JP5462009B2 - 太陽熱給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽熱集熱器で集熱した太陽熱を利用して貯湯タンクに給水された水を加熱して貯湯し、この貯湯タンクのタンク湯水を給湯器等の補助熱源機に供給して給湯使用する太陽熱給湯システムに関し、特に太陽熱集熱器と貯湯タンクとの間に配設する熱媒循環管路の凍結を防止するものに関する。
この種の太陽熱給湯システムは、貯湯タンク内に給水された水を加熱する太陽熱集熱運転の際は、太陽熱集熱器と貯湯タンク内に配設する放熱部とを結ぶ熱媒循環管路内の熱媒体を熱媒循環ポンプにより循環させることで放熱部を介して貯湯タンク内の水を温める(特許文献2の段落0007)。そして、給湯運転の際は、通常、貯湯タンク内のタンク湯水が給湯設定温度以上の高温の場合は貯湯タンクから送り出されたタンク湯水と上水等からの水とを混合することによって給湯設定温度に温調して補助熱源機では加熱することなく給湯するようにし、また、貯湯タンク内のタンク湯水が給湯設定温度よりも低温の場合は補助熱源機でバーナ燃焼等により追加加熱して給湯設定温度に温調して給湯するようにしている。
ところで、従来、太陽熱集熱器を設けて給湯等を行うソーラシステムにおいて、太陽熱集熱器の付近に外気温センサを取り付け、外気温度が一定温度(1℃)以下になるとソーラ循環ポンプを運転して、太陽熱集熱器内の熱量等を生かして太陽熱集熱器に接続する給水管及び給湯管の凍結防止を行う技術がある(特許文献1の請求項2)。
特開2002−130699号公報 特開2003−148804号公報
しかしながら、従来のソーラシステムでは、上記凍結防止運転を行うために特別に太陽熱集熱器付近に外気温センサを取り付ける必要があるため、このような外気温センサを設けることなく上記凍結防止運転を行うことができない。また、外気温センサは、太陽熱集熱器付近の取り付け場所によっては日射の影響を受けて正確な外気温度が検知されず、凍結防止運転を適確に行うことができないおそれもあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、外気温センサを別途設けなくても適確に凍結防止運転を行うことが可能な太陽熱給湯システムを提供することを課題とする。
本発明に係る太陽熱給湯システムは、
太陽熱を集熱する太陽熱集熱器と、
太陽熱で加熱したタンク湯水を貯湯する貯湯タンクと、
太陽熱集熱器と貯湯タンクとの間で熱媒体の循環経路を形成し、循環経路の一部を貯湯タンク内に配設して循環する熱媒体により貯湯タンク内に給水された水を加熱する放熱部を備える熱媒循環管路と、
熱媒循環管路内の熱媒体を循環させる熱媒循環ポンプと、
貯湯タンクの下流に配管接続されて湯を給湯するための給湯用加熱部、及び温水循環管路を有し温水循環管路内を循環する温水を加熱するための温水用加熱部を備える補助熱源機と、
温水循環管路から分岐されて熱媒循環管路に設けた液々熱交換部と接続する再加熱用循環管路と、
再加熱用循環管路に設けられて再加熱用循環管路内の温水循環を停止又は可能にする開閉弁と、
制御部とを備え、
上記補助熱源機は、温水循環管路の凍結のおそれがある場合に温水循環管路内に温水を循環させる凍結防止運転機能を有し、
上記制御部は、補助熱源機の凍結防止運転に連動して、再加熱用循環管路の開閉弁を開弁して再加熱用循環管路内に温水を循環させて再加熱用循環管路の凍結防止運転を行う制御構成を有する。
上記構成より、補助熱源機で凍結防止運転が開始される状況となると、再加熱用循環管路も凍結のおそれがあると予測される。従って、太陽熱集熱器付近に外気温センサを別途設けなくても、再加熱用循環管路の凍結防止運転を補助熱源機の凍結防止運転と連動することにより、適確に再加熱用循環管路の凍結防止運転を行うことができる。
上記制御部は、補助熱源機の凍結防止運転に連動して、さらに熱媒循環ポンプを駆動して熱媒循環管路内に熱媒体を循環させて熱媒循環管路の凍結防止運転を行う制御構成を有するのが望ましい。
上記構成より、補助熱源機で凍結防止運転が開始される状況となると、熱媒循環管路も凍結のおそれがあると予測される。従って、太陽熱集熱器付近に外気温センサを別途設けなくても、熱媒循環管路の凍結防止運転を補助熱源機の凍結防止運転と連動することにより、適確に熱媒循環管路の凍結防止運転を行うことができる。
上記制御部は、補助熱源機の凍結防止運転に連動して熱媒循環管路の凍結防止運転を行うときは、太陽熱集熱運転が停止中の場合に熱媒循環ポンプを駆動して熱媒循環管路内に熱媒体を循環させて熱媒循環管路の凍結防止運転を行う制御構成を有することが望ましい。
熱媒循環管路の凍結のおそれが予測される状況でも、太陽熱集熱運転中の場合は熱媒循環ポンプが駆動されて熱媒循環管路内に熱媒体が循環されているので、熱媒循環管路の凍結を防止することができる。一方、太陽熱集熱運転が停止中の場合は熱媒循環ポンプが駆動停止されているので、熱媒循環管路の凍結のおそれがある。従って、上記構成より、熱媒循環管路の凍結防止運転は、太陽熱集熱運転が停止されているときに限り補助熱源機の凍結防止運転と連動して行うことにより、熱媒循環管路の凍結防止運転を適確に行うことができる。
以上のように、本発明に係る太陽熱給湯システムによれば、太陽熱集熱器付近に外気温センサを別途設けなくても、補助熱源機の凍結防止運転と連動することにより再加熱用循環管路や熱媒循環管路の凍結防止運転を適確に行うことができる。
実施形態による太陽熱給湯システムの概略構成を示す模式図である。 実施形態の太陽熱給湯システムにおける凍結防止運転の動作を示すフローチャートである。 太陽熱給湯システムにおける太陽熱集熱判定の動作を示すフローチャートである。 他の実施形態としての凍結防止運転の動作を示すフローチャートである。
まず、太陽熱給湯システムの基本構成について説明する。
図1に示すように、本太陽熱給湯システムは、太陽熱を集熱する太陽熱集熱器1、太陽熱集熱器1での太陽熱を利用して加熱したタンク湯水を貯湯する貯湯タンク2、貯湯タンク2から送り出されたタンク湯水と上水等からの水(水道水等)とを混合可能とする混合弁64、貯湯タンク2の下流側に配管接続されて湯を給湯するガス給湯器等で構成される補助熱源機3、このシステムの動作を制御する制御部C、給湯設定温度を設定する等のためのリモコン4等を備えている。
太陽熱集熱器1は、パネル状に形成されており、例えば、集合住宅のベランダに縦置きされたり、建物の屋根などに設置される。この太陽熱集熱器1は、日射により熱せられる熱媒体の流路を形成する集熱部(図示せず)と、太陽光発電を行うための太陽電池が設置されたソーラ発電部1aとを備える。ソーラ発電部1aは、後述の熱媒循環ポンプPに駆動電力を給電する。
貯湯タンク2は、下部の給水口に水を給水する給水管5が接続され、上部の出湯口にタンク湯水を出湯する出湯管6が接続され、タンク壁の上下4箇所にタンク温度センサ20a,20b,20c,20dが設置され、これらタンク温度センサ20a,20b,20c,20dで貯湯タンク2内のタンク湯水の温度が検知される。各タンク温度センサ20a,20b,20c,20dの検知温度信号は、制御部Cに出力されて給湯運転時の温調制御等に利用される。なお、最上部のタンク温度センサ20aの検知温度を貯湯タンク2内のタンク湯水の温度として扱うことができる。
給水管5には、上流側から順に、給水元弁51、水フィルタ52、減圧弁53、入水温度センサ54、逆止弁55及び排水弁56が配設されている。減圧弁53は、貯湯タンク2への給水圧を調整する弁であり、貯湯タンク2内のタンク湯水が減少した場合に減圧弁53の下流側圧力が低下し、それに応じて貯湯タンク2に水が給水される。入水温度センサ54は、給水管5を流れる水の温度を検知する。
貯湯タンク2と補助熱源機3とは出湯管6を介して接続されている。出湯管6には、貯湯タンク2と補助熱源機3との間に、上流側から順に、貯湯タンク2から出湯されるタンク湯水の温度を検知する出湯温センサ61、圧力逃がし弁62、常閉のソーラ電磁弁63、混合弁64、水量センサ65、混合センサ66及びハイカットセンサ67等が配設されている。水量センサ65は出湯管6を流れる流量を検知しその検知信号が制御部Cに出力される。また、混合センサ66及びハイカットセンサ67は、出湯管6内の混合湯水の温度を検知する。
混合弁64には、給水管5から分岐された混合用給水管50が接続されている。混合弁64は、貯湯タンク2から出湯されたタンク湯水と混合用給水管50から給水された水とを混合制御して補助熱源機3に供給する混合湯水の温調を行う弁であり、制御部Cからの指令信号に応じてその開度が制御される。なお、混合用給水管50には上流への逆流を阻止する逆止弁58が設けられている。
太陽熱集熱器1と貯湯タンク2とは、熱媒体が循環する熱媒循環管路7により接続されている。熱媒循環管路7は、太陽熱集熱器1で加熱された熱媒体を貯湯タンク2に送る熱媒循環往路7aと、貯湯タンク2内に給水された水を熱媒体により熱交換加熱する放熱部7bと、熱交換により冷却された熱媒体を太陽熱集熱器1に戻す熱媒循環復路7cとが連設されて構成されている。また、熱媒循環管路7には、熱媒循環往路7aと熱媒循環復路7cとをバイパスするバイパス路14が設けられている。放熱部7bは、貯湯タンク2内の下方にU字状等に屈曲された配管から構成されている。なお、熱媒体としては、温水(不凍液を混入する温水等を含む。)が使用される。
熱媒循環管路7の熱媒循環復路7cには、上流側から順に、熱媒体を一時貯留するための開放型のシスターン8、熱媒循環ポンプP、熱媒温度を検知する熱媒センサ71、常開熱動弁72等が配設されている。なお、熱媒循環往路7aにも熱媒センサを設けてもよい。
シスターン8内には、熱媒体の異常高水位を検知する高水位スイッチ81と、熱媒体の異常低水位を検知する低水位スイッチ82と、熱媒循環ポンプPの空転を防止するための水位スイッチ83とが配設されている。また、シスターン8の上部には、熱媒体がオーバーフローした場合にシスターン8外に排出するためのオーバーフロー管84が配設されている。
熱媒循環ポンプPは、太陽熱集熱器1内のソーラ発電部1aでの発電電力により駆動される。なお、熱媒循環ポンプPは、ソーラ発電部1aでの発電が日射量に依存する不確定要素を含むため必要に応じて制御基板33を介して制御部Cより商用電源の電力を給電して駆動することもできる。そして、太陽熱集熱器1に日射が当たり集熱及びソーラ発電が行われると、太陽熱集熱運転が行われる。この太陽熱集熱運転は、ソーラ発電部1aからの給電で熱媒循環ポンプPが駆動され、これにより、太陽熱集熱器1で加熱された熱媒体が貯湯タンク2内の放熱部7bに循環され、貯湯タンク2内に給水された水が加熱されてタンク湯水が貯湯される。なお、太陽熱集熱運転の間は、貯湯タンク2からタンク湯水が出湯されないように出湯管6に設けられたソーラ電磁弁63は閉弁保持されている。
補助熱源機3は、給湯用熱交換器311及び給湯用ガスバーナ312等を備える給湯用加熱ユニット(給湯用加熱部)31と、暖房用熱交換器321及び暖房用ガスバーナ322等を備える暖房用加熱ユニット(温水用加熱部)32と、これら加熱ユニット31,32の動作を制御する制御基板33とを備えている。これらの加熱ユニット31,32は、補助熱源機3の缶体を構成している。
給湯用熱交換器311は、貯湯タンク2から導出された出湯管6と配管接続されている。そして、給湯運転の際は、貯湯タンク2内のタンク湯水が給湯設定温度以上の高温の場合は補助熱源機3の給湯用熱交換器311で追加加熱せずに貯湯タンク2からのタンク湯水と混合用給水管50からの水とを混合弁64により混合して給湯設定温度に温調し、一方、貯湯タンク2内のタンク湯水が給湯設定温度よりも低温の場合はタンク湯水又はタンク湯水と水との混合湯水を補助熱源機3側へ供給し給湯用ガスバーナ312を燃焼させて給湯用熱交換器311で追加加熱して給湯設定温度に温調する。このようにして所定の給湯設定温度に温調された湯は、給湯管Lから洗面、台所、浴室等に設けられたカラン等の出湯端末から給湯される。
暖房用熱交換器321は、温水(不凍液を混入する温水等も含む。)を循環する温水循環管路17と配管接続されている。温水循環管路17内の温水は、補助熱源機2内に設ける温水循環ポンプP2の駆動により循環される。なお、この温水循環ポンプP2は商用電源により駆動される。この温水循環管路17は、暖房用循環管路16と再加熱用循環管路15とに分岐されている。暖房用循環管路16は、補助熱源機3外に設置する暖房機Wに接続される。再加熱用循環管路15は、熱媒循環管路7におけるバイパス路14に設けられた液々熱交換部141に接続され、太陽熱集熱器1とは別に熱媒循環管路7内の熱媒体を加熱できるようにしている。なお、液々熱交換部141の構造としては、例えば、バイパス路14を構成する配管の周囲を覆うように再加熱循環管路15を構成する配管を設けた二重管構造や、隔壁を介して一方の室にバイパス路14を接続し、他方の室に再加熱循環管路15を接続した構造等とすることができる。
暖房用循環管路16には常閉の熱動弁(開閉弁)161が設けられ、再加熱用循環管路15には液々熱交換部141よりも上流側に常閉の熱動弁(開閉弁)151が設けられている。熱媒循環復路7cにはバイパス路14との接続部より下流側に太陽熱集熱器1への熱媒体の流れを停止又は可能にする常開熱動弁72が設けられ、バイパス路14には熱媒循環復路7aから熱媒循環往路7cへの熱媒体の流れを停止又は可能にする常閉熱動弁142が設けられている。
暖房用加熱ユニット32は、通常、暖房機W等へ熱供給するための加熱ユニットとして使用されるが、貯湯タンク2内のタンク湯水が入れ替わらずレジオネラ菌等の細菌が繁殖するおそれがある場合や日射量不足により太陽熱集熱器1での集熱量が少なく貯湯タンク2内にタンク湯水が貯湯されない場合等において、再加熱循環管路15の熱動弁151を開弁して液々熱交換部141に温水を循環させて熱媒循環管路7の熱媒体を強制的に加熱し貯湯タンク2内のタンク湯水の温度を昇温させる再加熱運転時にも作動される。この再加熱運転時には、太陽熱集熱器1側に熱媒体が循環されないようにするため、熱媒循環復路7cの常開熱動弁72を閉弁すると共にバイパス路14の常閉熱動弁142を開弁する。
補助熱源機3は、外気温センサ34が設けられており、この外気温センサ34の検知温度を監視して、温水循環管路17の凍結のおそれがある場合に温水循環管路17内に温水を循環させる凍結防止運転が行われる。この補助熱源機3の凍結防止運転は、制御基板33の制御指令によって実行される。具体的には、外気温センサ34の検知温度が一定温度(例えば、4℃)以下になると、温水循環管路17の温水循環ポンプP2を駆動させると共に暖房用ガスバーナ322を燃焼させて暖房用熱交換器321を加熱して、温水循環管路17内に温水を循環させて温水循環管路17の凍結防止運転が行われる。そして、外気温センサ34の検知温度が所定温度(例えば、7℃)に達すると、暖房用ガスバーナ322を燃焼停止させ、温水循環ポンプP2を駆動停止させることにより、温水循環管路17の凍結防止運転が終了される。なお、この補助熱源機3における温水循環管路17の凍結防止運転の際に暖房用ガスバーナ322を燃焼させないようにしてもよい。
制御部Cは、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵のROM(図示せず)等に所定の制御プログラムが格納されている。この制御部Cは、台所等に配置されたリモコン4と補助熱源機3内の制御基板33を介して通信接続されると共に上述の各センサや各弁等の各種機器に電気的に接続され、これらの機器と信号のやり取りをして制御する。リモコン4には、図示しないが、運転スイッチ、給湯設定温度や暖房設定温度等を入力する温度設定スイッチ等のスイッチ類や、給湯設定温度や貯湯タンク2内のタンク湯水量等を表示する表示部等を備えている。
また、この制御部Cは、上述の補助熱源機3の凍結防止運転と連動して、熱媒循環管路7や再加熱用循環管路15の凍結防止運転の動作を制御する。以下に、この熱媒循環管路7や再加熱用循環管路15の凍結防止運転の動作を説明する。
図2のフローチャートを参照して、補助熱源機3の凍結防止運転が開始されると(S1)、再加熱用循環管路15の熱動弁151を開弁する(S2)。補助熱源機3の凍結防止運転開始により、温水循環管路17の温水循環ポンプP2が駆動されると共にガスバーナ322の燃焼により熱交換器321が加熱されて補助熱源機3の温水循環管路17内に温水が循環される。従って、この補助熱源機3の凍結防止運転開始と連動して、再加熱用循環管路15の熱動弁151を開弁することにより、再加熱用循環管路15内にも温水が循環されて再加熱用循環管路15の凍結防止運転が行われる。
次いで、太陽熱集熱運転が停止されているか否か判断し(S3)、太陽熱集熱運転停止中の場合は(S3で「YES」)、熱媒循環ポンプPを商用電源により駆動し(S4)、バイパス路14の常閉熱動弁142を開弁する(S5)。補助熱源機3の凍結防止運転開始と連動して、熱媒循環ポンプPを駆動することにより熱媒循環管路7内の熱媒体が循環されて、太陽熱集熱器1や貯湯タンク2内の熱量、さらには液々熱交換部141からの熱量等で循環する熱媒体を介して熱媒循環管路7を温める凍結防止運転が行われる。一方、太陽熱集熱運転中の場合は(S3で「NO」)、ソーラ発電部1aからの給電により熱媒循環ポンプPが駆動されて熱媒循環管路7内に熱媒体が循環されているので、上記の熱媒循環管路7の凍結防止運転は行わない。この場合は、太陽熱集熱運転が停止された否か監視し(S3)、太陽熱集熱運転が停止されると上記の熱媒循環管路7の凍結防止運転が行われる(S4、S5)。また、上記太陽熱集熱運転の監視中に補助熱源機3の凍結防止運転が終了されると(S6で「YES」)、再加熱用循環管路15の熱動弁151を閉弁(S7)して再加熱用循環管路15の凍結防止運転を終了する。
そして、再加熱用循環管路15及び熱媒循環管路7の凍結防止運転が行われている間は、補助熱源機3の凍結防止運転が終了されたか否か監視する(S8)。補助熱源機3の凍結防止運転が終了されると(S8で「YES」)、再加熱用循環管路15の熱動弁151を閉弁(S9)すると共にバイパス路14の常閉熱動弁142を閉弁し(S10)、熱媒循環ポンプPの駆動を停止(S11)する。補助熱源機3の凍結防止運転の終了によりガスバーナ322の燃焼が停止されて熱交換器321の加熱が停止されると共に温水循環管路17の温水循環ポンプP2が駆動停止されて補助熱源機3内の温水循環管17内の温水循環が停止される。これにより、再加熱用循環管路15内への温水循環も停止されるので、補助熱源機3の凍結防止運転終了と連動して、再加熱用循環管路15の熱動弁151を閉弁して再加熱用循環管路15の凍結防止運転を終了する。また、補助熱源機3の凍結防止運転終了と連動して、熱媒循環管路7の熱媒循環ポンプPを駆動停止することにより熱媒循環管路7内の熱媒体の循環が停止されて熱媒循環管路7の凍結防止運転が終了する。
なお、ステップS8での補助熱源機3の凍結防止運転が終了されたか否かの監視中に、太陽熱集熱運転が開始されると(S12)、熱媒循環ポンプPへの商用電源からの電力供給を停止して熱媒循環管路7の凍結防止運転が終了されるが、直ちに熱媒循環ポンプPへの電力供給をソーラ発電部1aからの電力に切り替えて(S13)太陽熱集熱運転が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、補助熱源機3で凍結防止運転が開始される状況となると、再加熱用循環管路15や熱媒循環管路7も凍結のおそれがあると予測される。従って、太陽熱集熱器1付近に外気温センサを別途設けなくても、補助熱源機3の凍結防止運転と連動して、再加熱用循環管路15や熱媒循環管路7の凍結防止運転を行うことにより、これら再加熱用循環管路15や熱媒循環管路7の凍結防止運転を適確に行うことができる。また、太陽熱集熱器1付近に外気温センサを設けない分、コストを抑えることもできる。
次に、上記ステップS3やステップS12における太陽熱集熱運転中か否かの集熱判定方法を説明する。なお、上述のとおり、太陽熱集熱運転中は、商用電源によらず、ソーラ発電部1aでの太陽光発電電圧によって熱媒循環ポンプPが駆動される。
図3のフローチャートを参照して、太陽熱集熱運転停止中での集熱判定として、ソーラ発電部1aの発電電圧が熱媒循環ポンプPのポンプ駆動電圧値(例えば、5V)以上の状態が所定時間(例えば、1分間)継続された場合は(S21で[YES」)、太陽熱集熱運転が開始されて太陽熱集熱運転中(S22)となると判定する。一方、ソーラ発電部1aの発電電圧が未だ熱媒循環ポンプPのポンプ駆動電圧値未満であるか、ソーラ発電部1aの発電電圧が熱媒循環ポンプPのポンプ駆動電圧値以上となってもその状態が所定時間継続されない場合は(S21で[NO」)、太陽熱集熱運転停止中(S24)の状態であると判定する。以上の動作は、太陽熱集熱運転停止中に太陽熱集熱運転が開始されたか否かの監視動作となる。
そして、太陽熱集熱運転中での集熱判定として、ソーラ発電部1aの発電電圧が熱媒循環ポンプPのポンプ駆動電圧値(例えば、5V)未満の状態が所定時間(例えば、1分間)継続された場合は(S23で「YES」)、太陽熱集熱運転が停止されて太陽熱集熱運転停止中(S24)となると判定する。一方、ソーラ発電部1aの発電電圧が未だ熱媒循環ポンプPのポンプ駆動電圧値以上であるか、ソーラ発電部1aの発電電圧が熱媒循環ポンプPのポンプ駆動電圧値未満となってもその状態が所定時間継続されない場合は(S23で「NO」)、太陽熱集熱運転中(S22)の状態であると判定する。以上の動作は、太陽熱集熱運転中に太陽熱集熱運転が停止されたか否かの監視動作となる。
ところで、従来は、太陽熱集熱の判定方法として、日射量を検出する日射センサを設け、この日射センサの出力が所定値以上になった時、熱媒循環ポンプを強制駆動して貯湯タンク入口付近の熱媒体の温度上昇を監視することにより、集熱判定を行っていた(実公昭63−11560号公報)。このように、熱媒体の温度上昇を監視する場合、太陽熱集熱器の集熱能力が小さく熱媒体の温度上昇が少ないと集熱判定を誤検知するおそれがあり、集熱判定にも時間がかかり、また、日射センサを設ける必要もあった。
これに対して、本実施形態における太陽熱の集熱判定によれば、図3に基づいて上述したように、太陽熱集熱器1に設置するソーラ発電部1aでの太陽光発電電圧に基づいて判定することにより、コスト高を招く日射センサを設ける必要もなく、太陽熱集熱器1によって太陽熱の集熱可能な状態が正確に且つ迅速に判定することができる。しかも、太陽熱集熱運転中は、商用電源によらず、ソーラ発電部1aでの太陽光発電電圧によって熱媒循環ポンプPを駆動するので、省エネを図ることができる。
(他の実施形態)
他の実施形態として、補助熱源機3の凍結防止運転と連動して再加熱用循環管路15の凍結防止運転だけを実行するようにしてもよい。例えば、図4のフローチャートに示すように、補助熱源機3の凍結防止運転開始と連動して(S31で「YES」)、再加熱用循環管路15の熱動弁151を開弁(S32)して再加熱用循環管路15の凍結防止運転を開始する。そして、再加熱用循環管路15の凍結防止運転が実行されると、補助熱源機3の凍結防止運転終了と連動して(S33で「YES」)、再加熱用循環管路15の熱動弁151を閉弁(S34)して再加熱用循環管路15の凍結防止運転も終了する。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されず、本発明の範囲で適宜に変更することが可能であり、例えば、補助熱源機3の凍結防止運転と連動して熱媒循環管路7の凍結防止運転だけを実行するようにしてもよい。この場合、例えば、図2のフローチャートのうち、ステップS2、S7、S9は実行されないようにすればよい。
1 太陽熱集熱器
2 貯湯タンク
3 補助熱源機
7 熱媒循環管路
7b 放熱部
15 再加熱用循環管路
17 温水循環管路
31 給湯用加熱ユニット(給湯用加熱部)
32 暖房用加熱ユニット(温水用加熱部)
141 液々熱交換部
151 熱動弁(開閉弁)
C 制御部
P 熱媒循環ポンプ
P2 温水循環ポンプ

Claims (3)

  1. 太陽熱を集熱する太陽熱集熱器と、
    太陽熱で加熱したタンク湯水を貯湯する貯湯タンクと、
    太陽熱集熱器と貯湯タンクとの間で熱媒体の循環経路を形成し、循環経路の一部を貯湯タンク内に配設して循環する熱媒体により貯湯タンク内に給水された水を加熱する放熱部を備える熱媒循環管路と、
    熱媒循環管路内の熱媒体を循環させる熱媒循環ポンプと、
    貯湯タンクの下流に配管接続されて湯を給湯するための給湯用加熱部、及び温水循環管路を有し温水循環管路内を循環する温水を加熱するための温水用加熱部を備える補助熱源機と、
    温水循環管路から分岐されて熱媒循環管路に設けた液々熱交換部と接続する再加熱用循環管路と、
    再加熱用循環管路に設けられて再加熱用循環管路内の温水循環を停止又は可能にする開閉弁と、
    制御部とを備え、
    上記補助熱源機は、温水循環管路の凍結のおそれがある場合に温水循環管路内に温水を循環させる凍結防止運転機能を有し、
    上記制御部は、補助熱源機の凍結防止運転に連動して、再加熱用循環管路の開閉弁を開弁して再加熱用循環管路内に温水を循環させて再加熱用循環管路の凍結防止運転を行う制御構成とする太陽熱給湯システム。
  2. 請求項1に記載の太陽熱給湯システムにおいて、
    上記制御部は、補助熱源機の凍結防止運転に連動して、さらに熱媒循環ポンプを駆動して熱媒循環管路内に熱媒体を循環させて熱媒循環管路の凍結防止運転を行う制御構成とする太陽熱給湯システム。
  3. 請求項2に記載の太陽熱給湯システムにおいて、
    上記制御部は、補助熱源機の凍結防止運転に連動して熱媒循環管路の凍結防止運転を行うときは、太陽熱集熱運転が停止中の場合に熱媒循環ポンプを駆動して熱媒循環管路内に熱媒体を循環させて熱媒循環管路の凍結防止運転を行う制御構成とする太陽熱給湯システム。
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