JP4792306B2 - 車両用衝撃吸収装置 - Google Patents

車両用衝撃吸収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4792306B2
JP4792306B2 JP2006078713A JP2006078713A JP4792306B2 JP 4792306 B2 JP4792306 B2 JP 4792306B2 JP 2006078713 A JP2006078713 A JP 2006078713A JP 2006078713 A JP2006078713 A JP 2006078713A JP 4792306 B2 JP4792306 B2 JP 4792306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shock absorbing
bumper beam
collision
vehicle
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006078713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007253700A (ja
Inventor
雄太 漆山
俊次 鈴木
宏二郎 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2006078713A priority Critical patent/JP4792306B2/ja
Publication of JP2007253700A publication Critical patent/JP2007253700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4792306B2 publication Critical patent/JP4792306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

本発明は、車体フレームとバンパービームとを衝突時の衝撃吸収力が可変な可変衝撃吸収機構で接続した車両用衝撃吸収装置に関する。
フロントサイドフレームの前端に設けたバンパーステーとバンパービーム(バンパーレインフォース)との結合部に、車両の衝突時に入力する荷重でバンパーステーに対してバンパービームが車幅方向に移動することを許容する脆弱部を設けることで、車幅方向の衝突荷重を逃がして車体前後方向の衝突荷重をフロントサイドフレームに効果的に伝達し、衝突エネルギーの吸収効果の向上を図るものが、下記特許文献1により公知である。
また座屈剛性が高い状態と低い状態とを切換え可能な強度可変装置をバンパービームに設け、衝突時に強度可変装置の座屈剛性を高くして衝突エネルギーの吸収効果を高めるとともに、衝突時に強度可変装置の座屈剛性を低くして衝突の衝撃を低減するものが、下記特許文献2により公知である。
特開2003−306095号公報 特開2006−8106号公報
ところで上記引用文献1に記載されたものは、バンパービームの剛性が一定であるため、衝突時にバンパービームの座屈剛性を変えることができないという問題があった。
また上記特許文献2に記載されたものは、衝突時にバンパービームの座屈剛性を変えることができるが、その強度可変装置が多数の部品を相対移動可能に組み合わせて構成されているためにバンパービームを確実に支持することが難しくなり、バンパービームが重力により垂れ下がったり、路面の凹凸により振動したりする問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、衝突時の座屈剛性を低く抑えて衝突の衝撃を低減しながら、バンパービームを車体フレームに確実に支持し得る車両用衝撃吸収装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車体フレームとバンパービームとを衝突時の衝撃吸収力が可変な可変衝撃吸収機構で接続し接続し、概ね鉛直面内に配置した衝撃吸収板の前後端部を前記車体フレームと前記バンパービームとに接続した車両用衝撃吸収装置であって、前記衝撃吸収板の前後端部の少なくとも一方は、前記車体フレームあるいは前記バンパービームに、鉛直方向の軸線を有するヒンジで接続され、前記衝撃吸収板の前記ヒンジまわりの回動を許可および規制するアクチュエータを備えることを特徴とする車両用衝撃吸収装置が提案される。
また請求項に記載された発明によれば、車体フレームとバンパービームとを衝突時の衝撃吸収力が可変な可変衝撃吸収機構で接続し、概ね鉛直面内に配置した衝撃吸収板の前後端部を前記車体フレームと前記バンパービームとに接続した車両用衝撃吸収装置であって、前記衝撃吸収板の前後端部の少なくとも一方、前記車体フレームあるいは前記バンパービームに車幅方向摺動自在に接続され、前記衝撃吸収板の車幅方向の摺動を許可および規制するアクチュエータを備えることを特徴とする車両用衝撃吸収装置が提案される。
尚、実施の形態のクロスメンバ14は本発明の車体フレームに対応する。
本発明によれば、車体フレームとバンパービームとを衝突時の衝撃吸収力が可変な可変衝撃吸収機構で接続したことで、車体フレームに対するバンパービームの上下方向の支持剛性が低くなり、バンパービームが重力で下方に垂れ下がったり、バンパービームが上下に振動したりして可変衝撃吸収機構の耐久性に悪影響を及ぼす可能性があるが、概ね鉛直面内に配置した衝撃吸収板の前後端部を車体フレームとバンパービームとに接続したことにより、バンパービームの上下方向の支持剛性を高めて上記問題を解決することができる。しかも衝突時にはバンパービームに入力する衝突荷重で衝撃吸収板が容易に座屈するため、衝撃吸収板を設けたことによって衝突の衝撃が増加することもない。
また特に請求項1の発明によれば、衝撃吸収板の前後端部の少なくとも一方を車体フレームあるいはバンパービームにヒンジを介して車幅方向回動自在に接続したので、バンパービームの上下方向の支持剛性を低下させることなく、車体変形を小さくする必要がある衝突時にはアクチュエータで衝撃吸収板のヒンジまわりの回動を規制することで、衝撃吸収板を確実に座屈させて衝突エネルギーを効果的に吸収し、また衝突の衝撃を小さくする必要がある衝突時にはアクチュエータで衝撃吸収板のヒンジまわりの回動を許容することで、衝撃吸収板を倒して衝突の衝撃を効果的に低減することができる。
また特に請求項2の発明によれば、衝撃吸収板の前後端部の少なくとも一方を車体フレームあるいはバンパービームに車幅方向摺動自在に接続したので、バンパービームの上下方向の支持剛性を低下させることなく、車体変形を小さくする必要がある衝突時にはアクチュエータで衝撃吸収板の車幅方向の摺動を規制することで、衝撃吸収板を確実に座屈させて衝突エネルギーを効果的に吸収し、また衝突の衝撃を小さくする必要がある衝突時にはアクチュエータで衝撃吸収板の車幅方向の摺動を許容することで、衝撃吸収板を倒して衝突の衝撃を効果的に低減することができる。
以下、参考例及び本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図8は第1参考例の実施の形態を示すもので、図1は自動車の車体前部の斜視図、図2は図1の2方向拡大矢視図、図3は図1の3−3線拡大断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は可変衝撃吸収機構の斜視図、図8は衝突時の可変衝撃吸収機構の作用説明図である。
図1に示すように、自動車のエンジンルーム11の左右両側部に車体前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム12,12が配置されており、両フロントサイドフレーム12,12の前端間を車体左右方向に接続するクロスメンバ14の前部に、複数個(第1参考例の形態では6個)の可変衝撃吸収機構16…を介してバンパービーム13が支持される。
6個の可変衝撃吸収機構16の構造は同一であるため、そのうち1個の構造を、図2〜図7に基づいて説明する。
可変衝撃吸収機構16はフロントエンドプレート17の後面に溶接された第1座屈板18と、リヤエンドプレート19の前面に溶接された第2座屈板20とを備えており、それら第1、第2座屈板18,20は車体前後方向に延びる共通の鉛直面内に配置される。第1座屈板18の後端の上下部にそれぞれ第1ヒンジアーム21,21の基端が溶接され、かつ第2座屈板20の前端の上下部にそれぞれ第2ヒンジアーム22,22の基端が溶接される。第1、第2ヒンジアーム21,21;22,22は、前記鉛直面に対して車幅方向片側に屈曲している。
第1ヒンジアーム21,21の中間部を上下方向に貫通する第1ヒンジピン23と、第2ヒンジアーム22,22の中間部を上下方向に貫通する第2ヒンジピン24とが、それらの上部、中間部および下部において、それぞれ上部連結部材25、中間部連結部材26および下部連結部材27により回動可能に連結される。
上側の第1、第2ヒンジアーム21,22は相互に重なり合うピン孔21a,22a(図6参照)を備えており、そのピン孔21a,22aを第1ロックピン28が摺動自在に貫通する。また下側の第1、第2ヒンジアーム21,22は相互に重なり合うピン孔21a,22aを備えており、そのピン孔21a,22aを第2ロックピン29が摺動自在に貫通する。第1、第2ロックピン28,29の対向部はクランク状に屈曲しており、その対向面にそれぞれラック28a,29aが形成される。何れか一方の座屈板、本参考例の形態では第2座屈板20の一側面に電動モータ30が固定されており、この電動モータ30の出力軸30aに設けたピニオン31が前記第1、第2ロックピン28,29のラック28a,29aに同時に噛合する。
従って、電動モータ30を一方向に回転駆動すると、ピニオン31およびラック28a,29aを介して第1、第2ロックピン28,29が相互に接近する方向に移動し、それら第1、第2ロックピン28,29の先端が第1座屈板18の第1ヒンジアーム21,21のピン孔21a,21aから離脱する。電動モータ30を他方向に回転駆動すると、ピニオン31およびラック28a,29aを介して第1、第2ロックピン28,29が相互に離反する方向に移動し、それら第1、第2ロックピン28,29の先端が第1座屈板18の第1ヒンジアーム21,21のピン孔21a,21aに係合する。
前記第1ヒンジアーム21,21、第2ヒンジアーム22,22、第1ヒンジピン23および第2ヒンジピン24はヒンジ機構51を構成する。また前記電動モータ30および第1、第2ロックピン28,29は本発明のロック機構52を構成する。
第1、第2座屈板18,20、第1、第2ヒンジアーム21,21;22,22、第1、第2ヒンジピン23,24、上部連結部材25、中間部連結部材26、下部連結部材27、第1、第2ロックピン28,29および電動モータ30は、フロントエンドプレート17およびリヤエンドプレート19を接続する防塵、防水用のベローズ32内に収納される。そしてフロントエンドプレート17およびリヤエンドプレート19が、それぞれバンパービーム13の後面およびクロスメンバ14の前面に固定される。
各々の可変衝撃吸収機構16の左右両側において、バンパービーム13の後面とクロスメンバ14の前面とに一対の衝撃吸収板33,33の前後両端が溶接される。衝撃吸収板33,33は平坦な板状の部材であって、車体前後方向に沿う鉛直面内に配置される。
可動部分の多い可変衝撃吸収機構16…を介してクロスメンバ14の前部に支持されたバンパービーム13は支持剛性が低下するため、重力で下方に垂れ下がったり、路面から入力される上下方向の荷重で振動して可変衝撃吸収機構16…の耐久性を低下させたりする問題があるが、鉛直面に沿うように配置されているために上下方向の剛性が比較的に高い衝撃吸収板33,33によってクロスメンバ14およびバンパービーム13を連結したことで、クロスメンバ14に対するバンパービーム13の支持剛性を高めて上記問題を解決することができる。
次に、上記参考例の形態の作用を説明する。
通常時に、バンパービーム13およびクロスメンバ14間に配置された各可変衝撃吸収機構16は、その第1、第2ロックピン28,29が第1、第2ヒンジアーム21,21;22,22のピン孔21a,21a;22a,22aに係合した状態にあり、従って第1、第2座屈板18,20は車体前後方向に沿う鉛直面内で平面状に一体化される。この状態で自車両が他車両に衝突してバンパービーム13に車体前後方向の圧縮荷重が加わると、バンパービーム13およびクロスメンバ14間に挟まれた各可変衝撃吸収機構16が圧縮される。このとき、前記圧縮荷重は第1、第2ロックピン28,29で一体化された第1、第2座屈板18,20の面に沿う方向に入力されるため、図8(A)に示すように、第1、第2座屈板18,20を確実に座屈させて大きな衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。
このとき、各可変衝撃吸収機構16の両側に配置された一対の衝撃吸収板33,33も、その面内に沿う車体前後方向の衝突荷重で効率的に座屈し、衝突エネルギーの吸収に寄与することができる。
一方、車両に搭載したレーダー装置やテレビカメラで衝突の衝撃を小さくする必要がある衝突が予知されると、電動モータ30が作動してピニオン31およびラック28a,29aを介して第1、第2ロックピン28,29が相互に接近する方向に移動し、その先端が第1ヒンジアーム21,21のピン孔21a,21aから離脱することで、第1、第2座屈板18,20はそれぞれ第1、第2ヒンジピン23,24まわりに回動自在な状態になる。しかも第1、第2ヒンジピン23,24の位置は第1、第2座屈板18,20が配置された面から車幅方向片側にオフセットしているため、衝突によって第1、第2座屈板18,20の面に沿う方向の荷重が入力すると、その荷重により第1、第2ヒンジピン23,24まわりにモーメントが発生する。その結果、図8(B)に示すように、第1、第2座屈板18,20は相互に重なり合うように容易に折り畳まれ、バンパービーム13の剛性を小さくして衝突の衝撃を効果的に低減することができる。
このとき、第1座屈板18の第1ヒンジピン23と、第2座屈板20の第2ヒンジピン24とを別個に設けたことにより、第1ヒンジアーム21,21の角部21b,21b(図5参照)および第2ヒンジアーム22,22の角部22b,22b(図5参照)が相互に干渉するのを防止し、第1、第2座屈板18,20を相互に密着するように折り畳んで剛性を小さくすることができる。また同時に衝撃吸収板33,33も座屈するが、これらの衝撃吸収板33,33が座屈する荷重は比較的に小さいため、衝突の衝撃が増加する虞はない。
このように、本参考例の形態によれば、座屈板を第1、第2座屈板18,20に分割して第1、第2ヒンジピン23,24で回動自在に枢支したので、衝突時に第1、第2座屈板18,20を座屈させることなく自由に回動させて折り畳むことで、バンパービーム13を小さい荷重で圧壊して衝突の衝撃を効果的に低減することができる。
次に、図9に基づいて第2、第3参考例の形態を説明する。
第1参考例の形態の衝撃吸収板33,33は平坦な板状部材であったが、図9(A)に示す第2参考例の形態の衝撃吸収板33,33は、それぞれの前後方向中間部に二つの屈曲部33b,33bを備えている。バンパービーム13に衝突荷重が入力したとき、前記屈曲部33b,33bの作用で衝撃吸収板33,33は一層容易に座屈することができ、衝突の衝撃を更に効果的に低減することができる。図9(B)に示す第3参考例の形態は、一対の平坦な衝撃吸収板33,33を楔状に組み合わせたものである。この配置により、衝撃吸収板33,33の延びる方向と衝突荷重が入力する方向とが傾斜するため、衝撃吸収板33,33の座屈が容易になって衝突の衝撃を更に効果的に低減することができる。
ところで、バンパービーム13に入力する衝突荷重は基本的に可変衝撃吸収機構16…によって吸収されるため、通常時に衝撃吸収板33,33はバンパービーム13を上下方向に確実に支持する剛性さえ備えていれば良く、衝突の衝撃を小さくすることを考えると前後方向の剛性は低い方が望ましい。
上記第1〜第3参考例の形態では、衝撃吸収板33,33の両端がバンパービーム13およびクロスメンバ14に溶接により結合されているが、その両端の結合方法には種々の形態が考えられる。
図15(a)は衝撃吸収板33の一端をヒンジ34により左右回動自在に支持し、他端をヒンジ35およびスライダ36により左右回動自在かつ左右摺動自在に支持したものである。図15(b)は衝撃吸収板33の一端を固定し、他端をヒンジ35およびスライダ36により左右回動自在かつ左右摺動自在に支持したものである。図15(c)は衝撃吸収板33の一端および他端を共にヒンジ34,35により左右回動自在支持したものである。図15(d)は衝撃吸収板33の一端を固定し、他端をヒンジ35により左右回動自在支持したものである。図15(d)は衝撃吸収板33の一端および他端を共に固定したものである。
このような衝撃吸収板33に前後方向の衝突荷重が入力したとき、前記図15(a)〜(e)の各態様の変位に対する荷重をは、図16に示すように、小さい順に(a)→(b)→(c)→(d)→(e)となる。即ち、一端をヒンジ34により左右回動自在に支持し、他端をヒンジ35およびスライダ36により左右回動自在かつ左右摺動自在に支持した図15(a)の態様が、最も小さい荷重でバンパービーム13を変位させることができ、一端および他端を共に固定した図15(e)の態様が、バンパービーム13を変位させるのに最も大きい荷重が必要であることが分かる。
従って、図15(a)の態様で衝撃吸収板33をバンパービーム13およびクロスメンバ14に接続することが望ましいが、通常時にバンパービーム13およびクロスメンバ14との接続部の自由度が高過ぎると、バンパービーム13を左右方向に確実に支持することができなくなって振動の問題が発生する。このような問題を解決するのが、以下に説明する本発明の実施の形態である。
図10〜図12は本発明実施の形態を示すもので、図10は前記図2に対応する図、図11は図10の11−11線断面図、図12は図11の12−12線断面図である。
本実施の形態の衝撃吸収板33,33は平坦な板状部材であって、その前端がヒンジ34,34でバンパービーム13の後面に左右回動自在に支持される。バンパービーム13の上下面から後方に延びる2個のブラケット13a,13aにそれぞれアクチュエータ37,37が設けられており、それらのアクチュエータ37,37により出没するロックピン38,38が衝撃吸収板33の上下縁に設けたロック孔33a,33aに係合する。従って、アクチュエータ37,37のロックピン38,38がロック孔33a,33aに係合した状態で衝撃吸収板33はヒンジ34,34まわりに回動不能にロックされ、アクチュエータ37,37のロックピン38,38がロック孔33a,33aから離脱した状態で衝撃吸収板33はヒンジ34,34まわりに回動可能にアンロックされる。
またクロスメンバ14の前面の上下部に左右方向に延びるスリット14a,14aが形成されており、これらのスリット14a,14aにスライダ36,36が左右摺動自在に支持される。そしてスライダ36,36の前面にヒンジ35,35を介して衝撃吸収板33の後端が左右回動自在に支持される。クロスメンバ14の内部に2個のアクチュエータ39,39が設けられており、それらのアクチュエータ39,39により出没するロックピン40,40がスライダ36,36に設けたロック孔36a,36aに係合する。従って、アクチュエータ39,39のロックピン40,40がロック孔36a,36aに係合した状態でスライダ36,36は左右摺動不能にロックされ、アクチュエータ39,39のロックピン40、40がロック孔36a,36aから離脱した状態でスライダ36,36は左右摺動可能にアンロックされる。
従って、通常時に衝撃吸収板33の前端のヒンジ34,34の回動をアクチュエータ37,37のピン38,38とピン孔33a,33aとの係合により規制し、衝撃吸収板33の後端のスライダ36,36の摺動をアクチュエータ39,39のピン40,40とピン孔36a,36aとの係合により規制した状態では、衝撃吸収板33の支持態様が図15(d)および図16(d)と同じになり、重力や振動に対してバンパービーム13を確実に支持することができる。そして、この状態で車両が衝突して衝撃吸収板33の前後方向の荷重が入力すると、衝撃吸収板33は確実に座屈して充分な衝撃吸収効果を発揮することができる。
そして衝突の衝撃を小さくする必要がある衝突時には、衝撃吸収板33の前端のヒンジ34,34の回動をアクチュエータ37,37のピン48,48をピン孔33a,33aから離脱させることにより許可し、衝撃吸収板33の後端のスライダ36,36の摺動をアクチュエータ39,39のピン40,40をピン孔36a,36aから離脱させることにより許可するので、衝撃吸収板33の支持態様が図15(a)および図16(a)と同じになり、衝撃吸収板33を容易に左右方向に倒してバンパービーム13の後方への変位を可能にし、衝突の衝撃を大幅に低減することができる。
図13および図14は第4参考例の形態を示すもので、図13は前記図2に対応する図(図14の13−13線断面図)、図14は図13の14−14線断面図である。
4参考例の形態は可変衝撃吸収機構16の構造が参考例及び本発明の実施の形態と異なっており、衝撃吸収板33の構造は第1参考例の形態と同じで、その前後両端がそれぞれバンパービーム13およびクロスメンバ14に溶接される。
可変衝撃吸収機構16は水平に配置されて車体前後方向に延びる上下一対の座屈板41,41を備えており、各座屈板41の後端はヒンジ44,44でクロスメンバ14に枢支され、前端の左右両側に設けたピン孔41a,41aに、バンパービーム13に設けたブラケット13b,13bに支持したアクチュエータ42,42のロックピン43,43が係脱自在に嵌合する。
従って、車体変形を小さくする必要がある衝突時にはアクチュエータ42,42のロックピン43,43を座屈板41のピン孔41a,41aに係合させておくことで、座屈板41を衝突の荷重で確実に座屈させて大きな衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。一方、衝突の衝撃を小さくする必要がある衝突時にはアクチュエータ42,42のロックピン43,43を座屈板41のピン孔41a,41aから離脱させ、座屈板41の前端をバンパービーム13から切り離すことで、座屈板41の座屈剛性を実質的にゼロにして衝突の衝撃を大幅に低減することができる。
このように、本参考例の形態によれば、車体変形を小さくする必要がある衝突時には可変衝撃吸収機構16の座屈剛性を充分に大きくし、衝突の衝撃を小さくする必要がある衝突時には座屈剛性を充分に小さくすることができ、可変衝撃吸収機構16の構造が大幅に簡素化される。尚、衝撃吸収板33,33の作用は上述した第1参考例の形態のものと同じである。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、第3参考例の形態では、スライダ36に設けたヒンジ35は左右回動不能にロックできない構造になっているが、それをアクチュエータでロックおよびアンロックできるようにすれば、通常時の衝撃吸収板33の支持態様を図15(e)および図16(e)と同じにして車両との衝突時の衝撃吸収効果を更に高めることができる。
また実施の形態ではレーダー装置やテレビカメラ等で衝突が予知されると、可変衝撃吸収機構16の電動モータ30を作動させているが、衝突に伴う加速度センサの出力や接触センサの出力や車速の情報に基づいて可変衝撃吸収機構16の電動モータ30を作動させても良い。
第1参考例の形態に係る自動車の車体前部の斜視図 図1の2方向拡大矢視図 図1の3−3線拡大断面図 図3の4−4線断面図 図3の5−5線断面図 図3の6−6線断面図 可変衝撃吸収機構の斜視図 衝突時の可変衝撃吸収機構の作用説明図 衝撃吸収板の支持態様の第2、第3参考例の形態を示す図 本発明の実施の形態に係る、前記図2に対応する図 図10の11−11線断面図 図11の12−12線断面図 4参考例の形態に係る、前記図2に対応する図(図14の13−13線断面図) 図13の14−14線断面図 衝撃吸収板の種々の支持態様を示す図 衝撃吸収板の種々の支持態様に対応するバンパービームの変位量と荷重との関係を示す図
13 バンパービーム
14 クロスメンバ(車体フレーム)
16 可変衝撃吸収機構
33 衝撃吸収板
34 ヒンジ
37 アクチュエータ
39 アクチュエー

Claims (2)

  1. 車体フレーム(14)とバンパービーム(13)とを衝突時の衝撃吸収力が可変な可変衝撃吸収機構(16)で接続し、概ね鉛直面内に配置した衝撃吸収板(33)の前後端部を前記車体フレーム(14)と前記バンパービーム(13)とに接続した車両用衝撃吸収装置であって、
    前記衝撃吸収板(33)の前後端部の少なくとも一方は、前記車体フレーム(14)あるいは前記バンパービーム(13)に、鉛直方向の軸線を有するヒンジ(34)で接続され、
    前記衝撃吸収板(33)の前記ヒンジ(34)まわりの回動を許可および規制するアクチュエータ(37)を備えることを特徴とする、車両用衝撃吸収装置。
  2. 車体フレーム(14)とバンパービーム(13)とを衝突時の衝撃吸収力が可変な可変衝撃吸収機構(16)で接続し、概ね鉛直面内に配置した衝撃吸収板(33)の前後端部を前記車体フレーム(14)と前記バンパービーム(13)とに接続した車両用衝撃吸収装置であって、
    前記衝撃吸収板(33)の前後端部の少なくとも一方、前記車体フレーム(14)あるいは前記バンパービーム(13)に車幅方向摺動自在に接続され、
    前記衝撃吸収板(33)の車幅方向の摺動を許可および規制するアクチュエータ(39)を備えることを特徴とする車両用衝撃吸収装置。
JP2006078713A 2006-03-22 2006-03-22 車両用衝撃吸収装置 Expired - Fee Related JP4792306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006078713A JP4792306B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 車両用衝撃吸収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006078713A JP4792306B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 車両用衝撃吸収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007253700A JP2007253700A (ja) 2007-10-04
JP4792306B2 true JP4792306B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38628385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006078713A Expired - Fee Related JP4792306B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 車両用衝撃吸収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4792306B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101224576B1 (ko) 2011-01-19 2013-01-22 에스엘 주식회사 차량용 프론트 엔드 모듈
JP6245040B2 (ja) * 2014-04-01 2017-12-13 株式会社豊田中央研究所 フレーム構造体及びフレーム装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672757U (ja) * 1993-03-26 1994-10-11 日産ディーゼル工業株式会社 車両のフロントバンパ
JP3516588B2 (ja) * 1998-04-03 2004-04-05 本田技研工業株式会社 車体剛性制御装置
JP4647371B2 (ja) * 2004-05-27 2011-03-09 本田技研工業株式会社 車体強度調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007253700A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4235842B2 (ja) 車両のフード装置
JP5967292B2 (ja) 車両前部構造
US20040245033A1 (en) Vehicle body structure
WO2011101906A1 (ja) 車両の前面衝突エネルギー吸収構造
KR101458702B1 (ko) 자동차용 서브프레임
CN109421816A (zh) 车体构造
CN109649501A (zh) 车体构造
JP4539366B2 (ja) 車体の前部構造
JP5914272B2 (ja) 車両の衝撃吸収構造
JP4810234B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JP4792306B2 (ja) 車両用衝撃吸収装置
JP4792303B2 (ja) 車両用衝撃吸収装置
JP5135030B2 (ja) 車体前部構造
JP2005022598A (ja) バンパ装置
JP2008213518A (ja) ランプ装置取付構造
JP7337744B2 (ja) 車体構造
JP4851800B2 (ja) 車両用衝突制御装置
JP2007137224A (ja) 車体前部構造
JP4083078B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP5399760B2 (ja) 車体前部構造
JP5013914B2 (ja) 自動車のフード衝撃吸収構造
JP2009248737A (ja) グローブボックス
JP2002052993A (ja) 車両の前部車体構造
JP4617170B2 (ja) ニーガード構造
JP2008001149A (ja) 車両側部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees