JP4792930B2 - 両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置 - Google Patents

両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置 Download PDF

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Description

本発明は、両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置に関するものである。
ポンプケーシングのような圧力容器では耐圧試験が必須である。
一般的な揚水ポンプでは、水をケーシングに密封し水圧を上げてポンプ締切運転の吐出圧力(締切圧力)に対して1.5倍程度の水圧をかけてもケーシングが破壊せず、さらに漏れの無いことを確認している。
両吸込渦巻ポンプにおいても上下のOリングを挟み上下フランジをボルト締めして上下渦巻ケーシングを固定し、吸込口、吐出口、軸封部、その他の口を封止してケーシングを密閉して中に水を入れ水圧を上げて締切圧力の1.5倍程度の耐圧試験を行っている。この場合、吸込室側、吐出室側両者ともに同圧力での試験となる。吸込、吐出同圧力での耐圧試験を行った場合、吸込室側の体積が大きいため圧力に耐えられるように吸込室側のケーシング板厚を運転時に必要とされる板厚より厚くする必要がある。
特開平7−318449号公報 特開平8−28486号公報 特開平11−236894号公報 特開平11―303789号公報 特開2003−184786号公報 JIS B8322
上記従来技術のように、両吸込渦巻ポンプにおいては、吸込室と吐出室を区切る上下仕切板の曲げ変形が生じ、吸込室と吐出室のシールが困難であることから、吸込、吐出別圧力とした耐圧試験を行うことが困難であった。そのため一般的には吸込、吐出同圧力とした耐圧試験が行われてきたため、渦巻ケーシングの吸込側板厚を運転時に対して必要以上に厚くする必要があった。
本発明の目的は、上下仕切板の曲げ変形を抑えつつ、吸込室と吐出室を十分にシールして吸込、吐出別圧力とした耐圧試験を行うことが可能な両吸込渦巻ポンプの試験装置を提供することにある。
上記目的は、水平方向に配置した回転軸と、この回転軸の軸方向両側から流体を吸い込み中間部から径外周方向に吐き出す両吸込遠心型の羽根車と、この羽根車を内包する渦巻ケーシングとを備え、この渦巻ケーシング内の吸込室と吐出室を円板状治具で遮断して前記吐出室に高圧をかけて行う両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置において、前記吐出室を中心にして左右に吸込室が設けられ、前記吐出室と前記吸込室は仕切板で区切られており、左右の仕切板の吸込室側に平坦面を設け、この平坦面に前記円板状治具を取り付けて固定し、前記左右の吸込室に設けられた前記円板状治具どうしが、前記吐出室を貫通するボルトで連結されていることにより達成される。
また、上記目的は、前記円板状治具と当接する平坦面にリング状の溝を設け、この溝にシール用の部材を挿入したことにより達成される。
本発明によれば、上下仕切板の曲げ変形を抑えつつ、吸込室と吐出室を十分にシールして吸込、吐出別圧力とした耐圧試験を行うことが可能な両吸込渦巻ポンプの試験装置を提供できる。
一般的な両吸込渦巻ポンプを図2、図3、図4を用いて説明する。
図2は一般的な両吸込渦巻ポンプの断面図である。
図3は一般的な両吸込渦巻ポンプの正面図である。
図4は一般的な両吸込渦巻ポンプの反割り状態の断面図である。
一般的な両吸込渦巻ポンプは図2〜4に示すように、水平方向に配置した回転軸(主軸)1と、この回転軸1に固定された羽根車2と、この羽根車2を内包し、流体の流路を構成する渦巻ケーシング3、および回転軸1を支持するためにケーシングに固定された軸受部4から構成されている。羽根車2は回転軸1の軸方向両側から流体を吸い込み、回転軸中央部から回転しながら径外周方向に流体を吐出して流体の圧力を上昇させる。渦巻ケーシング3は、図3、図4に示す吸込口5から低圧の流体を流入させ、羽根車2に送り込み、羽根車2から加圧されて吐出された流体を吐出口6に流出させるように、吸込室7、吐出室8の2つの渦巻を組み合わせた複雑な形状となっている。
この吐出室8には静翼9を設けた二重渦巻構造(ダブルボリュート)としたものと、静翼9のない単渦巻構造(シングルボリュート)としたものがある。渦巻ケーシング3は、回転軸1、羽根車2を内包させるために回転軸上でケーシングを2つに割って構成される。図2〜4の渦巻ケーシング3は、上下2つの上ケーシング3aと下ケーシング3bに分けられ、羽根車2や回転軸1、軸受4などを下ケーシング3bに取り付けてから、間にゴム等で作成されたOリング10(図4に示す)を挟みながら上ケーシング3aを乗せて、上下フランジ11a、11bをボルト締めして固定される。
このように上下ケーシング3a、3bに分割する場合を水平割りと呼ぶ。他に吸込口5側と吐出口6側に分かれるよう縦に2つ割りした垂直割りのケーシングを用いる場合もある。渦巻ケーシング3と羽根車2の間には、吸込室7側の低圧の流体と吐出室8側の高圧の流体とをシールするために、羽根車2が微小な隙間で摺動するライナリング(又はマウスリング)15(図2に示す)が取り付けられている。ライナリング15は、高圧の吐出側から押されるために、吸込室7と吐出室8を区切る半円板状の上下仕切板14a、14bの円周淵17の吐出室8側に作られた平坦面18に当たるように取り付けられている。
ところで、ポンプケーシングのような圧力容器では、耐圧試験が必須とされている。
特に一般的な揚水ポンプでは、水をケーシングに密封し水圧を上げてポンプ締切運転の吐出圧力(締切圧力)に対して1.5倍程度水圧をかけてもケーシングが破壊せず、さらに漏れの無いことが要求される。両吸込渦巻ポンプにおいても上下のOリング10を挟み上下フランジ11a、11bをボルト締めして上下渦巻ケーシング3a、3bを固定し、吸込口5、吐出口6や図2、図3に示すような軸封部19やその他の口を封止してケーシングを密閉し、中に水を入れ水圧を上げて、締切圧力の1.5倍程度の耐圧試験を行う。この場合、吸込室7側、吐出室8側両者ともに同圧力での試験となる。吸込、吐出同圧力での耐圧試験を行った場合、吸込室側の方が体積が大きいため、圧力に耐えられるように吸込室7側のケーシング板厚を運転時に必要とされる板厚より厚くする必要がある。
実際の運転時は、吸込室7側の圧力は低く、吐出室8側の圧力が高くなる。耐圧試験も運転時と同様の圧力状態となるように、吸込室7側を吸込圧力の1.5倍又は耐圧試験の最低圧力とし、吐出室8側を締切圧力の1.5倍程度とした、吸込、吐出別圧力とした試験方法もある。吸込、吐出別圧力とした耐圧試験を行うためには、図5に示すように羽根車2の入る円孔部を吐出室側から塞ぐ円板状の治具12を用いたり、図6に示すように羽根車2の入る部分に円筒状の治具13を入れたりして、吸込室7と吐出室8を分ける必要がある。
図5の円板状治具12や図6の円筒状治具13では、ライナリング15を固定するために仕切板14a、14bの円周淵17に設けられた平坦面18をシール面として用いている。このようにして吸込、吐出別圧力とした耐圧試験を行うと、吸込室7側と吐出室8側の圧力の比率は運転時とほぼ同等となるため、吸込室7側のケーシング板厚を運転時に見合った板厚とすることができ、吸込、吐出同圧力での耐圧試験を行う場合のケーシングより吸込室7側の板厚を非常に薄く作ることができる。
しかしながら、図7(図7は吸込吐出別圧力とした耐圧試験を行ったときの、ケーシング変形の例を示す図である)に示すように吸込室7側と吐出室8側の圧力差が大きいため、吸込室7と吐出室8を区切る半円板状の上下仕切板14a、14bが吸込室7側に大きく倒れこんで、曲げ変形が生じることが分かる。このように上下仕切板14a、14bが曲げ変形してしまうために、特に揚程の高い、すなわち締切圧力の高い機種では図5に示したような円板状の治具12や、図6に示したような円筒状治具13を用いても、上仕切板14aと下仕切板14bの開口部17に生じるすき間16から、吐出室8側の高圧の流体が吸込室7側に漏れてしまう。すなわち、吸込、吐出別圧力とした耐圧試験においては、吸込室7と吐出室8の間のシールが困難である。そのため、吸込、吐出別圧力とした耐圧試験は、あまり行われてこなかった。このような問題は、図7に示した水平割りの渦巻ケーシングのみではなく、垂直割りの渦巻ケーシングでも同様に生じる。
換言すると、両吸込渦巻ポンプに高圧がかかるのは吐出側だけであるにもかかわらず水圧試験で渦巻ケーシングの内部全域に水圧をかけて試験を行うため吸込側のケーシングまでも耐圧に耐えるように板厚を厚くしなければならないという問題がある。
本発明は上下仕切板の曲げ変形を抑えつつ、吸込室と吐出室を十分にシールして吸込、吐出別圧力とした耐圧試験を行うことが可能な両吸込渦巻ポンプの試験装置を種々検討したものである。
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例を備えた両吸込渦巻ポンプを構成するケーシングの断面図である。
図1において、2つ割れの上下の渦巻ケーシング3a、3bの吸込室7と吐出室8を区切る半円板状の仕切板14a、14bの円周淵17の吸込室7側にシール面となる平坦面20を回転軸左右両側に設けている。
図8に図1の渦巻ケーシング3a、3bのX−X断面矢視図を示す。
平坦面20は上下ケーシング3a、3bの仕切板14a、14bの円周淵17に円孔の空いた円板のように構成される。図1においてさらに、耐圧試験治具12として2つの円板状治具21a、21bを前記仕切板円周淵17の吸込室側に設けた平坦面20に当てるようにして回転軸左右両側に設置し、前記2つの円板状治具21a、21bを、それらを軸方向に繋いでいる。さらに円板状治具21a、21bは、締結ボルト22で固定されている。締付ボルト22は、図1左側の吸込室7側からも締結可能な構造となっている。
次に、図1の渦巻ケーシングの耐圧試験での組み上げ方手順(1)〜(5)を説明する。
(1)まず、下ケーシング3bに円板状治具21a、21bと締付ボルト22を仮組みしたものを置く。(2)続いて、上ケーシング3aを載せて上下ケーシング3a、3bのフランジ11a、11bを締め付ける。(3)次に右の軸封部19の穴から締付ボルト22を締め付けて、円板状治具21a、21bを上下ケーシング3a、3bの仕切板14a、14bに当てた上で、さらに仕切板14a、14bに軸両側から軸中央方向に押し付ける荷重を加える。(4)さらに、締付ボルト22の頭側は円板状治具21aに設けられたザグリ穴に収まるようになっており、蓋23とそれを締め付けるボルト24およびガスケット25を用いてシールする。(5)最後に左右の軸封部19および吸込口、吐出口やその他の穴を塞いで密閉する。
図1ではさらに仕切板14a、14bと円板状治具21a、状治具21bとの間に、Oリング24を設けシール性を向上させている。渦巻ケーシングおよび耐圧試験治具をこのように組み上げることで、吸込室側と吐出室側を完全に分離することができ、吸込、吐出別圧力での試験が可能となる。吸込、吐出別圧力での試験を行うことで、吸込室7側の板厚を図2の従来構造に比べて薄くすることができ、図2の従来構造では吐出室8側の板厚と吸込室7側の板厚がほぼ同じであるのに対して、吐出室8側の板厚に比べて吸込室7側の板厚を非常に薄くつくることができる。
図1の渦巻ケーシングの利点を説明すると、渦巻ケーシングの吸込室と吐出室を区切る半円板状の仕切板の円周淵の吸込室側にシール面となる平坦面20を回転軸左右両側に設けている。これに、円板状治具21a、21bを密着させ、さらにOリング26を設けて吸込室側と吐出室側を完全に分離している。さらに、吸込、吐出別圧力の耐圧試験を実施したときに、吸込室7と吐出室8を区切る半円板状の仕切板14a、14bが、吸込室7側に倒れこむような曲げ変形をしようとしたとき、2つの円板状治具21a、21bは軸方向に開く方向に荷重をうける。
この軸方向の荷重を2つの円板を軸方向に繋いでいる締付ボルト22が保持するため、結果として吸込室7と吐出室8を区切る半円板状の仕切板14a、14bの変形を押さえ込み、吐出側の高圧流体が吸込側に漏れることを防ぐことができる。
図1では、2つの円板状治具21a、21bを軸方向に繋ぐ部材として締付ボルト22を用いているが、円筒又は円柱などでも良い。図1の構造では、さらに、締付ボルト22を締め付けることによって、半円板状の仕切板14a、14bを、耐圧試験での吸込室側への曲げ変形と逆方向に予荷重を加えることができるため、より高いシール性を与えることができる上、仕切板14a、14bの応力を低減できるため、仕切板14a、14bの板厚を薄くすることも可能である。締付ボルト22は、吸込室7側から締結可能な構造とし、締付ボルト部22からの吐出室流体の漏れを防ぐための、シール構造として蓋23とそれを締め付けるボルト24およびガスケット25を設けている。締付ボルト22を吸込室側から締付可能な構造とすることで、耐圧試験前にボルトを締め付けることを可能にできる。このとき前記締付ボルト22部からの流体漏れを防ぐ必要があるため、締付ボルトの吸込室側にシール構造を設ける必要がある。
図9は他の一実施例を備えた両吸込渦巻ポンプの断面図である。
図9において、図2に示した一般的な両吸込渦巻ポンプではライナリング15の固定部分として仕切板14a、14bの吸込室7側に平坦部18が設けられているが、図9では、仕切板14a、14bの吐出室8側にも平坦部20を設けたものである。
また、円板状治具21a、21bを、連結部材27と締結ボルト22およびボルト28で軸方向に繋いでいる。締結ボルト22の頭部分は、図1と同様のシール構造を設けている。また、図1ではOリングを平坦面22でシールするように設けているが、図9ではOリングを仕切板14a、14bの内周側でシールするように設けたものである。
図10、図11は他の実施例を備えた両吸込渦巻ポンプの断面図である。
図10、11において、耐圧試験治具として円筒29を用意し、前記仕切板14a、14bの吸込室側に設けた平坦面20に当たるような溝30又はフランジ31を軸方向両側に設ける。このような円筒耐圧試験治具29を用いると、吸込、吐出別圧力の耐圧試験を実施したときに、吸込室7と吐出室8を区切る半円板状の仕切板14a、14bが、吸込室7側に倒れこむような曲げ変形をしようとしたとき、軸方向両側に設けた溝30又はフランジ31を介して円筒治具29に軸方向に荷重がかかる。この軸方向の荷重を円筒治具29が保持するため、結果として吸込室と吐出室を区切る半円板状の仕切板14a、14bの変形を押さえ込み、吐出側の高圧流体が吸込側に漏れることを防ぐことができる。図10、11に示す円筒治具29を用いる構造は、図1に示したような締付ボルト22を用いる構造に比べて、円筒治具29の軸方向に対して高い寸法精度要求される。
参考例1
参考例1を図12、図13を用いて説明する。
図12は他の実施例を備えた両吸込渦巻ポンプの断面図である。
図13は図12のX−X断面での矢視図である。
図12、図13において、吸込室7と吐出8室を区切る半円板状の仕切板14a、14bの円周淵の吸込室側に設けた平坦面上20に、ねじ穴32を円周上に多数設ける。耐圧試験時に2つの円板状治具21a、21bを用意し、2つ割れの渦巻前記平坦面20をシール面として、その平坦面の円周上に設けた前記ねじ穴32に円板をボルト33で固定している。このような構造とすると、吸込室7と吐出室8を区切る半円板状の仕切板14a、14bを円板状治具21a、21bにボルトを介して固定できるため、2つの半円板状の仕切板14a、14bと円板状治具21a、21bが一体となって変形するので、吐出側の高圧流体が吸込側に漏れることを防ぐことができる。耐圧試験終了後、ねじ穴32が空いている状態で運転すると流体性能の低下につながるため、実機運転時にはねじ穴32をいもねじ(無頭ねじとも言う)や樹脂材等で埋めて使用する。図12、図13の実施例では、円板状治具21a、21bは締結されていないが、これら円板状治具21a、21bを軸方向に締結し、さらにボルト締付構造とすると、より効果的である。
本発明で示した構造を用いることで、吸込、吐出圧力差が大きい場合での、吸込、吐出別圧力での試験が可能となる。吸込、吐出別圧力での耐圧試験が可能となることで、吸込室側の板厚を吐出室側の板厚に比べて非常に薄くすることができる。逆に言えば吸込室側の板厚を吐出室側の板厚に比べて非常に薄くするためには、吸込、吐出別圧力での耐圧試験が必要である。吸込、吐出別圧力での耐圧試験を行うためには、本発明を実施する必要がある。
本発明の一実施例を説明する両吸込渦巻ポンプのケーシングの断面図である。 一般的な両吸込渦巻ポンプの断面図である。 一般的な両吸込渦巻ポンプの正面図である。 一般的な両吸込渦巻ポンプの軸垂直断面での断面図である。 一般的な両吸込渦巻ポンプの吸込吐出別圧力試験での試験方法を説明する断面図である。 一般的な両吸込渦巻ポンプの吸込吐出別圧力試験での試験方法を説明する断面図である。 一般的な両吸込渦巻ポンプの吸込吐出別圧力試験での変形図である。 図1のX−X断面での矢視図である。 本発明の一実施例を説明する両吸込渦巻ポンプのケーシングの断面図である。 本発明の一実施例を説明する両吸込渦巻ポンプのケーシングの断面図である。 本発明の一実施例を説明する両吸込渦巻ポンプのケーシングの断面図である。 参考例1を説明する両吸込渦巻ポンプのケーシングの断面図である。 図12のX−X線断面矢視図である。
1…回転軸、2…羽根車、3…渦巻ケーシング、3a…上ケーシング、3b…下ケーシング、4…軸受部、5…吸込口、6…吐出口、7…吸込室、8…吐出室、9…静翼、10…Oリング、11a…上フランジ、11b…下フランジ、12…円板状治具、13…円筒状治具、14a…上仕切板、14b…下仕切板、15…ライナリング、16…すき間、17…円周淵、18…平坦面、19…軸封部、20…平坦面、21a…円板状治具、21b…円板状治具、22…締結ボルト、23…蓋、24…ボルト、25…ガスケット、26…Oリング、27…連結部材、28…ボルト、29…円筒治具、30…溝、31…フランジ、32…ねじ穴、33…ボルト。

Claims (3)

  1. 水平方向に配置した回転軸と、この回転軸の軸方向両側から流体を吸い込み中間部から径外周方向に吐き出す両吸込遠心型の羽根車と、この羽根車を内包する渦巻ケーシングとを備え、この渦巻ケーシング内の吸込室と吐出室を円板状治具で遮断して前記吐出室に高圧をかけて行う両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置において、
    前記吐出室を中心にして左右に吸込室が設けられ、前記吐出室と前記吸込室は仕切板で区切られており、左右の仕切板の吸込室側に平坦面を設け、この平坦面に前記円板状治具を取り付けて固定し
    前記左右の吸込室に設けられた前記円板状治具どうしが、前記吐出室を貫通するボルトで連結されていることを特徴とする両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置。
  2. 請求項1に記載の両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置において、
    前記円板状治具と当接する平坦面にリング状の溝を設け、この溝にシール用の部材を挿入したことを特徴とする両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置。
  3. 水平方向に配置した回転軸と、この回転軸の軸方向両側から流体を吸い込み中間部から径外周方向に吐き出す両吸込遠心型の羽根車と、この羽根車を内包する渦巻ケーシングとを備え、この渦巻ケーシング内の吸込室と吐出室を、軸方向両側に溝またはフランジを設けた円筒状治具で遮断して前記吐出室に高圧をかけて行う両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置において、
    前記吐出室を中心にして左右に吸込室が設けられ、前記吐出室と前記吸込室は仕切板で区切られており、左右の仕切板の吸込室側に平坦面を設け、この平坦面に前記円筒状治具の溝またはフランジを取り付けて固定することを特徴とする両吸込渦巻ポンプの耐圧試験装置。
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