JP2014170737A - 電球形ledランプ - Google Patents

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【課題】簡単な構造であって、低コストで製造することができ、より広角の配光特性が得られる電球形LEDランプを提供する。
【解決手段】少なくとも1つの発光ダイオード素子を備えた光源と、光源を覆う透光性材料からなるカバーと、光源の前方に配置され、光源から出射された光の一部を反射させて所望の配光特性を得るための配光制御部材とを備えている。配光制御部材は、光源から出射された光の一部を反射する反射面である円錐面若しくは角錐面、又は円錐台面若しくは角錐台面を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、白熱電球用のソケットに取付け可能な口金を有し、LED(発光ダイオード)素子を光源として用いる電球形LEDランプに関する。
近年、消費電力が少ない、寿命が長いなど種々の利点があるLED素子を利用した白熱電球形のLEDランプが開発され、様々な分野で広く利用されている。このようなLEDランプは、従来の白熱電球用やハロゲン電球用のソケットに取付けて使用できるように構成されている。
LED素子自体が指向性の高い配光特性を有するため、これを実際の照明器具に使用する場合は、光を拡散する配光レンズを設けてLEDの周囲に広く配光させることが重要である。図10は、従来の電球形LEDランプの概略図であり、同図(a)は、半球状のカバーを有する電球形LEDランプ、同図(b)は、フラットカバーを有する電球形LEDランプをそれぞれ示している。
図10(a)に示す電球形LEDランプ1は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、カバー60とを備えている。この場合、出射光の配光範囲(照射角度)は約180度となる。また、図10(b)に示す電球形LEDランプ2は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、カバー60Aとを備えている。この場合、出射光の配光範囲(照射角度)は約60度となる。
また、光源の前方に一つ大きな配光制御用レンズを設けた電球形照明用LEDランプが提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の電球形照明用LEDランプは、LED光源の前方に出射光を横方向に拡散させる樹脂製の半球状のレンズを設けた構成となっている。
特開2008−186758号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電球形照明用LEDランプにおいては、半球状のレンズは光を横方向に拡散させるのみであり、配光範囲(照射角度)は、図10(a)に示す従来の半球状のカバーを有する電球形LEDランプ1のように、たかだか約180度にすぎないという問題があった。
さらに、従来の電球形LEDランプにおいては、出射光の拡散が透明性素材から形成されたレンズの屈折によって行われているため、光を効率よく拡散させることができず、180度を超える広角の配光特性を得ることが困難であった。
従って、本発明は従来技術の上述した問題点を解消するものであり、本発明の目的は、簡単な構造であって、低コストで製造することができ、より広角の配光特性が得られる電球形LEDランプを提供することにある。
本発明によれば、電球形LEDランプは、少なくとも1つのLED素子を備えた光源と、光源を覆う透光性材料からなるカバーと、光源の前方に配置され、光源から出射された光の少なくとも一部を反射させて所望の配光特性を得るための配光制御部材とを備えている。配光制御部材は、光源から出射された光の少なくとも一部を反射する反射面である円錐面若しくは角錐面、又は円錐台面若しくは角錐台面を備えている。
配光制御部材が反射面である円錐面若しくは角錐面、又は円錐台面若しくは角錐台面を備える簡単な構造であることから、低コストで製造することができ、より広角の配光特性を得ることができる。
配光制御部材は、互いに同軸に設けられ光軸方向に2段構造に形成されており、互いに異なる頂角角度を有する円錐面と円錐台面と、又は角錐面と角錐台面とを備えていることが好ましい。このように、所望する配光特性(照射角度)に応じて、反射面の頂角角度をそれぞれ設計することができ、より広角の配光特性を得ることができる。
配光制御部材は、光源から出射された光を通過させる少なくとも1つの貫通孔を備えていることが好ましい。このように、光源前方への光照射を確保することができ、より均一な配光を得ることが可能となる。
配光制御部材は、カバー内部においてこのカバーに固着されていることも好ましい。このように構成することにより、LEDランプの形状を変更せずに、より広角の配光特性を得ることができる。
少なくともカバーを覆う透光性材料からなる外カバーをさらに備え、配光制御部材は、外カバー内部においてこの外カバーに固着されていることも好ましい。このように構成することによって、既設のLEDランプ及び器具を流用することができ、廃棄費用及び制作コストの削減を図ることができる。
光源と配光制御部材との間に、光軸方向と平行に設けられる複数枚の板からなる、光を周りへ反射するための反射部材をさらに備え、反射部材の複数枚の板は、光軸から外周方向に放射状に配置されていることも好ましい。このように構成することによって、光源及び配光制御部材から入射された光を周りに反射することができ、光源の発光量を増加せずに、見かけ発光面積が大きくなり、単位面積当たりの光束が低くなるため、グレアは低減され、通行者からの視認性を高めると共に通行者に光害を与える可能性が低くなり、安全性が高くなる。
配光制御部材は、非透光性材料から形成されていることも好ましい。
本発明によれば、配光制御部材が反射面である側面を有する円錐面若しくは角錐面、又は円錐台面若しくは角錐台面を備える簡単な構造であることから、低コストで製造することができ、より広角の配光特性を得ることができる。また、公園や駐車場等に利用される場合、通行者からの視認性を高めると共に通行者に光害を与える可能性が低くなり、安全性の高いLEDランプを得ることができる。
本発明の第1の実施形態における電球形LEDランプの構成を概略的に示す部分断面図である。 本発明の電球形LEDランプの配光制御部材の他の例を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態における電球形LEDランプの構成を概略的に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態における電球形LEDランプの構成を概略的に示す断面図である。 本発明の第4の実施形態における電球形LEDランプの構成を概略的に示す断面図である。 本発明の第5の実施形態における電球形LEDランプの構成を概略的に示す断面図である。 既設の灯具に装着した場合の本発明の電球形LEDランプの配光範囲(照射角度)を示す図である。 本発明の第6の実施形態における電球形LEDランプの構成を概略的に示す断面図である。 本発明の第7の実施形態における電球形LEDランプの構成を概略的に示す断面図である。 従来の電球形LEDランプの構成及び配光範囲(照射角度)を概略的に示す部分断面図である。
以下、本発明に係る電球形LEDランプの実施形態を、図を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における電球形LEDランプ100の構成及び配光特性を示している。
図1に示すように、電球形LEDランプ100は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、カバー60と、配光制御部材70とを備えている。
口金10は、商用電源から電力供給されるソケットに螺合するものである。この口金10は、従来の白熱電球用ソケット(例えば、E26タイプ)に取付けることが可能なものである。図示されていないが、外部から商用電源を入力するための口金10とヒートシンク20との間には絶縁材が介在している。
ヒートシンク20は、熱伝導性の高い材料、例えば、アルミ等の金属材料から構成され、側面が略円錐台面から成る筒状に形成されている。このヒートシンク20を介して光源40からの発熱を効率良く外部に伝達することができる。
駆動電源部30は、商用電源より供給された交流電流を整流し、LED素子を駆動する直流電流に変換するための整流回路及び平滑用コンデンサを備えている。この駆動電源部30には、例えば定電流電源回路又は定電圧電源回路が実装されている。また、駆動電源部30は、ヒートシンク20の内部に配置されている。
光源40は、基板41上に実装された複数のLED素子42から構成されている。各LED素子42としては、チップ型発光ダイオード又は砲弾型発光ダイオードが用いられる。この実施形態においては、チップ型発光ダイオードを用いている。また、光源40は、所望の消費電力、色温度、及び演色性等に応じて多様に製作することが可能である。
レンズ50は、各光源40から出射する光を拡散するためのものである。本実施形態において、レンズ50は、各LED素子42の前面に配置されている。
カバー60は、透明又は半透明樹脂を成型することにより形成されている。この例において、カバー60は、光源40及び配光制御部材70を覆うドーム状に形成され、ヒートシンク20の一端に密封的に固着されている。なお、カバー60にレンズ機能を持たせるようにしてもよい。また、カバー60をガラスで形成してもよい。
配光制御部材70は、カバー60の内部でありかつ光源40の前方のこの電球形LEDランプ100の中心軸(光軸)上に同軸に配置され、光源40から出射された光の少なくとも一部をその表面で反射させ所望の配光特性を得ようとするためのものである。配光制御部材70は、広がったその周端の全て又は一部が、例えば接着剤でカバー60に固着されている。また、配光制御部材70は、透光性若しくは非透光性樹脂材料又はアルミ等の金属材料から形成され、光を反射する反射面としての側面71aが円錐面とされている。配光制御部材70のこの側面(反射面)71aには、光の反射率が高い反射膜を形成する等の表面処理を施すことが好ましい。配光制御部材70を例えば樹脂材料で形成した場合は、メッキ又はアルミ蒸着等の表面処理を行うことで、光の反射率を向上させることができる。また、配光制御部材70は、経年劣化や紫外線及び薬品による劣化に強い材料を用いることが好ましい。さらに、配光制御部材70の大きさ、円錐の頂角の角度、及び光源40との間の距離等を変更することで、所望の配光特性を得ることが可能である。例えば、放射角度の極めて狭い光源から光が全て配光制御部材70の側面(反射面)71aに入射されて反射される(即ち、無反射光は理論上にゼロとなる)配光特性も得られる。また、光源から光が配光制御部材70の側面(反射面)71aによって横方向のみに反射される配光特性も得られる。
なお、配光制御部材70は、図2に示す形状に形成されてもよい。同図(a)〜(g)は、配光制御部材70a〜70gの上面図及び側面図をそれぞれ示している。同図において、(a)は四角錐形状の配光制御部材70aを示しており、(b)は六角錐形状の配光制御部材70bを示しており、(c)は円錐台形状であり上底の中央部に貫通孔73が形成されている配光制御部材70cを示しており、(d)は四角錐台形状でありその上底の中央部に貫通孔73が形成されている配光制御部材70dを示しており、(e)は六角錐台形状であり上底にこの上底と同じ形状の貫通孔73が形成されている配光制御部材70eを示しており、(f)は軸方向に2段構造となるように異なる頂角角度を有する2つの円錐台が同軸に設けられ、かつ上底の中央部に貫通孔73が形成されている配光制御部材70fを示しており、(g)は軸方向に2段構造となるように異なる頂角角度を有する四角錐台が同軸に設けられかつ上底の中央部に貫通孔73が形成されている配光制御部材70gを示している。
このように、本実施形態においては、電球形LEDランプ100は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、カバー60と、配光制御部材70とを備え、配光制御部材70は、光を反射する反射面として側面が円錐面又は角錐面である。光源から出射された光の一部はこの配光制御部材70の反射面に到達した後、周囲に反射される。
これにより、従来の電球形LEDランプに配光制御部材70を追加するだけの簡単な構造を有しているため低コストで製造することができ、しかも、より広角の配光特性が得られる。
また、配光制御部材70は、カバー60の内部に配置されていることで、LEDランプの形状を変更せずにより広角の配光特性を達成することができる。さらに、配光制御部材70は、接着剤でカバー60に固着されているため、光源40側に取付け用機構を設ける必要がない。このため、構成がより簡単になる。
また、図2(c)〜(g)に示すように配光制御部材70c〜70gの中央部に貫通孔73を形成すれば、一部の光を通過させて光源前方への光照射を確保することができ、より均一な配光を得ることができる。また、図2(f)及び(g)に示す配光制御部材70f及び70gのように、軸方向に2段構造となるように異なる頂角角度を有する円錐台又は四角錐台を同軸に設けた場合は、より広角の配光特性を得ることができる。
図3は本発明の第2の実施形態における電球形LEDランプ200の構成及び配光特性を示している。
図3に示すように、電球形LEDランプ200は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、カバー60と、配光制御部材70Aとを備えている。本実施形態における電球形LEDランプ200の各部の構成は、カバー60及び配光制御部材70Aの形状を除いて上述した第1の実施形態における電球形LEDランプ100の場合と同様であり、従って、ここでは、カバー60及び配光制御部材70A以外の詳細な説明は省略する。
本実施形態の配光制御部材70Aは、非透光性樹脂材料又はアルミ等の金属材料から形成され、軸方向に2段構造となるように異なる頂角角度を有する円錐体部71と円錐台部72とが同軸に設けられ、かつ円錐体部71及び円錐台部72に軸方向に沿って伸長する複数の貫通孔73が形成されている。この配光制御部材70Aは、カバー60の内部でありかつ光源40の前方のこの電球形LEDランプ200の中心軸(光軸)上に同軸に配置され、光源40から出射された光の一部が円錐体部71及び円錐台部72の反射面としての側面71a及び72aにより周囲に反射され、所望の角度(反射光a及び反射光b)に配光され、一部が複数の貫通孔73を通過し、通過光として光源40の前方へ照射するように構成されている。また、配光制御部材70Aの反射面に入射しない光は無反射光として配光制御部材70Aの周りへ照射するようになっている。配光制御部材70Aは、広がったその周端の全て又は一部が、例えば接着剤でカバー60に固着されている。配光制御部材70Aの側面(反射面)71a及び72aには、光の反射率が高い反射膜を形成する等の表面処理を施すことが好ましい。配光制御部材70Aを例えば樹脂材料で形成した場合は、メッキ又はアルミ蒸着等の表面処理を行うことで、光の反射率を向上させることができる。また、配光制御部材70Aは、経年劣化や紫外線及び薬品による劣化に強い材料を用いることが好ましい。さらに、配光制御部材70Aの大きさ、円錐の頂角の角度、及び光源40との間の距離等を変更することで、所望の配光特性を得ることが可能である。
このように、本実施形態において、電球形LEDランプ200は、配光制御部材70Aを設けることで、円錐台部72の側面72aにより光を円錐体部71の側面71aの反射方向と異なる方向に反射させることができる。このように、従来の電球形LEDランプに配光制御部材70Aを追加するだけの簡単な構造を有しているため低コストで製造することができ、しかも、より広角の配光特性が得られる。
また、配光制御部材70Aには、複数の貫通孔73が形成されていることで、光源40の前方への光照射をさらに確保することができ、より均一な配光を得ることができる。
図4は本発明の第3の実施形態におけるLEDランプ300の構成を示している。
図4に示すように、電球形LEDランプ300は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、カバー60と、配光制御部材70と、外カバー80とを備えている。本実施形態における電球形LEDランプ300の各部の構成は、外カバー80を有すること、及び配光制御部材70が外カバー80内部に配置されていることを除いて上述した第1の実施形態における電球形LEDランプ100の場合と同様であり、従って、ここでは、外カバー80及び配光制御部材70の配置以外の詳細な説明は省略する。
外カバー80は、透明又は半透明樹脂を成型することにより形成されている。この外カバー80は、カバー60を覆う例えば円筒状に形成され、この外カバー80の一端である開口の周囲がヒートシンク20の一端に密封的に固着されている。なお、外カバー80をガラスで形成してもよい。
配光制御部材70は、外カバー80の開口とは反対側の他端の内面に接着剤で固着されている。この場合、円錐体の側面が反射面として光を反射させる。また、円錐体の大きさ、円錐の頂角の角度、及び光源40との間の距離等を変更することで、所望の配光特性を得ることが可能である。
このように、本実施形態において、電球形LEDランプ300は、外カバー80を設け、配光制御部材70を外カバー80の内部に配置している。このため、本実施形態の電球形LEDランプ300は、従来の電球形LEDランプ(例えば図8(a)に示すごとき電球形LEDランプ)を流用することができ、廃棄費用及び制作コストの削減を図ることができる。かつ従来の電球形LEDランプに配光制御部材70と外カバー80とを追加するだけの簡単な構造を有しているため低コストで製造することができ、しかも、より広角の配光特性が得られる。
図5は本発明の第4の実施形態におけるLEDランプ400の構成を示している。
図5に示すように、電球形LEDランプ400は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、フラット形状のカバー60Aと、配光制御部材70と、外カバー80とを備えている。本実施形態における電球形LEDランプ400の各部の構成は、フラット形状のカバー60A及び外カバー80を有すること、並びに配光制御部材70が外カバー80内部に配置されていることを除いて上述した第1の実施形態における電球形LEDランプ100の場合と同様であり、従って、ここでは詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態に係る電球形LEDランプ400は、上述した第3の実施形態における電球形LEDランプ300の場合と同様な効果を得ることができる。
図6は本発明の第5の実施形態における電球形LEDランプ500の構成を示している。
図6に示すように、電球形LEDランプ500は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、フラット形状のカバー60Aと、配光制御部材70Aと、外カバー80Aとを備えている。本実施形態における電球形LEDランプ500の各部の構成は、フラット形状のカバー60A及び外カバー80Aを有すること、並びに配光制御部材70Aが外カバー80A内部に配置されていることを除いて上述した第1の実施形態における電球形LEDランプ100の場合と同様であり、従って、ここでは詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態に係る電球形LEDランプ500は、上述した第2及び第3の実施形態における電球形LEDランプ200及び300の場合と同様な効果を得ることができる。
図7は公園や駐車場等に使用される既設照明器具に従来の電球形LEDランプ及び本発明の第2の実施形態に係る電球形LEDランプ200を用いた場合の配光範囲(照射角度)を示している。同図(a)及び(b)は従来の電球形LEDランプを用いた場合、同図(c)及び(d)は第2の実施形態の電球形LEDランプ200を用いた場合である。図7に示すように、本発明に係る電球形LEDランプ200の場合は、より広角の配光特性を得ることができる。
なお、既設の照明器具に取付けるために、上述した電球形LEDランプ100、200、300、400及び500の外形寸法を、既設の白熱電球と同じか、それ以下に設計することが必要である。
図8は本発明の第6の実施形態における電球形LEDランプ600の構成を示している。同図(a)は軸方向の部分断面図であり、(b)はA−A線断面図である。
図8に示すように、電球形LEDランプ600は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、カバー60と、配光制御部材70と、反射部材90とを備えている。本実施形態における電球形LEDランプ600の各部の構成は、反射部材90を除いて上述した第1の実施形態における電球形LEDランプ100の場合と同様である(ここで、配光制御部材70の形状(頂角角度)は異なる)。従って、ここでは、反射部材90以外の詳細な説明は省略する。
反射部材90は、非透光性樹脂材料又はアルミ等の金属材料から形成され複数枚(本実施形態では、3枚)の板材から構成されている。反射部材90は、光源40と配光制御部材70との間に、光軸方向と平行に設けられている。また、反射部材90を構成する3枚の板材は、光軸から外周方向に放射状に配置されている。また、この実施の形態において、反射部材90は、配光制御部材70に固着されている。
このように反射部材90を設けることで、図8に示すように、光源40から反射部材90に入射された光の一部は、配光制御部材70に反射され、配光制御部材70で周りへ反射される(例えば、R1)。また、光源40から配光制御部材70に入射された光の一部は、反射部材90に反射され、反射部材90で周りへ反射される(例えば、R2)。さらに、光源40から反射部材90の1つの板材に入射された光の一部は、隣接する板材に反射され、この隣接する板材で周りへ反射される場合もある(図示せず)。このように、光源40から出射された光は、配光制御部材70又は/及び反射部材90により周りへ反射されることができ、光源40の発光量を増加せずに、見かけ上の発光面積が大きくなり、単位面積当たりの光束が低くなるため、グレアは低減され、通行者からの視認性を高めると共に通行者に光害を与える可能性が低くなり、安全性が高くなる。
図9は本発明の第7の実施形態における電球形LEDランプ700の構成を示している。同図(a)は軸方向の部分断面図であり、(b)はB−B線断面図である。
図9に示すように、電球形LEDランプ700は、口金10と、ヒートシンク20と、駆動電源部30と、光源40と、レンズ50と、フラット形状のカバー60Aと、配光制御部材70と、外カバー80と、反射部材90Aとを備えている。本実施形態における電球形LEDランプ700の各部の構成は、反射部材90Aを除いて上述した第4の実施形態における電球形LEDランプ400の場合と同様である(ここで、配光制御部材70の形状(頂角角度)は異なる)。従って、ここでは、反射部材90A以外の詳細な説明は省略する。
反射部材90Aは、非透光性樹脂材料又はアルミ等の金属材料から形成され複数枚(本実施形態では、6枚)の板材から構成されている。反射部材90Aは、光源40と配光制御部材70との間に、光軸方向と平行に設けられている。また、反射部材90Aを構成する6枚の板材は、光軸から外周方向に放射状に配置されている。また、この実施の形態において、反射部材90Aは、配光制御部材70に固着されている。なお、反射部材板90Aをフラット形状のカバー60Aに固着しても良い。
このように反射部材90Aを設けることで、上述した第6の実施形態と同様に、光源40から出射された光は、配光制御部材70又は/及び反射部材90Aにより周りへ反射されることができ、光源40の発光量を増加せずに、見かけ上の発光面積が大きくなり、単位面積当たりの光束が低くなるため、グレアは低減され、通行者からの視認性を高めると共に通行者に光害を与える可能性が低くなり、安全性が高くなる。
なお、上述した第1〜第7の実施形態の電球形LEDランプ100、200、300、400、500、600及び700においては、光を拡散するレンズ50を有する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。レンズ50なしの構成であってもよい。
また、上述した第1〜第7の実施形態の電球形LEDランプ100、200、300、400、500、600及び700において、配光制御部材70及び70Aは、接着剤でカバー60又は外カバー80に固着されているものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ビスを用いて固定する方法、ワンタッチで固定する方法、又は特殊なクリップを介して固定する方法等を用いてもよい。
また、上述した第1〜第7の実施形態の電球形LEDランプ100、200、300、400、500、600及び700において、配光制御部材70及び70Aの径方向の寸法は、光源40の基板41の寸法とほぼ同じであるが、本発明はこれに限定されるものではない。所望の配光特性を得るために、各々の寸法を任意に設計することができる。
また、上述した第2及び第5の実施形態の電球形LEDランプ200及び500において、配光制御部材70Aの円錐体部71と円錐台部72に軸方向に沿って伸長する複数の貫通孔73が形成されたものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、中央部の貫通孔73は軸方向に沿って伸長するように形成され、周辺の貫通孔73は放射方向に斜めに伸長するように周りに広がる方向に形成されてもよい。
また、上述した第6及び第7の実施形態の電球形LEDランプ600及び700において、反射部材90と90Aは、それぞれ3枚と6枚の板材から構成されているものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述した第1〜第7の実施形態の電球形LEDランプ100、200、300、400、500、600及び700において、光源40として複数のLED素子42から構成されているものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。1つのLED素子から構成されてもよい。
また、上述した第1〜第7の実施形態の電球形LEDランプ100、200、300、400、500、600及び700において、配光制御部材70及び70Aは、光を反射する反射面のみを非透光性材料から形成するようにしてもよい。即ち、配光制御部材は、少なくとも光を反射する反射面が非透光性材料から形成される。
また、上述した第1〜第7の実施形態の電球形LEDランプ100、200、300、400、500、600及び700において、駆動電源部30は、ヒートシンク20の内部に配置されている構成としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、消費電力が大きな電球形LEDランプの場合、駆動電源部を電球形LEDランプの外部に配置するようにしてもよい。
さらに、上述した第1〜第7の実施形態の電球形LEDランプ100、200、300、400、500、600及び700において、口金10としては、各種の白熱電球やハロゲン電球、水銀灯やナトリウム灯等のHIDランプの口金(例えば、E11、E17、E26、E39、BA15d、BA15s等)に対応するもので構成することができる。また、カバー60は、各種の白熱電球やハロゲン電球、水銀灯やナトリウム灯等のHIDランプの形状に対応するもので構成することができる。
本発明は、電球形ランプ用ソケットに取付け可能な口金を有し、LED素子を光源として用いられる電球形LEDランプに利用できる。
10 口金
20 ヒートシンク
30 駆動電源部
40 光源
41 基板
42 LED素子
50 レンズ
60、60A カバー
70、70A、70a、70b、70c、70d、70e、70f、70g、70h 配光制御部材
71 円錐体部
71a、72a 側面
72 円錐台部
73 貫通孔
80、80A 外カバー
90、90A 反射部材
100、200、300、400、500、600、700 電球形LEDランプ















Claims (8)

  1. 少なくとも1つの発光ダイオード素子を備えた光源と、
    前記光源を覆う透光性材料からなるカバーと、
    前記光源の前方に配置され、該光源から出射された光の少なくとも一部を反射させて所望の配光特性を得るための配光制御部材とを備え、
    前記配光制御部材は、前記光源から出射された光の少なくとも一部を反射する反射面である円錐面若しくは角錐面、又は円錐台面若しくは角錐台面を備えていることを特徴とする電球形LEDランプ。
  2. 前記配光制御部材は、互いに同軸に設けられ光軸方向に2段構造に形成されており、互いに異なる頂角角度を有する円錐面と円錐台面とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電球形LEDランプ。
  3. 前記配光制御部材は、互いに同軸に設けられ光軸方向に2段構造に形成されており、互いに異なる頂角角度を有する角錐面と角錐台面とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電球形LEDランプ。
  4. 前記配光制御部材は、前記光源から出射された光を通過させる少なくとも1つの貫通孔を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電球形LEDランプ。
  5. 前記配光制御部材は、前記カバー内部において該カバーに固着されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電球形LEDランプ。
  6. 少なくとも前記カバーを覆う透光性材料からなる外カバーをさらに備え、
    前記配光制御部材は、前記外カバー内部において該外カバーに固着されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電球形LEDランプ。
  7. 前記光源と前記配光制御部材との間に、前記光軸方向と平行に設けられる複数枚の板からなる、光を周りへ反射するための反射部材をさらに備え、
    前記反射部材の複数枚の板は、前記光軸から外周方向に放射状に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電球形LEDランプ。
  8. 前記配光制御部材は、非透光性材料から形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電球形LEDランプ。

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