JP4800588B2 - 共同受信システム - Google Patents

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Description

本発明は,主に衛星や地上波の複数の電波を受信して複数の受信信号を得ると共に,それら多数の受信信号のなかに一部若しくは全てが相互に重なる受信信号があったとしても一本の伝送線で引き込むことが可能な共同受信システムに関する。
例えば複数の衛星からの電波をマルチビームアンテナで受信して複数の受信信号を得ると共に,他のアンテナでは他の電波を受信して夫々受信信号を得,それら多数の信号を受信して引き込むようなシステムの場合,各衛星からの電波を夫々受信する受信要素から出力される受信信号の周波数帯域は相互に一部若しくは全てが重なる場合があり,各受信要素において受信信号の周波数帯域を受信信号毎にずらし操作している。ところが複数の衛星から受信信号を受信し,相互に重ならないように周波数配列するような場合が有る,このシステムでは一本の伝送線で受信信号をすべて伝送でき,共同受信システムに利用できるといったメリットを有するものである。
また,伝送帯域の範囲を制限すると,複数の受信要素からの信号を相互に周波数帯域が重ならないように伝送するため,例えば複数の伝送線を用いて引き込む方法がある。
更に,複数の受信要素と伝送線との間に,複数の受信要素からの受信信号を選択的に伝送線に与えるための切替手段を介設する一方,上記伝送線の他方側には,上記伝送線に選択信号を送出するための選択信号送出手段を接続し,上記切替手段には,上記伝送線から選択信号を受けて切替手段を対応切替するための制御手段を接続したシステムが提案なされている。
特開平5−136703号公報
しかし,従来各受信要素の受信信号の周波数帯域をずらし操作して一本の伝送線で引き込む方法によれば,受信信号の数が多いほど極めて広帯域に亘って周波数配列を行う必要があり,このため広帯域に対応した高価な伝送線が必要になるといった問題点や,特に高い周波数帯の減衰特性といった周波数特性に対する問題があった。
また複数本の伝送線を用いて引き込む方法によれば,設置工事が複雑になるといった問題点があった。
更に受信要素に接続された切替手段を受信機側の選択信号送出手段で切替えるシステムによれば,回路構成が複雑になるといった問題が有った。またこの方式によると一本の伝送線で受信信号を引き込むことができるが,切替手段と選択信号送出手段とは伝送線を介して一対一で対応しているため,共同受信システムには使用できないといった問題があった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,複数の受信要素からの受信信号であって,その一部若しくはすべてが重なった周波数帯域の信号を一本の伝送線で引き込み可能とする共同受信システムを提供することにある。
他の目的は,簡単な工事で複数の受信要素で受信した受信信号を引き込み可能とする共同受信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は,
衛星や地上放送等の電波を受信する受信点施設と,
前記受信点施設からの出力を,受信機側施設へ伝送する一本の伝送線と,
を備えた共同受信システムであって,
前記受信点施設には,
電波を受信する少なくとも一つの受信アンテナを備えた第1の受信系と,
前記第1の受信系の受信アンテナとは異なる電波を受信し,前記第1の受信系の受信アンテナとは周波数の一部若しくは全てが重なる信号を出力する少なくとも一つの受信アンテナを備えた第2の受信系と,
前記第1の受信系からの出力を,電気信号から第1の光信号に変換する第1の光送信機と,
前記第2の受信系からの出力を,電気信号から前記第1の光信号とは波長の異なる第2の光信号に変換する第2の光送信機と,
前記第1の光信号と前記第2の光信号とを合成する第1の波長多重分割化装置と,
が備えられ,
前記伝送線は,前記受信点施設の前記第1の波長多重分割化装置から出力された光信号を伝送する光ファイバにて構成され,
前記受信機側施設には,
前記光ファイバを介して伝送された光信号を前記第1の光信号と前記第2の光信号とに分波する第2の波長多重分割化装置と,
前記第2の波長多重分割化装置から出力される第1の光信号を電気信号に変換する第1の光受信機と,
前記第2の波長多重分割化装置から出力される第2の光信号を電気信号に変換する第2の光受信機と,
前記第1の光受信機及び前記第2の光受信機にて変換された電気信号を夫々出力する第1の出力経路及び第2の出力経路と,
を備えたことを特徴とする。
また,請求項2に記載の発明は,請求項1に記載の共同受信システムにおいて,
前記第1の受信系を構成する受信アンテナの内の少なくとも1つは,衛星からの電波を受信して,当該電波を第1の中間周波数帯の信号に変換して出力する少なくとも1つの受信要素を有した第1のアンテナからなり,
前記第2の受信系を構成する受信アンテナの内の少なくとも1つは,前記第1のアンテナが受信する衛星とは異なる衛星からの電波を受信して,当該電波を前記第1のアンテナから出力される第1の中間周波数帯の信号と周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号に変換して出力する少なくとも1つの受信要素を有した第2のアンテナからなることを特徴とする。
次に,請求項3に記載の発明は,請求項2に記載の共同受信システムにおいて,
前記第1のアンテナは,
周波数の一部若しくは全てが重なる第1の中間周波数帯の信号を夫々出力する2つの受信要素と,
これら2つの受信要素から夫々出力される第1の中間周波数帯の信号を,各信号の周波数が重ならない第3の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部と,
を備え,
前記第2のアンテナは,
周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を夫々出力する2つの受信要素と,
これら2つの受信要素から夫々出力される第2の中間周波数帯の信号を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部と,
を備えたことを特徴とする。
一方,請求項4に記載の発明は,請求項2に記載の受信システムにおいて,
前記第2のアンテナは,前記第1のアンテナが受信する衛星とは異なる複数の衛星からの電波を受信する4つの受信要素を備え,
これら各受信要素は,夫々,周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を出力するよう構成されると共に,当該出力を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部を備えていることを特徴とする。
また,請求項5に記載の発明は,請求項2に記載の共同受信システムにおいて,
前記第2の受信系は,前記第1のアンテナが受信する衛星とは異なる複数の衛星からの電波を受信する第2のアンテナ及び第3のアンテナを備え,当該第2のアンテナ及び第3のアンテナには,夫々1つ若しくは2つの受信要素が備えられており,
これら各受信要素は,夫々,周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を出力するよう構成されると共に,当該出力を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部を備えていることを特徴とする。
また次に,請求項6に記載の発明は,請求項3に記載の共同受信システムにおいて,
前記受信側施設における前記第1の出力経路には,前記第1の光受信機から出力された信号を,前記第1の受信系から出力される前記第3の中間周波数帯の信号と,当該信号とは相互に重ならない信号とに分波する分波器が設けられ,
前記第2の出力経路には,前記第2の光受信機から出力される前記第4の中間周波数帯の信号を略同量に分配する分配器が設けられ,
前記分波器において前記第3の中間周波数帯の信号が出力される出力端子と,前記分配器の一方の出力端子とには,前記第3の中間周波数帯の信号を出力するか,前記第4の中間周波数帯の信号を出力するかを選択するための切換器が接続されていることを特徴とする。
また,請求項7に記載の発明は,請求項4又は請求項5に記載の共同受信システムにおいて,
前記受信側施設における前記第1の出力経路には,前記第1の光受信機から出力された信号を,前記第1の受信系から出力される前記第3の中間周波数帯の信号と,当該信号とは相互に重ならない信号とに分波する分波器が設けられ,
前記第2の出力経路には,前記第2の光受信機から出力される前記第4の中間周波数帯の信号を,前記第2の中間周波数帯の信号に周波数変換する周波数変換部が設けられていることを特徴とする。
また,請求項8に記載の発明は,請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の共同受信システムにおいて,
前記第1の光信号及び前記第2の光信号の内,一方は,波長が1.31μm帯の光信号であり,他方は,波長が1.55μm帯の光信号であることを特徴とする。
請求項1に記載の共同受信システムにおいては,受信点施設内の第1の光受信機及び第2の光受信機により,第1の受信系及び第2の受信系から出力され互いに周波数の一部若しくは全てが重なる信号(電気信号)を,夫々,波長の異なる第1の光信号及び第2の光信号に変換し,これら各光信号を,第1の波長多重分割化装置にて合成することで,第1の受信系及び第2の受信系で受信された信号を,光ファイバからなる一本の伝送線を介して,受信機側施設まで伝送する。
また,受信機側施設では,第2の波長多重分割化装置が,光ファイバを介して伝送された光信号を第1の光信号と第2の光信号とに分波し,第1の光受信機及び第2の光受信機が,その分波された第1の光信号及び第2の光信号を夫々電気信号に変換して,第1の出力経路及び第2の出力経路から出力させる。
このため,本発明の共同受信システムによれば,例えば,受信する電波の到来方向が異なる地上波ディジタル放送と地上波アナログ放送を受信したり,地上波放送と衛星からの電波を受信したりする場合のように,受信点施設にて,周波数の一部若しくは全てが重なった複数の周波数帯の信号が得られた場合に,これら各信号を,お互いに妨害を与えることなく,一本の伝送線を用いて受信点施設から受信機側施設まで引き込むことができる。
請求項2に記載の共同受信システムにおいては,第1の受信系を構成する受信アンテナの内の少なくとも1つは,衛星からの電波を受信して,当該電波を第1の中間周波数帯の信号に変換して出力する少なくとも1つの受信要素を有した第1のアンテナからなり,第2の受信系を構成する受信アンテナの内の少なくとも1つは,第1のアンテナが受信する衛星とは異なる衛星からの電波を受信して,当該電波を第1のアンテナから出力される第1の中間周波数帯の信号と周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号に変換して出力する少なくとも1つの受信要素を有した第2のアンテナからなるように構成されている。
このため,請求項2に記載の共同受信システムによれば,地上波アナログ放送や地上波ディジタル放送だけでなく,衛星からの電波を受信する場合のように,1つの衛星から左旋円偏波,右旋円偏波信号や直線偏波,水平偏波信号を含む電波を受信する複数のアンテナからの受信出力であって,一部若しくは全てが相互に重なった周波数帯の信号を出力する複数のアンテナからの出力を,信号の周波数が重ならない受信系にグループ化することによって,各受信系の出力を一本の伝送線にて受信機側施設まで引き込むことができるようになる。
なお,本発明は,例えば,第1の受信系からは,VHF,UHF帯の信号と,第1のアンテナとしてのBSアンテナの受信信号を,受信要素であるコンバーター(以下,単にコンバーターと記載する。)において周波数変換した第1の中間周波数帯の信号とが配列されて出力され,第2の受信系からは,第2のアンテナとしてのCSアンテナに備えた2つのコンバーターにおいて受信され,夫々異なる局部発振周波数によって相互に重ならないように配列された第2の中間周波数として出力される共同受信システムに適している。
請求項3に記載の共同受信システムにおいては,第1のアンテナは,周波数の一部若しくは全てが重なる第1の中間周波数帯の信号を夫々出力する2つの受信要素と,これら2つの受信要素から夫々出力される第1の中間周波数帯の信号を,各信号の周波数が重ならない第3の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部とを備え,第2のアンテナは,周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を夫々出力する2つの受信要素と,これら2つの受信要素から夫々出力される第2の中間周波数帯の信号を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部とを備える。
このため,請求項3に記載の共同受信システムによれば,地上波アナログ放送や地上波ディジタル放送だけでなく,衛星からの電波を受信する場合のように,1つの衛星から左旋円偏波,右旋円偏波信号や直線偏波,水平偏波信号を含む電波を受信する複数のアンテナからの受信出力であって,一部若しくは全てが相互に重なった周波数帯の信号を出力する複数のアンテナからの出力を,各受信系に備えさせた周波数変換部を用いて,各受信系にて信号の周波数が重ならないように配列させることで,各受信系の出力を一本の伝送線にて受信機側施設まで引き込むことができるようになる。
なお,本発明は,例えば,第1の受信系からは,VHF,UHF帯の信号と,第1のアンテナとしてのCSアンテナに備えた2つのコンバーターにおいて受信され,夫々同じ局部発振周波数によって周波数変換した第1の中間周波数帯の信号が出力され,第2の受信系からは,第2のアンテナとしてのCSアンテナに備えた2つのコンバーターにおいて受信され,夫々同じ局部発振周波数によって周波数変換した第2の中間周波数帯の信号として出力される共同受信システムに適している。
請求項4に記載の共同受信システムにおいては,第2のアンテナは,第1のアンテナが受信する衛星とは異なる複数の衛星からの電波を受信する4つの受信要素を備え,これら各受信要素は,夫々,周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を出力するよう構成されると共に,当該出力を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部を備えている。
このため,請求項4に記載の発明によれば,例えば,第2の受信系に設けられる第2のアンテナとして,マルチビームアンテナであるCSアンテナを備えた共同受信システムであっても,各受信系の出力を一本の伝送線にて受信機側施設まで引き込むことができるようになる。
請求項5に記載の共同受信システムにおいては,第2の受信系は,第1のアンテナが受信する衛星とは異なる複数の衛星からの電波を受信する第2のアンテナ及び第3のアンテナを備え,当該第2のアンテナ及び第3のアンテナには,夫々1つ若しくは2つの受信要素が備えられており,これら各受信要素は,夫々,周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を出力するよう構成されると共に,当該出力を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部を備えている。
このため,請求項5に記載の発明によれば,複数の衛星からの信号を複数の異なるアンテナで受信する共同受信システムにおいても,各受信系の出力を一本の伝送線にて受信機側施設まで引き込むことができるようになる。
請求項6に記載の共同受信システムにおいては,受信側施設の第1の出力経路には,第1の光受信機から出力された信号を,第1の受信系から出力される第3の中間周波数帯の信号と,当該信号とは相互に重ならない信号とに分波する分波器が設けられ,第2の出力経路には,第2の光受信機から出力される第4の中間周波数帯の信号を略同量に分配する分配器が設けられ,更に,分波器において第3の中間周波数帯の信号が出力される出力端子と,分配器の一方の出力端子とには,第3の中間周波数帯の信号を出力するか,第4の中間周波数帯の信号を出力するかを選択するための切換器が接続されている。
このため,請求項6に記載の発明によれば,当該受信側施設を設置するだけで,各接続端子に受信装置を接続することによってテレビの受信が可能となる共同受信システムを提供できる。
請求項7に記載の共同受信システムにおいては,受信側施設の第1の出力経路には,第1の光受信機から出力された信号を,第1の受信系から出力される第3の中間周波数帯の信号と,当該信号とは相互に重ならない信号とに分波する分波器が設けられ,第2の出力経路には,第2の光受信機から出力される第4の中間周波数帯の信号を,第2の中間周波数帯の信号に周波数変換する周波数変換部が設けられている。
このため,請求項7に記載の発明によれば,当該受信側施設を設置するだけで,各接続端子に受信装置を接続することによってテレビの受信が可能となる共同受信システムを提供できる。
請求項8に記載の共同受信システムにおいては,第1の光信号及び第2の光信号の内,一方は,波長が1.31μm帯の光信号であり,他方は,波長が1.55μm帯の光信号であることから,汎用の光部品を用いて広帯域に配列した複数系列の信号を相互に妨害無く且つ低損失で一本の光ファイバで引き込むことができ,簡単な工事で設置可能な共同受信システムを提供することができる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本願に係る第1の実施形態を示す概略システム図である。図2は第1の実施形態に示すシステムにおける伝送周波数帯の配置を示す実施例である。図3,図4,図5,図6,図7,図8は本願に係る,異なる実施形態を示す。
図1において1は建築物の屋上等に設置される受信点施設である。2はVHF帯の電波を受信するVHFアンテナである。3はUHF帯の電波を受信するUHFアンテナである。4は前記VHFアンテナ及び前記UHFアンテナから出力される受信信号を混合するための混合器である。
5はBS・110°ディジタル放送を受信するためのBS・CSアンテナであり,受信要素としてのコンバーター5aは円偏波を受信するように構成されており,このコンバーター5aにおいて受信した電波を第1の中間周波数帯の信号に変換するものである。尚,このBS・CSアンテナは請求項に記載の第1のアンテナである。
6は前記混合器4から出力されたVHF帯の電波とUHF帯の電波が混合された信号と,前記BS・CSアンテナから出力される第1の中間周波数帯の信号とを合成する合成手段としての混合器である。
このVHFアンテナとUHFアンテナとBS・CSアンテナと混合器とでもって請求項に記載の第1の受信系10を構成している。
以下にこの第1の受信系の周波数配列についての実施例を図2(a)に示す。VHF帯は90〜222MHz,UHF帯は470〜770MHz,BS・CSアンテナから出力される第1の中間周波数帯におけるBS放送帯は1032〜1489MHz,110°CSディジタル放送帯の右旋円偏波信号は1595〜2071MHzである。このように第1の受信系において,各周波数帯域が広帯域にわたって相互に重ならないように配列される。
尚,本願の実施例において,UHF帯は1つのアンテナから構成されているが,地上波ディジタル放送の電波の到来方向が異なる場合は更にUHFアンテナを加えてもよい。
また,BS・CSアンテナにおいて110°CSディジタル放送帯の左旋円偏波を左旋円偏波信号である2116〜2602MHzの信号を伝送してもよいことは言うまでもない。
次に,15はCSディジタル放送を受信するためのCSアンテナである。尚,このアンテナは請求項に記載する第2のアンテナである。このアンテナは前記BS・CSアンテナが受信する衛星とは異なる衛星からの電波を受信するアンテナであり,本願の実施例では,近接して配置された2つの異なる衛星からの電波を受信するマルチビームアンテナで構成されており,夫々衛星からの垂直偏波と垂直偏波の信号を受信して第2の中間周波数帯に周波数変換するための受信要素としてのコンバーターを4つ(垂直偏波用の局部発振器を備えたコンバーター15a,15aと,水平偏波用の局部発振器を備えたコンバーター15b,15b)備えている。
アンテナ15には16で示される合成手段としての周波数変換部が備えさせてあり,当該周波数変換部において前記受信要素から出力され第2中間周波数の信号を取り入れて,各コンバーターから出力される信号の周波数帯が相互に重ならない第4の中間周波数帯の信号に変換するように構成されている。
尚,このCSアンテナ15と周波数変換部16で請求項に記載する第2の受信系20を構成している。
以下にこの第2の受信系から出力される,第4の中間周波数帯の信号配列について,実施例を図2(b)に示す。本願の実施例ではパーフェクTVサービスとスカイサービスの二つの衛星からのサービスを受信しており,パーフェクTVサービスの垂直偏波信号は1048〜1533MHz,水平偏波信号は1590〜2070MHz,スカイサービスの受信信号は前記周波数変換部において更に周波数変換されることで,垂直偏波信号は538〜1018MHz,垂直偏波信号は2105〜2585MHzであるように構成されている。このように第2の受信系において,各周波数帯域が広帯域にわたって相互に重ならないように配列される。
尚,本願の実施例においてマルチビームアンテナを用いて受信しているが,夫々アンテナを設置して2つのアンテナで受信してもよいことは言うまでもない。
次に前記第1の受信系10から出力された第1の中間周波数帯の信号は,21に示す第1の光送信機に入力される。この第1の光送信機21は前記第1の受信系10から出力される電気信号を第1の光信号に変換して,この光信号を第1の光送信機21に接続された光ファイバケーブル22に送出するためのものであり,本願の実施例では1.31μmの波長の光信号を用いている。光ファイバ22を介して前記第1の光信号は波長分割多重化装置25に入力される。
同様に前記第2の受信系20から出力された第4の中間周波数帯の信号は,23に示す第2の光送信機に入力される。この第2の光送信機23は前記第2の受信系20から出力される電気信号を第2の光信号に変換して,この光信号を光送信機23に接続された光ファイバ24に送出するためのものであり,本願の実施例では1.55μmの波長の光信号を用いている。光ファイバ24を介して前記第2の光信号は第1の波長分割多重化装置25に入力される。
前記第1の波長分割多重化装置25は光信号を合成する合成器であり,前記第1の光信号と前記第2の光信号とを合成して,この波長分割多重化装置25に接続された光ファイバケーブル26に接続されて光信号を伝送する。
尚この光ファイバケーブル26は例えば10km程度の長さでも伝送可能である
尚,前記第1及び第2の受信系と前記第1及び第2の光送信機,前記第1の波長分割多重化装置25とでもって請求項に記載の受信点施設を構成している。
この受信点施設は,例えばマンション等の屋上に設置する施設例として考えても良いし,CATVセンター局に設置する施設としてもよい。

次に光ファイバケーブル26によって伝送されてきた光信号は,31に示す第2の波長分割多重化装置に入力される。この波長分割多重化装置31は複数の波長からなる光信号を分波するための分波器であり,本願ではこの装置によって光信号は前記第1の光信号と前記第2の光信号とに分波される。こうして分波された信号の内第1の光信号は,光ファイバ32を介して第1の光受信機33に入力され,当該第1の光受信機において,前記第1の受信系から出力された同じ帯域の電気信号に変換されて第1の出力端子30aから出力される。
同様に前記第2の波長分割多重化装置31において分波された残りの信号である第2の光信号は,光ファイバ34を介して第2の光受信機35に入力され,当該第2の光受信機35において,前記第4の中間周波数帯の電気信号に変換され第2の出力端子30bから出力される。
前記第1の出力端子30aには,この出力端子30aから出力される信号から,VHF帯の信号及びUHF帯の信号と前記第1の中間周波数帯の信号とを分波する分波器40が接続されており,VHF帯及びUHF帯の信号はテレビ受信装置41やVTR等に,第1の中間周波数帯の信号はBS・CSディジタルチューナー42を介してテレビ受信装置41等に接続されている。
前記第2の出力端子30bには,この出力端子30bから出力される前記第4の中間周波数帯の信号を,前記第2の中間周波数帯の信号配列と同じになるように周波数変換する周波数変換部45が接続されている。周波数変換部45から出力された信号はCSチューナー46を介してテレビ受信装置41に接続されている。

尚、前記第2の波長分割多重化装置31と前記第1及び第2の光受信機33、35でもって請求項に記載の受信機側施設30を構成している。更にこの受信機側施設30は前記各構成要素を同一筐体に収納して構成しても良い。
また図8に示すように前記受信点施設に分波器40及び周波数変換部45を筐体に収納して構成させても良い(この場合の実施例では、VHF及びUHF帯の信号の出力端子は30c、BS・110°CSディジタル放送の信号の出力端子は30d、CSディジタル放送の信号の出力端子は30eとして図示されている。)。
更に本願の実施例では第1の光信号として1.31μmの波長の光信号を用い、第2の光信号として1.55μmの光信号を用いた例を示したが、特に限定されるものではなくこの逆の使い方でもよい。
次に図3を用いて本願の異なる実施例を説明する。尚以下の実施例では前記実施例と同様な構成を示すものは同一の番号を付与し,特に詳細な説明は省略する。この実施例においては第2の受信系のアンテナには受信要素が2つ備えられ,1つの衛星からの垂直偏波及び水平偏波の信号を受信するものである。この場合受信要素であるコンバーターから出力される第2の中間周波数帯の信号は,前記垂直偏波及び水平偏波用のコンバーターの局部発振周波数を同じ周波数,例えば11.2GHzで構成したものであれば,第2の中間周波数帯が相互に重なるため,各出力信号を周波数変換部16において相互に重ならない周波数配列に変換してから出力する。また,第2中間周波数帯の信号が相互に重ならないように各コンバーターの局部発振周波数を決める方法でもよい。この実施例では例えば垂直偏波信号には11.2GHz,水平偏波信号には10.678GHzを使えばよく,この場合は各出力信号を合成手段である混合器7で混合してから出力すればよい。
この実施例では,第1の受信系はUHFアンテナと第1のアンテナとしてのBS・110°CSアンテナからなり,第2の受信系は第2のアンテナとしてCSディジタル放送のパーフェクトTVサービスを受信するアンテナのように,前記第1の受信系が受信する衛星とは異なる他の衛星からのひとつのサービスを受けるような場合に適している。
図4に示す実施例では,地上波と3つの衛星からの電波を受信するシステムの異なる実施例である。
第1の受信系では,UHF帯の電波とCSディジタル放送のパーフェクTVサービスからの電波を受信する第1のアンテナとからなり,第2の受信系ではBS放送からの電波を受信する第3のアンテナと,CSディジタル放送のスカイサービスからの電波を受信する第2のアンテナからなる。
この場合においても,第1の受信系からはUHF帯の受信信号と,第1のアンテナから出力された第1の中間周波数帯の信号を,合成手段を用いて混合若しくは周波数変換し,各周波数帯が相互に重ならないように配列させた第3の中間周波数帯として出力するものである。
第2の受信系からは,前記第3のアンテナと前記第2のアンテナから出力され第2の中間周波数帯の信号を,合成手段を用いて混合若しくは周波数変換し,各周波数が相互に重ならないように配列させた第4の中間周波数帯の信号として出力するものである。
このように各受信系から出力された信号は,第1の光送信機及び第2の光送信機において夫々第1の光信号及び第2の光信号に変換され,第1のは長分割多重化装置25において合成されてから一本の光ケーブル26に送出されるのである。
このようにして出力された信号は,光ファイバケーブル26を介して受信機側施設30に引き込まれる。引き込まれた光信号は第2の波長分割多重化装置31において第1の光信号と第2の光信号に分波されてから夫々光ファイバ32,24を介して第1の光受信機及び第2の光受信機に入力される,入力された光信号は夫々第3の中間周波数帯の信号と第4の中間周波数帯の信号に変換される。
第3の中間周波数帯の信号は出力端子30aから出力される。この出力端子30aには分配器40が接続されており,この分配器40を介してUHF帯の信号はテレビ受信装置41に接続され,第3の中間周波数帯の信号成分は50に示す切替手段に入力される。
第4の中間周波数帯の信号は出力端子30bから出力される。この出力端子30bから出力された信号は前記切替手段50に入力される。
この切替手段50は,受信を希望するCSディジタル放送の切替を行うためのものであり,この実施例ではパーフェクTVサービスかスカイサービス化を選択するものである。切替手段50の出力はCSディジタル放送用のチューナー46を介してテレビ受信装置41に接続されている。
尚,前記第2の波長分割多重化装置31,第1の光受信機33,第2の光受信機35を夫々同一筐体に収納して受信機側施設30を構成しても良い。更に図7に示すように,合わせて混合器40と切替手段50を前記筐体に収納させて受信機側施設としてもよい(この場合の実施例では,VHF及びUHF帯の信号の出力端子は30c,CSディジタル放送の信号の出力端子は30dとして図示されている。)。
尚,この実施例においては図5に示すようにBSアンテナが無くてもよい。

このように本願によれば,衛星や地上波等からの電波を受信して,一部若しくは全てが相互に重なる受信電波を出力する複数の受信アンテナからなる受信点施設であっても,各受信アンテナからの出力が相互に重ならないような周波数配列となるアンテナを夫々1グループの受信系として構成し,当該各受信系の出力を夫々光信号に変換し,当該光信号を波長分割多重化装置によって合成することによって,受信アンテナの出力が相互に一部若しくは全てが重なる周波数帯であっても一本の伝送線,この実施例では光ファイバで引き込むことができ,共同受信システム設置工事の容易な共同受信システムが提供できるのである。
尚,本願の実施例では第1及び第2の受信系には少なくとも一の受信アンテナが衛星からの電波を受信して,当該各受信アンテナから出力される信号が一部若しくは全てが重なる周波数帯の信号であっても,混信等与えることなく一本の伝送線で引き込む例を示したが,例えば図6に示すようにUHF帯の信号であっても,地上波アナログ放送と地上波ディジタル放送とを受信するような場合において,電波の到来方向が異なる地域においては,アナログ用アンテナ3aとディジタル用アンテナ3bを設置する必要がある。この場合設置地域において,例えばUHFアンテナ3aはch13〜ch24を受信して,UHFアンテナ3bではch22〜ch64を受信するように,相互に受信チャンネルが重なるような場合があり,このようなアナログ−ディジタル対策においても使用できることは言うまでもない。また,地上波だけの電波を受信する受信系と衛星からの電波を受信する受信系との組合せでシステムを構築してもよい事は言うまでもない。
また、本願の受信点施設はマンション等の共同受信システムにも有効であり、建築物内に引き込まれた光信号を、光分配器を用いて分配すれば端末数の多い施設においても使用できる。尚、本願の発明によればVHF帯とUHF帯の信号は夫々受信点施設に受信アンテナを設置した例を示したが、これらの信号の変わりにCATVセンター局からの信号を用いてもよい。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本願に係る第1の実施形態を示す概略システム図である。 第1の実施形態に示すシステムにおける伝送周波数帯の配置を示す実施例である。 本願の他の実施形態を示す。 本願の他の実施形態を示す。 本願の他の実施形態を示す。 本願の他の実施形態を示す。 本願の他の実施形態を示す。 本願の他の実施形態を示す。
符号の説明
1…受信点施設,2…VHFアンテナ,3…UHFアンテナ,4…混合器,5…第1のアンテナ(BS・110°CSディジタルアンテナ),6…混合器,7…混合器,10…第1の受信系,15…第2のアンテナ(CSディジタルアンテナ),16…周波数変換器,20…第2の受信系,21…第1の光送信機,22…光ファイバ,23…第2の光送信機,24…光ファイバ,25…第1の波長分割多重化装置,26…光ファイバケーブル,27…,28…,29…,30…受信機側施設,30a・30b・30c・30d・30e…出力端子,31…第2の波長分割多重化装置,32…光ファイバ,33…第1の光受信機,34…光ファイバ,35…第2の光受信機,40…分波器,41…テレビ受信装置,42…チューナー,44…分配器,45…周波数変換部,46…チューナー,47…チューナー,50…切替手段

Claims (8)

  1. 衛星や地上放送等の電波を受信する受信点施設と,
    前記受信点施設からの出力を,受信機側施設へ伝送する一本の伝送線と,
    を備えた共同受信システムであって,
    前記受信点施設には,
    電波を受信する少なくとも一つの受信アンテナを備えた第1の受信系と,
    前記第1の受信系の受信アンテナとは異なる電波を受信し,前記第1の受信系の受信アンテナとは周波数の一部若しくは全てが重なる信号を出力する少なくとも一つの受信アンテナを備えた第2の受信系と,
    前記第1の受信系からの出力を,電気信号から第1の光信号に変換する第1の光送信機と,
    前記第2の受信系からの出力を,電気信号から前記第1の光信号とは波長の異なる第2の光信号に変換する第2の光送信機と,
    前記第1の光信号と前記第2の光信号とを合成する第1の波長多重分割化装置と,
    が備えられ,
    前記伝送線は,前記受信点施設の前記第1の波長多重分割化装置から出力された光信号を伝送する光ファイバにて構成され,
    前記受信機側施設には,
    前記光ファイバを介して伝送された光信号を前記第1の光信号と前記第2の光信号とに分波する第2の波長多重分割化装置と,
    前記第2の波長多重分割化装置から出力される第1の光信号を電気信号に変換する第1の光受信機と,
    前記第2の波長多重分割化装置から出力される第2の光信号を電気信号に変換する第2の光受信機と,
    前記第1の光受信機及び前記第2の光受信機にて変換された電気信号を夫々出力する第1の出力経路及び第2の出力経路と,
    を備えたことを特徴とする共同受信システム。
  2. 前記第1の受信系を構成する受信アンテナの内の少なくとも1つは,衛星からの電波を受信して,当該電波を第1の中間周波数帯の信号に変換して出力する少なくとも1つの受信要素を有した第1のアンテナからなり,
    前記第2の受信系を構成する受信アンテナの内の少なくとも1つは,前記第1のアンテナが受信する衛星とは異なる衛星からの電波を受信して,当該電波を前記第1のアンテナから出力される第1の中間周波数帯の信号と周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号に変換して出力する少なくとも1つの受信要素を有した第2のアンテナからなることを特徴とする請求項1に記載の共同受信システム。
  3. 前記第1のアンテナは,
    周波数の一部若しくは全てが重なる第1の中間周波数帯の信号を夫々出力する2つの受信要素と,
    これら2つの受信要素から夫々出力される第1の中間周波数帯の信号を,各信号の周波数が重ならない第3の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部と,
    を備え,
    前記第2のアンテナは,
    周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を夫々出力する2つの受信要素と,
    これら2つの受信要素から夫々出力される第2の中間周波数帯の信号を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部と,
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の共同受信システム。
  4. 前記第2のアンテナは,
    前記第1のアンテナが受信する衛星とは異なる複数の衛星からの電波を受信する4つの受信要素を備え,
    これら各受信要素は,夫々,周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を出力するよう構成されると共に,当該出力を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の共同受信システム。
  5. 前記第2の受信系は,前記第1のアンテナが受信する衛星とは異なる複数の衛星からの電波を受信する第2のアンテナ及び第3のアンテナを備え,当該第2のアンテナ及び第3のアンテナには,夫々1つ若しくは2つの受信要素が備えられており,
    これら各受信要素は,夫々,周波数の一部若しくは全てが重なる第2の中間周波数帯の信号を出力するよう構成されると共に,当該出力を,各信号の周波数が重ならない第4の中間周波数帯の信号に周波数変換して出力する周波数変換部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の共同受信システム
  6. 前記受信側施設において,
    前記第1の出力経路には,前記第1の光受信機から出力された信号を,前記第1の受信系から出力される前記第3の中間周波数帯の信号と,当該信号とは相互に重ならない信号とに分波する分波器が設けられ,
    前記第2の出力経路には,前記第2の光受信機から出力される前記第4の中間周波数帯の信号を略同量に分配する分配器が設けられ,
    前記分波器において前記第3の中間周波数帯の信号が出力される出力端子と,前記分配器の一方の出力端子とには,前記第3の中間周波数帯の信号を出力するか,前記第4の中間周波数帯の信号を出力するかを選択するための切換器が接続されていることを特徴とする請求項3に記載の共同受信システム。
  7. 前記受信側施設において,
    前記第1の出力経路には,前記第1の光受信機から出力された信号を,前記第1の受信系から出力される前記第3の中間周波数帯の信号と,当該信号とは相互に重ならない信号とに分波する分波器が設けられ,
    前記第2の出力経路には,前記第2の光受信機から出力される前記第4の中間周波数帯の信号を,前記第2の中間周波数帯の信号に周波数変換する周波数変換部が設けられていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の共同受信システム。
  8. 前記第1の光信号及び前記第2の光信号の内,一方は,波長が1.31μm帯の光信号であり,他方は,波長が1.55μm帯の光信号であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の共同受信システム。
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