JP6450208B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

貯湯式給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6450208B2
JP6450208B2 JP2015019524A JP2015019524A JP6450208B2 JP 6450208 B2 JP6450208 B2 JP 6450208B2 JP 2015019524 A JP2015019524 A JP 2015019524A JP 2015019524 A JP2015019524 A JP 2015019524A JP 6450208 B2 JP6450208 B2 JP 6450208B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
heat insulating
pipe
insulating material
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015019524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016142480A (ja
Inventor
佐々木 勝
勝 佐々木
史生 渡部
史生 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2015019524A priority Critical patent/JP6450208B2/ja
Publication of JP2016142480A publication Critical patent/JP2016142480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6450208B2 publication Critical patent/JP6450208B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Description

この発明は、給湯用の湯水を貯湯した缶体の外周部を断熱材で保温する貯湯式給湯装置に関するものである。
従来よりこの種の貯湯式給湯装置においては、特許文献1に記載のように、缶体の側面の全体に真空断熱材を設けたものがあった。
特開2008−292050号公報
通常、貯湯式給湯装置は、家屋やビルといった建造物の外に設けられる場合が多く、特に冬期においては、厳しい寒冷気候にさらされる場合も多い。このような場合に、例えば缶体に接続される配管には何らかの凍結防止策を講じることが好ましく、また弁等の機能部品についても低温による性能低下・劣化の防止策を講じることが好ましい。
そこで、前記配管や機能部品をタンクユニット内において缶体の近傍に配置し、缶体の放熱を利用して前記凍結や性能低下の防止を図ることが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載のもののように、缶体の側面の全体に真空断熱材を設けた場合、缶体の保温性能は向上できるものの、缶体からの放熱が抑制されるため、タンクユニット内の雰囲気温度が低下する。一方で、缶体からの放熱を促進させるために真空断熱材の設置面積を減少させた場合、缶体の保温性能が低下する。このように、缶体の保温性能を確保しつつ、寒冷気候による配管の凍結や機能部品の性能低下を防止することができないという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、加熱手段により加熱された湯水を内部に貯湯する、軸方向を鉛直方向として立設された略円筒形状の缶体を有し、前記缶体から出湯された前記湯水を供給する貯湯式給湯装置において、 前記缶体に接続され、当該缶体に供給される前記湯水を通じる配管と、前記缶体の側面のうち所定高さ範囲の周方向略全域を覆う一方で、前記配管の外径と略等しい周方向寸法を備えた鉛直方向に縦長の領域のみを、前記所定高さ範囲を覆わない欠損部とした、真空断熱材と、前記真空断熱材の外周部の周方向全域を覆う発泡断熱材と、を有し、前記配管は、前記缶体の側面に近接して当該側面と平行に鉛直方向に延設される鉛直延設部と、前記鉛直延設部よりも管路方向両側にそれぞれ設けられ、前記缶体の側面から離れて延設される離間延設部と、を有し前記発泡断熱材は、前記配管の前記鉛直延設部の外径と略同じ周方向寸法でかつ前記鉛直延設部と略同じ鉛直方向寸法を備え、当該鉛直延設部の外周部に接触しつつ略収納する、鉛直方向に縦長の縦長凹部を有し、かつ、前記真空断熱材及び前記発泡断熱材を、前記欠損部の周方向位置と前記縦長凹部の周方向位置とが略一致するように、配置したものである。
また、請求項2では、前記発泡断熱材は前記真空断熱材の前記欠損部において他の領域よりも径方向内側に突出し、前記缶体の側面に密着する密着凸部を備えるものである。
また、請求項3では、前記配管は、記密着凸部の径方向外側に設けられているものである。
また、請求項4では、前記配管を、前記密着凸部前記径方向外側に設けた前記縦長凹部に配置したものである。
この発明の請求項1によれば、内部に湯水を貯湯するのに用いられる略円筒形の缶体の径方向外周部に保温用の真空断熱材が設けられ、そのさらに径方向外周部に発泡断熱材が設けられる。このとき、缶体の側面のすべてを前記真空断熱材で覆うことはせずに一部を欠損部とすることで体側面の露出領域については、前記真空断熱材の外周部ともども、前記発泡断熱材によって覆うようにしている。すなわち、缶体の前記露出領域の外周部は、発泡断熱材のみによって覆われる。そして、前記の配管を、加熱対象物として、前記発泡断熱材の縦長凹部に設ける。ここで、真空断熱材のない前記欠損部は、比較的保温性能が低い(言い替えれば断熱性能が低い)発泡断熱材のみで覆われる領域であることから、缶体内の湯水の熱が若干漏れてくるものである。したがって、前記縦長凹部と前記欠損部との周方向位置を互いに略一致させることで、前記漏れてくる熱を利用して前記縦長凹部内の配管を積極的に加熱することができる。このとき、配管が縦長凹部内に配置されることから、缶体側面から配管までの伝熱距離が短くなり、加熱効果を高めることができる。また、配管を安定的に位置決めし、確実な加熱を行える効果もある。その一方で、缶体については、真空断熱材により一部の欠損部以外の領域を覆うので、保温性能を確保できる。この結果、缶体の保温性能を確保しつつ、前記の寒冷気候による凍結や性能低下等を確実に防止することができる。
また、請求項2によれば、密着凸部を缶体の側面に密着させることで、缶体内の湯水の熱を確実に密着凸部で受熱することができる。
また、請求項3によれば、密着凸部で受熱した缶体内の湯水の熱を、密着凸部の外周部に位置する配管へ確実に伝熱することができる。
また、請求項4によれば、密着凸部を介し導かれる缶体内の湯水の熱を、密着凸部の外周部の縦長凹部に位置する配管へ確実に伝熱することができる
本発明の一実施形態の貯湯式給湯装置の全体概略構成図 缶体の外周部に設けた断熱材の詳細を表す分解斜視図 発泡断熱材の外周部に設けた配管及び機能部品の詳細を表す斜視図 発泡断熱材に形成された凹部構造を表す模式側面図 図4中のV−V断面による模式横断面図 図4中のVI−VI断面による模式横断面図 図4中のVII−VII断面による模式縦断面図 図4中のVIII−VIII断面による模式縦断面図 機能部品を加熱対象物とする変形例における缶体の外周部に設けた断熱材の詳細を表す分解斜視図 密着凸部を設けない変形例における模式横断面図 缶体側面に突起物がある変形例における缶体の外周部に設けた断熱材の詳細を表す分解斜視図
次に、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
本実施形態の貯湯式給湯装置の全体概略構成を図1に示す。図1において、この貯湯式給湯装置100は、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜時間帯に湯水を沸き上げて貯湯しこの貯湯した湯水を給湯に用いるもので、湯水を貯湯する缶体2(貯湯タンク)を備えた貯湯タンクユニット1と、缶体2内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット3と、台所や洗面所等にそれぞれ設けられた給湯栓4と、例えば給湯栓4の近傍に設けられた給湯リモコン5と、浴槽6と、例えば浴室に設けられたふろリモコン7と、を有する。
前記貯湯タンクユニット1は、筐体となる外装ケース(図示省略)の内部に設置された缶体2を備えている。缶体2は、上端に出湯管8が接続され、下端に給水管9が接続され、さらに下部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン往き管10が接続され、上部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン戻り管11が接続されている。前記ヒーポン往き管10を介し取り出された缶体2内の湯水は前記ヒートポンプユニット3によって沸き上げられた後、前記ヒーポン戻り管11から缶体2内に戻されて貯湯される。また、前記給水管9からの給水により缶体2内の湯水が押し上げられることで、缶体2内上部の高温水が前記出湯管8から押し出され、給湯される。このとき、前記給水管9には、給水の圧力を減圧する減圧弁46と、給水の温度を検出する給水温度センサ49とが設けられ、前記出湯管8には、缶体2の過圧を逃す過圧逃し弁45が設けられている。なお、缶体2の外周部には保温用の断熱材が設けられている(図1では煩雑防止のために図示省略)が、これについては後に詳述する。
缶体2には、上下方向に沿って複数個の貯湯温度センサ39が配置されている。本実施形態では、上から下へ向かって5つの貯湯温度センサ39a,39b,39c,39d,39eが配置されており、これらの貯湯温度センサ39a〜dが検出する温度情報によって、缶体2内にどれだけの熱量が残っているかが検知され、さらに缶体2内の上下方向の温度分布が検知される。
前記ヒートポンプユニット3は、ヒートポンプ回路16と、ヒーポン循環ポンプ17と、それらの駆動を制御するヒーポン制御部18とを備えている。前記ヒートポンプ回路16は、圧縮機12と、凝縮器としての冷媒−水熱交換器13と、電子膨張弁14と、強制空冷式の蒸発器15とで構成されている。前記ヒーポン循環ポンプ17は、缶体2内の湯水を前記ヒーポン往き管10及びヒーポン戻り管11を介して冷媒−水熱交換器13内に循環させる。
前記ヒートポンプ回路16内には冷媒として二酸化炭素が用いられ、これによって超臨界ヒートポンプサイクルが構成されている。一般に、超臨界ヒートポンプサイクルでは熱交換時において冷媒は超臨界状態のまま凝縮されるが、前記冷媒−水熱交換器13では冷媒と被加熱水たる缶体2内の湯水とが対向して流れる対向流方式を採用しており、これによって効率良く高温まで被加熱水を加熱可能であり、例えば低温水を電熱ヒータなしで約90℃の高温まで沸き上げることができる。
前記ヒーポン制御部18は、前記被加熱水の冷媒−水熱交換器13の入口温度と冷媒の冷媒−水熱交換器13の出口温度との温度差が一定になるように、前記電子膨張弁14または圧縮機12を制御する。これにより、特に、被加熱水の冷媒−水熱交換器13の入口温度が例えば5〜20℃程度の低い温度である場合に、COP(エネルギー消費効率)がとても良い状態で被加熱水を加熱することができる。
一方、前記缶体2内には、前記浴槽6の湯水を加熱するための、例えばステンレス製の蛇管よりなる熱交換器19が設けられている。この熱交換器19にはふろ往き管20とふろ循環ポンプ21を備えたふろ戻り管22とが接続されており、浴槽6の湯水が循環可能となっている。すなわち、ふろ戻り管22を介して導かれた浴槽6内の湯水が熱交換器19内において缶体2内の高温水により加熱された後、ふろ往き管20を介し浴槽6に戻されることで保温あるいは追焚きが行われる。なお、ふろ戻り管22には、循環する浴槽6の湯水の温度を検出するふろ温度センサ23が設けられている。
また、前記缶体2の中間位置(上下方向の略中央位置には限られない)には、中間出湯管24が接続されている。この中間出湯管24は、前記熱交換器19で浴槽6からの湯水と熱交換して温度低下した中温水や、湯と水の境界層付近で温度低下した(あるいは温度上昇した)中温水などの、缶体2の中間位置(上下方向の略中央位置には限られない)に貯められている湯水を缶体2から出湯する。
さらに、前記中間出湯管24と前記出湯管8との下流側合流位置には、缶体2の前記中間位置付近から中間出湯管24を介し導かれる中温水と缶体2の上端に接続された出湯管8を介し導かれる高温水とを混合する、電動ミキシング弁からなる中間混合弁25が設けられている。この中間混合弁25の下流側には中間給湯管27が接続されており、中間温度センサ26が設けられている。中間混合弁25における前記中温水と前記高温水との混合比率は、前記中間温度センサ26の検出湯温が、給湯リモコン5やふろリモコン7でユーザーが設定した給湯設定温度よりも所定温度高い混合目標温度となるように制御される。
さらに、前記中間給湯管27と前記給水管9から分岐された給水バイパス管29との下流側合流位置には、中間混合弁25から中間給湯管27を介し導かれる湯水と前記給水バイパス管29から導かれる低温水とを混合する、電動ミキシング弁からなる給湯混合弁28が設けられている。この給湯混合弁28の下流側には給湯管30が接続されており、給湯温度センサ31が設けられている。給湯混合弁28における前記湯水と前記低温水との混合比率は、前記給湯温度センサ31の検出湯温が給湯リモコン5やふろリモコン7でユーザーが設定した給湯設定温度となるように制御される。なお、給湯管30にはさらに、給湯する湯水の量をカウントする給湯流量カウンタ47が設けられている。
また、前記中間給湯管27から分岐された分岐中間給湯管33と前記給水管9から分岐された分岐給水バイパス管34との下流側合流位置には、分岐中間給湯管33を介し導かれる湯水と分岐給水バイパス管34から導かれる低温水とを混合する、電動ミキシング弁からなるふろ混合弁32が設けられている。このふろ混合弁32の下流側には、ふろ戻り管22に連通する湯張り管35が接続されており、湯張り温度センサ36が設けられている。ふろ混合弁32における前記湯水と前記低温水との混合比率は、前記湯張り温度センサ36の検出湯温が給湯リモコン5やふろリモコン7でユーザーが設定したふろ設定温度となるように制御される。なお、前記湯張り管35には、浴槽6への湯張りの開始/停止を行う湯張り弁37と、浴槽6への湯張り量をカウントするふろ流量カウンタ38と、浴槽6の湯水が逆流するのを防止する二重の逆止弁48とが設けられている。
前記給湯リモコン5及びふろリモコン7には、給湯設定温度を設定する給湯温度設定スイッチ40と、ふろ設定温度を設定するふろ温度設定スイッチ41と、前記ふろ設定温度の湯をふろリモコン7の湯張り量設定スイッチ(図示せず)で設定された湯張り量だけ浴槽6へ湯張りして所定時間保温させるふろ自動スイッチ42とが設けられている。
また、前記給湯リモコン5及びふろリモコン7には、給湯制御部44が無線通信または有線通信により接続されている。この給湯制御部44は、貯湯タンクユニット1内の各センサ(前記貯湯温度センサ39a〜e、ふろ温度センサ23、中間温度センサ26、給湯温度センサ31、湯張り温度センサ36等)の入力を受け各アクチュエータ(電動ミキシング弁である中間混合弁25、給湯混合弁28、ふろ混合弁32のアクチュエータや湯張り弁37のアクチュエータ等)の駆動を制御するマイコンを有しており、給湯リモコン5及びふろリモコン7でのユーザーが任意に設定した給湯設定温度及びふろ設定温度が、前記各アクチュエータの駆動によって実現される。具体的には、前記給湯制御部44は、中間温度センサ26で検出する温度が前記給湯設定温度及びふろ設定温度のうち高い方の設定温度より所定温度高い混合目標温度になるよう中間混合弁25の弁開度をフィードバック制御すると共に、給湯温度センサ31の検出する温度が前記給湯設定温度になるように給湯混合弁28の弁開度をフィードバック制御し、さらに、湯張り温度センサ36の検出する温度が前記ふろ設定温度になるようにふろ混合弁32の弁開度をフィードバック制御する。
次に、図2を用いて、缶体2の外周部に設けられた前記断熱材の詳細について説明する。なお、図示の煩雑を避けるために、缶体2に接続される各種配管及び前記外装ケース等の図示は省略している。この図2において、缶体2は全体が略円筒形に形成された金属製の中空缶であり、その周囲に、缶体2の側面の一部をほぼ全周にわたって覆う2つの真空断熱材52と、この真空断熱材52を含めた缶体2全体を覆う4つの発泡断熱材53,54,55,56と、発泡断熱材53〜56で覆われた缶体2を上部に載置するベース部57と、が設けられている。
前記真空断熱材52は、例えばアルミフィルムの袋体の内部にグラスウールを芯材として充填させた上でほぼ真空状態とした構造体であり、例えば平板状形状の断熱材母材がロール加工されることによって全体が略半円筒形(横断面略円弧状)に形成されている。図示する例では、2つの真空断熱材52が、缶体2を挟み込むようにその円筒状の側面60に対し設けられている。
2つの真空断熱材52は、缶体2の前記側面60のうち一部の露出領域61(露出領域61a,61b)を残しつつそれ以外の領域62を覆うように、缶体2の外周部に設けられる。具体的には、2つの真空断熱材52は、いずれも上下方向の寸法が缶体2の側面60の上下方向の寸法よりも所定の量だけ小さく形成されており、側面60の上端側寄りに配置されている。これにより、比較的高温の湯水が貯湯される缶体2の上部を真空断熱材52で覆いつつ、比較的高価である真空断熱材52を節減し、経済的な無駄を省きつつ必要な保温機能を確保できるようになっている。その結果、缶体2の前記側面60のうち下端側の領域は、真空断熱材52によって覆われない前記露出領域61aとなっている。
また、2つの真空断熱材52は、それらの周方向の寸法の合計が、缶体2の周方向の寸法よりも所定の量だけ小さくなるように形成されている。その結果、2つの真空断熱材52を缶体2の外周部に設けた際に、真空断熱材52の周方向端部の間に隙間が形成される。なお、本実施形態では、後述の図5に示すように、缶体2の前記側面60のうち、周方向一方側(後述の図5中上側)では2つの真空断熱材52の前記周方向端部同士が接触し、周方向他方側(後述の図5中下側)では2つの真空断熱材52の前記周方向端部の間に隙間が形成されるように、真空断熱材52が配置される。その結果、缶体2の前記側面60のうち前記隙間に対応する領域は、真空断熱材52によって覆われない前記露出領域61bとなっている。
前記4つの発泡断熱材53,54,55,56のうち、2つの発泡断熱材55,56は、缶体2の側面60の前記露出領域61a,61bの外周部を覆うようにしつつ、2つの真空断熱材52の外周部に設けられる。以下では、これら発泡断熱材55,56のうち、缶体2の前記露出領域61a,61bの外周部を覆う領域を缶体被覆領域63といい、真空断熱材52の外周部を覆う領域を断熱材被覆領域64というものとする。また、缶体被覆領域63のうち、前記露出領域61aの外周部を覆う領域を缶体被覆領域63a、前記露出領域61bの外周部を覆う領域を缶体被覆領域63b(後述の図4参照)というものとする。
図2に示すように、発泡断熱材55の前記缶体被覆領域63aは、断熱材被覆領域64よりも肉厚に形成されている。この缶体被覆領域63aと断熱材被覆領域64との厚みの差は、真空断熱材52の厚みとほぼ等しくなっている。この結果、発泡断熱材55の前記缶体被覆領域63aの内周面には、缶体2の側面60の外周側の真空断熱材52が設けられていない部位において他の領域よりも径方向内側に突出し、缶体2の側面60の前記露出領域61aに密着する密着凸部65が形成されている。なお、密着凸部65は、側面60の前記露出領域61aに完全に密着している必要はなく、その一部が密着(接触)していればよい。
発泡断熱材56も前記発泡断熱材55と同様の構成となっており、その缶体被覆領域63a(後述の図4参照)の内周面には、缶体2の側面60の前記露出領域61aに密着する密着凸部65(後述の図4参照)が形成されている。さらに、発泡断熱材56の前記缶体被覆領域63bの内周面には、前記密着凸部65の上部に位置し、缶体2の側面60の前記露出領域61bに密着する密着凸部66(後述の図4及び図5参照)が形成されている。この密着凸部66は、上下方向に沿って略直線状に形成され、前記2つの真空断熱材52の周方向端部の間の隙間に嵌合するような突出形状(横断面略矩形状)を有している。なお、前記密着凸部66は、前記密着凸部65と同様、側面60の前記露出領域61bに完全に密着している必要はなく、その一部が密着(接触)していればよい。
発泡断熱材56の前記缶体被覆領域63a,63bの外周部には、複数の凹部67,68,69,70等が形成されている。前記凹部67は、前記缶体被覆領域63aの外周部において、上下方向に沿った略直線状の溝状に形成されている。また、前記凹部68は、前記缶体被覆領域63bの外周部において、上下方向に沿った略直線状の溝状に形成されている。また、前記凹部69は、前記缶体被覆領域63aの外周部において、周方向において前記凹部68に近接する位置に、上下方向に沿った略直線状の溝状に形成されている。前記凹部68と前記凹部69とは、周方向位置が若干異なると共に互いに略平行となるように形成されており、凹部68の下端部と凹部69の上端部とは、周方向に沿って溝状に形成された凹部70により連通されている。
次に、図3を用いて、発泡断熱材53〜56の外周部に設けられた配管及び機能部品等の詳細について説明する。なお、図示の煩雑を避けるために、前記外装ケース等の図示は省略している。図3に示すように、缶体2に接続される各種の配管や弁等の機能部品は、缶体2の前記発泡断熱材56側の外周側に集約配置されている。これにより、貯湯タンクユニット1の設置スペースを削減できると共に、メンテナンス性を向上できるようになっている。また、缶体2の前記発泡断熱材56側の外周側下方には、配置台71が設置されている。配置台71は、例えば図示しない外装ケースに固定されており、この配置台71上には各種配管の接続具等の複数の器具が配置されている。
前記ヒーポン往き管10は、一端が前記配置台71に配置された接続具72に接続され、他端が発泡断熱材54に挿入されて缶体2の下端に接続されている。図3に示す例では、ヒーポン往き管10の一部に配管保温材10aが装着されている。また、前記ヒーポン戻り管11は、一端が前記発泡断熱材53に挿入されて缶体2の上端に接続され、他端が前記配置台71に配置された弁装置73を介して接続具83に接続されている。図3に示す例では、ヒーポン戻り管11の一部に配管保温材11aが装着されている。
前記出湯管8は、一端が前記発泡断熱材53に挿入されて缶体2の上端に接続され、他端が前記配置台71の上方に配置された中間混合弁25に接続されている。図3に示す例では、出湯管8の一部に配管保温材8aが装着されている。また、出湯管8には前記過圧逃し弁45が設けられており、この過圧逃し弁45には他端を前記ベース部57に連結したドレンホース74の一端が接続されている。前記中間出湯管24は、一端が前記発泡断熱材56に形成された開口75に挿入されて缶体2の中間位置に接続され、他端が前記中間混合弁25に接続されている。図3に示す例では、中間出湯管24のほぼ全部に配管保温材24aが装着されている。
中間混合弁25の下方には前記給湯混合弁28が設けられており、これら中間混合弁25と給湯混合弁28とは前記中間給湯管27により接続されている。この中間給湯管27より分岐された前記分岐中間給湯管33は、給湯混合弁28の径方向内側(発泡断熱材56側)に配置されたふろ混合弁32に接続されている。給湯混合弁28の下方には前記給水管9が立設されており、この給水管9の一端は前記給水バイパス管29を介して給湯混合弁28に接続され、他端は減圧弁46を介して前記配置台71に配置された接続具76に接続されている。給水管9の隣には前記給湯管30が立設されており、この給湯管30の一端は前記給湯混合弁28に接続され、他端は前記配置台71に配置された接続具77に接続されている。図3に示す例では、給湯管30の一部に配管保温材30aが装着されている。
前記給水管9より分岐管78を介して分岐された給水管9は、径方向内側(発泡断熱材56側)に引き出されると共に下方に向かって延設され、先端部が発泡断熱材54に挿入されて缶体2の下端に接続されている。図3に示す例では、この分岐された給水管9の一部に配管保温材9aが装着されている。
前記ふろ戻り管22は、一端が発泡断熱材53に挿入されて缶体2の内部にある前記熱交換器19に接続され、他端が三方弁79及び前記配置台71に配置されたふろ循環ポンプ21を介して、前記配置台71に配置された接続具80に接続されている。また、前記ふろ往き管20は、一端が発泡断熱材53に形成された開口81に挿入されて缶体2の内部にある前記熱交換器19に接続され、他端が前記配置台71に配置された接続具82に接続されている。
以上の基本構成を備える前記貯湯式給湯装置100においては、内部に湯水を貯湯するのに用いられる略円筒形の缶体2の径方向外周部に保温用の前記真空断熱材52が設けられ、そのさらに径方向外周部に前記発泡断熱材53〜56が設けられる。ここで、真空断熱材は非常に保温性能が高いが高価なものであり、その一方で発泡断熱材は保温性能は低いが安価なものである。また一般に、真空断熱材は加工や変形が難しく、缶体に凹凸や突起物等がある場合にはその対応が難しい。さらに、前記のように缶体2においては比較的高温の湯水が上部に貯湯されることから、缶体2の上部を覆うことで経済的な無駄を省きつつ必要な保温機能を確保できる。これらの観点から、本実施形態では、缶体2の側面60のすべてを前記真空断熱材52で覆うことはせずに一部を露出領域61として残し、この缶体側面60の露出領域61については、前記真空断熱材52の外周部ともども、前記発泡断熱材55,56によって覆うようにしている。すなわち、缶体2の前記露出領域61の外周部は、発泡断熱材55,56の缶体被覆領域63のみによって覆われる。
一方、通常、貯湯式給湯装置100は、家屋やビルといった建造物の外に設けられる場合が多く、特に冬期においては、厳しい寒冷気候にさらされる場合も多い。このような場合に、缶体2に接続される前記配管が凍結すると、内部の水の凍結膨張による配管の破損等が懸念されることから、前記配管には何らかの凍結防止策を講じることが好ましい。
そこで本実施形態では、発泡断熱材56のうち、缶体2の前記露出領域61a,61bの外周部を覆う缶体被覆領域63a,63bの外周部に、前記各種配管のうちの一部を、缶体2からの放熱を利用して加熱する加熱対象物として設ける。本実施形態は、前記各種配管のうち、缶体2へ供給される給水を通じる配管である前記給水管9、前記ヒーポン往き管10、及び缶体2へ供給される湯水を通じる前記ヒーポン戻り管11を前記加熱対象物とするものである。
次に、図4〜図8を用いて、前記給水管9、前記ヒーポン往き管10、及び前記ヒーポン戻り管11の設置構造について説明する。なお、図4では、図示の煩雑を避けるために、発泡断熱材53,54と、各種配管と、前記給水管9、前記ヒーポン往き管10、及び前記ヒーポン戻り管11の設置に関わる前記凹部67〜70以外の発泡断熱材56の凹凸構造等については、図示を省略している。
図4、図5及び図7に示すように、発泡断熱材56の前記缶体被覆領域63bは、その内周面に前記密着凸部66を備えている。そして、前記ヒーポン戻り管11は、缶体被覆領域63bにおける密着凸部66の径方向外側に設けられている。より詳細には、ヒーポン戻り管11は、缶体被覆領域63bの外周部に設けた凹部68内に配置されている。図5に示すように、凹部68は、例えば横断面形状が略円弧状となるように形成され、ヒーポン戻り管11の前記配管保温材11aが例えば半分程度収納される深さに形成されている。ヒーポン戻り管11は、配管保温材11aが凹部68の内周面に接触するように配置されている。
なお、前記凹部68に、ヒーポン戻り管11の配管保温材11aが装着されていない部分、すなわちヒーポン戻り管11を裸で配置してもよいが、本実施形態のように、ヒーポン戻り管11の配管保温材11aの装着部分を凹部68に配置することで、配管の保温効果をさらに高めることができる。
また、図4、図6及び図8に示すように、発泡断熱材56の前記缶体被覆領域63aは、その内周面に前記密着凸部65を備えている。そして、前記給水管9は、缶体被覆領域63aにおける密着凸部65の径方向外側に設けられている。より詳細には、給水管9は、缶体被覆領域63aの外周部に設けた凹部67内に配置されている。図6に示すように、凹部67は、例えば横断面形状が略円弧状となるように形成され、給水管9の前記配管保温材9aが例えば半分程度収納される深さに形成されている。給水管9は、配管保温材9aが凹部67の内周面に接触するように配置されている。
同様に、図4及び図6に示すように、前記ヒーポン往き管10は、缶体被覆領域63aにおける密着凸部65の径方向外側、すなわち缶体被覆領域63aの外周部に設けた凹部69内に配置されている。図6に示すように、凹部69は、例えば横断面形状が略円弧状となるように形成され、ヒーポン往き管10の前記配管保温材10aが例えば半分程度収納される深さに形成されている。ヒーポン往き管10は、配管保温材10aが凹部69の内周面に接触するように配置されている。
なお、前記凹部67,69に、給水管9及びヒーポン往き管10の配管保温材9a,10aが装着されていない部分を配置してもよいが、これら給水管9及びヒーポン往き管10の内部には比較的低温の水が流れており特に凍結が起こりやすいことから、本実施形態のように、配管保温材9a,10aの装着部分を凹部67,69に配置することで、配管の保温効果をさらに高めることができる。
以上説明したように、本実施形態の貯湯式給湯装置100によれば、前記の給水管9、ヒーポン往き管10、及びヒーポン戻り管11を、加熱対象物として、発泡断熱材56の前記缶体被覆領域63a,63bの外周部に設ける。前記のように、缶体被覆領域63a,63bは、真空断熱材52がなく、比較的保温性能が低い(言い替えれば断熱性能が低い)発泡断熱材56のみが設けられる領域であることから、缶体2内の湯水の熱が若干漏れてくるものである。したがって、前記給水管9、ヒーポン往き管10、及びヒーポン戻り管11を、この缶体被覆領域63a,63bの外周部に設けることで、前記漏れてくる熱を利用して積極的に加熱することができる。その一方で、缶体2については、真空断熱材52により一部の露出領域61以外の領域62を覆うので、保温性能を確保できる。この結果、缶体2の保温性能を確保しつつ、前記の寒冷気候による凍結等を確実に防止することができるものである。
また、本実施形態では特に、発泡断熱材56の前記缶体被覆領域63a,63bは、前記缶体2の側面60の外周側の前記真空断熱材52が設けられていない部位において他の領域よりも径方向内側に突出し、前記缶体2の側面60に密着する前記密着凸部65,66を備える。このように、缶体被覆領域63aの密着凸部65及び缶体被覆領域63bの密着凸部66を缶体2の側面60に密着させることで、缶体2内の湯水の熱を確実に密着凸部65,66で受熱することができるものである。
また、本実施形態では特に、加熱対象物としての前記給水管9、ヒーポン往き管10、及びヒーポン戻り管11は、缶体被覆領域63a,63bにおける密着凸部65,66の径方向外側に設けられている。これにより、密着凸部65,66で受熱した缶体2内の湯水の熱を、缶体被覆領域63a,63bの外周部に位置する給水管9、ヒーポン往き管10、及びヒーポン戻り管11へ確実に伝熱することができるものである。
また、本実施形態では特に、加熱対象物としての給水管9、ヒーポン往き管10、及びヒーポン戻り管11を、缶体被覆領域63a,63bの外周部に設けた前記凹部67,69,68に配置する。これにより、缶体被覆領域63a,63bを介し導かれる缶体2内の湯水の熱を、缶体被覆領域63a,63bの外周部の凹部67,69,68に位置する給水管9、ヒーポン往き管10、及びヒーポン戻り管11へ確実に伝熱することができる。このとき、給水管9等を凹部67〜69内に配置することで、缶体側面60から給水管9等までの伝熱距離が短くなり、加熱効果を高めることができるものである。また、給水管9等を缶体被覆領域63a,63bにおいて安定的に位置決めし、確実な加熱を行える効果もある。
また、本実施形態では特に、加熱対象物は、缶体2へ供給される湯水又は缶体2へ供給される給水を通じる配管である。このように、配管を加熱対象物とすることで確実に凍結防止を図ることができるものである。
また、本実施形態では特に、缶体2内の湯水を出湯する前記出湯管8が缶体2の上端部に接続されており、浴槽6や給湯栓4といった給湯先に、出湯管8からの湯水が供給される。一方、缶体2の下端部には、前記缶体2に給水する給水管9が接続されており、前記の湯水供給に対応して、前記給水管9を介した缶体2内への給水が行われる。この結果、前記給水管9の内部には、比較的低温の水が流れていることから、前記寒冷気候の条件下では、特に凍結が起こりやすい。したがって、このような給水管9を加熱対象物とすることにより、特に効果的に前記凍結を防止できるものである。
また、本実施形態では特に、缶体2の側面60のうち下端側の領域を、真空断熱材52によって覆われない前記露出領域61aとする。ここで、本実施形態の貯湯式給湯装置100は、深夜時間帯に湯水を沸き上げて缶体2の上部から順次高温水を貯湯していくので、最も凍結の起こりやすい朝方(未明)の時間帯に高温水が前記露出領域61aに到達し、加熱対象物である給水管9及びヒーポン往き管10を加熱することができる。したがって、特に効果的に前記凍結を防止することができるものである。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、加熱対象物が配管である場合を例にとって説明したが、これに限られない。加熱対象物は、例えば電動ミキシング弁等の機能部品であってもよい。このような弁は、一般に樹脂で成形されることから、前記の配管と同様に、内部の水の凍結膨張による破損等が懸念される。また、破損までは生じなくとも、内部の水の凍結により弁の作動に不具合が生じ、性能低下や劣化等を招くことが懸念されるものである。したがって、前記機能部品には何らかの凍結防止策を講じることが好ましい。
この場合、例えば前記図2に対応する図9に示すように、2つの真空断熱材52の一方を複数の真空断熱材52a,52b,52cで構成し、各真空断熱材52a,52b,52cの形状や大きさを調整することで、缶体2の前記露出領域61の形状や大きさを調整すればよい。図9に示す例では、真空断熱材52bの上下方向の寸法を小さくすることで露出領域61cが形成されており、この露出領域61cの外周部を覆う発泡断熱材56の缶体被覆領域63c(図示省略)の外周部に、機能部品が設けられる。
具体的には、発泡断熱材56の缶体被覆領域63cの外周部には、凹部84,85が形成されており、凹部84には、機能部品としての前記ふろ混合弁32の少なくとも一部が内部に配置され、凹部85には、機能部品としての前記三方弁79の少なくとも一部が内部に配置されている。なお、発泡断熱材56の缶体被覆領域63cは、その内周面に缶体2の側面60の露出領域61cに密着する密着凸部86(図示省略)を備えている。
この場合には、上記実施形態の効果に加えて、弁等の機能部品についても凍結による破損や性能低下・劣化等を防止することができる。
また、上記実施形態では、発泡断熱材56の缶体被覆領域63bが密着凸部66を備える場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば前記図5に対応する図10に示すように、発泡断熱材56の缶体被覆領域63bが密着凸部66を備えず、2つの真空断熱材52の周方向端部の間の隙間に空気層87が形成されてもよい。また、図示は省略するが、前記発泡断熱材55,56の缶体被覆領域63aが密着凸部65を備えず、発泡断熱材55,56の缶体被覆領域63aと缶体側面60との間に空気層が形成されてもよい。この場合、密着凸部66等を備える場合に比べて、缶体2の熱の前記加熱対象物への伝熱性を向上できるので、凍結防止効果をさらに高めることができる。
また、上記実施形態では、缶体2の側面60に凹凸や突起物がない場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば前記図2に対応する図11に示すように、缶体2の側面60に突起物(この例では前記中間出湯管24の接続口88)がある場合には、前記のように真空断熱材は加工や変形が難しいことから、前記接続口88の位置が前記露出領域61bとなるように、2つの真空断熱材52を配置すればよい。この場合には、前記配管や機能部品等の加熱対象物を前記接続口88に対応する周方向位置に配設することにより、上記実施形態等と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、熱交換器19が缶体2内部に設置した内熱交方式である場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、缶体2の外部でタンク内の湯水と浴槽水とが熱交換する外熱交方式の熱交換器を用いてもよい。
また、上記実施形態では、加熱手段をヒートポンプユニット3で構成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、太陽熱、ガス、液体燃料による給湯機や、電熱ヒータによる電気温水器や、コージェネレーションシステムの廃熱回収装置等を前記加熱手段として用いても良い。
2 缶体
3 ヒートポンプユニット(加熱手段)
8 出湯管
9 給水管(加熱対象物、配管)
10 ヒーポン往き管(加熱対象物、配管)
11 ヒーポン戻り管(加熱対象物、配管)
32 ふろ混合弁(加熱対象物、機能部品)
52 真空断熱材
55,56 発泡断熱材
60 側面
61a〜61c 露出領域
62 領域
63a〜63c 缶体被覆領域
65 密着凸部
66 密着凸部
67〜69 凹部
79 三方弁(加熱対象物、機能部品)
86 密着凸部
100 貯湯式給湯装置

Claims (4)

  1. 加熱手段により加熱された湯水を内部に貯湯する、軸方向を鉛直方向として立設された略円筒形状の缶体を有し、前記缶体から出湯された前記湯水を供給する貯湯式給湯装置において、
    前記缶体に接続され、当該缶体に供給される前記湯水を通じる配管と、
    前記缶体の側面のうち所定高さ範囲の周方向略全域を覆う一方で、前記配管の外径と略等しい周方向寸法を備えた鉛直方向に縦長の領域のみを、前記所定高さ範囲を覆わない欠損部とした、真空断熱材と、
    前記真空断熱材の外周部の周方向全域を覆う発泡断熱材と、
    を有し、
    前記配管は、
    前記缶体の側面に近接して当該側面と平行に鉛直方向に延設される鉛直延設部と、前記鉛直延設部よりも管路方向両側にそれぞれ設けられ、前記缶体の側面から離れて延設される離間延設部と、を有し
    前記発泡断熱材は、
    前記配管の前記鉛直延設部の外径と略同じ周方向寸法でかつ前記鉛直延設部と略同じ鉛直方向寸法を備え、当該鉛直延設部の外周部に接触しつつ略収納する、鉛直方向に縦長の縦長凹部を有し、
    かつ、
    前記真空断熱材及び前記発泡断熱材を、
    前記欠損部の周方向位置と前記縦長凹部の周方向位置とが略一致するように、配置した
    ことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記発泡断熱材は
    前記真空断熱材の前記欠損部において他の領域よりも径方向内側に突出し、前記缶体の側面に密着する密着凸部を備えることを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記配管は、
    記密着凸部の径方向外側に設けられていることを特徴とする請求項2記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記配管を、
    前記密着凸部前記径方向外側に設けた前記縦長凹部に配置したことを特徴とする請求項3記載の貯湯式給湯装置
JP2015019524A 2015-02-03 2015-02-03 貯湯式給湯装置 Active JP6450208B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015019524A JP6450208B2 (ja) 2015-02-03 2015-02-03 貯湯式給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015019524A JP6450208B2 (ja) 2015-02-03 2015-02-03 貯湯式給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016142480A JP2016142480A (ja) 2016-08-08
JP6450208B2 true JP6450208B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=56568568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015019524A Active JP6450208B2 (ja) 2015-02-03 2015-02-03 貯湯式給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6450208B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018109557A (ja) * 2017-01-04 2018-07-12 株式会社東芝 位置検出装置、物体検知センサ、位置検出システム、位置検出方法及び位置検出プログラム
JP6979570B2 (ja) * 2017-12-01 2021-12-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 貯湯式給湯装置
JP7206943B2 (ja) * 2019-01-23 2023-01-18 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP7415977B2 (ja) 2021-02-19 2024-01-17 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
WO2023223537A1 (ja) * 2022-05-20 2023-11-23 三菱電機株式会社 貯湯ユニット及び貯湯式給湯機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057926A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Sanyo Electric Co Ltd タンクユニット
JP4240150B1 (ja) * 2008-02-21 2009-03-18 パナソニック株式会社 貯湯式給湯装置
JP5465159B2 (ja) * 2010-11-26 2014-04-09 リンナイ株式会社 断熱式貯湯装置
JP5928007B2 (ja) * 2012-03-07 2016-06-01 三菱電機株式会社 貯湯タンク用断熱材および貯湯式給湯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016142480A (ja) 2016-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6450208B2 (ja) 貯湯式給湯装置
US8978744B2 (en) Hot-water storage type hot-water supply device and hot-water storage type heating and hot-water supply device
US9010281B2 (en) Hot water supply system
JP4485406B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2010043759A (ja) 貯湯式給湯装置
US20110203786A1 (en) Waste Water Heat Transfer System
JP5637903B2 (ja) 給湯システム
JP2007178063A (ja) 給湯装置
JP6599274B2 (ja) 貯湯式給湯機
KR101812264B1 (ko) 간접 가열식 전기 온수기
JP5399327B2 (ja) 貯湯タンクユニット
US11414847B2 (en) Under sink water dispensing system
JP2015140968A (ja) 貯湯式給湯機
JP2011153772A (ja) 貯湯式給湯装置
JP7148484B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
KR101812263B1 (ko) 간접 가열식 전기 온수기를 이용한 전기 보일러
JP2017180945A (ja) 貯湯式給湯機
JP2013068403A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP7149735B2 (ja) 給湯装置
JP4228912B2 (ja) 給湯装置
JP4935720B2 (ja) 貯湯式温水器および貯湯タンクユニット
JP2007333270A (ja) ヒートポンプ熱源機
CN100478626C (zh) 热泵热水供应装置
EP2737255B1 (en) Hydronic system
JP2007071443A (ja) 給湯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6450208

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250