JP2007071443A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各凍結防止ヒータ64a〜64e,66a〜66g,68a〜68eを設置場所に応じて適切に制御することにより、省電力化できる給湯装置11を提供する。
【解決手段】給湯装置本体15の上部域と下部域とポンプ室62との3ブロックに分ける。給湯装置本体15の上部域の上部凍結防止ヒータ64a〜64eと、給湯装置本体15の下部域の下部凍結防止ヒータ66a〜66gと、ポンプ室62のポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eとをブロック毎に個別制御する。3ブロックには、温度を検知する上部サーミスタ65、下部サーミスタ67およびポンプ室サーミスタ69をそれぞれ設置する。給湯装置本体15の上部と下部とポンプ室62との温度に応じ、各凍結防止ヒータ64a〜64e,66a〜66g,68a〜68eをブロック毎に適切に制御し、無駄な電力消費を抑え、省電力化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、凍結防止ヒータを備えた給湯装置に関する。
従来、ヒートポンプやヒータなどで沸き上げた湯を貯湯タンクに貯湯し、この貯湯タンクの湯を給湯する給湯装置では、屋外に設置される給湯装置本体の内部に貯湯タンクやこの給湯タンクに給水する給水配管および貯湯タンクの湯を給湯する給湯配管などの配管が配置される。
また、貯湯タンク内の湯と熱交換する熱交換器、この熱交換器と浴槽との間を接続する循環配管、およびこの循環配管に浴槽の湯水を循環させる循環ポンプを有し、貯湯タンクの湯と浴槽に湯張りした湯水とを熱交換させて浴槽の湯水を保温したり追焚きする保温追焚き機能を有する給湯装置もある。
このような給湯装置を冬季に外気温が水の凍結温度以下に低下する地域などで使用する場合、各配管内の水が凍結するおそれがあるため、配管の複数箇所に複数の凍結防止ヒータを設置し、外気温が凍結のおそれのある温度以下に低下したら複数の凍結防止ヒータに一括して通電することにより、配管内の水の凍結を防止し、また、外気温が凍結のおそれのある温度より高い所定の温度以上に上昇したら複数の凍結防止ヒータを一括して断電している。
また、複数の凍結防止ヒータのうち、給水配管および給湯配管に設置される複数の凍結防止ヒータと、貯湯タンクの湯を沸き上げるためのヒートポンプユニットと接続する配管に設置される複数の凍結防止ヒータと、貯湯タンクの水を排水するための排水管に設置される凍結防止ヒータとをグループ分けし、各グループ毎に個別に制御することにより、いずれか1つのグループの凍結防止ヒータが故障した場合でも貯湯タンク内の水を抜いて凍結による貯湯タンクの破損を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−271102号公報(第3−4頁、図1、図3)
ところで、給湯装置本体の内部では、貯湯タンクに貯湯された湯の熱の影響で上部域が下部域に比べて温度が高いというように温度分布に差が生じる。
しかしながら、従来の給湯装置では、給湯装置本体の内部における温度分布を考慮せず、単に複数の凍結防止ヒータを一括して制御している。また、複数の凍結防止ヒータをグループ分けし、グループ毎の凍結防止ヒータを個別に制御する給湯装置もあるが、給湯装置本体の内部の上部域と下部域とに配置される凍結防止ヒータを1つのグループとしているように、給湯装置本体の内部における温度分布を考慮しておらず、一括して制御するのと同様であった。
そのため、従来の給湯装置では、給湯装置本体の内部における温度分布を考慮していないために、給湯装置本体の内部の上部域に配置される配管は十分に凍結不可温度に達していても凍結防止ヒータに通電していることがあり、無駄な電力消費となり、省電力化が十分に図られていない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、凍結防止ヒータを設置場所に応じて適切に制御することにより、省電力化できる給湯装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の給湯装置は、給湯装置本体と、この給湯装置本体の内部に配置された貯湯タンクと、この貯湯タンクに接続されて前記給湯装置本体の内部に配置された配管と、前記給湯装置本体の内部に配置される前記配管に設置された複数の凍結防止ヒータと、これら複数の凍結防止ヒータを給湯装置本体の上下方向で複数のブロックに分け、各ブロック毎に凍結防止ヒータを個別に制御する制御部とを具備しているものである。
請求項2記載の給湯装置は、請求項1記載の給湯装置において、複数の凍結防止ヒータを給湯装置本体の上下方向で分けた各ブロック毎に温度を検知する複数の温度検知手段を具備し、制御部は、各ブロック毎の温度検知手段の検知に基づいて各ブロック毎の凍結防止ヒータを個別に制御するものである。
請求項3記載の給湯装置は、ポンプ室を有する給湯装置本体と、給湯装置本体の内部に配置された貯湯タンクと、この貯湯タンクに接続されて前記給湯装置本体の内部に配置された配管と、前記貯湯タンク内の湯と熱交換する熱交換器、この熱交換器と浴槽との間を接続する循環配管、およびこの循環配管に浴槽の湯水を循環させる循環ポンプを有し、この循環ポンプが前記給湯装置本体のポンプ室に配置された保温循環手段と、前記給湯装置本体の内部に配置される配管に設置された配管凍結防止ヒータと、前記ポンプ室に設置されたポンプ室凍結防止ヒータと、前記配管凍結防止ヒータと前記ポンプ室凍結防止ヒータとを個別に制御する制御部とを具備しているものである。
請求項4記載の給湯装置は、請求項3記載の給湯装置において、給湯装置本体の内部の温度を検知する内部温度検知手段と、ポンプ室の温度を検知するポンプ室温度検知手段とを具備し、制御部は、内部温度検知手段の検知に基づいて配管凍結防止ヒータを制御し、ポンプ室温度検知手段の検知に基づいてポンプ室凍結防止ヒータを制御するものである。
請求項5記載の給湯装置は、ポンプ室を有する給湯装置本体と、この給湯装置本体の内部に配置された貯湯タンクと、この貯湯タンクに接続されて前記給湯装置本体の内部に配置された配管と、前記貯湯タンク内の湯と熱交換する熱交換器、この熱交換器と浴槽との間を接続する循環配管、およびこの循環配管に浴槽の湯水を循環させる循環ポンプを有し、この循環ポンプが前記給湯装置本体のポンプ室に配置された保温循環手段と、前記給湯装置本体の内部の上部域に配置される前記配管に設置された上部凍結防止ヒータと、前記給湯装置本体の内部の下部域に配置される前記配管に設置された下部凍結防止ヒータと、前記ポンプ室に設置されたポンプ室凍結防止ヒータと、前記上部凍結防止ヒータと前記下部凍結防止ヒータと前記ポンプ室凍結防止ヒータとを個別に制御する制御部とを具備しているものである。
請求項6記載の給湯装置は、請求項1ないし5いずれか記載の給湯装置において、給湯装置本体の内部の上部域の温度を検知する上部温度検知手段と、給湯装置本体の内部の下部域の温度を検知する下部温度検知手段と、ポンプ室の温度を検知するポンプ室温度検知手段とを具備し、制御部は、上部温度検知手段の検知に基づいて上部凍結防止ヒータを制御し、下部温度検知手段の検知に基づいて下部凍結防止ヒータを制御し、ポンプ室温度検知手段の検知に基づいてポンプ室凍結防止ヒータを制御するものである。
請求項7記載の給湯装置は、請求項2、4、6いずれか記載の給湯装置において、外気温を検知する外気温検知手段を具備し、制御部は、外気温度検知手段をも含む各検知手段の検知に基づいて各ヒータを制御するものである。
請求項1記載の給湯装置によれば、複数の凍結防止ヒータを給湯装置本体の上下方向で複数のブロックに分け、各ブロック毎に凍結防止ヒータを個別に制御するので、給湯装置本体の内部の上下方向の温度分布に応じて各ブロック毎に凍結防止ヒータを適切に制御でき、無駄な電力消費を抑え、省電力化できる。
請求項2記載の給湯装置によれば、請求項1記載の給湯装置の効果に加えて、各ブロック毎の温度検知手段の検知に基づいて各ブロック毎の凍結防止ヒータを個別に制御するので、より適切に制御できる。
請求項3記載の給湯装置によれば、給湯装置本体の内部に配置される配管に設置された配管凍結防止ヒータと、給湯装置本体のポンプ室に設置されたポンプ室凍結防止ヒータとを個別に制御するので、給湯装置本体の内部とポンプ室との温度分布に応じて配管凍結防止ヒータとポンプ室凍結防止ヒータとを適切に制御でき、無駄な電力消費を抑え、省電力化できる。
請求項4記載の給湯装置によれば、請求項3記載の給湯装置の効果に加えて、内部温度検知手段とポンプ室温度検知手段とで検知する給湯装置本体の内部の温度とポンプ室の温度とに基づいて、内部凍結防止ヒータとポンプ室凍結防止ヒータとをより適切に制御できる。
請求項5記載の給湯装置によれば、給湯装置本体の内部の上部域に配置される配管に設置された上部凍結防止ヒータと、給湯装置本体の内部の下部域に配置される配管に設置された下部凍結防止ヒータと、給湯装置本体のポンプ室に設置されたポンプ室凍結防止ヒータとを個別に制御するので、給湯装置本体の内部の上部と下部との温度分布やポンプ室の温度分布に応じて上部凍結防止ヒータと下部凍結防止ヒータとポンプ室凍結防止ヒータとを適切に制御でき、無駄な電力消費を抑え、省電力化できる。
請求項6記載の給湯装置によれば、請求項1ないし5いずれか記載の給湯装置の効果に加えて、上部温度検知手段と下部温度検知手段とポンプ室温度検知手段とで検知する給湯装置本体の内部における上部の温度と下部の温度とポンプ室の温度とに基づいて、上部凍結防止ヒータと下部凍結防止ヒータとポンプ室凍結防止ヒータとをより適切に制御できる。
請求項7記載の給湯装置によれば、請求項2、4、6いずれか記載の給湯装置の効果に加えて、外気温検知手段をも含む各検知手段の検知に基づいて各ヒータを制御するので、各ヒータをより適切に制御でき、確実な凍結防止と省電力化とを図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、給湯装置11は、給湯栓などの給湯場所に給湯する給湯機能とともに、浴槽12に自動湯張りしたりこの自動湯張りした湯の保温や追焚きをする機能を有している。
給湯装置11は屋外に設置される給湯装置本体15を備え、この給湯装置本体15の内部には、電気温水器16を有する電気温水器部17、および設定温度の湯を作成して給湯する自動給湯部18が配置されている。
電気温水器16は貯湯タンク21を有し、この貯湯タンク21の下部に水道管などの給水源に配管される給水管22の減圧弁23を介した二次側が接続され、貯湯タンク21の上部に湯を出湯する出湯管24が接続され、貯湯タンク21内の上下部に湯を沸き上げる上下の沸上ヒータ25,26が配設されている。そして、貯湯タンク21内に沸上ヒータ25,26で設定温度の湯を沸き上げて貯湯し、各給湯場所での出湯により、貯湯タンク21の下部に加わる給水圧で貯湯タンク21内の湯を押し上げて上部の出湯管24から出湯する。
貯湯タンク21の側面には、貯湯タンク21内に残る例えば60L、120L、180L……などの各残湯量の高さ位置に対応して温度を検知する複数の温度センサ27が設置されている。
貯湯タンク21の下部には、貯湯タンク21内の水を排水するための排水管28が止水栓29を介して接続されている。
貯湯タンク21の上部の出湯管24には貯湯タンク21内での沸上時の膨張分を逃す逃し弁30を介して溢れ水管31が接続され、この溢れ水管31が排水管28に接続されている。
また、貯湯タンク21内の上部側には熱交換器34が配置され、この熱交換器34と浴槽12とが循環配管35で接続されている。循環配管35は、熱交換器34側から見て浴槽12に対する往き配管36と戻り配管37とを有し、これら往き配管36および戻り配管37の先端が浴槽12の循環金具38に接続されている。往き配管36には、浴槽12に往く湯の温度を検知する往きサーミスタ39が配設されている。戻り配管37には、浴槽12の湯を戻り配管37から熱交換器34および往き配管36の順に流れるように循環させる循環ポンプ40、湯の循環を検知するフロースイッチ41、浴槽12と循環ポンプ40との間で流路を切り換える切換弁としての電動三方弁42、浴槽12の水位を検知する水位センサ43、および浴槽12の湯の温度を検知する戻りサーミスタ44がそれぞれ配設されている。そして、熱交換器34、循環配管35および循環ポンプ40などで、浴槽12の湯の保温や追焚きをする保温循環手段45が構成されている。
また、給水管22の減圧弁23の二次側と出湯管24とが、給湯用ミキシングバルブ48および浴槽用ミキシングバルブ49にそれぞれ接続されている。これらミキシングバルブ48,49は、給水管22を通じて給水される水と出湯管24を通じて給湯される高温湯とを混合し、この混合割合により設定温度の湯を吐出側から吐出する。
給湯用ミキシングバルブ48の吐出側には給湯場所まで湯を導く給湯配管50が接続され、この給湯配管50に、給湯流量を検知する給湯流量センサ51、および給湯温度を検知する給湯サーミスタ52がそれぞれ配設されている。
浴槽用ミキシングバルブ49の吐出側には循環配管35の戻り配管37に配設された電動三方弁42に接続される浴槽用配管53が接続されている。この浴槽用配管53には簡易ホッパ54が配設され、この簡易ホッパ54には、湯張り時に浴槽用配管53を開放するとともに待機時に浴槽用配管53を閉止する給水電磁弁55、浴槽用ミキシングバルブ49側から電動三方弁42側への湯の流れを許容して電動三方弁42側から浴槽用ミキシングバルブ49側への湯水の逆流を阻止する逆止弁56、および浴槽用配管53を流れる湯の流量を検知する流量センサ57などが配設されている。
電動三方弁42は、浴槽12への給湯時に、浴槽用配管53と循環配管35の戻り配管37における浴槽12側とを連通させるとともに循環配管35における熱交換器34側を閉止し、また、浴槽12の湯水の循環時に、浴槽用配管53側を閉止するとともに循環配管35の戻り配管37を開放させる。
また、図1に示すように、給湯装置本体15は外枠である枠体60を有し、この枠体60内に貯湯タンク21や、給水管22、出湯管24、排水管28、溢れ水管31、循環配管35、給湯配管50、浴槽用配管53などの各種の配管61が配置され、それぞれ図示しない断熱材によって覆われている。
枠体60の内部下側には循環ポンプ40、電動三方弁42などを収容するポンプ室62がポンプ室枠63によって区画形成されている。
給湯装置本体15の内部の上部域を第1のブロックとし、この第1のブロックに配置される配管61の各箇所に、凍結防止ヒータとしての複数の上部凍結防止ヒータ64a,64b,64c,64d,64eがそれぞれ設置されているとともに、温度検知手段である上部温度検知手段としての1つの上部サーミスタ65が設置されている。上部凍結防止ヒータ64aは出湯管24の逃し弁30および給湯用ミキシングバルブ48近傍箇所に、上部凍結防止ヒータ64bは出湯管24の浴槽用ミキシングバルブ49近傍箇所に、上部凍結防止ヒータ64cは給水管22の二次側の上部箇所に、上部凍結防止ヒータ64dは給湯配管50の上部箇所に、上部凍結防止ヒータ64eは簡易ホッパ54から出た浴槽用配管53の上部箇所にそれぞれ設置されている。上部サーミスタ65は簡易ホッパ54から出た浴槽用配管53の上部箇所に設置されている。
給湯装置本体15の内部の下部域を第2のブロックとし、この第2のブロックに配置される配管61の各箇所に、凍結防止ヒータとしての複数の下部凍結防止ヒータ66a,66b,66c,66d,66e,66f,66gがそれぞれ設置されているとともに、温度検知手段である下部温度検知手段としての1つの下部サーミスタ67が設置されている。下部凍結防止ヒータ66aは給水管22の減圧弁23の下部箇所に、下部凍結防止ヒータ66bは給水管22の各ミキシングバルブ48,49へ向かう二次側の下部箇所に、下部凍結防止ヒータ66cは給水管22の貯湯タンク21へ向かう二次側の上部箇所に、下部凍結防止ヒータ66dは給水管22の貯湯タンク21へ向かう二次側の下部箇所に、下部凍結防止ヒータ66eは給湯配管50の下部箇所に、下部凍結防止ヒータ66fは簡易ホッパ54から出た浴槽用配管53の下部箇所に、下部凍結防止ヒータ66gは排水管28の下部箇所(排水エルボの箇所)にそれぞれ設置されている。下部サーミスタ67は排水管28の下部箇所に設置されている。
給湯装置本体15のポンプ室62内を第3のブロックとし、この第3のブロックに配置される配管61の各箇所に複数のポンプ室凍結防止ヒータ68a,68b,68c,68d,68eがそれぞれ取り付けられているとともに、ポンプ室温度検知手段としての1つのポンプ室サーミスタ69が設置されている。ポンプ室凍結防止ヒータ68aはポンプ室62内に、ポンプ室凍結防止ヒータ68bは循環ポンプ40に、ポンプ室凍結防止ヒータ68cは循環配管35の電動三方弁42近傍箇所に、ポンプ室凍結防止ヒータ68d,68eは循環配管35の往き配管36,37および戻り配管の継手近傍箇所にそれぞれ設置されている。ポンプ室サーミスタ69は循環配管35の電動三方弁42近傍箇所に設置されている。
給湯装置本体15には、外気温を検知する外気温検知手段としての外気温サーミスタ70が配置されている。
また、図3には各凍結防止ヒータ制御に関するブロック図を示し、制御部81は、各サーミスタ65,67,69,70の検知に基づいて、上部凍結防止ヒータ64a〜64eと下部凍結防止ヒータ66a〜66gとポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eとを各ブロック毎に個別に制御する。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
電気温水器16では、例えば深夜電力制度や時間帯別電灯制度において電力料金の安い深夜時間帯などの特定時間帯において、ヒータ25,26に通電し、貯湯タンク21内に給水された水および使用されなかった残湯を所定温度に沸き上げて貯湯する。
浴槽12への湯張り時には、電動三方弁42で浴槽用配管53と循環配管35の戻り配管37における浴槽12側とを連通させるとともに循環配管35における熱交換器34側を閉止し、給水電磁弁55を開き、浴槽用ミキシングバルブ49で給水管22を通じて給水される水と出湯管24を通じて出湯する湯とを混合して設定温度とした湯を、浴槽用配管53、簡易ホッパ54、電動三方弁42、循環配管35の戻り配管37を通じて浴槽12に給湯し、湯張りする。
簡易ホッパ54に配設された流量センサ57で浴槽12への給湯量が設定量に達したことを検知したら、給水電磁弁55を閉じて給湯を停止する。
また、浴槽12に湯張りした後に、所定時間毎の自動保温動作により、保温循環手段45によって浴槽12の湯を設定温度に保温し、また、浴槽に設置されるリモコンなどで追焚きを設定することにより、保温循環手段45によって浴槽12の湯を設定温度より所定温度高い温度に追焚きする。
保温循環手段45では、電動三方弁42で浴槽用配管53側を閉止するとともに循環配管35の戻り配管37を開放させた後、循環ポンプ40を作動させることにより、浴槽12の湯を、循環配管35の戻り配管37、電動三方弁42、循環ポンプ40、熱交換器34、往き配管36を通じて浴槽12に戻すように循環させる。熱交換器34内を流通する湯と貯湯タンク21内の湯との間で熱交換し、昇温した湯を浴槽12に戻し、浴槽12の湯温を上昇させる。
自動保温時に浴槽12の湯が設定温度になるか、追焚き時に設定温度より所定温度高くなれば、保温循環手段45を停止させる。
そして、制御部81では、各サーミスタ65,67,69,70によって検知される温度を監視し、これら温度に基づき、予め設定されている通電条件に応じて、上部凍結防止ヒータ64a〜64eと、下部凍結防止ヒータ66a〜66gと、ポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eとを各ブロック毎に個別に制御する。
まず、上部凍結防止ヒータ64a〜64eは、上部サーミスタ65および外気温サーミスタ70の検知に基づき、次に示す通電条件に応じて個別制御する。
上部サーミスタ65が15℃以下、かつ、外気温サーミスタ70が2℃以下の通電動作温度条件で、上部凍結防止ヒータ64a〜64eに通電する。
上部サーミスタ65が15℃以下、かつ、外気温サーミスタ70が6℃以上の断電動作温度条件で、上部凍結防止ヒータ64a〜64eを断電する。
上部サーミスタ65が25℃以上、かつ、外気温サーミスタ70が0℃以下の通電動作温度条件で、上部凍結防止ヒータ64a〜64eに通電する。
上部サーミスタ65が25℃以上、かつ、外気温サーミスタ70が4℃以上の断電動作温度条件で、上部凍結防止ヒータ64a〜64eを断電する。
上部凍結防止ヒータ64a〜64eに通電を開始してから30分経過しても、2℃以下の温度上昇であった場合には、上部凍結防止ヒータ64a〜64eの断線異常と判断し、上部凍結防止ヒータ64a〜64eを断電するとともに、リモコンや給湯装置本体15の表示部などで異常を報知する。
また、下部凍結防止ヒータ66a〜66gは、下部サーミスタ67の検知に基づき、次に示す通電条件に応じて個別制御する。
下部サーミスタ67が2℃以下の通電動作温度条件で、下部凍結防止ヒータ66a〜66gに通電する。
下部サーミスタ67が6℃以上の断電動作温度条件で、下部凍結防止ヒータ66a〜66gを断電する。
下部凍結防止ヒータ66a〜66gに通電を開始してから30分経過しても、2℃以下の温度上昇であった場合には、下部凍結防止ヒータ66a〜66gの断線異常と判断し、下部凍結防止ヒータ66a〜66gを断電するとともに、リモコンや給湯装置本体15の表示部などで異常を報知する。
また、ポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eは、ポンプ室サーミスタ69の検知に基づき、次に示す通電条件に応じて個別制御する。
ポンプ室サーミスタ69が2℃以下の通電動作温度条件で、ポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eに通電する。
ポンプ室サーミスタ69が6℃以上の断電動作温度条件で、ポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eを断電する。
ポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eに通電を開始してから30分経過しても、2℃以下の温度上昇であった場合には、ポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eの断線異常と判断し、ポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eを断電するとともに、リモコンや給湯装置本体15の表示部などで異常を報知する。
ところで、給湯装置本体15の内部では、貯湯タンク21に貯湯された湯の熱の影響で上部域が下部域に比べて温度が高いというように温度分布に差が生じる。また、ポンプ室92は、給湯装置本体15から狭い空間として区画され、給湯装置本体15の内部とポンプ室62とで温度分布に差が生じる。
このような温度分布を考慮して、給湯装置本体15の内部の上部域と下部域とポンプ室62との3ブロックに分けることにより、給湯装置本体15の内部の上部域に設置された上部凍結防止ヒータ64a〜64eと、給湯装置本体15の内部の下部域に設置された下部凍結防止ヒータ66a〜66gと、ポンプ室62に設置されたポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eとを、個別に制御することができる。
さらに、給湯装置本体15の内部の上部域、下部域およびポンプ室62にそれぞれ設置された各サーミスタ65,67,69による検知に基づいて、上部凍結防止ヒータ64a〜64e、下部凍結防止ヒータ66a〜66gおよびポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eを、適切に制御できる。
そのため、温度分布を考慮せずに一括制御するときのように、給湯装置本体15の内部の上部域に配置される配管61は十分に凍結不可温度に達していても上部凍結防止ヒータ64a〜64eに通電しているようなことがなく、下部凍結防止ヒータ66a〜66gやポンプ室凍結防止ヒータ68a〜68eなどへの通電を継続したまま、上部凍結防止ヒータ64a〜64eのみを断電することができ、無駄な電力消費を抑え、省電力化できる。
なお、前記実施の形態では、給湯装置本体15の上部域と下部域とポンプ室62との3ブロックに分けて個別制御したが、給湯装置本体15の上部域とポンプ室62を含む下部域との2ブロックに分けて個別制御してもよく、あるいは給湯装置本体15の内部のポンプ室62外とポンプ室62との2ブロックに分けて個別制御してもよい。さらに、給湯装置本体15の中間域のブロックを加えたり、配管61毎のブロックを形成し、4ブロック以上に分けて個別制御するようにしてもよい。
給湯装置本体15の内部のポンプ室62外とポンプ室62との2ブロックに分ける場合には、上部凍結防止ヒータ64a〜64eおよび下部凍結防止ヒータ66a〜66gが配管凍結防止ヒータとして構成され、上部サーミスタ65と下部サーミスタ67とのいずれか一方あるいは両方、または別の箇所に設置するサーミスタが内部温度検知手段として構成される。そして、この場合にも、温度分布を考慮し、無駄な電力消費を抑え、省電力化できる。
また、貯湯タンク21に湯を沸き上げて貯湯するには、ヒータ25,26に限らず、大気中の熱を集熱するヒートポンプユニットを用いてもよい。
本発明の一実施の形態を示す給湯装置の一部を省略した斜視図である。 同上給湯装置の構成図である。 同上給湯装置の制御部のブロック図である。
符号の説明
11 給湯装置
12 浴槽
15 給湯装置本体
21 貯湯タンク
34 熱交換器
35 循環配管
40 循環ポンプ
45 保温循環手段
61 配管
62 ポンプ室
64a〜64e 凍結防止ヒータとしての上部凍結防止ヒータ
65 温度検知手段である上部温度検知手段としての上部サーミスタ
66a〜66g 凍結防止ヒータとしての下部凍結防止ヒータ
67 温度検知手段である下部温度検知手段としての下部サーミスタ
68a〜68e ポンプ室凍結防止ヒータ
69 ポンプ室温度検知手段としてのポンプ室サーミスタ
70 外気温検知手段としての外気温サーミスタ
81 制御部

Claims (7)

  1. 給湯装置本体と、
    この給湯装置本体の内部に配置された貯湯タンクと、
    この貯湯タンクに接続されて前記給湯装置本体の内部に配置された配管と、
    前記給湯装置本体の内部に配置される前記配管に設置された複数の凍結防止ヒータと、
    これら複数の凍結防止ヒータを給湯装置本体の上下方向で複数のブロックに分け、各ブロック毎に凍結防止ヒータを個別に制御する制御部と
    を具備していることを特徴とする給湯装置。
  2. 複数の凍結防止ヒータを給湯装置本体の上下方向で分けた各ブロック毎に温度を検知する複数の温度検知手段を具備し、
    制御部は、各ブロック毎の温度検知手段の検知に基づいて各ブロック毎の凍結防止ヒータを個別に制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の給湯装置。
  3. ポンプ室を有する給湯装置本体と、
    給湯装置本体の内部に配置された貯湯タンクと、
    この貯湯タンクに接続されて前記給湯装置本体の内部に配置された配管と、
    前記貯湯タンク内の湯と熱交換する熱交換器、この熱交換器と浴槽との間を接続する循環配管、およびこの循環配管に浴槽の湯水を循環させる循環ポンプを有し、この循環ポンプが前記給湯装置本体のポンプ室に配置された保温循環手段と、
    前記給湯装置本体の内部に配置される配管に設置された配管凍結防止ヒータと、
    前記ポンプ室に設置されたポンプ室凍結防止ヒータと、
    前記配管凍結防止ヒータと前記ポンプ室凍結防止ヒータとを個別に制御する制御部と
    を具備していることを特徴とする給湯装置。
  4. 給湯装置本体の内部の温度を検知する内部温度検知手段と、
    ポンプ室の温度を検知するポンプ室温度検知手段とを具備し、
    制御部は、内部温度検知手段の検知に基づいて配管凍結防止ヒータを制御し、ポンプ室温度検知手段の検知に基づいてポンプ室凍結防止ヒータを制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の給湯装置。
  5. ポンプ室を有する給湯装置本体と、
    この給湯装置本体の内部に配置された貯湯タンクと、
    この貯湯タンクに接続されて前記給湯装置本体の内部に配置された配管と、
    前記貯湯タンク内の湯と熱交換する熱交換器、この熱交換器と浴槽との間を接続する循環配管、およびこの循環配管に浴槽の湯水を循環させる循環ポンプを有し、この循環ポンプが前記給湯装置本体のポンプ室に配置された保温循環手段と、
    前記給湯装置本体の内部の上部域に配置される前記配管に設置された上部凍結防止ヒータと、
    前記給湯装置本体の内部の下部域に配置される前記配管に設置された下部凍結防止ヒータと、
    前記ポンプ室に設置されたポンプ室凍結防止ヒータと、
    前記上部凍結防止ヒータと前記下部凍結防止ヒータと前記ポンプ室凍結防止ヒータとを個別に制御する制御部と
    を具備していることを特徴とする記載の給湯装置。
  6. 給湯装置本体の内部の上部域の温度を検知する上部温度検知手段と、
    給湯装置本体の内部の下部域の温度を検知する下部温度検知手段と、
    ポンプ室の温度を検知するポンプ室温度検知手段とを具備し、
    制御部は、上部温度検知手段の検知に基づいて上部凍結防止ヒータを制御し、下部温度検知手段の検知に基づいて下部凍結防止ヒータを制御し、ポンプ室温度検知手段の検知に基づいてポンプ室凍結防止ヒータを制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の給湯装置。
  7. 外気温を検知する外気温検知手段を具備し、
    制御部は、外気温検知手段をも含む各検知手段の検知に基づいて各ヒータを制御する
    ことを特徴とする請求項2、4、6いずれか記載の給湯装置。
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