JP4482579B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばヒートポンプユニットを用いて湯水を沸かし、沸かした湯水を貯留する貯湯タンクを備えた貯湯式給湯装置に関するものである。
従来、貯湯式給湯装置として、貯湯タンクの下側から低温水を取り出し、この低温水をヒートポンプユニットを用いて沸かした湯水を、貯湯タンクの上側から貯湯タンクに戻すものが知られている(例えば特許文献1)。
このものの場合、貯湯タンク内では、湯水が底面側に低温度(例えば5℃)の低湯水、天井側に高温度(例えば90℃)の高温水,高温水と低温水の間に温度勾配をもつ中温水を有して貯留されているが、その湯水のうち中温水を、出湯管により取り出して給湯へ利用している。
特開2006−57916号公報
しかしながら、この貯湯式給湯装置では、貯湯タンク内に溜まった中温水を取り出して給湯に利用することができるものの、ヒートポンプ起動時の沸き上げで生じる中温水や、風呂の追い炊きや暖房で生じる中温水を、貯湯タンク内に存在する中温水の領域に戻すことができず、貯湯タンクに流入した中温水が、そのまま貯湯タンク内に溜まっている高温水と混合する。そのため、高温水が温度低下し、貯湯タンク内の中温水が増加し、貯湯タンク内の高温水が不足するという問題点があった。
また、中温水をヒートポンプによりおよそ90℃まで沸き上げるときの、加熱量/消費電力量で示されるエネルギー消費効率(COP)は、1から2程度であり、低温水を90℃まで沸き上げるときのCOPが3から4程度である。このように、中温水を沸き上げる場合は、低温水を沸き上げる場合と比較して温度差が小さく、それだける湯水を沸き上げるのに、COPが低下するが、貯湯タンク内の低温水は、貯湯タンク内に戻った中温水と混合して温度上昇してしまい、それだけ中温水が占める割合が大きくなり、それだけ湯水を沸き上げるのに消費されるヒートポンプのCOPは低下するという問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、例えば貯湯タンク内に中温水が流入する際の、高温水の温度低下及び低温水の温度上昇を抑えることにより、貯湯タンク内の高温水不足を解消するとともに、高いCOPが確保される貯湯式給湯装置を得ることを目的とする。
この発明に係る貯湯式給湯装置は、湯水が貯留される貯湯タンクと、この貯湯タンクに配管を介して接続され貯湯タンクから送られた湯水を加熱する加熱手段と、貯湯タンク内に鉛直方向に延在して設けられ、加熱手段で加熱された湯水が流入して連通部から貯湯タンク内に流出する加熱用の配管体と、貯湯タンクに取り付けられ貯湯タンク内の湯水の温度を検出する湯温センサと、配管体は、湯温センサでの検出温度に基づいて連通部の鉛直方向の位置が調整されるものである。
また、この発明に係る貯湯式給湯装置は、湯水が貯留される貯湯タンクと、この貯湯タンクに配管を介して接続され貯湯タンクから送られた湯水を熱交換する熱交換器と、貯湯タンク内に鉛直方向に延在して設けられ、熱交換器で熱交換された湯水が流入して連通部から貯湯タンク内に流出する暖房用の配管体と、貯湯タンクに取り付けられ貯湯タンク内の湯水の温度を検出する湯温センサと、配管体は、湯温センサでの検出温度に基づいて連通部の鉛直方向の位置が調整されるものである。
この発明による貯湯式給湯装置によれば、貯湯タンク内に流入する中温水を、貯湯タンク内の中温水の領域に流入させることができるので、中温水と貯湯タンク内の高温水との混合が抑制され、高温水の温度低下を防ぐことができ、貯湯タンク内の高温水不足を解消することができる。
また、貯湯タンク内の低温水との混合も抑制されるため、低温水の温度上昇を防ぐことができ、高いCOPが確保される。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において、同一または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す構成図である。
この貯湯式給湯装置は、貯湯タンク2を備えた貯湯タンクユニット1と、貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット3と、台所や洗面所などで使用する給湯栓4と、貯湯タンク2から送られた高温水を床暖房、風呂、浴室乾燥機等の暖房端末6と熱交換する熱交換器18とを備えている。また、貯湯タンク2内には、上下方向(略鉛直方向)に延びた円筒形状の中温水流出入配管38が設けられている。なお、床暖房等の場合は、暖房端末6自身が熱交換器18であってもよい。
ヒートポンプユニット3のヒートポンプ冷媒回路15は、圧縮機11、凝縮機である冷媒−水熱交換器12、電子膨張弁13、及び強制空冷式の蒸発器14で構成される。
圧縮機11で圧縮された自然冷媒である二酸化炭素は、冷媒−水熱交換器12で放熱して凝縮し、電子膨張弁13で減圧膨張した後、蒸発器14で大気熱により気化蒸発され、再び圧縮機11に流入して1サイクルの運転となる。
この1サイクルの運転の際、ヒートポンプ冷媒回路15では、低温水(例えば5℃)は、冷媒−水熱交換器12を介して高温水(例えば90℃)まで沸き上げられる。ここで、自然冷媒である二酸化炭素は、冷媒−水熱交換器12において、超臨界状態のまま凝縮されるため、効率よく湯水を高温に加熱することができる。
図2は図1に示した中温水流出入配管38の外筒80を示す斜視図であり、図3は図1に示した中温水流出入配管38の中筒81を示す斜視図である。また、図4は図1に示した中温水流出入配管38全体を示す斜視図であり、図5は中温水流出入配管38を示す断面図である。
配管体である中温水流出入配管38は、外筒80とこの外筒80の内側に周方向に摺動可能に設けられた中筒81とから構成されている。外筒80には、上下方向及び周方向に間隔をおいて、すなわち上下方向及び周方向に位置が異なる同一直径の外筒穴(開口部)39a,39b,39c,39d,39eが形成されている。中筒81には、上下方向及び周方向に間隔をおいて、すなわち上下方向及び周方向に位置が異なる同一直径の中筒穴(開口部)41a,41b,41c,41d,41eが形成されている。
中筒81の上部には、上側連通穴42が形成されている。また、中筒81の上部は、上側連通部21で覆われている。上側連通部21の側面には、中温水上側配管27の先端部が貫通している。中筒81の天部には、駆動モータ35が取り付けられており、この駆動モータ35の駆動により、中筒81は周方向に回転する。
中筒81の下部の小径部には、下側連通穴43が形成されている。また、小径部は、下側連通部25で覆われている。下側連通部25の側面には、中温水下側配管20の先端部が貫通している。
駆動モータ35の駆動で中筒81を回転することで、外筒80に形成された外筒穴39a,39b,39c,39d,39eと、中筒81に形成された中筒穴41a,41b,41c,41d,41eとの重なりによってできる連通部を少なくとも1つ以上形成することができ、すばやく湯水が流通する連通部の高さ(鉛直方向の位置)を変更することができる。図4においては、外筒80に形成された外筒穴39cと、外筒80の外筒穴39cに対応する高さに中筒81に形成された中筒穴41cとが重なり、連通部を形成している。
中筒81及び外筒80は、沸き上げ運転時には、ヒートポンプユニット3で加熱された湯水が上部から流入して連通部から流出する加熱用の配管体を構成し、暖房運転時には、熱交換器18で熱交換された湯水が下部から流入して連通部から流出する暖房用の配管体を構成している。
また、中筒81及び外筒80は、給湯運転時には、連通部から流入した湯水が上部から流出する給湯用の配管体を構成している。
このようにして、沸き上げ運転時または暖房運転時には、中温水流出入配管38を加熱用の配管体または暖房用の配管体として用いて、貯湯タンク2の任意の高さに湯水を流入させることができる。また、給湯運転時には、中温水流出入配管38を給湯用の配管体として用いて、貯湯タンク2内の任意の高さの湯水を取り出すことができる。
貯湯タンク2の外周面には、貯湯タンク2内の湯水の温度を検出する湯温センサ34が設けられている。この実施の形態では5個の湯温センサ34a,34b,34c,34d,34eが上下方向に所定の間隔をおいて取り付けられている。
また、貯湯タンク2から中温水上側配管27、中温水混合弁下流配管48及び給湯混合弁下流配管32を通って給湯栓4に流れる湯水の温度を検出する給湯温度センサ33が、給湯混合弁下流配管32に取り付けられている。
また、ヒートポンプユニット3で加熱された後の湯水の沸き上げ温度を検出する沸き上げ温度センサ23が、高温水戻り配管10に取り付けられている。
また、熱交換器18で熱交換された後の湯水の温度を検出する暖房温度センサ40が中温水下側配管20に取り付けられている。
次に、上記構成の貯湯式給湯装置の動作について説明する。
貯湯式給湯装置の動作には、給湯栓4から湯を供給する給湯運転と、ヒートポンプユニット3を用いて湯を沸かすための沸き上げ運転と、暖房端末6を使用して床暖房や風呂の追い炊きなどを行う暖房運転とがある。
以下、給湯運転、沸き上げ運転、暖房運転の各運転を単独に行う場合と、組合せて行う場合の動作について順次説明する。
図6は、貯湯式給湯装置が給湯運転のみを行うときを示す動作説明図である。
貯湯タンク2内には、上下方向に温度勾配を有する温度分布で湯水が貯留されている。貯湯タンク2内では、上から高温水45、中温水46、低温水47が満たされている。高温水45の温度は、例えば90℃、低温水の温度は、例えば5℃、中温水46の温度は、高温水と低温水の間で温度勾配をもつ。
ここで、中温水46は、暖房運転の熱源としては温度が低いので、用いることができない。また、中温水46は、ヒートポンプユニット3で加熱するにも、温度差が小さく、エネルギー消費効率が悪いため、この中温水46は優先的に給湯に利用することが求められる。
給湯の利用者が、設定パネル5で要求する給湯温度(要求給湯温度)を設定すると、貯湯タンク2の側面に、高さ方向に設けられた湯温センサ34a,34b,34c,34d,34eで検出された温度から、中温水46が存在する高さを知ることができるとともに、中温水46の温度と、要求給湯温度とが比較される。
ここで、この実施の形態1では、湯温センサ34a,34b,34c,34d,34eを5個設けた場合を示したが、より多くの湯温センサ34a,34b,34c,34d,34eを設けることで、中温水46が存在する高さ及び温度を精度よく検知することができる。
例えば、代表的な中温水の層厚みであるおよそ100mmにあわせて、中温水が分布しやすい貯湯タンク2の中央部に、湯温センサ34a,34b,34c,34d,34eを100mm以下の間隔で設置すると、中温水46が存在する高さ及び温度の検知精度は向上する。
また、この実施の形態1では、湯温センサ34は、貯湯タンク2の外周面に設けられているが、内周面に設けられ、直接、貯湯タンク2内の湯水の温度を測定してもよい。
例えば、湯温センサ34bが90℃、湯温センサ34cが40℃、湯温センサ34dが5℃であれば、湯温センサ34cの温度が5℃より大きく、90℃よりも小さいことから、湯温センサ34cの高さ近くに中温水が存在すると判断できる。また、複数の温度センサ34において、5℃より大きく、90℃よりも小さい場合は、要求給湯温度に近い値を示す温度センサ34の位置に、中温水が存在すると判断してもよい。さらに,湯温センサ34cが90℃、湯温センサ34dが5℃となるような場合であって、温度が5℃よりも大きく、90℃よりも小さい値を示す湯温センサ34が存在しない場合には、温度差が最も大きくなる湯温センサ34cと湯温センサ34dとの中間に中温水が存在すると判断してもよい。
湯温センサ34cの高さに、中温水46が存在すると判断された場合には、駆動モータ35を駆動させて、中筒81を回転させて、湯温センサ34cとほぼ同じ高さにある中温水流出入配管38の外筒80の穴39cと中筒81の穴41cとを連通させ、連通部を形成する。これにより、中温水46は、中温水流出入配管38を通じて上側連通部21に連通し、中温水上側配管27、中温水混合弁下流配管48及び給湯混合弁下流配管32を通って給湯栓4に供給される。
また、湯温センサ34cの温度が、要求給湯温度以上の場合には、三方弁である中温水混合弁28を作動させて、中温水上側配管27から中温水46のみを取り出し、中温水混合弁下流配管48に取り付けた中温水混合温度センサ29で要求給湯設定温度以上であることを確認する。
この後、三方弁である給湯混合弁30を作動して、中温水混合弁下流配管48からの中温水に給湯用給水管31からの低温水を混合し、混合後の湯水の温度を給湯混合弁下流配管32に取り付けた給湯温度センサ33で検知する。このようにして、給湯混合弁30を作動することで、混合後の湯水の温度が要求給湯温度となるように調整し、調整された混合水は、給湯栓4から給湯される。
給湯用給水管31は、給水配管8と接続されており、給水配管8に取り付けられた加圧ポンプ(図示せず)の駆動により、低温水は、貯湯タンク2内に圧送されるともに、給湯用給水管31内にも流れる。この低温水の温度は、給水配管8に取り付けられた給水温度センサ37で検知される。
また、給湯と同時に給水配管8を通じて貯湯タンク2内には底部から低温水が加圧供給され、中温水46の温度が低下する。そして、中温水混合温度センサ29の温度が要求給湯温度よりも低下した場合には、中温水混合弁28の開度を変えて、出湯配管7を通じて貯湯タンク2内の高温水45を取り出し、中温水混合温度センサ29の検出温度が要求給湯温度になるように調整する。
なお、給湯運転時には、中温水46は、下側連通部25とも連通するが、中温水下側配管20に取り付けた暖房戻り弁36は閉じており、下側連通部25を通じて中温水下側配管20内に流れることはない。
このように、中温水流出入配管38と、出湯配管7または給湯用給水管31とを併用することにより、中温水46の温度が要求給湯温度より小さい場合、または高い場合であっても、給湯栓4に所望の温度の中温水を供給することができる。
以上のように、中温水流出入配管38を用いて中温水46を優先して取り出すことができるため、中温水46を給湯に有効利用できるとともに、貯湯タンク2内に占める中温水46を低減して、高温水45をより多く貯湯することができるため、貯湯タンク2内の高温水不足を解消することができる。
さらには、中温水46を取り除くことにより、高いCOPを確保することができる。
図7は貯湯式給湯装置が給湯運転のみを行う場合の応用例を示す図である。
この応用例では、貯湯タンク2内で中温水46の領域と、高温水45の領域から、中温水流出入配管38を通じて中温水46と高温水45とを同時に取り出す例である。
この場合、図8に示すように、中温水46が位置する外筒80の連通穴39cと中筒81の穴41cとを連通させて連通部を形成するとともに、高温水45が位置する外筒80の連通穴39aと中筒81の穴41aとを連通させて連通部を形成する。これにより、中温水混合弁28を用いて中温水46と高温水45とを混合する必要がなくなるため、給湯温度の制御が容易となる。
また、中温水46の温度が要求給湯温度より低下した場合でも、出湯配管7を通じて高温水45を貯湯タンク2から取り出し、中温水混合弁28で混合することで、貯湯タンク2内から中温水を取り出すことができる。
なお、駆動モータ35の回転角度を微調整して、外筒80の外筒穴39a,39cと中筒81の中筒穴41a,41cとの重なりによってできる連通部の開口面積82a,82cを変化させてもよい。
このようにして、中筒穴41a,41cと外筒穴39a,39cとの重なり度合いを連続的に調整することで、高温水45または中温水47の流量及び比率を調整することができ、より精度の高い温度制御が可能となる。
また、図44に示すように、外筒80の外筒穴を周方向に高さの異なる外筒穴85a,85b,85c,85d,85eとし、中筒81の中筒穴を周方向に高さの等しい長方形の中筒穴86a,86b,86c,86d,86eとして、駆動モータ35の回転角度を微調整して、外筒80の外筒穴85a,85cと中筒81の中筒穴86a,86cの重なりによってできる連通部の開口面積82a,82cを変化させてもよい。
このようにして、外筒穴85a,85cと中筒穴86a,86cとの重なりによってできる連通部の開口面積82a,82cを精度よく変化させることで、高温水45または中温水47の流量及び比率をより精度よく調整することができ、さらに精度の高い温度制御が可能となる。
図9は給湯運転のみを行う場合のさらに他の応用例に示す図である。
この応用例は、中温水流出入配管38を用いて、中温水46及び高温水45の流量及び比率を調整できるようにした例である。
このものの場合、図10に示すように、外筒80の同じ高さの領域に異なる直径の外筒穴39a,39a'と、外筒穴39c,39c'とを形成し、駆動モータ35の回転により、高温水45と中温水46との位置に相当する連通部の開口面積82a,82cを変化させて、中温水46及び高温水45の流量及び比率を調整する。
これにより、外筒80の外筒穴39a,39a',39c,39c'と中筒81の中筒穴41a,41cとの重なり量を調整する、先に説明した駆動モータ35の回転角度の微調整が不要となり、高温水45及び中温水47の流量及び比率の調整が容易となる。
また、図11に示すように、貯湯タンク2内で中温水46の高さと、高温水45の高さと、低温水47の高さから、中温水流出入配管38を通じて中温水46、高温水45及び低温水47を同時に取り出してもよい。
この場合は、図12に示すように、駆動モータ35の回転角度を微調整することにより、高温水45が通過する連通部の開口面積82a、及び中温水46が通過する連通部の開口面積82cを変化させると同時に、低温水が位置する外筒80の外筒穴39eと中筒81の中筒穴41eとの重なりによってできる連通部の開口面積82eをも変化させることによって、中温水46、高温水45及び低温水47のそれぞれの流量及び比率を調整することができる。
このようにして中温水流出入配管38を用いることで、要求給湯温度に近い温度の中温水を貯湯タンク2から取り出すことができるため、中温水混合弁28または中温水混合弁下流配管48での給湯温度の制御が容易となる。
また、図12に示す中温水流出入配管38の場合、図13に示すように、中温水混合弁28、出湯配管7、給湯混合弁30及び給湯用給水管31を配管構成から削除することができる。
これにより、貯湯式給湯装置のさらなる簡素化及び低コスト化を図ることができる。
さらに、中温水46、高温水45、低温水47に連通する高さ方向の連通部の数をかえて、各湯温の流量及び比率を調整してもよい。
例えば、図13において、外筒80の5つの外筒穴39a,39b,39c,39d,39eと、中筒81の5つの中筒穴41a,41b,41c,41d,41eにおいて、それぞれの連通部の開口面積が等しくなるように連通させると、外筒穴39a,39b及び中筒41a,41bは高温水45の高さに位置しており、外筒穴39c及び中筒41cは中温水46の高さに位置しており、また外筒穴39d,39e及び中筒41d,41eは低温水47の高さに位置しているので、それぞれの流量比率は、密度比や流動抵抗の影響もあるが、およそ2:1:2になる。
これにより、高温水45、中温水46及び低温水47の流量比率の変更が容易となる。
なお、図8,10,12では、外筒80及び中筒81のそれぞれに、高さ方向に5箇所の穴がある場合を例に挙げて説明したが、中温水流出入配管38の高さ方向に、外筒80の穴及び中筒81の穴の数を増やすことによって、精度よくそれぞれの流量及び比率を調整することが可能となる。
次に、図14を用いて貯湯式給湯装置が沸き上げ運転のみを行うときの動作を説明する。この沸き上げ運転では、加熱手段であるヒートポンプユニット3が熱源として用いられる。
このヒートポンプユニット3は、起動した直後は、ヒートポンプ冷媒回路15が安定するまでに時間がかかり、低温水を高温水(例えば90℃)まで加熱することができず、中温水の状態にしか加熱することができない。この中温水を貯湯タンク2に戻すと、貯湯タンク2内の高温水45と混合して高温水45の温度が低下し、また低温水47と混合して低温水47の温度が上昇する。
このため、ヒートポンプユニット3の起動時に生じた中温水を、貯湯タンク2内の高温水45、低温水47と混合しないように、貯湯タンク内2の中温水46が存在する高さに流入させることが求められる。
利用者が、設定パネル5で沸き上げ運転を指示するか、所定の湯温センサ34(例えば、湯温センサ34b)の温度が90℃よりも低くなり、貯湯タンク2内の高温水15の量が低下したと判断したとき、沸き上げ運転が開始する。
先ず、湯温センサ34を用いて、給湯運転と同様に中温水46の高さを検出し、駆動モータ35により、中温水46の高さに相当する外筒80の外筒穴39b及び中筒81の中筒穴41bを連通させ連通部を形成し、中温水流出入配管38を通じて中温水46と上側連通部21とを連通させる。
次に、高温水戻り配管10に取り付けた沸き上げ戻り弁52を開いて、ヒートポンプ冷媒回路15及びヒートポンプ循環ポンプ16を駆動する。ヒートポンプ冷媒回路15及びヒートポンプ循環ポンプ16の駆動は、ヒートポンプ制御回路17で制御される。
貯湯タンク2の下側から、低温水取り出し配管9を通じて低温水47を取り出し、低温水47を冷媒−水熱交換器12で加熱するが、ヒートポンプユニット3の起動時では、中温水までしか加熱されない。この中温水は、高温水戻り配管10から、中温水バイパス配管44、沸き上げ戻り弁52を通って、上側連通部21に到達する。
上側連通部21は、中温水流出入配管38を介して中温水45に連通しているので、沸き上げ運転により生じた中温水は、貯湯タンク2内の高温水45及び低温水47との混合が少ない状態で、中温水46の高さに流入される。
これにより、沸き上げ運転により生じた中温水が貯湯タンク2内へ流入しても、高温水45の温度低下を防ぐことができ、貯湯タンク2内の高温水不足を解消することができる。また、低温水47の温度上昇を防ぐことができ、高いCOPが確保される。
また、沸き上げ温度センサ23で検出する温度と湯温センサ34で検出する温度とを比較しながら、両者の温度がほぼ等しくなる貯湯タンク2の高さに、中温水流出入配管38の連通穴を移動させることにより、沸き上げ運転により生じた中温水を貯湯タンク2内の中温水46が存在する高さに的確に注入することができる。
ヒートポンプ冷媒回路15が安定した後は、ヒートポンプユニット3により、高温水まで加熱されるため、駆動モータ54の駆動により中筒81を周方向に回転させて高温水45の領域に外筒80の外筒穴39aと中筒81の中筒穴41aとを連通させて連通部を形成することで、加熱した高温水を貯湯タンク2内の高温水45の高さに流入させることができる。
このとき、加熱された高温水は、外筒80の外筒穴39aから横方向に向けて貯湯タンク2内へ流入されるので、高温水流入弁51を通じて貯湯タンク2の上側から鉛直方向に高温水を流入させる場合に比べて、鉛直方向の速度成分が小さくなる。このため、貯湯タンク2に戻す高温水と、すでに貯湯タンク2内に存在する中温水46との混合を抑制することができ、高温水45の温度低下を防ぐことができる。
なお、ヒートポンプが安定したかどうかの判断は、沸き上げ温度センサ23で検出する温度が安定したことで判断してもよいし、ある温度(たとえば90℃)以上となったときに安定したと判断してもよい。また、ヒートポンプが安定するまでの時間(たとえば10分)をあらかじめ設定しておいてもよい。
次に、暖房運転のみを行うときの動作について図15を用いて説明する。
暖房運転とは、例えば暖房端末6が床暖房の場合、暖房回路24に取り付けた暖房端末循環ポンプ26を駆動して、床暖房に使用した低温の湯水を熱交換器18に送り、熱交換器18で貯湯タンク2から送られてくる高温水と熱交換し、高温となった湯水を再び暖房端末6へ送り、床暖房を行うものである。
暖房端末6は、風呂や浴室乾燥機、浴室暖房機、部屋の温水暖房機などであってもよい。
一方、貯湯タンク2から高温水取り出し配管19を通じて送られてくる高温水は、暖房運転に使用する湯水と熱交換器18で熱交換して中温水となる。この中温水を貯湯タンク2にそのまま戻すと、貯湯タンク2内に存在する高温水45と混合して高温水45の温度が低下し、また低温水47と混合して低温水47の温度が上昇する。このため、暖房運転で熱交換により生じた中温水は、貯湯タンク2内の高温水45及び低温水47と混合しないように、貯湯タンク内2の中温水46の高さに流入させることが求められる。
この貯湯式給湯装置では、利用者が、設定パネル5で暖房運転の開始を指示すると、給湯運転と同様に、湯温センサ34を用いて中温水46の高さを検出し、駆動モータ35により、中温水46の領域に相当する外筒80の外筒穴39dと中筒81の中筒穴41dとを連通させて連通部を形成して、中温水流出入配管38を介して中温水46と下側連通部25とが連通する。
次に、中温水下側配管20に取り付けた暖房戻り弁36を開いて、中温水下側配管20に取り付けた暖房用循環ポンプ22及び暖房回路24に取り付けた暖房端末循環ポンプ26を起動させる。貯湯タンク2の上部からは、高温水取り出し配管19を通じて高温水45が取り出され、この高温水45は、熱交換器18を介して、暖房回路24を流れる水と熱交換し、中温水となる。
この中温水は、中温水下側配管20を通って、下側連通部25に到達する。下側連通部25は、中温水流出入配管38を介して中温水46の高さに位置する連通部に連通しているため、中温水は、引き続き貯湯タンク2内の高温水45及び低温水47と混合することなく、中温水46の高さに流入することができる。
このように、暖房により生じた中温水が貯湯タンク2内へ流入しても、高温水45の温度低下を防ぐことができ、貯湯タンク2内の高温水45の量不足を解消することができる。また、低温水47の温度上昇を防ぐことができ、ヒートポンプユニット3は高いCOPが確保される。
また、この貯湯式給湯装置等では、中温水下側配管20に取り付けた暖房温度センサ40で検出する温度と、湯温センサ34で検出する温度を比較して、両者の温度が最も近くなる貯湯タンク2の高さに、中温水流出入配管38の連通を移動させることで、熱交換して生じた中温水を貯湯タンク2内で最も近い温度の中温水46に注入することができる。
暖房運転が続くと,貯湯タンク2内の中温水46の量が増加するが、これにより、貯湯タンク2内の中温水46が拡散することを抑制することができ、より多くの高温水45を貯湯タンク2内に貯めることができる。
次に、優先的に給湯運転を行い、付加的に沸き上げ運転を行うときの動作について図16を用いて説明する。
この場合、給湯運転の動作については、先に説明した給湯運転のみの動作と同じである。
沸き上げ運転については、中温水流出入配管38を給湯で優先的に使用しているため、沸き上げ戻り弁52を閉じて、高温水流入弁51を開けることにより、沸き上げ運転により生じた高温水を、貯湯タンク2内に流入させる。この場合、ヒートポンプ冷媒回路15が十分に安定した状態であれば、沸き上げ運転により生じた高温水は、貯湯タンク2内の高温水45の領域に流入するため、高温水45の温度低下を防ぐことができる。
これにより、中温水46を優先的に取り出す給湯運転をしながら、沸き上げ運転を行うことができる。
次に、優先的に給湯運転を行い、付加的に暖房運転を行うときの動作について、図17を用いて説明する。
この場合、給湯運転の動作については、先に説明した給湯運転のみの動作と同じである。
暖房運転については、中温水流出入配管38を給湯で優先的に使用しているため、暖房戻り弁36を閉じて、中温水戻り弁50を開けることにより、暖房運転により生じた中温水を、貯湯タンク2の周囲に設けた中温水戻り配管49を通って貯湯タンク2内に流入させる。
これにより、中温水46を優先的に取り出す給湯運転をしながら、暖房運転を行うことができる。
次に、優先的に沸き上げ運転を行い、付加的に給湯運転を行うときの動作について、図18を用いて説明する。
この場合、沸き上げ運転の動作については、先に説明した沸き上げ運転のみの動作と同じである。
給湯運転については、中温水流出入配管38を沸き上げ運転で優先的に使用しているため、中温水混合弁28で、出湯配管7を通って、高温水45を貯湯タンク2内から流出させ、給湯混合弁30で要求給湯温度となるよう低温水と混合し給湯する。
これにより、沸き上げ運転の起動時に生じた中温水を優先的に、貯湯タンク2内の中温水46に戻しながら、給湯運転を行うことができる。
次に、優先的に沸き上げ運転を行い、付加的に暖房運転を行うときの動作について、図19を用いて説明する。
この場合、沸き上げ運転の動作については、先に説明した沸き上げ運転のみの動作と同じである。
暖房運転については、中温水流出入配管38を沸き上げ運転で優先的に使用しているため、暖房戻り弁36を閉じて、中温水戻り弁50を開けることにより、沸き上げ運転の起動時に生じた中温水を、中温水戻り配管49を通って、貯湯タンク2内に流入させる。
これにより、沸き上げ運転の起動時に生じた中温水を優先的に、貯湯タンク2内の中温水46に戻しながら、暖房運転を行うことができる。
次に、優先的に暖房運転を行い、付加的に給湯運転を行うときの動作について、図20を用いて説明する。
この場合、暖房運転の動作については、先に説明した暖房運転のみの動作と同じである。
給湯運転については、中温水流出入配管38を沸き上げ運転で優先的に使用しているため、中温水混合弁28で、出湯配管7を通って、高温水45を貯湯タンク2内から流出させ、給湯混合弁30で要求給湯温度となるよう低温水と混合し給湯する。
これにより、暖房運転で生じた中温水を優先的に、貯湯タンク2内の中温水46に戻しながら、給湯運転を行うことができる。
次に、優先的に暖房運転を行い、付加的に沸き上げ運転を行うときの動作について、図21を用いて説明する。
この場合、暖房運転の動作については、先に説明した暖房運転のみの動作と同じである。
沸き上げ運転については、中温水流出入配管38を暖房運転で優先的に使用しているため、沸き上げ戻り弁52を閉じて、高温水流入弁51を開けることにより、沸き上げ運転により生じた高温水を貯湯タンク2内に流入させる。
この場合、ヒートポンプ冷媒回路15が十分に安定した状態であれば、沸き上げ運転により生じた高温水は、貯湯タンク2内の高温水45の領域に流入するため、高温水45の温度低下を防ぐことができる。
これにより、暖房運転で生じた中温水を優先的に、貯湯タンク2内の中温水46に戻しながら、沸き上げ運転を行うことができる。
次に、給湯運転と沸き上げ運転とをともに優先して行う場合の動作について、図22を用いて説明する。
給湯運転では中温水を貯湯タンク2から取り出し、一方、沸き上げ運転の起動時では、中温水を貯湯タンク2に流入させるため、両方の運転を同時にすることもできる。
この場合、先に説明した給湯運転のみの動作と、沸き上げ運転のみの動作を両方同時に行うが、沸きあげ運転で生じた中温水は、沸き上げ戻り弁52を介して、中温水流出入配管38から流出した貯湯タンク2内の中温水と合流し、中温水混合弁28で、貯湯タンク2の上側から流出した高温水45と混合した後、給湯混合弁30で要求給湯温度となるよう低温水と混合される。
これにより、貯湯タンク2内の中温水46と、沸き上げ運転で生じた中温水を給湯に利用しながら、給湯運転と沸き上げ運転を行うことができる。
なお、沸き上げ運転で生じる中温水の量が余剰となった場合は、余剰の中温水を、中温水流出入配管38を介して、貯湯タンク2内の中温水46の領域に戻すことができる。この場合、沸き上げ運転で生じた中温水が、中温水混合弁28を介して貯湯タンク2に流入する量が減少するため、中温水が貯湯タンク2内に流入する際の温度拡散が抑制されて、貯湯タンク2内に存在する高温水45の温度低下をさらに防ぐことができる。
次に、給湯運転と暖房運転をともに優先して行う場合の動作について、図23を用いて説明する。
給湯運転では中温水46を貯湯タンク2から取り出し、一方暖房運転の起動時では、中温水を貯湯タンク2に流入させるため、両方の運転を同時にすることもできる。
この場合、先に説明した給湯運転のみの動作と、暖房運転のみの動作を両方同時に行う。暖房運転で生じた中温水は、中温水流出入配管38の途中で、貯湯タンク2内から流出する中温水46と合流し、中温水混合弁28で、貯湯タンク2の上側から流出した高温水45と混合した後、給湯混合弁30で要求給湯温度となるよう低温水と混合される。
これにより、貯湯タンク2内の中温水46と、暖房運転で生じた中温水を給湯に利用しながら、給湯運転と暖房運転を行うことができる。
なお、暖房運転で生じる中温水の量が余剰となった場合は、余剰の中温水を、中温水流出入配管38を通じて貯湯タンク2内の中温水46の領域に戻すことができる。この場合、暖房運転で生じた中温水が、中温水混合弁28を介して貯湯タンク2に流入する量が減少するため、中温水が貯湯タンク2内に流入する際の温度拡散が抑制されて、貯湯タンク2内に存在する高温水45の温度低下をさらに防ぐことができる。
次に、沸き上げ運転と暖房運転をともに優先して行う場合の動作について図24を用いて説明する。
沸き上げ運転の起動時、暖房運転ともに、中温水を貯湯タンク2に流入させるために、両方の運転を同時にすることもできる。
この場合、先に説明した沸き上げ運転のみの動作と、暖房運転のみの動作を両方同時に行い、暖房温度センサ40と沸き上げ温度センサ23のどちらか一方または両方を湯温センサと比較して、中温水流出配管の連通穴の領域を決定すればよい。
これにより、暖房運転で生じた中温水と、沸き上げ運転の起動時に生じた中温水を貯湯タンク2内の中温水46に戻しながら、沸き上げ運転と暖房運転を行うことができる。
次に、優先的に給湯運転を行い、付加的に沸き上げ運転と暖房運転を行うときの動作について、図25を用いて説明する。
この場合、給湯運転と沸き上げ運転の動作については、先に説明した優先的に給湯運転を行い、付加的に沸き上げ運転を行う場合の動作と同じである。
暖房運転については、中温水流出入配管38を給湯で優先的に使用しているため、暖房戻り弁36を閉じて、中温水戻り弁50を開けることにより、暖房運転により生じた中温水を、貯湯タンク2の周囲に設けた中温水戻り配管49を通って、貯湯タンク2内に流入させる。これにより、中温水46を優先的に取り出す給湯運転をしながら、沸き上げ運転と暖房運転を行うことができる。
次に、優先的に沸き上げ運転を行い、付加的に給湯運転及び暖房運転を行うときの動作について、図26を用いて説明する。
この場合、沸き上げ運転と給湯運転の動作は、先に説明した優先的に沸き上げ運転を行い、付加的に給湯運転を行う場合の動作と同じである。
暖房運転については、中温水流出入配管38を給湯で優先的に使用しているため、暖房戻り弁36を閉じて、中温水戻り弁50を開けることにより、暖房運転により生じた中温水を、貯湯タンク2の周囲に設けた中温水戻り配管49を通って、貯湯タンク2内に流入させる。
これにより、沸き上げ運転の起動時に生じた中温水を優先的に、貯湯タンク2内の中温水46に戻しながら、給湯運転と暖房運転を行うことができる。
次に、優先的に暖房運転を行い、付加的に給湯運転と沸き上げ運転を行うときの動作について、図27を用いて説明する。
この場合、暖房運転と給湯運転の動作は、先に説明した優先的に暖房運転を行い、付加的に給湯運転を行う場合の動作と同じである。
沸き上げ運転については、中温水流出入配管38を暖房運転で優先的に使用しているため、沸き上げ戻り弁52を閉じて、高温水流入弁51を開けることにより、沸き上げ運転により生じた高温水を、貯湯タンク2内に流入させる。
この場合、ヒートポンプ冷媒回路15が十分に安定した状態であれば、沸き上げにより生じた高温水は、貯湯タンク2内の高温水45の高さに流入するため、高温水45の温度低下を防ぐことができる。
これにより、暖房運転で生じた中温水を優先的に、貯湯タンク2内の中温水46の高さに戻しながら、給湯運転と沸き上げ運転とを行うことができる。
次に、優先的に給湯運転と沸き上げ運転を行い、付加的に暖房運転を行うときの動作について、図28を用いて説明する。
この場合、給湯運転と沸き上げ運転の動作は、先に説明した給湯運転と沸き上げ運転をともに優先して行う場合の動作と同じである。
暖房運転については、中温水流出入配管38を給湯と沸き上げ運転で優先的に使用しているため、暖房戻り弁36を閉じて、中温水戻り弁50を開けることにより、暖房運転により生じた中温水を、貯湯タンク2の周面に設けた中温水戻り配管49を通って、貯湯タンク2内に流入させる。
これにより、貯湯タンク2内の中温水46と、沸き上げ運転で生じた中温水を給湯に利用しながら、給湯運転と沸き上げ運転と暖房運転を行うことができる。
次に、優先的に給湯運転と暖房運転を行い、付加的に沸き上げ運転を行うときの動作について、図29を用いて説明する。
この場合、給湯運転と沸き上げ運転の動作は、先に説明した給湯運転と暖房運転をともに優先して行う場合の動作と同じである。
沸き上げ運転については、中温水流出入配管38を給湯運転と暖房運転で優先的に使用しているため、沸き上げ戻り弁52を閉じて、高温水流入弁51を開けることにより、沸き上げ運転により生じた高温水を貯湯タンク2内に流入させる。
この場合、ヒートポンプ冷媒回路15が十分に安定した状態であれば、沸き上げにより生じた高温水は、貯湯タンク2内の高温水45の高さに流入するため、高温水45の温度低下を防ぐことができる。
これにより、貯湯タンク2内の中温水46と、暖房運転で生じた中温水を給湯に利用しながら、給湯運転と暖房運転と沸き上げ運転を行うことができる。
次に、優先的に沸き上げ運転と暖房運転を行い、付加的に給湯運転を行うときの動作について、図30を用いて説明する。
この場合、沸き上げ運転と暖房運転の動作は、先に説明した沸き上げ運転と暖房運転をともに優先して行う場合の動作と同じである。
給湯運転については、中温水流出入配管38を沸き上げ運転及び暖房運転で優先的に使用しているため、中温水混合弁28、出湯配管7を通って、高温水45を貯湯タンク2内から流出させ、給湯混合弁30で要求給湯温度となるよう低温水と混合し給湯する。
これにより、暖房運転で生じた中温水と、沸き上げ運転の起動時に生じた中温水とを貯湯タンク2内の中温水46の高さに戻しながら、沸き上げ運転、暖房運転及び給湯運転を行うことができる。
次に、給湯運転、沸き上げ運転及び暖房運転のすべてを優先して行う場合の動作について、図31を用いて説明する。
この場合、先に説明した給湯運転と沸き上げ運転をともに優先して行う場合の動作と、給湯運転と暖房運転をともに優先して行う動作とを同時に行う。
これにより、貯湯タンク2内の中温水46と、沸き上げ運転及び暖房運転で生じた中温水を給湯に利用しながら、給湯運転、沸き上げ運転及び暖房運転を行うことができる。
なお、沸き上げ運転及び暖房運転で生じる中温水の量が余剰となった場合は、余剰の中温水を中温水流出入配管38を介して、貯湯タンク2内の中温水46の高さに戻すことができる。この場合、沸き上げ運転及び暖房運転で生じた中温水が、中温水混合弁28を介して貯湯タンク2に流入する量が減少するため、中温水が貯湯タンク2内に流入する際の温度拡散が抑制されて、貯湯タンク2内に存在する高温水45の温度低下をさらに防ぐことができる。
以上のように、この実施の形態1の貯湯式給湯装置によれば、主な運転モードである給湯運転、沸き上げ運転、暖房運転の各運転を単独で行うとともに、優先的な動作を選択して同時に行うことができる。
これにより、貯湯タンク2内の中温水46を給湯に有効利用できるとともに、沸き上げ運転や暖房運転で生じた中温水が貯湯タンク2に流入するときに、高温水や低温水と混合することで生じる温度拡散を抑制することができため、高温水45をより多量に貯湯することができ、貯湯タンク2内の高温水不足を解消することができる。さらに、中温水46を取り除くことにより、ヒートポンプの高いCOPを確保することができる。
なお、図32に示すように、中温水バイパス配管44と下側連通部25とを接続し、中温水下側配管20と上側連通部21とを接続してもよい。
また、図33に示すように、中温水バイパス配管44と中温水下側配管20の両方を下側連通部25に接続してもよい。
さらに、図34に示すように、中温水上側配管27、中温水バイパス配管44、中温水下側配管20のすべてを上側連通部21に接続してもよい。この場合、中温水流出入配管38と接続する配管を、貯湯タンク2の上側のみに集約できる。また、この場合、下側連通部25の端部は、閉止されている。
さらに、このような場合、図42に示すように、中温水流出入配管38を貯湯タンク2の底部を貫通させる必要はなく、貯湯タンク2の上部のみ貫通するように中温水流出入配管38を設けてもよい。この場合、中温水流出入配管20を貫通させるための貯湯タンク2の底部に設ける穴が不要となるため、取り付け不良などによる水漏れが発生する可能性を低減することができる。
また、図35に示すように、中温水上側配管27、中温水バイパス配管44、中温水下側配管20のすべてを、下側連通部25に接続してもよい。この場合も、中温水流出入配管38と接続する配管を、貯湯タンク2の下側のみに集約できる。この場合、上側連通部21の端部は,閉止されている。
さらに、このような場合、図43に示すように、中温水流出入配管38を貯湯タンク2の上部を貫通させる必要はなく、駆動モータ35を底部に取り付けて、貯湯タンク2の底部のみ貫通するように中温水流出入配管38を設けてもよい。この場合、中温水流出入配管38を貫通するための貯湯タンク2の上部に設ける穴が不要となるため、取り付け不良などによる水漏れが発生する可能性を低減することができる。
また、上記の実施の形態では、中温水流出入配管38を構成する外筒80を固定し、中筒81を回転させ、外筒80と中筒81とを相対移動させたが、外筒80を回転させ、中筒81を固定させ、外筒80と中筒81とを相対移動させてもよい。
さらに、図36から図38に示すように、外筒80または中筒81を上下方向(軸線方向)にスライドさせて、外筒80の外筒穴39a,39b,39c,39d,39eと中筒81の中筒穴41a,41b,41c,41d,41eとを選択的に連通する連通部を形成するようにしてもよい。
また、外筒80と中筒81とをスライド及び回転の両方を組み合わせて相対移動させてもよく、この場合には、中温水46の取り出し及び流入パターンを増やすことができるために、より精度の高い中温水46の流出入制御を行うことが可能となる。
さらに、図45に示すように、外筒80の外筒穴を高さ方向(略鉛直方向)に延在する開口部87として、中筒81の中筒穴を高さ方向(略鉛直方向)に延在するとともに周方向に360度未満の角度で延在するらせん状の開口部88としてもよい。駆動モータ35の回転角度を微調整して、外筒80の開口部87と中筒81の開口部88との重なりによってできる連通部89の高さを変化させてもよい。この場合、開口部87と開口部88との重なりによってできる連通部89を連続的に高さ方向(略鉛直方向)に変化させることができるため、中温水流出入配管38を用いて、貯湯タンク2に存在する中温水を的確に取り出すことが可能となる。
なお、外筒80の外筒穴を高さ方向(略鉛直方向)に延在するとともに周方向に360度未満の角度で延在するらせん状の開口部87とし、中筒81の中筒穴を高さ方向略鉛直方向)に延在する開口部88としてもよい。開口部87と開口部88との重なりによってできる連通部89の高さを連続的に変化できるような形状であればよい。
また、図46に示すように、中筒81に高さの異なる複数の中筒穴41a,41b,41c,41d,41eを形成し、外筒80に高さ方向(略鉛直方向)に延在する長方形の開口部87を形成してもよい。
また、中温水取り出し配管38を金属のような熱伝導率の高い材料ではなく、樹脂材料のような熱伝導性の低い材料で構成してもよい。この場合、中温水流出入配管38を熱伝導体として,貯湯タンク2内の高温水45、中温水46、低温水47のそれぞれの領域間を熱が移動することがなくなるため、高温水45の温度低下を防ぐことができ、貯湯タンク2内の高温水不足を解消することができる。また、低温水47の温度上昇を防ぐことができ、高いCOPが確保される。
実施の形態2.
図39は、この発明の実施の形態2による貯湯式給湯装置を示す構成図である。
この実施の形態では、貯湯タンク2内に、実施の形態1で示した中温水流出入配管38と同じ構造の中温水流出入配管61,62がさらに追加されている。
中温水流出入配管38の上側連通部21には中温水混合弁下流配管48が取り付けられ、中温水流出入配管61の下側連通部57には中温水下側配管20が取り付けられている。また、中温水流出入配管62の上側連通部56には高温水戻り配管10が取り付けられている。それぞれの中温水流出入配管38,61,62の中筒81には、駆動モータ35,53,54が接続されている。これらの駆動モータ35,53,54の駆動は、中温水流出入配管制御装置63からの信号により、制御される。
この貯湯式給湯装置では、実施の形態1の図9や図13に示したように、中温水流出入配管38,61,62からは1箇所以上の連通穴を介して、高温水、中温水、低温水を流出または流入させることが可能である。
この実施の形態による貯湯式給湯装置によれば、給湯運転、沸き上げ運転、暖房運転のそれぞれの運転モードに対して、個別に中温水流出入配管38,62,61が設けられているため、各運転モードで発生する中温水の温度に対して、個別に中温水流出入配管38,62,61の連通穴の位置を変更できる。
従って、給湯運転、沸き上げ運転及び暖房運転を同時に行う場合であっても、給湯運転の要求設定温度に近い中温水46を貯湯タンク2から取り出すことができるとともに、沸き上げ運転で生じた中温水や、暖房運転で生じた中温水を、それぞれもっとも温度の近い貯湯タンク2内の中温水46の位置に流入することが可能となる。
なお、中温水流出入配管の数を2つにして、一方の中温水流出入配管を給湯運転、沸き上げ運転及び暖房運転のいずれか1つに使用し、もう1つを給湯運転、沸き上げ運転及び暖房運転のいずれか2つで共有してもよい。
実施の形態3.
図40、図41は、この発明の実施の形態3による貯湯式給湯装置を示す構成図である。
この実施の形態は、穴(開口部)65a,65b,65c,65d,65eの高さ方向(鉛直方向)の位置が異なる並立筒64a,64b,64c,64d,64eを複数設けて、貯湯タンク2内の中温水46の位置に存在する連通部を選択できるようにして、連通部の高さを変化させるものである。
並立筒64a,64b,64c,64d,64eは、上側連結管83及び下側連結管84と連結されており、上側連通部77及び下側連通部79を介して、中温水上側配管27及び中温水下側配管20に連通する。
上側連結管83は、外筒部66と中筒部67とを重ねた構造であり、駆動モータ76を回転することにより、外筒部66に形成された外筒穴70a,70b,70c,70d,70eと、中筒部67に形成された中筒穴68a,68b,68c,68d,68eとから少なくとも1つ以上連通するか、すべて連通しないようにすることができる。
また、下側連結管84は、外筒部71と中筒部72とを重ねた構造であり、駆動モータ78を回転することにより、外筒部71に形成された外筒穴75a,75b,75c,75d,75eと、中筒部72に形成された中筒穴73a,73b,73c,73d,73eとから少なくとも1つ以上連通するか、すべて連通しないようにすることができる。
なお、等分間隔で並立された並立筒64a,64b,64c,64d,64eにより、配管体を構成している。
また、上側連結管83、下側連結管84及び駆動モータ76,78により、湯水を流通する穴を選択する穴選択手段を構成している。
例えば、給湯運転において、貯湯タンク2から中温水46を取り出す場合、駆動モータ76で中筒部67を回転させて、外筒穴70cと中筒穴68cとを連通させ、中温水64の高さの筒64cの穴65cを介して、中温水46を上側連通穴69を介して取り出すことができる。
また、例えば、暖房運転で生じた中温水を、貯湯タンク2の中温水46に流入させる場合、駆動モータ78で中筒部72を回転させて、外筒穴75cと中筒穴73cを連通させることにより、中温水64の高さの筒64cの穴65cを介して、中温水46を下側連通穴74を介して取り出すことができる。
沸き上げ運転の起動時に生じた中温水を貯湯タンク2の中温水46に流入させる場合も同様である。
この実施の形態による貯湯式給湯装置によれば、貯湯タンク2内に存在する中温水46の高さに合わせて、連通部の高さを高さ方向に変化させることができ、精度よく中温水46を取り出したり、流入させたりすることができる。
また、回転動作を行う中筒部67,72の長さを短くすることができるため、回転時の摩擦を軽減することができ、駆動モータ76,78の消費電力を低減できるとともに、回転角度の領域決め精度を向上させることができる。
なお、並立筒64a,64b,64c,64d,64eを5本用いた例を示したが、設置する本数は任意である。
また、上側連結管83及び下側連結管84の中筒部67,72を回転させる構造としたが、中筒部67,72をスライドさせることにより、外筒穴70a,70b,70c,70d,70eと中筒穴68b,68c,68d,68eを連通させる構造であってもよい。
また、連結管83,84と並立筒64a,64b,64c,64d,64eとの間で,2本以上の並立筒64a,64b,64c,64d,64eを用いて同時に中温水を流すようにしてもよい。
実施の形態3に示した並立した複数本の並立筒64a,64b,64c,64d,64eからなる配管体も、実施の形態1,2の中筒81及び外筒80と同様の機能を有する配管体である。
このように、並立筒64a,64b,64c,64d,64eは、沸き上げ運転、暖房運転及び給湯運転の何れのときにも用いられるように、互いに兼用可能である。
また、上記各実施の形態では、加熱手段として、ヒートポンプユニット3を用いた場合について説明したが、勿論ヒートポンプユニット3に限定されるものではなく、ガス、或いは電気ヒータを用いてもよい。
また、ヒートポンプユニット3に使用する冷媒として、二酸化炭素を用いた場合について説明したが、勿論、二酸化炭素に限定されるものではなく、その他の自然冷媒である炭化水素、フロンなどを用いてもよい。
この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管を構成する外筒を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管を構成する中筒を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の断面図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の給湯運転のみのときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の給湯運転のみのときの応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の一使用形態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の給湯運転のみのときの他の応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の給湯運転のみのときのさらに他の応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の他の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の給湯運転のみのときのさらに他の応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の沸き上げ運転のみのときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の沸き上げ運転のみのときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に給湯運転を行い、付加的に沸き上げ運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に給湯運転を行い、付加的に暖房運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に沸き上げ運転を行い、付加的に給湯運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に沸き上げ運転を行い、付加的に暖房運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に暖房運転を行い、付加的に給湯運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に暖房運転を行い、付加的に沸き上げ運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、給湯運転と沸き上げ運転をともに優先して行う場合の動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、給湯運転と暖房運転をともに優先して行う場合の動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、沸き上げ運転と暖房運転をともに優先して行う場合の動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に給湯運転を行い、付加的に沸き上げ運転と暖房運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に沸き上げ運転を行い、付加的に給湯運転及び暖房運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に暖房運転を行い、付加的に給湯運転と沸き上げ運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に給湯運転と沸き上げ運転を行い、付加的に暖房運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に給湯運転と暖房運転を行い、付加的に沸き上げ運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、優先的に沸き上げ運転と暖房運転を行い、付加的に給湯運転を行うときの動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、給湯運転と沸き上げ運転と暖房運転のすべてを優先して行う場合の動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置において、沸き上げ運転と暖房運転の接続が上下逆の例を示す動作説明図である。 実施の形態1による貯湯式給湯装置において、沸き上げ運転と暖房運転の接続が両方下の例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の外筒の他の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の中筒の他の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の他の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2による貯湯式給湯装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による貯湯式給湯装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による貯湯式給湯装置の配管体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の応用例を示す動作説明図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の他の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の他の変形例を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による貯湯式給湯装置の中温水流出入配管の他の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 貯湯タンクユニット、2 貯湯タンク、3 ヒートポンプユニット(加熱手段)、4 給湯栓、5 設定パネル、6 暖房端末、7 出湯配管、8 給水管、9 低温水取り出し配管、10 高温水戻り配管、11 圧縮機、12 冷媒−水熱交換器、13 電子膨張弁、14 強制空冷式の蒸発器、15 ヒートポンプ冷媒回路、16 ヒートポンプ循環ポンプ、17 ヒートポンプ制御回路、18 熱交換器、19 高温水取り出し配管、20 中温水下側配管、21,55,56,77 上側連通部、22 暖房用循環ポンプ、23 沸き上げ温度センサ、24 暖房回路、25,57,58,79 下側連通部、26 暖房端末循環ポンプ、27 中温水上側配管、28 中温水混合弁、29 中温水混合温度センサ、30 給湯混合弁、31 給湯用給水管、32 給湯混合弁下流配管、33 給湯温度センサ、34a,34b,34c,34d,34e 湯温センサ、35,53,54 駆動モータ、36 暖房戻り弁、37 給水温度センサ、38,61,62 中温水流出入配管、39a,39b,39c,39d,39e,59c,60c 外筒穴、40 暖房温度センサ、41a,41b,41c,41d,41e 中筒穴、42 上側連通穴、43 下側連通穴、44 中温水バイパス配管、45 高温水、46 中温水、47 低温水、48 中温水混合弁下流配管、49 中温水戻り配管、50 中温水戻り弁、51 高温水流入弁、52 沸き上げ戻り弁、63 中温水流出入配管制御装置、64a,64b,64c,64d,64e 並立筒、中温水流出入配管、65a,65b,65c,65d,65e 穴、66,71 外筒部、67,72 中筒部、68a,68b,68c,68d,68e,73a,73b,73c,73d,73e, 中筒穴、69 上側連通穴、70a,70b,70c,70d,70e,75a,75b,75c,75d,75e 外筒穴、74 下側連通穴、76,78 駆動モータ、80 外筒、81 中筒、82a,82c 開口面積、83 上側連結管、84 下側連結管、85,85a,85b,85c,85d,85e 外筒穴、86,86a,86b,86c,86d,86e 中筒穴、87 開口部、88 開口部、89 連通部。

Claims (20)

  1. 湯水が貯留される貯湯タンクと、
    この貯湯タンクに配管を介して接続され前記貯湯タンクから送られた湯水を加熱する加熱手段と、
    前記貯湯タンク内に鉛直方向に延在して設けられ、前記加熱手段で加熱された湯水が流入して連通部から前記貯湯タンク内に流出する加熱用の配管体と、
    前記貯湯タンクに取り付けられ前記貯湯タンク内の前記湯水の温度を検出する湯温センサとを備え、
    前記配管体は、前記湯温センサでの検出温度に基づいて前記連通部の鉛直方向の位置が調整されることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 湯水が貯留される貯湯タンクと、
    この貯湯タンクに配管を介して接続され前記貯湯タンクから送られた湯水を熱交換する熱交換器と、
    前記貯湯タンク内に鉛直方向に延在して設けられ、前記熱交換器で熱交換された湯水が流入して連通部から前記貯湯タンク内に流出する暖房用の配管体と、
    前記貯湯タンクに取り付けられ前記貯湯タンク内の前記湯水の温度を検出する湯温センサとを備え、
    前記配管体は、前記湯温センサでの検出温度に基づいて前記連通部の鉛直方向の位置が調整されることを特徴とする貯湯式給湯装置。
  3. 前記貯湯タンクに配管を介して接続され前記貯湯タンクから送られた湯水を熱交換する熱交換器と、
    前記貯湯タンク内に鉛直方向に延在して設けられ、前記熱交換器で熱交換された湯水が流入して連通部から前記貯湯タンク内に流出する暖房用の配管体とを備え、
    前記配管体は、前記湯温センサでの検出温度に基づいて前記連通部の鉛直方向の位置が調整されることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記貯湯タンクに配管を介して接続され前記貯湯タンクから前記湯水が送られる給湯栓と、
    前記貯湯タンク内に鉛直方向に延在して設けられ、前記貯湯タンク内の湯水が連通部から流入して前記貯湯タンク外に流出し、前記給湯栓に送られる給湯用の配管体とを備え、
    前記配管体は、前記貯湯タンク外に流出した湯水の温度を検出する給湯温度センサでの検出温度または前記湯温センサでの検出温度に基づいて前記連通部の鉛直方向の位置が調整されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に貯湯式給湯装置。
  5. 沸き上げ用の配管体、暖房用の配管体及び給湯用の配管体の少なくとも2つは、同一部材で構成され、互いに兼用可能であることを特徴とする請求項3または4に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記配管体は、中筒と、前記中筒の外側に設けられる外筒と、前記中筒または前記外筒を周方向または軸方向に移動させる駆動モータとを有し、
    前記中筒及び前記外筒の一方は、側面に鉛直方向の位置が異なる複数の開口部を有し、
    前記中筒及び前記外筒の他方は、側面に少なくとも一つの開口部を有し、
    前記中筒または前記外筒を移動させ前記中筒の前記開口部と前記外筒の前記開口部とが重なることで前記連通部を形成することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記配管体は、中筒と、前記中筒の外側に設けられる外筒と、前記中筒または前記外筒を周方向に移動させる駆動モータとを有し、
    前記中筒及び前記外筒の一方は、側面に鉛直方向に延在する開口部を有し、
    前記中筒及び前記外筒の他方は、側面に鉛直方向の位置が異なる複数の開口部を有し、
    前記中筒または前記外筒を移動させ前記中筒の前記開口部と前記外筒の前記開口部とが重なることで前記連通部を形成することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記配管体は、中筒と、前記中筒の外側に設けられる外筒と、前記中筒または前記外筒を周方向に移動させる駆動モータとを有し、
    前記中筒及び前記外筒の一方は、側面に鉛直方向に延在する開口部を有し、
    前記中筒及び前記外筒の他方は、側面に鉛直方向に延在するとともに周方向に延在するらせん状の開口部を有し、
    前記中筒または前記外筒を移動させ前記中筒の前記開口部と前記外筒の前記開口部とが重なることで前記連通部を形成することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記中筒の前記開口部または前記外筒の前記開口部は、周方向に開口面積が異なることを特徴とする請求項6または7に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記中筒の前記開口部と前記外筒の前記開口部の重なり度合いは、連続的に調整されることを特徴とする請求項6または7に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 前記配管体は、鉛直方向の位置がそれぞれ異なる穴が形成された複数の並立筒と、各並列筒の端部に連結している外筒と、この外筒の内側に摺動可能に設けられているとともに前記並立筒に対応した位置に形成された開口部を有する中筒と、前記中筒を移動させる駆動モータとを有し、
    前記中筒を移動させ前記並列筒の端部と前記中筒の前記開口部とが重なることで前記連通部を形成することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  12. 前記配管体は、鉛直方向の位置が異なる複数の前記連通部を有することを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  13. 前記配管体は、給湯用の配管体であり、前記貯湯タンク内の前記湯水が複数の前記連通部を通じて同時に流入することを特徴とする請求項12に記載の貯湯式給湯装置。
  14. 前記貯湯タンクの上部には、前記高温水を取り出す出湯配管の端部が接続されていることを特徴とする請求項4〜13の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  15. 前記貯湯タンクの上部と前記加熱手段とは、高温水戻り配管で接続され、前記加熱手段で加熱された湯水は、前記高温水戻り配管を通じて前記貯湯タンクに戻ることを特徴とする請求項3〜14の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  16. 前記貯湯タンクの中間部と前記熱交換器とは、中温水戻り配管で接続され、前記熱交換器で熱交換された湯水は、前記中温水戻り配管を通じて前記貯湯タンクに戻ることを特徴とする請求項2〜15の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  17. 前記加熱手段で加熱された湯水の少なくとも一部は、前記給湯栓に直接送られることを特徴とする請求項4〜16の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  18. 前記熱交換器で熱交換された湯水の少なくとも一部は、前記給湯栓に直接送られることを特徴とする請求項4〜16の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  19. 前記配管体は、樹脂材料で構成されることを特徴とする請求項1〜18の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
  20. 前記加熱手段は、冷媒として二酸化炭素を用いたヒートポンプユニットであることを特徴とする請求項1〜19の何れか1項に記載の貯湯式給湯装置。
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