JP2007178063A - 給湯装置 - Google Patents

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康司 村越
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Abstract

【課題】貯湯タンクに貯えた熱エネルギーを有効に利用することのできる給湯装置を提供する。
【解決手段】貯湯タンク10内に、熱交換器15aにおいて浴槽16aの温水と熱交換した後の第2の循環回路15を流通する中温水を収容可能な中温水収容部10bを設けたので、中温水収容部10bに収容された中温水を給湯用の温水として常に利用することができ、貯湯タンク10に貯えた熱エネルギーを有効に利用することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、加熱部によって加熱した水を貯えるための貯湯タンクを備えた給湯装置に関するものである。
従来、この種の給湯装置としては、給湯用の水を貯えるための貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた水を加熱する加熱部と、貯湯タンク内の高温水を貯湯タンク外に流通させた後に貯湯タンクに流入させる循環回路と、循環回路を流通する高温水と他の被加熱流体とを熱交換する熱交換器とを備え、貯湯タンク内に貯えられた高温水を、給湯用として供給する他、熱交換器に流通させることにより浴槽の湯を追い炊きしたり、暖房用の温水を加熱するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記給湯装置において、熱交換器によって放熱した中温水は、貯湯タンクに戻された後に給湯用の温水として利用されず、中温水の有する熱エネルギーは利用されていなかった。
そこで、貯湯タンクの上下方向略中央部に中温水取出口を設け、中温水取出口から中温水を取出して高温水及び給水と混合することにより、中温水を給湯用の温水として利用するようにしたものが知られている。
特開2004−232913号公報
しかしながら、貯湯タンクの上下方向略中央部に中温水取出口を設けたものでは、貯湯タンクの中温水取出口の高さに中温水の層が位置していない場合に中温水を取出すことができないため、中温水の有する熱エネルギーを利用することができず、結果として貯湯タンクに貯えた熱エネルギーを有効に利用することができないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、貯湯タンクに貯えた熱エネルギーを有効に利用することのできる給湯装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、給湯用の水を貯えるための貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた水を加熱する加熱部と、貯湯タンク内の高温水を貯湯タンク外に流通させた後に貯湯タンクに流入させる循環回路と、循環回路を流通する高温水と他の被加熱流体とを熱交換する熱交換器とを備えた給湯装置において、前記貯湯タンク内に、熱交換器において被加熱流体と熱交換した後の循環回路を流通する中温水を収容可能な中温水収容部を設けている。
これにより、熱交換器において熱交換した後の循環回路を流通する中温水が中温水収容部に収容されることから、貯湯タンク内の中温水が給湯用の温水として常に利用可能となる。
また、給湯用の水を貯えるための貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた水を加熱する加熱部と、貯湯タンク内の高温水を貯湯タンク外に流通させた後に貯湯タンクに流入させる循環回路と、循環回路を流通する高温水と他の被加熱流体とを熱交換する熱交換器とを備えた給湯装置において、前記貯湯タンク内の上下方向任意の高さに位置する高温水よりも温度の低い中温水を取出し可能な中温水取出手段を備えている。
これにより、貯湯タンク内の上下方向任意の高さに位置する中温水が取出されることから、貯湯タンク内の中温水が給湯用の温水として常に利用可能となる。
また、給湯用の水を貯えるための貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた水を加熱する加熱部と、貯湯タンク内の高温水を貯湯タンク外に流通させた後に貯湯タンクに流入させる循環回路と、循環回路を流通する高温水と他の被加熱流体とを熱交換する熱交換器とを備えた給湯装置において、前記貯湯タンク内に、熱交換器において被加熱流体と熱交換した後の循環回路を流通する中温水を収容可能な中温水収容部を設け、中温水収容部の上下方向任意の高さに位置する中温水を取出し可能な中温水取出手段を備えている。
これにより、熱交換器において熱交換した後の循環回路を流通する中温水が中温水収容部に収容されるとともに、中温水収容部の上下方向任意の高さに位置する中温水が取出されることから、貯湯タンク内の中温水が給湯用の温水として常に利用可能となる。
本発明によれば、貯湯タンク内の中温水が給湯用の温水として常に利用することができるので、貯湯タンクに貯えた熱エネルギーを有効に利用することが可能となる。
図1乃至図4は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は給湯装置の概略構成図、図2は貯湯タンクの側面断面図及び平面断面図、図3は給湯運転を示す給湯装置の概略構成図、図4は追い炊き運転を示す給湯装置の概略構成図である。
この給湯装置は、給湯用の水を貯えるための貯湯タンク10と、貯湯タンク10に貯えられた水を加熱するためのヒートポンプユニット20とを備え、貯湯タンク10において貯えられた高温水を、例えば入浴や洗い物等の給湯用の温水として用いる他、浴槽の湯の追い炊きや暖房設備の熱源として用いることが可能となっている。
貯湯タンク10は、ステンレス等の部材からなり、上端及び下端が閉塞された上下方向に延びる円筒状に形成されている。また、貯湯タンク10は、グラスウールまたは発泡ウレタン等の断熱材によって外部が覆われており、貯湯タンク10の内部と外部との熱の移動を遮断するようになっている。更に、図2に示すように、貯湯タンク10は、内部を上端側を除いて断熱性の高い樹脂などからなる仕切部材10aによって仕切ることにより、中温水収容部10bが上下方向に延びるように設けられている。また、貯湯タンク10には、上下方向に複数の温度検出器10cが設けられ、各温度検出器10cが位置する貯湯タンク10内の温度をそれぞれ検出することにより、貯湯タンク10内の残湯量を検出することが可能となっている。
また、貯湯タンク10には、上水道から給水を貯湯タンク10に供給するための給水配管11と、給湯用の温水を浴室や台所などに供給するための給湯配管12と、中温水収容部10bの温水を給湯配管12に流入させるための中温水配管13と、貯湯タンク10に給水された水をヒートポンプユニット20において加熱するための第1の循環回路14と、貯湯タンク10の高温水によって浴槽の温水を加熱するための第2の循環回路15が接続されている。
給水配管11は、貯湯タンク10の下部に接続されるとともに、給湯配管12及び後述する湯張り配管に接続されている。また、給水配管11には、上流側に減圧弁11aが設けられ、上水道本管を流通する水を所定の給水圧力に減圧して給水配管11に流入させるようになっている。
給湯配管12は、貯湯タンク10の上部に接続され、貯湯タンク10の下部から流入する給水の圧力によって上部の高温水が給湯配管12に流入するようになっている。また、給湯配管12には、第1の混合弁12aを介して中温水配管13が接続され、第2の混合弁12bを介して給水配管11が接続されている。更に、給湯配管12には、第2の混合弁12bの上流側に逆止弁12cが設けられている。
中温水配管13は、一端側が貯湯タンク10の中温水収容部10bが位置する側壁に接続され、貯湯タンク10の下部に流入する給水の圧力によって中温水収容部10bの温水が中温水配管13に流入するようになっている。また、中温水配管13は、他端側が第1の混合弁12aを介して給湯配管12に接続されている。
第1の循環回路14は、貯湯タンク10の下部、第1の循環ポンプ14a、後述するガスクーラ及び貯湯タンク10の上部が順次接続され、第1の循環ポンプ14aによって貯湯タンク10の下部の水がガスクーラを流通した後、貯湯タンク10の上部に流入するようになっている。
第2の循環回路15は、貯湯タンク10の上部、第3の循環回路16を流通する浴槽16aの温水を加熱するための熱交換器15a、第2の循環ポンプ15b及び貯湯タンク10の中温水収容部10bの下部が順次接続され、第2の循環ポンプ15bによって貯湯タンク10の上部の高温水が熱交換器15aを流通した後、貯湯タンク10の中温水収容部10bに流入するようになっている。また、第2の循環回路15には、第2の循環ポンプ15bの吐出側に逆止弁15cが設けられ、逆止弁15cの下流側に第1の開閉弁15dが接続されている。更に、第2の循環回路15の第1の開閉弁15dと中温水収容部10bとの間には、中温水収容部10bと中温水収容部10b外の貯湯タンク10の下部を連通するバイパス配管17が接続され、バイパス配管17には、管路を開閉するための第2の開閉弁17aが設けられている。
第3の循環回路16は、浴槽16a、第3の循環ポンプ16b及び熱交換器15aが順次接続され、第3の循環ポンプ16bによって浴槽16aの温水が熱交換器15aを流通した後、浴槽16aに流入するようになっている。また、第3の循環回路16には、給湯配管12を流通する温水を浴槽16aに流入させるための湯張り配管18が三方弁18aを介して接続されている。
湯張り配管18は、一端側が給湯配管12の第1の混合弁12aと逆止弁12cとの間に接続され、他端側が第3の循環回路16に三方弁18aを介して接続されている。また、湯張り配管18には、第3の混合弁18bを介して給水配管11が接続され、第3の混合弁18bの上流側に逆止弁18cが設けられている。更に、湯張り配管18には、三方弁18aの上流側に逆止弁18dが設けられている。
ヒートポンプユニット20は、電動の圧縮機21、加熱部としてのガスクーラ22、膨張弁23及び蒸発器24を備え、これらを銅またはステンレス等からなる冷媒流通用の配管によって順次接続することにより冷媒回路20aを構成するようになっている。また、冷媒回路20aには、高圧側が超臨界状態となる二酸化炭素が冷媒として充填されている。更に、蒸発器24には、冷媒と熱交換する空気を流通させるための送風機24aが設けられている。
以上のように構成された給湯装置において、深夜電力を利用する通常の貯湯運転や、貯湯タンク10の残湯量が少ないときの沸き増し運転を行う場合には、第1の循環ポンプ14a及び圧縮機21のみを運転し、第1の開閉弁15dを閉鎖するとともに、第2の開閉弁17aを開放する。これにより、図3に示すように、圧縮機21から吐出された冷媒は、ガスクーラ22を流通した後に膨張弁23を介して蒸発器24に流入し、蒸発器24から流出した冷媒は、圧縮機21に吸入される。また、貯湯タンク10の下部側の水は、第1の循環ポンプ14aによって第1の循環回路14を流通し、ガスクーラ22において熱交換することにより高温水となり、貯湯タンク10の上部側に貯えられる。このとき、中温水収容部10bは、バイパス配管17によってその他の貯湯タンク10内と連通しているため、高温水によって満たされる。貯湯タンク10の高温水の貯湯量が所定の貯湯量になると、第1の循環ポンプ14a及び圧縮機21を停止して、第1の開閉弁15d及び第2の開閉弁17aを閉鎖する。
貯湯タンク10の上部側の高温水は、給湯配管12を流通し、第2の混合弁12bによって給水と混合され、浴室のシャワーや台所の水栓から所定温度の給湯用の温水として供給される。また、貯湯タンク10の上部側の高温水は、給湯配管12及び湯張り配管18を流通し、第3の混合弁18bによって給水と混合され、三方弁18a及び第3の循環回路16の一部を介して浴槽16aにも所定温度の給湯用の温水として供給される。このとき、貯湯タンク10の高温水が消費されると、給水配管11の水は貯湯タンク10の下部側に供給され、貯湯タンク10は常に満水状態となる。
また、浴槽16aの温水を加熱する追い炊き運転を行う場合には、第2の循環ポンプ15b及び第3の循環ポンプ16bのみを運転し、第1の開閉弁15dを開放するとともに、第2の開閉弁17aを閉鎖する。これにより、図4に示すように、熱交換器15aにおいて第2の循環回路15を流通する高温水と第3の循環回路16を流通する浴槽16aの温水とが熱交換することにより、浴槽16aの温水を所定温度に加熱することが可能となる。このとき、第2の循環回路15を流通する高温水は、熱交換器15aにおいて熱交換することにより冷却され、高温水よりも温度の低い中温水となり、中温水収容部10bに収容される。
追い炊き運転を行うことにより中温水収容部10bに生じる中温水は、第1の混合弁12aを介して給湯配管12に流入させることにより浴室や台所に供給される。
このように、本実施形態の給湯装置によれば、貯湯タンク10内に、熱交換器15aにおいて浴槽16aの温水と熱交換した後の第2の循環回路15を流通する中温水を収容可能な中温水収容部10bを設けたので、中温水収容部10bに収容された中温水を給湯用の温水として常に利用することができ、貯湯タンク10に貯えた熱エネルギーを有効に利用することが可能となる。
図5は本発明の第2の実施形態を示す給湯装置の概略構成図である。尚、前記第1の実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
この給湯装置は、内部が仕切部材10aによって仕切られていない貯湯タンク30と、貯湯タンク30の任意の高さ位置の中温水を取出すとともに、給湯配管12に流入させることが可能な中温水配管31と、貯湯タンク12の高温水を浴槽16aの温水を熱交換した後に貯湯タンク30の任意の高さ位置に流入させることが可能な第2の循環回路32を備えている。
中温水配管31は、一端側が貯湯タンク30の側壁の上下方向略中央部に設けられた中温水取出口30aに接続され、他端側が第1の混合弁12aを介して給湯配管12に接続されている。また、中温水取出口30aの貯湯タンク30内側には、一端部が回転可能に接続され、一端部の回転によって他端部が貯湯タンク30内を上下方向に旋回移動可能に設けられた中温水取出パイプ31aが設けられている。中温水取出パイプ31aは、一端側が直角に屈曲する屈曲部を有する配管状の部材からなり、一端部を第1のモータ31bによって回転させることにより他端部を貯湯タンク30の上下方向任意の位置に移動させることが可能となっている。
第2の循環回路32は、貯湯タンク30の上部、熱交換器32a、第2の循環ポンプ32b及び貯湯タンク30の側壁の上下方向略中央部に設けられた中温水流入口30bが順次接続され、第2の循環ポンプ32bによって貯湯タンク30の上部の高温水が熱交換器32aを流通した後、貯湯タンク30の中温水流入口30bから貯湯タンク30内に流入するようになっている。また、中温水流入口30bの貯湯タンク30内側には、一端部が回転可能に接続され、一端部の回転によって他端部が貯湯タンク30内を上下方向に旋回移動可能に設けられた中温水流入パイプ32cが設けられている。中温水流入パイプ32cは、一端側が直角に屈曲する屈曲部を有する配管状の部材からなり、一端部を第2のモータ32dによって回転させることにより他端部を貯湯タンク30の上下方向任意の位置に移動させることが可能となっている。
以上のように構成された給湯装置において、浴槽16aの温水を加熱する追い炊き運転を行う場合には、第2の循環ポンプ32b及び第3の循環ポンプ16bを運転する。これにより、熱交換器32aにおいて第2の循環回路32を流通する高温水と第3の循環回路16を流通する浴槽16aの温水とが熱交換することにより、浴槽16aの温水を所定温度に加熱することが可能となる。このとき、中温水流入パイプ32cの他端部は、貯湯タンク30内に設けられた上下複数の各温度検出器30cの検出温度から検出される貯湯タンク30の中温水層に位置するようになっており、熱交換器32aにおいて熱交換した後の第2の循環回路32を流通する中温水は、貯湯タンク30の中温水層に流入する。
また、中温水取出パイプ31aの他端部は、貯湯タンク30の中温水層に位置するようになっており、浴室や台所に温水を供給する場合に、貯湯タンク30の中温水は第1の混合弁12aを介して給湯配管12に流入する。
このように、本実施形態の給湯装置によれば、貯湯タンク30内の上下方向任意の高さに位置する中温水を取出すようにしたので、貯湯タンク30内の上下方向任意の高さに位置する中温水を給湯用の温水として常に利用することができ、貯湯タンク30に貯えた熱エネルギーを有効に利用することが可能となる。
また、貯湯タンク30の側壁に設けられた中温水取出口30aの内面に一端部が回動自在に接続され、一端部の回動によって他端部が貯湯タンク30内を上下方向に旋回移動可能な中温水取出パイプ31aを備えたので、中温水取出パイプ31aを第1のモータ31bによって回転させる簡単な構造によって貯湯タンク30内の上下方向任意の高さに位置する中温水を取出すことができ、製造コストの増加を防止することが可能となる。
また、熱交換器32aにおいて浴槽16aの温水と熱交換した後の第2の循環回路32を流通する中温水を、貯湯タンク30内の上下方向任意の高さに位置する中温水の層に流入させるようにしたので、第2の循環回路32を流通する中温水が貯湯タンク30の上部に位置する高温水や下部に位置する給水に混入することを防止することができ、高温水の温度の低下や給水の温度の上昇によるエネルギー効率の低下を防止することが可能となる。
また、貯湯タンク30の側壁に設けられた中温水流入口30bの内面に一端側が回動自在に接続され、一端部の回動によって他端部が貯湯タンク30内を上下方向に旋回移動可能な中温水流入パイプ32cを備えたので、中温水流入パイプ32cを第2のモータ32dによって回転させる簡単な構造によって、第2の循環回路32を流通する中温水を貯湯タンク30内の上下方向任意の高さに位置する中温水の層に流入させることができ、製造コストの増加を防止することが可能となる。
図6は本発明の第3の実施形態を示す給湯装置の概略構成図である。尚、前記第1及び第2の実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
この給湯装置は、内部が仕切部材10aによって仕切られていない貯湯タンク30と、貯湯タンク30の任意の高さ位置の中温水を取出すとともに、給湯配管12に流入させることが可能な中温水配管33と、貯湯タンク30の高温水を浴槽16aの温水を熱交換した後に貯湯タンク30の任意の高さ位置に流入させることが可能な第2の循環回路34を備えている。
中温水配管33は、一端側が貯湯タンク30の上部に設けられた中温水取出口30aに接続され、他端側が第1の混合弁12aを介して給湯配管12に接続されている。また、中温水取出口30aの貯湯タンク30内側には、上下方向に延びるように設けられ、下端が貯湯タンク30内を上下方向に移動可能に設けられた中温水取出パイプ33aが接続されている。中温水取出パイプ33aは、外周面に螺旋状のネジ山が設けられ、上端が中温水取出口30aに回転可能に接続された第1の中温水取出パイプ33bと、内周面に第1の中温水取出パイプ33bのネジ山が螺合する溝が設けられ、第1の中温水取出パイプ33bの回転によって上下方向に移動可能に構成された第2の中温水取出パイプ33cとからなる。中温水取出パイプ33aは、第1の中温水取出パイプ33bを第1のモータ33dによって回転させることにより、第2の中温水取出パイプ33cの下端を貯湯タンク30内の上下方向任意の位置に移動させることが可能となっている。
第2の循環回路34は、貯湯タンク30の上部、熱交換器34a、第2の循環ポンプ34b及び貯湯タンク30の上部に設けられた中温水流入口30bが順次接続され、第2の循環ポンプ34bによって貯湯タンク30の上部の高温水が熱交換器34aを流通した後、貯湯タンク30の中温水流入口30bから貯湯タンク30内に流入するようになっている。また、中温水流入口30bの貯湯タンク30内側には、上下方向に延びるように設けられ、下端が貯湯タンク30内を上下方向に移動可能に設けられた中温水流入パイプ34cが接続されている。中温水流入パイプ34cは、外周面に螺旋状のネジ山が設けられ、上端が中温水流入口30bに回転可能に接続された第1の中温水流入パイプ34dと、内周面に第1の中温水流入パイプ34dのネジ山が螺合する溝が設けられ、第1の中温水流入パイプ34dの回転によって上下方向に移動可能に構成された第2の中温水流入パイプ34eとからなる。中温水流入パイプ34cは、第1の中温水流入パイプ34dを第2のモータ34fによって回転させることにより、第2の中温水流入パイプ34eの下端を貯湯タンク30内の上下方向任意の位置に移動させることが可能となっている。
以上のように構成された給湯装置において、浴槽16aの温水を加熱する追い炊き運転を行う場合には、第2の循環ポンプ34b及び第3の循環ポンプ16bを運転する。これにより、熱交換器34aにおいて第2の循環回路34を流通する高温水と第3の循環回路16を流通する浴槽16aの温水とが熱交換することにより、浴槽16aの温水を所定温度に加熱することが可能となる。このとき、中温水流入パイプ34cの下端は、各温度検出器30cの検出温度から検出される貯湯タンク30の中温水層に位置するようになっており、熱交換器34aにおいて熱交換した後の第2の循環回路34を流通する中温水は、貯湯タンク30の中温水層に流入する。
また、中温水取出パイプ33aの下端は、貯湯タンク30の中温水層に位置するようになっており、浴室や台所に温水を供給する場合に、貯湯タンク30の中温水は第1の混合弁12aを介して給湯配管12に流入する。
このように、本実施形態の給湯装置によれば、貯湯タンク30に設けられた中温水取出口30aの内面に第1の中温水取出パイプ33bが回転可能に接続され、第1の中温水取出パイプ33bの回転によって第2の中温水取出パイプ33cの下端が貯湯タンク30内を上下方向に移動可能な中温水取出パイプ33aを備えたので、第1の中温水取出パイプ33bを第1のモータ33dによって回転させる簡単な構造によって貯湯タンク30内の上下方向任意の高さに位置する中温水を取出すことができ、製造コストの増加を防止することが可能となる。
また、貯湯タンク30に設けられた中温水流入口30bの内面に第1の中温水流入パイプ34dが回動可能に接続され、第1の中温水流入パイプ34dの回転によって第2の中温水流入パイプ34eの下端が貯湯タンク30内を上下方向に移動可能な中温水流入パイプ34cを備えたので、第1の中温水流入パイプ34dを第2のモータ34fによって回転させる簡単な構造によって、第2の循環回路34を流通する中温水を貯湯タンク30内の上下方向任意の高さに位置する中温水の層に流入させることができ、製造コストの増加を防止することが可能となる。
尚、前記第3の実施形態では、中温水取出パイプ33a及び中温水流入パイプ34cを、それぞれ外周面に螺旋状のネジ山が設けられ、上端が中温水取出口30a及び中温水流入口30bに回転可能に接続された第1の中温水取出しパイプ33b及び第1の中温水流入パイプ34dと、それぞれ内周面に第1の中温水取出パイプ33b及び第1の中温水流入パイプ34dのネジ山が螺合する溝が設けられ、第1の中温水取出パイプ33b及び第1の中温水流入パイプ34dの回転によって上下方向に移動可能に構成された第2の中温水取出パイプ33c及び第2の中温水流入パイプ34eとから構成したものを示したが、第2の中温水取出パイプ33c及び第2の中温水流入パイプ34eを、それぞれ貯湯タンク30の外側から磁石等の吸着部材によって吸着し、吸着部材を移動させることにより第1の中温水取出パイプ33b及び第1の中温水流入パイプ34dに対してそれぞれ上下方向に移動させるようにしてもよい。
図7は本発明の第4の実施形態を示す給湯装置の概略構成図である。尚、前記第1、第2及び第3の実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
この給湯装置は、貯湯タンク10の中温水収容部10bの任意の高さ位置の中温水を取出すとともに、給湯配管12に流入させることが可能な中温水配管33を備えている。また、中温水収容部10bには、上下方向に複数の温度検出器10dが設けられ、各温度検出器10dが位置する中温水収容部10bの温度をそれぞれ検出することにより、中温水収容部10bの中温水の量を検出することが可能となっている。
以上のように構成された給湯装置において、浴槽16aの温水を加熱する追い炊き運転を行う場合には、第2の循環ポンプ15b及び第3の循環ポンプ16bを運転する。これにより、熱交換器15aにおいて第2の循環回路15を流通する高温水と第3の循環回路16を流通する浴槽16aの温水とが熱交換することにより、浴槽16aの温水を所定温度に加熱することが可能となる。このとき、熱交換器15aにおいて熱交換した後の第2の循環回路15を流通する中温水は、貯湯タンク10の中温水収容部10bに流入する。
また、中温水取出パイプ33aの下端は、中温水収容部10bの中温水の層に位置するようになっており、浴室や台所に温水を供給する場合に、貯湯タンク10の中温水は第1の混合弁12aを介して給湯配管12に流入する。
このように、貯湯タンク10内に、熱交換器15aにおいて浴槽16aの温水と熱交換した後の第2の循環回路15を流通する中温水を収容可能な中温水収容部10bを設け、中温水収容部10bの上下方向任意の高さ位置に位置する中温水を取出すようにしたので、中温水収容部10bに収容された中温水を給湯用の温水として常に利用することができ、貯湯タンク内に貯えた熱エネルギーを有効に利用することが可能となる。
尚、前記第4の実施形態では、上下方向に延びるように設けられた第1の中温水取出パイプ33bと、第1の中温水取出パイプに対して上下方向に移動可能な第2の中温水取出パイプ33cとからなる中温水取出パイプ33aを示したが、第2の実施形態に示す、一端部の回転によって他端部が中温水収容部10bを上下方向に旋回移動可能な中温水取出パイプ31aを用いても同様に、中温水収容部10bに収容された中温水を給湯用の温水として常に利用することが可能となる。
本発明の第1の実施形態を示す給湯装置の概略構成図 貯湯タンクの側面断面図及び平面断面図 給湯運転を示す給湯装置の概略構成図 追い炊き運転を示す給湯装置の概略構成図 本発明の第2の実施形態を示す給湯装置の概略構成図 本発明の第3の実施形態を示す給湯装置の概略構成図 本発明の第4の実施形態を示す給湯装置の概略構成図
符号の説明
10…貯湯タンク、10a…仕切部材、10b…中温水収容部、13…中温水配管、15…第2の循環回路、15a…熱交換器、20…ヒートポンプユニット、22…ガスクーラ、30…貯湯タンク、30a…中温水取出口、30b…中温水流入口、31…中温水配管、31a…中温水取出パイプ、32…第2の循環回路、32a…熱交換器、32c…中温水流入パイプ、33…中温水配管、33a…中温水取出パイプ、33b…第1の中温水取出パイプ、33c…第2の中温水取出パイプ、34…第2の循環回路、34a…熱交換器、34c…中温水流入パイプ、34d…第1の中温水流入パイプ、34e…第2の中温水流入パイプ。

Claims (10)

  1. 給湯用の水を貯えるための貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた水を加熱する加熱部と、貯湯タンク内の高温水を貯湯タンク外に流通させた後に貯湯タンクに流入させる循環回路と、循環回路を流通する高温水と他の被加熱流体とを熱交換する熱交換器とを備えた給湯装置において、
    前記貯湯タンク内に、熱交換器において被加熱流体と熱交換した後の循環回路を流通する中温水を収容可能な中温水収容部を設けた
    ことを特徴とする給湯装置。
  2. 給湯用の水を貯えるための貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた水を加熱する加熱部と、貯湯タンク内の高温水を貯湯タンク外に流通させた後に貯湯タンクに流入させる循環回路と、循環回路を流通する高温水と他の被加熱流体とを熱交換する熱交換器とを備えた給湯装置において、
    前記貯湯タンク内の上下方向任意の高さに位置する高温水よりも温度の低い中温水を取出し可能な中温水取出手段を備えた
    ことを特徴とする給湯装置。
  3. 給湯用の水を貯えるための貯湯タンクと、貯湯タンクに貯えられた水を加熱する加熱部と、貯湯タンク内の高温水を貯湯タンク外に流通させた後に貯湯タンクに流入させる循環回路と、循環回路を流通する高温水と他の被加熱流体とを熱交換する熱交換器とを備えた給湯装置において、
    前記貯湯タンク内に、熱交換器において被加熱流体と熱交換した後の循環回路を流通する中温水を収容可能な中温水収容部を設け、
    中温水収容部の上下方向任意の高さに位置する中温水を取出し可能な中温水取出手段を備えた
    ことを特徴とする給湯装置。
  4. 前記中温水取出手段として、貯湯タンクの側壁に設けられた中温水取出口の内面に一端部が回動自在に接続され、一端部の回動によって他端部が貯湯タンク内を上下方向に旋回移動可能な中温水取出パイプを備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の給湯装置。
  5. 前記中温水取出手段として、貯湯タンクに設けられた中温水取出口の内面に一端部が接続され、上下方向に伸縮することにより他端部が貯湯タンク内を上下方向に移動可能な中温水取出パイプを備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の給湯装置。
  6. 前記熱交換器において被加熱流体と熱交換した後の循環回路を流通する中温水を、貯湯タンク内の上下方向任意の高さに位置する中温水の層に流入可能な中温水流入手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載の給湯装置。
  7. 前記中温水流入手段として、貯湯タンクの側壁に設けられた中温水流入口の内面に一端部が回動自在に接続され、一端部の回動によって他端部が貯湯タンク内を上下方向に旋回移動可能な中温水流入パイプを備えた
    ことを特徴とする請求項6記載の給湯装置。
  8. 前記中温水流入手段として、貯湯タンクに設けられた中温水流入口の内面に一端部が接続され、上下方向に伸縮することにより他端部が貯湯タンク内を上下方向に移動可能な中温水流入パイプを備えた
    ことを特徴とする請求項6記載の給湯装置。
  9. 前記中温水取出手段として、中温水収容部の位置する貯湯タンクの側壁に設けられた中温水取出口の内面に一端部が回動自在に接続され、一端部の回動によって他端部が中温水収容部を上下方向に旋回移動可能な中温水取出パイプを備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の給湯装置。
  10. 前記流温水取出手段として、中温水収容部の位置する貯湯タンクに設けられた中温水取出口の内面に一端部が接続され、上下方向に伸縮することにより他端部が貯湯タンク内を上下方向に移動可能な中温水取出パイプを備えた
    ことを特徴とする請求項3記載の給湯装置。
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