JP4265616B2 - 貯湯式給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯システムに関する。
従来、熱源部と、熱源部によって加熱された温水を蓄える貯湯タンクとを備える貯湯式給湯システムが知られている。この貯湯式給湯システムでは、熱源部によって加熱された温水を貯湯タンクに蓄えておき、必要な時に温水を貯湯タンクから浴槽に供給することができる(特許文献1参照)。
また、このような貯湯式給湯システムには、コントローラーに設けられる液晶モニタ等の表示部に残湯表示が表示されるものがある。残湯表示は、貯湯タンクに蓄えられた温水の温度が給湯に適した所定温度以上である場合に表示され、給湯に使用可能な温水が貯湯タンクにどの程度残っているかを使用者に知らせることができる。
特開2004−132659号公報
上記のような貯湯式給湯システムにおいて、浴槽に蓄えられた温水を回収して加熱した後に浴槽に戻す追い炊き機能を付与することが考えられる。この場合、貯湯タンクに蓄えられた高温の温水を追い炊きの熱源として利用すれば、熱効率を向上させ、省エネルギー化を図ることができる。
しかし、このように貯湯タンクに蓄えられた温水を熱源として利用する場合、その温度が低いと、回収した浴槽の温水を十分に加熱することができず、追い炊きを行うことができないことがある。ところが、従来の貯湯式給湯システムでは、使用者は、残湯表示によって給湯が可能かどうかを知ることはできるが、追い炊きが可能であるかを知ることはできない。例えば、貯湯タンクに蓄えられた温水の温度が45℃の場合、給湯するための温度としては適当であるが、追い炊き用の熱源として用いるには低い温度である。このため、このような温度の温水では、回収した浴槽の温水を十分に加熱することができず、給湯が使用可能であっても追い炊きを行うことができない状態が生じる。そして、使用者はこのような状態を認識することができず、追い炊きを行おうと思ったときに追い炊きを行うことができない場合が生じる。
本発明の課題は、使用者が追い炊きの可否を認識することができる貯湯式給湯システムを提供することにある。
第1発明に係る貯湯式給湯システムは、熱源部と、貯湯タンクと、浴槽給湯部と、追い炊き部と、貯湯温度検出部と、浴槽目標温度設定部と、浴槽目標水量設定部と、浴槽温度検出部と、追い炊き判定部と、表示部と、を備える。貯湯タンクは、熱源部によって加熱された温水を蓄える。浴槽給湯部は、貯湯タンクに蓄えられた温水を浴槽に供給する。追い炊き部は、浴槽に蓄えられた温水を回収して貯湯タンクに蓄えられた温水と熱交換を行わせた後に浴槽に戻す。貯湯温度検出部は、貯湯タンクに蓄えられた温水の温度である貯湯温度を検出する。浴槽目標温度設定部は、浴槽に蓄えられる温水の目標温度である浴槽目標温度を設定するための部分である。浴槽目標水量検出部は、浴槽に蓄えられる温水の目標水量である浴槽目標水量を設定するための部分である。浴槽温度検出部は、浴槽に蓄えられた温水の温度である浴槽温度を検出する。追い炊き判定部は、追い炊きを行うことによって上昇させることができる浴槽に蓄えられた温水の温度である追い炊き可能温度を貯湯温度と浴槽目標温度と浴槽目標水量と浴槽温度とから算出し、追い炊き可能温度に基づいて追い炊きの可否を判定する。表示部は、追い炊き判定部によって追い炊きが不可能と判定された場合は、追い炊きが不可能であることを示す不可能表示を表示する。
この貯湯式給湯システムでは、追い炊き判定部が貯湯温度に基づいて追い炊きの可否を精度よく判定することができる。そして、追い炊きが不可能であると判定された場合には、不可能表示が表示部に表示されることにより、使用者は追い炊きが不可能であることを認識することができる。これにより、この貯湯式給湯システムでは、使用者が追い炊きの可否を認識することができる。また、この貯湯式給湯システムでは、貯湯温度と浴槽目標温度と浴槽目標水量と浴槽温度とから追い炊き可能温度が算出され、追い炊き可能温度に基づいて追い炊きの可否が判定される。このため、追い炊きの可否の判定精度を向上させることができる。
発明に係る貯湯式給湯システムは、第発明の貯湯式給湯システムであって、追い炊き判定部は、追い炊き可能温度が、第1範囲と、第1範囲より高温側の第2範囲とのいずれの範囲に属するかを判定する。そして、表示部は、追い炊き可能温度が第1範囲に属する場合は不可能表示を表示し、追い炊き可能温度が第2範囲に属する場合は不可能表示と異なる注意表示を表示する。
この貯湯式給湯システムでは、使用者は、追い炊きを行うことができないことを不可能表示によって把握することができるだけではなく、追い炊きが可能ではあるが不十分にしか行えない可能性がある状態を注意表示によって認識することができる。
発明に係る貯湯式給湯システムは、第発明または第発明の貯湯式給湯システムであって、表示部は、追い炊き判定部によって算出された追い炊き可能温度を表示する。
この貯湯式給湯システムでは、追い炊き可能温度が表示部に表示されることにより、使用者は、追い炊きによって上昇させることができる温水の温度を具体的に把握することができる。
発明に係る貯湯式給湯システムは、第1発明から第発明の貯湯式給湯システムであって、貯湯温度検出部は、貯湯タンクに蓄えられた温水において高さの異なる複数位置の温度を検出する。そして、追い炊き判定部は、所定範囲の浴槽目標温度、浴槽目標水量、浴槽温度ごとに用意されており複数の貯湯温度と、追い炊き可能温度との対応を示す追い炊き可能温度テーブルを記憶しており、追い炊き可能温度テーブルを参照して、検出された複数の貯湯温度から追い炊き可能温度を算出し、算出した追い炊き可能温度に基づいて追い炊きの可否を判定する。
この貯湯式給湯システムでは、複数の貯湯温度に基づいて追い炊きの可否が判定される。貯湯タンク内では高さ位置が異なると温水の温度が異なる傾向があるため、検出される高さ位置の異なる複数の貯湯温度に基づいて追い炊きの可否が判定されることにより、判定精度をより向上させることができる。
第1発明に係る貯湯式給湯システムでは、追い炊き判定部が貯湯温度に基づいて追い炊きの可否を精度よく判定することができる。そして、追い炊きが不可能であると判定された場合には、不可能表示が表示部に表示されることにより、使用者は追い炊きが不可能であることを認識することができる。これにより、この貯湯式給湯システムでは、使用者が追い炊きの可否を認識することができる。また、貯湯温度と浴槽目標温度と浴槽目標水量と浴槽温度とから追い炊き可能温度が算出され、追い炊き可能温度に基づいて追い炊きの可否が判定される。このため、追い炊きの可否の判定精度を向上させることができる。
発明に係る貯湯式給湯システムでは、使用者は、追い炊きを行うことができないことを不可能表示によって把握することができるだけではなく、追い炊きが可能ではあるが不十分にしか行えない可能性がある状態を注意表示によって認識することができる。
発明に係る貯湯式給湯システムでは、追い炊き可能温度が表示部に表示されることにより、使用者は、追い炊きによって上昇させることができる温水の温度を具体的に把握することができる。
発明に係る貯湯式給湯システムでは、複数の貯湯温度に基づいて追い炊きの可否が判定される。貯湯タンク内では高さ位置が異なると温水の温度が異なる傾向があるため、検出される高さ位置の異なる複数の貯湯温度に基づいて追い炊きの可否が判定されることにより、判定精度をより向上させることができる。
実施形態
本発明の一実施形態に係る貯湯式給湯システム1を図1に示す。この貯湯式給湯システム1は、いわゆるヒートポンプ式の給湯システムであって、熱源ユニット2(熱源部)と、貯湯タンクユニット3と、リモコン4(図4参照)と、制御装置5(図5参照)とを備える。
〔熱源ユニット2〕
熱源ユニット2は、図2に示すように、圧縮機21、水熱交換器22、膨張弁23、蒸発器24を有しており、これらが順次接続されて冷凍サイクルを構成している。水熱交換器22には、貯湯タンクユニット3から送られてくる水が通る熱交換水路25が設けられており、熱交換水路25を通る水と冷媒との間で熱交換を行うことができる。膨張弁23は、電気的に制御される電磁弁であり、圧縮機21と共に後述する制御装置5によって制御される。この熱源ユニット2では、圧縮機21を駆動して冷媒を循環させることにより、水熱交換器22を凝縮器として機能させ、熱交換水路25を通る水を加熱することができる。
〔貯湯タンクユニット3〕
貯湯タンクユニット3は、熱源ユニット2によって加熱された温水を蓄えておき、蓄えた温水を浴槽12や水栓11に供給する際に使用することができる装置である。貯湯タンクユニット3は、貯湯タンク6、水源取水部7、沸き上げ部8、給湯部9、追い炊き部10を有している。
〈貯湯タンク6〉
貯湯タンク6は、熱源ユニット2によって加熱された温水を蓄える。貯湯タンク6の下部には下部取水口61が設けられており、貯湯タンク6の上部には上部吐出口62が設けられている。下部取水口61は、水道等の水源からの冷水を貯湯タンク6内に取り入れるための部分である。上部吐出口62は、貯湯タンク6に蓄えられた温水を貯湯タンク6から吐出して給湯部9に供給するための部分である。また、貯湯タンク6の下部には下部吐出口63が設けられており、貯湯タンク6の上部には上部取水口64が設けられている。下部吐出口63は、貯湯タンク6内に蓄えられた温水を貯湯タンク6から吐出して沸き上げ部8に供給するための部分である。上部取水口64は、熱源ユニット2によって加熱された温水を貯湯タンク6内に取り入れるための部分である。また、貯湯タンク6の下部には、下部循環入口65が設けられ、貯湯タンク6の上部には上部循環出口66が設けられている。上部循環出口66は、追い炊き運転時に貯湯タンク6から後述する貯湯タンク循環路13に吐出される温水が通る出口である。下部循環入口65は、追い炊き運転時に貯湯タンク循環路13から貯湯タンク6に戻される温水が通る入口である。
なお、貯湯タンク6の下部には排水口67が設けられている。排水口67は、タンク排水路68に接続されており、貯湯タンク6内から排出される水が通る。
〈水源取水部7〉
水源取水部7は、水源からの冷水を貯湯タンク6や給湯部9に供給するための部分であり、水源取水路70と、減圧逆止弁71と、逆止弁72とを有している。水源取水路70は、水源に接続される外部取水口73と、貯湯タンク6の下部取水口61、水栓給湯部91の第1混合弁93(後述)、浴槽給湯部92の第2混合弁96(後述)とを繋いでいる。減圧逆止弁71は、水源取水路70に設けられており、貯湯タンク6、水栓給湯部91、浴槽給湯部92に供給される冷水の量を制御することができると共に、水源への水の逆流を防止する。また、逆止弁72は、減圧逆止弁71と、貯湯タンク6の下部取水口61との間に設けられており、貯湯タンク6からの水の逆流を防止する。
〈沸き上げ部8〉
沸き上げ部8は、貯湯タンク6に蓄えられた水を熱源ユニット2に送り、熱源ユニット2によって加熱された温水を貯湯タンク6に戻す部分である。沸き上げ部8は、第1沸き上げ水路81、第2沸き上げ水路82、第3沸き上げ水路83、沸き上げポンプ84、三方切替弁85を有する。第1沸き上げ水路81は、貯湯タンク6の下部吐出口63と、熱源ユニット2の熱交換水路25の上流側とを繋いでいる。第2沸き上げ水路82と第3沸き上げ水路83とは、熱源ユニット2の熱交換水路25の下流側と貯湯タンク6の上部取水口64とを繋いでいる。沸き上げポンプ84は、第1沸き上げ水路81に設けられており、貯湯タンク6から第1沸き上げ水路81、熱交換水路25、第2沸き上げ水路82、第3沸き上げ水路83を経て貯湯タンク6に戻る水の流れを生成する。三方切替弁85は第2沸き上げ水路82と第3沸き上げ水路83とタンク排水路68とに接続されている。三方切替弁85は、電気的に制御される電磁弁であり、第2沸き上げ水路82と第3沸き上げ水路83とを接続した状態と、第2沸き上げ水路82とタンク排水路68とを接続した状態とに切り替え可能である。
〈給湯部9〉
給湯部9は、貯湯タンク6に蓄えられた温水を水栓11や浴槽12に供給する部分であり、給湯路90と、水栓給湯部91と、浴槽給湯部92とを有する。
給湯路90は、貯湯タンク6の上部吐出口62と、水栓給湯部91および浴槽給湯部92とを繋ぐ水路である。
水栓給湯部91は、貯湯タンク6の温水や水源からの冷水を水栓11に供給する部分であり、水栓給湯路94と第1混合弁93とを有する。水栓給湯路94は、第1混合弁93を介して、給湯路90と水源取水路70とに接続されており、給湯路90および水源取水路70と水栓11とを繋ぐ水路である。第1混合弁93は、電気的に制御される電磁弁であり、給湯路90と水栓給湯路94とを接続した状態と、水源取水路70と水栓給湯路94を接続した状態とを切り替えることができる。また、第1混合弁93は、給湯路90を通ってきた温水と、水源取水路70を通ってきた冷水とを混合して、所望の温度の温水を水栓給湯路94に送ることもできる。なお、第1混合弁93と給湯路90とが接続される部分には逆止弁93aが設けられており、貯湯タンク6への水の逆流が防止されている。また、第1混合弁93と水源取水路70とが接続される部分には逆止弁93bが設けられており、水源への水の逆流が防止されている。
浴槽給湯部92は、貯湯タンク6の温水や水源からの冷水を浴槽12に供給する部分であり、浴槽給湯路95と第2混合弁96と複合水弁97とを有する。浴槽給湯路95は、第2混合弁96を介して、給湯路90と水源取水路70とに接続されており、給湯路90および水源取水路70と浴槽12とを繋ぐ水路である。第2混合弁96は、電気的に制御される電磁弁であり、給湯路90と浴槽給湯路95とを接続した状態と、水源取水路70と浴槽給湯路95とを接続した状態とを切り替えることができる。また、第2混合弁96は、給湯路90を通ってきた温水と、水源取水路70を通ってきた冷水とを混合して、所望の温度の温水を浴槽給湯路95に送ることもできる。なお、第2混合弁96と給湯路90とが接続される部分には逆止弁96aが設けられており、貯湯タンク6への水の逆流が防止されている。複合水弁97は、流量調整弁97aと排水弁97bと逆止弁97c,97dとが一体化された電磁弁であり、電気的に制御されることにより、浴槽12に供給される温水の量を調整したり、排水路98を介して水を外部に排水したりすることができる。
〈追い炊き部10〉
追い炊き部10は、浴槽12に蓄えられた温水を回収して貯湯タンク6に蓄えられた温水と熱交換を行わせた後に浴槽12に戻す部分であり、貯湯タンク循環路13と、タンク循環ポンプ14と、浴槽循環路15と、浴槽循環ポンプ16と、追い炊き熱交換部17とを有している。
貯湯タンク循環路13は、貯湯タンク6の上部循環出口66と追い炊き熱交換部17と下部循環入口65とを繋ぐ水路である。タンク循環ポンプ14は、貯湯タンク6の内部から上部循環出口66を通って吐出され貯湯タンク循環路13を通り下部循環入口65を通って貯湯タンク6に戻される水の流れを生成する。浴槽循環路15は、浴槽12から回収される水が通る浴槽回収口12aと、追い炊き熱交換部17と、浴槽12に吐出される水が通る浴槽吐出口12bとを繋ぐ水路である。浴槽循環ポンプ16は、浴槽12の内部から浴槽回収口12aを通り浴槽循環路15を通って浴槽吐出口12bから浴槽12に戻される水の流れを生成する。なお、貯湯タンク循環路13のうち追い炊き熱交換部17の下流であり且つ浴槽循環ポンプ16の上流である部分には、浴槽給湯路95が接続されている。このため、浴槽給湯部92によって浴槽12に供給される温水は、浴槽給湯路95から浴槽循環路15に入り、浴槽循環路15の一部を通って浴槽12に供給される。
追い炊き熱交換部17は、貯湯タンク循環路13を通る高温の温水と、浴槽循環路15を通る温水との間で熱交換を行わせる。
〈温度検出部および水量検出部〉
貯湯タンクユニット3には、以下に示すような様々な温度検出部および水量検出部が設けられており、上述した水路の各部の温度や水量を検出して後述する制御装置5へと送る。
貯湯タンク6には、貯湯タンク6に蓄えられた温水の温度である貯湯温度を検出する貯湯温度検出部Thが設けられている。貯湯温度検出部Thは、頂上部サーミスタTh0と、第1残湯量サーミスタTh1から第5残湯量サーミスタTh5までの5つの残湯量サーミスタとを有している。これらのサーミスタTh0−Th5は、貯湯タンク6内において異なる高さに配置されており、貯湯温度検出部Thは、貯湯タンク6において高さの異なる複数位置の温水の温度を検出することができる。図3の表に示すように、頂上部サーミスタTh0は、貯湯タンク6内において上から0Lの水量に相当する位置、すなわち、頂上部に設けられている。第1残湯量サーミスタTh1は、頂上部から50Lの水量に相当する位置に設けられている。第2残湯量サーミスタTh2は、頂上部から100Lの水量に相当する位置に設けられている。第3残湯量サーミスタTh3は、頂上部から190Lの水量に相当する位置に設けられている。第4残湯量サーミスタTh4は、頂上部から240Lの水量に相当する位置に設けられている。第5残湯量サーミスタTh5は、頂上部から300Lの水量に相当する位置に設けられている。なお、これらのサーミスタの配置は、貯湯タンク6の容量が370Lである場合の配置であり、貯湯タンク6の容量が異なれば上記とは異なる位置に配置される。
また、図1に示すように、浴槽循環路15には、浴槽温度検出部Th6と浴槽水量検出部SN1とが設けられている。浴槽温度検出部Th6は、浴槽循環路15において追い炊き熱交換部17の上流に配置されたサーミスタであり、浴槽12に蓄えられた温水の温度である浴槽温度を検出することができる。浴槽水量検出部SN1は、浴槽12に残された温水の水位を検出する水位センサであり、浴槽に蓄えられた温水の水量である浴槽水量を検出することができる。
水源取水路70には、水源から貯湯タンク6に供給される冷水の温度を検出する水源温度検出部Th7が設けられている。水栓給湯路94には、水栓11に供給される水の温度を検出する水栓給湯温度検出部Th8が設けられている。浴槽給湯路95には、浴槽12に供給される温水の温度を検出する浴槽給湯温度検出部Th9が設けられている。また、複合水弁97には、浴槽給湯部92によって浴槽12に供給される温水の量を検出する浴槽給湯水量検出部SN2が設けられている。
〔リモコン4〕
リモコン4は、台所や浴室に配置され、図4に示すように、操作部41と表示部42とを有している。
操作部41は、各種の操作ボタンによって構成されており、使用者から各種運転の実行や各種の数値の設定などの入力を受け付ける。各種の運転とは、例えば、浴槽給湯運転、追い炊き運転、沸き増し運転などである。これらの運転の内容については後述する。各種の数値の設定とは、水栓11へ供給される温水の目標温度である水栓目標温度、浴槽12に供給される温水の目標温度である浴槽目標温度、浴槽12に供給される温水の目標水位である浴槽目標水位などである。リモコン4は、操作部41から入力された運転内容や設定値を制御信号として制御装置5に送る。
表示部42は、例えば、液晶モニタによって構成されており、操作部41から入力されて設定された浴槽目標温度や水栓目標温度などの各種の情報を表示する。
また、表示部42には、残湯量表示43も表示される。この残湯量表示43は、貯湯タンク6に残っている温水の量を示すものであり、複数の目盛りで示される。この目盛りは、上述した複数の残湯量サーミスタTh1−Th5での検出結果に対応している。具体的には、第1残湯量サーミスタTh1から検出された温度が45℃以上の場合は一番下の第1目盛りが点灯する。第2残湯量サーミスタTh2から検出された温度が45℃以上の場合は下から2番目の第2目盛りが点灯する。第3残湯量サーミスタTh3から検出された温度が45℃以上の場合は下から3番目の第3目盛りが点灯する。第4残湯量サーミスタTh4から検出された温度が45℃以上の場合は下から4番目の第4目盛りが点灯する。第5残湯量サーミスタTh5から検出された温度が45℃以上の場合は下から5番目の第5目盛りが点灯する。これらの目盛りが幾つ点灯しているかによって、使用者は貯湯タンク6に残っている45℃以上の温水の量を把握することができる。
また、所定の条件が満たされた場合には、表示部42に、追い炊きが不可能であることを示す不可能表示44(図9(b)参照)や、追い炊きを十分に行うことができない恐れがあることを示す注意表示45(図9(a)参照)が表示される。これらの表示については後に詳述する。
〔制御装置5〕
制御装置5は、熱源ユニット2や貯湯タンクユニット3に分かれて設けられており、マイクロコンピューター、メモリー、通信装置などを有している(図示せず)。制御装置5は、図5に示すように、リモコン4、上述した各種の温度検出部Th、Th0−Th9、水量検出部SN1,SN2、各種の電磁弁23,71,85,93,96,97、ポンプ14,16,84、圧縮機21等と電気的に接続されており、リモコン4からの制御信号、温度検出部Th、Th0−Th9や水量検出部SN1,SN2からの検出信号等に基づいて熱源ユニット2や貯湯タンクユニット3の制御を行う。また、制御装置5は、リモコン4の操作部41での入力内容や、温度検出部Th、Th0−Th9や水量検出部SN1,SN2からの検出信号等に基づいて表示部42に各種の情報を表示させることができる。
以下、制御装置5が熱源ユニット2や貯湯タンクユニット3を制御することによって行われる各種の運転内容について説明する。
沸き上げ運転は、貯湯タンク6に蓄えられた水を熱源ユニット2によって加熱した後に貯湯タンク6に戻すことにより、貯湯タンク6に温水を蓄える運転である。この沸き上げ運転では、沸き上げポンプ84と圧縮機21とが駆動される。これにより、貯湯タンク6の下部吐出口63から貯湯タンク6内の水が吐出され、第1沸き上げ水路81、熱交換水路25、第2沸き上げ水路82、第3沸き上げ水路83を経て貯湯タンク6に戻る。このとき、水熱交換器22は凝縮器として機能しており、熱交換水路25を通る水を加熱する。これにより、貯湯タンク6に温水を蓄えることができる。なお、制御装置5には、使用者による浴槽12や水栓11での温水の使用履歴が記憶されており、この使用履歴に基づいて沸き上げ運転が行われる時間帯や貯湯タンク6に蓄えられる温水の量などが決定され、自動的に沸き上げ運転が行われる。ただし、リモコン4の操作部41によって、沸き上げ運転が行われる時間帯や温水の量を指定することも可能である。
浴槽給湯運転は、貯湯タンク6に蓄えられた温水を浴槽12に供給して所望の温度および量の温水を浴槽12に蓄える運転である。この浴槽給湯運転では、浴槽循環ポンプ16が駆動され、第2混合弁96と複合水弁97とが制御されることにより、貯湯タンク6内の温水が、給湯路90、浴槽給湯路95、浴槽循環路15を通って浴槽12に供給される。このとき、浴槽12に供給される温水の温度が、設定された浴槽目標温度となるように、第2混合弁96が制御されて、水源からの冷水と貯湯タンク6からの温水とが混合される。この浴槽給湯運転は、リモコン4の操作部41が操作されることにより直ちに開始され、又は、リモコン4に予め入力された予約時間に自動的に開始される。そして、浴槽12の水位が設定された浴槽目標水位に達すると自動的に停止される。
追い炊き運転は、浴槽12に蓄えられた温水を回収して貯湯タンク6に蓄えられた温水と熱交換を行わせた後に浴槽12に戻すことにより、浴槽12に蓄えられた温水の温度を上昇させる運転である。これにより、貯湯タンク6に蓄えられた温水を減少させずに追い炊きを行うことができる。この追い炊き運転では、タンク循環ポンプ14と浴槽循環ポンプ16とが駆動されることにより、貯湯タンク6の温水が貯湯タンク循環路13を循環すると共に、浴槽12内の温水が浴槽循環路15を循環する。そして、追い炊き熱交換部17において、貯湯タンク循環路13を循環する高温の温水と浴槽循環路15を循環する温水とが熱交換を行うことにより、浴槽循環路15を循環する温水が加熱される。この追い炊き運転は、リモコン4の操作部41が操作されることによって開始され、浴槽12に蓄えられた温水の温度(浴槽温度)が、設定された浴槽目標温度に達すると停止される。
沸き増し運転は、リモコン4からの指示に基づいて、上記の沸き上げ運転を行う運転であり、リモコン4の操作部41を操作することにより使用者が任意に行うことができる。例えば、貯湯タンク6に蓄えられた温水が不足している場合に行われることにより、貯湯タンク6に温水を追加することができる。
〔追い炊きの不可能表示44および注意表示45〕
上述した追い炊き運転では、貯湯タンク6内の温水が浴槽12から回収された温水を加熱する熱源として用いられる。このため、貯湯タンク6内の温水の温度が十分に高くない場合には、追い炊きを行うことができないことや、浴槽12の温水を所望の温度まで加熱することができない恐れがある。この貯湯式給湯システム1では、制御装置5が、貯湯温度に基づいて追い炊きの可否を判定し、追い炊きを行うことができない場合や追い炊きを十分に行うことができない場合には、不可能表示44や注意表示45を表示部42に表示させて使用者に注意を喚起することができる。制御装置5によって行われる追い炊きの可否判定のフローを図6に示す。
まず、第1ステップS1において、浴槽目標温度と浴槽目標水位との設定が行われる。ここでは、リモコン4の操作部41によって浴槽目標温度と浴槽目標水位が入力される。例えば、これらは浴槽給湯運転のために予め入力され、制御装置5のメモリーに記憶される。
第2ステップS2および第3ステップS3では、貯湯温度と浴槽温度とが検出される。ここでは、貯湯温度検出部Thおよび浴槽温度検出部Th6によって貯湯温度と浴槽温度とが検出される。
第4ステップS4では、追い炊き可能温度(dT)が算出される。ここでは、制御装置5が、追い炊き可能温度(dT)を貯湯温度と浴槽目標温度と浴槽目標水量と浴槽温度とから算出する。追い炊き可能温度(dT)とは、浴槽12に蓄えられた温水を追い炊きを行うことによって上昇させることができる温度である。貯湯温度としては、特に、頂上部サーミスタTh0、第1残湯量サーミスタTh1、および、第2残湯量サーミスタTh2において検出された温度が用いられる。制御装置5には、図7および図8に示すような、追い炊き可能温度テーブルが記憶されており、この追い炊き可能温度テーブルに基づいて追い炊き可能温度(dT)が算出される。追い炊き可能温度テーブルは、貯湯タンク6に蓄えられている温水が有する熱量によって浴槽12に蓄えられる温水を何度まで上昇させることができるかを示すものであり、所定範囲の浴槽目標温度、浴槽目標水量、浴槽温度ごとに用意されている。なお、図7および図8において、「0L温度」とは、頂上部サーミスタTh0によって検出された温度を示している。また、「50L温度」は第1残湯量サーミスタTh1によって検出された温度を示しており、「100L温度」は第2残湯量サーミスタTh2によって検出された温度を示している。例えば、頂上部サーミスタTh0によって検出された温度が50℃である場合は、図7の追い炊き可能温度テーブルが用いられる。ここで、第1残湯量サーミスタTh1によって検出された温度が50℃であり、第2残湯量サーミスタTh2によって検出された温度が45℃である場合は、追い炊き可能温度(dT)は2℃であると算出される。また、頂上部サーミスタTh0によって検出された温度が80℃、第1残湯量サーミスタTh1によって検出された温度が70℃、第2残湯量サーミスタTh2によって検出された温度が65℃である場合は、図8に示す追い炊き可能温度テーブルが用いられ、追い炊き可能温度(dT)は8℃であると算出される。
第5ステップS5では、追い炊き可能温度(dT)に基づいて追い炊きを十分に行えるか否かが判定される。ここでは、第4ステップS4で算出された追い炊き可能温度(dT)が、T1<dT≦T2を満たすか否かが判定される。例えば、T1=1,T2=5であり、この場合、上記の条件を満たすことは、1℃を越える追い炊きは可能であるが、5℃を越える追い炊きは不可能であることを示している。上記の条件が満たされる場合は、第6ステップS6に進む。この条件が満たされない場合は、第7ステップS7に進む。
第6ステップS6では、注意表示45が表示される。ここでは、表示部42に、図9(a)に示すような注意表示45が表示される。
第7ステップS7では、追い炊き可能温度(dT)が、dT≦T1を満たすか否かが判定される。上記の例で言うと、この条件が満たされることは、1℃の追い炊きもできないことを示しており、追い炊きが不可能である状態を示している。この条件を満たす場合は、第8ステップS8に進む。
第8ステップS8では、不可能表示44が表示される。ここでは、表示部42に、図9(b)に示すような不可能表示44が表示される。
なお、第8ステップS8において上記の条件が満たされない場合、すなわちdT>T2である場合は、注意表示45も不可能表示44も表示されずに終了する。この場合は、上記の例では、5℃を越える追い炊きが可能であることを示している。
なお、上記の不可能表示44や注意表示45は、貯湯タンク6内の温水の温度が低下して、不可能表示44や注意表示45が表示される上記の条件が満たされたときに自動的に表示される。
〔特徴〕
この貯湯式給湯システム1では、上記のように追い炊き可能温度(dT)が算出され、追い炊き可能温度(dT)が、第1範囲(dT≦T1)と、第1範囲より高温側の第2範囲(T1<dT≦T2)と、第2範囲より高温側の第3範囲(dT>T2)とのいずれの範囲に属するかが判定される。そして、その判定結果に応じて、不可能表示44や注意表示45が表示部42に表示される。このため、貯湯タンク6に蓄えられた温水の温度が追い炊きの熱源としては十分ではない場合は、不可能表示44や注意表示45が表示されることにより、使用者に注意を喚起することができる。使用者は、不可能表示44や注意表示45が表示部42に表示された場合には、リモコン4を操作して沸き増し運転を行わせ、貯湯タンク6に蓄えられる温水の温度を上昇させることができる。
また、追い炊き可能温度(dT)は、貯湯温度と浴槽目標温度と浴槽目標水量と浴槽温度とから算出されるため、精度よく追い炊き可能温度(dT)を算出することができる。特に、貯湯タンク6に蓄えられている温水は、上部ほど温度が高くなり、高さ位置によって温度が異なる傾向があるが、上記の貯湯温度として、頂上部サーミスタTh0、第1残湯量サーミスタTh1、第2残湯量サーミスタTh2から検出された高さの異なる複数位置の温度が利用されるため、貯湯タンク6に蓄えられた温水が有する熱量を精度よく算出することができる。
参考例
上記の実施形態では、制御装置5は、貯湯温度と浴槽目標温度と浴槽目標水量と浴槽温度とから追い炊き可能温度(dT)を算出して追い炊き可否の判定に用いているが、図10に示すフローのように、より簡易に判定が行われてもよい。
まず、第11ステップS11では、浴槽目標温度の設定が行われる。
第12ステップS12では、貯湯温度が検出される。ここでは、頂上部サーミスタTh0と第1残湯量サーミスタTh1とにおいて第1貯湯温度(Tt1)と第2貯湯温度(Tt2)とが検出される。
第13ステップS13では、第1残湯量サーミスタTh1によって検出された第2貯湯温度(Tt2)が、浴槽目標温度(Ts)に所定値(b)を加えた値以下であるか否かが判定される。例えば、b=5℃であり、この場合、上記の条件が満たされることは、貯湯タンク6の上から50Lの位置における貯湯温度が、浴槽目標温度+5℃以下であることを示している。上記の条件が満たされる場合は、第14ステップS14に進み、注意表示45が表示部42に表示される。この条件が満たされない場合は第15ステップS15に進む。
第15ステップS15では、頂上部サーミスタTh0によって検出された第1貯湯温度(Tt1)が、浴槽目標温度(Ts)に所定値(b)を加えた値以下であるか否かが判定される。この条件が満たされる場合、すなわち、上記の例で言えば、貯湯タンク6の頂上部の貯湯温度が浴槽目標温度+5℃以下である場合は、第16ステップS16に進み、不可能表示44が表示部42に表示される。
なお、第15ステップS15において上記の条件が満たされない場合、すなわち、Tt2,Tt1>Ts+bである場合は、注意表示45も不可能表示44も表示されない。この場合は、貯湯タンク6に蓄えられた温水の上から50Lまでの部分の温度が、浴槽目標温度よりも5℃以上高いことを示している。
このように、貯湯温度と浴槽目標温度との大小関係に基づいて、より簡易に追い炊きの可否を判定することも可能である。
<他の実施形態>
(A)
上記の実施形態では、表示部42は注意表示45または不可能表示44を表示しているが、制御装置5によって算出された追い炊き可能温度(dT)を具体的に表示してもよい。この場合、使用者は、追い炊き可能温度(dT)をより具体的に把握することができる。
(B)
上記の実施形態では、追い炊き可能温度(dT)の算出に追い炊き可能温度テーブルが用いられているが、具体的な計算式や、上記の追い炊き可能温度テーブルに対応した近似式によって追い炊き可能温度(dT)が算出されてもよい。
(C)
上記の実施形態では、制御装置5はリモコン4とは別の装置として記載されているが、リモコン4と一体とされたり、リモコン4にその一部が設けられたりするものであってもよい。
(D)
上記の実施形態では、不可能表示44や注意表示45は表示部42に表示されるマークであるが、LEDの点灯や音声などで不可能表示44や注意表示45が表されてもよい。また、上記のマークの表示と合わせて音声による案内が出力されてもよい。
(E)
上記の実施形態において、リモコン4は一つに限らず、浴室と台所とのそれぞれにリモコン4が配置されてもよい。
(F)
上記の実施形態において、不可能表示44や注意表示45が表示される条件が満たされる場合は、自動的に沸き増し運転が行われるようにしてもよい。
(G)
上記の実施形態において、浴槽水量検出部SN1によって検出された浴槽水量が追い炊き可能温度(dT)の算出にさらに考慮されてもよい。
(H)
上記の実施形態では、追い炊きの不可能表示44および注意表示45が表示部42に表示されているが、追い炊きが可能であることを示す可能表示が表示部42にさらに表示されてもよい。
本発明は、使用者が追い炊きの可否を認識することができる効果を有し、貯湯式給湯システムとして有用である。
貯湯式給湯システムの構成を示す図。 熱源ユニットの構成を示す図。 頂上部サーミスタおよび残湯量サーミスタの配置を示す表。 リモコンの構成を示す図。 貯湯式給湯システムの制御ブロック図。 実施形態に係る追い炊きの不可能表示と注意表示とを表示するための制御フロー。 追い炊き可能温度テーブルの一例を示す図。 追い炊き可能温度テーブルの一例を示す図。 表示部に表示された不可能表示および注意表示を示す図。 参考例に係る追い炊きの不可能表示と注意表示とを表示するための制御フロー。
符号の説明
1 貯湯式給湯システム
2 熱源ユニット(熱源部)
5 制御装置(追い炊き判定部)
6 貯湯タンク
10 追い炊き部
41 操作部(浴槽目標温度設定部、浴槽目標水量設定部)
42 表示部
92 浴槽給湯部
Th 貯湯温度検出部
Th6 浴槽温度検出部

Claims (4)

  1. 熱源部(2)と、
    前記熱源部(2)によって加熱された温水を蓄える貯湯タンク(6)と、
    前記貯湯タンク(6)に蓄えられた温水を浴槽に供給する浴槽給湯部(92)と、
    前記浴槽に蓄えられた温水を回収して前記貯湯タンク(6)に蓄えられた温水と熱交換を行わせた後に前記浴槽に戻す追い炊き部(10)と、
    前記貯湯タンク(6)に蓄えられた温水の温度である貯湯温度を検出する貯湯温度検出部(Th)と、
    前記浴槽に蓄えられる温水の目標温度である浴槽目標温度を設定するための浴槽目標温度設定部(41)と、
    前記浴槽に蓄えられる温水の目標水量である浴槽目標水量を設定するための浴槽目標水量設定部(41)と、
    前記浴槽に蓄えられた温水の温度である浴槽温度を検出する浴槽温度検出部(Th6)と、
    追い炊きを行うことによって上昇させることができる前記浴槽に蓄えられた温水の温度である追い炊き可能温度(dT)を前記貯湯温度と前記浴槽目標温度と前記浴槽目標水量と前記浴槽温度とから算出し、前記追い炊き可能温度(dT)に基づいて追い炊きの可否を判定する追い炊き判定部(5)と、
    前記追い炊き判定部(5)によって追い炊きが不可能と判定された場合は、追い炊きが不可能であることを示す不可能表示を表示する表示部(42)と、
    を備える貯湯式給湯システム(1)。
  2. 前記追い炊き判定部(5)は、前記追い炊き可能温度(dT)が、第1範囲と、第1範囲より高温側の第2範囲とのいずれの範囲に属するかを判定し、
    前記表示部(42)は、前記追い炊き可能温度(dT)が前記第1範囲に属する場合は前記不可能表示を表示し、前記追い炊き可能温度(dT)が前記第2範囲に属する場合は前記不可能表示と異なる注意表示を表示する、
    請求項に記載の貯湯式給湯システム(1)。
  3. 前記表示部(42)は、前記追い炊き判定部(5)によって算出された前記追い炊き可能温度(dT)を表示する、
    請求項1または2に記載の貯湯式給湯システム(1)。
  4. 前記貯湯温度検出部(Th)は、前記貯湯タンク(6)に蓄えられた温水において高さの異なる複数位置の温度を検出し、
    前記追い炊き判定部(5)は、所定範囲の前記浴槽目標温度、前記浴槽目標水量、前記浴槽温度ごとに用意されており複数の貯湯温度と、追い炊き可能温度(dT)との対応を示す追い炊き可能温度テーブルを記憶しており、前記追い炊き可能温度テーブルを参照して、検出された複数の前記貯湯温度から追い炊き可能温度を算出し、算出した追い炊き可能温度(dT)に基づいて追い炊きの可否を判定する、
    請求項1から3のいずれかに記載の貯湯式給湯システム(1)。
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