JPH11125704A - レンチキュラーレンズシート及びその製造方法 - Google Patents

レンチキュラーレンズシート及びその製造方法

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JPH11125704A
JPH11125704A JP9289342A JP28934297A JPH11125704A JP H11125704 A JPH11125704 A JP H11125704A JP 9289342 A JP9289342 A JP 9289342A JP 28934297 A JP28934297 A JP 28934297A JP H11125704 A JPH11125704 A JP H11125704A
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lens sheet
sheet
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Masahiro Goto
正浩 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像光の強度をあまり落とすことなく、外光
反射を抑え、コントラストを高めることができ、しか
も、ファインピッチ化を可能とする。 【解決手段】 フィルム状のベース部材15と、ベース
部材15の入光面側に凸状に形成されたレンチキュラー
レンズ形状を有するレンズ部12とを備え、レンズ部1
2は、UV硬化型樹脂を用いて形成されており、基部側
に形成された非着色層12Aと、少なくとも頂部に形成
された着色層13とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCD(液晶表示
装置)やDMD(Digtal Micro - mirror Device)等
のようなセル構造を有する画像光源からの画像を投影し
て観察するのに適したレンチキュラーレンズシート及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像光源として、赤,緑,青
の3本のCRTを用い、スクリーンとして、透過型投影
スクリーンを用いる背面投射型プロジェクションテレビ
が知られている。このような透過型投影スクリーンは、
光を広い範囲に拡散することと、外光の影響を小さくす
ることが要求されている。
【0003】図4は、従来の透過型投影スクリーンの一
例を示した図である。透過型投影スクリーンは、前述し
た要求を満たすために、入光面41に光を集光するレン
チキュラーレンズ等のレンズ部42を形成し、そのレン
ズ部42の焦点付近を出光面44とし、その出光面44
の一部に非出光部47を設けて遮光部(ブラックストラ
イプ:以下BSという)48とすることによって、光を
拡散させると同時に、外光の影響を低減させたBS付き
のレンチキュラーレンズシート40が使用されている。
【0004】また、画像光源として、LCDやDMDを
用いたプロジェクションテレビが開発されている。この
プロジェクションテレビにおいても、拡散特性の向上と
外光反射の防止という観点から、前述したBS付きレン
チキュラーレンズシートが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したLC
DやDMDを用いたプロジェクションテレビは、パネル
のセル構造に起因する格子パターンがスクリーン上に投
影されるので、前述した一定のピッチで周期的構造を有
するレンチキュラーレンズシートに画像を投影して観察
すると、レンチキュラーレンズのサンプリング効果によ
り、モアレを発生する可能性がある。
【0006】このようなモアレの発生を防止するために
は、レンチキュラーレンズのピッチが、投影された格子
パターンのピッチの1/3.5以下になるように小さく
することが好ましいとされている。また、LCDやDM
Dを用いたプロジェクションテレビは、シンチレーショ
ンと呼ばれる映像のぎらつきが生じるが、レンチキュラ
ーレンズのピッチを小さくすることは、このシンチレー
ションを弱くする上でも有効である。
【0007】一方、透過型投影スクリーンは、図4に示
したBS付きのレンチキュラーレンズシートを用いてい
る場合には、光を40゜以上の広い範囲に拡散し、同時
にBSを形成しようとすると、入光レンズと出光面の間
の距離をレンズピッチの1.3倍程度にしなければなら
ない。このために、スクリーン上に投影される格子パタ
ーンとレンズピッチとのモアレを目立たなくするために
は、レンズピッチは、0.4mm以下、レンズの厚み
は、0.54mm以下にしなければならない。
【0008】しかし、前述したように、スクリーンの厚
みを薄くすると、スクリーンの剛性が低下し、スクリー
ンをフラットに保持することが困難になる。また、この
ような薄いレンズシートを押し出し成型等によって精度
よく成型することは非常に困難である。
【0009】さらに、透過型投影スクリーンは、前述し
た理由から、LCDやDMDを用いたプロジェクション
テレビ用として、出光側片面レンチキュラーレンズや入
光側片面レンチキュラーレンズ等を着色して用いること
も行われている。
【0010】出光側片面レンチキュラーレンズは、断面
が円や楕円の一部の形状のものと、全反射を利用する形
状のものがある。前者の断面が円や楕円の一部の形状の
ものは、レンズ形状の裾の部分で投射光に対するレンズ
角度が臨界角を越えて全反射を起こすために、視野角を
広くできない。後者の全反射を利用する形状のものは、
その特異な形状のために、押し出し成型では正確な型転
写がおこなえず、生産性の悪いキャスト成型によって製
造せざるを得ないという問題がある。
【0011】図6は、入光面片面のレンチキュラーレン
ズシートの入光位置の傾斜角と光の出射角の関係を示す
図である。図6において、φは入光レンズの裾の部分の
レンズ角度、θはレンズの裾の部分に入射した光の出射
角、hは入光レンズの高さ、Lは、入光点(レンズの裾
の部分)から集光点までの距離である。また、表2は、
入光レンズの裾の部分のレンズ角度に対する光の出射角
と集光点の位置を示す。入光側片面レンチキュラーレン
ズは、出射角θ=40゜以上の広い視野角を得るために
は、図6及び表2に示したように、レンズ形状の裾の部
分の角度φを60゜以上に大きくする必要がある。しか
し、裾の角度を大きくすると、図3(B)に示すよう
に、出光面側から入射する外光が入光レンズで全反射し
て、出光面から再出射して観察されるために、画像のコ
ントラストが著しく低下するという問題があった。な
お、通常、多くのBS付レンチキュラーレンズシート
が、ほぼ入光レンズの集光点位置に出光面を形成するか
ら、入光レンズ−出光面間の距離はh+Lになるが、表
2において、h+Lは、φが60°のとき1.41、7
0°のとき1.25であり、前述の通り、入光レンズ−
出光面間の距離は、レンズピッチのほぼ1.3倍程度に
設計する必要があることがわかる。従って、レンズピッ
チを小さくすると、レンズシートの厚みが薄くなり、剛
性が低下するとともに、成形が困難になるのである。
【0012】
【表2】
【0013】本発明は、映像光の強度をあまり落とすこ
となく、外光反射を抑え、コントラストを高めることが
でき、しかも、ファインピッチ化を可能とするレンチキ
ュラーレンズシート及びその製造方法を提供することを
課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、フィルム状又はシート状のベー
ス部材(15)と、前記ベース部材の入光面側に凸状に
形成されたレンチキュラーレンズ形状を有するレンズ部
(12)とを備え、前記レンズ部(12)は、電離放射
線硬化型樹脂を用いて形成されており、基部側に形成さ
れた非着色層(12A)と、少なくとも頂部に形成され
た着色層(13)とを備えたことを特徴とするレンチキ
ュラーレンズシートである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1に記載のレン
チキュラーレンズシートにおいて、前記ベース部材の出
光面側に設けられた略透明なフロントシートを備えたこ
とを特徴とするレンチキュラーレンズシートである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のレンチキュラーレンズシートにおいて、前記ベ
ース部材又はフロントシートの前面に、反射防止層、帯
電防止層、傷つき防止層、偏光フィルタ層、汚染防止
層、電磁波シールド層、防眩層又はタッチセンサ機能層
のうちの少なくとも1つの表面処理層を備えることを特
徴とするレンチキュラーレンズシートである。
【0017】請求項4の発明は、フィルム状又はシート
状のベース部材の一方の面に、電離放射線硬化型の非着
色樹脂をコートする非着色樹脂コート工程(S101)
と、レンチキュラーレンズ形状の型が形成されたレンズ
成形型に電離放射線硬化型の着色樹脂を塗工する着色樹
脂塗工工程(S103)と、前記成形型に前記着色樹脂
及び前記非着色樹脂を挟んで前記ベース部材をニップす
るニップ工程(S104)と、前記非着色樹脂及び前記
着色樹脂に電離放射線を照射して、それらの樹脂を硬化
する硬化工程(S105)と、を含むレンチキュラーレ
ンズシートの製造方法である。
【0018】請求項5の発明は、請求項4に記載のレン
チキュラーレンズシートの製造方法において、前記非着
色樹脂を乾燥させる乾燥工程(S102)を備えたこと
を特徴とするレンチキュラーレンズシートの製造方法で
ある。
【0019】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
に記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法におい
て、前記非着色樹脂は、前記着色樹脂に比較して、レン
ズ成形時に流動性が少ないことを特徴とするレンチキュ
ラーレンズシートの製造方法である。
【0020】請求項7の発明は、請求項4から請求項6
のいずれか1項に記載のレンチキュラーレンズシートの
製造方法において、前記ベース部材は、連続フィルム又
は連続シートであること、を特徴とするレンチキュラー
レンズシートの製造方法である。
【0021】請求項8の発明は、請求項4から請求項7
のいずれか1項に記載のレンチキュラーレンズシートの
製造方法において、前記ベース部材と略透明なフロント
シートとをラミネート法によって一体化する工程を備え
たことを特徴とするレンチキュラーレンズシートの製造
方法である。
【0022】請求項9の発明は、請求項4から請求項8
のいずれか1項に記載のレンチキュラーレンズシートの
製造方法において、前記ベース部材又はフロントシート
の前面に、コーティング法及び/又はラミネート法によ
り、反射防止層、帯電防止層、傷つき防止層、偏光フィ
ルタ層、汚染防止層、電磁波シールド層、防眩層又はタ
ッチセンサ機能層のうちの少なくとも1つの表面処理層
を形成する表面処理層形成工程を備えることを特徴とす
るレンチキュラーレンズシートの製造方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面などを参照しながら、
本発明の実施の形態をあけて、さらに詳細に説明する。
図1は、本発明によるレンチキュラーレンズシートの実
施形態を用いた透過型スクリーンを示す図である。図2
は、レンチキュラーレンズシートにより反射された外光
の挙動を説明する図である。
【0024】(透過型スクリーン)この透過型スクリー
ン1は、図1(A)に示すように、レンチキュラーレン
ズシート10と、フレネルレンズシート20とを組み合
わせたものであり、1レンズタイプのLCDプロジェク
ターの光源2とともに、背面投射システムを構成してい
る。
【0025】(レンチキュラーレンズシートの実施形
態)レンチキュラーレンズシート10は、図1(B)に
拡大して示したように、フィルム状又はシート状のベー
ス部材15と、その入光側に凸状のレンチキュラーレン
ズ形状を有するレンズ部12とを備えている。レンズ部
12は、紫外線硬化型樹脂又は電子線硬化型樹脂などの
電離放射線硬化型樹脂によって、基部側に略透明かつ非
着色の非着色層12Aが形成され、入光面11の近傍に
着色層13が形成されている。この着色層13は、入光
片面のレンチキュラーレンズシート10でありながら、
コントラストを高める機能がある。
【0026】(着色層の機能)次に、本実施形態に係る
レンチキュラーレンズシート10が良好なコントラスト
を得られることを、従来例に係るレンチキュラーレンズ
シート60と比較しながら説明する。図3は、本実施形
態に係るレンチキュラーレンズシートの入光面着色層の
機能を、従来例に係るレンチキュラーレンズシート(ボ
ディ着色タイプ)と比較して示した説明図である。
【0027】従来のレンチキュラーレンズシート60
は、入光面片面レンチキュラーレンズシートであって、
基材層65がすべて着色されたボディ着色タイプのもの
である。観察側から入射した外光B1が、入光面61に
形成されたレンズ部62によって全反射され、観察側に
外光D4が再出射する。このときに、外光D1は、レン
ズ部62のレンチキュラーレンズ形状に沿って、反射を
繰り返す(D1→D2→D3→D4)。
【0028】本実施形態のレンチキュラーレンズシート
10は、この全反射光の経路に沿って着色層13が形成
されているので、映像光Aの着色層13内の光路長に対
して、外光Bの着色層13内の光路長は、5〜10倍に
なる。一方、従来のボディ着色タイプのレンチキュラー
レンズシート60の場合には、その比は、せいぜい2〜
3倍程度にしかならない。このために、本発明のレンチ
キュラーレンズシート10は、映像光Aの強度をあまり
落とすことなく、外光Bの反射を抑えることができるの
で、コントラストの良好なスクリーンとすることができ
る。
【0029】(レンズ部)本実施形態のレンチキュラー
レンズシート10は、入光面11のレンズ部12によっ
て全反射する外光Bを効率よく吸収するものである。従
って、レンズ部12は、図5に示すスクリーン面に対す
る角度φが、少なくとも臨界角(約42゜)以上となる
傾きを有する部位を有している必要があり、これ以下の
傾きしかないレンズ部の場合には、図3(B)のボディ
着色タイプのレンチキュラーレンズシート60に対して
優位性を発揮できなくなる。図5は、レンチキュラーレ
ンズシートに垂直に入射した外光が入光レンズから出射
する時または入光レンズで全反射する時の入射角φが、
その部位のスクリーン面に対するレンズ角に等しいこと
を説明する図である。図5において、L−L’(接線)
とM−M’(法線)は直角に交わり、i=i’であるか
ら、φ=φ’となる。したがって、外光を入光レンズ面
で全反射させるには、レンズ角φが臨界角sin-1(1
/n)[nはレンズシートの屈折率]以上の部位を入光
レンズが有していることが必要となる。
【0030】しかし、表2に示したように、傾きが42
゜程度では、約25゜の拡散角しか得られないために、
通常、拡散角が40゜以上となるように、レンズ部12
のレンチキュラーレンズ形状は、60゜程度以上の角度
となる部位を有していることが望ましい。
【0031】(着色層の着色方法)着色層13の着色
は、電離放射線硬化型の成形樹脂に、染料や微細な顔料
を混合又は分散させて行うことができる。
【0032】(着色層の色)着色する色は、グレーのよ
うな無彩色や、光源の分光特性における3原色(赤,
緑,青)のバランスを制御するような特定の色の光を選
択的に吸収又は透過するようなものを用いることができ
る。
【0033】(着色層の着色濃度)着色層13の着色濃
度は、着色層13よりも出光面側の部分(非着色層12
A,ベース部材15)の着色濃度よりも高くし、非着色
層12A及びベース部材15の着色濃度は、零又は低く
留めることが、光源2からの投射光の透過率をあまり損
なうことなく、外光の影響を抑えるために好ましい。
【0034】図7は、本実施形態に係る透過型スクリー
ンの透過率とコントラストとの関係を示した図である。
着色濃度は、スクリーン透過率が、40〜70%となる
ような濃さとするのが好ましい。透過率が70%よりも
高くなるように着色濃度を低くすると、透過率は向上す
るが、それにともない、レンズ部12で全反射して観察
側へ返る外光の強度が強くなりコントラストが悪化す
る。逆に、透過率が40%よりも低くなるように着色濃
度を高くすると、映像光の透過率が悪くなるばかりであ
り、出光面14での外光反射が相対的に目立つようにな
り、やはり、コントラストの悪化を招く。図7は、本発
明の、入光面側に薄い着色層を設けた片面レンチキュラ
ーレンズシートを、着色層の着色濃度を種々変えて作製
し、分光光度計(島津製作所(株)製UV2100)を
用いて、これらの透過率と反射率を測定し、透過率に対
して、反射率と、透過率と反射率の比(透過率/反射
率)をプロットした図である。反射率は左の軸で、透過
率と反射率の比は右の軸で見る。着色濃度を下げること
で、レンチキュラーレンズシートの透過率は上昇する
が、反射率は、透過率が70%を越えるあたりから急激
に上昇する。これは、着色濃度が薄くなるために着色層
が外光を十分に吸収できなくなるためである。
【0035】一方、本発明のレンチキュラーレンズシー
トは、観察側(出光面側)で反射する外光は吸収しない
ため、着色濃度を濃くして透過率を下げていく場合に
も、透過率と反射率の比は減少していき、透過率と反射
率の比は、透過率が50%のときをピークとして両側で
下降している。従って、透過率が40〜70%となるよ
うに着色することが好ましい。
【0036】また、光源2として、透過型LCD光源を
用いる場合には、その透過型LCD光源は、その出力が
あまり大きくないので、透過率を犠牲にすることにも限
度があり、45〜60%の透過率とすることが、さらに
好ましい。
【0037】(着色層の形状)図8は、本実施形態に係
るレンチキュラーレンズシートの着色層の厚さの最適値
を説明するための図である。本実施形態のレンチキュラ
ーレンズシート10は、前述したように、出光面(観察
側)から入射した外光がレンズ部12に沿って進むこと
を利用しているので、着色層13は、そのレンズ部12
に沿った形状とすることが望ましい。
【0038】この場合に、着色層13は、その幾何光学
的な最低の厚さtmin が、レンズ部12の接線Tの傾き
ψ=45゜となるところのレンズ高さに等しく、レンズ
部12が断面形状が楕円のときは、下記(1)式によっ
て計算することができる。 t1 =b−b2 (a2 +b2 1/2 …(1) ここで、a,bは、楕円の横径(短径)と縦径(長径)
である。また、このときに、コントラストは最も良好と
なる。
【0039】円錐係数がk=0.45(=a2 /b2
1)程度、裾部のレンズ角が60゜程度の楕円のレンチ
キュラーレンズの場合に、t1 は、レンチキュラーレン
ズ形状のピッチの約1/10の値となる。
【0040】一方、着色層13がレンズ形状に沿わない
形状、例えば、着色層13とベース部材15との界面が
平面であるような場合であっても、図3(A),(B)
の比較から予想できるように、ボディ着色タイプのもの
よりも良好なレンチキュラーレンズシート10Aが得ら
れる。この場合に、着色層13は、レンズ部12側に寄
せた効果を発揮するために、着色層13の厚さは、レン
チキュラーレンズ形状のピッチ以下、又は、シート厚み
の少なくとも1/2以下にするのが好ましい。
【0041】(着色層の裾部の厚さ)図9は、本実施形
態に係るレンチキュラーレンズシートの着色層の厚みを
示す図である。また、着色層13は、1つのレンズ部1
2において、レンズ部12の頂部の厚さt1aより裾部の
厚さt1bの方が、その厚さを薄くするのが好ましい(t
1a>t1b)。着色層13は、均一な厚みに形成すると、
レンズ部12の頂部12aから入射した映像光の着色層
13内の光路より、裾部12bに入射した映像光の光路
のほうが長くなり、より多く吸収されるからである。そ
の結果として、30〜40゜に出射する光の強度が小さ
くなる。
【0042】図10は、本実施形態に係るレンチキュラ
ーレンズシートの着色層の裾部の厚さを薄くした場合
を、均一にした場合と比較して示した光拡散特性図であ
る。このレンチキュラーレンズシート10は、着色層1
3の裾部12bでの厚さを薄くすることによって、図1
0に示すように、前述した現象(出射光強度の低下)を
抑えることができる。さらに、着色層13の厚さは、入
射光のパスの長さに応じて形成すれば、レンズ設計通り
の光拡散特性が得られて望ましい。
【0043】入光面の着色層13には、拡散剤を混入せ
ず、中間に拡散剤層(中間層)を形成したり、又は、レ
ンチキュラーレンズの金型若しくはレンチキュラーレン
ズの光源側にマットを形成して、拡散させることもでき
る。
【0044】(出光面)レンチキュラーレンズシート1
0は、その出光面14がフラット面又はマット面であ
る。フラット面の場合には、画像のクリア感を得ること
ができる。この場合には、スクリーンの前面に透明なフ
ラットパネルを配置する場合よりも、フラットパネルの
入光面(裏面)での反射による映り込みが生じないの
で、好ましい画像が得られる。
【0045】この出光面14をフラット面にした場合に
は、反射防止層、低反射層、偏光フィルター層などを設
けることができる。この場合、従来の光吸収層のあるレ
ンチキュラーレンズと同等のコントラストを得ることが
できる。また、この出光面14には、ハードコート層、
防眩(アンチグレアー)層、帯電防止層を形成すること
もできる。なお、出光面14は、マット面にした場合
に、アンチグレアーとなり、スクリーン表面に映り込み
がない利点がある。
【0046】(シート厚)このように、本実施形態のレ
ンチキュラーレンズシートは、出光面14が平面である
ため、さまざまな機能性層を形成することができる。ま
た、剛性を得るために、略透明なシートを貼り合わせる
ことによって、従来のBSのあるレンチキュラーレンズ
シートを用いるスクリーンで使用される前面板を廃止す
ることができる。
【0047】(光源)本実施形態のレンチキュラーレン
ズシート10は、出光面14に光軸補正用のレンズを形
成していないので、光源2は、ひとつのレンズから映像
光を投射するような1レンズタイプ、単管式のプロジェ
クタと組み合わせて使用することが好ましい。また、光
源2は、ランプの光をダイクロイックミラーによって光
の3原色に分光し、LCDを透過させて、画像情報を付
与し、再度、これらの光を合成して投射するLCDプロ
ジェクタやDMDプロジェクタなどを好適に用いること
ができる。
【0048】(レンチキュラーレンズシートの他の実施
形態)図11は、本発明によるレンチキュラーレンズシ
ートの他の実施形態を示す図である。この実施形態は、
ベース部材の出光面側に形成された略透明かつ非着色の
フロントシート17を備えている。このフロントシート
17は、剛性を高める役割を果たすものであって、アク
リル、ポリカーボネート、スチレン、ポリオレフィン等
の樹脂シートを好適に用いることができる。
【0049】また、この実施形態は、フロントシート1
7の前面に、表面処理層18を備えている。表面処理層
18は、反射防止層、帯電防止層、傷つき防止(ハード
コート)層、偏光フィルタ層、汚染防止層、電磁波シー
ルド層又はタッチセンサ機能層のうちの少なくとも1つ
を形成することができる。なお、前述したように、フロ
ントシート17を設けずに、ベース部材15の前面に、
表面処理層18を直接形成するようにしてもよい。
【0050】(製造装置の実施形態)図12は、本発明
によるレンチキュラーレンズシートの製造装置の実施形
態を示す図である。この実施形態の製造装置50は、連
続したフィルム状のベース部材15が巻かれたロール5
1と、ベース部材15の片面(入光側)に、溶剤で希釈
したUV硬化型の透明かつ非着色の樹脂(以下、透明樹
脂という)12Aをコーティングするコータ52と、ベ
ース部材15にコーティングされた透明樹脂12Aを乾
燥させる乾燥機53と、レンチキュラーレンズ形状の型
が形成された金型ロール54と、その金型ロール54に
着色されたUV硬化型の着色樹脂13を塗工するディス
ペンサ55と、金型ロール54に着色樹脂13、透明樹
脂12Aを挟んで、ベース部材15をニップするニップ
ロール56と、金型ロール54の型内の着色樹脂13、
透明樹脂12AにUVを照射するUVランプ57と、成
形されたレンチキュラーレンズシート10を金型ロール
54から離型する離型ロール58などとを備えている。
【0051】次に、図12の製造装置の動作を、製造方
法と共に説明する。図13は、本発明によるレンチキュ
ラーレンズシートの製造方法の実施形態を示す工程図で
ある。S101において、フィルム状のベース部材15
に、コータ52を用いて、高粘度の透明樹脂12Aを、
溶剤希釈してコートした(透明樹脂コート工程)後に、
S102において、乾燥機53によって、温風乾燥して
(溶剤乾燥工程)、流動性を抑えた、透明樹脂層を形成
する。なお、溶剤乾燥工程は、製造条件の設定によっ
て、省略することもできる。
【0052】次に、S103において、UV硬化型の着
色樹脂13を、金型ロール54に塗工して(透明樹脂塗
工工程)、S104において、その着色樹脂13が塗工
された金型ロール54に、ニップロール56によって、
透明樹脂12Aがコートされたベース部材15を、着色
樹脂13と透明樹脂12Aが積層されるようにしてニッ
プする(ニップ工程)。
【0053】その後に、UVランプ57によって、ベー
ス部材15側から、紫外線を照射して(照射工程)、着
色樹脂13と透明樹脂12Aを硬化させる。最後に、S
106において、金型ロール54から、ベース部材15
に着色樹脂13と透明樹脂12Aからなるレンズ部12
が形成されたレンチキュラーレンズシート10を剥離す
る(剥離工程)。
【0054】この製造方法に用いる電離放射線硬化型樹
脂は、例えば、ウレタンアクリレート、エポキシアクリ
レート系の樹脂を用いることができる。また、着色樹脂
は、上記樹脂に、染料又は顔料を混合したり、着色UV
インキを混合することによって得られる。
【0055】このときに、非着色樹脂12Aは、着色樹
脂13に比較して、レンズ成形時に流動性が少ないこと
が好ましい。この理由は、ニップ時にプレコート樹脂と
着色樹脂とが混合せずに、2層構成にするためである。
そのために、上記樹脂に、ポリマーを添加したり、オリ
ゴマーやポリマーの分子量を増加させるようにすればよ
い。
【0056】なお、ベース部材15に、略透明かつ非着
色のフロントシート17をコーティング法又はラミネー
ト法によって形成する工程(フロントシート形成工程)
を追加してもよい。また、ベース部材15又はフロント
シート17の前面に、コーティング法及び/又はラミネ
ート法により、反射防止層、帯電防止層、傷つき防止
層、偏光フィルタ層、汚染防止層、電磁波シールド層又
はタッチセンサ機能層のうちの少なくとも1つの表面処
理層18を形成する工程(表面処理層形成工程)を追加
してもよい。
【0057】本実施形態によれば、UV樹脂を用いて成
形することによって、100μm以下の超ファインピッ
チのレンチキュラーレンズシートを製造することが可能
となった。また、ベース部材15は、連続フィルム(又
は連続シート)を用いた連続成形ができるので、生産性
がよい。
【0058】
【実施例】
(実施例1)レンズ部12が、レンズピッチp=50μ
m、縦径=24μm、横径=26μmであって、透明層
12Aとして、屈折率=1.55の紫外線硬化型樹脂を
用い、ベース部材15に、厚さt2=10μmにコート
し、着色層13として、上記樹脂に黒色顔料を分散させ
たものを用い、ベース部材15として、厚さt3=0.
25mmのPETフィルムを用いて、上記方法により、
レンチキュラーレンズ10を製造した。
【0059】(実施例2)実施例1と同様に形成したレ
ンズ部12の出光面に、反射防止層18を形成した透明
フィルムをラミネート成型した。
【0060】(比較例1)実施例1と同一の形状で、ほ
ぼ等しいスクリーンゲインとなるボディ着色の片面レン
チキュラーレンズシートを形成した。
【0061】実施例1及び比較例1のレンチキュラーレ
ンズシートを、平均粒径30μのアクリルビーズ拡散剤
を混入したフレネルレンズシートと組み合わせて、LC
D光源を使用した背面投射型テレビに、右側に実施例1
のレンチキュラーレンズシートを、左側に比較例1のレ
ンチキュラーレンズシートをセットし、蛍光燈の点灯し
た室内で比較観察したところ、実施例1のスクリーンの
ほうがコントラストが良好であった。
【0062】続いて、実施例1、実施例2、比較例1、
及び、比較例1にピッチp=0.72のBS付きレンチ
キュラーレンズシート(BS率45%)を形成したもの
(比較例2)を、平均粒径30μのアクリルビーズ拡散
剤を混入したフレネルレンズシートと組み合わせて、5
50nmにおける透過率と反射率を分光光度計(島津製
作所(株)UV2100)で測定し、透過率と反射率の
比(透過率/反射率)を計算したところ、表1に示すよ
うに、実施例1は比較例1の4倍以上、実施例2はBS
付きレンチキュラーレンズを越える値となった。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、映像光の強度をあまり落とすことなく、外光反射
を抑え、コントラストを高めることができ、しかも、フ
ァインピッチ化が可能なレンチキュラーレンズシートを
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンチキュラーレンズシートの実
施形態を用いた透過型スクリーンを外光とともに示す図
である。
【図2】本実施形態に係るレンチキュラーレンズによっ
て反射する外光の光線追跡図である。
【図3】本発明のレンチキュラーレンズシートと従来の
片面レンチキュラーレンズシートとを比較して示す図で
ある。
【図4】従来のBS付きレンチキュラーレンズシートを
示す図である。
【図5】本実施形態のレンチキュラーレンズシートのス
クリーン面に対する角度を説明するための図である。
【図6】光が入射した位置のレンチキュラーレンズシー
トの傾斜角と光の出射角の関係を示す図である。
【図7】本実施形態に係るの透過型スクリーンの透過率
とコントラストとの関係を示した図である。
【図8】本実施形態に係るレンチキュラーレンズシート
の着色層の厚さの最適値を示した図である。
【図9】本実施形態に係るレンチキュラーレンズシート
の着色層の1レンズ内での厚さを説明する図である。
【図10】着色層の厚さを一定にした場合と、変えた場
合の光拡散特性図である。
【図11】本発明によるレンチキュラーレンズシートの
他の実施形態を示す図である。
【図12】本発明によるレンチキュラーレンズシートの
製造装置の実施形態を示す図である。
【図13】本発明によるレンチキュラーレンズシートの
製造方法の実施形態を示す工程図である。
【符号の説明】
1 透過型スクリーン 2 光源 10 レンチキュラーレンズシート 11 入光面 12 レンズ部 12A 非着色層(透明層) 13 着色層 14 出光面 15 基材層 16 拡散層 17 フロントシート 18 表面処理層 20 フレネルレンズシート 51 ロール 52 コータ 53 乾燥機 54 金型ロール 55 ディスペンサ 56 ニップロール 57 UVランプ 58 離型ロール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状又はシート状のベース部材
    と、 前記ベース部材の入光面側に凸状に形成されたレンチキ
    ュラーレンズ形状を有するレンズ部とを備え、 前記レンズ部は、電離放射線硬化型樹脂を用いて形成さ
    れており、基部側に形成された非着色層と、少なくとも
    頂部に形成された着色層とを備えたことを特徴とするレ
    ンチキュラーレンズシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレンチキュラーレンズ
    シートにおいて、 前記ベース部材の出光面側に設けられた略透明なフロン
    トシートを備えたことを特徴とするレンチキュラーレン
    ズシート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のレンチキ
    ュラーレンズシートにおいて、 前記ベース部材又はフロントシートの前面に、反射防止
    層、帯電防止層、傷つき防止層、偏光フィルタ層、汚染
    防止層、電磁波シールド層、防眩層又はタッチセンサ機
    能層のうちの少なくとも1つの表面処理層を備えること
    を特徴とするレンチキュラーレンズシート。
  4. 【請求項4】 フィルム状又はシート状のベース部材の
    一方の面に、電離放射線硬化型の非着色樹脂をコートす
    る非着色樹脂コート工程と、 レンチキュラーレンズ形状の型が形成されたレンズ成形
    型に電離放射線硬化型の着色樹脂を塗工する着色樹脂塗
    工工程と、 前記成形型に前記着色樹脂及び前記非着色樹脂を挟んで
    前記ベース部材をニップするニップ工程と、 前記非着色樹脂及び前記着色樹脂に電離放射線を照射し
    て、それらの樹脂を硬化する硬化工程と、を含むレンチ
    キュラーレンズシートの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のレンチキュラーレンズ
    シートの製造方法において、 前記非着色樹脂を乾燥させる乾燥工程を備えたことを特
    徴とするレンチキュラーレンズシートの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載のレンチキ
    ュラーレンズシートの製造方法において、 前記非着色樹脂は、前記着色樹脂に比較して、レンズ成
    形時に流動性が少ないことを特徴とするレンチキュラー
    レンズシートの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6のいずれか1項に
    記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法におい
    て、 前記ベース部材は、連続フィルム又は連続シートである
    こと、を特徴とするレンチキュラーレンズシートの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項4から請求項7のいずれか1項に
    記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法におい
    て、 前記ベース部材と略透明なフロントシートとをラミネー
    ト法によって一体化する工程を備えたことを特徴とする
    レンチキュラーレンズシートの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項4から請求項8のいずれか1項に
    記載のレンチキュラーレンズシートの製造方法におい
    て、 前記ベース部材又はフロントシートの前面に、コーティ
    ング法及び/又はラミネート法により、反射防止層、帯
    電防止層、傷つき防止層、偏光フィルタ層、汚染防止
    層、電磁波シールド層、防眩層又はタッチセンサ機能層
    のうちの少なくとも1つの表面処理層を形成する表面処
    理層形成工程を備えることを特徴とするレンチキュラー
    レンズシートの製造方法。
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