JP4798004B2 - 浴室廃水の熱回収装置 - Google Patents
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Description
る浴室廃水の熱回収装置に関する。
そこで、浴室で使用された湯の熱を回収する熱回収装置として、例えば図4に示すような
ものが知られている(特許文献1参照)。
水溜まり1’に設けられた熱交換器2’と、該熱交換器2’に熱媒体循環系3’を介して
接続され、廃水溜まり1’に蓄えられる使用後の廃湯に含まれる熱を、熱交換器2’およ
び熱媒体循環系3’を介して回収するヒートポンプ4’とを備え、前記ヒートポンプ4’
には貯湯槽5’が接続され、該貯湯槽5’には浴室等へ湯を供給する給湯系6’が接続さ
れた構成である。
循環させるためのポンプ等を備えるものである。蒸発器41’は、前記熱交換器2’から
接続パイプ34’を介して送られてくるブラインが流入するシェル43’内に配置され、
同流入するブラインと熱交換される。また、凝縮器42’は貯湯槽5’の内部に配置され
る。なお、44’は接続パイプ34’に介装されたブライン移送用のポンプである。
面に落下した後傾斜凹部11’を経て廃水溜まり1’に溜まる。ここで、ポンプ44’お
よびヒートポンプ4’の図示しないスイッチがそれぞれオンにされると、まず、ブライン
がシェル43’と熱交換器2’内を循環する。これにより、前記廃水溜まり1’に貯溜さ
れた湯の熱が熱交換器2’を介してブラインに伝わり、さらにパイプ34’に沿ったブラ
インの移送によりシェル43’内に導入される。ここで、ヒートポンプ4’の蒸発器41
’を介して熱交換が行われることで、熱の回収が行われる。そして、回収された熱は、凝
縮器42’を経て貯湯槽5’内の水を加温用として用いられる。
’および熱媒体循環系を介してヒートポンプ4’により効率良く回収される。
するもので、廃水溜まり1’に一定量溜めて使うため、廃水溜まり1’から不快な臭いを
発生するなどの問題がある。その代わりに、廃水熱回収する際に自動で排水し、廃水の状
態(温度、流量)に合わせてヒートポンプを運転することで、「廃水を廃水溜まりに溜め
る」ことなく効率的に熱回収できる。ここで、廃水を熱交換器に接触させる際の流量と温
度を検知し、熱交換量を演算するために排水経路に流量計を配置すれば前述の問題は解決
する。
る毛髪、湯垢などが機械部品にからまり測定不能に陥るおそれがあり、廃水熱回収には不
向きである。
が絡まり測定不能に陥るおそれがあり、廃水熱回収には不向きである。
サで検知し、循環流量を流量計の代りに水位センサで測定し、測定した液面の高さよりト
リチェリの定理により流速を求め、廃水(浴槽の残り湯)側の状態(温度、流速)を決め
、それを最も効率的に熱回収するようにヒートポンプ側を運転させる浴室廃水の熱回収装
置を提供することを目的としている。
た水を前記給湯器に供給すると共に、温湯を貯えることが可能な貯湯タンクと、浴槽の廃
水を流す排水路と、廃水の熱を吸収し、前記貯湯タンク内の水を加熱するヒートポンプサ
イクルと、前記浴槽内の水位を検出する水位センサと、前記廃水の水温を検出する水温セ
ンサと、前記廃水の流量を調整する開閉弁とを備え、
前記浴槽内の水位から廃水の流速を算出し、前記開閉弁により前記廃水を所定の流速と
し、前記水温センサが検出した水温に応じて前記ヒートポンプサイクルの圧縮機と膨張弁
とを制御してなる構成となっている。
ンサと、前記ヒートポンプサイクルの廃熱回収熱交換器の出口に設けた廃水出口水温セン
サとからなる構成となっている。
ルで構成し、前記廃熱回収熱交換器からの熱を前記空気熱交換器に戻してなる構成となっ
ている。
循環流量を流量計の代りに水位センサで測定し、測定した液面の高さより計算により求め
、廃水側の状態(温度、流速)を決め、それを最も効率的に廃熱回収熱交換器で熱回収す
るようにヒートポンプ側を運転させる。また、廃熱回収熱交換器からの熱を冷凍サイクル
の空気熱交換器に戻すことにより、効果的に熱回収運転を行うことができる浴室廃水の熱
回収装置となる。
に説明する。図1は本発明における装置の基本構成図で、図2は装置全体の詳細構成図で
ある。
が設けられている。この貯湯タンク2に上水道から給水され、溜まった冷水を前記給湯器
1の熱交換器に送り、湯を作って貯湯タンク2へ戻し湯を溜める。溜まった湯を水位セン
サ3を介して浴槽4に給湯して所定の水位になるまで湯を溜める。また、貯湯タンク2の
高温の湯で浴槽4の湯を再加熱する追い焚き熱交換器5により浴槽4の追い焚き運転を行
う。さらに、浴槽4の廃水の熱を廃熱回収ユニット6で回収し、廃熱回収ヒートポンプユ
ニット7を介して前記貯湯タンク2内の加熱熱交換器8で湯を加熱して貯める。これらの
操作は入力装置37からの入力により各ユニットをそれぞれ制御する制御装置38により
行われる。
換器10、圧縮機11、水熱交換器12、膨張弁13を順次冷媒配管で接続した冷凍サイ
クルと、前記空気熱交換器10を送風する送風機14からなるヒートポンプ回路からなり
、ヒートポンプユニット9として構成され、前記ヒートポンプ回路には冷媒が封入されて
いる。
逆流を阻止する逆止弁16と、前記水熱交換器12に水を循環させる温水ポンプ17と、
前記浴槽4の湯を再加熱する追い焚き熱交換器5と、追い焚きポンプ18が接続されてい
る。また、前記浴槽4への湯張り、または追い焚きするために、前記貯湯タンク2と前記
浴槽4との間に、高温の湯と冷水を混合する混合弁19、注湯弁20、流量計21、フロ
ースイッチ22、循環ポンプ23、水位センサ3、風呂サーミスタ24、風呂循環路25
とが接続され貯湯タンクユニット26が構成されている。
循環口27と、残り湯を排水する排水口28とが設けられ、これらにより浴槽ユニット2
9が構成されている。
30と、廃熱入口温度センサ31、開閉弁32、廃熱回収熱交換器33、廃熱出口温度セ
ンサ34とにより前記廃熱回収熱交換器ユニット6が構成されている。
循環させるために、圧縮機35、膨張手段36とにより前記廃熱回収ヒートポンプユニッ
ト7が構成されている。
装置37からの入力により上記各ユニットをそれぞれ制御する制御装置38とにより全体
が構成されている。
減圧弁15を介して冷水を満たす。次にヒートポンプユニット9へ貯湯タンク2の冷水を
温水ポンプ17で圧送し水熱交換器12で冷媒と熱交換させ加熱する。加熱された湯は貯
湯タンク2の上部へ貯められる。貯湯タンク2に溜まった湯は給水で貯湯タンク2の下部
から押し出され、混合弁19で減圧弁15からの冷水と混合し、所定の温度に調整し、注
湯弁20を通り、流量計21でカウントされた湯が水位センサ3で浴槽の水位を確認しな
がら浴槽へ注がれ、風呂の湯張りが行われる。
スタ24で温度を確認しながら追い焚き熱交換器5で高温の貯湯タンク2の湯により再加
熱され、再び浴槽へ戻される。
回収するために、開閉弁32を調整し、廃水を廃熱回収熱交換器33に流す。
速をトリチェリの定理により制御装置38で算出しフィードバッグする。
ある。
交換器33の入口と出口の温度差が所定値以上になるよう圧縮機35の回転数と膨張手段
36の弁開度を制御し、前記貯湯タンク2内の加熱熱交換器8を加熱する。
収運転を行うことができる浴室廃水の熱回収装置とすることができる。
V×S=流量
の関係であるから、前記流速の代りに流量を用いてもよい。
収を行うものである。図3において、貯湯タンクユニット26および浴槽ユニット29は
、上記実施例1の図2の構成と同じである。
9を順次冷媒配管で接続した冷凍サイクルと、前記空気熱交換器10を送風する送風機1
4からなるヒートポンプ回路からなり、ヒートポンプユニット9aとして構成され、冷媒
が使用されている。
とを開閉弁40を介して接続し、前記開閉弁39と前記空気熱交換器10の間と、前記廃
熱回収熱交換器33の2次側の他端bとを接続する。そして、通常の冷凍サイクル運転を
行う場合は、前記開閉弁39を開き、前記開閉弁40を閉じる。また、廃熱より熱交換す
る場合は、前記開閉弁40を開き、前記開閉弁39を閉じ、前記水熱交換器12からの低
温の冷媒を、膨張弁13および開閉弁40を介して廃熱回収熱交換器33へ送り、廃熱よ
り熱回収する。廃熱回収熱交換器33を出た冷媒は空気熱交換器10へ送られ、効果的に
熱回収運転を行うことができる浴室廃水の熱回収装置とすることができる。
ンサ31および廃熱出口温度センサ34で検知し、循環流量を流量計の代りに水位センサ
3で測定し、測定した液面の高さより計算により求め、廃水側の状態(温度、流速)を決
め、それを最も効率的に廃熱回収熱交換器33で熱回収するように廃熱回収ヒートポンプ
ユニット7運転させる。また、廃熱回収熱交換器33からの熱を冷凍サイクルの空気熱交
換器10に戻すことにより、効果的に熱回収運転を行うことができる浴室廃水の熱回収装
置となる。
2 貯湯タンク
3 水位センサ3
4 浴槽
5 追い焚き熱交換器
6 廃熱回収ユニット
7 廃熱回収ヒートポンプユニット
8 加熱熱交換器
9 ヒートポンプユニット
10 空気熱交換器
11 圧縮機
12 水熱交換器
13 膨張弁
14 送風機
15 減圧弁
16 逆止弁
17 温水ポンプ
18 追い焚きポンプ
19 混合弁
20 注湯弁
21 流量計
22 フロースイッチ
23 循環ポンプ
24 風呂サーミスタ
25 風呂循環路
26 貯湯タンクユニット
27 循環口
28 排水口
29 浴槽ユニット
30 排水管
31 廃熱入口温度センサ
32 開閉弁
33 廃熱回収熱交換器
34 廃熱出口温度センサ
35 圧縮機
36 膨張手段
37 入力装置
38 制御装置
39 開閉弁
40 開閉弁
Claims (3)
- 給湯器の給水経路に設けられ、湯の使用量に応じた水を前記給湯器に供給すると共に、
温湯を貯えることが可能な貯湯タンクと、浴槽の廃水を流す排水路と、廃水の熱を吸収し
、前記貯湯タンク内の水を加熱するヒートポンプサイクルと、前記浴槽内の水位を検出す
る水位センサと、前記廃水の水温を検出する水温センサと、前記廃水の流量を調整する開
閉弁とを備え、
前記浴槽内の水位から廃水の流速を算出し、前記開閉弁により前記廃水を所定の流速と
し、前記水温センサが検出した水温に応じて前記ヒートポンプサイクルの圧縮機と膨張弁
とを制御してなることを特徴とする浴室廃水の熱回収装置。 - 前記水温センサは前記浴槽の排水孔と前記開閉弁との間に設けた廃水入口水温センサと
、前記ヒートポンプサイクルの廃熱回収熱交換器の出口に設けた廃水出口水温センサとか
らなることを特徴とする請求項1に記載の浴室廃水の熱回収装置。 - 前記給湯器を空気熱交換器、圧縮機、水熱交換器、膨張弁とからなる冷凍サイクルで構
成し、前記廃熱回収熱交換器からの熱を前記空気熱交換器に戻してなることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の浴室廃水の熱回収装置。
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