JP4796218B1 - Ledランプおよび照明装置 - Google Patents

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Abstract

LEDが実装基板に実装された複数のLEDモジュール(22,24,28,30)を有し、口金部(14)を介して供給される電力によって発光する前記LEDの光を、グローブ(16)を介して外部に射出する構成とした電球形のLEDランプ(10)であって、グローブ(16)内に光拡散部材(58)を備え、複数のLEDモジュール(22,24,28,30)の内、一のLEDモジュール(22)は口金部(14)の軸心Xの延長上に在り、光拡散部材(58)はLEDモジュール(22)の光射出方向に在って、他のLEDモジュール(24,28,30)はLEDモジュール(22)の周辺に配されていて、光拡散部材(58)の方向に傾けて配置されているLEDランプ(10)とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDランプおよび照明装置に関し、特に、白熱電球の代替光源として好適なLEDランプ等に関する。
近年の省資源の要請から、寿命による交換頻度を低減すると共に省電力化を図るため、白熱電球よりも長寿命で消費電力の少ない電球形のLEDランプが実用化されさらなる開発が進められている。
電球形LEDランプは、一般的に、一の実装基板に多数のLEDチップを実装し、当該実装基板の裏側、口金との間に存する筐体空間内にLEDチップを点灯するための回路ユニットが収納されてなる構成を有している。
また、白熱電球の代替光源とするには、できるだけ白熱電球の配光特性に近づけることが要求されている。すなわち、例えば、下向きに取り付けた場合に、下方のみならず横方向、さらには斜め後方といった広範囲に光を発することが要求されている。
この点、LEDの配光はランバーシアンの特性を呈し、その指向性が強いため、そのままでは、主としてランプの直下およびその近傍を照らすといった配光特性になってしまう。このため、電球形LEDランプは、前記実装基板の周辺に開口部を有し、実装基板全体を覆うグローブを備えている(特許文献1)。そして、当該グローブを例えば、乳白色の半透明とすることにより、LEDからの光を、グローブを通過する間に散乱させ、可能な限り広範囲な配光とする工夫がなされている。
しかしながら、LEDから発せられた光は、その指向性から専ら、グローブ内面の内LED前方に存する領域を通過するだけなので、その散乱効果も限定的なものとなってしまう。
そこで、本願の出願人においては、実装基板の前方であってグローブとの間に光拡散部材が設けられたLEDランプが創作されたため、この発明について先に出願した。
これによれば、LEDから発せられた光の一部がその前方に設けられた光拡散部材によって拡散(散乱)され、グローブ内面のより広範囲な領域を通過して射出されることとなり、配光特性が改善される。
特開2009−037995号公報 特開2010−086713号公報
上記の発明により配光特性の一定の改善が認められるものの、さらなる改善を目指して、本発明は、より広範囲に光を出射できるLEDランプを提供することを目的とする。また、そのようなLEDランプを備えた照明装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るLEDランプは、LEDが実装基板に実装されたLEDモジュールを複数個有し、口金を介して供給される電力によって発光する前記LEDの光を、グローブを介して外部に射出する構成としたLEDランプであって、前記グローブ内に光拡散部材を備え、前記複数のLEDモジュールの内、一のLEDモジュールは前記口金の軸心の延長上に在り、前記光拡散部材は当該一のLEDモジュールの光射出方向に在って、他のLEDモジュールは前記一のLEDモジュールの周辺に配されており、その少なくとも一つは、前記光拡散部材の方向に傾けて配置されていることを特徴とする。
また、前記LEDモジュールを3個以上有し、前記一のLEDモジュールは、前記口金の前記軸心の延長線が当該一のLEDモジュールの中心を通る位置に配されており、他のLEDモジュールは、前記軸心方向から視て、当該軸心を中心とする回転対称に配されていることを特徴とする。
さらに、前記一のLEDモジュールは、他のLEDモジュールのいずれよりも発光量が多いことを特徴とする。
また、前記光拡散部材は、多面体形状をしていることを特徴とする。
あるいは、前記光拡散部材は、リング状をしており、当該リングの中心を前記軸心の延長線が通る位置に配されていることを特徴とする。
また、基台を有し、前記複数のLEDモジュールは前記基台に搭載されており、前記光拡散部材は、支持部材を介して、前記基台に支持されていることを特徴とする。
あるいは、前記光拡散部材は、前記グローブに固定されていることを特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、照明器具と、前記照明器具に装着された上記のLEDランプとを有することを特徴とする。
上記の構成からなるLEDランプによれば、口金の軸心の延長上に設けられた一のLEDモジュールのみにならず、その周辺に配された他のLEDモジュールの少なくとも一つが光拡散部材の方向を向いているため、LEDモジュールを1個のみとした場合と比較して(すなわち、全てのLEDが同じ向きに光を射出する構成とした場合と比較して)、光拡散部材で拡散される光の量が増大するため、グローブのより広範囲に渡って光が通過することとなる。その結果、LEDランプからさらに広範囲に光が射出されることとなる。
(a)は電球形LEDランプの概略構成を示す断面図であり、(b)は光拡散部材の斜視図であり、(c)は金属部に支持されている光拡散部材を示す図である。 (a)は上記電球形LEDランプのグローブを取り除いた状態の平面図であり、(b)はLEDモジュールおよび金属部の一部を示す斜視図である。 光拡散部材の配置位置の変形例を示す図である。 (a)、(b)、(c)は、いずれも光拡散部材の変形例を示す斜視図である。 (a)は光拡散部材の変形例を示す斜視図であり、(b)は光拡散部材の他の変形例を示す斜視図であり、(c)は(b)に示す光拡散部材の断面図である。 変形例に係る電球形LEDランプの一部を示す断面図である。 (a)、(b)、(c)は、いずれも変形例に係る電球形LEDランプの一部を示す断面図である。 (a)、(b)、(c)は、いずれも変形例に係る電球形LEDランプを示す平面図であり、グローブを取り除いた状態を表している。 変形例に係る電球形LEDランプの一部を示す断面図である。 (a)、(b)は、いずれも変形例に係る電球形LEDランプの一部を示す断面図である。 照明装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、電球形LEDランプ10(以下、単に「LEDランプ10」と言う。)の断面図であり、図2(a)は、後述するグローブ16を取り除いた状態のLEDランプ10の平面図である。なお、本図を含む全ての図において各部材間の尺度は統一していない。
図1(a)に示すように、LEDランプ10は、ケース部12と、ケース部12に一体的に連接された口金部14と、ケース部12に接着された略半球殻状のグローブ16とを有する。グローブ16は、合成樹脂やガラス等の透光性材料からなる。なお、グローブ16は、光散乱効果を得るためブラスト処理又は、微粒子のふきつけや塗布がなされている。
ケース部12は、金属部18と絶縁部20とからなる。金属部18は、例えば、アルミニウムからなり、主として後述するLEDモジュール22,24,26,28,30が発する熱を放散させるためのヒートシンクを兼用している。絶縁部20はエポキシ樹脂その他の合成樹脂材料からなる。
金属部18は、中空の略円錐台形状をしていて、その外底部には、図2(a)に示すように、発光モジュールであるLEDモジュール22,24,26,28,30が設けられている。よって、金属部18は、これらLEDモジュール22,24,26,28,30を搭載するための基台としての役割も有する。
5個のLEDモジュール22,24,26,28,30の内、中央に配されたLEDモジュール22は、正方形をした実装基板22Aに9個の青色LEDチップ22B(図2(a)では不図示)が3行3列のマトリックス状に実装されていて、これら9個のLEDチップ22Bは、実装基板22Aの配線(不図示)によって直列接続されている。そして、これらのLEDチップ9個を緑色蛍光体膜22Cで覆っている。これにより白色LEDモジュール22が構成されている。
残りのLEDモジュール24,26,28,30は、実装基板24A,26A,28A,30Aの形状、実装されているLEDチップの個数が異なる以外は、基本的に、LEDモジュール22の構成と同様である。すなわち、長方形をした実装基板24A,26A,28A,30Aに、6個の青色LEDチップ(不図示)が2行3列に実装されていて、これらのLEDチップを緑色蛍光体膜24C,26C,28C,30Cが覆っている。
そして、LEDモジュール22は、後述する軸心Xの延長線がその中心(LEDモジュール22の中心)を通る位置に配されており、他のLEDモジュール24,26,28,30は、軸心X方向から視て、軸心Xを中心とする回転対称に配されている。
図1(a)に戻り、一方、金属部18内には、LEDモジュール22,24,26,28,30を点灯させるための点灯回路ユニット32が収納されている。点灯回路ユニット32は、金属部18の内底部に接合されたプリント配線板34とプリント配線板34に実装された複数個の電子部品36等からなる。電子部品36は、プリント配線板34の配線パターン(ランド等)に半田等によって電気的に接続されており、電子部品36間は、配線パターンやプリント配線板34に半田付けされた導線等によって電気的に接続されている。LEDモジュール22,24,26,28,30と点灯回路ユニット32とは、図2(a)に示すように、金属部18の底部に開設された貫通孔18A,18B,18C,18Dに、それぞれ挿通された内部配線37,38,39,40,41,42,43,44,45,46によって電気的に接続されている。
図1(a)に戻り、点灯回路ユニット32は、口金部14から第1リード線48および第2リード線49を介して供給される商用交流電力を、LEDモジュール22,24,26,28,30を点灯させるための電力に変換して、LEDモジュール22,24,26,28,30に給電する。なお、第1リード線48、第2リード線49は、いずれも被覆線であり被覆が両端部部分において一部ストリップされ、導線が露出してなるものである。
口金部14は、JIS(日本工業規格)に規定する、例えば、E26口金の規格に適合するものであり、一般白熱電球用のソケット(不図示)に装着して使用される。
口金部14は、筒状胴部とも称されるシェル50と円形皿状をしたアイレット52とを有する。シェル50とアイレット52とは、ガラス材料からなる第1絶縁体部54を介して一体となっている。この一体となったものが、ケース部12から延出され、円筒状をした第2絶縁体部56に嵌め込まれている。
第2絶縁体部56には、貫通孔56Aが開設されており、貫通孔56Aを介して第1リード線48が第2絶縁体部56内から外部に導出されている。
第1リード線48の一端部の導線部分は、シェル50の内周面と第2絶縁体部56外周面との間に挟持されている。これにより、第1リード線48とシェル50とは電気的に接続されている。
アイレット52は、中央部に開設された貫通孔52Aを有している。第2リード線49の導線部がこの貫通孔52Aから外部へ導出され、アイレット50の外面(上面)に半田付けにより接合されている。
グローブ16内には、光拡散部材58が設けられている。
図1(b)に光拡散部材58を斜め下方(金属部18側)から見た斜視図を示す。光拡散部材58は、正八角錐形状をした部分(以下、「八角錐部60」と言う。)を有し、正八角錐形の基部から鍔部62が一体形成されている。光拡散部材58は、例えば、ガラス材料からなる。光拡散部材58は、図1(c)に示すように、4本の脚部64を介して金属部18に支持されている。なお、光拡散部材58はガラス材料に限らず、樹脂や金属、セラミックでも構わない。なお、透光性を有していない金属などを使用する場合は中心部分に貫通孔を設けることで、中心部からの光を取り出すことができる。また、4本の脚部64も透光性を有する材料にすることで、照射体に影ができにくくすることができる。
本例では、光拡散部材58は、口金部14の軸心の延長上に在り(以下、延長部分も含めて軸心Xとする。)、5つのLEDモジュール22,24,26,28,30の内、中央に配されたLEDモジュール22も軸心X上に在る。本例では、LEDモジュール22は、その中心(緑色蛍光体膜22Cの長方形主面(光出射面)の対角線の交点)を軸心Xが通る位置に配されている。
LEDモジュール22から発せられた光の内、その真正面に存する光拡散部材58に到達した光の一部は光拡散部材58によって反射され、反射光の一部はグローブ16の開口部近傍のグローブ16部分を通過して外部へ出射される。よって、光拡散部材58を設けない場合と比較して、より広範囲にLEDランプ10から光が出射されることとなる。また、光拡散部材58に到達した光の内の残りは、光拡散部材58を通過し、グローブ16を介して散乱光となって出射されることとなる。このように、光拡散部材58を透光性を有する材料で形成することによって、光拡散部材58の存在により、被照射面に影ができるのを可能な限り防止できる。
この場合、本例のようにLEDモジュールを複数個設けるのではなく、仮に、1個とした場合(使用するLEDチップの総数は同じとする)を想定する。すなわち、1枚の実装基板にLEDチップをマトリックス状に実装したLEDモジュール(以下、「比較LEDモジュール」と言う。)とした場合を想定する。この場合、個々のLEDチップの配光はランバーシアンの特性を呈し、その指向性が強いため、当該複数のLEDチップの内、光拡散部材58に強い光が到達するのは、実装基板の中央部分に配されたLEDチップに偏ってしまい、実装基板の周縁部に近い位置に配されたLEDチップが発する光のほとんどは、光拡散部材に到達することなくそのままグローブ内面に至ってしまう。その結果、実装基板の周縁部の配されたLEDチップからの光は、LEDランプの配光を広げるのにあまり寄与しないこととなる。
そこで、本例では、比較LEDモジュールにおいて実装基板の周縁部に近い位置に配されるべきLEDチップ分で、別のLEDモジュールを創設し、当該別のLEDモジュールを、軸心Xが通過する位置に配したLEDモジュールの周囲に配し、かつ、別のLEDモジュールは、光拡散部材の方向に傾けて配置することとした。LEDモジュール24,26,28,30が上記別のモジュールに該当する。
LEDモジュール24,26,28,30を上記のように傾けるため、金属部18の外底面に斜面が形成されている。LEDモジュール24を例に、図2(b)を参照しながら説明する。
金属部18の外底面には、軸心Xに向って隆起した斜面66が形成されており、LEDモジュール24は、斜面66に搭載されている。斜面66の傾斜の度合いであるが、必ずしもLEDモジュール24の真正面に光拡散部材58が位置する程に傾ける必要はなく、たとえば、LEDモジュール24の中心を通る実装基板24Aの法線を0度とした場合の配光角の内側に光拡散部材58が入る程度に傾いていれば構わない。このようにすることで、前記比較LEDモジュールの場合よりも、光拡散部材58に入射する光の量が増大するため、光拡散部材58で口金部18側斜め後方に反射される光の量が増大する結果、LEDランプ10がより広範な配光となる。
他のLEDモジュール26,28,30に対しても、同様に斜面68.70,72が形成されていて、LEDモジュール26,28,30の各々は、対応する斜面68.70,72に搭載されている。
なお、光拡散部材58のLEDモジュール22に対する相対的な大きさであるが、平面視で、光拡散部材58がLEDモジュール22の主発光面(すなわち、蛍光体膜22C(図1)の上面)よりも小さいことが好ましい。当該主発光面よりも大きくした場合、たとえ光拡散部材が光透過性を有しているとはいえ、LEDランプ10の前方に射出される光の量が少なくなり、配光特性上好ましくないからである。
上記の構成からなるLEDランプ10によれば、軸心Xの方向に光を射出する主たるLEDモジュール22の真正面に光拡散部材58を設け、LEDモジュール22の周辺に光拡散部材58の方向に傾けてLEDモジュール24,26,28,30を設けているため、上記比較LEDモジュールの場合と比べて、光拡散部材58に入射する光の量がLEDモジュール24,26,28,30によって増大するため、光拡散部材58で口金部18側斜め後方に反射される光の量が増大する結果、LEDランプ10がより広範な配光となる。
なお、LEDモジュール24,26,28,30は全て傾ける必要は必ずしもなく、少なくとも1つを傾ける構成とすれば、上記比較LEDモジュールよりも配光特性が改善される。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば以下の形態とすることもできる。
<光拡散部材の位置>
上記実施の形態では、図1から分かるように、軸心X上、LEDモジュール22における実装基板22Aの裏面(金属部18におけるLEDモジュールの搭載面)からグローブ16の内面に至る間の真ん中(以下、この真ん中の位置を「グローブ中心」と称することとする。)よりもグローブ内面寄りに光拡散部材58を設けている。これは、光拡散部材58をLEDモジュールからある程度遠ざけることにより、光拡散性を向上させるためである。しかしながら、光拡散部材58がグローブ内面に近づくことにより、軸心Xおよびその近傍のグローブ16部分を通過する光量が低下するおそれがある。この場合は、光拡散部材58に軸心X上、軸心X方向に貫通する孔を設け、当該低下する部分の光量を増大させる他、図3に示すようにしても構わない。
すなわち、光拡散部材73をグローブ中心CよりもLEDのモジュール22寄りに配置させても構わない。
このようにすれば、軸心Xおよびその近傍のグローブ16部分を通過する光量の低下を防止することができる。
なお、実装基板の厚みが大きく、蛍光体膜22Cの長方形主面(光出射面)が金属部18の上面(LEDモジュールの搭載面)から大きく離れてしまうような場合は、上記グローブ中心は、軸心X上、LEDモジュール22における蛍光体膜22Cの長方形主面からグローブ16の内面に至る間の真ん中の位置と定義しても構わない。
<光拡散部材の形状>
上記実施の形態では、光拡散部材58の主要部は、正八角錐形状をしていたがこれに限らず例えば、以下のようにしても構わない。
図4(a)に示すように、星形正多角錐形状をした光拡散部材80としても良い。
図4(b)に示すように、正多面体の一例として示す正二十面体形状をした光拡散部材82としても良い。
図4(c)に示すように、平行多面体の一例として示す切隅八面体形状をした光拡散部材84としても良い。
あるいは、図5(a)に示すように、リング状に形成した光拡散部材86としても構わない。光拡散部材86は、中空部中心に軸心Xが通るように配することにより、LEDモジュール22からの最も強い光を当該中空部を通過させてグローブ16(頂部)に入射させることができ、その周辺の光が光拡散部材86で反射されて口金部14側の斜め後方に向うこととなる。
また、リング状でなくても、図5(b)、図5(c)に示すように、中央部分を薄肉に形成した円板形状をした光拡散部材88としても構わない。光拡散部材88も、その中心部に軸心Xが通るように配することにより、LEDモジュール22からの最も強い光を当該薄肉の中央部を透過させてグローブ16(頂部)に入射させることができ、その周辺の光が光拡散部材88の厚肉部で反射されて口金部14側の斜め後方に向うこととなる。
<光拡散部材の支持方法>
上記実施の形態では、光拡散部材58は、4本の脚部64によって金属部材18に支持しグローブ16内に設けたが、グローブ16内に設ける方法はこれに限らない。
例えば、図6に示すように、光拡散部材74は、グローブ16に取り付けることとしても構わない。本例では、光拡散部材74において、鍔部62から軸部76を立設する一方、グローブ76の頂部に貫通孔78を開設して、軸部76を貫通孔78に挿入し接着することによって光拡散部材74をグローブ76に取り付けている。
また、図4(b)や図4(c)に示す立体的構造(多面体構造)の光拡散部材に関しては、図7(a)に示すように、透光性の複数の細いワイヤー79で多方向から張力で吊るすことで固定支持することも可能である。
また、図7(b)に示すように、グローブ16内面の天井部から透明の台座81により光拡散部材82を固定することもできる。なお、光拡散部材84(図4(c))も同様に固定できる。
また、図7(c)に示すように、透明な支柱83でグローブ16内面と金属部材18の両方向から固定しても良い。なお、この場合は、LEDモジュール22に代えてLEDモジュール89とする。LEDモジュール89は、LEDチップ(不図示)の配列が変更されていて実装基板89の真ん中にLEDチップを配しない構成としており、実装基板89の真ん中に貫通孔89Dが開設されている。支柱83は、貫通孔89Dを貫通して、金属部材18に固定されている。
<LEDモジュールの平面形状および配列>
図8(a)に示すのは、LEDモジュール90,92,94を全て長方形の同じ形状とし、中央のLEDモジュール90の両側に平行にLEDモジュール82,94を配している。本例では、LEDモジュール90が、軸心Xの延長線がLEDモジュール90の中心を通る位置に配されており、他のLEDモジュール92,94は、軸心X方向から視て、軸心Xを中心とする回転対称に配されている。なお、図8(a)では、簡略化して描いているが、LEDモジュール92とLEDモジュール94とは、軸心Xに向って傾けて(光拡散部材58の方向に傾けて)配されている。
上記では、3個のLEDモジュールの大きさ(蛍光体膜における発光面積)を揃えたが、図8(b)に示す例では、中央に配置したLEDモジュール96を大きく、その周辺(両側)に配したLEDモジュール98,100を小さくして、その発光面積に差を持たせた。なお、LEDモジュール98,100各々は、言うまでも無く、軸心Xに向って傾けて(光拡散部材58の方向に傾けて)配されている。
図8(c)に示すのは、中央に配置したLEDモジュール102の周辺に、軸心Xを中心とする円周上に小さなLEDモジュール104〜LEDモジュール115を配した例である。本例では、LEDモジュール102が、軸心Xの延長線がその中心(LEDモジュール102の中心)を通る位置に配されており、他のLEDモジュール104〜115が、軸心X方向から視て、軸心Xを中心とする回転対称に配されている。なお、LEDモジュール104〜LEDモジュール115の各々は、軸心Xに向って傾けて(光拡散部材58の方向に傾けて)配されている。
ここで、中央に配置したLEDモジュールの周辺に配置するLEDモジュールの個数は、これまでに掲げた、4個(図2(a))、2個(図8(a)、(b))、12個(図8(c))に限らず、任意である。なお、周辺に配置するLEDモジュールを、軸心Xを中心とする回転対象に配する場合には、言うまでもなく2個以上となる。この場合、中央に配置するLEDモジュールを含めたLEDモジュールの個数(総数)は3個以上となる。
<その他の変形例>
(1)ここまでの例では、LEDモジュールは全て、光拡散部材の方に向けていたが、グローブの開口縁部に近いLEDモジュールは、当該グローブの開口縁部に向けて傾けても構わない。そのようにした電球形LEDランプ120を図9に示す。
図9に示す例は、図1に示す実施の形態におけるLEDモジュール24、26、(28,30)を二分割し、分割に係るLEDモジュールの内、グローブ16の開口縁部に近いLEDモジュール124,126をグローブ16の開口縁部に向けて傾けている。分割に係るLEDモジュールの内、中央寄りのLEDモジュール128,130は、上記実施の形態に係るLEDランプ10と同様、光拡散部材58の方向に傾けて配している。
このようにすることで、グローブ16の開口縁部にLEDモジュール124,126からの直接光が入射する量が増大し、当該開口縁部で拡散されてグローブ16から放出される光の量が多くなるため、より広範な配光となる。
(2)図10(a)に示す電球形LEDランプ132は、上記電球形LEDランプ120(図9)における光拡散部材58に代えて、グローブ16内にドーム状をした光拡散フィルム134を設けた例である。光拡散フィルム134は、例えばプラスチックビーズ拡散材、ポリカーボネート、ポリエステルフィルム、アクリルウレタンなどからなる。光拡散フィルム134は、LEDモジュール22,30,124,126,128,130、…から出射された光を、その入射角に依り反射したり透過させたりする。これにより、光拡散フィルム134を設けない場合と比較して、LEDモジュールからの光がより広範囲にグローブ16の内面に入射することとなるため、LEDランプ132としてより広範な配光となる。
なお、図10(b)に示す電球形LEDランプ134のように、光拡散フィルム136は、複数あるLEDモジュールの一部(本例では、LEDモジュール22)のみを覆う構成としても構わない。
<照明装置>
LEDランプ10を備えた照明装置150を図11に示す。図11は、照明装置150を構成する照明器具152を断面図で表している。
照明器具152は、例えば天井や壁に取り付け可能なシーリングタイプの小型照明器具である。
照明器具152、外郭154と外郭154内に収納されたシェル受金156およびアイレット接片158とを有する。
外郭154は、耐熱性プラスチック等の絶縁材料からなり、長手方向中程が仕切られた円筒状をしている。
シェル受金156は、筒状雌ねじ部を有し、外郭154の仕切壁154Aに小ねじ160で固定されている。
アイレット接片158は、短冊状の金属片が屈曲加工されたものであり、同じく仕切壁154Aに小ねじ162で片持ち状態で固定されている。
上記構成からなる照明器具152に口金部14(図1)をねじ込むことにより、LEDランプ10が照明器具152に装着され、照明装置150が構成される。
本発明に係る電球形LEDランプは、例えば、白熱電球の代替光源として好適に利用可能である。
10 電球形LEDランプ
14 口金部
16 グローブ
22,24,26,28,30,90,92,94,96,100,102,105,106,107,108,109,110,111,112,113,114,115 LEDモジュール
58,74,80,82,84,86,88 光拡散部材

Claims (8)

  1. LEDが実装基板に実装されたLEDモジュールを複数個有し、口金を介して供給される電力によって発光する前記LEDの光を、グローブを介して外部に射出する構成としたLEDランプであって、
    前記グローブ内に光拡散部材を備え、
    前記複数のLEDモジュールの内、一のLEDモジュールは前記口金の軸心の延長上に在り、前記光拡散部材は当該一のLEDモジュールの光射出方向に在って、
    他のLEDモジュールは前記一のLEDモジュールの周辺に配されており、その少なくとも一つは、前記光拡散部材の方向に傾けて配置されていることを特徴とするLEDランプ。
  2. 前記LEDモジュールを3個以上有し、
    前記一のLEDモジュールは、前記口金の前記軸心の延長線が当該一のLEDモジュールの中心を通る位置に配されており、
    他のLEDモジュールは、前記軸心方向から視て、当該軸心を中心とする回転対称に配されていることを特徴とする請求項1に記載のLEDランプ。
  3. 前記一のLEDモジュールは、他のLEDモジュールのいずれよりも発光量が多いことを特徴とする請求項1または2に記載のLEDランプ。
  4. 前記光拡散部材は、多面体形状をしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  5. 前記光拡散部材は、リング状をしており、当該リングの中心を前記軸心の延長線が通る位置に配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  6. 基台を有し、前記複数のLEDモジュールは前記基台に搭載されており、
    前記光拡散部材は、支持部材を介して、前記基台に支持されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  7. 前記光拡散部材は、前記グローブに固定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のLEDランプ。
  8. 照明器具と、
    前記照明器具に装着された請求項1〜7のいずれか1項に記載のLEDランプと、
    を有することを特徴とする照明装置。
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