JP2013012310A - 提灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種祭事の日よりも前に設置しておいても、襲雷があっても設置状態が維持でき、漏電、感電が生じ難い提灯を提供する。
【解決手段】難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋1と、火袋1の上端に位置し、所定の径で形成した上加輪2と、火袋1の下端に位置し、所定の径で形成した下加輪3と、上加輪2または下加輪3を貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止状態で導入された電源線5と、上加輪2の内側上面または下加輪3の内側下面に配設し、電源線5からエネルギの供給を受ける光源6を具備し、火袋1の上加輪2または下加輪3を貫通し、外から火袋1の中に水滴が侵入しないように封止状態で電源線5が導入されているから、電気回路に水滴が付着するのが防止され、かつ、火袋1が難燃剤を混入して形成されているから、熱によって火袋1が破損することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は提灯に関するもので、詳しくは、光源が火袋に入れられた提灯の構造に関するものである。
提灯には多くの種類があり、各種祭事、催し物、仏前の供物、その他の装飾、インテリア用として広く利用されている。提灯はそれぞれの用途にあった特徴的な形態を有している。この提灯は、一般には竹ひごを筒状に巻回し、その周囲に透光性のある和紙等を張った火袋を有している。火袋には、例えば、文字、花等の各種模様が表されており、火袋の内部の光源によって一種独特の雰囲気を醸し出している。
このような提灯に関する特許出願には、特許文献1に記載の技術がある。これは、外火袋の内部に前記外火袋より小さい内火袋を収容した提灯において、前記外火袋と前記内火袋は、巻骨と前記巻骨に張設されている柔軟性を有する張り材で形成されており、灯明が収容可能な前記内火袋の張り材に、個々が模様を表すか、または個々の集合により模様を表す透光口が所要数貫通して設けられている提灯が開示されている。
特許文献1に記載の提灯は、灯明が収容可能な火袋に個々が模様を表すか、または個々の集合により模様を表す火袋を貫通した透光口が所要数設けられている提灯とすることにより、各透光口を通って放射される光は火袋を通して漏れる光より強く、周囲の明るさによっては放射される光線が外部から見ることができ、各透光口を通って放射される光を光が放射される方向側から見ると周りよりも強い光がアクセントのように見える。また、各透光口は、単独または集合により模様を表すので、特に、周りよりも強い光がアクセントのように見える場合は、それらが相まって極めて特徴的な外観を有することとなり、あわせて独特の風情を醸し出すことができる。
そして、外火袋と、透光口を有する内火袋を備えている提灯とすることにより、灯明の光は内火袋を内側から明るく照らし、内火袋を通して漏れる光は外火袋を照らすが、内火袋を照らしている光と外火袋を照らしている光の光量は、内火袋を透過していない光の分だけ外火袋を照らしている光の方が少ない。これにより提灯は、外火袋の中に、外火袋よりやや明るい内火袋を浮き上がるように見せることができ、更に、内火袋の各透光口を通った強い光は、各透光口がつくる模様を外火袋に明るく映し出すことができるので、極めて特徴的な外観を有することとなり、あわせて独特の風情を醸し出すことができる。
更にまた、外火袋と内火袋はいずれも張り材として柔軟性を有する材料を使用している。このため外火袋と内火袋は伸縮が可能であり、使用しないときは内火袋を外火袋に収容したまま、双方の火袋を畳んで保管することができるので、手間が低減できるとともに、よりコンパクトに保管できる。
特開2009−135041
ところが、特許文献1においては、盆踊り会場のように多くの提灯が必要な場所には、提灯及び会場費が高価となり実用的でない。また、特許文献1の提灯は、火袋が和紙で形成されているから、夏に設営される盆踊り会場のように襲雷に合うと、提灯が損傷を受け多額の損失が発生する。それを避けて盆踊り会場の提灯を盆踊り時間外には格納するとなると人手が必要となり、盆踊り時間の前後1時間以上をその作業時間に充てる必要があった。
また、特許文献1の提灯の和紙が雨水を含んで水にとけ、それが電気回路に接触すると、漏電したり感電したりするので、その取扱いに注意が肝要であった。
そこで、本発明は、かかる不具合を解決すべくなされたものであって、各種祭事事よりも前の日に設置しておいても、襲雷があっても、安全な設置状態が維持でき、漏電、感電が生じ難い提灯の提供を課題とするものである。
請求項1の提灯においては、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋と、前記火袋の上端に所定の径で形成した上加輪及び前記火袋の下端に所定の径で形成した下加輪を有し、前記上加輪または前記下加輪のいずれかを貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止状態で電源線を導入し、前記上加輪の内側上面または前記下加輪の内側下面に前記電源線からエネルギの供給を受ける光源を配設したものである。
ここで、上記火袋は、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する袋であり、着色したもの、模様を付したもの、或いは形状が球体に類似したもの、卵形に類似したもの、円筒形のものの形態等として表象される。
また、上記上加輪は、前記火袋の上端に位置し、所定の径で形成した環からなる環状部を有している。この環は上端部が円板状に封止されたもの、或いは、上端部が笠になった形状のものとすることができる。また、別体で形成した蓋体とすることもできる。
そして、上記下加輪は、前記火袋の下端に位置し、所定の径で形成した環からなる環状部を有している。この環は下端部または上端部が円板状に封止されたもの、或いは、開放になった形状のもの、環状の中心を通る幅の板体とすることができる。また、別体で形成した蓋体とすることもできる。
更に、上記電源線は、電源リードで商用電源またはバッテリ電源から電力エネルギが供給される絶縁被覆線であり、前記上加輪または前記下加輪を貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止状態で導入されたものである。
更にまた、上記光源は、前記上加輪の内側上面または前記下加輪の内側下面に配設し、前記電源線からエネルギの供給を受けて光を放つ、白熱電球、LED等の発光源を使用できる。
請求項2の提灯の前記火袋は、2つ折れ以上に蛇腹位置で折り畳み自在としたものである。ここで、2つ折れ以上に蛇腹位置で折り畳み自在としたものとは、火袋の中央部付近で少なくとも2つ折れ状態となるものであり、更に、多段に折れ曲がる形態とすることもできる。
請求項3の提灯の前記上加輪は、その上面を有底としたものである。ここで、前記上加輪の上面または前記下加輪の下面の一方を、少なくとも有底とするものであり、前記上加輪と一体として構成するもの、或いは、キャップ状に被せるものとして対応できる。
請求項4の提灯の前記上加輪には、全体の荷重を吊るす提灯下げを配設したものである。ここで、提灯下げとは、提灯を下げる紐状のもので、前記上加輪に一体成形してもよいし、後付けで配設してもよい。勿論、材料は前記上加輪と同一材料でもよいし、紐、針金等の別材料で形成してもよい。
請求項5の提灯の前記上加輪の上面の内側または前記下加輪の下面の内側には、レセプタクルを配設したものである。ここで、上記上加輪の上面の内側または前記下加輪の下面の内側にはレセプタクルが配設されるものであるが、レセブタクルは提灯の形状及びサイズに合わせて任意の位置に光源を設定できるものであればよく、また、陶磁器製、合成樹脂製の何れであってもよい。また、上記上加輪の上面の内側または前記下加輪の下面の内側に埋設させてもよい。
請求項6の提灯の前記上加輪の下面の内側または前記下加輪の上面の内側には、反射コーンを配設したものである。ここで、上記反射コーンは、コーン形状に反射板を丸めたもので、光源の光を周囲に配光するものであり、前記上加輪の下面の内側または前記下加輪の上面の内側のいずれかに配設できればよい。
請求項7の提灯の前記上加輪または前記下加輪は、その直径を異にしたものである。ここで、前記上加輪または前記下加輪の直径を異にするとは、前記上加輪または前記下加輪の径のいずれの一方が大きくてもよく、特に、大きくすることにより、組み付け及び分解を容易にするものであるから、両者間に特定のサイズを要求するものではない。
請求項1にかかる提灯は、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋と、前記火袋の上端に位置する上加輪及び前記火袋の下端に位置する下加輪と、前記上加輪または前記下加輪を貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止状態で導入された電源線と、前記上加輪の内側上面または前記下加輪の内側下面に配設し、前記電源線からのエネルギの供給を受ける光源とを具備するものである。
したがって、火袋が透光性を有しているので光源が効率よく光を外部に導くと共に、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型したものであるから、不燃性を有すると共に、明るく火袋の存在が視認される。
前記火袋の上加輪または下加輪を貫通し、外から火袋の中に水滴が侵入しないように封止状態で電源線が火袋に導入されているから、電気部品、その接続部分に水滴が付着するのが防止され、かつ、火袋が難燃剤を混入した樹脂で形成されているから、光源の熱によって火袋が破損することがない。特に、雨によって火袋が溶けないので、襲雷頻度の高い地方でも、例えば、盆踊りの設営後に雷雨を避けるために回収したりする必要性がない。そして、外部電源で駆動できるから、使途に合わせた照明の明るさが調整できる。更に、襲雷があっても設置状態で漏電、感電が生じる要因が解消され、安全性が高い提灯となる。
更に、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋は、仮に、何らかの電気的要因または外部からの悪戯で火が着いたとしても、その提灯自体の問題として対応でき、火災や、二次的災害になるのを防止できる。
請求項2にかかる提灯の前記火袋は、2つ折れ以上に蛇腹位置で折り畳み自在としたものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、提灯をしまうとき、折り畳みによって小体積となり、場所をとらない格納となる。また、使用状態に合わせるときには、上加輪と下加輪を反対方向に引っ張るだけで使用できるサイズとなる。
請求項3にかかる提灯の前記上加輪の上面は、有底としたものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、例えば、封止状態が前記上加輪の上面であれば、雨水の侵入を皆無とすることができる。また、光源に対する電気的導入が比較的短くで操作できる。
請求項4にかかる提灯の前記上加輪には、全体の荷重を吊るす提灯下げを配設したものであるから、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のに記載の効果に加えて、一体に成型しても、或いは前記上加輪に附設しても、施工の際に容易に使用できる。
請求項5にかかる提灯の前記上加輪の上面の内側または前記下加輪の下面の内側には、レセプタクルを配設したものであるから、請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の効果に加えて、電気配線と光源の取付けが簡単となり、繰り返しの取付け取外しにも耐え、また、白熱電灯とLED電球との切り替えが容易である。
請求項6にかかる提灯の前記上加輪の下面の内側または前記下加輪の上面の内側には、反射コーンを配設したものであるから、請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の効果に加えて、反射コーンによって光源からの光を火袋の周囲に満遍なく照射でき、全体の意匠性を良くすることができる。
請求項7にかかる提灯の前記上加輪または前記下加輪は、その直径を異にしたものであるから、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の効果に加えて、前記上加輪と前記下加輪との間で大環側に小環側を入れることができ、重ねて複数折りを行うことができ、コンパクトに格納できる。
図1は本発明の実施の形態1にかかる提灯の構造を示す全体説明図である。 図2は本発明の実施の形態2にかかる提灯の構造を示す全体説明図である。 図3は本発明の実施の形態3にかかる提灯の構造を示す全体説明図である。 図4は本発明の実施の形態1乃至3にかかる提灯の全体の外観を示す斜視図である。 図5は本発明の実施の形態1にかかる提灯の折り畳み状態を示す全体の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、実施の形態において、同一の記号及び同一の符号は同一または相当する機能部分を意味し、各実施の形態相互の同一の記号及び同一の符号は、それらの実施の形態に共通する機能部分であるから、ここでは重複する詳細な説明を省略する。
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1にかかる提灯の構造について説明する。
火袋1は、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有するもので、火袋1の材料としてはポリエチレン(東ソー株式会社,品番186)100wt%に対して、難燃剤(鈴裕化学株式会社,ヒロマスター;品番C−510)を6wt%としたものである。しかし、本発明を実施する場合には、塩化ビニル製とすることもできるし、他の材料とすることもできる。また、ポリエチレン(東ソー株式会社,品番186)100wt%に対して加える難燃剤(鈴裕化学株式会社,ヒロマスター;品番C−510)は、4〜15wt%とすることができる。しかし、難燃剤の量が多くなると硬くなるので、蛇腹状の提灯としては、4〜15wt%の範囲が望ましい。
火袋1は、ブロー成型で形成され、少なくとも、火袋1の上端に位置し、所定の径で形成した上加輪2の内側の突出部21と、火袋1の下端に位置し、所定の径で形成した下加輪3の内側の突出部31を一体に形成している。本実施の形態の突出部21及び突出部31は両端が開口した環状となっている。
それらの突出部21に嵌合する上加輪2は、上端が有底2aとなっている。また、上加輪2の周囲の中心を通る2点の位置に先端が大径とした突起22a,22bを設け、そこに提灯下げ4の端部に形成されている嵌合孔4aをそれら突起22a,22bに嵌合させ、各種祭事、催し物、仏前の供物、その他の装飾、インテリア用に施設した図示しない紐に取付けられる。その紐に対する取付けは、紐を巻回してもよいし、他の冶具または他の紐、針金等を使用してもよい。
突出部22に嵌合する下加輪3は、有底となっておらず、環状(リング状)とのみなっており、その径が、上加輪2に嵌合する突出部21の内径よりも小径となっている。したがって、下加輪3は、上加輪2の内側にある突出部21に嵌り合うことができる。このとき火袋1が重なり合うことになる。
上加輪2または下加輪3のいずれかを貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止された状態で電源線5が導入されている。電源線5は通常商用電源に使用されている寄り線からなるケーブルであり、それが本実施の形態においては、火袋1の突出部21に嵌合する上加輪2の有底2aの挿通孔24を貫通している。有底2aを貫通する電源線5は、上加輪2の有底2aの挿通孔24を貫通する以外にも、上加輪2を射出成型する際に貫通させ、電源線5と上加輪2を一体に形成してもよい。このときは、通常、電源線5の電源ケーブルは塩化ビニルで被覆されているので、上加輪2は塩化ビニルで形成するのが好ましい。
本実施の形態の有底2aの挿通孔24を通過する電源線5は、上加輪2と一体に成型しなくとも、上加輪2に挿通孔24を形成し、その挿通孔24に電源線5を通した後、シリコンゴムまたはシーリング剤51でその両者間の隙間を埋め込んだもので、雨水の浸入を防止している。
なお、挿通孔24を通過する電源線5は、電源線5は上加輪2と火袋1の突出部21との間から導入するように、上加輪2及び火袋1の突出部21に切り欠きを形成し、そこを通過させるか、そこでシーリング剤51で固定してもよい。
光源6は、火袋1のサイズ、形状によって白熱電球の場合には10W〜40Wが使用され、例えば、丸型の火袋1の直径15cmでは10W、直径24cmでは20W、直径35cmでは40W程度が使用される。勿論、これらの電球の消費電力以下で使用するには問題はない。
現在は、LED(発光ダイオード)電球を使用する場合がある。このLED電球を使用する場合には、使用する消費電力は概ね白熱電球の3割から4割となる。特に、消費電力が低いものにおいては、火袋1の透光性が影響するから比較的消費電力が高くなる。
この光源6は、通常、レセプタクル7に取付けられる。レセプタクル7は市販のもので、陶磁器性のもの、合成樹脂製のもののうち何れでもよいが、上加輪2の有底2aに取付け片71、72を形成しておき、その取付け片71、72の端部を加熱溶融することにより、上加輪2の有底2aにレセプタクル7を取付けることができる。
レセプタクル7と電源線5とは、レセプタクル7と上加輪2の有底2aとの間の隙間で接続することができる。この接続はレセプタクル7の裏側に端子が設けられているので、その端子に電源線5の2本を接続することになる。
レセプタクル7と光源6とは、光源6の口金が一般にE17、E26のものが使用されるが、需要としては通常の電球として口金E26のものが多いので、市販品として口金E26とし、注文品として口金E17のものとした。この規格は白熱電球ばかりでなく、LED電球についても同じである。勿論、火袋1が略円柱状に長いものは、円筒環状の蛍光灯またはLED電球とすることができる。
本実施の形態では、火袋1の突出部21側の上加輪2の有底2aにレセプタクル7を配設した場合について説明したが、本発明を実施する場合には、火袋1の突出部22側の下加輪3にレセプタクル7を配設することもできる。このとき、電源線5は下加輪3に底を設けて配設してもよいが、火袋1の突出部22に底を設けて配設してもよい。
また、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋は、仮に、何らかの電気的要因または外部からの悪戯で火が着いたとしても、その提灯自体の問題として対応でき、火災や、二次的災害になるのを防止できる。
好ましくは、火袋1の突出部22に底を設けて配設し、電源線5は上加輪2側から導入し、上加輪2を開閉自在なキャップとし、また、光源6をLED電球とするのが望ましい。
このように構成することにより、提灯は、上加輪2を支持点とすると下加輪3に荷重が加わるから、火袋1が伸びきることになり、常に見栄えのよい提灯とすることができる。
勿論、火袋1の材料としてはポリエチレンに対して、難燃剤を混ぜたもの、塩化ビニル製のものは、取出した状態で放置すれば、火袋1の成型時の形態に戻るから、必ずしも、下加輪3側に荷重を付与しなくともよいが、短時間で見栄えよくするには、下加輪3側にレセプタクル7を配設するのが望ましい。
[実施の形態2]
図2は本発明の実施の形態2にかかる提灯の構造を示す全体説明図である。
特に、実施の形態1との相違点は、反射コーン8を配設したことにある。
レセプタクル7に取付けた光源6は、その光源6の種類によって放射特性が異なる。白熱電球についても、LED電球についても同じで、電球によって配光特性が異なる。比較的、周囲に対して配光特性のよい電球を使用しても、火袋1の下方の突出部22、即ち、下加輪3の内側の面に到来する光は、火袋1の周囲の光量には影響することなく、下方向に放射されたり、一部が乱反射して火袋1の周囲の光量に影響させるにすぎないものである。
そこで、光源6からの放射光が反射して、火袋1の全周囲から光が放射されるようにしたものである。したがって、光源6からの放射光が反射して、火袋1の全周囲から光が放射される角度の円錐状となっている。
具体的には、反射コーン8は円筒状の中空とし、その周面はアルミニウムのコーティングを施し、アルミニウムのコーティング膜を反射膜としている。反射コーン8の開口は火袋1の突出部22の内径に合わせており、反射コーン8を挿入し、下加輪3を装着することにより、容易に離脱しないようにしている。
このように、反射コーン8を配設することにより、光源6の光の配光を提灯の火袋1の周囲とすることができる。
反射コーン8としてその外表面が平滑面(鏡面)の事例を説明したが、必ずしも平滑面である必要はない。表面を複雑なダイヤモンドカット面とすることもできるし、複数の環状とすることもできる。
即ち、反射コーン8が光を火袋1の全周囲からできるだけ均等に放射できるようにすれば良く、光源6の配光によって最適な反射条件が得られればよい。
[実施の形態3]
ところで、図1及び図2の実施の形態では、火袋1の突出部22側に反射コーン8を載置した事例で説明したが、本発明を実施する場合には、天地を逆にし、火袋1の突出部21側に反射コーン8を接着して使用してもよい。
図3は本発明の実施の形態3にかかる提灯の構造を示す全体説明図である。
本実施の形態においては、下加輪3側にレセプタクル7を配設し、上加輪2に反射コーン8を配設したものである。
本実施の形態において、図3に示すように、電源線5は上加輪2側から導入してもよいし、下加輪3側から導入してもよい。特に、電源線5を上加輪2側から導入する場合には、光源6が白熱電灯である場合には、光源6に電源線5が接触しないようにする必要があり、電源線5を数か所火袋1に接着剤で止めるのがよい。
勿論、光源6として360度配光のものに近い特性のものが存在すれば、球状の火袋1であれば、その中心に光源6の中心が位置するようにすれば、反射コーン8の配設を省略してもよい。
また、本実施の形態では、火袋1が合成樹脂であり、蛇腹に形成されているから、その光沢によって、火袋1の周囲の光量むらが少なくなっているので、必ずしも、反射コーン8を必要とするものではない。
以上のように、上記実施の形態の提灯は、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋1と、火袋1の上端に位置し、所定の径で形成した上加輪2と、火袋1の下端に位置し、所定の径で形成した下加3輪と、上加輪2または下加輪3を貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止状態で導入された電源線5と、上加輪2の内側上面または下加輪3の内側下面に配設し、電源線5からエネルギの供給を受ける光源6を具備するものである。
したがって、図4に示すように、上記実施の形態の提灯は、火袋1が透光性を有しているので光源6が効率よく光を外部に導くと共に、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型したものであるから、火袋1の内部で乱反射して、明るく火袋1の存在が視認される。
また、火袋1の上加輪2または下加輪3を貫通し、外から火袋1の中に水滴が侵入しないように封止状態で電源線5が導入されているから、電気回路の通電部分に水滴が付着するのが防止され、漏電、感電が生じる要因が解消され、安全性が高い提灯となる。
特に、難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋は、仮に、何らかの電気的要因または外部からの悪戯で火が着いたとしても、その提灯自体の問題として対応でき、火災や、二次的災害になるのを防止できる。
そして、火袋1が難燃剤を混入して形成されているから、光源6の熱によって火袋1が損傷を受けることがない。また、火袋1が透光性を有する難燃剤を混入した樹脂により成型したものであるから雨によって火袋が溶けない。特に、襲雷頻度の高い地方でも、例えば、盆踊りの設営後に雷雨を避ける必要性がない。そして、外部電源で駆動できるから、使途に合わせた照明の明るさが調整できる。更に、襲雷があっても設置状態で漏電、感電が生じる要因が解消され、安全性が高い提灯となる。
上記実施の形態の提灯においては、火袋1は難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する袋であり、着色したもの、模様を付したもの、或いは形状が球体に類似したもの、卵形に類似したもの、円柱状のもの等の形態として表象される。勿論、赤白の2色とし、その紅白の一方の色に文字等を入れることもできる。文字は、マスキングで付与してもよいし、フィルムで付与してもよいし、印字でもよい。
また、上加輪2は、火袋1の上端に位置し、所定の径で形成した環である。この環は上端部が円板状に封止されたもの、或いは、上端部が笠になった形状のものとすることができる。また、別体で形成した蓋体とすることもできる。
そして、下加輪3は、火袋1の下端に位置し、所定の径で形成した環である。この環は下端部または上端部が円板状に封止されたもの、或いは、開放になった形状のもの、環状の中心を通る幅の板体を設けたものとすることができる。また、別体で形成した蓋体とすることもできる。
更に、電源線5は、電源リードで商用電源またはバッテリ電源から電力エネルギが供給される絶縁被覆線であり、上加輪2または下加輪3を貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止状態で導入されたものである。また、光源6は上加輪2の内側上面または下加輪3の内側下面に配設し、電源線5からエネルギの供給を受けて光を放つ、白熱電球、LED等の発光源とすることができる。
上記実施の形態の提灯の火袋1は、図5に示すように、2つ折れ以上に蛇腹位置で折り畳み自在とすることができる。このようにすると、提灯をしまうとき、折り畳みによって小体積となり、場所をとらない格納となる。
図5において、上加輪2を下側にし、レセプタクル7から光源6を外し、下加輪3側を上加輪2側に重なるように折り畳んでいる。下加輪3の外径が上加輪2のな径よりも小さいとき、下加輪3に上加輪2が重なり合うことがあるが、通常では、下加輪3と上加輪2が上下に重なり合うこととなる。
それでも、格納する場合にはコンパクトとなる。
また、火袋1は、2つ折れ以上に蛇腹位置で折り畳み自在とすることができる。即ち、火袋の中央部付近で少なくとも2つ折れ状態となるものであれば、更に、折れ曲がることができる。勿論、レセプタクル7を取り外し自在にすることもできる。
上記実施の形態の提灯の上加輪2の上面は、有底とすることができる。特に、上加輪2の上面を有底としたものでは、例えば、雨水の侵入を皆無とすることができる。
上記実施の形態の提灯の上加輪2は、上加輪2の上面または下加輪3の下面の少なくとも一方を有底とする形態として、上加輪2を有底2aとしたものであるが、上加輪2は全体を一体として構成するものとしての形成が好ましい。また、シール性が確保できれば、別部材で形成してもよい。或いは、キャップ状に被せるものであってもよい。
好ましくは、上加輪2は火袋1の突出部21に対して係合・離脱ができるように固着手段を具備するのが望ましい。簡単には、螺合する形態として対応できる。このとき、螺合によって全荷重が保持されるが、この螺合がそれに耐えるものであればよい。
上記実施の形態の提灯の上加輪2には、全体の荷重を吊るす提灯下げ4を配設したものである。全体の荷重を吊るす提灯下げ4は一体に成型しても、或いは上加輪2に附設しても、施工の際に容易に使用できる。特に、全体の荷重を吊るす提灯下げ4は、提灯を下げる紐状のもので、上加輪2に一体成形してもよいし、後付けで配設してもよい。勿論、材料は上加輪2と同一材料でもよいし、別材料の紐、針金等で形成してもよい。
本実施の形態では、上加輪2の周囲の2か所に設けた突起22a,22bと、提灯下げ4の嵌合孔4aをそれら突起22a,22bに嵌合させるという単純な機構であるから取扱いが容易である。また、提灯下げ4が紛失したり、破損したりしても、他の紐を突起22a,22bに取付ければ使用上何の支障もない。
上記実施の形態の提灯上加輪2の上面または下加輪3の下面の内側には、レセプタクル7を配設したものである。したがって、電気配線と光源6の取付けが簡単となり、繰り返しの光源6の取付け、取外しにも耐え、また、白熱電灯とLED電球との切り替えも容易である。
上記実施の形態の提灯の上加輪2の上面の内側または下加輪3の下面の内側には、レセプタクル7を配設したものである。ここで、上加輪2の上面の内側または下加輪3の下面の内側にはレセプタクル7が配設されているから、提灯の組み付け、その分解が容易となり、また、堅牢化でき、安定した取り付け状態が維持できる簡単な光源6の取付けとなるものであればよく、上加輪2の上面の内側または下加輪3の下面の内側に埋設することもできる。
また、上記実施の形態では、レセプタクル7の事例で説明したがE26ソケット、E26防水ゴムソケットとすることができる。この場合には、ソケットに取付けられたケーブルとのシール性と機械的強度を確保する必要性がある。
上記実施の形態の提灯の上加輪2の下面の内側または下加輪3の上面の内側には、反射コーン8を配設したものである。したがって、反射コーン8によって光源6からの光を火袋1の周囲に満遍なく照射でき、全体の意匠性を良くすることができる。
この反射コーン8は、コーン形状に反射板を形成したもので、光源6の光を周囲に配光するものであり、上加輪2の下面の内側または下加輪3の上面の内側のいずれかに配設できればよい。また、反射コーン8は、円錐形状に限定されるものではなく、三角錐以上であればよいし、または半球状のドーム型とすることもできる。
上記実施の形態の提灯の上加輪2または下加輪3は、その直径を異にしたものである。
直径を異にした上加輪2と下加輪3は、上加輪2と下加輪3との間で大環側に小環側を入れることができるから重ねて複数折りを行うことができ、コンパクトに格納できる。
この上加輪2または下加輪3の直径を異にするとは、上加輪2または下加輪3の径のいずれの一方が大きくてもよく、特に、大きくすることにより、組み付け及び分解を容易にするものであるから、両者間に特定のサイズを要求するものではない。
上記実施の形態の提灯の上加輪2または下加輪3は、例えば、黒色の粘着テープを貼付けてもよいし、或いは火袋1の突出部21または突起部22に黒色等で着色して形成してもよい。
1 火袋
2 上加輪
2a 有底
22a,22b 突起
3 下加輪
4 提灯下げ
5 電源線
6 光源
7 レセプタクル
8 反射コーン

Claims (7)

  1. 難燃剤を混入した樹脂により蛇腹状に成型した透光性を有する火袋と、
    前記火袋の上端に位置し、少なくとも所定の径の環状部を有する上加輪と、
    前記火袋の下端に位置し、少なくとも所定の径の環状部を有する下加輪と、
    前記上加輪または前記下加輪を貫通し、外から中に水滴が侵入しないように封止状態で導入された電源線と、
    前記上加輪の内側上面または前記下加輪の内側下面に配設し、前記電源線からエネルギの供給を受ける光源と
    を具備することを特徴とする提灯。
  2. 前記火袋は、2つ折れ以上に蛇腹位置で折り畳み自在としたことを特徴とする請求項1に記載の提灯。
  3. 前記上加輪の端部の上面は、有底としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の提灯。
  4. 前記上加輪には、全体の荷重を吊るす提灯下げを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の提灯。
  5. 前記上加輪の上面の内側または前記下加輪の下面の内側には、レセプタクルを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の提灯。
  6. 前記上加輪の下面の内側または前記下加輪の上面の内側には、反射コーンを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の提灯。
  7. 前記上加輪または前記下加輪は、その直径を異にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の提灯。
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