JP2013229195A - 電球型照明装置 - Google Patents

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Kazuo Nomura
和男 野村
Norio Nakazato
典生 中里
Akiko Iizuka
亜紀子 飯塚
Takashi Okada
岡田  隆
Hiroshi Akai
寛 赤井
Koji Awano
孝司 粟野
Ken Fuwa
健 不破
Koichi Tanabe
耕一 田邉
Yu Kamiya
優 神谷
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Abstract

【課題】半導体発光素子からの直射光の損失を抑制しながら配光を広げること。
【解決手段】上面及び下面にそれぞれLED46が実装された上基板50及び下基板52と、上基板50及び下基板52を覆う上グローブ24及び下グローブ26と、下グローブ24の下縁フランジ部26bが取り付けられる環状溝部28を有する筐体20とを備え、筐体20は、内径側に設けられ上基板50及び下基板52が載置される載置面62を有する基板載置部18と、外径側に設けられLED46で発生する熱を外部に放出する放熱部16とを有し、基板載置部18は、載置面62から環状溝部28に向かって徐々に外径が拡径するテーパ面72を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電球型照明装置に関する。
従来から、LED(Light Emitting Diode)等の半導体発光素子を備えた発光体を有する電球型照明装置が知られている。この電球型照明装置は、白熱電球と比較して長寿命化、省エネルギ化を図ることができるため、近年注目が集まっており、特に、従来と比較して配光を広げることが要請されている。
この点に関し、例えば、特許文献1には、図19に示されるように、両面プリント回路基板1の上下両面にそれぞれ半導体発光素子(LED)2(2a、2b)を実装し(LEDを二面配置)、この両面プリント回路基板1を上下方向に延在する棒状の支柱3によって支持することで、配光を広げることが可能な電球型照明装置4が開示されている。
特開2010−129300号公報(図73、図74参照)
しかしながら、特許文献1に開示された電球型照明装置4では、両面プリント回路基板1の下面の支柱3の近傍部位にもLED2bが配置され、このLED2bの直射光が支柱3を支持する支持板5に当接する。この結果、両面プリント回路基板1の支柱3の近傍部位に配置されたLED2bの直射光を外部へ取り出すことができないため、LED直射光の損失が発生する。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、半導体発光素子からの直射光の損失を抑制しながら配光を広げることが可能な電球型照明装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、半導体発光素子が二面にそれぞれ実装される基板を有する発光体と、前記発光体を覆うカバー部材と、前記カバー部材の下縁部が取り付けられる取付部を有する筐体と、前記筐体の貫通孔内に設けられ、前記発光体に所定の電力を供給する電源回路基板を収納する収納部材と、前記電源回路基板に商用電源を供給するための口金と、を備え、前記筐体は、内径側に設けられ前記基板が載置される載置面を有する基板載置部と、外径側に設けられ前記発光体で発生する熱を外部に放出する放熱部とを有し、前記基板載置部は、前記載置面から前記取付部に向かって徐々に外径が拡径するテーパ面を有することを特徴とする。この点については、後記で詳細に説明する。
半導体発光素子からの直射光の損失を抑制しながら配光を広げることが可能な電球型照明装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係る電球型照明装置の斜視図である。 図1に示す電球型照明装置の分解斜視図である。 (a)は、図1に示す電球型照明装置を構成する下グローブの斜視図、(b)は、下グローブの平面図である。 (a)は、下グローブの正面図、(b)は、(a)のb−b線に沿った横断面図である。 図1に示す電球型照明装置の正面図である。 図5のVI−VI線に沿った縦断面図である。 上基板及び下基板に配置されたLEDを示す斜視図である。 図1に示す電球型照明装置を構成する筐体の一部透過斜視図である。 (a)〜(d)は、上基板及び下基板の配線接続及び固定構造を示す断面図である。 下基板に配置されたLEDの光が外部に照射される状態を示す断面図である。 下基板に配置されたLEDの光がテーパ面で反射される状態を示す模式図である。 載置面を除いた筐体全体に塗装がされた状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る電球型照明装置の斜視図である。 図13に示す電球型照明装置の分解斜視図である。 (a)は、図13に示す電球型照明装置を構成する下グローブの斜視図、(b)は、下グローブの平面図である。 (a)は、下グローブの正面図、(b)は、(a)のb−b線に沿った横断面図である。 図13に示す電球型照明装置の正面図である。 図17のXVIII−XVIII線に沿った縦断面図である。 特許文献1に開示された従来技術に係る電球型照明装置の縦断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電球型照明装置の斜視図である。なお、以下の説明における上下の方向は、図5に矢印で示す上下の方向を基準とする。
図1又は図2に示されるように、本発明の実施形態に係る電球型照明装置10は、基本的に、発光体12(図2参照)を覆うカバー部材14と、カバー部材14の下部側に設けられ、放熱部16及び基板載置部18(図2参照)を有する筐体20と、筐体20の内部に配置される収納部材22(図2参照)とを備えて構成されている。
図2に示されるように、カバー部材14は、別体で2分割された、半球状からなる上グローブ24と、略円筒状からなる下グローブ26とによって構成される。この場合、上グローブ24の開口端部24aと下グローブ26の上縁開口部26aとが、例えば、超音波溶着等の溶着手段により一体的に結合される。
図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示されるように、下グローブ26は、上グローブ24の開口端部24aと結合される大径の上縁開口部26aと、下グローブ26の下端に設けられ、筐体20の環状溝部(取付部)28(図2参照)に装着される小径の下縁フランジ部(下縁部)26bとを有する。前記下縁フランジ部26bには、内径側に向かって所定長だけ突出し、後記するねじ部材30(図2参照)を挿通する挿通孔32を有する突出片34が設けられる(図3(b)、図4(b)参照)。
この突出片34は、例えば、所定の離間角度で周方向に沿って複数配置される。この場合、ねじ部材30を突出片34の挿通孔32に挿通させて筐体20に形成されたねじ穴36(図2参照)に締結することで、下グローブ26を筐体20に対して固定することができる。なお、本実施形態では、周方向に沿って約90度の離間角度で突出片34が4つ配置されているが、これに限定されるものではない。
下グローブ26は、上縁開口部26aと下縁フランジ部26bとの間の側周部に、上下方向に沿って延在し後記するフィン38と係合する断面V字状の溝部40が形成される(図4(b)参照)。この溝部40は、周方向に沿って等角度だけ離間して複数配置される。なお、本実施形態では、周方向に沿って約30度の離間角度で12個の溝部40を配置しているが、これに限定されるものではない。
下グローブ26は、隣接する溝部40の間に、上側の上縁開口部26aから下側の下縁フランジ部26bまで延在し、側面視して上下方向に縦長となる矩形状の側壁42を有する。この側壁42の縦断面は、図6に示されるように、上グローブ24に連続し直線状の直線部42aと、直線部42aに連続し曲線状の円弧部42bと、円弧部42bに連続し内径側に向かって曲線状に折れ曲がる湾曲部42cと、湾曲部42cに連続し略水平方向に沿って直線状に延在する水平部42dとを有する。なお、側壁42は、溝部40を間にして周方向に沿って約30度の離間角度で12個配置されているが、これに限定されるものではない。
各側壁42の外表面は、溝部40を跨いでそれぞれ周方向に沿って面一又は略面一となるように形成されている(図4(a)、(b)参照)。側壁42の内側には、縦断面と略直交する横断面が略矩形状からなる凹部44が形成される。各凹部44は、周方向に沿って同心円状に配置されると共に、放射状に延在するように配置され、凹部44の開口が中心に臨むように形成される。所定の凹部44内には、後記するLED46が配置され、LED46の発光光が各側壁42を透過し外部に向かって直接照射される。
上グローブ24及び下グローブ26は、例えば、透光性を有する、ガラス、ポリカーボネート樹脂、又はアクリル樹脂等の材料で形成される。上グローブ24及び下グローブ26には、LED46からの光を拡散させる光拡散材料が含有され、光拡散材料の添加量を上グローブ24と下グローブ26とで異なるように設定されるとよい。この点については、後記で詳細に説明する。
図2に示されるように、発光体12は、貫通する円形状の中心孔48が形成された円板状の上基板50及び下基板52を有する。上基板50及び下基板52は、それぞれ同一形状からなり、上下に重ね合わされて構成される。上基板50及び下基板52の中心孔48には、リング状の絶縁体54が装着される。この場合、絶縁体54の外周面に形成された嵌合凸部54aは、上基板50及び下基板52の中心孔48の内周面に形成された嵌合凹部56にそれぞれ嵌合する。
また、絶縁体54には、貫通する孔部54bが形成され、この孔部54bの内径面に形成された係合凹部54cと、収納部材22の縦長の係合凸部58とが係合することで、上基板50及び下基板52の周方向への回り止め及び位置決めがなされる。絶縁体54の外周部には、後記するナット60によって上基板50及び下基板52が締結された際、上基板50及び下基板52を載置面62側に向かって押圧する環状拡径部54dが設けられる。さらに、下基板52の下面には、発光体12で発生した熱を筐体20のフィン38へ伝導する伝熱シート64が配置される。
上基板50の上面には、内径と外径との間で複数のLED(半導体発光素子、チップ)46が周方向に沿って配置される(図2参照)。また、下基板52の下面には、内径と外径との間のセンタ位置よりも外径側にオフセットした位置(外縁近傍位置)にLED(半導体発光素子、チップ)46が周方向に沿って複数配置される(図7参照)。具体的には、図6に示されるように、軸方向に沿った縦断面において、下基板52のLED46は、環状溝部(取付部)28の中心を通り基板載置部18(図2参照)の軸線Aと平行且つテーパ面72の下部を通る仮想線Xよりも外側に配置されるとよい。この点については、後記で詳細に説明する。また、下基板52に配置されるLED46の個数は、上基板50に配置されるLED46の個数よりも少なく配置される。なお、上基板50と下基板52との電気的な配線接続については、後記で説明する。加えて、本実施形態では、複数のLED46が実装される基板として、別体で構成された上基板50及び下基板52をその一例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、両面プリント基板等のように、LED46が二面に配置される基板であればよい。
LED46は、例えば、青色光を発するものが使用されるとよい。複数のLED46は、例えば、シリコーン樹脂等の透明の封止樹脂により被覆されている。この封止樹脂内には、LED46から発せられる光を色変換する蛍光体が混合されている。蛍光体としては、例えば、黄色発光のものが用いられるとよい。このため、このような蛍光体によってLED46からの青色光が色変換され、外部へは白色光を発することができるようになっている。
図8に示されるように、筐体20は、厚肉で略円筒状の胴部66と、胴部66の上部で外径側に配置される放熱部16と、胴部66の上部で内径側に配置される基板載置部18とから構成される。また、筐体20の内部には、収納部材22の外径形状に対応する段付の貫通孔68が形成される(図6参照)。筐体20は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等の金属材料で形成されるとよい。アルミニウムは、軽量で熱伝導率が高く、しかも耐食性、加工性に優れ、高強度でコストも低く外観も美麗であるため好ましい。
放熱部16は、放射状に外側に突出して形成され、発光体12で発生する熱を外部に放出する複数のフィン38を有する。フィン38は、その先端部38aに向かう方向につれて、徐々に肉厚が薄くなるように形成されている。先端部38aは、尖った形状ではなく、上縁部が平坦面で形成されている。胴部66の周面には、複数の突条70が上下方向に沿って略平行に延在するように形成される。複数のフィン38は、この複数の突条70の中から交互に間引いて複数の突条70の1本おきに突出するように形成される。また、フィン38が形成されていない複数の突条70の上部側には、山形状に隆起する突条70の最大外径70aから環状溝部28側に向かって縮径することで、上下方向に沿って細長い傾斜面70bが形成される。
基板載置部18は、図8に示されるように、放熱部16(フィン38)よりも内径側に位置し、上基板50、下基板52及び伝熱シート64が載置される載置面62を有する。基板載置部18は、上面に円形状の平坦面からなる載置面62が形成され所定の高さを有する円錐台状に形成される。円錐台状からなる基板載置部18には、中心軸に沿って貫通する貫通孔68が形成される。
載置面62の下方側には、載置面62から下方に向かって徐々に拡径するテーパ面72が形成される。このテーパ面72は、縦断面において所定角度傾斜する直線状の傾斜面からなり、環状溝部28まで延在する(図6参照)。テーパ面72は、下基板52の下方に位置し、下基板52の下面に配置されたLED46の発光光を反射して外部に照射することで、配光を広げる作用を有する。この点については、後記で詳細に説明する。
胴部66と基板載置部18との境界部位には、下グローブ26の下縁フランジ部26bが当接する環状溝部28が周方向に沿って形成される。テーパ面72の下端は、下グローブ26の下縁フランジ部26bが当接する環状溝部28に連続するように形成される。また、基板載置部18には、テーパ面72の一部を切り欠いて突出片34(図3、図4参照)が内径側に進入可能に形成された切欠部74が設けられる。この切欠部74は、図8に示されるように環状溝部28と連続し、突出片34の挿通孔32を挿通したねじ部材30が螺入されるねじ穴36が形成されている。
筐体20の内部には、貫通孔68に沿って樹脂製の収納部材22が配置される。収納部材22には、上下方向に沿って貫通する貫通孔76が形成される(図2、図6参照)。この貫通孔76を利用して、後記する電源回路基板78(図2)に接続されたリード線80を取り出し、取り出されたリード線80を上基板50と接続することができる(図9(d)参照)。この点は、後記で詳細に説明する。
収納部材22は、図2に示されるように、電源回路基板78を収納する略円筒状の収納ケース部82と、収納ケース部82の上部側に突設され、上方に向かって徐々に縮径する略円錐状の基板締結部84と、収納ケース部82と基板締結部84との間に形成されテーパ面からなる中間段差部86とが一体的に設けられる。
基板締結部84の上部外周面には、雄ねじが形成された雄ねじ部88が設けられる。基板載置部18の貫通孔68に沿って円錐状の基板締結部84を挿入し、雄ねじ部88を載置面62から外部に突出させた後、この雄ねじ部88に対して内径面に雌ねじが形成されたナット(ナット部材)60を締結することで、上基板50及び下基板52が押圧された状態で固定される。
また、雄ねじ部88に近接する基板締結部84の上部外周面には、縦長の係合凸部58が設けられる。この係合凸部58は、上基板50及び下基板52の中心孔48に装着される絶縁体54の係合凹部54cと係合して、上基板50及び下基板52の回り止め作用をする。なお、下基板52と載置面62との間には、伝熱シート64が介装される。ナット60は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート等の樹脂材料又は金属材料によって形成される。
収納ケース部82の内部には、電源回路基板78が収納される。電源回路基板78は、複数の電子部品(図示せず)が基板に実装されたものである。電源回路基板78は、例えば、商用電源からの交流電力を直流電力に整流する回路や、整流後の直流電力の電圧を調整する回路等を備えている。
収納部材22の下部側には、室内の天井等の外部に設置された一般照明電球用のソケットにねじ込むことにより商用電源に電気的に接続するための口金90が設けられる。電源回路基板78は、リード線80を介してLED46に所定の電力を供給するためのものである。なお、電源回路基板78と口金90とは、商用電源を電源回路基板78に供給するために図示しないリード線で接続される。
ここで、図9(a)〜(d)に基づいて、上基板50及び下基板52の配線接続及び固定構造について説明する。なお、図9(a)において、2点鎖線は、上基板50と下基板52とを重ね合わせる前の状態を示している。
図示しない平面上において、LED46を上側として上基板50と下基板52とを隣接して載置する。このような状態で上基板50と下基板52とをリード線92で電気的に接続した後、リード線92を屈曲させて上基板50と下基板52とを上下に重ね合わせる(図9(a)参照)。
続いて、上基板50及び下基板52の中心孔48に対して円盤状の絶縁体54を装着した後、この絶縁体54の孔部54bを介して、収納部材22の上端部に設けられた雄ねじ部88を貫通させると共に、上基板50及び下基板52を基板載置部18の載置面62に載置する(図9(b)参照)。なお、載置面62には予め伝熱シート64を載置しておく。
さらに、基板載置部18の載置面62に対して上基板50及び下基板52が載置された状態を保持したまま、雄ねじ部88に対してナット60を締結して上基板50及び下基板52を載置面62側に向かって押圧する(図9(c)参照)。
最後に、電源回路基板78に接続されたリード線80を、収納部材22の貫通孔76の上端開口から取り出して上基板50と接続する(図9(d)参照)。この結果、電源回路基板78からリード線80を介して上基板50に所定の電力が供給されると共に、リード線92を介して上基板50と接続された下基板52に対して所定の電力が供給される。
本実施形態では、このような配線接続及び締結作業を行うことで、上基板50と下基板52との間の配線作業を容易に遂行することができると共に、組付時にリード線92で配線済みであるため上基板50及び下基板52の組付性を向上させることができる。また、絶縁体54を上基板50及び下基板52の中心孔48に対して装着したまま、ナット60で締結されるため、上基板50及び下基板52の絶縁性を容易に確保することができる。
本実施形態に係る電球型照明装置は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、図6に示されるように、軸方向に沿って縦断面において、下基板52のLED46が環状溝部28の中心を通り基板載置部18の軸線Aと平行且つテーパ面72の下部を通る仮想線Xよりも外側に配置されることで、下基板52のLED46の直射光を外部に向かって照射することができる。また、仮想線Xよりも外側に位置する下基板52のLED46は、下グローブ26の凹部44内に配置されるため(図4(b)参照)、隣接するフィン38間の側壁42を導光部として容易に外部に照射することができる(図10参照)。この結果、下基板52のLED46の直射光の損失を抑制しながら、配光を広げることができる。換言すると、下基板52に配置されるLED46の位置を、基板載置部18の軸線Aから最も離間する外部側の位置とすることで、外部に照射されるLEDの直射光の領域を拡大させて配光を広げることができる。
また、本実施形態では、下基板52の下側に断面傾斜面からなるテーパ面72が設けられるため、下基板52のLED46から照射された光が図10に示されるように前記テーパ面72で反射され、その反射光を外部に向かって照射することができる。なお、図11に示されるように、入射角をθ1とし反射角をθ2とした場合、下基板52のLED46からの光の入射角θ1をできるだけ大きく設定することにより、テーパ面72で反射された反射光の照射距離を増大させることができる。
なお、テーパ面72を高反射樹脂カバーで覆うと、更に光学損失を低減することができるという効果を奏する。高反射樹脂カバーは、光を反射する機能を有していればよく、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネート、シリコーン、アクリル、ウレタン等の樹脂材料に散乱材などを含有させたもので製造することができる。
さらに、本実施形態では、図6に示されるように、テーパ面72が下グローブ26の下縁フランジ部26bの下端まで延在することで、テーパ面72で反射された反射光を、導光部として機能する側壁42から外部へ照射することができる。
さらにまた、本実施形態では、収納部材22の雄ねじ部88に対してナット60を締結することで、上基板50及び下基板52を固定しているため、載置面62に対する上基板50及び下基板52の押圧面の面積を拡大して放熱効果を向上させることができる。また、仮に、図示しないねじ部材で上基板50及び下基板52を固定した場合と比較して、ナット60の方がより絶縁し易く、絶縁性を容易に確保することができる。
さらにまた、本実施形態では、例えば、上グローブ24及び下グローブ26における拡散剤(例えば、シリカ)の添加量を変えることで、上グローブ24と下グローブ26とを異なる材質とすることができる。一例を挙げると、上グローブ24の拡散剤の添加量を所定量よりも多く設定することで乳白色となり、光が散乱して光拡散性を向上させることができる。一方、下グローブ26の拡散剤の添加量を所定量よりも少なく設定することで透けた色となり、光を直線状に透過させる光透過性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、上基板50の下面と下基板52の上面とを合わせ、単に重ね合わせるだけで上基板50及び下基板52を載置面62に載置しているが、例えば、上基板50と下基板52との間にグリスを塗布することで、上基板50と下基板52との密着性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、下基板52に実装されるLED46の個数を、上基板50に実装されるLED46の個数よりも少なく設定することで、通常の電球の光量分布に近似した特性とすることができる。通常の電球では、口金部分で光量損失が発生するため、電球の上部側部分における光量と下部側部分における光量との間で光量差を有する分布となるからである。
さらにまた、本実施形態では、例えば、超音波溶着等の溶着手段を用いることにより、上グローブ24の開口端部24aと下グローブ26の上縁開口部26aとを簡便に結合することができる。この結果、組付性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、上グローブ24及び下グローブ26の材質が、例えば、ガラス、ポリカーボネート樹脂、又は、アクリル樹脂のいずれかで形成されるとよい。ガラスを用いると熱伝導性がよく、安価で経済性がある。また、ポリカーボネート樹脂の材質を用いると、耐熱性を向上させることができるし、こわれにくい。さらに、アクリル樹脂の材質を用いると、LED46の光の透過性を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、上基板50及び下基板52が載置される載置面62を除いた筐体20全体に塗装が施されて塗装被膜(図12の網点部分参照)が形成されるとよい。この塗装被膜で筐体20の外表面が被覆されることで、絶縁性が確保されると共に、輻射熱が出易く放熱性を向上させることができる。なお、上基板50及び下基板52が載置される載置面62は、塗装被膜によって伝熱性が阻害されるおそれがあるため、塗装部位から除外されている。
次に、本発明の他の実施形態に係る電球型照明装置10aについて説明する。なお、図1に示す前記実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
他の実施形態に係る電球型照明装置10aでは、下グローブ100の形状が前記実施形態の下グローブ26の形状が異なっている。すなわち、他の実施形態に係る電球型照明装置10aの下グローブ100では、フィン38と係合する断面V字状の溝部40間に側壁42及び凹部44が設けられることがなく、隣接する溝部40間に半径外方向に向かって突出する突起部からなる中実の導光部102が設けられている。
この導光部102に近接してLED46が配置され、LED46から導光部102に入射された光が導光部102に沿って案内され外部に照射されるようになっている(図16(b)の矢印参照)。なお、下グローブ102の内周は、凹凸がなく均一の内径面104で形成されている。
また、この電球型照明装置10aでは、放射状に配置されたフィン38が一つおきに間引かれることがなく全部の突条70からフィン38が突出して設けられることでフィン38の総数が増大し、放熱効果を向上させている点で異なっている。なお、その他の作用効果は、前記実施形態と同一であるため、その詳細な説明を省略する。
加えて、下基板52に実装されるLED46の個数と無関係に、下基板52に実装されるLED46を隣り合うフィン38の間に配置することで、LED46からの光がフィン38で反射することが少なくなり、更に光学損失を低減することができるという効果を奏する。ここで、フィン38の数に対して下基板52に実装されるLED46の個数を同数以上とし、下基板52に実装されるLED46が隣り合うフィン38の間に略均等に配置されることで、前記光学損失低減の効果に加えて、電球型照明装置10、10aの外部に照射される光が略均等に配光されるという効果を得ることができる。
10、10a 電球型照明装置
12 発光体
14 カバー部材
16 放熱部
18 基板載置部
20 筐体
22 収納部材
24 上グローブ
26、100 下グローブ
26b 下縁フランジ部(下縁部)
28 環状溝部(取付部)
38 フィン
40 溝部
42 側壁
44 凹部
46 LED(半導体発光素子)
50 上基板(基板)
52 下基板(基板)
60 ナット(ナット部材)
62 載置面
66 胴部
68 貫通孔
70 突条
72 テーパ面
78 電源回路基板
88 雄ねじ部
90 口金
102 導光部
A 軸線
X 仮想線

Claims (5)

  1. 半導体発光素子が二面にそれぞれ実装される基板を有する発光体と、
    前記発光体を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材の下縁部が取り付けられる取付部を有する筐体と、
    前記筐体の貫通孔内に設けられ、前記発光体に所定の電力を供給する電源回路基板を収納する収納部材と、
    前記電源回路基板に電源を供給するための口金と、
    を備え、
    前記筐体は、内径側に設けられ前記基板が載置される載置面を有する基板載置部と、外径側に設けられ前記発光体で発生する熱を外部に放出する放熱部とを有し、
    前記基板載置部は、前記載置面から前記取付部に向かって徐々に外径が拡径するテーパ面を有することを特徴とする電球型照明装置。
  2. 請求項1記載の電球型照明装置において、
    前記載置面と接触する前記基板の一面に実装される前記半導体発光素子は、軸方向に沿った縦断面において前記取付部の中心を通り前記基板載置部の軸線と平行且つ前記テーパ面の下部を通る仮想線よりも外側に配置されることを特徴とする電球型照明装置。
  3. 請求項1又は2記載の電球型照明装置において、
    前記カバー部材は、光透過性を有する上グローブと下グローブとが一体的に結合されて構成され、
    前記放熱部は、筐体の表面から放射状に突出する複数のフィンを有し、
    前記下グローブの外周側には、前記複数のフィンが係合する複数の溝部が形成され、
    前記下グローブの内周側には、隣接する前記溝部の間で凹部が形成され、
    前記半導体発光素子は、前記凹部内に配置されることを特徴とする電球型照明装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の電球型照明装置において、
    前記筐体は、外周面に複数の突条が設けられた胴部を有し、
    前記放熱部は、前記複数の突条のうちの一つおきに前記突条から突出して設けられた複数のフィン、又は、前記複数の全ての突条から突出して設けられた複数のフィンからなることを特徴とする電球型照明装置。
  5. 請求項3記載の電球型照明装置において、
    前記下グローブの隣接する前記溝部の間には、半径外方向に向かって突出する複数の導光部が設けられることを特徴とする電球型照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101548722B1 (ko) 2014-01-16 2015-09-01 진징란 엘이디 램프
JP2017514277A (ja) * 2014-04-21 2017-06-01 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ 照明装置及び照明器具
US9823403B2 (en) 2014-03-18 2017-11-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Light guiding body and lighting system

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