈折率差の小さい無反射ビーズ2として、式1,2を満たす無反射ビーズと式4を満たす無反射ビーズとを併用することにより、シースルーの防止や画角の角度依存性を減少させることができると共に、コントラストと光透過率の向上を図ることができる。
Figure 0004689297
図4は、樹脂基材の屈折率と核粒子の屈折率との差が異なる無反射ビーズを用いたときの拡散角度と輝度との関係を示すグラフである。樹脂基材6の屈折率nと核粒子8の屈折率nC2との差が大きい無反射ビーズを用いた場合(図中の曲線A)は、拡散角度範囲が大きい点では好ましいものの、拡散角度による輝度変化が大きくなって所謂“素抜け現象”が発生し易くなる。そのため、この無反射ビーズと、樹脂基材6の屈折率nと核粒子8の屈折率nC2との差が比較的小さい無反射ビーズ(図4中のB)とを併用することによって、拡散角度範囲を大きく維持しつつ且つ拡散角度による輝度変化を適度に抑制することができる(図4中の曲線C)。
傾斜屈折率ビーズは中心部と外殻とで徐々に屈折率が変わるため、屈折率差を大きくすると粒径が大きくなりやすく、適正な粒径(4〜20μm)とすることが難しいのに対して、無反射ビーズではこのような問題は生じない。
[他の光拡散材]
第2光拡散部材12には、上記以外の光拡散材を含有させることができる。含有させることができる光拡散材としては、一般的に光学シートに用いられる光拡散性微粒子等の光拡散材(すなわち、単一構造からなる光拡散材)であればよく、スチレン樹脂微粒子、シリコーン樹脂微粒子、アクリル樹脂微粒子、MS樹脂(メタクリル−スチレン共重合樹脂)微粒子等の有機系微粒子、硫酸バリウム微粒子、ガラス微粒子、水酸化アルミニウム微粒子、炭酸カルシウム微粒子、シリカ(二酸化珪素)微粒子、酸化チタン微粒子、ガラスビーズ等の無機系微粒子等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を樹脂中に含有させることができる。こうした単一構造からなる光拡散材は、その粒径も屈折率も自由に決定できる。
本発明において、光拡散材の屈折率nと樹脂基材6の屈折率nとの差(|n−n|)が、傾斜屈折率ビーズ1の中心部の屈折率nB2及び/又は無反射ビーズ2の核粒子の屈折率nC2と前記樹脂基材の屈折率nとの差(|nB2−n|及び/又は|nC2−n|)よりも小さいことが好ましい。第2光拡散部材12に、傾斜屈折率ビーズ1や無反射ビーズ2と併せて上記屈折率差からなる単一構造の光拡散材を含有させることにより、いわゆる素抜け現象によるホットスポットの発生を防ぐことができると共に、傾斜屈折率ビーズや無反射ビーズにより視野角を拡大させることができる。
以上のように、第2拡散部材には、傾斜屈折率ビーズ1及び/又は無反射ビーズ2を含有させることができ、さらに必要に応じて従来型の光拡散材を含有させることができる。
本発明においては、第2光拡散部材12が傾斜屈折率ビーズ1と無反射ビーズ2とを併せて含有させることが好ましく、その場合には、傾斜屈折率ビーズ1の中心部4の屈折率nB2と樹脂基材6の屈折率nとの差(|nB2−n|)が、無反射ビーズ2の核粒子8の屈折率nC2と樹脂基材6の屈折率nとの差(|nC2−n|)よりも小さいことが特に好ましい。この態様は、単一構造からなる従来型の光拡散材を含むか否かにかかわらず、上記関係を満たすことが望ましい。この関係からなる傾斜屈折率ビーズ1と無反射ビーズ2を併用した光拡散シートを透過型スクリーンの構成部材として用いることにより、核粒子8の屈折率nC2と樹脂基材6の屈折率nとの差が大きい無反射ビーズ2により視野角を拡大させることができると共に、中心部4の屈折率nB2と樹脂基材6の屈折率nとの差が小さい傾斜屈折率ビーズ1によりホットスポットを防ぐことができる。
なお、第2光拡散部材内には、単一構造ビーズ、傾斜屈折率ビーズ及び無反射ビーズの種類によらず、基材との屈折率差の大きいビーズよりも、基材との屈折率差の小さいビーズを多量に入れる必要がある。屈折率差の大きいビーズを多量に入れると、ホットバンドは弱く且つ拡散性能は大きくなるが、ゲインが落ちてしまうという難点がある。そのため、屈折率差の大きいビーズの作用により、拡散の裾(拡散角が大きい部分の特性)を出し、屈折率差の小さいビーズの作用により、拡散の小さい部分の特性を出してホットバンドを消す。こうすることで、ゲインの低下を抑えつつ且つホットバンドをなくすことができる。光拡散材の種類と量を調整することにより、拡散半値角で3度から20度、好ましくは5度から15度、拡散1/3値角で5度から35度、好ましくは10度から25度とする。
[接着層]
接着層13は、上記の第1光拡散部材11と第2光拡散部材12とを貼り合わせるために設けられる。接着層形成用の樹脂は、特に限定されないが、通常の粘着性樹脂や放射線硬化型樹脂が用いられ、特に好ましくは放射線硬化樹脂が用いられる。放射線硬化型樹脂の具体例としては、ウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂等が好ましく用いられ、特にウレタンアクリレート樹脂が好ましく用いられる。具体的には、上記の第1光拡散部材11のBSパターン形成面上又は第2光拡散部材12上に接着層形成用の放射線硬化型樹脂の所定量を塗布し、その上に他の一方の部材を載せ、第2光拡散部材12の側から紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させることにより、図1に示す第1実施形態に係る光拡散シート10が作製される。このときに照射する放射線は、紫外線や電子線等の放射線であり、使用する放射線硬化型樹脂の種類に応じて選択される。通常は紫外線が好ましく用いられる。
この接着層13には、上述した光拡散性微粒子等の光拡散材が含有されていてもよい。光拡散材を含有する接着層13には、第2光拡散部材12に含有させる光拡散材と併せて本発明の作用効果を担わせることができる。
以上のように、本発明の光拡散シートによれば、第2光拡散部材が上記特徴を有する傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含有するので、従来型の光拡散材を単に含有させた場合と比較して、外光反射を防いでコントラストの低下を抑制できると共に、映像光の迷光の発生を防ぐことができる。こうした作用効果を奏する光拡散シート及び透過型スクリーンは、特にLCDやDLP等の単光源を用いた背面投射型表示装置のように、表示が鮮明な背面投射型表示装置において特に好ましく使用できる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る光拡散シートの一例を示す模式断面図である。第2実施形態に係る光拡散シート20は、厚さ方向の一方の面(映像光が出光する側の面)に光透過部28及び光吸収部29が所定のピッチで形成されている第1光拡散部材21と、その第1光拡散部材21の光透過部28及び光吸収部29の形成面側に設けられている第2光拡散部材22とを有している。この実施形態においては、両者は例えば接着層23で貼り合わされている。この第2実施形態に係る光拡散シートにおいて、第2拡散部材22と接着層23は、上記第1実施形態に係る光拡散シートと同じであるので、以下においてはその説明を省略する。
第1光拡散部材21は、図5に示すように、映像光が出光する側の面に光透過部28及び光吸収部29が所定のピッチで形成されている部材である。光吸収部29は、縦方向に延びる略V字状の多数の溝に光吸収材25が充填されてなるものであり、横方向に一定のピッチで配列している。この光吸収材25は、光吸収性粒子を含有した低屈折率樹脂であることがより好ましい。
この第1光拡散部材21において、光吸収部29以外の部分は高屈折率の単位レンズ部24であり、光吸収部29の溝形状を形成する斜面は低屈折率からなる仮吸収材25と高屈折率からなる単位レンズ部24との界面をなしている。その界面は第1斜面26と第2斜面27とで構成され、それらの斜面26,27は、フレネルレンズシートで偏向された略平行光を全反射面(第1斜面26と第2斜面27)で方向付けして出射させる所謂ライトガイドとして機能する。また、光吸収部29は、透過型スクリーン内の迷光を吸収すると共に外光を吸収してコントラストを向上させるように作用する。
この第1光拡散部材21も、上記第1実施形態に係る光拡散シートの第1光拡散部材11と同様、近年の単光源に対応したファインピッチで形成されており、その形成材料としても、放射線硬化型樹脂、具体的には、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ系等のアクリレート系の樹脂材料が用いられる。。
第1光拡散部材21の形成は、溝の反転形状が形成された型ロール上に上記放射線硬化型樹脂を塗布し、さらにその上に載せた基材フィルム15を上から放射線(例えば紫外線や電子線等)を照射して放射線硬化型樹脂を硬化させ、型ロールから剥離した後、例えばワイピング法により光吸収部材を溝部に充填することで作製することができる。なお、このときの基材フィルムは、例えば、厚さ25〜250μm程度のPETフィルムである。
こうした第2実施形態に係る光拡散シートも、第2光拡散部材が上記特徴を有する傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含有するので、従来型の光拡散材を単に含有させた場合と比較して、外光反射を防いでコントラストの低下を抑制できると共に、映像光の迷光の発生を防ぐことができる。こうした作用効果を奏する光拡散シート及び透過型スクリーンは、特にLCDやDLP等の単光源を用いた背面投射型表示装置のように、表示が鮮明な背面投射型表示装置において特に好ましく使用できる。
(他の実施形態)
図6は、本発明の光拡散シートを構成する第1光拡散部材の他の態様を示す模式的な斜視図である。本発明においては、第1光拡散部材として、図6に示すような所謂ハエの目レンズであってもよい。こうしたハエの目レンズは、例えば特開昭58−216234号公報や、特開昭58−216235号公報に記載のものを適用できる。
具体的には、図6(A)に記載の第1光拡散部材31は、その光源側の面に、縦方向に延びるシリンドリカルレンズ32が横方向に複数配列されており、その第2拡散部材側には、柱状の凸レンズ33が複数配列され、さらに縦方向に延びるBSパターン34がその凸レンズ33と交互になるように形成されている。また、図6(B)に記載の第1光拡散部材41は、その光源側の面に、縦方向に延びるシリンドリカルレンズ42が横方向に複数配列されており、その第2拡散部材側には、柱状の凸レンズ43が複数配列され、さらに個々の凸レンズ43を囲むように格子状のBSパターン44が形成されている。
(本発明が備える他の構成)
本発明の光拡散シートは、その第2光拡散部材の観察者側となる側の面(すなわち第1光拡散部材側の面の反対面)に、各種の機能層を設けることができる。通常、図1に示す第2拡散部材12の外表面に、例えばノングレアー層、反射防止層、低反射層、ハードコート層、帯電防止層、防眩層、汚染防止層、偏光フィルタ層、及び電磁波シールド層等が、その目的に応じて設けられる。なお、ノングレアー層は、通常のビーズを含むものでもよいが、上述した傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含むものが外光反射を抑えることが出来るのでより好ましい。こうしたノングレアー層を設けることにより、本発明の光拡散シートに外光の映り込み防止という効果を付与することができる。
また、第2拡散部材は、染料及び/又は顔料により着色されていてもよい。着色された第2拡散部材を備えた光拡散シートは、迷光や、外光の吸収により、コントラストと映像の鮮明さをより向上するという効果を奏することができる。
(透過型スクリーン)
図7及び図8は、本発明の透過型スクリーンの例を示す概略斜視図である。本発明の透過型スクリーンは、上述した本発明の光拡散シートを有している。具体的には、単光源からの光を略平行光に偏向するフレネルレンズ要素を映像光源側に備え、偏向された略平行光を拡散させて視野角を調整するレンチキュラーレンズ要素を観察者側に備えるものである。
より詳細には、図7に示す透過型スクリーン50は、フレネル中心をシート面に有する屈折タイプのサーキュラー型フレネルレンズシート40と、シリンドリカルレンズを片面に有する本発明の光拡散シート10(図1を参照)とを備えるものである。また、図8(A)に示す透過型スクリーン51aは、フレネル中心をシート面に有する屈折タイプのサーキュラー型フレネルレンズシート40と、片面に略V字形状の多数の溝を有し且つその溝内に光吸収性粒子を含有した樹脂からなる低屈折率部を有する本発明の光拡散シート20(図5を参照)とを備えるものである。また、図8(B)に示す透過型スクリーン51bは、フレネル中心をシート面に有さない全反射タイプのサーキュラー型フレネルレンズシート52と、片面に略V字形状の多数の溝を有し且つその溝内に光吸収性粒子を含有した樹脂からなる低屈折率部を有する本発明の光拡散シート20(図5を参照)とが接着層53を介して貼り合わされてなるものである。
なお、本発明の透過型スクリーンに用いられるフレネルレンズシートは、近年の単光源に対応したファインピッチで形成されており、その形成材料としては、上記のレンチキュラーレンズ部材で説明したのと同様の放射線硬化型樹脂、具体的には、ウレタン系、ポリエステル系、エポキシ系等のアクリレート系の樹脂材料等が用いられる。そうしたフレネルレンズシートの形成は、上記放射線硬化型樹脂を介してフレネルレンズの賦形型の上に載せた基材フィルム上から放射線(例えば紫外線や電子線等)を照射して放射線硬化型樹脂を硬化させて行うことができる。その後、賦形型からシートを剥離してフレネルレンズシートが作製される。
(背面投射型表示装置)
図9は、本発明の光拡散シートを構成部材として有する透過型スクリーンが装着された背面投写型表示装置の例を示す構成図である。図9(A)は、フレネル中心がシート面内にあるサーキュラーフレネルレンズを有する透過型スクリーンが装着された背面投写型表示装置の例であり、図9(B)は、フレネル中心がシート面外にある全反射型のサーキュラーフレネルレンズを有する透過型スクリーンが装着された背面投写型表示装置の例である。
背面投射型表示装置60a,60bは、本発明の光拡散シートを構成部材とした透過型スクリーン51a,51bを前面側の窓部に備えたものであり、比較的薄型の筐体61a,61bの底部に光源62が配置され、筐体61a,61bの後部壁内面には光源62からの光を透過型スクリーン51a,51bに向かって反射させるミラー63a,63bが配置されている。このときの光源62は、LCD(Liquid Crystal Display)やDLP(Digital Light Processing)を用いた単管方式の単光源である。
この透過型スクリーン51a,51bは、本発明の光拡散シートが構成部材として使用されているので、透過型スクリーン上に外観欠陥の無い鮮明な映像を映し出すことができる。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
図7に示す構造からなる透過型スクリーン50を作製した。透過型スクリーン50は、下記のようにして作製したフレネルレンズシート40と、本発明に係る光拡散シート10とで構成し、LCD光源式の背面投射型表示装置の観察者側の窓部に装着した(図9(A)を参照)。この背面投射型表示装置は、画面サイズ50インチ(アスペクト比4:3、縦762mm×横1062mm)、透過型スクリーンから光源までの水平換算距離650mmからなるものである。
フレネルレンズシートの作製;フレネルレンズシート40は、フレネル中心部をシート面内に有するサーキュラーフレネルレンズ(ピッチ0.087mm)の反転形状が形成された賦形型を準備し、その賦形型に紫外線硬化型樹脂であるウレタンアクリレート系樹脂を塗布した。その後、紫外線硬化型樹脂上に、光拡散材を含有させたメタクリルスチレン系共重合体樹脂からなる厚さ0.75mmの基材シートを載せ、更にその後、基材シートの上方から紫外線を照射して前記の紫外線硬化型樹脂を硬化することによって、フレネルレンズ部を形成し、フレネルレンズシートを作製した。
なお、この実施例1で用いた基材シートは、耐衝撃特性を有するメタクリルスチレン系樹脂(住友化学社製、商品名:HW、屈折率:1.53)中に、光拡散材であるアクリルビーズ(積水化成社製、商品名:MBX−12、平均粒径:12μm、屈折率:1.49)を含有させたものを押出成形して作製した。この基材シートでは、光拡散材を前記のメタクリルスチレン系樹脂100重量部当たり0.12重量部となる割合で含有させものを押出材料として用いた。また、フレネル中心部でのフレネルレンズ部の厚さは0.05mm、外周部のフレネルレンズ部の厚さは0.15mmであり、上記の基材シートの厚さ0.75mmを加えた総厚さは中心部で0.80mm、外周部で0.9mmであった。
光拡散シートの作製;光拡散シートとして、入光面側にシリンドリカルレンズを有し、出光面側にBSパターンを有するレンチキュラーレンズシートを作製した。このレンチキュラーレンズシートは、上記の基材シートと同様、レンチキュラーレンズの反転形状が形成された賦形型を準備し、その賦形型に紫外線硬化型樹脂であるウレタンアクリレート系樹脂を塗布した。その後、紫外線硬化型樹脂上に、厚さ0.125mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを載せ、更にその後、PETフィルムの上方から紫外線を照射して前記の紫外線硬化型樹脂を硬化することによって、レンチキュラーレンズを形成した。このとき、シリンドリカルレンズの頂部から他方の面までの寸法をレンチキュラーレンズシートの厚さとしたとき、その厚さは0.2mmであった。
引き続いて、レンチキュラーレンズが形成されていない側の面にアクリル系樹脂からなる感光性粘着層を形成した後、レンチキュラーレンズ側から紫外線を照射した。その後、紫外線が照射された後の感光性粘着層側の面にカーボンシートを貼り合わせた後に剥離すると、レンチキュラーレンズで集光した紫外線が透過した部分の感光性粘着層は粘着効果が消失しているのでその部分にはカーボン転写層は形成されないが、レンチキュラーレンズで集光した紫外線が透過した部分以外の感光性粘着層は粘着効果が維持されているのでその部分にはカーボン転写層が形成される。こうして形成されたカーボン転写層はBSパターンを形成する。こうして、第1光拡散部材を作製した。
次に、BSパターンが形成された側の面にアクリルポリマー粘着剤を塗布して接着層を形成し、その上から、第2拡散部材を貼り合わせた。
第2拡散部材は、耐衝撃特性を有するメタクリルスチレン系樹脂(住友化学社製、商品名:HW、屈折率:1.53)中に、傾斜屈折率ビーズ(平均粒径15μm、アクリル/スチレンの共重合、中心部の屈折率1.56)、無反射ビーズ(平均粒径6μm、シリカを界面活性剤としたメラミン懸濁重合、コアの屈折率1.65、シェルの屈折率1.59)、単一構造の光拡散材(アクリル/スチレン共重合架橋ビーズ)、平均粒径:12μm、屈折率:1.54を含有させて押出成形してなるものである。第2拡散部材中には、傾斜屈折率ビーズが0.3重量%、無反射ビーズが0.1重量%、単一構造からなるアクリルビーズが0.7重量%となるように含有させた。
(実施例2、3及び比較例1、2)
傾斜屈折率ビーズ、無反射ビーズ、単一構造のアクリルビーズを、表1に示す構成となるように含有させた他は、実施例1と同様にして実施例2、3及び比較例1、2の光拡散シートを作製した。なお、実施例2では傾斜屈折率ビーズの中心部の屈折率のみ1.545とした。比較例2では単一構造のアクリルビーズの屈折率のみ1.58とした。
Figure 0004689297
(評価結果)
作製した各光拡散シートとフレネルレンズシートとを対向させ、四辺をテープで固定した後、50W−DLP光源を備えた50インチのプロジェクションテレビジョン(三星電子社製、HLM5065W)のスクリーン固定枠に装着した。こうして構成した背面投射型プロジェクションテレビジョンでの実装検査を行った。その結果を表2に示した。
表2において、コントラストは、外光があたったときのスクリーンに映し出される白黒のメリハリの程度を目視観察した結果であり、白黒のメリハリの良いものから◎(良好)、○(実用可)、×(実用不可)の順で評価した。ホットバンドは、スクリーン上に帯状の明部分が映し出されることにより、縦方向に生じるムラを目視観察した結果であり、ムラの程度の無いものから◎(良好)、○(実用可)、×(実用不可)の順で評価した。立ち見は、スクリーン面から2mの距離からスクリーンを立って見下ろしたときのコントラストや明暗を総合的に目視観察した結果であり、総合評価の良いものから◎(良好)、○(実用可)、×(実用不可)の順で評価した。
実施例1〜3の光拡散シートを使ったスクリーンについては、スクリーン面から2mの距離から立ち見で観察したとき、外光反射が目立たず、且つコントラストも良好であった。一方、比較例1の光拡散シートを使ったスクリーンについては、スクリーン面から2mの距離から立ち見で観察すると、暗く実用に耐えなかった。また、比較例1の光拡散シートを使ったスクリーンについても同様に観察したところ、コントラストが低いものであった。
Figure 0004689297
本発明の第1実施形態に係る光拡散シートの一例を示す模式断面図である。 第2拡散部材に存在した態様の傾斜屈折率ビーズの例を示す模式断面図である。 第2拡散部材に存在した態様の無反射ビーズの例を示す模式断面図である。 樹脂基材の屈折率と核粒子の屈折率との差が異なる無反射ビーズを用いたときの拡散角度と輝度との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る光拡散シートの一例を示す模式断面図である。 本発明の光拡散シートを構成する第1光拡散部材の他の態様を示す模式的な斜視図である。 本発明の透過型スクリーンの一例を示す概略斜視図である。 本発明の透過型スクリーンの他の例を示す概略斜視図である。図である。 本発明の光拡散シートを構成部材として有する透過型スクリーンが装着された背面投写型表示装置の例を示す構成図である。
符号の説明
1,1a,1b 傾斜屈折率ビーズ
2 無反射ビーズ
3,3a,3b 外周部
4,4a,4b 中心部
5 中心部−外周部間の領域
5a 段階的に変化する層
5b 連続的に変化する領域
6 樹脂基材
7 スキン層
8 核粒子
10,20 光拡散シート
11,21,31,41 第1光拡散部材
12,22 第2拡散部材
13,23 接着層
14 レンチキュラーレンズ
15 基材フィルム
16 感光性粘着層
17 ブラックストライプ層
18,28 光透過部
19,29 光吸収部
24 単位レンズ部
25 光吸収材
26 第1斜面
27 第2斜面
32,42 シリンドリカルレンズ
33,43 凸レンズ
34,44 BSパターン
40、52 フレネルレンズシート
50,51a,51b 透過型スクリーン
53 接着層
S1 樹脂基材と外界との界面
S2 樹脂基材とスキン層7の界面
S3 スキン層と核粒子との界面

Claims (9)

  1. 厚さ方向の一方の面に光透過部及び光吸収部が所定のピッチで形成されている第1光拡散部材と、当該第1光拡散部材の光透過部及び光吸収部の形成面側に設けられている第2光拡散部材とを有する光拡散シートにおいて、
    前記第2光拡散部材は、樹脂基材中に傾斜屈折率ビーズ及び無反射ビーズを含有してなるものであり、
    前記傾斜屈折率ビーズは、外周部の屈折率nB1と前記樹脂基材の屈折率 とが略等しく、且つ外周部の屈折率nB1と中心部の屈折率nB2とが異なるものであり、
    前記無反射ビーズは、核粒子の屈折率をnC2とし前記樹脂基材の屈折率をnとしたとき、屈折率nC1が(n×nC21/2であって可視光の波長の略1/4の厚さからなる層が外周部に形成されているものであり、
    前記傾斜屈折率ビーズの中心部の屈折率n B2 と前記樹脂基材の屈折率n との差(|n B2 −n |)が、前記無反射ビーズの核粒子の屈折率n C2 と前記樹脂基材の屈折率n との差(|n C2 −n |)よりも小さいことを特徴とする光拡散シート。
  2. 前記第2光拡散部材がさらに単一構造の光拡散材を含有し、当該光拡散材の屈折率nと前記樹脂基材の屈折率nとの差(|n−n|)が、前記傾斜屈折率ビーズの中心部の屈折率nB2及び/又は無反射ビーズの核粒子の屈折率nC2と前記樹脂基材の屈折率nとの差(|nB2−n|又は|nC2−n|)よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の光拡散シート。
  3. 前記第1光拡散部材は、レンチキュラーレンズ又はハエの目レンズが前記光透過部及び光吸収部の形成面の反対側の面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光拡散シート。
  4. 前記第1光拡散部材の光吸収部は、略V字状の溝又は楔状の凹部に光吸収材が充填されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の光拡散シート。
  5. 前記第2光拡散部材は、前記第1光拡散部材側の面の反対面にノングレアー層が形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光拡散シート。
  6. 前記ノングレアー層が、前記傾斜屈折率ビーズ及び/又は無反射ビーズを含むことを特徴とする請求項に記載の光拡散シート。
  7. 前記第2光拡散部材が、染料及び/又は顔料により着色されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の光拡散シート。
  8. 前記第2光拡散部材は、帯電防止処理、ハードコート処理及び無反射コート処理のうち1又は2以上の処理が施されていることを特徴とする請求項1〜のいずれが1項に記載の光拡散シート。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光拡散シートと、フレネルレンズシートとを有することを特徴とする透過型スクリーン。
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