JP2017180945A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

貯湯式給湯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017180945A
JP2017180945A JP2016068105A JP2016068105A JP2017180945A JP 2017180945 A JP2017180945 A JP 2017180945A JP 2016068105 A JP2016068105 A JP 2016068105A JP 2016068105 A JP2016068105 A JP 2016068105A JP 2017180945 A JP2017180945 A JP 2017180945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
pipe
water storage
way valve
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016068105A
Other languages
English (en)
Inventor
真吾 山崎
Shingo Yamazaki
真吾 山崎
亮 荒木
Akira Araki
亮 荒木
泰洋 長澤
Yasuhiro Nagasawa
泰洋 長澤
長谷川 聡
Satoshi Hasegawa
聡 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2016068105A priority Critical patent/JP2017180945A/ja
Publication of JP2017180945A publication Critical patent/JP2017180945A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【課題】寒冷地仕様の貯湯式給湯機における、戻り管の耐食性向上と凍結防止との両立を図る。【解決手段】ヒーポン戻り管11の第1区間11Bのうち缶体側区間11Baをステンレス製配管で構成するとともに三方弁側区間11Bbを銅製配管で構成し、熱伝導率が高い三方弁側区間11BbにヒータH1を設ける。これにより、缶体側区間11Baについては、ヒータH1による加熱が管内側に伝わった後その管内に伝わった熱による管内での湯水対流Pの発生により、凍結抑制が図られる。三方弁側区間11Bbについては、銅製配管の高い熱伝導率によりヒータH1から管壁に沿って熱伝導Qにより熱が伝えられることで、凍結を抑制する。【選択図】図1

Description

この発明は、凍結防止のためにヒータが設けられる貯湯式給湯機に関するものである。
従来よりこの種の貯湯式給湯機においては、特許文献1に記載のように、凍結防止運転時及び沸き上げ運転時に、貯湯タンク内の湯水を、タンク下部→往き管→熱交換器→戻り管→タンク上部のように循環させるものがあった。
特開2003−214700号公報
例えば沸き上げ運転時には貯湯タンク内の上部に高温水が貯湯されることから、貯湯タンク上部に接続される前記戻り管では、高温環境による腐食が生じやすい。そこで前記戻り管に耐食性の高い材質(例えばSUSや樹脂等の熱伝導率の低い材質)を用いることが考えられる。
ここで、例えば寒冷地仕様の貯湯式給湯機においては、適宜の配管に凍結防止のためのヒータが設けられるのが一般的である。前記のように熱伝導率の低い材質を前記戻り管に用いた場合、ヒータによる加熱が(管内側には伝わるものの)管の長さ方向に伝わりにくい。したがって、管内に伝わった熱による管内での湯水対流(熱対流)発生により戻り管のうちヒータから貯湯タンク側の部分については凍結抑制が図られる一方、戻り管のうちヒータから反貯湯タンク側の部分については管壁に沿って熱がなかなか伝わらず凍結する恐れがある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンク内の湯水と加熱された冷媒との熱交換を行う熱交換器と、前記貯湯タンクの下部から前記熱交換器に向かう往き管と、前記熱交換器から前記貯湯タンクの上部に戻る戻り管と、を有する貯湯式給湯機において、前記戻り管のうち前記貯湯タンク側の部分を熱伝導率が第1の値である第1配管で構成し、前記第1配管から前記貯湯タンクと反対側の部分を、熱伝導率が前記第1の値よりも大きな第2の値である第2配管で構成するとともに、前記第2配管にヒータを設けたものである。
また、請求項2では、前記戻り管に設けられた三方弁と、前記三方弁から前記貯湯タンクの底部へと連通する戻りバイパス管とをさらに有し、前記戻り管の前記三方弁から前記貯湯タンクの上部までの第1区間のうち前記貯湯タンク側の部分を前記第1配管で構成し、前記第1区間のうち前記第1配管よりも前記三方弁側の部分と、前記戻り管の前記熱交換器から前記三方弁までの第2区間とを、前記第2配管で構成したものである。
また、請求項3では、前記第1配管は、SUS管であり、前記第2配管は、銅管であるものである。
また、請求項4では、前記銅管は、前記SUS管側の端部に、拡開部を備えており、前記SUS管の前記銅管側の端部は、前記拡開部の内側に挿入されて固定されているものである。
また、請求項5では、前記戻り管の前記第1区間は、前記貯湯タンクの外周部に沿うように、略上下方向に延設されているものである。
この発明の請求項1によれば、熱交換器において冷媒と熱交換して加熱された湯水が貯湯タンク内に貯湯される。すなわち、沸き上げ運転時に、貯湯タンク内の低温水が前記貯湯タンクの下部に接続された往き管から取り出されて熱交換器に導かれ、前記冷媒との熱交換によって加熱されて高温水となる。この高温水は、熱交換器から戻り管を経て前記貯湯タンクの上部に戻され、この結果、貯湯タンクの上部から順次積層して高温水が貯湯される。
このとき、貯湯タンク上部に接続される前記戻り管では、前記のように貯湯タンク内の上部に高温水が貯湯されることから、高温環境による腐食が生じやすい。そこで前記戻り管に耐食性の高い材質(例えばSUSや樹脂等の熱伝導率の低い材質)を用いることが考えられる。
請求項1によれば、前記戻り管のうち前記貯湯タンク側の部分を(熱伝導率が低め(=第1の値)の第1配管で構成する一方で、第1配管から反貯湯タンク側の部分については、熱伝導率が高め(=第2の値)の第2配管で構成する。そしてその熱伝導率が高い第2配管にヒータを設ける。これにより、管内での湯水対流によって戻り管のうちヒータから貯湯タンク側の部分の凍結抑制が図られる一方、戻り管のうちヒータから反貯湯タンク側の部分については高い熱伝導率により管壁に沿って熱を伝え、凍結を抑制することができる。
以上の結果、請求項1によれば、寒冷地仕様の貯湯式給湯機における、戻り管の耐食性向上と凍結防止との両立を図ることができる。
また、請求項2によれば、凍結防止のための貯湯タンク内の湯水の循環運転が行われる。前記循環運転では、戻り管に設けた三方弁の切替によって2ルートの循環運転が選択的に実行される。第1のルートでは、三方弁が、戻り管の前記熱交換器から前記三方弁までの第1区間を、戻り管から分岐する戻りバイパス管に連通する状態に切り替えられる。この状態で、貯湯タンク内の湯水は、貯湯タンク下部→往き管→熱交換器→戻り管の第1区間→三方弁→戻りバイパス管→貯湯タンク下部のように循環する。また、第2のルートでは、三方弁が、前記第1区間を、戻り管の前記三方弁から前記貯湯タンクの上部までの第2区間に連通する状態(言い替えれば戻り管を全通する状態)に切り替えられる。この状態で、貯湯タンク内の湯水は、貯湯タンク下部→往き管→熱交換器→戻り管の第1区間→三方弁→戻り管の第2区間→貯湯タンク上部のように循環する。通常は、三方弁が前記2つの状態に交互に切り替えられることで、前記2つのルートによる循環運転が交互に定期的に行われる。これにより、前記第1ルートでの循環運転中における戻り管の凍結防止が第1配管、第2配管共に良好に行い得る結果、前記第2ルートでの循環運転の頻度を減らせるため、貯湯タンク上部の高温水の温度低下の抑制を図ることができる。
また、請求項3によれば、第1配管としてSUS管を用いることにより、戻り管のうち特に高温環境となる前記貯湯タンク側の部分の耐食性を確実に向上することができる。また第2配管として銅管を用いることにより、管壁に沿ってヒータの熱を確実に伝え、戻り管のうちヒータから反貯湯タンク側の部分の凍結を確実に抑制することができる。
また、請求項4によれば、加工性が良好な銅管の端部に拡開部を形成し、これに対してSUS管の端部が挿入固定される。これにより、銅管とSUS管との接続構造を容易に構築することができる。
また、請求項5によれば、略上下方向に延設されている戻り管第1区間において、ヒータの上側となる貯湯タンク側部分の凍結を、管内での湯水対流により確実に抑制することができると共に、湯水対流の生じ難いヒータの下側部分の凍結を、管壁に沿って伝わるヒータからの伝熱によって確実に抑制することができる。
本発明の一実施形態の貯湯式給湯機の全体概略構成図 タンク装置及びその周辺配管及び機能部品とともに表す斜視図 凍結予防のための循環運転(第1ルート)の作動を説明する図 凍結予防のための循環運転(第2ルート)の作動を説明する図 図2に示すタンク装置の矢印A方向からの矢視図、及び、ヒーポン戻り管を抽出して示す斜視図 ヒーポン戻り管の第1区間における缶体側区間と三方弁側区間との接続部分を表す斜視図、及び、ヒータの加熱による熱対流や熱伝導の挙動を表す斜視図 ヒーポン戻り管の第1区間における缶体側区間と三方弁側区間との接続部分を表す縦断面図
次に、本発明の一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。
本実施形態の貯湯式給湯機の全体概略構成を図1に示す。図1において、この貯湯式給湯機100は、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜時間帯に湯水を沸き上げて貯湯しこの貯湯した湯水を給湯に用いるもので、タンク装置TAを備えた貯湯タンクユニット1と、缶体2(貯湯タンク)内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット3と、台所や洗面所等にそれぞれ設けられた給湯栓4(この例ではシャワーを図示)と、浴槽6と、を有する。
図1及び図2に示すように、前記タンク装置TAは、筐体となる外装ケース(図示省略)の内部に設置され内部に湯水を貯湯する前記缶体2を備えている。缶体2は、上端に出湯管8が接続され、下端に給水管9が接続され、さらに下部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン往き管10が接続され、上部にヒーポン循環回路を構成するヒーポン戻り管11(詳細には、戻り管第1区間11B。詳細は後述)が接続されている。
前記缶体2は全体が略円筒形に形成された金属製の中空缶であり、その周囲に、缶体2全体を覆うように、保温用の4つの発泡断熱材53,54,55,56(図1では煩雑防止のために一点鎖線で略示)が設けられている。
前記ヒーポン往き管10を介し缶体2の下方から取り出された前記缶体2内の湯水は前記ヒートポンプユニット3によって沸き上げられた後、前記ヒーポン戻り管11を介し缶体2の上端から前記缶体2内に戻されて貯湯される。また、前記給水管9からの給水により缶体2内の湯水が押し上げられることで、缶体2内上部の高温水が前記出湯管8から押し出され、給湯される。このとき、前記給水管9には、給水の温度を検出する給水温度センサ(図示せず)とが設けられ、前記出湯管8には、缶体2の過圧を逃す過圧逃し弁45が設けられている。
前記ヒートポンプユニット3は、ヒートポンプ回路16と、ヒーポン循環ポンプ17と、それらの駆動を制御するヒーポン制御部(図示せず)とを備えている。前記ヒートポンプ回路16は、圧縮機12と、凝縮器としての冷媒−水熱交換器13と、電子膨張弁14と、中間熱交換器18と、強制空冷式の蒸発器15とで構成されている。前記ヒーポン循環ポンプ17は、缶体2内の湯水を前記ヒーポン往き管10及びヒーポン戻り管11を介して冷媒−水熱交換器13内に循環させる。
前記ヒートポンプ回路16内には冷媒として二酸化炭素が用いられ、これによって超臨界ヒートポンプサイクルが構成されている。一般に、超臨界ヒートポンプサイクルでは熱交換時において冷媒は超臨界状態のまま凝縮されるが、前記冷媒−水熱交換器13では冷媒と被加熱水たる缶体2内の湯水とが対向して流れる対向流方式を採用しており、これによって効率良く高温まで被加熱水を加熱可能であり、例えば低温水を電熱ヒータなしで約90℃の高温まで沸き上げることができる。
前記ヒーポン制御部は、前記被加熱水の冷媒−水熱交換器13の入口温度と冷媒の冷媒−水熱交換器13の出口温度との温度差が一定になるように、前記電子膨張弁14または圧縮機12を制御する。これにより、特に、被加熱水の冷媒−水熱交換器13の入口温度が例えば5〜20℃程度の低い温度である場合に、COP(エネルギー消費効率)がとても良い状態で被加熱水を加熱することができる。
一方、貯湯タンクユニット1内の前記ヒーポン戻り管11には、給湯制御部44により切替が制御される三方弁5が設けられる。ヒーポン戻り管11は、前記缶体2側の部分、詳細には、前記三方弁5と缶体2との間の第1区間11Bのうち缶体2側の部分11Ba(以下適宜、単に「缶体側区間11Ba」という)が、熱伝導率が比較的低い第1の値である配管、例えばステンレス(SUS;図1中の三重線の略示参照)製の配管(第1配管)により構成されている。またヒーポン戻り管11は、前記缶体側区間11Baよりも反缶体2側の部分、詳細には、前記第1区間11Bのうち前記缶体側区間11Baより前記三方弁5側の部分11Bb(以下適宜、単に「三方弁側区間11Bb」という)と、冷媒−水熱交換器13と三方弁5との間の第2区間11Aとが、熱伝導率が前記第1の値より高い第2の値である配管、例えば銅(Cu;図1中の一重の細実線の略示参照)製の配管(第2配管)により構成される。その技術的意義については、後述する。なお、図1に示されるその他の各種配管は、特記しない限り、銅製の配管である(図1中の一重の細実線の略示参照)。また、前記ステンレス製の配管と銅製の配管との組合せには限られない。例えば、前記三方弁側部分11Ba及び前記第2区間11Aを前記同様の銅製の配管で構成しつつ、前記缶体側区間11Baを、熱伝導率が比較的低い樹脂製の配管(第1配管)により構成してもよい。また、前記第1区間11Bは、図2に示すように、前記三方弁5から前記缶体2の上部まで、タンク装置TAの缶体2の外周部に沿うように略上下方向に延設されている(後述の図5も参照)。
前記三方弁5では、前記ヒーポン戻り管11から分岐して前記給水管9へ至る(言い替えれば缶体2の下部へと連通する)、戻りバイパス管7が接続されている。前記三方弁5は、ヒーポン戻り管11の前記第2区間11Aと接続される上流側接続口5aと、ヒーポン戻り管11の前記第1区間11Bと接続される下流側接続口5bと、前記戻りバイパス管7と接続されるバイパス側接続口5cとを備えている。そして前記三方弁5は、例えば深夜に行われる沸き上げ運転時には、上流側接続口5aと下流側接続口5bを連通する。これにより、缶体2→ヒーポン往き管10→循環ポンプ17→冷媒−水熱交換器13→ヒーポン戻り管11の第2区間11A→三方弁5→ヒーポン戻り管11の第1区間11B→缶体2の経路によって沸き上げ運転を行うものである。
また、ヒーポン往き管10途中に設けられた止水栓46と前記循環ポンプ17との間からは、非常用取水栓58を備えた取水管57が分岐して設けられ、この非常用取水栓58の先端はタンク装置TAの筐体となる外装ケース(図示省略)から露出して設けられており、例えば災害等による断水時において、ヒーポン往き管10の一部を介して缶体2の底部と取水管57とが連通され、非常用取水栓58から缶体2に貯湯されている湯水を生活用水として容易に取り出せるものである。また、ヒーポン往き管10のうち止水栓46よりも上流側からは、缶体保護弁61を備え缶体2を保護するための保護管62が分岐して設けられている。また、給水管9を介し、缶体2の底部には排水管59が接続される。前記排水管59の途中には、排水管59を開閉する排水栓60を有しているものである。
なお、本実施形態の貯湯式給湯機100はいわゆる寒冷地仕様となっており、適宜の配管(この例では、前記ヒーポン戻り管11及び前記排水管59)に凍結防止のためのヒータH1,H2がそれぞれ設けられている。
一方、前記缶体2内には、前記浴槽6の湯水を加熱するための、例えばステンレス製(SUS;図1中の三重線の略示参照)の蛇管よりなる熱交換器19が設けられている。この熱交換器19には、ふろ往き管20a,20bと、ふろ循環ポンプ21及び三方弁36を備えたふろ戻り管22a,22b,22cとが接続されており、浴槽6の湯水が循環可能となっている。すなわち、ふろ戻り管22a〜cを介して導かれた浴槽6内の湯水が熱交換器19内において缶体2内の高温水により加熱された後、ふろ往き管20を介し浴槽6に戻されることで保温あるいは追焚きが行われる。なお、ふろ戻り管22a〜cには、循環する浴槽6の湯水の温度を検出するふろ温度センサ(例えばサーミスタ。以下同様)23が設けられている。
また、前記缶体2の中間位置(上下方向の略中央位置には限られない)には、中間出湯管24が接続されている。この中間出湯管24は、前記熱交換器19で浴槽6からの湯水と熱交換して温度低下した中温水や、湯と水の境界層付近で温度低下した(あるいは温度上昇した)中温水などの、缶体2の中間位置(上下方向の略中央位置には限られない)に貯められている湯水を缶体2から出湯する。
さらに、前記中間出湯管24と前記出湯管8との下流側合流位置には、缶体2の前記中間位置付近から中間出湯管24を介し導かれる中温水と缶体2の上端に接続された出湯管8を介し導かれる高温水とを混合する、電動ミキシング弁からなる中間混合弁25が設けられている。この中間混合弁25の下流側には中間給湯管27が接続されており、中間温度センサ26が設けられている。中間混合弁25における前記中温水と前記高温水との混合比率は、前記中間温度センサ26の検出湯温が、リモコン(図示せず)でユーザーが設定した給湯設定温度よりも所定温度高い混合目標温度となるように制御される。
さらに、前記中間給湯管27と前記給水管9から分岐された給水バイパス管29との下流側合流位置には、中間混合弁25から中間給湯管27を介し導かれる湯水と前記給水バイパス管29a,29bから導かれる低温水とを混合する、電動ミキシング弁からなる給湯混合弁28が設けられている。この給湯混合弁28の下流側には給湯管30が接続されており、給湯温度センサ31が設けられている。給湯混合弁28における前記湯水と前記低温水との混合比率は、前記給湯温度センサ31の検出湯温がリモコン(図示せず)でユーザーが設定した給湯設定温度となるように制御される。なお、給湯管30にはさらに、給湯する湯水の量をカウントする給湯流量センサ47が設けられている。
また、前記中間給湯管27から分岐された分岐中間給湯管33と前記給水バイパス管29bから分岐された分岐給水バイパス管34との下流側合流位置には、分岐中間給湯管33を介し導かれる湯水と分岐給水バイパス管34から導かれる低温水とを混合する、電動ミキシング弁からなるふろ混合弁32が設けられている。このふろ混合弁32の下流側には、ふろ戻り管22a,22bに連通する湯張り管35が接続されており、湯張り温度センサ39が設けられている。ふろ混合弁32における前記湯水と前記低温水との混合比率は、前記湯張り温度センサ39の検出湯温がリモコン(図示せず)でユーザーが設定したふろ設定温度となるように制御される。なお、前記湯張り管35には、浴槽6への湯張りの開始/停止を行う湯張り弁37と、浴槽6の湯水が逆流するのを防止する二重の逆止弁48とが設けられている。また前記分岐給水バイパス管34から分岐する配管64には、給水の圧力を減圧する減圧弁64が設けられている。
また、前記リモコンには、前記給湯制御部44が無線通信または有線通信により接続されている。この給湯制御部44は、貯湯タンクユニット1内の各センサ(ふろ温度センサ23、中間温度センサ26、給湯温度センサ31、湯張り温度センサ36等)の入力を受け各アクチュエータ(電動ミキシング弁である中間混合弁25、給湯混合弁28、ふろ混合弁32のアクチュエータや湯張り弁37のアクチュエータ等)の駆動を制御するマイコンを有しており、前記リモコンでのユーザーが任意に設定した給湯設定温度及びふろ設定温度が、前記各アクチュエータの駆動によって実現される。具体的には、前記給湯制御部44は、中間温度センサ26で検出する温度が前記給湯設定温度及びふろ設定温度のうち高い方の設定温度より所定温度高い混合目標温度になるよう中間混合弁25の弁開度をフィードバック制御すると共に、給湯温度センサ31の検出する温度が前記給湯設定温度になるように給湯混合弁28の弁開度をフィードバック制御し、さらに、湯張り温度センサ39の検出する温度が前記ふろ設定温度になるようにふろ混合弁32の弁開度をフィードバック制御する。
以上の基本構成を備える前記貯湯式給湯機100は、通常、家屋やビルといった建造物の外に設けられる場合が多く、特に冬期においては、厳しい寒冷気候にさらされる場合も多い。このような場合に、缶体2に接続される各配管が凍結すると、内部の水の凍結膨張による配管の破損等が懸念されることから、何らかの凍結防止策を講じることが好ましい。
そこで本実施形態では、凍結防止のために缶体2内の湯水の循環運転が行われる。すなわち、前記三方弁5は、前記給湯制御部44の制御により、前記上流側接続口5aと前記バイパス側接続口5cとを連通することができる。この場合、缶体2内の湯水は、図3に示すような缶体2→ヒーポン往き管10→循環ポンプ17→冷媒−水熱交換器13→ヒーポン戻り管11の第2区間11A→三方弁5→戻りバイパス管7→給水管9→缶体2下部の経路(第1のルート)で循環する。すなわち、缶体2内の下部の湯水(図3の二重斜線で示す、領域ア参照)のみが流動する。
また、前記三方弁5では、前記循環運転の際、前記に加え、前記給湯制御部44の制御により、前記沸き上げ運転と同様、上流側接続口5aと下流側接続口5bとを連通することも行われる。この場合、前述した沸き上げ運転と同様、図4に示すような缶体2→ヒーポン往き管10→循環ポンプ17→冷媒−水熱交換器13→ヒーポン戻り管11の第2区間11A→三方弁5→ヒーポン戻り管11の第1区間11B→缶体2上部の経路(第2のルート)で循環する。すなわち缶体2内の上部に湯水が供給されて流動する(図4の二重斜線で示す、領域イ参照)。実際は、缶体2内の上部に供給される湯水は相対的に低温であることから缶体2内にて下方へと流動し、缶体2内の広範囲に流動が及ぶ。
前記給湯制御部44は、前記三方弁5を、前記2つの状態が交互に周期的に切り替わるように制御し、前記第1のルート及び第2のルートによる循環運転が交互に定期的に行われるものである。
このとき、缶体2上部に接続される前記ヒーポン戻り管11では、前記のように例えば沸き上げ運転時において缶体2内の上部に高温水が貯湯されることから、高温環境による腐食が生じやすい。そこで前記ヒーポン戻り管11に耐食性の高い材質(例えばSUSや樹脂等の熱伝導率の低い材質)を用いることが考えられる。
ここで、寒冷地仕様であるこの貯湯式給湯機100において、前述したように、ヒーポン戻り管11に凍結防止のためのヒータH1が設けられる。前記のように熱伝導率の低い材質を前記ヒーポン戻り管11に用いた場合、ヒータH1による加熱が(管内側には伝わるものの)管の長さ方向に伝わりにくい。この結果、管内に伝わった熱による管内での湯水対流(熱対流)発生によりヒーポン戻り管11のうちヒータH1から缶体2側の部分については凍結抑制が図られる一方、ヒーポン戻り管11のうちヒータH1から反缶体2側の部分については管壁に沿って熱がなかなか伝わらず凍結する恐れがある。
そこで本実施形態では、上述したように、前記ヒーポン戻り管11の第1区間11Bのうち缶体側区間11Baを熱伝導率が低めのステンレス製配管で構成する一方で、それよりも反缶体2側となる、前記第1区間11Bの前記三方弁側区間11Bbについては、熱伝導率が高めの銅製配管で構成する。そして、図5(a)及び前記図1に示すように、その熱伝導率が高い三方弁側区間11BbにヒータH1を設ける(後述の図6も参照。なお前記第2区間11Aのうち三方弁5近傍の部分にヒータH1を設けることも考えられる)。なお、図5(a)及び図5(b)に示すように、前記缶体側区間11Baは、外周部を保温材70に覆われている。
このとき、前記缶体側区間11Ba及び前記三方弁側区間11Bbは、図6(a)に示すように、前記缶体側区間11Baの下端開口部が、前記三方弁側区間11Bbの上方開口端に形成された拡開部71の内側に挿入されて接続されている。
すなわち、図7に示すように、三方弁側区間11Bbの上端には、適宜の加工(例えば絞り加工)によって、上方が開口する椀形膨隆状の上記拡開部71が形成されており、その縁端は扁平環状のフランジ71Aとなっている。このフランジ71Aの下部には補強用リング72A,72Bが装着されている。一方、前記缶体側区間11Baの下端には大径縁部74が形成されており、その上部の筒状のフランジ70Aとの間に、Oリング73が介装されている。
そして、前記缶体側区間11Baと前記三方弁側区間11Bbとの接続時には、前記缶体側区間11Baの大径縁部74及び前記フランジ71Aが前記三方弁側区間11Bbの前記拡開部71内に挿入され、前記Oリング73が拡開部71の内壁狭所部位に密着状に圧接保持された状態で、前記フランジ70Aの上縁部近傍から、前記フランジ71A及び補強用リング72A,72Bの外周部にわたってそれらを内側に抱え込むように、締結部材(図示省略)が装着される。このとき、締結部材の上側部分が前記フランジ70Aに係止され、締結部材の下側部分が前記拡開部71のフランジ71Aに係止される。これによってフランジ70A,71Aが互いに密着した状態で締結部材によって挟持される結果、前記缶体側区間11Baと前記三方弁側区間11Bbとが固定される。
以上説明したように、本実施形態においては、缶体側区間11Baをステンレス製配管で構成するとともに前記三方弁側区間11Bbを銅製配管で構成し、熱伝導率が高い三方弁側区間11BbにヒータH1を設ける。これにより、図6(b)に示すように、前記缶体側区間11Baについては、ヒータH1による加熱が管内側に伝わった後その管内に伝わった熱による管内での湯水対流(熱対流)Pの発生により、凍結抑制が図られる。一方、前記三方弁側区間11Bbについては、銅製配管の高い熱伝導率によりヒータH1から管壁に沿って熱伝導Qにより熱が伝えられることで、凍結を抑制することができる。以上の結果、寒冷地仕様の貯湯式給湯機100における、ヒーポン戻り管11の耐食性向上と凍結防止との両立を図ることができる。
また、本実施形態では特に、凍結防止のための缶体2内の湯水の循環運転が行われる。前記循環運転では、ヒーポン戻り管11に設けた三方弁5の切替によって第1ルート及び第2ルートの循環運転が選択的に実行される。これにより、前記第1ルートでの循環運転中におけるヒーポン戻り管11の第1区間11Bの凍結防止が、前記三方弁側区間11Bb及び前記缶体側区間11Baともに良好に行い得る結果、前記第2ルートでの循環運転の頻度を減らせるため、缶体2上部の高温水の温度低下の抑制を図ることができる。
また、本実施形態では特に、缶体側区間11Baにステンレス製配管を用いることにより、ヒーポン戻り管11のうち特に高温環境となる前記缶体2側の部分の耐食性を確実に向上することができる。また三方弁側区間11Bbに銅製配管を用いることにより、管壁に沿ってヒータH1の熱を確実に伝え、ヒーポン戻り管11のうちヒータH1から反缶体2側の部分の凍結を確実に抑制することができる。
また、本実施形態では特に、加工性が良好な銅製配管である三方弁側区間11Bbの端部に拡開部71を形成し、これに対してステンレス製配管である缶体側区間11Baの端部が挿入固定される。これにより、銅管とSUS管との接続構造を容易に構築することができる。
また、本実施形態では特に、前記第1区間11Bは、タンク装置TAの缶体2の外周部に沿うように略上下方向に延設されている。これにより、略上下方向に延設されている前記第1区間11Bにおいて、ヒータH1の上側となる缶体2側部分の凍結を、管内での前記熱対流Pにより確実に抑制することができると共に、熱対流の生じ難いヒータH1の下側部分の凍結を、管壁に沿って伝わるヒータH1からの伝熱によって確実に抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、熱交換器19が缶体2内部に設置した内熱交方式である場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、缶体2の外部で缶体2内の湯水と浴槽水とが熱交換する外熱交方式の熱交換器を用いてもよい。
また、上記実施形態では、加熱手段をヒートポンプユニット3で構成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、太陽熱、ガス、液体燃料による給湯機や、電熱ヒータによる電気温水器や、コージェネレーションシステムの廃熱回収装置等を前記加熱手段として用いても良い。
さらに、上記実施形態では、ヒートポンプユニット3内に前記凝縮器としての冷媒−水熱交換器13が設けられ、これに対し、貯湯タンクユニット1からヒーポン往き管10及びヒーポン戻り管11を延ばして接続したが、これに限られない。逆に、貯湯タンクユニット1内に冷媒−水熱交換器13を設け、ヒートポンプユニット3のヒートポンプ回路16側からの管路を貯湯タンクユニット1内の前記冷媒−水熱交換器13まで延ばして接続するようにしてもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
2 缶体(貯湯タンク)
5 三方弁
7 戻りバイパス管
10 ヒーポン往き管
11 ヒーポン戻り管
11A 第2区間
11B 第1区間
11Ba 缶体側区間
11Bb 三方弁側区間
13 冷媒−水熱交換器
17 循環ポンプ
71 拡開部
100 貯湯式給湯機

Claims (5)

  1. 湯水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンク内の湯水と加熱された冷媒との熱交換を行う熱交換器と、
    前記貯湯タンクの下部から前記熱交換器に向かう往き管と、
    前記熱交換器から前記貯湯タンクの上部に戻る戻り管と、
    を有する貯湯式給湯機において、
    前記戻り管のうち前記貯湯タンク側の部分を熱伝導率が第1の値である第1配管で構成し、前記第1配管から前記貯湯タンクと反対側の部分を、熱伝導率が前記第1の値よりも大きな第2の値である第2配管で構成するとともに、
    前記第2配管にヒータを設けた
    ことを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 前記戻り管に設けられた三方弁と、
    前記三方弁から前記貯湯タンクの底部へと連通する戻りバイパス管と
    をさらに有し、
    前記戻り管の前記三方弁から前記貯湯タンクの上部までの第1区間のうち前記貯湯タンク側の部分を前記第1配管で構成し、
    前記第1区間のうち前記第1配管よりも前記三方弁側の部分と、前記戻り管の前記熱交換器から前記三方弁までの第2区間とを、前記第2配管で構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記第1配管は、SUS管であり、
    前記第2配管は、銅管である
    ことを特徴とする請求項2記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記銅管は、
    前記SUS管側の端部に、拡開部を備えており、
    前記SUS管の前記銅管側の端部は、
    前記拡開部の内側に挿入されて固定されている
    ことを特徴とする請求項3記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記戻り管の前記第1区間は、
    前記貯湯タンクの外周部に沿うように、略上下方向に延設されている
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の貯湯式給湯機。
JP2016068105A 2016-03-30 2016-03-30 貯湯式給湯機 Pending JP2017180945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016068105A JP2017180945A (ja) 2016-03-30 2016-03-30 貯湯式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016068105A JP2017180945A (ja) 2016-03-30 2016-03-30 貯湯式給湯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017180945A true JP2017180945A (ja) 2017-10-05

Family

ID=60004180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016068105A Pending JP2017180945A (ja) 2016-03-30 2016-03-30 貯湯式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017180945A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060359A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置
JP2021143787A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 株式会社コロナ 貯湯式給湯機
JP7505997B2 (ja) 2021-01-27 2024-06-25 株式会社コロナ 貯湯式給湯システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09296957A (ja) * 1996-05-01 1997-11-18 Paloma Ind Ltd 給湯器の凍結防止装置
JP2004271102A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ式給湯器
JP2010210157A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Hitachi Appliances Inc 給湯機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09296957A (ja) * 1996-05-01 1997-11-18 Paloma Ind Ltd 給湯器の凍結防止装置
JP2004271102A (ja) * 2003-03-11 2004-09-30 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ式給湯器
JP2010210157A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Hitachi Appliances Inc 給湯機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060359A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置
JP2021143787A (ja) * 2020-03-12 2021-09-24 株式会社コロナ 貯湯式給湯機
JP7369068B2 (ja) 2020-03-12 2023-10-25 株式会社コロナ 貯湯式給湯機
JP7505997B2 (ja) 2021-01-27 2024-06-25 株式会社コロナ 貯湯式給湯システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743008B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
US8419865B2 (en) Heat recovery system for use with a washing appliance
US9010281B2 (en) Hot water supply system
US20100092164A1 (en) Tankless heater instant hot water
KR102221181B1 (ko) 에너지 저장 시스템
JP2016217669A (ja) 二重管式熱交換器及びヒートポンプ式給湯装置
JP2017180945A (ja) 貯湯式給湯機
JP6450208B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP6599274B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP4792902B2 (ja) 熱交換器
JP6410251B2 (ja) 熱融通ユニット
JP2012132573A (ja) ヒートポンプシステム
JP2015117856A (ja) 貯湯式給湯機
JP5399327B2 (ja) 貯湯タンクユニット
JP2015140968A (ja) 貯湯式給湯機
JP5982635B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP2012032118A (ja) 給湯管
JP5982636B2 (ja) ヒートポンプ給湯装置
JP4228912B2 (ja) 給湯装置
JP4774905B2 (ja) 給湯装置
JP2007107741A (ja) 給湯装置
JP6036579B2 (ja) 給湯機
JP2005164153A (ja) 給湯装置
JP2004251621A (ja) 貯湯装置
JP2017078548A (ja) 温水装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180813

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190926