JP4803144B2 - 携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末に関するものである。
従来より、携帯端末の分野において、電池蓋に関する技術が提供されている。例えば、特許文献1では、乾電池ハウジング構造に関し、開閉蓋をケースに対してスライド動作させて着脱する構成が開示されており、外部からの衝撃等によって開閉蓋が離脱することを防止しようとする技術が提供されている。
特開平8−97568号公報
ところで、携帯端末の分野では、電池を収容する収容部を備えた端末本体部に対して電池蓋を着脱可能に装着する構成が広く用いられている。例えば、電池蓋の一端部に係合爪を設けてこの係合爪を端末本体部と係合させる構成とする一方で、その反対の他端部側において電池蓋と端末本体部とを係合及び解除操作しうる構成とすれば、端末本体部に対する電池蓋の着脱を容易に行うことができるようになる。
しかしながら、このような構成の場合、電池蓋に衝撃が加えられたときの耐久性が問題となる。例えば、電池蓋の長手方向両端部が端末本体部と係合する構成の場合、電池蓋を横方向(短手方向)に対してに変位させようとする衝撃が加えられると、その長手方向両端部に設けられた係合部(端末本体部と係合する部分)に大きな力が集中的に加わり、電池蓋や端末本体部の破損を招く虞がある。また、電池蓋の変形や正規位置からのずれによって電池に衝撃が加わることも懸念される。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電池蓋の着脱を容易に行うことができ、かつ衝撃に対する耐久性に優れた携帯端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、電池を収容する収容部を備えた端末本体部と、一端側において前記端末本体部と係合する第一係合部が形成され、前記一端側とは反対の他端側において前記端末本体部と係合する第二係合部が形成された電池蓋と、を備えると共に、前記端末本体部において、前記電池蓋の前記第一係合部と係合する第一被係合部と、前記第二係合部と係合する第二被係合部と、が形成され、前記端末本体部に対して前記電池蓋が着脱可能とされた携帯端末であって、外部操作に応じて前記第一被係合部を前記第一係合部に対して相対的に変位させ、前記第一係合部と前記第一被係合部との係合を解除する解除操作部を備え、前記電池蓋は、前記第一係合部とは異なる位置に配置され、前記一端側において前記端末本体部によって支持されるように形成された第一支持部と、前記第二係合部とは異なる位置に配置され、前記他端側において前記端末本体部によって支持されるように形成された第二支持部と、を備え、前記端末本体部は、前記第一被係合部とは異なる一対の対向壁を備えると共に、これら一対の対向壁によって前記第一支持部を支持することで、前記第一支持部が、前記一端側の端部と前記他端側の端部との並び方向に対する横方向へ相対移動することを規制する第一規制部と、前記第二被係合部とは異なる嵌合部を備えると共に、前記嵌合部が前記第二支持部と嵌合して支持することで、前記第二支持部が、前記横方向へ相対移動することを規制する第二規制部と、を有し、前記電池蓋を前記端末本体部に対して前記横方向に相対移動させようとする衝撃が加わった際に、前記衝撃に応じて前記電池蓋から前記端末本体部へと伝達される力が、少なくとも前記第一規制部及び前記第二規制部により受けられることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の携帯端末において、前記第二係合部は、前記電池蓋の前記他端側において突出して形成される係合爪からなり、前記第二被係合部は、前記係合爪が挿入される孔部からなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の携帯端末において、前記収容部は、前記電池の一端面側を前記端末本体部から突出させた状態で当該電池を収容する構成をなしており、前記電池蓋は、前記電池の前記一端面を覆う第一カバー部と、前記電池において前記横方向両側に設けられた一対の側面をそれぞれ覆う一対の第二カバー部と、を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の携帯端末において、前記電池は、前記一端面と前記一対の側面との境界においてそれぞれ角部が形成されており、前記一対の第二カバー部はそれぞれ、前記第一カバー部に対して傾斜して構成され、かつ前記角部と対向する位置に配されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯端末において、前記第二支持部は、前記電池の一端面を覆うカバー部から突出するリブからなり、
前記第二規制部は、前記リブを挿入するスリットが形成されたリブ嵌合部からなることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯端末において、前記解除操作部は、前記端末本体部に設けられると共に、前記外部操作に応じて前記第一被係合部を変位させる構成をなしており、前記第一規制部の一部が前記第一被係合部と一体化していることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の携帯端末において、前記第一支持部は、前記電池の一端面を覆うカバー部から立ち上がる一対の壁部からなり、前記第一規制部は、前記一対の壁部の両外側において各壁部と対向するように配される一対の対向壁を備えると共に、前記第一被係合部が前記一対の壁部の間に配されてなり、かつ、各対向壁と前記第一被係合部とによって各壁部を挟み込む構成をなすことを特徴とする。
請求項1の発明では、電池蓋を横方向へ相対移動させようとする衝撃が加わった際に、衝撃に応じて電池蓋から端末本体部へと伝達される力が、少なくとも第一規制部及び第二規制部により受けられるため、第一係合部や第二係合部等の他部位への衝撃の集中を効果的に抑制でき、ひいては電池蓋、端末本体部、電池等の破損を効果的に防止できる。
請求項2の発明では、第二係合部が、電池蓋の一端側において突出して形成される係合爪からなり、第二被係合部が、係合爪が挿入される孔部からなるため、一端側での係合を簡易に行うことができる。一方、このような構成を用いると、電池蓋を横方向へ相対移動させようとする衝撃が加わったときの係合爪の破損が懸念されるが、衝撃に応じて電池蓋から端末本体部へと伝達される力が少なくとも第一規制部及び第二規制部により受けられるため、係合爪の破損を効果的に防止できる。
請求項3の発明では、電池の一部を端末本体部から突出させた状態で当該電池を収容する構成をなしているため、端末本体部において電池の配置スペースを効果的に削減できる。一方、このように構成すると、電池蓋を相対移動させようとする衝撃が当該電池蓋を介して電池に伝達されることが懸念されるが、衝撃に応じて電池蓋から端末本体部へと伝達される力が少なくとも第一規制部及び第二規制部により受けられるため、電池蓋を介して電池へ伝わる衝撃を効果的に抑えることができ、ひいては電池を効果的に保護できる。
請求項4の発明では、電池蓋の一対の第二カバー部がそれぞれ、第一カバー部に対して傾斜して構成され、かつ角部と対向する位置に配されているため、携帯端末全体としてよりコンパクトな構成となる。また、第一カバー部に対して第二カバー部が直角状に立ち上がる構成と比較すると、電池蓋付近を把持しやすい構成となる。
請求項5の発明によれば、電池蓋を横方向へ相対移動させようとする衝撃を、他端側において簡易な構成で効果的に吸収できる。
請求項6の発明によれば、コンパクトに、かつ部品点数を増大しすぎることなく第一規制部を実現できる。
請求項7の発明によれば、電池蓋を横方向へ相対移動させようとする衝撃を、一端側において簡易な構成で効果的に吸収できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の携帯端末を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末を例示する斜視図である。図2は、図1の携帯端末の電気的構成を例示するブロック図である。まず、本実施形態に係る携帯端末1の構成概要を図1、図2に基づいて説明する。
図1等に例示する携帯端末1は、バーコードリーダとして構成されており、ケース5の内部に、回路基板(図示略)が収容されてなるものである。ケース5は、全体的に略長手状に構成されており、図1の例では長手方向一端側において開口する形態で読取口6が設けられている。
図2に示すように、回路部20は、公知のレーザ方式にてバーコードBをスキャンする読取モジュール30と、メモリ35、制御回路40、トリガースイッチ50等からなるマイクロコンピュータ系とから構成されており、これらが上述の回路基板(図示略)に実装された構成をなしている。
バーコードリーダの分野においてレーザ方式の読取モジュールの構成は公知であるので詳細な説明は省略するが、例えば、レーザダイオードと、このレーザダイオードからのレーザ光を反射するミラーと、受光素子とを備えた構成とし、ミラーの角度をモータ等のアクチュエータを用いて制御することでレーザ光の走査を行い、そのレーザ光がバーコードBにて反射した反射光を受光素子にて受光することで、バーコードBの画像信号を生成する構成とすることができる。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、トリガースイッチ50、ブザー44、液晶表示器46、通信インタフェース48等から構成されている。
読取モジュール30から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定ゲインで増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、メモリ35に入力されると、所定のコード像画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、読取モジュール30およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
制御回路40は、携帯端末1全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、トリガースイッチ50、ブザー44、液晶表示器46、通信インタフェース48等を接続されている。これにより、例えば、トリガースイッチ50の監視や管理、ビープ音やアラーム音を発生可能なブザー44の鳴動のオンオフ、液晶表示器46の表示制御、さらには読み取ったバーコードBのコード内容を外部機器へ送信するといった通信インタフェース48の通信制御等を可能にしている。
次に、電池の収容構造について説明する。
図3は、携帯端末の電池蓋付近の下面図である。図4は携帯端末の要部の断面図であり、図3のA−A位置付近を概略的に示すものである。図5は、図4から電池蓋を取り外した状態を示す図である。図6は、電池蓋を露出側とは反対側(裏側)から見た図である。図7は、電池蓋を長手方向一方側から見た図であり、図8は、電池蓋を図7とは反対側(長手方向他方側)から見た図である。なお、図7、図8では、電池蓋装着状態での電池3の位置を二点鎖線にて概念的に示している。
図1に示すように、携帯端末1は、電池3と、この電池3を収容する収容部60を備えた端末本体部2と、この端末本体部2に着脱可能に装着される電池蓋4とを備えている。端末本体部2は、液晶表示器や操作ボタン等が配される側とは反対側に収容部60が構成されており、この収容部60内に直方体状の電池3が収容されるようになっている。
収容部60は、図1、図4、図5に示すように、端末本体部2の下方側に開口する形態で箱状に構成されており、電池3の突出側(収容部60から突出する側)とは反対側の面3fを支持する底壁60aと、電池3の一対の側面3b,3cを支持する側壁60b、60cと、電池3の後方側の面3gを支持する後壁60dとを備えている。なお、本実施形態では、携帯端末1の長手方向を前後方向とし、読取口6が設けられる側を前方側、それとは反対側を後方側としている。収容部60の前方側には、電池3の凸部3hと嵌合する嵌合溝60eが形成されており、電池3は、凸部3hが嵌合溝60eと嵌合した状態で、各面3f,3b,3c,3gがそれぞれ底壁60a,側壁60b,60c、後壁60dに支持されて収容部60に収容されるようになっている。
電池蓋4は、図1、図3、図4に示すように、収容部60を閉塞するものであり、一端側(前方側)において端末本体部2と係合する係合壁75(係合壁75は第一係合部の一例に相当する)が形成され、一端側とは反対の他端側(後方側)において端末本体部2と係合する係合爪71a,71b(係合爪71a,71bは、第二係合部の一例に相当する)が形成されている。端末本体部2には、電池蓋4の係合壁75と係合する変位爪63(変位爪63は、第一被係合部の一例に相当する)と、係合爪71a,71bとそれぞれ係合する孔部69a,69b(孔部69a,69bは、第二被係合部の一例に相当する)が形成されている。
係合爪71a,71bがそれぞれ孔部69a,69bに挿入されて係合爪71aと孔部69aとが互いに係合し、係合爪71bと孔部69bとが互いに係合することで、電池蓋4の他端側(後方側)が端末本体部2に保持されるようになっている。より詳しくは、後方向きに突出する係合爪71a,71bがそれぞれ前後方向に形成された孔部69a,69bに挿入されることで係合爪71a,71bの下方(即ち端末本体部2から離れる側)への相対移動が拘束され、端末本体部2に保持されることとなる。
また、係合壁75が変位爪63と係合することで、電池蓋4の一端側(前方側)が端末本体部2に保持されるようになっている。図4、図6、図8のように、係合壁75は、電池蓋4の板状の第一カバー部73とほぼ平行となるように板状に形成されこの第一カバー部73と一体的に構成されている。電池蓋4の装着状態では、このような板状の係合壁75が変位爪63と当接して下方(端末本体部2から離れる側)への相対移動が拘束され、電池蓋4の一端側(前方側)が端末本体部2に保持されることとなる。
以上のような係合構造により、電池蓋4が収容部60を閉塞した状態で端末本体部2に保持されることとなるが、本実施形態ではさらに係合解除のための解除操作部62が設けられている。この解除操作部62は、外部操作に応じて変位爪63を変位させる構成をなしており、作業者によって操作されるレバー62aと、このレバー62aを一方向(後方側)に付勢するばね部材62bとを備えている。レバー62aが操作されない状態では、図3から図5のようにばね部材62bによる付勢によりレバー62aが後方側に押し付けられ、レバー62aと一体的に形成される変位爪63が係合壁75と係合しうる位置に突出するようになっている。一方、レバー62をばね部材62bによる付勢に抗して付勢側とは逆側(前方側:図4の符号F1参照)に操作させると、変位爪63が係合壁75と係合不能な位置(後方側)に退避し、変位爪63と係合壁75との係合が解除されて図4の符号4'のように電池蓋4を一方側(前方側)から開放できるようになる。
さらに、電池蓋4は、図3、図6〜図8のように、一端側(前方側)において端末本体部2によって支持されるように形成された壁部76a,76b(壁部76a,76bは、第一支持部の一例に相当する)と、他端側(後方側)において端末本体部2によって支持されるように形成されたリブ72a,72b(リブ72a,72bは、第二支持部の一例に相当する)とを備えている。端末本体部2には壁部76a,76bを支持する第一規制部66と、リブ72a,72bを支持する第二規制部67とが設けられており、電池蓋4が端末本体部2に対して横方向に相対移動しようとした場合に、電池蓋4から端末本体部2へと伝達される力が第一規制部66及び第二規制部67により受けられるようになっている。なお、図3では、前後方向をX軸方向として示し、横方向をZ軸方向として示している。
図3、図6、図8のように壁部76a,76bは、電池3の一端面3aを覆う第一カバー部73(第一カバー部73は、カバー部の一例に相当する)から立ち上がる構成をなしており、第一カバー部73の裏面73aと、壁部76a、76bの互いの対向面(壁面)77a,77bとがほぼ直交するように構成されている。
第一規制部66は、壁部76a,76bの壁面を支持すると共に、壁部76a,76bが、横方向(電池蓋4の一端側(長手方向一方側)の端部と他端側(長手方向他方側)の端部との並び方向(端部間方向)に対する横方向、即ち図3のZ方向)へ相対移動することを規制する構成をなしている。この第一規制部66は一対の対向壁64,65と変位爪63とによって構成されており、電池蓋4の装着状態では、一対の対向壁64,65が、一対の壁部76a,76bの両外側において各壁部76a,76bと対向するように配されると共に、変位爪63が一対の壁部76a,76bの間に配され、各対向壁64,65と変位爪63とによって各壁部76a,76bを挟み込む構成となっている。即ち、対向壁64と変位爪63とによって壁部76aを挟み込むことで、壁部76aの横方向への相対移動を規制し、対向壁65と変位爪63とによって壁部76bを挟み込むことで、壁部76bの横方向への相対移動を規制している。
図3、図6、図7のようにリブ72a,72bは、電池3の一端面3aを覆う第一カバー部73から突出する構成をなしており、第一カバー部73の裏面73aと、リブ72a,72bの壁面とがほぼ直交するように構成されている。
第二規制部67は、リブ72a,72bの壁面を支持し、リブ72a,72bが、横方向(図3のX方向)へ相対移動することを規制する構成をなしている。この第二規制部67は、リブ72a,72bを挿入するスリットが形成されたリブ嵌合部67a,67bによって構成されている。リブ嵌合部67a,67bは、スリットを構成する溝状とされており、電池蓋4の装着状態においてリブ72a,72bがそれぞれ溝状のリブ嵌合部67a,67bと嵌合するようになっている。
以上のような構成をなしているため、携帯端末1に対し、電池蓋4を端末本体部2に対して横方向に相対移動させようとする衝撃が加わった際に、衝撃に応じて電池蓋4から端末本体部2へと伝達される力が、少なくとも第一規制部66及び第二規制部67により受けられることとなる。即ち、壁部76a,76bが第一規制部66によって受けられ、リブ72a,72bが第二規制部67によって受けられることで、電池蓋4全体の相対移動や変形が抑制される。また、このような規制構造を用いない構成と比較すると、他部位(係合爪71a,71b等)から端末本体部2に伝達される力が抑えられることとなる。
また、本実施形態の携帯端末1は、図4、図7、図8のように、電池3の一端面3a側を突出させた状態で当該電池3を収容するように収容部60が構成されており、電池蓋4は、電池3の一端面3aを覆う板状の第一カバー部73と、電池3において横方向両側に設けられた一対の側面3b,3cをそれぞれ覆う一対の板状の第二カバー部74a,74bとを有している。電池3は、一端面3aと一対の側面3b,3cとの境界においてそれぞれ角部3d,3eが形成されており、一対の第二カバー部74a,74bはそれぞれ、第一カバー部73に対して傾斜して構成され、かつそれぞれが角部3d,3eと対向する位置に配されている。
本実施形態の構成によれば、電池蓋4を横方向(図3のZ方向)へ相対移動させようとする衝撃が加わった際に、衝撃に応じて電池蓋4から端末本体部2へと伝達される力が、少なくとも第一規制部66及び第二規制部67により受けられるため、係合壁75や係合爪71a,71b等の他部位への衝撃の集中を効果的に抑制でき、ひいては電池蓋4、端末本体部2、電池3等の破損を効果的に防止できる。
また、第二係合部が、電池蓋4の一端側において突出して形成される係合爪71a,71bからなり、第二被係合部が、係合爪71a,71bが挿入される孔部69a,69bからなるため、一端側での係合を簡易に行うことができる。一方、このような構成を用いると、電池蓋4を横方向へ相対移動させようとする衝撃が加わったときの係合爪71a,71bの破損が懸念されるが、衝撃に応じて電池蓋4から端末本体部2へと伝達される力が少なくとも第一規制部66及び第二規制部67により受けられるため、係合爪71a,71bの破損を効果的に防止できる。
また、電池3の一部を端末本体部2から突出させた状態で当該電池3を収容する構成をなしているため、端末本体部2において電池3の配置スペースを効果的に削減できる。一方、このように構成すると、電池蓋4を相対移動させようとする衝撃が当該電池蓋4を介して電池3に伝達されることが懸念されるが、衝撃に応じて電池蓋4から端末本体部2へと伝達される力が少なくとも第一規制部66及び第二規制部67により受けられるため、電池蓋4を介して電池3へ伝わる衝撃を効果的に抑えることができ、ひいては電池3を効果的に保護できる。
また、電池蓋4の一対の第二カバー部74a,74bがそれぞれ、第一カバー部73に対して傾斜して構成され、かつ角部3d,3eと対向する位置に配されているため、携帯端末全体としてよりコンパクトな構成となる。また、第一カバー部73に対して第二カバー部74a,74bが直角状に立ち上がる構成と比較すると、電池蓋4付近を把持しやすい構成となる。
また、第二支持部が、電池3の一端面3aを覆う第一カバー部73から突出するリブ72a,72bからなり、第二規制部が、リブ72a,72bを挿入するスリットが形成されたリブ嵌合部67a,67bからなるため、電池蓋4を横方向へ相対移動させようとする衝撃を、他端側(後方側)において簡易な構成で効果的に吸収できる。
また、第一規制部66の一部が変位爪63と一体化しているため、コンパクトに、かつ部品点数を増大しすぎることなく第一規制部66を実現できる。
また、第一カバー部73から立ち上がり状に形成される各壁部76a,76bを各対向壁64,65と変位爪63とによって挟み込む構成としているため、電池蓋4を横方向へ相対移動させようとする衝撃を、一端側(前方側)において簡易な構成で効果的に吸収できる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、解除操作部62を端末本体部2側に設け、第一被係合部(変位爪63)を変位させる構成としたが、解除操作部を電池蓋側に設け、第一係合部を変位させて係合を解除するようにしてもよい。
上記実施形態では、第二係合部を爪部(係合爪71a,71b)として構成し、第二被係合部を孔部(孔部69a,69b)として構成したが、逆でもよい。例えば、第二係合部を孔部として構成し、第二被係合部を爪部として構成してもよい。
上記実施形態では、電池3の一部を突出させるように収容部60を構成したが、電池を突出させないように収容部を構成してもよい。
上記実施形態では、第一規制部の一部と第一被係合部とを一体化させた構成を例示したが、これらを一体化させずに別々の部位として構成してもよい。
上記実施形態では、第二支持部をリブとして構成し、第二規制部をリブを挿入するリブ嵌合部として構成したが、逆でもよい。即ち、第二支持部をリブ嵌合部として構成し、第二規制部をこれと嵌合するリブとして構成してもよい。
上記実施形態では、各対向壁64,65と変位爪63とによって各壁部76a,76bを挟み込む構成としたがこのようにしなくてもよい。例えば、各対向壁64,65のみによって各壁部76a,76の横方向の相対移動を規制し、変位部63と壁部76a,76とを当接させないようにしてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末を例示する斜視図である。 図2は、図1の携帯端末の電気的構成を例示するブロック図である。 図3は、図1の携帯端末の電池蓋付近の下面図である。 図4は図1の携帯端末の要部の断面図であり、図3のA−A位置付近を概略的に示すものである。 図5は、図4から電池蓋を取り外した状態を示す図である。 図6は、電池蓋を露出側とは反対側(裏側)から見た図である。 図7は、電池蓋を長手方向一方側から見た図である。 図8は、電池蓋を図7とは反対側(長手方向他方側)から見た図である。
符号の説明
1…携帯端末
2…端末本体部
3…電池
3a…一端面
3b,3c…側面
3c,3d・・・角部
4…電池蓋
60…収容部
62…解除操作部
63…変位爪(第一被係合部)
64,65…対向壁
66・・・第一規制部
67・・・第二規制部
67a,67b・・・リブ嵌合部
69a,69b…孔部(第二被係合部)
71a,71b…係合爪(第二係合部)
72a,72b…リブ(第二支持部)
73…第一カバー部(カバー部)
74a,74b…第二カバー部
75…係合壁(第一係合部)
76a,76b…壁部(第一支持部)

Claims (7)

  1. 電池を収容する収容部を備えた端末本体部と、
    一端側において前記端末本体部と係合する第一係合部が形成され、前記一端側とは反対の他端側において前記端末本体部と係合する第二係合部が形成された電池蓋と、
    を備えると共に、
    前記端末本体部において、前記電池蓋の前記第一係合部と係合する第一被係合部と、前記第二係合部と係合する第二被係合部と、が形成され、
    前記端末本体部に対して前記電池蓋が着脱可能とされた携帯端末であって、
    外部操作に応じて前記第一被係合部を前記第一係合部に対して相対的に変位させ、前記第一係合部と前記第一被係合部との係合を解除する解除操作部を備え、
    前記電池蓋は、
    前記第一係合部とは異なる位置に配置され、前記一端側において前記端末本体部によって支持されるように形成された第一支持部と、
    前記第二係合部とは異なる位置に配置され、前記他端側において前記端末本体部によって支持されるように形成された第二支持部と、
    を備え、
    前記端末本体部は、
    前記第一被係合部とは異なる一対の対向壁を備えると共に、これら一対の対向壁によって前記第一支持部を支持することで、前記第一支持部が、前記一端側の端部と前記他端側の端部との並び方向に対する横方向へ相対移動することを規制する第一規制部と、
    前記第二被係合部とは異なる嵌合部を備えると共に、前記嵌合部が前記第二支持部と嵌合して支持することで、前記第二支持部が、前記横方向へ相対移動することを規制する第二規制部と、
    を有し、
    前記電池蓋を前記端末本体部に対して前記横方向に相対移動させようとする衝撃が加わった際に、前記衝撃に応じて前記電池蓋から前記端末本体部へと伝達される力が、少なくとも前記第一規制部及び前記第二規制部により受けられることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記第二係合部は、前記電池蓋の前記他端側において突出して形成される係合爪からなり、
    前記第二被係合部は、前記係合爪が挿入される孔部からなることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記収容部は、前記電池の一端面側を前記端末本体部から突出させた状態で当該電池を収容する構成をなしており、
    前記電池蓋は、
    前記電池の前記一端面を覆う第一カバー部と、
    前記電池において前記横方向両側に設けられた一対の側面をそれぞれ覆う一対の第二カバー部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記電池は、前記一端面と前記一対の側面との境界においてそれぞれ角部が形成されており、
    前記一対の第二カバー部はそれぞれ、前記第一カバー部に対して傾斜して構成され、かつ前記角部と対向する位置に配されていることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記第二支持部は、前記電池の一端面を覆うカバー部から突出するリブからなり、
    前記第二規制部は、前記リブを挿入するスリットが形成されたリブ嵌合部からなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の携帯端末。
  6. 前記解除操作部は、前記端末本体部に設けられると共に、前記外部操作に応じて前記第一被係合部を変位させる構成をなしており、
    前記第一規制部の一部が前記第一被係合部と一体化していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯端末。
  7. 前記第一支持部は、前記電池の一端面を覆うカバー部から立ち上がる一対の壁部からなり、
    前記第一規制部は、前記一対の壁部の両外側において各壁部と対向するように配される一対の対向壁を備えると共に、前記第一被係合部が前記一対の壁部の間に配されてなり、かつ、各対向壁と前記第一被係合部とによって各壁部を挟み込む構成をなすことを特徴とする請求項6に記載の携帯端末。
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