JP2012109147A - Led発光ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】LED素子を発光源とし、照射光が均一な配光分布を有すると共に優れた放熱性能を有する信頼性の高いLED発光ユニットを提供することにある。
【解決手段】LED2を載置した基台3と、LED2に対向する面を、頂点がLED2の光軸X上に位置し光軸Xに対してLED2と反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面4aとするリフレクタ4を、平板状の金属部材からなり、台座15に固定されると共に光軸Xの周方向の所定の角度間隔をおいた位置に光軸Xに対して放射状に延びる複数の放熱板5に嵌合固定した構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED発光ユニットに関するものであり、詳しくは、LED素子を発光源とし、照射光が均一な配光分布を有すると共に優れた放熱性能を有する信頼性の高いLED発光ユニットに関する。
従来、この種のLED発光ユニットとしては、例えば、以下のような構成からなるものが開示されている。
それは、図15に示すように、平板状の基板80に複数のLED81を実装したLEDモジュール(側面発光部用LEDモジュール)82と円形の基板83に複数のLED84を実装したLEDモジュール(前面発光部用LEDモジュール)85を形成し、多角筒状の枠体(図示せず)の各側面に沿ってLEDモジュール82を取り付けて側面発光部86を構成すると共に、枠体の前方近傍にLEDモジュール85を配置して前面発光部87を構成し、側面発光部86と前面発光部87を枠体を介して口金88と一体化することにより発光ユニット89を構成している。
そして、この発光ユニット89を、反射体90と前面カバー91で形成された閉空間92内に、口金88を反射体90の後部から突出させた状態で収容して灯器用ユニット93を構成し、側面発光部86からの発光量と前面発光部87からの発光量の光量比を適宜設定することにより、灯器用ユニット93としての所望の配光を実現することができるというものである(例えば、特許文献1参照。)。
また、図16(a)、(b)に示すLEDランプ100のように、基端部101に口金102が接続され、その口金102近傍に複数の放熱孔103が設けられた略円筒形状の支持部材104に、LED素子105が実装された実装基板106をホルダー107を介して支持し、その実装基板106を透光性材料からなるバルブ108内に収容した構成とするものもある。
これにより、LED素子105による発熱は実装基板106及びホルダー107を介して支持部材104に伝導され、支持部材104から該支持部材104内の空気に伝達されてその暖気が支持部材104内を移動して放熱孔103から外部に放散される。その結果、LED素子105がバルブ108で覆われた状態にあったとしても、LED素子105の温度上昇を抑制できるというものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−83709号公報 特開2004−296245号公報
ところで、上記特許文献1に開示された発光ユニット89及び灯器用ユニット93は、基板80に複数のLED81を実装したLEDモジュール82、及び基板83に複数のLED84を実装したLEDモジュール85が、いずれも多点発光部で構成された光源となるものであり、この光源から照射される照射光はドットパターン状の不均一な光度分布を呈するものとなる。
また、発光ユニット89及び灯器用ユニット93は、LED81、84の発熱に対する放熱手段がほとんど施されておらず、多数のLED81、84の同時点灯により発生する多量の熱が夫々のLED81、84の温度上昇を誘発し、LED81、84の温度上昇に起因する発光効率の低下や寿命の低下等の性能劣化を招いて信頼性を損なうことになる。
一方、上記特許文献2に開示されたLEDランプは、上述の特許文献1と同様に、LED素子105が実装された実装基板106が、多点発光部で構成された光源となるものであり、この光源から照射される照射光はドットパターン状の不均一な光度分布を呈するものとなる。
また、放熱手段において、略円筒形状の支持部材104の内部流路や放熱孔103は暖気の対流を阻害する抵抗となるものであり、良好な放熱性能を確保することは困難である。更に、支持部材104に設けられた複数の放熱孔103は機械加工によるものであり、そのため加工工数の増加による生産性の低下に伴って製造コストの上昇を招くことになる。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、LED素子を発光源とし、照射光が均一な配光分布を有すると共に優れた放熱性能を有する信頼性の高いLED発光ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、1つの第1のLEDと、金属部材からなり、前記第1のLEDが載置された基台と、前記第1のLEDと対向する面を、頂点が前記第1のLEDの光軸上に位置し該光軸に対して前記第1のLEDと反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面とする第1のリフレクタと、平板状の金属部材からなり、前記基台の前記第1のリフレクタと反対側に位置する金属部材からなる台座に固定されて前記光軸に対して放射状に延びる複数の放熱板を備え、前記基台及び前記リフレクタが前記複数の放熱板に固定支持されていることを特徴とするものである
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記第1のLEDと前記第1のリフレクタの鏡面反射面の間に、前記第1のLEDからの出射光を平行光に変換するコリメータレンズを配置したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1において、前記台座から最も離れた位置の前記光軸上に、光出射方向を前記台座と反対方向に向けて1つの第2のLEDが配置されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項3において、前記第1のリフレクタの鏡面反射面と前記第1のLEDとの間に、光軸を前記第1のLEDの光軸と共有し光出射方向を前記第1のリフレクタの鏡面反射面の方向に向けて1つの第3のLEDが配置されると共に、前記第3のLEDの光出射方向と反対側に前記第1のLEDと対向する面を、頂点が前記第1のLEDの光軸上に位置し該光軸に対して前記第1のLEDと反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面とする第2のリフレクタが前記複数の放熱板に固定支持されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載された発明は、請求項3又は請求項4において、前記複数の放熱板は、前記光軸の近傍に位置する部分を切除した形状であることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載された発明は、前記台座と透明カバーで形成された気密空間内に、請求項1から請求項5に記載されたLED発光ユニットのいずれかを収容すると共に透明で絶縁性を有する冷却液が充填されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載された発明は、請求項1から請求項6のいずれかにおいて、前記台座の前記放熱板が固定された側と反対側に口金が固定されていることを特徴とするものである。
本発明のLED光学ユニットは、LEDを載置した基台と、LEDに対向する面を直円錐形状の鏡面反射面とするリフレクタを、平板状の金属部材からなり、口金に固定されると共にLEDの光軸の周方向の所定の角度間隔をおいた位置に光軸に対して放射状に延びる複数の放熱板に嵌合固定した構成とした。
そのため、LEDからの直射光及びLEDから出射されて鏡面反射面で反射された反射光が、光軸を中心軸とする放射状に配置されている複数の放熱板と同様に、光軸を中心軸とする放射状に照射される。
その結果、LEDからの直射光及び鏡面反射面による反射光のうち放熱板で遮蔽される範囲は放熱板の、直射光及び反射光が照射される側の端面の面積に相当する範囲のみであり、LEDからの出射光のほとんどが照射光として使用される。つまり、光の利用効率が高い光源として機能を発揮するものである。
また、1つのLEDからの出射光が、直射光及び鏡面反射面による反射光として光軸を中心軸とする放射状に照射されため、照射光は光軸を中心軸とする円周方向に偏りのない均一な配光分布を有するものとなる。そこで、このLED発光ユニットを灯具に光源として組み込む場合、灯具の光学設計が容易になると共に設計の自由度が高く、光学設計に忠実で高精度な配光を得ることができる。
それと同時に、LED素子の発光時の熱は、LEDが載置された金属製の基台から金属製の複数の放熱板に伝導され、放熱板の平板部の表面から該表面に接する空気に伝達されて移動し、暖気が大気中に放散される。
その結果、LED素子の発光時の自己発熱による温度上昇が抑制されて温度上昇に起因する発光寿命の短縮及び発光効率の低下が抑制され、高い信頼性及び適切な照射光量を確保することが可能となる。
実施例1の斜視図である。 実施例1の側面図である。 実施例1の上面図である。 LED素子の説明図である。 実施例2の側面図である。 実施例3の側面図である。 実施例4の側面図である。 実施例5の側面図である。 他の実施形態の構成図である。 実施形態の斜視図である。 実施形態の側面図である。 実施形態の上面図である。 他の実施形態の斜視図である。 LED発光ユニットの使用例を示す説明図である。 従来例の説明図である 同じく、従来例の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1から図12を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1は、本発明に係わる実施例1のLED発光ユニットの斜視図、図2はLED発光ユニットの側面図、図3はLED発光ユニットの上面図、図4はLEDの説明図である。
LED発光ユニット1は、光源となる1つのLED2、LED2を載置する基台3、LED2からの出射光の配光を制御するリフレクタ4、基台3とリフレクタ4を固定支持すると共にLED2の点灯時の発熱を外部に放散することによりLED2の温度上昇を抑制する複数の放熱板5、放熱板5を固定する台座15、及び外部からの電力を受電する電極となる口金6を備えている。
そのうち、基台3は上面3aを平坦面とする金属部材からなり、その上面3aの中央部に熱伝導性が良好な接着剤(図示せず)を介してLED2が載置されている。LED2は図4に示すように、ハウジング2a内にLED素子2bが実装されると共にLED素子2bの電極と電気的に接続された一対の電極2cがハウジング2aの側壁を貫通して側方に延びた構造を有する表面実装型である。電極2cはハンダ等による導電接合部材2dにより接続されたワイヤハーネス2eを介して後述する口金6に電気的に接続されている。なお、LED素子2bは透光性樹脂2fで樹脂封止されている。
図1から図3に戻って、LED2の上方には、LED2に対向する面を、頂点がLED2の光軸X上に位置し光軸Xに対してLED2と反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面4aとするリフレクタ4が配置されている。
複数(本実施例では4枚)の放熱板5は、平板状の金属部材からなり、同様に金属部材からなる台座15に固定されると共に光軸Xの周方向の所定の角度間隔をおいた位置に光軸Xに対して放射状に延びている。本実施例においては、等角度間隔で配置している。そして、夫々の放熱板5には光軸X側に、基台3を嵌合して固定するための基台嵌合用切欠部7及びリフレクタ4を嵌合して固定するためのリフレクタ嵌合用切欠部8が設けられている。
同時に、基台嵌合用切欠部7とリフレクタ嵌合用切欠部8の間には、LED2からの出射光がリフレクタ4の鏡面反射面4aに到達するまでの光路が確保できるように光路用切欠部9が設けられている。
そして、放熱板5の基台嵌合用切欠部7に基台3がLED2の光出射方向を上方に向けて嵌め込まれて固定され、リフレクタ嵌合用切欠部8にリフレクタ4が鏡面反射面4aを下方(LED2の方向)に向けて嵌め込まれて固定されている。
口金6は、複数の放熱板5を固定する台座15の放熱板5と反対側に固定されると共に、台座15及び放熱板5を介して、LED2が載置された基台3とリフレクタ4を一体化するものである。それと同時に、LED発光ユニット1を光源として灯具に取り付けるときの取付部としての機能、外部電源からの電力を取り込んでLED2を点灯させるための外部接続電極としての機能も有している。
特に、灯具への取付部として口金6を用いることにより、灯具に対するLED発光ユニット1の位置決めを精度よく且つ再現性よく行うことができる。その結果、灯具からの照射光の配光特性(配光分布)を光学設計に基づき高精度で忠実に且つ良好な再現性で実現することができる。
そこで、一対の電極2c間に外部電源により電圧を印加すると、図示しないLED素子が発光してLED2が点灯し、光を出射する。この出射光のうち、LED2の光出射方向の上方に位置しLED2と対向する、リフレクタ4の鏡面反射面4aに向かう光は、鏡面反射面4aで反射されて反射光は光軸Xを中心軸とする放射方向に照射される。
この照射光が、中心軸に対する放射方向の、上斜め方向から水平方向を経て下斜め方向に至る範囲のうちのどの領域に照射されるかは、直円錐形状の鏡面反射面4aの、光軸Xに対して開く傾斜角度を適宜な角度に設定することにより決められる。
一方、LED2からの出射光のうちリフレクタ4の鏡面反射面4aに反射されることのない直射光は、光軸Xを中心軸とする放射方向の上斜め方向に照射される。
このとき、LED2からの直射光及びLED2から出射されてリフレクタ4の鏡面反射面4aで反射された反射光が、外部に照射されるまでの光路中に4枚の放熱板5が配置されているが、4枚の放熱板5はいずれも直射光及び反射光と同様に光軸Xを中心軸とする放射状に配置されている。そのため、直射光及び反射光のうち放熱板5で遮蔽される範囲は放熱板5の、直射光及び反射光が照射される側の端面5aの面積に相当する範囲のみであり、平板部5bではほとんど遮蔽されることはない。
そのため、放熱板5の平板部5bの面積に対する遮蔽される端面5aの面積の割合が極めて小さく、LED2からの出射光のほとんどが照射光として使用される。つまり、光の利用効率が高い光源として機能を発揮するものである。
また、1つのLED2からの出射光が、直射光として及びLED2の光軸Xを頂点とする直円錐形状の鏡面反射面4aで反射された反射光として、光軸Xを中心軸とする放射状に照射される。そのため、照射光は光軸Xを中心軸とする円周方向に偏りのない均一な配光分布を有するものとなる。そこで、このLED発光ユニット1を灯具に光源として組み込む場合、灯具の光学設計が容易になると共に設計の自由度が高く、光学設計に忠実で高精度な配光を得ることができる。
ところで、LED素子が発光すると、同時に熱も発生する。その場合、LED素子はLED素子自体の自己発熱による温度上昇によって発光寿命が短縮すると共に発光効率が低下する。その結果、信頼性が低下すると共に照射光量が低減することになる。
これに対し、上記構成のLED発光ユニット1においては、LED素子の発光時の熱はLED2が載置された金属製の基台3に伝導され、基台3から金属製の複数の放熱板5に伝導される。そして、放熱板5に伝導された熱はおもに放熱板5の平板部5bの表面から該表面に接する空気に伝達されて移動し、暖気が大気中に放散される。
このとき、5枚の放熱板5の夫々は、LED2からの出射光が外部に照射されるまでの光路を妨げることのないように配置された、LED発光ユニットの大きさ一杯に形成された大面積の平板部5bを有しており、この平板部5bによってLED素子の発熱が効率的に放熱される。
その結果、LED素子の発光時の自己発熱による温度上昇が抑制されて温度上昇に起因する発光寿命の短縮及び発光効率の低下が抑制され、高い信頼性及び適切な照射光量を確保することができる。
このように、上記構成のLED発光ユニット1はLED発光ユニット1自体に優れた放熱手段を有している。そのため、このLED発光ユニット1を灯具に光源として組み込んだ場合、灯具側にヒートシンク等の放熱手段を設ける必要がない。そのため、LED発光ユニット1は光源として灯具に組み込むことにより灯具の低コスト化及び軽量化に大いに寄与するものとなる。
次に、上述の実施例1の構成を基本構成とする他の実施例2から実施例5について、夫々図5から図8を参照して説明する。
実施例2のLED発光ユニット1は、上記実施例1のLED発光ユニット1の構成に対して、LED2が載置された基台3と鏡面反射面4aを有するリフレクタ4の上下の位置関係を反対にしたものである。
具体的には図5に示すように、放熱板5の基台嵌合用切欠部7に基台3が、LED2の光出射方向を下方に向けて嵌め込まれて固定され、リフレクタ嵌合用切欠部8にリフレクタ4が、LED2に対向する面を、頂点がLED2の光軸X上に位置し光軸Xに対してLED2と反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面4aを上方(LED2の方向)に向けて嵌め込まれて固定されている。
これにより、LED2からの出射光のうち、LED2の光出射方向の下方に位置しLED2と対向する、リフレクタ4の鏡面反射面4aに向かう光は、鏡面反射面4aで反射されて反射光は光軸Xを中心軸とする放射方向に照射される。
この照射光が、中心軸に対する放射方向の、上斜め方向から水平方向を経て下斜め方向に至る範囲のうちのどの領域に照射されるかは、実施例1と同様に、直円錐形状の鏡面反射面4aの、光軸Xに対して開く傾斜角度を適宜な角度に設定することにより決められる。
一方、LED2からの出射光のうちリフレクタ4の鏡面反射面4aに反射されることのない直射光は、光軸Xを中心軸とする放射方向の下斜め方向に照射される。
実施例1と実施例2の光学的なおもな違いは、LED2からの直射光がLED発光ユニット1の上斜め方向に照射されるのか、あるいは下斜め方向に照射されるのかの違いである。
実施例1のLED発光ユニット1は直射光が上斜め方向に照射されるものであり、実施例2のLED発光ユニット1は直射光が下斜め方向に照射されるものである。灯具の光源としていずれのLED発光ユニットを用いるかは、灯具に求められる配光特性を考慮して決定される。
実施例3のLED発光ユニット1は、上記実施例1のLED発光ユニット1の構成に対して、LED2とリフレクタ4の鏡面反射面4aの間にLED2からの出射光を平行光に変換するコリメータレンズ10を配置したものである。
具体的には図6に示すように、LED2とリフレクタ4の鏡面反射面4aの間にコリメータレンズ10を配置し、LED2からの出射光のほとんどをコリメータレンズ10で平行光にして鏡面反射面4aに投影し、鏡面反射面4aで反射された平行反射光を照射光として外部に照射するものである。
そこで、このLED発光ユニット1を光源として組み込んだ灯具において、灯具の配光制御を灯具を構成する光出射部に形成するレンズカットで行う場合、レンズカット面にLED2からの平行光が照射されるためにレンズカットの光学設計が容易になると共に設計の自由度が高く、光学設計に忠実で高精度な配光を得ることができる。
また、灯具の光出射部を素通しとする場合、LED発光ユニット1からの平行光が灯具の光出射部をそのまま透過して外部に照射される。そのため、灯具からの照射光は灯具からの距離に係わらない一定の配光分布を有するものとなる。
実施例4のLED発光ユニット1は、上記実施例1のLED発光ユニット1の構成に対して更にもう1つのLED11を備え、このLED11からの出射光をLED発光ユニットの上方に向けて照射するものである。
具体的には図7に示すように、リフレクタ4の鏡面反射面4aと反対側に、LED11を、光軸がLED2の光軸Xと共有すると共に光出射方向を上方に向けて載置したものである。これにより、上記実施例1及び実施例2が光の照射方向を上斜め方向から水平方向を経て下斜め方向に至る範囲のうちの適宜な領域とするのに対し、実施例3はそれと同時に照射方向を上方にまで拡大するものである。これにより、実施例1及び実施例2のLED発光ユニットよりも広範囲の配光特性を有するLED発光ユニット1が実現する。
この場合、新たに備えられたLED11の放熱対策として、このLED11が載置されるリフレクタ4を金属部材で形成することが好ましい。これにより、LED素子の発光時の熱はLED11が載置された金属製のリフレクタ4に伝導され、リフレクタ4から金属製の複数の放熱板5に伝導されて平板部5bの表面から該表面に接する空気に伝達されて移動し、暖気が大気中に放散される。
その結果、LED素子の発光時の自己発熱による温度上昇が抑制されて温度上昇に起因する発光寿命の短縮及び発光効率の低下が抑制され、高い信頼性及び適切な照射光量を確保することができる。
なお、夫々の放熱板5は、光軸Xの近傍を切除した形状としている。これにより、LED11から上方に向かう出射光が遮蔽されることなく上方に向けて照射され、照射光の光量確保と遮蔽物の影による局部的な陰影を有しない平準な配光分布を確保している。
実施例5のLED発光ユニット1は、上記実施例4のLED発光ユニット1の構成に対して更にもう1つのLED12と、もう1つのリフレクタ13を備え、このLED12からの出射光をLED発光ユニット1の光軸Xを中心軸とする放射方向に向けて照射するものである。
具体的には図8に示すように、LED11が載置されたリフレクタ4とLED2が載置された基台3との間に、一方の側を直円錐形状の鏡面反射面13aとし、他方の側にLED12が載置されたリフレクタ13を配置したものである。
リフレクタ13は、LED2に対向する面を、頂点がLED2の光軸X上に位置し光軸Xに対してLED2と反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面13aとし、LED12を、光軸がLED2及びLED11の光軸Xと共有すると共に光出射方向を上方(リフレクタ4の鏡面反射面4aの方向)に向けて載置したものである。
これにより、LED2からの出射光と共にLED12からの出射光がLED発光ユニット1の光軸Xを中心軸とする放射方向に向けて照射される。これにより、上記実施例4に対して光軸Xを中心軸とする放射方向に向けて照射される照射光の光量が約2倍となり、このLED発光ユニット1を灯具の光源として使用することにより、明るい灯具が実現する。
この場合、実施例4のLED発光ユニットと同様に、新たに備えられたLED12の放熱対策として、このLED12が載置されるリフレクタ13を金属部材で形成することが好ましい。これにより、LED素子の発光時の熱はLED12が載置された金属製のリフレクタ13に伝導され、リフレクタ13から金属製の複数の放熱板5に伝導されて平板部5bの表面から該表面に接する空気に伝達されて移動し、暖気が大気中に放散される。
その結果、LED素子の発光時の自己発熱による温度上昇が抑制されて温度上昇に起因する発光寿命の短縮及び発光効率の低下が抑制され、高い信頼性及び適切な照射光量を確保することができる。
また、夫々の放熱板5も実施例4と同様に、光軸Xの近傍を切除した形状としている。
これにより、LED11から上方に向かう出射光が遮蔽されることなく上方に向けて照射され、照射光の光量確保と遮蔽物の影による局部的な陰影を有しない平準な配光分布を確保している。
次に、上記実施例1から実施例5のLED発光ユニットを、更に冷却効率を向上させるような構成としたLED発光ユニットの例について説明する。
図9は、実施例1のLED発光ユニットを更に冷却効率を向上させる構成としたLED発光ユニットの構成図、図10は、LED発光ユニットの斜視図、図11はLED発光ユニットの側面図、図12はLED発光ユニットの上面図である。
LED発光ユニット20は図9のように、実施例1のLED発光ユニット1の台座15に透明カバー21に気密嵌合してLED発光ユニット1と透明カバー21を一体化したものである。このとき、図10から図12に示すように、台座15と透明カバー21とで気密空間22が形成され、気密空間22内に台座15に固定された複数の放熱板5を介して実施例1のLED発光ユニット1が収容されている。
それと同時に、気密空間22内には冷却媒体として、例えばパラフィン油等の透明で絶縁性を有する冷却液23が充填されており、LED素子の発光時の熱がLED2が載置された金属製の基台3及び金属製の複数の放熱板5に伝導され、放熱板5に伝導された熱はおもに放熱板5の平板部5bの表面から該表面に接する冷却液23に伝達される。そして、受熱した冷却液23は気密空間22内の自然対流により透明カバー21に熱伝達され、透明カバー21の外面から該表面に接する空気に伝達されて移動し、暖気が大気中に放散される。
このように、実施例1のLED発光ユニット1を組み込んだLED発光ユニット20は、LED2から熱放散が行われる放熱板5までの伝熱経路に熱伝導性が良好な金属部材を配置することにより放熱性を高めたLED発光ユニット1を、台座15と透明カバー21で形成された気密空間22内に充填された冷却液23中に浸漬することにより更に放熱性を高めるような構成とした。
その結果、LED発光ユニット20は、組み込んだLED発光ユニット1の発光源であるLED素子の発光時の自己発熱による温度上昇が大幅に抑制されて温度上昇に起因する発光寿命の短縮及び発光効率の低下が効果的に抑制され、極めて高い信頼性及び適切な照射光量を確保することができる。
なお、実施例2から実施例5のLED発光ユニット1を、台座15と透明カバー21で気密嵌合して一体化したLED発光ユニットについては、実施例1を組み込んだ上述のLED発光ユニット20と同様に、台座15と透明カバー21で構成された気密空間22内に冷却液23を充填して該冷却液23中に実施例2から実施例5のLED発光ユニット1を浸漬した構成とするものである。そのため、図示及び詳細な説明は省略する。
なお、放熱性についても、実施例1を組み込んだ上述のLED発光ユニット20と同様に、組み込んだLED発光ユニットの発光源であるLED素子の発光時の自己発熱による温度上昇が大幅に抑制されて温度上昇に起因する発光寿命の短縮及び発光効率の低下が効果的に抑制され、極めて高い信頼性及び適切な照射光量を確保することができる。
ところで、上記実施例1から実施例5は放熱板5の数を4枚としたが、必ずしもこの枚数に限定されるものではなく、求められる放熱性を考慮して適宜決定されるものである。
なお、上記実施例1から実施例5のLED発光ユニット1(図1〜図3、図5〜図8参照)、及び実施例1から実施例5のLED発光ユニット1を、台座15と透明カバー21で気密嵌合して一体化し、気密空間22内に冷却液23を充填したLED発光ユニット20(図10〜図12参照)については、口金6を取り付けない状態においてもLED発光ユニットとしての機能を果たすことができる。
例えば、実施例1のLED発光ユニット1から口金6を取り除いた例として図13に示すように、光源となる1つのLED2、LED2を載置する基台3、LED2からの出射光の配光を制御するリフレクタ4、基台3とリフレクタ4を固定支持すると共にLED2の点灯時の発熱を外部に放散することによりLED2の温度上昇を抑制する複数の放熱板5、及び放熱板5を固定する台座15を備えた構成とするものである。
図14は、このような構成のLED発光ユニット1の使用例を示したものであり、複数のLED発光ユニット1を所定の間隔で基板25に取り付けたものである。これは例えば、電光表示板のような大型表示板の表示部として用いることができ、組み立てにおける実装性及び確実性が良好であり、口金がない分、薄型化が可能となる。また、複数のLED発光ユニット1のLED点灯回路も1つにまとめられるため、全体として小型化及び低コスト化を図ることができる。
なお、口金を備えたLED発光ユニットは、口金内にLED点灯回路を内蔵することもできるし、口金の大きさ等の諸条件によっては外部に設けることも可能である。
また、放熱板は、少なくとも平板部の表面を鏡面反射面とすることも可能である。これにより、LEDからの乱反射光を有効に外部に取り出すことができ、照射光としての光の利用効率を高めることができる。
1… LED発光ユニット
2… LED
2a… ハウジング
2b… LED素子
2c… 電極
2d… 導電接合部材
2e… ワイヤハーネス
2f… 透光性樹脂
3… 基台
3a… 上面
4… リフレクタ
4a… 鏡面反射面
5… 放熱板
5a… 端面
5b… 平板部
6… 口金
7… 基台嵌合用切欠部
8… リフレクタ嵌合用切欠部
9… 光路用切欠部
10… コリメータレンズ
11… LED
12… LED
13… リフレクタ
13a… 鏡面反射面
15… 台座
20… LED発光ユニット
21… カバー
22… 気密空間
23… 冷却液
25… 基板

Claims (7)

  1. 1つの第1のLEDと、
    金属部材からなり、前記第1のLEDが載置された基台と、
    前記第1のLEDと対向する面を、頂点が前記第1のLEDの光軸上に位置し該光軸に対して前記第1のLEDと反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面とする第1のリフレクタと、
    平板状の金属部材からなり、前記基台の前記第1のリフレクタと反対側に位置する金属部材からなる台座に固定されて前記光軸に対して放射状に延びる複数の放熱板を備え、
    前記基台及び前記リフレクタが前記複数の放熱板に固定支持されていることを特徴とするLED発光ユニット。
  2. 前記第1のLEDと前記第1のリフレクタの鏡面反射面の間に、前記第1のLEDからの出射光を平行光に変換するコリメータレンズを配置したことを特徴とする請求項1に記載のLED発光ユニット。
  3. 前記台座から最も離れた位置の前記光軸上に、光出射方向を前記台座と反対方向に向けて1つの第2のLEDが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のLED発光ユニット。
  4. 前記第1のリフレクタの鏡面反射面と前記第1のLEDとの間に、光軸を前記第1のLEDの光軸と共有し光出射方向を前記第1のリフレクタの鏡面反射面の方向に向けて1つの第3のLEDが配置されると共に、前記第3のLEDの光出射方向と反対側に前記第1のLEDと対向する面を、頂点が前記第1のLEDの光軸上に位置し該光軸に対して前記第1のLEDと反対方向に向かって開く直円錐形状の鏡面反射面とする第2のリフレクタが前記複数の放熱板に固定支持されていることを特徴とする請求項3に記載のLED発光ユニット。
  5. 前記複数の放熱板は、前記光軸の近傍に位置する部分を切除した形状であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のLED発光ユニット。
  6. 前記台座と透明カバーで形成された気密空間内に、請求項1から請求項5に記載されたLED発光ユニットのいずれかを収容すると共に透明で絶縁性を有する冷却液が充填されていることを特徴とするLED発光ユニット。
  7. 前記台座の前記放熱板が固定された側と反対側に口金が固定されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のLED発光ユニット。
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